JP5027691B2 - 電動サムターン - Google Patents

電動サムターン Download PDF

Info

Publication number
JP5027691B2
JP5027691B2 JP2008044892A JP2008044892A JP5027691B2 JP 5027691 B2 JP5027691 B2 JP 5027691B2 JP 2008044892 A JP2008044892 A JP 2008044892A JP 2008044892 A JP2008044892 A JP 2008044892A JP 5027691 B2 JP5027691 B2 JP 5027691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
engaging
thumb turn
engagement
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008044892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009203635A (ja
Inventor
智史 梶山
浩司 松川
健治 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008044892A priority Critical patent/JP5027691B2/ja
Publication of JP2009203635A publication Critical patent/JP2009203635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5027691B2 publication Critical patent/JP5027691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は錠前の施開錠を行う電動サムターンに関する。
従来より、電動サムターンを備えた電気錠が知られている(例えば特許文献1)。電動サムターンはモータを備え、モータの駆動力により錠前のデッドボルトを扉の端面から出没させて、扉の施開錠を行うものである。
実公平06−39027号公報
ところで、この種の電動サムターンには停電時等に備えて出力部となる出力軸を手動で操作するためのハンドルを備えたものがある。
しかし、このようなハンドルを電動サムターンに設けた場合、侵入者やいたずら等により外部からハンドルを操作して施開錠の操作を行う、いわゆるサムターン回しが行われる恐れがあり、防犯性が低くなり、また、ハンドルに物が当たる等して使用者が意図せずに施開錠が切り替えられる恐れもある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、停電時等において手動により施開錠を行うことができ、しかも侵入者やいたずらにより外部から施開錠の操作が行われることを防止できる電動サムターンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明に請求項1に係る電動サムターンは以下の構成を有している。モータ48と、該モータ48の駆動力を錠前2に伝達する動力伝達機構8と、前記モータ48及び動力伝達機構8を収納する略円筒状のサムターンケーシング10を備える。サムターンケーシング10を、円筒状のケーシング本体11と、該ケーシング本体11の一端開口を塞いで回動自在となる略有底筒状のハンドル15で構成する。前記ハンドル15を動力伝達機構8の出力部材9に連結することで、ハンドル15の回動操作により錠前2の施錠及び開錠を可能とする電動サムターン1である。ハンドル15にハンドル15と共に回動可能で且つ略円筒状のサムターンケーシング10の内外方向に移動自在となる係合部19を設ける。ハンドル15を施錠位置及び開錠位置のうち少なくとも一方に回動した状態において、円筒状のケーシング本体11の内周面の係合部19に対応する箇所に係合部19が係合可能な被係合凹部22を形成する。ハンドル15に、被係合凹部22に係合した係合部19をケーシング本体11の内側に向けて移動して係合部19と被係合凹部22の係合を解除する解除操作部17を設ける。
また、請求項2に係る電動サムターンは以下の構成を有している。モータ48と、該モータ48の駆動力を錠前2に伝達する動力伝達機構8と、前記モータ48及び動力伝達機構8を収納する略円筒状のサムターンケーシング10を備える。サムターンケーシング10を、円筒状のケーシング本体11と、該ケーシング本体11の一端開口を塞いで回動自在となるハンドル15で構成する。前記ハンドル15を動力伝達機構8の出力部材9に連結することで、ハンドル15の回動操作により錠前2の施錠及び開錠を可能とする電動サムターン1である。サムターンケーシング10内に筒状のモータケース4を配設すると共に該モータケース4にモータ48を収納する。ハンドル15にハンドル15と共に回動可能で且つ略円筒状のサムターンケーシング10の内外方向に移動自在となる係合部19を設ける。ハンドル15を施錠位置及び開錠位置のうち少なくとも一方に回動した状態において、モータケース4の外周面の係合部19に対応する箇所に係合部19が係合可能な被係合凹部22を形成する。ハンドル15に、被係合凹部22に係合した係合部19をモータケース4の外側に向けて移動して係合部19と被係合凹部22の係合を解除する解除操作部17を設ける。
また、請求項3に係る電動サムターンは請求項1又は請求項2において以下の構成を有している。上記被係合凹部22を施錠位置及び開錠位置のうち施錠位置に回動したハンドル15の係合部19に対応する箇所にのみ形成する。
また、請求項4に係る電動サムターンは請求項1乃至3のいずれか1項において以下の構成を有している。上記解除操作部17と係合部19を一体に設ける。
また、請求項5に係る電動サムターンは請求項1乃至4のいずれか1項において以下の構成を有している。上記係合部19及び被係合凹部22の組を2組備える。係合部19毎に上記解除操作部17を設ける。
また、請求項6に係る電動サムターンは請求項2において以下の構成を有している。上記係合部19及び被係合凹部22の組を2組備える。係合部19毎に上記解除操作部17を設ける。各係合部19とこれに対応する解除操作部17を一体に設けた係合部材5を備える。両係合部材5の係合部19を係合・解除する際の移動方向を逆方向とする。各係合部材5に前記係合部材5の移動方向に伸びるスライド溝35を形成する。各スライド溝35に他の係合部材5の係合部19をスライド自在で且つハンドル15の周方向に移動不能に嵌め込む。
また、請求項7に係る電動サムターンは請求項1乃至6のいずれか1項において以下の構成を有している。ハンドル15の外周面から内側に凹む指掛け用凹部14をハンドル15の周方向に複数形成する。解除操作部17をハンドル15の指掛け用凹部14内に配置する。ハンドル15の軸方向から見て、前記解除操作部17を配置した指掛け用凹部14の開口の両側縁同士を結ぶ直線を仮想線aとする。前記解除操作部17を仮想線aよりも指掛け用凹部14の奥側に配置した状態で、該解除操作部17に対応する係合部19と被係合凹部22の係合が解除されるものである。
また、請求項8に係る電動サムターンは請求項1乃至7のいずれか1項において以下の構成を有している。上記係合部19が被係合凹部22に係合した状態において、モータ48の駆動により出力部材9が回動した場合に、前記係合部19と被係合凹部22の係合が自動的に解除されるものである。
また、請求項9に係る電動サムターンは請求項3において以下の構成を有している。上記解除操作部17は、第1識別表示部36を有すると共に第1識別表示部36よりも内側に位置する部分に第1識別表示部36とは色が異なる第2識別表示部37を備える。ハンドル15が施錠位置に回動して被係合凹部22と係合部19が係合した状態で第1識別表示部36及び第2識別表示部37がハンドル15の外周面から突出する。被係合凹部22と係合部19の係合が解除された状態で第1識別表示部36及び第2識別表示部37のうち第1識別表示部36のみがハンドル15の外周面から突出する。
また、請求項10に係る電動サムターンは請求項1乃至9のいずれか1項において以下の構成を有している。上記略有底筒状のハンドル15の底部に施錠状態と開錠状態とを視覚的に見分けるための表示手段を設ける。
請求項1に係る発明では、ハンドルを施錠位置又は開錠位置に回動した状態において、係合部を被係合凹部に係合させてハンドルを回動不能とでき、防犯性を高めることができ、且つハンドルに物が当たる等して使用者が意図せずに施開錠が切り替えられるといった事態が生じることを防止できる。また、解除操作部をハンドルの外周面に出没自在に設けた場合には、解除操作部の移動方向と係合部の移動方向を同一方向として解除操作部の操作力を係合部に効率良く伝達できる。
また、請求項2に係る発明では、ハンドルを施錠位置又は開錠位置に回動した状態において、係合部を被係合凹部に係合させてハンドルを回動不能とでき、防犯性を高めることができ、且つハンドルに物が当たる等して使用者が意図せずに施開錠が切り替えられるといった事態が生じることを防止できる。また、モータケースにモータを収納することで、万一サムターンケーシング内に水が浸入したとしてもこの水がモータ側に流れることをモータケースにより防止でき、水によるモータケースの故障を防止できる。また、解除操作部をハンドルの外周面に出没自在に設けた場合には、解除操作部の移動方向と係合部の移動方向を同一方向として解除操作部の操作力を係合部に効率良く伝達できる。
また、請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、施錠時には解除操作部を操作することなく、ハンドルを回動操作するだけで開錠を行うことができ、防犯性を確保しながら操作性を向上できる。
また、請求項4に係る発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、解除操作部と係合部を一体に形成することで、解除操作部が操作された際に該操作力を係合部に効率良く伝達できる。
また、請求項5に係る発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、係合部及び被係合凹部の組を2組備えることで、両解除操作部が同時に操作された場合にのみハンドルの回動不能状態を解除でき、防犯性が一層高まり、また、使用者が意図せずに施開錠が切り替えられるといった事態が生じることを一層防止できる。
また、請求項6に係る発明では、請求項2に係る発明の効果に加えて、解除操作部と係合部を一体に形成することで、解除操作部が操作された際に該操作力を係合部に効率良く伝達できる。また、係合部及び被係合凹部の組を2組備えることで、両解除操作部が同時に操作された場合にのみハンドルの回動不能状態を解除でき、防犯性が一層高まり、また、使用者が意図せずに施開錠が切り替えられるといった事態が生じることを一層防止できる。また、スライド溝に他方の係合部材の係合部をスライド自在に嵌め込むことにより、係合部と被係合凹部が係合して回動不能状態にあるハンドルが回動された時に、スライド溝の側面で他方の係合部材の係合部を受けることができ、この場合、係合部材にかかる曲げモーメントを低減して係合部材の変形や破損を防止できる。また、係合部材の位置ずれを防止することもできる。
また、請求項7に係る発明では、請求項1乃至6のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、解除操作部を仮想線aよりも指掛け用凹部の奥側に配置した状態で、該解除操作部に対応する係合部と被係合凹部の係合が解除されるものであるので、ハンドルの外周を紐で縛る等して解除操作部がハンドルの内側に移動されたとしても、係合部と被係合凹部の係合が解除されることがなく、防犯性が高まる。
また、請求項8に係る発明では、請求項1乃至7のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、係合部と被係合凹部の係合によりハンドルが回動不能状態にロックされた場合においても、電動により錠前の施開錠の切り替えを行うことができる。
また、請求項9に係る発明では、請求項3に係る発明の効果に加えて、係合部材に視覚的に異なる第1識別表示部及び第2識別表示部を設けることで、簡単な構成により使用者はハンドルが施錠状態にあるのか又は開錠状態にあるのかを判別できる。
また、請求項10に係る発明では、請求項1乃至9のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、表示手段により、ハンドルの正面側から施錠状態と開錠状態とを視覚的に容易に見分けることができる。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図7に示す本実施形態の電動サムターン1は、図2に示す扉Dに埋設された錠前2の屋内側に取付けられ、錠前2と、錠前2の屋外側に取付けたれキーシリンダKCとで電気錠を構成する。錠前2にはデッドボルトDBが扉Dの端面から突没自在となるように収容してある。電動サムターン1は出力部となる出力回動軸7を錠前2の入力孔3に挿入嵌合し、モータ48を駆動して出力回動軸7を回動することで、錠前2の図示しない機構部を介してデッドボルトDBを出没させる。
図1や図3、図4に示すように、電動サムターン1は、駆動源となる正逆回転自在なモータ48と、該モータ48の駆動力を錠前2に伝達する動力伝達機構8と、モータ48及び動力伝達機構8を収納する略円筒状のサムターンケーシング10を備えている。図示は省略するが、動力伝達機構8はモータ48の回転軸の回転を減速して電動サムターン1の出力部となる出力回動軸7に伝達する複数の歯車を備えている。
サムターンケーシング10は、扉Dの屋内側の面に沿って配設されるケーシング本体11と、ケーシング本体11の扉Dと反対側に配置される手動操作用のハンドル15とで構成される。
ケーシング本体11は一端がハンドル15側に開口した有底円筒状に形成されている。前記出力回動軸7はケーシング本体11の底部の中央部に形成した開口(図示せず)を介してケーシング本体11から扉D側に向かって突出している。
ハンドル15はケーシング本体11側に開口した略有底円筒状に形成されている。ハンドル15の開口側の端部の内側にはケーシング本体11の開口側端部が回動自在に嵌め込まれている。ハンドル15によってケーシング本体11の扉Dと反対側の開口は塞がれている。また、ハンドル15にはハンドル15の外周面から内側に凹む指掛け用凹部14をハンドル15の周方向に多数形成してあり、これによりハンドル15をローレット状としている。指掛け用凹部14に指を掛けてハンドル15の回動操作を容易にするためである。
モータ48はケーシング本体11側に開口する有底筒状のモータケース4に収納してあり、モータケース4によりサムターンケーシング10内に水が浸入した場合においてモータ48が故障することを防止している。モータケース4はサムターンケーシング10内に収納され、ハンドル15の内側に位置し、ハンドル15と同心である。モータケース4は取付具47(図7(b)参照)を介してケーシング本体11に取り付け固定され、また、モータ48は取付具47を介してケーシング本体11に取り付けてある。
動力伝達機構8はケーシング本体11内に配設される。図7(b)に示すように動力伝達機構8は前記出力回動軸7を回動中心に有する出力部材9を備えている。出力部材9はハンドル15側に開口する有底円筒状の筒体12と、筒体12に設けた出力回動軸7(図3参照)とで構成される。筒体12の底部にはケーシング本体11の底部側に向けて突出する取付用孔部13を形成している。取付用孔部13には出力回動軸7が嵌合により取付けられる。出力部材9の筒体12は前記複数の歯車を介してモータ48の回転軸に連結される。つまり、モータ48により出力部材9の筒体12が回動して出力回動軸7が正方向又は逆方向に回動し、これにより施開錠の切り替えが行われる。
ここで、既述のハンドル15は出力部材9の筒体12に連結してあり、停電時等にハンドル15を手で回動操作することにより、出力部材9を回動し、錠前2の施錠及び開錠を行えるようにしている。
また、電動サムターン1は、ハンドル15を施錠位置及び開錠位置のうち少なくとも一方に回動した状態においてハンドル15を回動不能とするためのロック手段と、該ロック手段による回動不能状態(ロック状態)を解除するためのロック解除手段を備えている。上記施錠位置とはデッドボルトDBを扉Dの端面から突出させて施錠状態にあるハンドル15の回動位置であり、開錠位置とはデッドボルトDBを没入させた開錠状態にあるハンドルの回動位置である。なお、ハンドル15及び出力部材9は施錠位置から90度回動することで開錠位置となり、該開錠位置から開錠時とは逆方向に90度回動することで施錠位置となる。
本実施形態のロック手段は、ハンドル15を施錠位置に回動した状態と開錠位置に回動した状態においてハンドル15を回動不能とできるものである。
図1及び図5に示すように、ハンドル15にはハンドル15とは別体の2個の係合部材5が設けられている。両係合部材5はハンドル15の回動中心を挟んで対称位置に配置され、また、ハンドル15の軸方向から見て線対称形状に形成されている。
各係合部材5は、以下の円弧部16、解除操作部17、接続部18、係合部19を備え、これらを一体に形成することで構成してある。
円弧部16はハンドル15の内周面に沿う略半円の円弧状に形成されており、モータケース4の円形の外周面の外側に位置している。解除操作部17は円弧部16の周方向の中央部からサムターンケーシング10の外側(径方向の外側)に向かって突出している。
接続部18(図7(a)参照)は円弧部16の解除操作部17の基端に接続される部分からケーシング本体11側に向かって突出している。なお、この接続部18は後述の嵌込部20を構成する。係合部19は接続部18のケーシング本体11側の端部からサムターンケーシング10の径方向の外側に向かって突出し、解除操作部17と係合部19は同一方向に突出している。また、解除操作部17と係合部19を一体に形成することにより、解除操作部17と係合部19の移動方向は同一方向となっている。
図5のようにハンドル15の周壁部における対向する2箇所に形成された指掛け用凹部14の底部には挿通孔21がハンドル15の径方向に貫通して形成されている。各挿通孔21には対応する係合部材5の解除操作部17がハンドル15の周方向に移動不能で且つハンドル15の径方向にスライド自在に収納されている。これによって各係合部材5はハンドル15の周方向に位置決めされ、ハンドル15と共に回動することとなる。各係合部材5の解除操作部17は挿通孔21を介してハンドル15の径方向の外側に向けて突出し、ハンドル15のロック解除用の押釦を構成する。
各係合部19は一体に設けた解除操作部17よりもケーシング本体11側に離れた箇所に位置し、ケーシング本体11の上端部の内周面に沿って配置されている。
図4に示すように上記ケーシング本体11の上端部内周面には係合部19が係合する被係合凹部22が形成されている。本実施形態では、ハンドル15を施錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置と、ハンドル15を開錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置の夫々に被係合凹部22が形成されている。つまり被係合凹部22はケーシング本体11の周方向における計4箇所に形成され、これら被係合凹部22はケーシング本体11の周方向に等間隔で形成されている。
一方の係合部材5の円弧部16の両端面とこれに対向する他方の係合部材5の円弧部16の両端面との間には両係合部材5の付勢手段としてばね23を夫々介装してある。各ばね23の付勢力は両係合部材5に対して両係合部材5が離れる方向に与えられる。これによりハンドル15の回動時においては、各係合部材5の係合部19が上記ケーシング本体11の上端部内周面を摺動することとなる。
上記ハンドル15の回動時において各係合部材5の係合部19が対応する被係合凹部22の対向位置に移動すれば、前記ばね23の付勢力により各係合部材5がサムターンケーシング10の径方向の外側に移動し、図4に示すように各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に凹凸嵌合して施錠位置又は開錠位置にあるハンドル15が回動不能状態となる。つまり、ロック手段は各係合部材5の係合部19とこれに対応する被係合凹部22により構成される。
図5に示すように上記ハンドル15の回動不能状態(ロック状態)においては各係合部材5はばね23の付勢力によりハンドル15の回動時よりも外側に移動するので、図6(a)のように各係合部材5の解除操作部17は図6(b)に示すハンドル15の回動時よりもハンドル15の外側に突出する。
このハンドル15の回動不能状態(ロック状態)を解除するには、両係合部材5の解除操作部17をばね23に抗してハンドル15の内側に押し込む。これにより両係合部材5は互いに近づく方向、つまりサムターンケーシング10の径方向の内側に向かって移動し、各係合部材5の係合部19が対応する被係合部から外れて回動不能状態が解除される。つまり、ロック解除手段は各係合部材5の解除操作部17により構成される。また、このロック解除状態でハンドル15を施錠位置から開錠位置又は開錠位置から施錠位置に回動することにより、既述のように出力部材9を回動して施開錠の切り替えが行われることとなる。
このように本実施形態の電動サムターン1にあっては、ロック手段により、ハンドル15を施錠位置に回動した状態と開錠位置に回動した状態においてハンドル15を回動不能とでき、防犯性を高めることができる。また、ハンドル15に物が当たる等して使用者が意図せずに施開錠が切り替えられるといった事態が生じることを防止できる。また、係合部材5により解除操作部17と係合部19を一体に形成することで、解除操作部17が操作された際に該操作力を係合部19に効率良く伝達できる。
また、係合部19及び被係合凹部22の組を2組備え、係合部19毎に解除操作部17を設けたことにより、両解除操作部17が同時に操作された場合にのみハンドル15の回動不能状態を解除でき、防犯性が一層高まり、また、使用者が意図せずに施開錠が切り替えられるといった事態が生じることを一層防止できる。
また、図7(b)のように本実施形態のハンドル15は既述の係合部材5及び環状の連結部材6を介して出力部材9に連結されている。図7(a)に示すように、連結部材6は、円環状の環状部24と、環状部24の周方向の適宜箇所からケーシング本体11側に向けて突出した連結部25で構成してあり、連結部25を筒体12の周壁部の上端部に形成した切欠49に嵌合することで出力部材9に連結固定してある。
連結部材6の環状部24はハンドル15のケーシング本体11側の端部内側に回動自在に嵌め込んであり、ハンドル15に対して移動可能となっている。環状部24の内周面には各係合部材5の接続部18からなる嵌込部20を嵌め込み可能な嵌合凹所26が夫々形成されている。
各嵌合凹所26のハンドル15の回動方向における両側の側面26a、26bのうち、開錠位置から施錠位置にする際のハンドル15の回動方向の後側に位置する一方の側面26aは、嵌合凹所26の奥側に位置するガイド面27と、嵌合凹所26の手前側に位置する押圧面28とで構成してある。また、他方の側面26bはハンドル15の周方向に対して垂直な面となっている。
各嵌合凹所26のガイド面27は連結部材6の径方向の内側に行くにつれて嵌合凹所26の他方の側面26bから離れる方向に傾斜した傾斜面となっている。各嵌合凹所26の前記ガイド面27に接続された押圧面28はハンドル15の周方向に対して垂直な面となっている。また、各係合部材5の嵌込部20の上記一方の側面26a側に対向する側面はガイド面27と平行な傾斜面29となっている。
施錠位置にハンドル15が位置し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合した状態では、図7(a)のように各係合部材5の嵌込部20が嵌合凹所26のガイド面27に対応する奥側に嵌まり込んだ状態となる。この状態から前述のように解除操作部17をハンドル15の内側に押し込んでハンドル15の回動不能状態を解除し、この後、ハンドル15を開錠方向に回動すれば、ハンドル15と共に回動する各係合部材5の嵌込部20により嵌合凹所26の他方の側面26bが押圧されて連結部材6がハンドル15と同方向に回動し、これに連結された出力部材9が回動して開錠がなされる。
逆に開錠位置にハンドル15が位置し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合した状態では、各係合部材5の嵌込部20が嵌合凹所26のガイド面27に対応する奥側に嵌まり込んだ状態となる。この状態から解除操作部17をハンドル15の内側に押し込んでハンドル15の回動不能状態を解除すれば、各係合部材5の嵌込部20が嵌合凹所26の押圧面28に対応する手前側に移動し、この後、ハンドル15を施錠方向に回動すれば、ハンドル15と共に回動する各係合部材5の嵌込部20により嵌合凹所26の押圧面28が押圧されて連結部材6がハンドル15と同方向に回動し、これに連結された出力部材9が回動して施錠がなされる。この施錠の後、両解除操作部17から指を離して両解除操作部17の押し込みを解除すれば、ばね23の付勢力が各係合部材5に与えられ、嵌込部20は嵌合凹所26の奥側に移動し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合する。
また、上記施錠位置にハンドル15が位置し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合した状態において、モータ48の駆動により開錠を行った場合、各係合部材5の係合部19と被係合凹部22の係合が自動的に解除されるようになっている。
詳述すると、図7(a)のように上記施錠位置にハンドル15が位置し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合した状態において、モータ48による開錠を行えば、出力部材9と共に連結部材6が図7(a)の矢印に示す方向に回動し始め、この時に各係合部材5の嵌込部20はその傾斜面29がガイド面27に押圧され、この時にガイド面27に沿ってガイドされて嵌合凹所26の手前側に移動し、各係合部材5の係合部19と被係合凹部22の係合が解除される。そしてこの後、回動する連結部材6の嵌合凹所26の押圧面28によって嵌込部20が押圧されて、ハンドル15が連結部材6と共に開錠方向に回動し、ハンドル15が開錠位置に位置して出力部材9による開錠がなされる。
そしてこの開錠がなされた後は、係合部材5がばね23の付勢力を受けることにより、各係合部材5の嵌込部20はその傾斜面29がガイド面27に沿ってガイドされて嵌合凹所26の奥側に移動し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合される、あるいは嵌込部20が嵌合凹所26の手前側で且つ押圧面28側に位置したままで、各係合部材5の係合部19が対応する被係合凹部22に係合しない状態で保持される。なお、後者においては、開錠位置にあるハンドル15は回動不能状態とはならないが、この状態でモータ48により出力部材9を施錠方向に回動すれば、各係合部材5の嵌込部20を回動する連結部材6に設けた嵌合凹所26の他方の側面によって押圧でき、つまりモータ48による施錠可能な状態となる。
ここで、図6(b)に示すように上記ハンドル15の軸方向から見て各係合部材5の解除操作部17を配置した指掛け用凹部14の開口の両側縁同士を結ぶ直線を仮想線aとすると、ハンドル15が施錠位置にある場合と開錠位置にある場合の両方において、各係合部材5の解除操作部17は仮想線aよりも指掛け用凹部14の奥側に配置した状態で、解除操作部17に対応する係合部19と被係合凹部22の係合が解除されるように設定されている。ちなみに本実施形態ではハンドル15が施錠位置にある場合と開錠位置にある場合の両方において、各係合部材5の解除操作部17は係合部19が被係合凹部22に係合した状態で仮想線aよりもハンドル15の外側に位置するものである。
このように仮想線aよりも指掛け用凹部14の奥側に移動した場合にのみ、係合部19と被係合凹部22の係合が解除されるようにしたことで、ハンドル15の外周面を紐で縛る等して解除操作部17がハンドル15の内側に移動されたとしても、係合部19と被係合凹部22の係合が解除されることがなく、防犯性が高まる。
(実施形態2)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明では上記実施形態1と同様の構成については同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図8乃至図11に示す本実施形態の電動サムターン1は、図8、図9、及び図10のようにハンドル15に設けた2個の係合部材5がハンドル15の回動中心を中心として点対称形状に形成されている。
各係合部材5は、以下の円弧部16、解除操作部17、係合部19を備え、これらを一体に形成することで構成してある。
円弧部16は実施形態1の円弧部16の一端部を解除操作部17に対向する位置まで延長したものであり、半円よりも長い円弧状に形成されている。係合部19は円弧部16の一端部からハンドル15の径方向の内側に向かって突出し、モータケース4の略円形の外周面に沿って配置されている。解除操作部17は円弧部16の中心を介して係合部19に対向する位置に設けてあり、円弧部16からサムターンケーシング10の外側(径方向の外側)に向かって突出している。つまり、円弧部16は解除操作部17及び係合部19を一体に接続する半円弧状の接続部30を備え、これにより係合部19はモータケース4を挟んで解除操作部17の反対側に位置している。また、解除操作部17はハンドル15の外側に突出し、係合部19はハンドル15の内側に突出している。
被係合凹部22はモータケース4の外周面に形成される。本実施形態では図9のようにハンドル15を施錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置と、ハンドル15を開錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置の夫々に被係合凹部22が形成されている。
図8に示すように各係合部材5の半円弧状の接続部30のケーシング本体11側の面は、接続部30の周方向における係合部19側の半部を解除操作部17側の半部よりもハンドル15の底部側に一段凹ませた段部33を形成してある。また、各係合部材5の円弧部16における接続部18とは反対側に向けて突出する円弧状の部分を突出円弧部32とすると、各係合部材5の段部33には他方の係合部材5の突出円弧部32を配置してあり、各突出円弧部32の周方向の端面とこれに対向する他方の係合部材5の段部33の段差面34との間にばね23を夫々介装してある。各ばね23の付勢力が両係合部材5に対して両係合部材5が離れる方向に与えられる点については実施形態1と同じである。これによりハンドル15の回動時においては、各係合部材5の係合部19がモータケース4の外周面に沿って摺動することとなる。
本実施形態でも、図9のように各係合部材5の係合部19を被係合凹部22に係合して、施錠位置や開錠位置にあるハンドル15を回動不能状態とすることができる。また、両係合部材5の解除操作部17を操作すれば、前記ハンドル15の回動不能状態を解除できる。
また、本実施形態のハンドル15と出力部材9も図11(b)のように連結部材6によって連結されており、連結部材6の環状部24の内周面には実施形態1と同様に嵌合凹所26を形成してある。なお、本実施形態の嵌合凹所26は環状部24を径方向に貫通している点のみが実施形態1の嵌合凹所26と異なる。また、各係合部材5には上記嵌合凹所26に嵌め込まれる嵌込部20を解除操作部17からケーシング本体11側に向けて突出している。
実施形態1と同様に、ハンドル15の回動時にはハンドル15の回動力が係合部材5及び連結部材6を介して出力部材9に伝達され、また、施錠位置にハンドル15が位置し、各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合した状態において、モータ48の駆動により開錠を行った場合、各係合部材5の係合部19と被係合凹部22の係合が自動的に解除されるようになっている。
また、両係合部材5の係合部19を係合・解除する際の移動方向は実施形態1と同様に逆方向となるものである。ここで、図10に示すように各係合部材5の円弧部16において解除操作部17と接続される部分には、前記係合部材5の移動方向(図10中矢印bに示す)に伸びるスライド溝35を形成している。各スライド溝35はハンドル15の底部側に開口している。各スライド溝35には他の係合部材5の係合部19を前記移動方向にスライド自在で且つハンドル15の周方向に移動不能に嵌め込んであり、解除操作部17により係合部19と被係合凹部22を係合する場合及びこの係合を解除する場合に、スライド溝35により他方の係合部材5の移動がガイドされる。
このようにスライド溝35に他方の係合部材5の係合部19をスライド自在に嵌め込むことにより、係合部19と被係合凹部22が係合して回動不能状態にあるハンドル15が回動された時に、スライド溝35の側面で他方の係合部材5の係合部19を受けることができ、この場合、係合部材5にかかる曲げモーメントを低減して係合部材5の変形や破損を防止できる。また、係合部材5の位置ずれを防止することもできる。
(実施形態3)
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下の説明では上記実施形態1と同様の構成については同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態のロック手段は、ハンドル15を施錠位置に回動した状態と開錠位置に回動した状態のうち、施錠位置に回動した状態においてのみハンドル15を回動不能とできるものである。
つまり、図12に示すようにケーシング本体11の上端部内周面には、ハンドル15を施錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置にのみ被係合凹部22が形成されており、被係合凹部22はケーシング本体11の周方向に180度離れた2箇所に形成されている。
このように施錠位置に回動した状態においてのみハンドル15を回動不能とできるようにしたことで、施錠時には解除操作部17を操作することなく、ハンドル15を回動操作するだけで開錠を行うことができ、防犯性を確保しながら操作性を向上できる。
(実施形態4)
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、以下の説明では上記実施形態2と同様の構成については同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図13及び図14に本実施形態を示す。本実施形態のロック手段は、ハンドル15を施錠位置に回動した状態と開錠位置に回動した状態のうち、施錠位置に回動した状態においてのみハンドル15を回動不能とできるものである。
つまり、モータケース4の外周面には、ハンドル15を施錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置にのみ被係合凹部22が形成されており、被係合凹部22はモータケース4の周方向に180度離れた2箇所に形成されている。
このように施錠位置に回動した状態においてのみハンドル15を回動不能とできるようにしたことで、施錠時には解除操作部17を操作することなく、ハンドル15を回動操作するだけで開錠を行うことができ、防犯性を確保しながら操作性を向上できる。
(実施形態5)
以下、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、本実施形態は実施形態3又は実施形態4に適用されるものであり、以下の説明では上記実施形態3、4と同様の構成については同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、実施形態3、4と同様に、ハンドル15を開錠位置に回動した状態における各係合部19に対応する位置には被係合凹部22が形成されていないため、ハンドル15を開錠位置に回動した場合には、各係合部材5の解除操作部17はハンドル15を施錠位置に回動し且つ回動不能とした状態よりもハンドル15の径方向の内側に位置することとなる。従って、この状態では、各係合部材5の解除操作部17はハンドル15の外周面(詳しくは指掛け用凹部14の底部)からの突出量が前記ハンドル15を施錠位置に回動した状態よりも小さくなる。
ここで、図15に示す本実施形態の各係合部材5の解除操作部17は、ハンドル15の径方向における外側端部の表面を第1識別表示部36とし、また、次に外側に位置する部分の表面を第1識別表示部36とは色が異なる第2識別表示部37としてある。
ハンドル15が施錠位置に回動して各係合部材5の係合部19が被係合凹部22に係合した状態では、図15(a)に示すように各係合部材5の第1識別表示部36及びこれよりも内側に位置する第2識別表示部37がハンドル15の外周面(詳しくは指掛け用凹部14の底面)から突出するように設定してある。また、上記ハンドル15を開錠位置に回動した状態においては、図15(b)に示すように各係合部材5の第1識別表示部36及び第2識別表示部37のうち第1識別表示部36のみがハンドル15の外周面(詳しくは指掛け用凹部14の底面)から突出するように設定してある。
このように各係合部材5に視覚的に異なる第1識別表示部36及び第2識別表示部37を設けることで、簡単な構成により使用者がハンドル15が施錠状態にあるのか又は開錠状態にあるのかを判別できる。
(実施形態6)
以下、本発明の第6の実施形態について説明する。なお、本実施形態は既述の実施形態1乃至5のいずれにも適用可能ではあるが、以下の説明では上記実施形態3、4に適用したものとして説明し、実施形態3、4と同様の構成については同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、略有底筒状のハンドル15の底部に施錠状態と開錠状態とを視覚的に見分けるための表示手段を設けてあり、使用者がハンドル15の正面側からハンドル15が施錠状態にあるのか又は開錠状態にあるのかを一目で判別できるようになっている。
表示手段としては、図16(a)(b)に示す例、図16(c)(d)に示す例、図16(e)(f)に示す例が挙げられる。
図16(a)(b)に示す例では、ハンドル15の底部中央部をハンドル15とは別体でケーシング本体11に固定的に設けた板部39で構成している。板部39にはハンドル15内部を視認するための窓部38が形成されている。ハンドル15の内部にはハンドル15と共に回動する表示板40が設けられている。表示板40には、ハンドル15が施錠位置に回動した場合に窓部38に対向する第1表示部41と、ハンドル15が開錠位置に回動した場合に窓部38に対向する前記第1表示部41とは視覚的に異なる第2表示部42が設けられている。
図16(a)のようにハンドル15が施錠位置に回動した場合には、窓部38を介して第1表示部41がハンドル15の正面側から視認される。また、図16(b)のようにハンドル15が開錠位置に回動した場合には窓部38を介して第2表示部42がハンドル15の正面側から視認される。そして、本例では第1表示部41又は第2表示部42を見てハンドル15の施開錠状態が判別される。つまり表示手段を板部39に設けた窓部38と表示板40とで構成してある。
図16(c)(d)に示す例では、ハンドル15の底部中央部をハンドル15とは別体でケーシング本体11に固定的に設けた板部39で構成している。板部39の2箇所にはLED43a、43bが設けられている。
図16(c)のようにハンドル15が施錠位置に回動した場合には一方のLED43aが点滅すると共に他方のLED43bが消灯する。また、図16(d)のようにハンドル15が開錠位置に回動した場合には一方のLED43aが消灯すると共に他方のLED43bが点滅するよう設定される。
そして本例では、これらLED43a、43bを見てハンドル15の施開錠状態が判別される。つまり表示手段を板部39に設けたLED43a、43bで構成してある。
図16(e)(f)に示す例では、ハンドル15の底部中央部をハンドル15とは別体でケーシング本体11に固定的に設けた液晶表示部44で構成している。
図16(e)のようにハンドル15が施錠位置に回動した場合には液晶表示部44にて第1の記号45が表示される。また、図16(f)のようにハンドル15が開錠位置に回動した場合には液晶表示部44にて第2の記号46が表示される。そして、これら第1の記号45及び第2の記号を見てハンドル15の施開錠状態が判別される。つまり表示手段を液晶表示部44で構成してある。
なお、上記各実施形態では、各嵌合凹所26の一方の側面26aのみをガイド面27と押圧面28で構成したが、他方の側面26bのみや両側面26a、26bをガイド面27と押圧面28で構成しても良く、前者の場合には嵌込部20の他方の側面26b側に傾斜面29が形成され、後者の場合には嵌込部20の両側面に傾斜面29が形成される。
また、上記各実施形態では、ハンドル15に対して移動自在となった連結部材6を介してハンドル15をケーシング本体11に連結したが、ハンドル15をケーシング本体11に連結しケーシング本体11に固定し、係合部19が被係合凹部22に係合した状態において、モータ48の駆動により出力部材が回動できないようにしても良い。
また、係合部材5を2個設けたが、係合部材5を1個だけ設けても良い。また、解除操作部17と係合部19を一体に形成したが、解除操作部17の操作に応じて係合部19が係合・解除方向に移動するものであれば、解除操作部17と係合部19を別体としても良い。
本発明の実施形態1を示すケーシング本体からハンドルを取り外した状態を示す一部透視斜視図である。 同上の電動サムターンを有する電気錠を示す斜視図である。 同上の電動サムターンの側面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 (a)はハンドルを施錠位置に回動した状態を示す正面図であり、(b)はハンドル回動時の状態を示す正面図である。 (a)は図3のC−C断面図であり、(b)はハンドル及びケーシング本体等の図示を省略した斜視図である。 実施形態2を示すケーシング本体からハンドルを取り外した状態を示す一部透視斜視図である。 実施形態2における上記図5に対応する断面図である。 同上の係合部材の斜視図である。 (a)は実施形態2における上記図7(a)に対応する断面図であり、(b)は実施形態2における上記図7(b)に対応する斜視図である。 実施形態3におけるハンドルが開錠位置にある時の上記図4に対応する断面図である。 実施形態4におけるハンドルが開錠位置にある時の上記図9に対応する断面図である。 実施形態4における上記図5に対応する断面図である。 実施形態5を示し、(a)はハンドルを施錠位置に回動した状態を示す正面図であり、(b)はハンドルを開錠位置に回動した状態を示す正面図である。 実施形態6を示し、(a)(b)は表示手段の一例を示し、(c)(d)は表示手段の他例を示し、(e)(f)は表示手段の更に他例を示し、(a)(c)(e)はハンドルを施錠位置に回動した状態の正面図、(b)(d)(f)はハンドルを開錠位置に回動した状態の正面図である。
符号の説明
1 電動サムターン
2 錠前
7 出力回動軸
8 動力伝達機構
9 出力部材
10 サムターンケーシング
11 ケーシング本体
15 ハンドル
17 解除操作部
19 係合部
26 被係合凹部
48 モータ

Claims (10)

  1. モータと、該モータの駆動力を錠前に伝達する動力伝達機構と、前記モータ及び動力伝達機構を収納する略円筒状のサムターンケーシングを備え、サムターンケーシングを、円筒状のケーシング本体と、該ケーシング本体の一端開口を塞いで回動自在となる略有底筒状のハンドルで構成し、前記ハンドルを動力伝達機構の出力部材に連結することで、ハンドルの回動操作により錠前の施錠及び開錠を可能とする電動サムターンであって、ハンドルにハンドルと共に回動可能で且つ略円筒状のサムターンケーシングの内外方向に移動自在となる係合部を設け、ハンドルを施錠位置及び開錠位置のうち少なくとも一方に回動した状態において、円筒状のケーシング本体の内周面の係合部に対応する箇所に係合部が係合可能な被係合凹部を形成し、ハンドルに、被係合凹部に係合した係合部をケーシング本体の内側に向けて移動して係合部と被係合凹部の係合を解除する解除操作部を設けて成ることを特徴とする電動サムターン。
  2. モータと、該モータの駆動力を錠前に伝達する動力伝達機構と、前記モータ及び動力伝達機構を収納する略円筒状のサムターンケーシングを備え、サムターンケーシングを、円筒状のケーシング本体と、該ケーシング本体の一端開口を塞いで回動自在となるハンドルで構成し、前記ハンドルを動力伝達機構の出力部材に連結することで、ハンドルの回動操作により錠前の施錠及び開錠を可能とする電動サムターンであって、サムターンケーシング内に筒状のモータケースを配設すると共に該モータケースにモータを収納し、ハンドルにハンドルと共に回動可能で且つ略円筒状のサムターンケーシングの内外方向に移動自在となる係合部を設け、ハンドルを施錠位置及び開錠位置のうち少なくとも一方に回動した状態において、モータケースの外周面の係合部に対応する箇所に係合部が係合可能な被係合凹部を形成し、ハンドルに、被係合凹部に係合した係合部をモータケースの外側に向けて移動して係合部と被係合凹部の係合を解除する解除操作部を設けて成ることを特徴とする電動サムターン。
  3. 上記被係合凹部を施錠位置及び開錠位置のうち施錠位置に回動したハンドルの係合部に対応する箇所にのみ形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動サムターン。
  4. 上記解除操作部と係合部を一体に設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動サムターン。
  5. 上記係合部及び被係合凹部の組を2組備え、係合部毎に上記解除操作部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動サムターン。
  6. 上記係合部及び被係合凹部の組を2組備えると共に、係合部毎に上記解除操作部を設け、各係合部とこれに対応する解除操作部を一体に設けた係合部材を備え、両係合部材の係合部を係合・解除する際の移動方向を逆方向とし、各係合部材に前記係合部材の移動方向に伸びるスライド溝を形成し、各スライド溝に他の係合部材の係合部をスライド自在で且つハンドルの周方向に移動不能に嵌め込んで成ることを特徴とする請求項2に記載の電動サムターン。
  7. ハンドルの外周面から内側に凹む指掛け用凹部をハンドルの周方向に複数形成し、解除操作部をハンドルの指掛け用凹部内に配置し、ハンドルの軸方向から見て、前記解除操作部を配置した指掛け用凹部の開口の両側縁同士を結ぶ直線を仮想線aとし、前記解除操作部を仮想線aよりも指掛け用凹部の奥側に配置した状態で、該解除操作部に対応する係合部と被係合凹部の係合が解除されるものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電動サムターン。
  8. 上記係合部が被係合凹部に係合した状態において、モータの駆動により出力部材が回動した場合に、前記係合部と被係合凹部の係合が自動的に解除されるものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動サムターン。
  9. 上記解除操作部は、第1識別表示部を有すると共に第1識別表示部よりも内側に位置する部分に第1識別表示部とは色が異なる第2識別表示部を備え、ハンドルが施錠位置に回動して被係合凹部と係合部が係合した状態で第1識別表示部及び第2識別表示部がハンドルの外周面から突出し、被係合凹部と係合部の係合が解除された状態で第1識別表示部及び第2識別表示部のうち第1識別表示部のみがハンドルの外周面から突出することを特徴とする請求項3に記載の電動サムターン。
  10. 上記略有底筒状のハンドルの底部に施錠状態と開錠状態とを視覚的に見分けるための表示手段を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電動サムターン。
JP2008044892A 2008-02-26 2008-02-26 電動サムターン Active JP5027691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008044892A JP5027691B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 電動サムターン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008044892A JP5027691B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 電動サムターン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009203635A JP2009203635A (ja) 2009-09-10
JP5027691B2 true JP5027691B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=41146177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008044892A Active JP5027691B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 電動サムターン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5027691B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6360292B2 (ja) * 2013-11-11 2018-07-18 株式会社WEST inx 錠連動部材
WO2017124121A1 (en) * 2016-03-03 2017-07-20 Southco, Inc. Latch mechanism with status indicator

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587887Y2 (ja) * 1978-11-21 1983-02-12 株式会社川口技研 内鍵開閉表示付ドア−ハンドル
JPH0345886U (ja) * 1989-09-12 1991-04-26
JP3782812B2 (ja) * 2003-06-12 2006-06-07 信世 酒井 ドア扉錠作動用電気シリンダとシリンダ扉錠
JP4522834B2 (ja) * 2004-12-03 2010-08-11 株式会社岡村製作所 天板に備えられた蓋体のロック制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009203635A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6412111B2 (ja) キー制御機能を有する電気機械式シリンダー錠
JP5053782B2 (ja) 電気錠装置
US20140366592A1 (en) Combination Lock
KR20180005888A (ko) 잠금장치
JP5027691B2 (ja) 電動サムターン
KR20090120132A (ko) 핸들중앙 비상키겸용 디지털 도어록용 클러치 모듈
CN103620136A (zh) 杠杆式把手以及用于该杠杆式把手的锁定总成
US20150345178A1 (en) Cylinder lock device
US20080098775A1 (en) Door lock assembly that causes a handle to idle when placed in a locking position
JP6501667B2 (ja) スライドラッチ装置
CA2928792A1 (en) Combination lock
JP2014047557A (ja) 錠装置
JP2013204238A (ja) レバーハンドル
JP4566842B2 (ja) 防犯サムターン
JP2009257011A (ja) 電気錠
JP4129358B2 (ja) モータ駆動電気錠の駆動力伝達機構
JP4693635B2 (ja) ドア錠
JP5139352B2 (ja) 錠前装置
JP5053781B2 (ja) 電気錠装置
JP2016216924A (ja) シリンダ錠装置
JP4960895B2 (ja) スライドラッチ錠
JP4750387B2 (ja) 施錠装置
JPH11217962A (ja) 電気錠
JP7343408B2 (ja) シリンダ錠装置
US20130118218A1 (en) Lock assembly having outer and inner lock units

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101022

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5027691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150