JP5025056B2

JP5025056B2 - Pachinko machine

Info

Publication number: JP5025056B2
Application number: JP2001276668A
Authority: JP
Inventors: 富起洪; 一人岩嵜
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2001-09-12
Filing date: 2001-09-12
Publication date: 2012-09-12
Anticipated expiration: 2021-09-12
Also published as: JP2003079855A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者が実質的に獲得し得る遊技球数を報知する手段を備えたパチンコ機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の一例として、遊技盤に取付けられた表示器に、何回目の開放か、何個目の入賞か等の遊技状態を報知するようにしたものがある。
ところで、パチンコ遊技においては、各種入賞口への入賞に伴い所定数の賞球が払出され遊技者はその遊技球を獲得することになるが、その遊技球の獲得までの間に遊技球が発射装置から遊技盤に向けて打ち出され、入賞できないものはその遊技機に回収されることになる。このため、遊技者が実質的に獲得し得る遊技球数（実質獲得球数）は、入賞口等への入賞に伴い払出される賞球総数から前記打玉数の総数（打玉総数）を差し引いた値となる。そして、遊技者がこの実質獲得球数を把握することにより満足感を得られ、その分、ゲーム性を向上させることができる等の利点があることから、実質獲得球数がどの程度の球数になっているかを報知することが望まれている。
また、遊技者及びホール従業員にとって、打止めは大いに関心が持たれるものであり、打止めを可能な限り確実かつ迅速に把握することが望まれている。
しかしながら、現状のパチンコ機においては賞球された遊技球は一度パチンコ機の外に放出されるため、床等への落球、遊技者等による一部保持等の可能性もあり得るので、最終的な獲得球数をパチンコ機自体で計数表示することは難しい。
【０００３】
なお、パチンコ遊技において遊技球の出玉数（払出し数）を遊技者に報知する装置の一例として、パチンコ機に補給される遊技球の数、パチンコ機から排出される遊技球の数等に基づいて、ホールコンピュータが出玉数を求め、この出玉数情報を各パチンコ機の周辺のいわゆる島に設けられた報知手段に送り遊技者に報知させるようにしたものがある。
【０００４】
この装置では、例えば図６に示すように大当りが発生すると、この大当り発生から所定時間遅れて大当りに係る遊技球の排出が行われ、その排出から所定時間遅れて大当りに係る遊技球の補給が行われ、また、大当りが終了すると、遊技球の排出は、大当りの終了時点Ｔ０から所定時間ｋ１後の時点Ｔ１に終了する一方、前記終了時点Ｔ０から所定時間ｋ２（ｋ１＜ｋ２）後の時点Ｔ２に遊技球の補給を終了するようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図６を用いて説明した従来技術では、各種センサからの信号の入力時点（例えば大当りの終了時点）、遊技球の排出時点、その排出球数の計数時点、及び補給の時点に大きな時間差（図６大当り終了時点Ｔ０、遊技球の排出終了時点Ｔ１、遊技球の補給終了時点Ｔ２参照）を生じてしまう。このため、獲得球数（出玉数）の検出精度が低くて、実質獲得球数がどの程度の球数になっているかの報知を図るという上記要望に応えるためには利用できないというのが実情であった。
【０００６】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、獲得球数が所定数の値に達したことを遊技中に迅速に報知して遊技性の向上を図ることができるパチンコ機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載に係る発明は、遊技盤上に設けられた入賞口への遊技球の入賞により該入賞口に対応した個数の賞球を払出し、かつ所定の遊技条件が成立することにより遊技者に有利な大当り遊技を開始するパチンコ機であって、前記入賞口は複数個設けられ、各入賞口は賞球数が予め定められており、前記大当り遊技の開始時点から前記入賞口それぞれに入賞した遊技球の球数と該入賞口それぞれに対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、前記大当り遊技の開始時点からの遊技時間と当該パチンコ機の通常単位時間当りに発射される球数とに基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引いて得られる値を遊技者の獲得球数推定値として当該獲得球数の算出を開始する獲得球数算出手段と、複数種類のモード音を発生可能で、前記大当り遊技の開始時点から前記複数種類のうち一のモード音を発生する音発生装置と、前記獲得球数算出手段が算出する獲得球数が予め定めた基準値に達した際に前記音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させる音発生切換え制御手段とを備えたことを特徴とする。
【０００８】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の構成において、前記基準値は打止め球数に基づいて定めることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図１ないし図５に基づいて説明する。
図１及び図２において、パチンコ機１の遊技盤２の前面には誘導レール３が略円形渦巻状に設けられており、その内側に遊技領域４が形成されている。誘導レール３は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球を遊技盤２の左側上部から前記遊技領域４へ送り出すようにしている。なお、ハンドルを通常に操作することにより、１分間に１００個の遊技球が発射されるようになっている。
【００１０】
遊技盤２の前面における中央部には大入賞口５の開閉を行う可変入賞装置６が設けられている。可変入賞装置６の下側には普通図柄表示装置作動ゲート７が設けられ、その下側には第２種始動口（以下、中央第２種始動口８という。）の開閉を行う普通電動役物９が設けられている。中央第２種始動口８に遊技球が入賞すると、大入賞口５が所定時間（例えば約０．６秒間）の開放を２回行うようになっている。普通電動役物９が作動しない場合は中央第２種始動口８には遊技球は入賞しないようになっている。
普通電動役物９の左右側にはそれぞれ第２種始動口（左側のものを左側第２種始動口１０といい、右側のものを右側第２種始動口１１という。）が設けられている。左側、右側第２種始動口１０，１１に遊技球が入賞すると、大入賞口５が所定時間（例えば約０．４秒間）の開放を１回行うようになっている。
【００１１】
可変入賞装置６の上側には連続作動回数判定図柄表示装置１２が設けられており、その上側に天入賞口１３が設けられている。可変入賞装置６の左右側には、それぞれ入賞口（左側のものを左肩入賞口１４、右側のものを右肩入賞口１５という。）が設けられている。普通電動役物９の下側に普通図柄表示装置１６が設けられ、その下側（遊技領域４の最下方部分）にアウト口１７が設けられている。左側第２種始動口１０の左斜め上側、右側第２種始動口１１の右斜め上側には、それぞれ入賞口（左側のものを左袖入賞口１８、右側のものを右袖入賞口１９という。）が設けられている。
前記遊技領域４には風車６０及び釘などの図示しない遊技用部材が複数設けられている。
【００１２】
可変入賞装置６は、大入賞口作動ソレノイド２０により駆動されて開閉する左右一対の羽根２１，２１を有し、一対の羽根２１，２１の開閉により大入賞口５を開閉させるようになっている。一対の羽根２１，２１が開く（開放する）ことにより、遊技球１６は大入賞口５に入賞しやすくなる。又、一対の羽根２１，２１が閉じる（閉止する）ことにより遊技球１６の大入賞口５への入賞は抑制される。
【００１３】
大入賞口５の内側には流路（図示省略）を介して、特定領域２２（Ｖゾーン）及び特定領域２２以外の普通領域（図示省略）が接続されており、大入賞口５に入賞した遊技球がいずれかに案内されるようになっている。
大入賞口５の内部には回転体２３が設けられ、その下側には上下に移動可能にストッパ２４が設けられている。ストッパ２４の左右側には、左右に往復動可能に可動片下２５，２５が設けられ、可動片下２５，２５の上側には前後に移動可能に可動片上２６，２６が設けられている。
回転体２３、ストッパ２４、可動片下２５，２５及び可動片上２６，２６は、図示しない駆動手段により作動（回動、移動など）され、作動状態又は非作動状態（停止状態）で、それぞれ単独で又は相互に組合せられて特定領域２２に対する遊技球の誘導及び遮蔽などを行うようにしている。
【００１４】
回転体２３は、電源投入により回転動作を行い、大入賞口５の開閉中は停止する。可動片下２５，２５は、電源投入により左右の往復動作を行う。
また、上述したように左側第２種始動口１０、右側第２種始動口１１又は中央第２種始動口８に対する入賞により大入賞口５が開放されるが、この開放時にストッパ２４は上下に動作し、可動片上２６，２６は前後に動作する。
【００１５】
天入賞口１３、左肩入賞口１４、右肩入賞口１５、左袖入賞口１８及び右袖入賞口１９にそれぞれ遊技球が入賞すると、入賞球１個につき１０個の遊技球が賞球として払出される。また、大入賞口５に遊技球が入賞すると、入賞球１個につき１０個の遊技球が賞球として払出される。
中央第２種始動口８、左側第２種始動口１０又は右側第２種始動口１１に遊技球が入賞すると、入賞球１個につき５個の遊技球が賞球として払出される。
以下、獲得できる遊技球の数に対応して、便宜上、中央第２種始動口８、左側第２種始動口１０及び右側第２種始動口１１に遊技球が入賞することをａ入賞といい、また、天入賞口１３、左肩入賞口１４、右肩入賞口１５、左袖入賞口１８、右袖入賞口１９又は大入賞口５にそれぞれ遊技球が入賞することをｂ入賞という。
【００１６】
普通図柄表示装置１６は遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート７を通過すると左右の図柄（左図柄、右図柄）が変動を開始する。左図柄及び右図柄は、それぞれ複数種類（本実施の形態では、「１」〜「９」、「０」の１０種類）設けられている。普通図柄表示装置１６の図柄変動は、開始から所定時間（例えば約５．５秒）後に停止する。
普通電動役物９（中央第２種始動口８）は、普通図柄表示装置１６の停止図柄が「１，１」、「３，３」、「５，５」、「７，７」及び「９，９」のうちいずれかであると、所定時間（例えば約１．５秒間）又は遊技球が所定個数（例えば１個）入賞するまで開放されるようになっている。
【００１７】
前記普通図柄表示装置作動ゲート７の通過記憶は、所定個数（例えば４個）までであり、普通図柄表示装置１６が図柄変動を停止した後又は普通電動役物９（中央第２種始動口８）の開放動作終了後、前記所定個数（例えば４個）の範囲内で、再び図柄の変動を開始する。
【００１８】
上述したように大入賞口５が開放され、その際に遊技球が特定領域２２を通過すると、可変入賞装置６が連続して作動する回数（連続作動回数）〔ラウンド数〕を決定するため、連続作動回数判定図柄表示装置１２の図柄が変動を開始する。連続作動回数判定図柄表示装置１２の図柄は複数種類（本実施の形態では、「Ｖ」、「８」、「５」、「３」の４種類とする）設けられている。
【００１９】
連続作動回数判定図柄表示装置１２の停止図柄により、可変入賞装置６の連続作動回数〔ラウンド数〕は次のように定められる。
（１）「Ｖ」の図柄が表示された場合、可変入賞装置６の連続作動回数は、中央第２種始動口８への入賞を含めて所定回数（例えば１６回）とする。
（２）「８」の図柄が表示された場合、可変入賞装置６の連続作動回数は、中央第２種始動口８への入賞を含めて所定回数（例えば９回）とする。
（３）「５」の図柄が表示された場合、可変入賞装置６の連続作動回数は、中央第２種始動口８への入賞を含めて所定回数（例えば６回）とする。
（４）「３」の図柄が表示された場合、可変入賞装置６の連続作動回数は、中央第２種始動口８への入賞を含めて所定回数（例えば４回）とする。
【００２０】
連続作動回数判定図柄表示装置１２の図柄が停止した後、可変入賞装置６（大入賞口５）は所定時間（例えば約２６．２秒間）に所定回数（例えば１８回）の開閉動作を行う（大当り状態に移行する）、すなわち大当り遊技を開始する。可変入賞装置６の開閉時間〔前記所定時間（例えば約２６．２秒間）〕内であっても大入賞口５に所定数（例えば１０個）の遊技球が入賞すると前記開閉動作（すなわち当該ラウンド）は終了し、上述したようにして定められた連続作動回数〔ラウンド数〕の範囲内で新たなラウンドが実行される。
【００２１】
前記各入賞口（大入賞口５、天入賞口１３、左肩入賞口１４、右肩入賞口１５、左袖入賞口１８、右袖入賞口１９）、始動口（中央第２種始動口８、左側第２種始動口１０、右側第２種始動口１１）、普通図柄表示装置作動ゲート７および特定領域２２に対応して、遊技球の入賞または通過を検出するスイッチが設けられている。これら各スイッチを以下、それぞれ大入賞口スイッチ２７、天入賞口スイッチ２８、左肩入賞口スイッチ２９、右肩入賞口スイッチ３０、左袖入賞口スイッチ３１、右袖入賞口スイッチ３２、中央第２種始動口スイッチ３３、左側第２種始動口スイッチ３４、右側第２種始動口スイッチ３５、普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ３６および特定領域スイッチ３７という。
【００２２】
図２に示すように、大入賞口スイッチ２７、天入賞口スイッチ２８、左肩入賞口スイッチ２９、右肩入賞口スイッチ３０、左袖入賞口スイッチ３１、右袖入賞口スイッチ３２、中央第２種始動口スイッチ３３、左側第２種始動口スイッチ３４、右側第２種始動口スイッチ３５、普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ３６、特定領域スイッチ３７等には、入力ポート３９を介して獲得球数算出手段である主制御部４０（ＣＰＵ）が接続されている。
【００２３】
主制御部４０には、出力ポート４１を介して大入賞口作動ソレノイド２０、連続作動回数判定図柄表示装置１２、普通図柄表示装置１６、可変入賞装置６、スピーカ４２、ストッパ２４の駆動手段(図示省略)、回転体の駆動手段(図示省略)、可動片下２５，２５の駆動手段(図示省略)及び可動片上２６，２６の駆動手段(図示省略)などが接続されている。スピーカ４２は、複数種類のモード音が発生可能とされており、本発明の音発生装置を構成し、主制御部４０は音発生切換え制御手段を構成している。ここで、複数種類のモード音とは、高低、長短、強弱、音色等の音の種類が異なるもの、異なるメロディー、同等又は異なる種類の音で発生周期が異なるもの等を指している。本実施の形態では、Ａモード音、Ｂモード音及び通常モード音の３種類のモード音が用いられている。
【００２４】
本実施の形態では、スピーカ４２は、主制御部４０に制御されて、Ａモード音、Ｂモード音及び通常モード音を分けて発生するようにしている。それぞれのモード音は、後述する出玉数推定値Ｆ（獲得球数）等に対応して定められている。すなわち、Ａモード音は、出玉数推定値Ｆが０個以上でかつ予め定めた基準値Ｍ（本実施の形態では４０００個）未満の場合に、Ｂモード音は出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達した（４０００個以上である）場合に、また、通常モード音は遊技状態が通常状態である（大当り状態でない）場合に発生されるようになっている。前記基準値Ｍは、打止め数Ｕ（例えば４５００個）に比して少ない値（前記４０００個）に設定されており、後述するように出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達した（４０００個以上である）場合に、Ａモード音に代えてＢモード音を発生することにより打止めに近いことを把握できるようにしている。
【００２５】
前記出玉数（獲得球数）は、遊技者が実質的に獲得し得る遊技球数（獲得球数）であり、入賞口等への入賞に伴い払出される賞球総数から打玉数〔打ち出された遊技球の数〕の総数（打玉総数）を差し引いた値となる。
【００２６】
主制御部４０は、遊技用の制御プログラムを格納するＲＯＭ４３を有し、前記制御プログラムに従って後述する出玉数推定、音声モード切換処理を含む各種の演算制御を行って、各部に遊技動作を行わせるようにしている。主制御部４０は、さらに前記演算制御時の作業エリアとして用いられるＲＡＭ４４を含んでいる。主制御部４０は、後述する出玉数推定、音声モード切換処理を行うようになっており、獲得球数算出手段を構成している。
【００２７】
前記出玉数推定、音声モード切換処理を図３及び図５に基づいて説明する。
主制御部４０は、この出玉数推定、音声モード切換処理において、まず、大当り遊技中（大当り期間中）であるか否かを判定する(ステップＳ１)。ここで、「大当り期間中」とは、大当り状態が複数回（ラウンド）続く場合には、大当り状態への移行時から最後の回（ラウンド）の大当り状態が終了するまでの期間をいう。
【００２８】
大当り状態（大当り遊技）は、上述したように大入賞口５が開閉作動し、この大入賞口５が開放した際に遊技球が特定領域２２を通過することにより開始される、遊技者に有利な状態である。１ラウンドの大当り状態は、可変入賞装置６の開閉作動が例えば約２６．２秒間に１８回行われることにより終了するが、この時間（約２６．２秒間）の経過の他に、大入賞口５へ所定数（例えば１０個）の入賞があった場合にも終了する。
【００２９】
ステップＳ１でＹｅｓ〔大当り遊技中（大当り期間中）である〕と判定すると、スピーカ４２にＡモード音を発生させ（ステップＳ２）、遊技者やホール従業員等に遊技状態が大当り状態であり、出玉数が０〜５００個の出玉数範囲内にあることが分かるようにしている。
【００３０】
ステップＳ２に続いて、図示しない大当りタイマの計測値である大当り継続時間Ｔ（分）をカウントアップする(ステップＳ３)。
次に、遊技球が中央第２種始動口８、左側第２種始動口１０又は右側第２種始動口１１へ入賞（すなわち、ａ入賞）をしたか否かを判定する(ステップＳ４)。
【００３１】
ステップＳ４でＹｅｓ（ａ入賞した）と判定した場合、図示しないａ入賞カウンタの値（ａ入賞の個数）に「１」を加算し、ステップＳ６に進む。ステップＳ４でＮｏ（ａ入賞していない）と判定した場合、ステップＳ６に進む。
ステップＳ６では、遊技球が天入賞口１３、左肩入賞口１４、右肩入賞口１５、左袖入賞口１８、右袖入賞口１９又は大入賞口５へ入賞（すなわち、ｂ入賞）をしたか否かを判定する。
【００３２】
ステップＳ６でＹｅｓ（ｂ入賞した）と判定した場合、図示しないｂ入賞カウンタの値（ｂ入賞の個数）に「１」を加算し、ステップＳ８に進む。ステップＳ６でＮｏ（ｂ入賞していない）と判定した場合、ステップＳ８に進む。
ステップＳ８では、次式（１）の演算を行って出玉数推定値Ｆ（大当りの出玉数）を求める。
【００３３】
（ａ入賞の個数）×５個＋（ｂ入賞の個数）×１０個−（大当り継続時間Ｔ）×１００個＝Ｆ … （１）
本実施の形態では、大当り継続時間Ｔ（分）は、ステップＳ８実施時点における大当りタイマのカウント値であり、大略大当りの発生〔ステップＳ１〕からステップＳ８の実行時までの時間に相当する。式（１）は、（大当り継続時間Ｔ）に（１００個）を掛ける演算となっているが、この（１００個）はハンドルの操作により通常時１分間に発射される球数に相当する。
【００３４】
ステップＳ８に続いて出玉数推定値Ｆを出玉数推定値バッファ（図示省略）に格納する(ステップＳ９)。
次に、出玉数推定値バッファに格納された出玉数推定値Ｆが基準値Ｍ（ここでは４０００）に達しているか否かを判定する（ステップＳ１０）。なお、上述したように基準値Ｍは打止め数Ｕより小さい値（Ｍ＜Ｕ）とされている。ステップＳ１０でＮｏ（出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達していない）と判定した場合は、スピーカ４２にＡモード音を継続して発生させて（ステップＳ１１）、ステップＳ１２に進んで、大当り遊技中（大当り期間中）であるか否かを判定する。ステップＳ１２でＹｅｓ（大当り期間中である）と判定すると、ステップＳ４に戻り、ステップＳ１０でＹｅｓと判定するまで、上述と同様の処理を行い、その間スピーカ４２にＡモード音を継続して発生させる。
【００３５】
ステップＳ１０でＹｅｓ（出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達している）と判定した場合は、スピーカ４２にＡモード音に代えてＢモード音を発生させ（ステップＳ１３）、遊技者等に出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達していること、ひいては出玉数推定値Ｆが打止め数Ｕに近い値であることを知らせるようにする。
【００３６】
ステップＳ１２でＮｏ〔大当り遊技中（大当り期間中）でない〕と判定すると、スピーカ４２に通常モード音を発生させ（ステップＳ１４）、遊技者等に大当り期間中でないこと（通常遊技状態であること）を知らせる。
【００３７】
ステップＳ１４に続いて、大当りタイマをクリアし(ステップＳ１５)、ａ入賞カウンタをクリアし(ステップＳ１６)、ｂ入賞カウンタをクリアし(ステップＳ１７)、この出玉数推定、音声モード切換処理を終了する（ステップＳ１８）。ステップＳ１でＮｏと判定したときはステップＳ１８に進む。
【００３８】
この実施の形態では、大当り発生時にａ入賞の入賞球数（ａ入賞の個数）及びその賞球数（５個）からａ入賞に対する払出賞球数〔（ａ入賞の個数）×５個〕を求め、同様にｂ入賞の入賞球数（ｂ入賞の個数）及びその賞球数（１０個）からｂ入賞に対する払出賞球数〔（ｂ入賞の個数）×１０〕を求め、さらにａ入賞に対する払出賞球数及びｂ入賞に対する払出賞球数を合計して合計払出賞球数〔（ａ入賞の個数）×５個＋（ｂ入賞の個数）×１０〕を求めている。更に、大当り継続時間Ｔ（大当り遊技中における大当り遊技発生時点からの経過時間）にハンドルの操作により通常時１分間に発射される球数（１００個）を掛けて推定打玉数〔（大当り継続時間Ｔ）×１００個〕を求める。
【００３９】
そして、前記合計払出賞球数から推定打玉数を減算することにより、出玉数推定値Ｆ（大当りの出玉数）を得、出玉数推定値Ｆが０個以上でかつ予め定めた基準値Ｍ（４０００個）未満の場合にＡモード音を発生し、出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達する（４０００個以上となる）と、Ａモード音に代えてＢモード音を発生するようにしている。
【００４０】
大当りが発生すると、Ａモード音が発生することにより遊技者は大当たり遊技状態にあることを聴覚を通じて把握することができる。又、出玉数推定値Ｆが基準値Ｍに達する（４０００個以上となる）と、Ａモード音に代えてＢモード音を発生するので、打止めになることを把握でき、その分遊技性の向上を図ることができる。
【００４１】
出玉数推定値Ｆを、大当たり発生時点（所定時点）からの入賞口への入賞球数と該入賞口に対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、大当たり発生時点からの経過時間に基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引くことにより得るため、その値（遊技者が実際に得られる獲得球数）が従来よりもより精度高いものになり、このように精度高い出玉数推定値Ｆを用いて打止め判定をおこなうことから、打止めになることの報知を比較的迅速かつ精度高く果たすことができる。
【００４２】
また、出玉数推定値Ｆ（大当りの出玉数）を求めるために、大入賞口スイッチ２７、天入賞口スイッチ２８、左肩入賞口スイッチ２９、右肩入賞口スイッチ３０、左袖入賞口スイッチ３１、右袖入賞口スイッチ３２、中央第２種始動口スイッチ３３、左側第２種始動口スイッチ３４、右側第２種始動口スイッチ３５、普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ３６、特定領域スイッチ３７の検出信号を用いているが、これら各スイッチは、一般的に設けられているスイッチであり、新たにスイッチ（センサ）を設けてはいない。また、スピーカ４２も従来技術で一般的に用いるものを兼用することができる。このため、部品数に関し従来技術に比して多くすることなく、出玉数推定値Ｆ（大当りの出玉数）を求めることができ、その分、装置を簡素化することができる。
【００４３】
上記実施の形態では、ａ入賞の場合（中央第２種始動口８、左側第２種始動口１０又は右側第２種始動口１１への入賞）の場合、入賞球１個につき５個の遊技球が獲得でき、ｂ入賞の場合（天入賞口１３、左肩入賞口１４、右肩入賞口１５、左袖入賞口１８又は右袖入賞口１９への入賞）の場合、入賞球１個につき１０個の遊技球が獲得でき、入賞の種類が賞球数に応じてａ入賞及びｂ入賞の２種類に分けられた場合を例にしたが、本発明はこれに限らず、３種類以上に分けるようにしてもよい。また、入賞口毎に賞球数を異ならせるようにしてもよい。
【００４４】
本実施の形態では、基準値Ｍを、打止め数Ｕ（４５００個）に比して少ない値（４０００個）に設定し、打止めになることを把握できるようにした場合を例にしたが、これに限らず、前記値（４０００個）よりさらに小さい値（例えば３０００個、２０００個）などに設定するようにしてもよい。
【００４５】
上記実施の形態では、パチンコ機１がいわゆる第２種パチンコ機である場合を例にしたが、これに代えて本発明をいわゆる第１種パチンコ機に適用するようにしてもよい。
【００４６】
また、上述した実施の形態では、所定時点を大当り遊技の開始時点とし、大当り遊技の開始時点に獲得球数の算出を開始するようにしているが、所定時点をホール開店時などとしてもよい。また、打止め台の開放時等のようにホール従業員等が望んだ時（所望時）に、獲得球数の算出を開始するようにしてもよい。
【００４７】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、獲得球数算出手段が大当り遊技の開始時点から獲得球数の算出を開始し、前記大当り遊技の開始時点から音発生装置が一のモード音を発生し、前記獲得球数が予め定めた基準値に達した際に音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させるので、遊技者及びホール遊技者などはその発生音を聞いて遊技を行なっている際の獲得球数が前記基準値に達したことを確実に把握できる。
【００４８】
さらに、請求項１に記載の発明によれば、大当り遊技の開始時点から入賞口それぞれに入賞した遊技球の球数と該入賞口それぞれに対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、前記大当り遊技の開始時点からの遊技時間と当該パチンコ機の通常単位時間当りに発射される球数とに基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引いて得られる値を遊技者の獲得球数として当該獲得球数の算出を行うので、より精度の高い獲得球数を得ることができる。
【００４９】
請求項２に記載の発明によれば、前記基準値を例えば打止め球数より少ない値に設定しておくことにより、獲得球数が前記基準値に達して前記音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させ、打止めに近いことを報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態のパチンコ機を模式的に示す正面図である。
【図２】図１の主制御部を模式的に示すブロック図である。
【図３】図２の主制御部が実行する出玉数推定、音声モード切換処理の一部を示すフローチャートである。
【図４】図３のステップ９に続く出玉数推定、音声モード切換処理の一部を示すフローチャートである。
【図５】図１のパチンコ機の作用を示すタイミングチャートである。
【図６】従来のパチンコ機の一例の作用を示すためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
５大入賞口
２２特定領域
４０主制御部（獲得球数算出手段、音発生切換え制御手段）
４２スピーカ（音発生装置）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pachinko machine provided with means for notifying the number of game balls that a player can substantially acquire.
[0002]
[Prior art]
As an example of a conventional pachinko machine, there is one in which a game state such as how many times it is opened and what number of winnings is notified on a display attached to a game board.
By the way, in pachinko games, a predetermined number of award balls are paid out in accordance with winnings at various winning openings, and the player acquires the game balls, but the game balls are fired before the game balls are acquired. Items that are launched from the device toward the game board and cannot be won will be collected by the game machine. For this reason, the number of game balls (actually acquired balls) that a player can substantially acquire is the total number of hits (total number of hits) from the total number of winning balls to be paid out for winning in a winning opening. Subtracted value. And, since the player can get a sense of satisfaction by grasping the actual number of balls acquired, there is an advantage that the game performance can be improved correspondingly. It is desired to inform whether it is.
Also, for players and hall employees, the stop is of great interest, and it is desired to grasp the stop as reliably and promptly as possible.
However, in the current pachinko machines, the winning game balls are released once out of the pachinko machine, so there is a possibility of falling onto the floor, etc., and partial holding by the players etc. It is difficult to count and display the number of acquired balls with the pachinko machine itself.
[0003]
As an example of a device for notifying the player of the number of balls played (payout number) in a pachinko game, based on the number of game balls supplied to the pachinko machine, the number of game balls discharged from the pachinko machine, etc. In some cases, the hall computer obtains the number of balls to be played and sends information on the number of balls to be sent to a notification means provided on a so-called island around each pachinko machine so that the player is notified.
[0004]
In this device, for example, as shown in FIG. 6, when a big hit occurs, the game balls related to the big hit are discharged after a predetermined time from the occurrence of the big hit, and the supply of the game balls related to the big hit is delayed for a predetermined time from the discharge. When the jackpot is over, the game ball is discharged at a time T1 after a predetermined time k1 from the jackpot end time T0, and at a time after a predetermined time k2 (k1 <k2) from the end time T0. The supply of the game ball is finished at T2.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art described with reference to FIG. 6, there is a large time difference between the time when signals from various sensors are input (for example, when the big hit ends), the time when the game balls are discharged, the time when the number of discharged balls is counted, and the time when replenishment occurs. (See FIG. 6, jackpot end time T0, game ball discharge end time T1, game ball supply end time T2). For this reason, the accuracy of detection of the number of acquired balls (number of balls to be played) is low, and the actual situation is that it cannot be used to meet the above-mentioned demand for reporting the actual number of balls acquired. Met.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a pachinko machine capable of promptly informing that the number of acquired balls has reached a predetermined number during the game and improving the playability. With the goal.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  According to the first aspect of the present invention, when a game ball is awarded to a prize opening provided on the game board, the number of prize balls corresponding to the prize opening is paid out, and a predetermined game condition is satisfied, thereby the player A pachinko machine that starts a jackpot game that is advantageous to the game, wherein a plurality of the winning holes are provided, and each winning hole has a predetermined number of winning balls, each of the winning holes from the start of the jackpot game.Of the game balls wonThe number of prize balls to be paid out is calculated from the number of balls and the number of prize balls determined corresponding to each winning opening, and the game time from the start of the jackpot game and the normal unit time of the pachinko machine The calculated number of hit balls is calculated based on the number of hit balls, and the value obtained by subtracting the estimated number of hit balls from the number of payout winning balls is used as the estimated number of balls acquired by the player and calculation of the number of hit balls is started. The acquired ball number calculating means, a sound generating device capable of generating a plurality of types of mode sounds and generating one mode sound of the plurality of types from the start of the jackpot game, and the acquired ball number calculating means When the number of acquired balls reaches a predetermined reference value, the sound generation device includes sound generation switching control means for generating a mode sound different from the one mode sound.
[0008]
The invention according to claim 2 is the configuration according to claim 1,The reference value is determined based on the number of hitting ballsIt is characterized by.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
1 and 2, a guide rail 3 is provided in a substantially circular spiral shape on the front surface of the game board 2 of the pachinko machine 1, and a game area 4 is formed on the inside thereof. The guide rail 3 is configured to send a game ball launched by operating a handle (not shown) from the upper left side of the game board 2 to the game area 4. In addition, by operating the handle normally, 100 game balls are fired per minute.
[0010]
A variable winning device 6 that opens and closes the big winning opening 5 is provided at the center of the front surface of the game board 2. A normal symbol display device operating gate 7 is provided below the variable winning device 6, and a normal electric combination for opening and closing a second type start port (hereinafter referred to as a central second type start port 8) is provided below the normal symbol display device operation gate 7. An object 9 is provided. When a game ball wins the center type 2 starting port 8, the big winning port 5 opens twice for a predetermined time (for example, about 0.6 seconds). When the ordinary electric accessory 9 does not operate, the game ball is not won at the center second type starting port 8.
On the left and right sides of the ordinary electric accessory 9, there are provided second type starting ports (the left one is called the left second type starting port 10 and the right one is called the right second type starting port 11). . When a game ball wins in the left and right second type starting ports 10 and 11, the big winning port 5 opens once for a predetermined time (for example, about 0.4 seconds).
[0011]
On the upper side of the variable winning device 6, a continuous operation number determination symbol display device 12 is provided, and on the upper side, a winning prize opening 13 is provided. On the left and right sides of the variable winning device 6, a winning opening (the left one is called the left shoulder winning opening 14 and the right one is called the right shoulder winning opening 15) is provided. A normal symbol display device 16 is provided on the lower side of the ordinary electric accessory 9, and an out port 17 is provided on the lower side (lowermost part of the game area 4). On the upper left side of the second type start port 10 on the left and on the upper right side of the second type start port 11 on the right side, there are a winning port (the left one is called the left sleeve winning port 18 and the right one is called the right sleeve winning port 19). .) Is provided.
The game area 4 is provided with a plurality of game members (not shown) such as windmills 60 and nails.
[0012]
The variable winning device 6 has a pair of left and right blades 21 and 21 that are opened and closed by being driven by a large winning port operating solenoid 20, and opens and closes the large winning port 5 by opening and closing the pair of blades 21 and 21. . By opening (releasing) the pair of blades 21, 21, the game ball 16 can easily win the big prize opening 5. Further, when the pair of blades 21 and 21 are closed (closed), the winning of the game ball 16 to the big winning opening 5 is suppressed.
[0013]
A special area 22 (V zone) and a normal area (not shown) other than the specific area 22 are connected to the inside of the big prize opening 5 through a flow path (not shown). A game ball is guided to one of them.
A rotary body 23 is provided inside the special winning opening 5, and a stopper 24 is provided below the rotary body 23 so as to be movable up and down. On the left and right sides of the stopper 24, movable piece lower portions 25, 25 are provided so as to be able to reciprocate left and right, and on the upper side of the movable piece lower portions 25, 25, movable piece upper portions 26, 26 are provided so as to be movable back and forth.
The rotating body 23, the stopper 24, the movable piece lower portions 25, 25 and the movable piece upper portions 26, 26 are actuated (rotated, moved, etc.) by driving means (not shown), and are each independently in an activated state or a non-actuated state (stopped state). In combination with each other, the game ball is guided and shielded with respect to the specific area 22.
[0014]
The rotating body 23 rotates when the power is turned on, and stops while the special prize opening 5 is opened or closed. The movable piece bottoms 25, 25 reciprocate left and right when the power is turned on.
Further, as described above, the big prize opening 5 is opened by winning the left type 2 starting port 10, the right type 2 starting port 11 or the center type 2 starting port 8, and the stopper 24 is moved up and down at the time of opening. Operate, and the movable piece tops 26, 26 move back and forth.
[0015]
When a game ball is won in each of the winning prize entrance 13, the left shoulder entrance 14, the right shoulder entrance 15, the left sleeve entrance 18, and the right sleeve entrance 19, 10 game balls are paid out as a prize ball. Is done. In addition, when a game ball wins the big winning opening 5, ten game balls are paid out as a winning ball for each winning ball.
When a game ball wins at the center second type starting port 8, the left second type starting port 10 or the right second type starting port 11, five game balls are paid out as a winning ball per winning ball.
Hereinafter, for convenience sake, winning a game ball at the center second type starting port 8, the left second type starting port 10, and the right second type starting port 11 according to the number of game balls that can be acquired is referred to as a prize. In addition, winning a game ball in each of the top winning opening 13, the left shoulder winning opening 14, the right shoulder winning opening 15, the left sleeve winning opening 18, the right sleeve winning opening 19, or the big winning opening 5 is referred to as b winning.
[0016]
In the normal symbol display device 16, when the game ball passes through the normal symbol display device operation gate 7, the left and right symbols (left symbol, right symbol) start to change. Each of the left symbol and the right symbol is provided with a plurality of types (in this embodiment, 10 types “1” to “9”, “0”). The symbol fluctuation of the normal symbol display device 16 stops after a predetermined time (for example, about 5.5 seconds) from the start.
In the ordinary electric accessory 9 (central second type starting port 8), the stop symbols of the ordinary symbol display device 16 are “1, 1”, “3, 3”, “5, 5”, “7, 7” and “ If it is any of “9, 9”, it is released until a predetermined time (for example, about 1.5 seconds) or a predetermined number (for example, 1) of game balls is won.
[0017]
Up to a predetermined number (for example, four) of the passage memory of the normal symbol display device operation gate 7 is stored, and after the normal symbol display device 16 stops the symbol variation, or the normal electric accessory 9 (central second type starting port 8). ), The symbol variation is started again within the predetermined number (for example, four).
[0018]
As described above, when the big winning opening 5 is opened and the game ball passes through the specific area 22 at that time, the variable winning device 6 is continuously operated (the number of continuous operations) [number of rounds] is determined. The symbol of the continuous operation number determination symbol display device 12 starts to fluctuate. There are provided a plurality of types of symbols of the continuous operation number determination symbol display device 12 (in this embodiment, four types of “V”, “8”, “5”, “3”).
[0019]
The number of continuous operations [number of rounds] of the variable winning device 6 is determined as follows according to the stop symbol of the continuous operation number determination symbol display device 12.
(1) When the symbol “V” is displayed, the number of continuous actuations of the variable winning device 6 is a predetermined number of times (for example, 16 times) including winning to the center type 2 starting port 8.
(2) When the symbol “8” is displayed, the number of continuous actuations of the variable winning device 6 is a predetermined number of times (for example, 9 times) including winning to the center type 2 starting port 8.
(3) When the symbol “5” is displayed, the number of continuous actuations of the variable winning device 6 is a predetermined number of times (for example, six times) including winning in the central second type starting port 8.
(4) When the symbol “3” is displayed, the number of continuous actuations of the variable winning device 6 is a predetermined number of times (for example, four times) including winning to the center second type starting port 8.
[0020]
After the symbols of the continuous operation number determination symbol display device 12 are stopped, the variable winning device 6 (large winning opening 5) performs opening and closing operations a predetermined number of times (for example, 18 times) in a predetermined time (for example, about 26.2 seconds) ( It shifts to the big hit state), that is, the big hit game is started. Even if the variable winning device 6 is within the opening / closing time [the predetermined time (for example, about 26.2 seconds)], the opening / closing operation (that is, the round) is performed when a predetermined number (for example, 10) of game balls wins the big winning opening 5. ) Ends, and a new round is executed within the range of the number of continuous operations [number of rounds] determined as described above.
[0021]
Each of the above winning holes (large winning port 5, heaven winning port 13, left shoulder winning port 14, right shoulder winning port 15, left sleeve winning port 18, right sleeve winning port 19), starting port (center type 2 starting port 8, Corresponding to the left second type starting port 10, the right second type starting port 11), the normal symbol display device operating gate 7 and the specific region 22, a switch for detecting the winning or passing of the game ball is provided. Each of these switches is hereinafter referred to as a big prize opening switch 27, a top prize winning opening switch 28, a left shoulder winning opening switch 29, a right shoulder winning opening switch 30, a left sleeve winning opening switch 31, a right sleeve winning opening switch 32, and a second center type. The start port switch 33, the left second type start port switch 34, the right second type start port switch 35, the normal symbol display device operation gate switch 36, and the specific area switch 37.
[0022]
As shown in FIG. 2, the grand prize opening switch 27, the top prize opening switch 28, the left shoulder winning opening switch 29, the right shoulder winning opening switch 30, the left sleeve winning opening switch 31, the right sleeve winning opening switch 32, the second center type The start port switch 33, the left second type start port switch 34, the right second type start port switch 35, the normal symbol display device operation gate switch 36, the specific area switch 37 and the like are calculated through the input port 39 to calculate the number of acquired balls. A main control unit 40 (CPU) as means is connected.
[0023]
The main control unit 40 is connected to a large winning opening operating solenoid 20 through the output port 41, a continuous operation number determination symbol display device 12, a normal symbol display device 16, a variable winning device 6, a speaker 42, and driving means for the stopper 24 (illustrated). (Not shown), driving means for the rotating body (not shown), driving means (not shown) under the movable pieces 25 and 25, driving means (not shown) for the movable pieces 26 and 26, etc. are connected. The speaker 42 is capable of generating a plurality of types of mode sounds and constitutes a sound generator of the present invention, and the main controller 40 constitutes a sound generation switching control means. Here, the plurality of types of mode sounds refer to different types of sounds such as high, low, high, short, strong, and timbre, different melody, and equivalent or different types of sounds with different generation cycles. In this embodiment, three types of mode sounds are used: A mode sound, B mode sound, and normal mode sound.
[0024]
In the present embodiment, the speaker 42 is controlled by the main control unit 40 to generate A mode sound, B mode sound and normal mode sound separately. Each mode sound is determined in correspondence with an estimated number F of balls to be described later (acquired number of balls). That is, the A-mode sound has an estimated number of balls F of the B-mode sound when the estimated number of balls F is 0 or more and less than a predetermined reference value M (4000 in the present embodiment). When the reference value M is reached (4000 or more), the normal mode sound is generated when the gaming state is the normal state (not the big hit state). The reference value M is set to a value smaller than the number of hits U (for example, 4500 pieces) (4000 pieces), and the estimated number of balls F reaches the reference value M as will be described later ( In the case of 4000 or more), it is possible to grasp that it is close to a stop by generating a B-mode sound instead of an A-mode sound.
[0025]
The number of balls (acquired balls) is the number of game balls (acquired balls) that a player can substantially acquire. The number of hit balls [ It is a value obtained by subtracting the total number (the total number of hit balls) of the number of game balls hit].
[0026]
The main control unit 40 has a ROM 43 for storing a game control program, and performs various arithmetic controls including the number of balls to be described later and a voice mode switching process according to the control program, and performs game operations on each unit. I try to make it. The main control unit 40 further includes a RAM 44 used as a work area at the time of the arithmetic control. The main control unit 40 is configured to perform the number-of-balls estimation and voice mode switching processing, which will be described later, and constitutes an acquired ball number calculating means.
[0027]
The number-of-balls estimation and voice mode switching processing will be described with reference to FIGS.
In this ball number estimation and voice mode switching process, the main control unit 40 first determines whether or not it is during a big hit game (during the big hit period) (step S1). Here, “during the big hit period” means a period from the time of transition to the big hit state to the end of the last big round (round) big hit state when the big hit state continues multiple times (round).
[0028]
The big hit state (big hit game) is advantageous to the player, as described above, when the big prize opening 5 is opened and closed and the game ball starts passing the specific area 22 when the big prize opening 5 is opened. It is a state. The one-round big hit state is ended by the opening / closing operation of the variable winning device 6 being performed, for example, 18 times in about 26.2 seconds. In addition to the elapse of this time (about 26.2 seconds), The process is also terminated when a predetermined number (for example, 10) of prizes is received.
[0029]
If it is determined as Yes (during big hit game (during the big hit period)) in step S1, an A mode sound is generated in the speaker 42 (step S2), and the game state is a big hit state for the player or hall employee, It is made clear that the number of balls is in the range of 0 to 500 balls.
[0030]
Subsequent to step S2, the jackpot duration T (minute), which is a measurement value of a jackpot timer (not shown), is counted up (step S3).
Next, it is determined whether or not the game ball has won a prize (that is, a prize is awarded) to the central second type starting port 8, the left second type starting port 10, or the right second type starting port 11 (step S4).
[0031]
If it is determined as Yes (a winning) in step S4, "1" is added to the value of the a winning counter (not shown) (number of a winnings), and the process proceeds to step S6. When it determines with No (a prize is not won) by step S4, it progresses to step S6.
In step S6, whether the game ball has won a prize (that is, b prize) at the top prize entrance 13, the left shoulder prize slot 14, the right shoulder prize slot 15, the left sleeve prize slot 18, the right sleeve prize slot 19, or the big prize slot 5. Determine whether or not.
[0032]
If it is determined as Yes (b winning) in step S6, “1” is added to the value of the b winning counter (the number of b winnings) (not shown), and the process proceeds to step S8. If it is determined No (no winning b) in step S6, the process proceeds to step S8.
In step S8, the calculation of the following equation (1) is performed to obtain the estimated number of balls F (the number of balls in the jackpot).
[0033]
(A winning number) × 5 + (b winning number) × 10− (big hit duration T) × 100 = F (1)
In the present embodiment, the jackpot continuation time T (minutes) is the count value of the jackpot timer at the time of execution of step S8 and substantially corresponds to the time from the occurrence of jackpot [step S1] to the execution time of step S8. Formula (1) is an operation of multiplying (100 hits) by (big hit duration T), and this (100) corresponds to the number of balls that are normally fired per minute by operating the handle.
[0034]
Following step S8, the estimated number of balls F is stored in the estimated number of balls buffer (not shown) (step S9).
Next, it is determined whether the estimated number of balls F stored in the estimated number of balls buffer has reached the reference value M (4000 in this case) (step S10). Note that, as described above, the reference value M is smaller than the number of stops U (M <U). If it is determined No in step S10 (the estimated number of balls F has not reached the reference value M), the A mode sound is continuously generated in the speaker 42 (step S11), and the process proceeds to step S12. It is determined whether or not a big hit game is in progress (during the big hit period). If it is determined Yes in step S12 (during the big hit period), the process returns to step S4, and the same processing as described above is performed until it is determined Yes in step S10, while the A mode sound is continuously generated in the speaker 42. .
[0035]
If it is determined Yes in step S10 (the estimated number of balls F has reached the reference value M), the B mode sound is generated in the speaker 42 instead of the A mode sound (step S13), and the player or the like is issued. It is notified that the estimated number of balls F has reached the reference value M, and that the estimated number of balls F is close to the number U of hits.
[0036]
If it is determined No (not during the big hit game (during the big hit period)) in step S12, a normal mode sound is generated in the speaker 42 (step S14), and the player or the like is not in the big hit period (being in the normal gaming state). To inform.
[0037]
Subsequent to step S14, the jackpot timer is cleared (step S15), the a prize counter is cleared (step S16), the b prize counter is cleared (step S17), and the number of balls is estimated and the voice mode switching process is terminated. (Step S18). When it is determined No in step S1, the process proceeds to step S18.
[0038]
In this embodiment, when a big hit occurs, the number of award winning balls (number of a winnings) and the number of paying out balls for the a winning [(a winning number) × 5] from the number of winning balls (5). Similarly, the number of winning balls for b winning (number of b winnings) and the number of winning balls (10) are determined for the number of paying out balls for b winning [(number of b winnings) × 10], and for the a winning The total number of payout winning balls [(a winning number) × 5 + (b winning number) × 10] is obtained by summing up the number of paying out balls and the number of paying out balls for b winning. Furthermore, the number of hit balls [(hit continuation of big hit) is multiplied by the number of balls (100 pieces) fired per minute during normal operation by operating the handle to the big hit duration T (elapsed time from the time of occurrence of big hit game during the big hit game) Time T) × 100 pieces].
[0039]
Then, by subtracting the estimated number of hit balls from the total number of payout balls, an estimated number of balls F is obtained (the number of balls in a big hit), and the number of balls to be estimated F is zero or more and predetermined. A mode sound is generated when the value is less than the reference value M (4000 pieces), and a B mode sound is generated instead of the A mode sound when the estimated number of balls F reaches the reference value M (becomes 4000 pieces or more). Like to do.
[0040]
When the big hit occurs, the A mode sound is generated, so that the player can grasp through the auditory that the player is in the big hit gaming state. Also, when the estimated number of balls F reaches the reference value M (4000 or more), a B-mode sound is generated instead of an A-mode sound. Can be improved.
[0041]
The payout ball estimated value F is calculated from the number of winning balls from the jackpot occurrence time (predetermined time) to the winning mouth and the number of winning balls determined corresponding to the winning mouth, Since the estimated number of hit balls is obtained based on the elapsed time from the time of occurrence of the jackpot and is obtained by subtracting the estimated hit number from the number of payout winning balls, the value (the number of acquired balls actually obtained by the player) is Since it becomes more accurate than before, and the hitting determination is performed using the estimated number F of the number of balls that is high in accuracy as described above, it is possible to perform notification of hitting relatively quickly and with high accuracy. .
[0042]
In addition, in order to obtain the estimated number F of balls to be played (number of balls to be a big hit), a big winning opening switch 27, a top winning opening switch 28, a left shoulder winning opening switch 29, a right shoulder winning opening switch 30, a left sleeve winning opening switch 31, right sleeve winning opening switch 32, center second type starting port switch 33, left side second type starting port switch 34, right side second type starting port switch 35, normal symbol display device operation gate switch 36, specific area switch 37 Although the detection signal is used, each of these switches is a generally provided switch, and no new switch (sensor) is provided. Further, the speaker 42 can also be the one commonly used in the prior art. For this reason, it is possible to obtain the estimated number of balls F (the number of balls in a big hit) without increasing the number of parts as compared with the prior art, and the apparatus can be simplified correspondingly.
[0043]
In the above embodiment, in the case of a winning (winning to the center second type starting port 8, the left second type starting port 10 or the right second type starting port 11), five games per winning ball In the case of winning a ball and winning b (winning in the top 13 entrance, left shoulder entrance 14, right shoulder entrance 15, left sleeve entrance 18 or right sleeve entrance 19), 10 per winning ball An example has been given in which one game ball can be acquired and the types of winning are divided into two types of a winning and b winning according to the number of winning balls, but the present invention is not limited to this and is divided into three or more types You may do it. Further, the number of winning balls may be different for each winning opening.
[0044]
In the present embodiment, the reference value M is set to a smaller value (4000) than the number of stops U (4500) so that it can be grasped that it will stop. Not limited to this, it may be set to a value (for example, 3000, 2000) smaller than the value (4000).
[0045]
In the above embodiment, the case where the pachinko machine 1 is a so-called second type pachinko machine has been described as an example, but the present invention may be applied to a so-called first type pachinko machine instead.
[0046]
In the above-described embodiment, the predetermined time is set as the start time of the big hit game, and the calculation of the number of acquired balls is started at the start time of the big hit game. However, the predetermined time may be set when the hall is opened. Alternatively, the calculation of the number of acquired balls may be started when a hall employee or the like desires (when desired), such as when the batting table is opened.
[0047]
【The invention's effect】
  According to the first aspect of the present invention, the acquired ball number calculating meansStart of jackpot gameStart calculating the number of acquired balls from the time point,Start of jackpot gameSince the sound generating device generates one mode sound from the time point, and when the acquired number of balls reaches a predetermined reference value, the sound generating device generates a mode sound different from the one mode sound. A hall player or the like can surely understand that the number of acquired balls has reached the reference value while playing the game by listening to the generated sound.
[0048]
  Furthermore, according to the invention described in claim 1, each winning opening from the start of the jackpot gameOf the game balls wonThe number of balls to be paid out is calculated from the number of balls and the number of winning balls determined corresponding to each winning opening, and the game time from the start of the jackpot game and the normal unit time of the pachinko machine are fired. Since the estimated number of hit balls is calculated based on the number of balls to be played and the value obtained by subtracting the estimated hit number of balls from the number of winning prize balls is calculated as the number of balls acquired by the player, A more accurate number of acquired balls can be obtained.
[0049]
  Claim 2According to the invention described in the above, by setting the reference value to a value smaller than the number of hitting balls, for example, the number of acquired balls reaches the reference value and the sound generator is different from the one mode sound. A mode sound can be generated to notify that it is close to stopping.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view schematically showing a pachinko machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram schematically showing a main control unit in FIG. 1;
FIG. 3 is a flowchart showing a part of the number-of-balls estimation and voice mode switching processing executed by the main control unit of FIG. 2;
4 is a flowchart showing a part of the number-of-balls estimation and voice mode switching processing subsequent to step 9 in FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is a timing chart showing the operation of the pachinko machine shown in FIG. 1;
FIG. 6 is a timing chart for illustrating the operation of an example of a conventional pachinko machine.
[Explanation of symbols]
5 big prize mouths
22 Specific area
40 Main control unit (acquired ball number calculation means, sound generation switching control means)
42 Speaker (Sound generator)

Claims

Pachinko that pays out the number of prize balls corresponding to the prize opening by winning a game ball in the prize opening provided on the game board and starts a big hit game advantageous to the player when a predetermined game condition is established. Machine,
A plurality of winning holes are provided, and each winning hole has a predetermined number of winning balls,
From the start of the jackpot game, the number of game balls won in each winning slot and the number of prize balls determined corresponding to each winning slot, Obtain the estimated number of hits based on the game time from the start time and the number of balls fired per unit time of the pachinko machine, and obtain the value obtained by subtracting the estimated number of hits from the number of payout prize balls An acquired ball number calculating means for starting calculation of the acquired ball number as an estimated value of the player's acquired ball number;
A sound generator capable of generating a plurality of types of mode sounds and generating one of the plurality of types of mode sounds from the start of the jackpot game;
Sound generation switching control means for causing the sound generating device to generate a mode sound different from the one mode sound when the acquired ball number calculated by the acquired ball number calculating means reaches a predetermined reference value. A pachinko machine characterized by

The pachinko machine according to claim 1, wherein the reference value is determined based on the number of hitting balls.