JP5026028B2 - モータ及びモータの製造方法 - Google Patents

モータ及びモータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、駆動制御ICを搭載する制御回路部材を内装するモータ及びそのモータの製造方法に関するものである。
パワーウインドウ装置等に用いられるモータとしては、回転駆動するモータ本体と、該モータ本体で生じる回転を減速出力する減速部と、該モータ本体の回転駆動を制御する制御回路部材とを備えたものがある。近年、この制御回路部材に駆動制御IC(モータ駆動用のトランジスタ等を搭載したIC)を搭載するものが提案されている。
因みに、駆動制御IC非搭載ではあるが、例えば特許文献1にて開示されているモータのように、制御回路部材を構成する回路基板が該基板を取り付ける(収容する)ための被取付部材側から延びるターミナルに接続されており、この接続部にて該回路基板の支持もなされている。
特表2002−511728号公報
ところで、モータが振動や衝撃を受け、その振動や衝撃が回路基板まで伝達するような場合、回路基板の電気的接続部にて該基板の支持もなされている上記特許文献1のような構成とすると、その接続部にかかる機械的ストレスが大きい。そのため、場合によっては、回路基板の電気的接続部が断線し、モータが動作不能に陥ることが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、制御回路部材を備えるモータにおいて、制御回路部材の電気的接続部にかかる機械的ストレスを軽減し、断線不良等の発生を未然に防止することができるモータ及びそのモータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、給電用ブラシを保持するブラシホルダを備えるモータ本体と、前記モータ本体で生じる回転を減速出力する減速機構を収容するギヤハウジングと、駆動制御ICを搭載し前記モータ本体の回転駆動を制御する制御回路部材とを備えたモータであって、前記制御回路部材は、前記駆動制御ICと前記ブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルを保持するベース部を含み、前記ブラシホルダは、前記制御回路部材を収容する収容部を一体に有し、該収容部は収容凹部を有し、該収容凹部には前記ベース部を保持する装着片が設けられており、前記ベース部は、前記装着片により前記収容凹部内で保持されて、前記ブラシホルダに対して支持され、前記ベース部には、前記モータ本体の回転を検出する回転センサが保持されるとともに、前記回転センサを先端に保持する延出片が設けられており、前記延出片は、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジを迂回すべく湾曲した形状をなしていることをその要旨とする。
同構成によれば、モータを制御する駆動制御IC搭載の制御回路部材は、そのベース部に駆動制御ICとブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルが保持されるものであり、そのベース部がブラシホルダに対して支持される。これにより、制御回路部材側のターミナルとブラシホルダ側との電気的接続部分とは別に該回路部材のベース部がブラシホルダにて支持されるため、その電気的接続部への機械的ストレスが軽減される。
また、ブラシホルダに設けられる収容部に制御回路部材が収容され、該収容部(収容凹部)内で該制御回路部材のベース部がブラシホルダに対して支持される。これにより、制御回路部材の十分な保護が可能となる。
また、ベース部には回転センサが一体に保持されるため、該回転センサを保持する手段を別途設ける必要がない。また、回転センサを先端に保持するベース部の延出片は、モータ本体とギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジ(ネジ孔)を迂回すべく湾曲した形状にて形成される。つまり、ネジの位置が好適な位置にとなるように延出片を湾曲させることで、モータ本体とギヤハウジングとの組み付けをネジにて良好に行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記制御回路部材は、前記ブラシホルダと前記ギヤハウジングとの間に配置されることをその要旨とする。
同構成によれば、制御回路部材はブラシホルダとギヤハウジングとの間に配置されるため、比較的形状の自由度の大きいギヤハウジングとブラシホルダとの間への配置は容易である。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記ベース部は樹脂製であり、前記ターミナルは樹脂製の前記ベース部に埋設されていることをその要旨とする。
同構成によれば、ターミナルはベース部にインサート成形により埋設されて保持されるため、ターミナルのベース部への装着の手間や装着部位を設ける必要がない
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記駆動制御ICには、放熱部材が一体に備えられていることをその要旨とする。
同構成によれば、駆動制御ICには放熱部材が一体に備えられるため、駆動制御ICにて生じた熱は放熱部材から効率良く放出され、駆動制御ICの冷却効果が高くなる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータにおいて、前記駆動制御ICに一体に備えられる前記放熱部材は、該放熱部材と対面する対面部材と離間して配置されていることをその要旨とする。
同構成によれば、駆動制御ICの放熱部材は、該放熱部材と対面する対面部材と離間して配置されるため、放熱部材から良好に放熱が行われる。
請求項に記載の発明は、給電用ブラシを保持するブラシホルダを備えるモータ本体と、前記モータ本体で生じる回転を減速出力する減速機構を収容するギヤハウジングと、駆動制御ICを搭載し前記モータ本体の回転駆動を制御する制御回路部材とを備えたモータであって、前記制御回路部材は、前記駆動制御ICと前記ブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルを保持するベース部を含み、前記ブラシホルダは、前記制御回路部材を収容する収容部を一体に有し、該収容部は収容凹部を有し、該収容凹部には前記ベース部を保持する装着片が設けられており、前記ベース部が前記装着片により前記収容凹部内で保持されて前記ブラシホルダに対して支持された状態で、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとが組み付けられて構成され、前記ベース部には、前記モータ本体の回転を検出する回転センサが保持されるとともに、前記回転センサを先端に保持する延出片が設けられており、前記延出片は、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジを迂回すべく湾曲した形状をなしていることをその要旨とする。
同構成によれば、モータを制御する駆動制御IC搭載の制御回路部材は、そのベース部に駆動制御ICとブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルが保持されるものであり、そのベース部がブラシホルダに対して支持される。そして、制御回路部材のベース部がブラシホルダに対して支持された状態で、モータ本体とギヤハウジングとが組み付けられてモータが構成される。このように構成されたモータでは、制御回路部材側のターミナルとブラシホルダ側との電気的接続部分とは別に該回路部材のベース部がブラシホルダにて支持されるため、その電気的接続部への機械的ストレスが軽減される。
また、ブラシホルダに設けられる収容部に制御回路部材が収容され、該収容部(収容凹部)内で該制御回路部材のベース部がブラシホルダに対して支持される。これにより、制御回路部材の十分な保護が可能となる。
また、ベース部には回転センサが一体に保持されるため、該回転センサを保持する手段を別途設ける必要がない。また、回転センサを先端に保持するベース部の延出片は、モータ本体とギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジ(ネジ孔)を迂回すべく湾曲した形状にて形成される。つまり、ネジの位置が好適な位置にとなるように延出片を湾曲させることで、モータ本体とギヤハウジングとの組み付けをネジにて良好に行うことが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記収容凹部には、前記ベース部に搭載されるチョークコイル及びコンデンサが収容されることをその要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータにおいて、前記ベース部には、その表裏の搭載面において、前記チョークコイル及びコンデンサが一方の搭載面に搭載されるとともに、前記駆動制御ICが他方の搭載面に搭載されることをその要旨とする。
請求項に記載の発明は、給電用ブラシを保持するブラシホルダを備えるモータ本体と、前記モータ本体で生じる回転を減速出力する減速機構を収容するギヤハウジングと、前記モータ本体の回転駆動を制御する駆動制御ICを搭載しその駆動制御ICと前記ブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルを保持するベース部を有してなる制御回路部材とを備え、前記ブラシホルダは、前記制御回路部材を収容する収容部を一体に有し、該収容部は収容凹部を有し、該収容凹部には前記ベース部を保持する装着片が設けられ、前記ベース部には、前記モータ本体の回転を検出する回転センサが保持されるとともに、前記回転センサを先端に保持する延出片が設けられており、前記延出片は、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジを迂回すべく湾曲した形状をなしているモータの製造方法であって、前記制御回路部材の前記ベース部が前記装着片により前記収容凹部内で保持されて前記ブラシホルダに対して支持された状態で、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとが組み付けられることをその要旨とする。
同構成によれば、制御回路部材側のターミナルとブラシホルダ側との電気的接続部分とは別に該回路部材のベース部がブラシホルダにて支持されてモータ本体とギヤハウジングとが組み付けられるため、その電気的接続部への機械的ストレスが軽減される。
また、ブラシホルダに設けられる収容部に制御回路部材が収容され、該収容部(収容凹部)内で該制御回路部材のベース部がブラシホルダに対して支持される。これにより、制御回路部材の十分な保護が可能となる。
また、ベース部には回転センサが一体に保持されるため、該回転センサを保持する手段を別途設ける必要がない。また、回転センサを先端に保持するベース部の延出片は、モータ本体とギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジ(ネジ孔)を迂回すべく湾曲した形状にて形成される。つまり、ネジの位置が好適な位置にとなるように延出片を湾曲させることで、モータ本体とギヤハウジングとの組み付けをネジにて良好に行うことが可能となる。
従って、本発明によれば、制御回路部材の電気的接続部にかかる機械的ストレスを軽減し、断線不良等の発生を未然に防止することができるモータ及びモータの製造方法を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を車両におけるパワーウインドウ装置用のモータに具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のモータ1は、回転駆動するモータ本体2と、該モータ本体2で生じる回転を減速出力するための減速部3とを備えている。
モータ本体2は、扁平の略有底筒状に形成されたヨークハウジング(以下、単にヨークという)4と、該ヨーク4内面に固定された一対のマグネット5と、該ヨーク4内で回転可能に支持されるアーマチャ(電機子)6と、ブラシホルダ7と、一対の給電用ブラシ8とを備えている。
ブラシホルダ7は、樹脂材料よりなり、ホルダ本体7aと、フランジ部7bと、延出部7cと、回路収容部7dとを有している。ホルダ本体7aは、前記ヨーク4の開口部内に略収容されるように形成されている。ホルダ本体7aの中央孔には軸受9が固定され、該軸受9にはアーマチャ6における回転軸10の先端側が回転可能に支持される。又、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側には給電用ブラシ8が保持され、該給電用ブラシ8は前記回転軸10に固定された整流子11に押圧接触されている。
フランジ部7bは、前記ホルダ本体7aにフランジ状に(回転軸10を軸中心として径方向外側に)延出されている。延出部7cは、フランジ部7bの外周部からヨーク4の扁平面4aに沿った一方(後述のギヤハウジング21におけるウォーム収容部21bに対してホイール収容部21cが延出される方向)に延出して形成される。この延出部7cの先端部には、モータ本体2の回転駆動を制御する後述の制御回路部材25を収容するための回路収容部7dが形成されている。因みに、回路収容部7dは、ギヤハウジング21におけるホイール収容部21cのウォーム収容部21bからの延出方向と同方向に延出されている。
図3に示すように、回路収容部7dは断面略長方形状の収容凹部7eを有しており、該収容凹部7e内には制御回路部材25の上側略全体が収容される。収容凹部7eの内側面の所定の4箇所には、該収容凹部7eの開口側に向かって延びる制御回路部材25のベース部31の四隅を保持するための装着片7fが設けられている。制御回路部材25が収容された回路収容部7d(ブラシホルダ7)には、制御回路部材25の残りの部分を収容する収容凹部26aを有した金属製のカバー26がその装着片26b,26cを用いて装着され、該カバー26にて回路収容部7d(収容凹部7e)の開口部が閉塞される。
又、図1及び図2に示すように、回路収容部7dには、略四角筒状のコネクタケース部7gが前記回転軸10の軸方向に沿って突設されている。コネクタケース部7gには、制御回路部材25に備えられるコネクタ本体部35の複数本の接続端子35aが挿入され、これらによりモータ1のコネクタ部36が構成されている。
ブラシホルダ7のフランジ部7b、延出部7c及び回路収容部7d(収容凹部7e)の開口部は、エラストマ等の弾性材料よりなるシール部材15にて被覆される。即ち、シール部材15が被覆されるフランジ部7b及び延出部7cはヨーク4の開口部や該ヨーク4が固定されるギヤハウジング21の固定部21aの開口部に当接し、両開口部をシールする。シール部材15が被覆される回路収容部7dの開口部は、該回路収容部7dを閉塞するカバー26の開口部に当接し、該開口部をシールする。
又、ブラシホルダ7には、金属板材よりなる複数のターミナル12がインサート成形により埋設されている。ターミナル12の基端部は、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側において露出しており、ピッグテールを介して前記給電用ブラシ8と電気的に接続される。ターミナル12の先端の接続端子部12aは回路収容部7d(収容凹部7e)内に突出しており、制御回路部材25と電気的に接続される。
減速部3は、ギヤハウジング21と、ウォーム軸22と、ウォームホイール23と、クラッチ24とを備えている。
ギヤハウジング21は、樹脂材料よりなり、固定部21aと、ウォーム収容部21bと、ホイール収容部21cとを有している。固定部21aはヨーク4の開口部に形成されたフランジ部4bと対応した形状に形成され、該固定部21aには該フランジ部4bがネジ27にて固定される。このとき、固定部21aはフランジ部4bとともに前記ブラシホルダ7のフランジ部7b及び延出部7cをシール部材15を介在して挟持し、該シール部材15にてヨーク4の開口部や固定部21aの開口部のシール性が確保される。
ウォーム収容部21bは、前記回転軸10の延長線上で筒状に延びて形成され、その内部にウォーム軸22を回転可能に支持する。又、ウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側には、ウォーム軸22と回転軸10とを駆動連結するクラッチ24が設けられている。クラッチ24は、回転軸10からの駆動力をウォーム軸22に伝達し、逆にウォーム軸22からの駆動力が回転軸10に伝達されないようウォーム軸22の回転をロックするように作動する。つまり、このクラッチ24は、負荷側から加わる力によるモータ1の回転を防止、即ちウインドウガラス(図示略)の不意な開作動を防止するために設けられている。
因みに、モータ本体2(ヨーク4)と減速部3(ギヤハウジング21)とを組み付ける際においては(図2参照)、クラッチ24を構成する駆動側回転体24aが予め回転軸10の先端部に装着される。そして、モータ本体2と減速部3との組み付けと同時に、駆動側回転体24aがクラッチ24の本体部に挿入されて該クラッチ24が組み上がるようになっている。この駆動側回転体24aにはリング状のセンサ用マグネット24bが一体に回転するように装着されており、該回転体24a、即ち該回転体24aとともに回転する回転軸10の回転速度等を検出するためのものである。
ホイール収容部21cは、ウォーム収容部21bから円盤形状に延出するように形成され、その内部にウォームホイール23を回転可能に支持する。このホイール収容部21cの扁平面21dは前記ヨーク4の扁平面4aに沿って形成され、ギヤハウジング21が前記ヨーク4とともに薄型に構成され、モータ1の薄型化が図られている。尚、ウォーム収容部21bとホイール収容部21cとはその内部が一部で連通し、該連通部分でウォーム軸22とウォームホイール23とが噛合される。そして、ウォームホイール23に連結された出力軸23aがウインドウガラスを開閉させるウインドウレギュレータ(図示略)に駆動連結され、制御回路部材25の制御に基づくモータ本体2の回転駆動によりウォーム軸22及びウォームホイール23を介して出力軸23aが回転することでウインドウレギュレータが作動され、ウインドウガラスが開閉されるようになっている。
このようにウインドウガラスの開閉制御を行う前記制御回路部材25についてより具体的に説明すると、前記制御回路部材25は樹脂材料にて略板状に形成されるベース部31を有している。ベース部31は、表裏にそれぞれ搭載面31a,31bを有しており、該搭載面31a,31bが前記ヨーク4の扁平面4aや前記ホイール収容部21cの扁平面21dと直交するように収容凹部7e,26a内に配置され、該収容凹部7eに設けられる装着片7fにて保持される。
ベース部31におけるカバー26側の搭載面31aには、チョークコイル32や複数のコンデンサ33,34が搭載されている。チョークコイル32及びコンデンサ33,34は、前記給電用ブラシ8の摺接や後述の駆動制御IC41によるPWM制御等に起因した電磁ノイズを抑制するために設けられるものである。
又、同搭載面31aには、複数本の接続端子35aを支持してなるコネクタ本体部35が立設されている。コネクタ本体部35の各接続端子35aは、前記回路収容部7dに設けたコネクタケース部7g内に挿入され、これらによりモータ1のコネクタ部36が構成されている。そして、コネクタ部36には、車体側コネクタ(図示略)が前記回転軸10の軸方向に沿って装着され、車体側から給電等が行われる。
又、同搭載面31aには、前記ブラシホルダ7の回路収容部7d内に突出する接続端子部12aと接続するための接続端子部37が立設されている。この接続端子部37とブラシホルダ7側の接続端子部12aとの接続により、コネクタ部36を通じて車体側から供給された電源が制御回路部材25を介してブラシホルダ7の給電用ブラシ8に供給されるようになっている。
ベース部31におけるカバー26側(ギヤハウジング21側)の搭載面31bには、駆動制御IC41が搭載されている。駆動制御IC41は、図3に示すように、略長方形平板状のIC本体部41aと、該IC本体部41aの平面長手方向に沿って導出される複数のリード端子41bとを有している。IC本体部41aは、モータ本体2に駆動電流を供給するパワーMOSFET等で構成される駆動回路や、PWM制御、ウインドウガラスによる挟み込み防止制御等の処理を行う制御回路等が1チップ、若しくは回路毎のマルチチップで構成され、それを樹脂モールドして構成されている。リード端子41bは、IC本体部41a内部の回路と接続されている。因みに、ベース部31の内部には、複数のターミナル38がインサート成形により埋設されており、該ターミナル38の所定部位にリード端子41bが溶接されて接続される。また、ターミナル38には、前記チョークコイル32及びコンデンサ33,34が接続され、更にコネクタ部36の接続端子35aやブラシホルダ7との接続を図る接続端子部37が一体に備えられている。
又、同図3に示すように、ベース部31には、前記回転軸10付近、詳しくはクラッチ24を構成する駆動側回転体24aのセンサ用マグネット24b付近まで延出される延出片31cが形成され、該延出片31cの先端にホールIC42が搭載されている。尚、前記ヨーク4のフランジ部4bに設けたネジ27の挿通のためのネジ孔4c1〜4c3のうち、その延出片31c近傍に位置するネジ孔4c1において、該ネジ孔4c1は幅方向の中央部寄りに設けられている。延出片31cは、そのネジ孔4c1を迂回すべく湾曲した形状をなしている。即ち、ネジ27の本数を低減すべくネジ孔4c1が幅方向の中央部寄りの位置に配置できるように、延出片31cを湾曲形状としている。
延出片31c先端のホールIC42は、ベース部31内のターミナル38の所定部位に溶接され、該ターミナル38を介して駆動制御IC41に接続されている。ホールIC42は、前記駆動側回転体24aとともに回転するセンサ用マグネット24bの磁界変化に基づいて、該回転体24a、即ち該回転体24aとともに回転する回転軸10の回転位置を検出し、その回転検出信号を駆動制御IC41に出力する。
そして、駆動制御IC41は、ホールIC42からの回転検出信号に基づいて回転軸10の回転位置、即ちウインドウガラスの開閉位置を検出したり、該回転軸10の回転速度、即ちウインドウガラスの開閉速度を検出している。駆動制御IC41は、これらの検出等に基づいて、モータ1(モータ本体2)のPWM制御やウインドウガラスによる挟み込み防止制御等を実施している。
又、このような駆動制御IC41の下面(カバー26側)には、該制御IC41より若干小さい金属製の長方形板状をなすヒートシンク43が固着されている。ヒートシンク43は、カバー26側に対して若干離間した位置に配置される。ヒートシンク43は、モータ1の駆動時、即ち駆動制御IC41の駆動に伴い該制御IC41から生じる熱を効率良く吸収して放熱し、該制御IC41の冷却を行っている。
このような駆動制御IC41を搭載する制御回路部材25は、ブラシホルダ7の回路収容部7d内において装着片7fに装着されて接続端子部37がブラシホルダ7側の接続端子部12aと接続された後、該回路収容部7dにカバー26が装着され、その後、該ブラシホルダ7を挟持するようにモータ本体2と減速部3とが組み付けられてモータ1が組み立てられている。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)モータ1を制御する駆動制御IC41搭載の制御回路部材25は、そのベース部31に駆動制御IC41とブラシホルダ7との間の電気的接続を図るターミナル38が保持されるものであり、そのベース部31がブラシホルダ7の装着片7fに装着されて該ブラシホルダ7に対して支持される。因みに、制御回路部材25のベース部31がブラシホルダ7に対して支持された状態で、モータ本体2とギヤハウジング21とが組み付けられてモータ1が構成される。このように構成された本実施の形態のモータ1においては、制御回路部材25側のターミナル38とブラシホルダ7側との電気的接続部分(接続端子部37,12a)とは別に該回路部材25のベース部31がブラシホルダ7にて支持されるため、その電気的接続部への機械的ストレスを軽減することができる。また、制御回路部材25がブラシホルダ7に対して安定して支持されることから、駆動制御IC41(リード端子41b)とターミナル38との電気的接続部分への機械的ストレスを軽減することもできる。これにより、断線不良等の発生を未然に防止することができる。
(2)制御回路部材25はブラシホルダ7とギヤハウジング21との間に配置されるため、比較的形状の自由度の大きいギヤハウジング21とブラシホルダ7との間への配置は容易である。
(3)ブラシホルダ7に設けられる回路収容部7dに制御回路部材25が収容され、該収容部7d内で該制御回路部材25のベース部31がブラシホルダ7に対して支持される。これにより、制御回路部材25を十分に保護することができる。
(4)ターミナル38は制御回路部材25のベース部31にインサート成形により埋設されて保持されるため、ターミナル38のベース部31への装着の手間や装着部位を設ける必要がない。
(5)制御回路部材25のベース部31には回転センサであるホールIC42が一体に保持されるため、該ホールIC42を保持する手段を別途設ける必要がない。
(6)ホールIC42を先端に保持するベース部31の延出片31cは、モータ本体2とギヤハウジング21との組み付け時に用いるネジ27(ネジ孔4c1)を迂回すべく湾曲した形状にて形成されている。つまり、ネジ27(ネジ孔4c1)の位置が幅方向の中央部寄りの好適な位置にとなるように延出片31cを湾曲させることで、モータ本体2とギヤハウジング21との組み付けをネジ27にて良好に行うことができる。
(7)制御回路部材25の駆動制御IC41には放熱部材であるヒートシンク43が一体に備えられるため、駆動制御IC41にて生じた熱はヒートシンク43から効率良く放出され、駆動制御IC41の冷却効果を高くすることができる。
(8)駆動制御IC41のヒートシンク43は、該ヒートシンク43と対面する対面部材、本実施の形態ではカバー26と離間して配置されているため、ヒートシンク43から良好に放熱を行わせることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を車両におけるパワーウインドウ装置用のモータに具体化した第2の実施の形態を図面に従って説明する。
図4に示すように、本実施の形態のモータ101は、回転駆動するモータ本体102と、該モータ本体102で生じる回転を減速出力するための減速部103とを備えている。
モータ本体102は、図4及び図5に示すように、扁平の略有底筒状に形成されたヨークハウジング(以下、単にヨークという)104と、該ヨーク104内面に固定された一対のマグネット105(図5参照)と、該ヨーク104内で回転可能に支持されるアーマチャ(電機子)106と、ブラシホルダ107と、一対の給電用ブラシ108とを備えている。
ブラシホルダ107は、樹脂材料よりなり、ホルダ本体107aと、フランジ部107bと、延出部107cと、コネクタ部107dと、支持部107eとが一体形成されている。
ホルダ本体107aは、前記ヨーク104の開口部内に略収容されるように形成されている。ホルダ本体107aの中央孔には軸受109が固定され、該軸受109にはアーマチャ106における回転軸110の先端側が回転可能に支持される。尚、回転軸110の先端はヨーク104の外部まで突出し、その突出した部分にはセンサ用マグネット110aが金属プレートを介して固定されている。又、ホルダ本体107aにおけるヨーク104の内部側には給電用ブラシ108が保持され、該給電用ブラシ108は前記回転軸110に固定された整流子111に押圧接触されている。
フランジ部107bは、前記ホルダ本体107aにフランジ状に(回転軸110を軸中心として径方向外側に)延出されている。延出部107cは、フランジ部107bにおけるヨーク104の扁平面104a(図4参照、図4及び図5中、紙面と平行な面)に沿った一方(図4及び図5中、右方)の端部から外部方向(前記径方向外側)に突出して形成され、その先端部にコネクタ部107dが形成されている。このコネクタ部107dは、前記扁平面104aの直交方向(図4及び図5中、紙面直交方向の紙面奥側)から図示しない外部コネクタが嵌着可能に形成されている。又、支持部107eは、延出部107cから回転軸110に沿った軸方向に延びるように形成されている。
又、ブラシホルダ107には、複数のブラシ側ターミナル112とコネクタ側ターミナル113とが埋設(インサート成形)されている。ブラシ側ターミナル112は、ホルダ本体107aにおけるヨーク104の内部側から延出部107cに延びており、該ターミナル112の基端部にはピッグテールを介して前記給電用ブラシ108が電気的に接続される。コネクタ側ターミナル113は、コネクタ部107dから延出部107cに延びており、該ターミナル113の基端部はコネクタ部107dにおいて露出して外部接続端子113aを形成し、コネクタ部107dに外部コネクタが嵌着されることで該外部コネクタのターミナルに電気的に接続される。
又、ブラシ側ターミナル112及びコネクタ側ターミナル113の各先端部は、内部接続端子114として支持部107eからモータ本体102の軸方向(図5中、下方向)に突出(露出)されている。内部接続端子114は、複数本設けられ、前記扁平面104aの直交方向(図5中、紙面直交方向)に沿って並設される。尚、図5では、内部接続端子114が紙面直交方向に並設されるため、1つしか図示されない。
又、ブラシホルダ107において、フランジ部107b、延出部107c及びコネクタ部107dは、コネクタ部107dの外部接続端子113aと対応した部分等を除いて、エラストマよりなるシール部材115にて略覆われる。
減速部103は、ギヤハウジング121と、ウォーム軸122と、ウォームホイール123と、クラッチ124(図5参照)とを備えている。
ギヤハウジング121は、樹脂材料よりなり、固定部121aと、ウォーム収容部121bと、ホイール収容部121cと、回路収容部121dとを有している。固定部121aは、ヨーク104の開口部に形成されたフランジ部104bと対応した形状に形成されて該フランジ部104bとネジ127にて固定され、該フランジ部104bとともに前記ブラシホルダ107のフランジ部107bを(シール部材115を介して)挟持する。
ウォーム収容部121bは、前記回転軸110の延長線上で筒状に延びて形成され、その内部にウォーム軸122を回転可能に支持する。又、ウォーム収容部121bの内部におけるモータ本体102側には、ウォーム軸122と回転軸110とを駆動連結するクラッチ124(図5参照)が設けられている。クラッチ124は、回転軸110からの駆動力をウォーム軸122に伝達し、逆にウォーム軸122からの駆動力が回転軸110に伝達されないようウォーム軸122の回転をロックするように作動する。つまり、このクラッチ124は、負荷側から加わる力によるモータ101の回転を防止、即ちウインドウガラス(図示略)の不意な開作動を防止するために設けられている。
ホイール収容部121cは、ウォーム収容部121bと直交する方向で扁平の円盤形状に形成され、その内部にウォームホイール123を回転可能に支持する。このホイール収容部121cの扁平面121gは前記ヨーク104の扁平面104aに沿って形成され、ギヤハウジング121が前記ヨーク104とともに薄型に構成され、モータ101の薄型化が図られている。尚、ウォーム収容部121bとホイール収容部121cとはその内部が一部で連通し、該連通部分でウォーム軸122とウォームホイール123とが噛合される。そして、ウォームホイール123に連結された出力軸123aがウインドウガラスを開閉させるウインドウレギュレータ(図示略)に駆動連結され、制御回路部材125の制御に基づくモータ本体102の回転駆動によりウォーム軸122及びウォームホイール123を介して出力軸123aが回転することでウインドウレギュレータが作動され、ウインドウガラスが開閉されるようになっている。
回路収容部121dは、ウォーム収容部121bに対して(中心として)ホイール収容部121cの反対側に設けられ、内部には、前記ブラシホルダ107に装着される制御回路部材125を前記回転軸110の軸方向に沿って挿入して収容するための収容凹部121eが形成されている。即ち、回路収容部121d(収容凹部121e)は、モータ本体102側(ブラシホルダ107側)に開口しており、その軸方向の反対側は閉塞されている。
図6に示すように、回路収容部121d(収容凹部121e)の対向する一対の内側面には、制御回路部材125のベース部131の両側縁を挿入案内するガイド溝121fがそれぞれ軸方向に沿って形成されている。このガイド溝121fは、制御回路部材125の両側縁を挿入案内することで、外部からモータ101が衝撃や振動等を受けても回路収容部121d内での制御回路部材125の移動を規制するために設けられている。
ここで、制御回路部材125についてより具体的に説明すると、図5に示すように、制御回路部材125は、ベース部131に駆動制御IC132やホールIC133等を備えてなる。
ベース部131は、樹脂材料にて略板状に形成されており、前記ブラシホルダ107の支持部107eに設けた当接面107fに対して軸方向に突き当てて位置決めを行う突当部131cを有している。又、ベース部131の突当部131cの近傍位置には、その支持部107eに設けた装着凹部107gに嵌合させて、突当部131cが当接面107fに突き当てた状態を維持するように該ベース部131、即ち制御回路部材125を保持する装着突起131dが設けられている。
ベース部131におけるウォーム軸122側の搭載面131aには、駆動制御IC132が搭載されている。駆動制御IC132は、略長方形平板状のIC本体部132aと、該IC本体部132aの平面長手方向に沿って導出される複数のリード端子132bとを有している。IC本体部132aは、モータ本体102に駆動電流を供給するパワーMOSFET等で構成される駆動回路や、PWM制御、ウインドウガラスによる挟み込み防止制御等の処理を行う制御回路等が1チップ、若しくは回路毎のマルチチップで構成され、それを樹脂モールドして構成されている。リード端子132bは、IC本体部132a内部の回路と接続されている。因みに、ベース部131の内部には、複数のターミナル134がインサート成形により埋設されており、該ターミナル134の所定部位にリード端子132bが溶接されて接続される。そして、駆動制御IC132は、ベース部131の搭載面131aとは反対側の面から前記ブラシホルダ107との接続を図るためのターミナル134の一部である接続端子部134aが突出(露出)されており、該ブラシホルダ107から延びる内部接続端子114と溶接されて接続される。
又、ベース部131には、前記回転軸110に固定されたセンサ用マグネット110a付近まで延出される延出片131bが形成され、該延出片131bの先端にホールIC133が搭載されている。ホールIC133は、ベース部131内のターミナル134の所定部位に溶接され、該ターミナル134を介して駆動制御IC132に接続されている。ホールIC133は、前記回転軸110とともに回転するセンサ用マグネット110aの磁界変化に基づいて回転軸110の回転位置を検出し、その回転検出信号を駆動制御IC132に出力する。
そして、駆動制御IC132は、ホールIC133からの回転検出信号に基づいて回転軸110の回転位置、即ちウインドウガラスの開閉位置を検出したり、該回転軸110の回転速度、即ちウインドウガラスの開閉速度を検出している。駆動制御IC132は、これらの検出等に基づいて、モータ101(モータ本体102)のPWM制御やウインドウガラスによる挟み込み防止制御等を実施している。
又、このような駆動制御IC132の一側面には、該制御IC132より若干小さい金属製の長方形板状をなすヒートシンク135が固着されている。ヒートシンク135は、モータ101の駆動時、即ち駆動制御IC132の駆動に伴い該制御IC132から生じる熱を効率良く吸収して放熱し、該制御IC132の冷却を行っている。
このような駆動制御IC132を搭載する制御回路部材125は、ブラシホルダ107の支持部107eに装着突起131dにて装着されて接続端子部134aがブラシホルダ107側の内部接続端子114と接続された後、該制御回路部材125がギヤハウジング121の回路収容部121d内に収容するようにしてモータ本体102と減速部103とが組み付けられてモータ101が組み立てられている。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)モータ101を制御する駆動制御IC132搭載の制御回路部材125は、そのベース部131に駆動制御IC132とブラシホルダ107との間の電気的接続を図るターミナル134が保持されるものであり、そのベース部131がブラシホルダ107の支持部107eに装着されて該ブラシホルダ107に対して支持される。因みに、制御回路部材125のベース部131がブラシホルダ107に対して支持された状態で、モータ本体102とギヤハウジング121とが組み付けられてモータ101が構成される。このように構成された本実施の形態のモータ101においては、制御回路部材125側のターミナル134とブラシホルダ107側との電気的接続部分(接続端子部134aと内部接続端子114)とは別に該回路部材125のベース部131がブラシホルダ107にて支持されるため、その電気的接続部への機械的ストレスを軽減することができる。また、制御回路部材125がブラシホルダ107に対して安定して支持されることから、駆動制御IC132(リード端子132b)とターミナル134との電気的接続部分への機械的ストレスを軽減することもできる。これにより、断線不良等の発生を未然に防止することができる。
(2)制御回路部材125はブラシホルダ107とギヤハウジング121との間に配置されるため、比較的形状の自由度の大きいギヤハウジング121とブラシホルダ107との間への配置は容易である。
(3)ギヤハウジング121に設けられる回路収容部121dに制御回路部材125が収容され、該収容部121d内で該制御回路部材125のベース部131がブラシホルダ107に対して支持される。これにより、制御回路部材125を十分に保護することができる。
(4)ターミナル134は制御回路部材125のベース部131にインサート成形により埋設されて保持されるため、ターミナル134のベース部131への装着の手間や装着部位を設ける必要がない。
(5)制御回路部材125のベース部131には回転センサであるホールIC133が一体に保持されるため、該ホールIC133を保持する手段を別途設ける必要がない。
(6)制御回路部材125の駆動制御IC132には放熱部材であるヒートシンク135が一体に備えられるため、駆動制御IC132にて生じた熱はヒートシンク135から効率良く放出され、駆動制御IC132の冷却効果を高くすることができる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1の実施の形態では、制御回路部材25を収容する回路収容部7dの開口を閉塞するためのカバー26を金属製としたが、樹脂製としてもよい。
・上記第1の実施の形態では、制御回路部材25のベース部31を支持する手段としてブラシホルダ7に4つの装着片7fを設けた。又、上記第2の実施の形態では、制御回路部材125のベース部131を支持する手段としてブラシホルダ107に支持部107e(主としてベース部131の装着突起131dと嵌合する装着凹部107g)を設けた。このような制御回路部材(ベース部)を支持する手段はこれらに限定されるものではなく、形状や個数、設ける位置等は適宜変更してもよい。この場合、ベース部及びブラシホルダの少なくとも一方の形状を変更して同手段を構成するのが望ましい。
・上記各実施の形態では、制御回路部材25,125のベース部31,131にターミナル38,134をインサート成形により埋設したが、ターミナルをベース部に対して装着する態様としてもよい。
・上記各実施の形態では、ベース部31,131に回転センサであるホールIC42,133を一体に保持したが、ベース部とは別の支持部材にホールIC等の回転センサを保持してもよい。
・上記各実施の形態では、駆動制御IC41,132に一体にヒートシンク43,135を設けたが、別体として設けてもよい。又、駆動制御IC41,132の冷却が効率良く行われる場合等、ヒートシンク43,135を省略することもできる。
・上記各実施の形態では、パワーウインドウ装置用のモータ1,101に具体化したが、例えば、車両のサンルーフ装置やスライドドア装置、バックドア装置等、他の装置用のモータに具体化してもよい。
第1の実施の形態におけるモータ組み付け状態の断面図である。 モータ組み付け前の断面図である。 ブラシホルダにおけるギヤハウジング側面を示す平面図である。 第2の実施の形態におけるモータ組み付け状態の断面図である。 モータ組み付け前の断面図である。 図4のA−A断面図である。
符号の説明
2…モータ本体、7…ブラシホルダ、7d…収容部としての回路収容部、8…給電用ブラシ、21…ギヤハウジング、22…減速機構を構成するウォーム軸、23…減速機構を構成するウォームホイール、25…制御回路部材、26…対面部材としてのカバー、27…ネジ、31…ベース部、31c…延出片、38…ターミナル、41…駆動制御IC、42…回転センサとしてのホールIC、43…放熱部材としてのヒートシンク、102…モータ本体、107…ブラシホルダ、108…給電用ブラシ、121…ギヤハウジング、121d…収容部としての回路収容部、122…減速機構を構成するウォーム軸、123…減速機構を構成するウォームホイール、125…制御回路部材、131…ベース部、132…駆動制御IC、133…回転センサとしてのホールIC、134…ターミナル、135…放熱部材としてのヒートシンク。

Claims (9)

  1. 給電用ブラシを保持するブラシホルダを備えるモータ本体と、
    前記モータ本体で生じる回転を減速出力する減速機構を収容するギヤハウジングと、
    駆動制御ICを搭載し前記モータ本体の回転駆動を制御する制御回路部材と
    を備えたモータであって、
    前記制御回路部材は、前記駆動制御ICと前記ブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルを保持するベース部を含み、
    前記ブラシホルダは、前記制御回路部材を収容する収容部を一体に有し、該収容部は収容凹部を有し、該収容凹部には前記ベース部を保持する装着片が設けられており、
    前記ベース部は、前記装着片により前記収容凹部内で保持されて、前記ブラシホルダに対して支持され
    前記ベース部には、前記モータ本体の回転を検出する回転センサが保持されるとともに、前記回転センサを先端に保持する延出片が設けられており、
    前記延出片は、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジを迂回すべく湾曲した形状をなしていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    記制御回路部材は、前記ブラシホルダと前記ギヤハウジングとの間に配置されることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記ベース部は樹脂製であり、前記ターミナルは樹脂製の前記ベース部に埋設されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記駆動制御ICには、放熱部材が一体に備えられていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項に記載のモータにおいて、
    前記駆動制御ICに一体に備えられる前記放熱部材は、該放熱部材と対面する対面部材と離間して配置されていることを特徴とするモータ。
  6. 給電用ブラシを保持するブラシホルダを備えるモータ本体と、
    前記モータ本体で生じる回転を減速出力する減速機構を収容するギヤハウジングと、
    駆動制御ICを搭載し前記モータ本体の回転駆動を制御する制御回路部材と
    を備えたモータであって、
    前記制御回路部材は、前記駆動制御ICと前記ブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルを保持するベース部を含み、
    前記ブラシホルダは、前記制御回路部材を収容する収容部を一体に有し、該収容部は収容凹部を有し、該収容凹部には前記ベース部を保持する装着片が設けられており、
    前記ベース部が前記装着片により前記収容凹部内で保持されて前記ブラシホルダに対して支持された状態で、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとが組み付けられて構成され
    前記ベース部には、前記モータ本体の回転を検出する回転センサが保持されるとともに、前記回転センサを先端に保持する延出片が設けられており、
    前記延出片は、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジを迂回すべく湾曲した形状をなしていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記収容凹部には、前記ベース部に搭載されるチョークコイル及びコンデンサが収容されることを特徴とするモータ。
  8. 請求項に記載のモータにおいて、
    前記ベース部には、その表裏の搭載面において、前記チョークコイル及びコンデンサが一方の搭載面に搭載されるとともに、前記駆動制御ICが他方の搭載面に搭載されることを特徴とするモータ。
  9. 給電用ブラシを保持するブラシホルダを備えるモータ本体と、前記モータ本体で生じる回転を減速出力する減速機構を収容するギヤハウジングと、前記モータ本体の回転駆動を制御する駆動制御ICを搭載しその駆動制御ICと前記ブラシホルダとの間の電気的接続を図るターミナルを保持するベース部を有してなる制御回路部材とを備え、前記ブラシホルダは、前記制御回路部材を収容する収容部を一体に有し、該収容部は収容凹部を有し、該収容凹部には前記ベース部を保持する装着片が設けられ、前記ベース部には、前記モータ本体の回転を検出する回転センサが保持されるとともに、前記回転センサを先端に保持する延出片が設けられており、前記延出片は、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとの組み付け時に用いるネジを迂回すべく湾曲した形状をなしているモータの製造方法であって、
    前記制御回路部材の前記ベース部が前記装着片により前記収容凹部内で保持されて前記ブラシホルダに対して支持された状態で、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとが組み付けられることを特徴とするモータの製造方法。
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