JP5025344B2 - 現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
上記気体層内の圧力(絶対圧力)としては、0.12MPaから0.50MPaであることが好ましい。気体層内の圧力が、0.12MPa以上であれば、現像ローラーと現像ブレード等との当接部における塑性変形を抑制し、セット跡画像の発生を抑制することができる。これは、封入した気体の圧力により、現像ローラーの変形を押し戻す力を十分に得ることができるためであると考えられる。また、気体層内の圧力が0.50MPa以下であれば、現像ローラーの硬度が上昇することによる融着スジ画像の発生を抑制することができる。気体層内の圧力としては、0.15MPaから0.40MPaであることがより好ましい。ここで気体層内の圧力は23℃における絶対圧力とすることができる。
気体層の内圧(絶対圧力)(MPa)=P1(MPa)×(VR(cm3)+VS(cm3)÷VR(cm3)
+0.1(MPa)
上記補正は、大気圧を0.1MPaと仮定しているため、補正精度の観点から、体積VSが、体積VRの10%以下であることが好ましい。なお、補正精度を維持するために、上記の測定は、大気圧力(絶対圧力)が99(kPa)〜102(kPa)の環境にて行なうものとする。
測定モード:プログラムモード5
(チャージ及びメジャー30秒、ディスチャージ10秒)
印加電圧:100(V)
試料箱:超高抵抗計測定用試料箱TR42(アドバンテスト社製)、主電極は口径10mm厚さ10mmの金属、ガードリング電極は内径20mm、外径28mm厚さ10mmの金属とする。
試験片:被測定物から直径30mmのシートを切り出す。切り出した試験片の片面には、その全面にPt−Pd蒸着を行うことで蒸着膜電極(裏面電極)を設け、もう一方の面には同じくPt−Pd蒸着膜により、直径15mmの主電極膜と、内径18mm、外径28mmのガードリング電極膜を同心状に設ける。なお、Pt−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立製作所製)を用い、電流値15mAにて蒸着操作を2分間行って得る。蒸着操作を終了したものを測定サンプルとする。
上記チューブは、温度25℃における窒素透過度として、0.1〜20.0fm/(s/Pa)を有することが好ましい。チューブが後述する厚さを有する場合、窒素透過度として0.1fm/(s・Pa)以上のチューブを容易に作製することができる。チューブの窒素透過度が20.0fm/(s/Pa)以下であれば、封入した気体の漏洩を長時間に亘って抑制することができる。チューブの窒素透過度の、より好ましい範囲としては0.2〜2.0fm/(s/Pa)を挙げることができる。また、チューブの外周面に、後述するウレタン樹脂層を有する場合、チューブの窒素透過度としては、ウレタン樹脂層を含めたチューブの気体透過度とすることができる。
チューブを押し出し成形法によって製造する場合、環状ダイスを用いることになるが、該ダイスと押し出し材料が接触する面(流路)は、クロムめっき加工にて平滑にすると、押し出しスジのない平滑なチューブが得られる。これを用いた現像ローラーにおいてスジのない良好な画像を得ることができる。
測定モード:プログラムモード5(チャージ及びメジャー30秒、ディスチャージ10秒)
印加電圧:0.01(V)
試料箱:超高抵抗計測定用試料箱TR42(アドバンテスト社製)主電極は直径12mm、厚さ10mmの金属、ガードリング電極は使用しない。
試験片:現像ローラーから軸受けを切り出して、そのまま試験片とする。
式中、D1は温度30℃相対湿度80%(H/H環境)時の外径、D2は温度15℃相対湿度10%(L/L環境)時の外径を表す。より好ましい(D1−D2)÷D2×100の範囲は、0.20〜0.60である。(D1−D2)÷D2×100が上記の範囲であると、H/H環境とL/L環境とで得られる画像の濃度の変動を抑制し、環境変化によらず一定の濃度の画像を得ることができる。
[軸体の作製]
硫黄複合快削鋼(SUM24L)を、直径6.00mm、長さ270mmの丸棒に加工し、該丸棒の片端に、Dカット加工を施した。Dカットは、現像ローラーを駆動するためのギアを嵌合するためのものである。次に、厚さ4μmの化学ニッケルめっき(カニゼンめっき)を施し、軸体を完成した。
以下の材料を溶融混練し、押し出し機と環状ダイスを用いて押し出し成形し、長さ240mmにカットして、厚さ60μm、内径11.84mmのチューブを得た。
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部。
カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)30質量部。
該チューブ外周面の表面粗さはRa=0.15μm、体積抵抗率は1×109(Ωcm)であった。
層状珪酸塩を分散させたナノコンポジットポリアミド6樹脂(M1030DH:ユニチカ社製)100質量部と、カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)40質量部を溶融混練し、射出成形によって、軸受けを調製した。軸受けの形状は、外径11.83mm、厚み3mmであり、中央に直径5.87mmの穴Aを開けた。また、軸受けの中心から4.5mm離れた位置に、直径1.75mmの穴Bを開けた。穴Aは、軸体を圧入するためのものである。穴Bは、後に述べるように、M2のセットビスを螺着するための下穴である。軸受けの厚み抵抗は、1×104(Ω)であった。
まず、大気圧下で、一対の軸受けを、軸体に圧入し、軸受けと軸体とが接する部分に、導電性接着剤(ドータイトXA910:藤倉化成株式会社製)を塗布して100℃のオーブンで30分硬化させた。
得られた現像ローラーを図4に示す電子写真プロセスカートリッジに組み込んだ。現像剤には、スチレンモノマー、n−ブチルアクリレートモノマー、ポリエステル樹脂、帯電制御剤、ワックス、着色剤、重合開始剤等を公知の重合法によって重合(造粒)・濾過・洗浄・乾燥し、更にシリカ微粉末を外添混合した重合トナーを用いた。重合トナーのガラス転移温度63℃、重量平均粒径6.8μmであった。
作製した電子写真プロセスカートリッジを、図5に示す画像形成装置に組み込み、H/H環境及びL/L環境で、7000枚の連続出力を行い、耐久試験を行った。H/H環境及びL/L環境共に、5000枚出力後、ベタ画像(シアン色)の濃度を測定した。画像濃度の測定には、マクベス濃度計RD918(マクベス社製)を用いた。
また、耐久試験前のプロセスカートリッジを、気温40℃、相対湿度95%の環境に10日間放置した後、気温23℃、相対湿度50%の環境に24時間放置した。そして、気温23℃、相対湿度50%の環境で、ベタ画像(シアン色)の出力を行った。
A:画像不良は全く認められない。
B:軽微な画像不良が認められるが、実用上支障がない。
C:画像不良が明確に認められる。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部に替えた。また、ポリエチレンナフタレート樹脂(テオネックスTN8056S:帝人化成製)100質量部を用いた。その他は、実施例1と同様にして、厚さ25μm、内径11.91mmのチューブを得た。該チューブ外周面の表面粗さはRa=0.25μm、体積抵抗率は5×109(Ωcm)であった。
外径を11.90mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.166mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
押出機からの押出し厚さ25μm、内径11.91mmとし、実施例2と同様にしてアルミニウム蒸着膜を作製した他は、実施例1と同様にチューブを作製した。ウレタン樹脂層成形前のチューブ外周面の表面粗さはRa=0.15μm、体積抵抗率は1×109(Ωcm)であった。
外径を11.90mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.166mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部に替えポリエチレンテレフタレート樹脂(TR8550:帝人化成製)100質量部を用いた。また、押出機からの押出し厚さ40μm、内径11.88mmとし、実施例2と同様にしてアルミニウム蒸着膜を作製した他は、実施例1と同様にチューブを作製した。ウレタン樹脂層成形前のチューブ外周面の表面粗さはRa=0.05μm、体積抵抗率は1×1010(Ωcm)であった。
外径を11.87mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.265mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
圧力室の窒素ガス圧を高くした他は、実施例3と同様に現像ローラーを作製し、これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部に替えて、ポリアミド6樹脂(M1040:ユニチカ製)100質量部を用いた。また、押出機からの押出し厚さ25μm、内径11.91mmとし、実施例2と同様にしてアルミニウム蒸着膜を作製した他は、実施例1と同様にチューブを作製した。ウレタン樹脂層成形前のチューブ外周面の表面粗さはRa=0.25μm、体積抵抗率は1×108(Ωcm)であった。
外径を11.87mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用い、上記チューブを用い、圧力室の窒素ガス圧を高くした他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.196mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部と、カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)30質量部を溶融混練しペレット1を得た。次に、低密度ポリエチレン樹脂(LF128:日本ポリエチレン製)100質量部と、カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)30質量部を溶融混練しペレット2を得た。2台の押し出し機と、多層成形用の環状ダイスを準備して、ペレット2によって形成される層が外層に、ペレット1によって形成される層が内層になるように、多層チューブを押し出した。これを、長さ240mmにカットして、厚さ50μm、内径11.82mmのチューブを得た。該チューブ外周面の表面粗さはRa=0.15μm、体積抵抗率は1×109(Ωcm)であった。なお、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂を含む層の厚さは25μm、低密度ポリエチレン樹脂を含む層の厚さも25μmとした。
外径を11.85mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.155mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
アルミニウム蒸着膜を50オングストロームに変更した他は、実施例4と同様にチューブを作製した。
上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.326mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
押出機からの押出し厚さ50μm、内径11.86mmとし、実施例2と同様にして1000オングストロームのアルミニウム蒸着膜を作製した他は、実施例1と同様にチューブを作製した。ウレタン樹脂層成形前のチューブ外周面の表面粗さはRa=0.15μm、体積抵抗率は1×109(Ωcm)であった。
外径を11.85mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.265mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部に替えて、低密度ポリエチレン樹脂(LF128:日本ポリエチレン製)100質量部を用いた。押出機からの押出し厚さ240μm、内径15.52mmとし、実施例2と同様にして200オングストロームのアルミニウム蒸着膜を作製した他は、実施例1と同様にチューブを作製した。ウレタン樹脂層成形前のチューブ外周面の表面粗さはRa=0.15μm、体積抵抗率は1×109(Ωcm)であった。
外径8.00mmにした他は実施例1と同様の軸体を用いた。また、外径を15.51mmにした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用いた。そして、上記チューブを用い、圧力室の窒素ガス圧を高くした以外は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径16.180mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
ポリカーボネート樹脂(パンライトK1300Y:帝人化学製)100質量部を、クロロベンゼン1000質量部に溶解させた後、カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)50質量部を添加した。ボールミルで攪拌分散し、ポリカーボネート塗料を作成した。該塗料を、直径12mmの芯金の外周面にスプレーコーティングし、100℃で30分乾燥させた後、140℃で1時間乾燥させることにより、芯金の外周面に厚さ2μmの半導電性ポリカーボネート皮膜を形成した。
ブチルゴム(ブチル365:エクソンモービル社製) 100質量部
カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製) 35質量部
酸化亜鉛(酸化亜鉛1号:堺化学製) 10質量部
ステアリン酸(ルナックS70:花王製) 1質量部
硫黄(金華印微紛硫黄:鶴見化学工業製) 2質量部
テトラメチルチウラムジスルフィド 2質量部
(ノクセラーTT−P:大内新興化学工業製)
該ブチルゴムコンパウンドを環状ダイスからチューブ状に押し出すと同時に、ポリカーボネートをコーティングした芯金をクロスヘッド押し出し法で押し出し、ブチルゴムコンパウンドを、半導電性ポリカーボネート皮膜の周囲に密着させた。この状態で、160℃で45分間加硫し、ブチルゴムを研摩した。
外径を9.25mmにし、穴Bを中心から3.7mm離れた位置に、直径0.47mmとした他は、実施例1と同様にして作製した軸受けを用いた。そして、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径13.372mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
半導電性ブチルゴム層の厚さを1498μmとし、アルミニウム蒸着膜の厚さを20オングストロームに変更した以外は、実施例11と同様にチューブを作製した。
外径8.25mmにした他は実施例11と同様の軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径13.372mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
押出機からの押出し厚さ100μm、内径11.76mmとした他は、実施例1と同様にチューブを作製した。ウレタン樹脂層成形前のチューブ外周面の表面粗さはRa=0.15μm、体積抵抗率は1×109(Ωcm)であった。
外径11.75mmにした他は実施例1と同様の軸受けを用い、上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.092m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
ウレタン樹脂層用塗料を塗工しない他は、実施例1と同様にチューブを作製した。チューブの窒素透過度を測定した。結果を表1に示す。
上記チューブを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.096m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[現像ローラーの組み立て、画像評価]
外径4mmとした他は実施例1と同様の軸体を用い、穴Aの直径を3.87mmとした他は実施例1と同様の軸受けを用いた他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.141m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。本実施例では、中空率を高めるために、軸体を細く(外径4mm)している。このため、H/H環境の5000枚画像出力後に、画像の両端部に軽微な融着スジ画像が発生した。これは、軸体が細く、軸体の剛性が低いために、現像ローラーが電子写真プロセスカートリッジ中で撓み、現像ローラーに対する現像ブレードの当接圧力が現像ローラーの両端部に集中し、現像ローラーの両端部で現像剤が融着した結果と考えられる。結果を表1に示す。
[現像ローラーの組み立て、画像評価]
圧力室の窒素ガス圧を高くした他は、実施例3と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.600m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[現像ローラーの組み立て、画像評価]
圧力室の窒素ガス圧を低くした他は、実施例10と同様にして現像ローラーを組み立て、外径16.100m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
図8に示す内型を用いてチューブを調製した。図8に示す内型は、1対の磁石200と、磁性体からなる円筒を周方向に8分割した金属部材201から構成される。磁石200は直径8.01mm、長さ300mmの棒状を有し、金属部材201は、内径8.02mm、外径11.85mm、長さ240mmのパイプを、周方向に8分割して作製したものである。金属部材201は磁石200によって一体化され、パイプが復元されるようになっている。
外径8.00mmとした他は実施例1と同様に作製した軸体と、チューブを、温度23℃、JIS K1107:2005に記載の2級窒素ガスを充満した圧力室に導入した。チューブの両端の小径部分の内周面に、導電性接着剤(ドータイトXA910:藤倉化成株式会社製)を塗布し、軸体をチューブに挿入し、軸体の外周面と、チューブの両端部内周面とを接触させた。接触部分に、100℃に加熱した曲率4mmの曲面を有するブロックを上下方向から押し当て、接触面全体を加熱して接着を完了することにより、チューブ内に窒素ガスを封入した外径12.141m(23℃)の現像ローラーを得た。
これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂100質量部に替えて、ポリエチレンナフタレート樹脂(テオネックスTN8056S:帝人化成製)100質量部を用いた。図9に示す内型として、外径11.91mmの金属部材を用いた他は、実施例18と同様にして、厚さ20μmのウレタン樹脂層を有するチューブを得た。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.166mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
[チューブの調製]
図9に示す内型として、外径11.91mmの金属部材を用いた他は、実施例18と同様にして、厚さ20μmのウレタン樹脂層を有するチューブを得た。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.166mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部に替えて、ポリエチレンナフタレート樹脂(テオネックスTN8550:帝人化成製)100質量部を用いた。図8に示す内型として、外径11.88mmの金属部材を用いた他は、実施例18と同様にして、厚さ20μmのウレタン樹脂層を有するチューブを得た。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.265mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
[現像ローラーの組み立て、画像評価]
圧力室の窒素ガス圧を高くした以外は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.413m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表1に示す。
[チューブの調製]
エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部に替えて、ポリアミド6樹脂(M1040:ユニチカ製)100質量部を用いた。図8に示す内型として、外径11.91mmの金属部材を用いた他は、実施例18と同様にして、厚さ20μmのウレタン樹脂層を有するチューブを得た。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.196mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
[チューブの調製]
加熱した内型に吹き付ける粉体を2種類準備した。
粉体1:エチレンユニットを29モル%含有するエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(ソアノールDT2903:日本合成化学工業株式会社製)100質量部と、カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)30質量部とを溶融混練した。これを粉末化して、粉体1を得た。
粉体2:低密度ポリエチレン樹脂(LF128:日本ポリエチレン製)100質量部と、カーボンブラック(デンカブラック粒状品:電気化学工業製)30質量部との溶融混練物を粉末化して、粉体2を得た。
ウレタン樹脂層、アルミニウム蒸着膜を含むチューブの厚さは、70μm、体積抵抗率は9×108(Ωcm)、Raは1.10μmμmであった。チューブの窒素透過度を測定した。結果を表2に示す。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.166mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
[チューブの調製]
チューブの内周面に、厚さ50オングストロームのアルミニウム蒸着膜を設けた他は実施例18と、チューブを調製した。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.166mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
[チューブの調製]
図8に示す内型として、外径11.86mmの金属部材を用いた他は、実施例18と同様にして、厚さ20μmのウレタン樹脂層を有するチューブを得た。
上記チューブを用いた他は、実施例18と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.265mm(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。結果を表2に示す。
外径4.6mmとした他は実施例1と同様の軸体を用い、穴Aの直径を4.49mmとした他は実施例1と同様の軸受けを用い、その他は、実施例1と同様にして現像ローラーを組み立て、外径12.141m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。本実施例では、軸体の直径が4.6mmと太いので、実施例15で見られたような、現像ローラーの撓みに起因すると考えられる画像濃度ムラは発生しなかった。結果を表1に示す。
圧力室の窒素ガス圧を0.12(MPa)に調節した以外は、実施例17と同様にして現像ローラーを組立て、外径16.198m(23℃)の現像ローラーを得た。これを実施例1と同様の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、画像形成装置を用いて、実施例1と同様に画像形成を行った。実施例17と本実施例のセット跡画像レベルを比較すると、中空部の圧力が0.12(MPa)である本実施例の方が、0.11(MPa)の実施例17より優れていることが分かる。結果を表1に示す。
実施例1と同様の軸体、軸受け、チューブを用い、これらを実施例1と同様の接着剤を用いて一体化した。一方の軸受けに開いている穴Bに、予め導電性接着剤(ドータイトXA910:藤倉化成株式会社製)を塗布し、実施例1と同様のセットビスをねじ込み、封止した。
2 転写ローラー
3 定着装置
4 現像ローラ
4a 軸体
4b、4d チューブ
4c 軸受け
5 感光体
6 現像剤塗布用ローラー
7 現像ブレード
8 帯電ローラ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
100 ゲージ圧力センサ
101 ガスケット
102 センサーホルダ
103 中空針
200 磁石
201 金属部材
Claims (6)
- 導電性軸体上に、気体が封入された気体層と樹脂層とを順次有する現像ローラーであって、樹脂層が、導電性軸体の外径より大きい内径を有するチューブにより形成され、気体層が、導電性軸体と、樹脂層を形成するチューブと、該チューブの両端の開口を閉塞する1対の導電性軸受けとにより形成される気密空間に形成されたことを特徴とする現像ローラー。
- 導電性軸体上に、気体が封入された気体層と樹脂層とを順次有する現像ローラーであって、樹脂層が、導電性軸体の長手方向の両端部の近傍において軸体の外径と同じ内径を有し、導電性軸体の長手方向の中央部において導電性軸体の外径より大きい内径を有するチューブにより形成され、気体層が、導電性軸体と、樹脂層を形成するチューブとにより形成される気密空間に形成されたことを特徴とする現像ローラー。
- 気体層が、現像ローラー全体の体積V2に対して、30%から80%の体積V1を有する請求項1または2記載の現像ローラー。
- チューブが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリアミドの少なくとも一つを含む樹脂で形成された請求項1から3のいずれか一項に記載の現像ローラー。
- 電子写真装置に着脱自在に設けられ、感光体へ薄膜状に形成した現像剤を供給し感光体が担持する静電潜像の現像を行う現像ローラーを有する電子写真プロセスカートリッジにおいて、現像ローラーが請求項1から4のいずれか一項に記載の現像ローラーであることを特徴とする電子写真プロセスカートリッジ。
- 静電潜像を担持する感光体と、該感光体へ薄膜状に形成した現像剤を供給し感光体が担持する静電潜像の現像を行う現像ローラーを有する画像形成装置において、現像ローラーが請求項1から4のいずれか一項に記載の現像ローラーであることを特徴とする画像形成装置。
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