【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動入賞口への遊技球の入賞により所定の確率で大当りとする抽選を行い、抽選結果が大当りであればより多くの賞球を獲得可能としたパチンコ機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来からパチンコ機には、始動入賞口に遊技球が入賞（入球）すると、図柄表示装置の複数の表示領域、例えば左右方向に並んだ３つの表示領域に表示される図柄が各々変動し、停止後の図柄（停止図柄）が所定の図柄で揃っていると大当りになって大入賞口が開放するというものがある。
ここで、大当りになるか否かは、始動入賞口に遊技球が入賞したときのカウンタのカウント値が予め設定された大当り値に合致するか否かの抽選により行われる。上記カウンタは、パチンコ機の電源ＯＮ時から例えば０〜１０８０を繰り返しカウントするものであって、大当り値として０〜１０８０までの数値中、３種類の数値が設定されていると、３６０分の１の確率で大当りになる。
【０００３】
ところで、近年のこの種のパチンコ機は、大当りになる確率（大当り確率）を、予め定められた条件を満たすことによって変化させ、遊技者の興趣を高めるようにした機種が一般的である。この確率の変化（いわゆる確変）は、具体的には確変前の大当り確率が上記のように３６０分の１であれば、例えば６０分の１にするというように確率をより高くすることを内容とする。
【０００４】
このような確変を生じさせる条件としては、大当りとされる停止図柄のうち、特に決められた図柄、たとえば「７、７、７」で停止することが一般的であったが、最近、以下の条件を満たすこととした新たな手法が開発されている（後掲特許文献１参照）。
すなわち、上記のように大当りになると大入賞口が開放するが、この大入賞口は、開放してから例えば１０個入賞するか、２９秒経過するかのうち、いずれか早い時点で閉じる。これを１ラウンドというが、大入賞口の内部にはＶゾーンがあり、各ラウンド中にこのＶゾーンに遊技球が進入すると次ラウンドに進むことができ、最大１５ラウンドまで上記大入賞口の開放が繰り返される。大入賞口への入賞球１個につき、例えば１５個の賞球が獲得できるので、ラウンド継続中においては多数の賞球が獲得できることになり、遊技者にとって有利な特別の遊技状態（特別遊技状態）が展開される。
【０００５】
特許文献１に記載の手法は、このような特別遊技状態（大当り状態）において、各ラウンド毎にノルマ球数を設定しておき、各ラウンドにおいて一定時間内に大入賞口への入賞球数がノルマ球数に達することを条件に次ラウンドへの進行が許される。そして、最終ラウンドにおいてもノルマ球数が設定され、一定時間内に大入賞口への入賞球数がそのノルマ球数に達すれば、確変を生じさせるという手法である。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−３６９９３９号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術では、最終ラウンドに至る途中のラウンドであっても大入賞口への入賞球数がノルマ球数に達しなければ次ラウンドへ進めず、したがって、確変を生じさせることができず、その時点で遊技者の確変への期待感はなくなってしまう。特に、第１あるいは第２ラウンド目等、特別遊技状態が開始して間もないラウンド時において、大入賞口への入賞球数がノルマ球数に達しない場合には、獲得賞球がきわめて少ない上に確変への期待感も完全になくなる。このため、遊技者の落胆は大きく、従来、この点についての改善が要望されていた。
【０００８】
本発明は、上記のような要望に鑑みなされたもので、特別遊技状態が開始して間もないラウンド時において獲得賞球や確変への期待感、特に確変への期待感を完全になくすことを回避できるばかりか、最終ラウンド近くまでその期待感を失わせずに遊技者を楽しませることのできるパチンコ機を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、始動入賞口に遊技球が入賞することにより、所定の確率で大当りとする抽選を行う主制御装置を備え、該主制御装置は、前記抽選の結果が大当りであれば大当りに応じた演出画像を図柄表示装置に表示させた後、開放時に他の入賞口よりも入賞が容易な形態となる大入賞口の開放動作を行わせ、かつ予め定められた確率変動条件が満たされると次回の抽選時における大当りとする確率をより高い値に変更設定するパチンコ機において、確率変動用カウンタと、該カウンタの＋１カウントを許容するための、制限時間及び該制限時間内における前記大入賞口への必要入賞球数を、予め定められた最終ラウンドまでの各ラウンドについて規定する確率変動決定用テーブルとを備え、前記主制御装置は、前記抽選の結果が大当りであれば、前記最終ラウンドまでの各ラウンドにおいて、前記確率変動決定用テーブルに規定された時間が経過するか、必要入賞球数に達するかのうち、いずれか早い時点までの開放動作を前記大入賞口に行わせ、かつ前記確率変動用カウンタを動作させつつラウンドを進行させ、前記最終ラウンド終了時における前記確率変動用カウンタのカウント値が予め定められた値を超えた場合に前記確率の変更設定を行うことを特徴とする。
【００１０】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、主制御装置は、最終ラウンドまでの各ラウンドにおいてそのラウンドの確率変動決定用テーブルの規定内容を図柄表示装置に表示させることを特徴とする。
【００１１】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載の発明において、確率変動決定用テーブルは、予め設定された複数種類の確率変動決定用テーブルの中から抽選により選択されることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図１は、本発明によるパチンコ機の一実施形態の要部を示す正面図である。
この図において、１はパチンコ機の盤面（遊技盤面）であり、この盤面１上には円弧状にレール２が取り付けられており、このレール２の内側には、遊技領域３が形成されている。レール２は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球（図示せず）を盤面１の左側上部から遊技領域３に向けて案内する。
【００１３】
盤面１上には、レール２の他にも種々の盤面構成部品が設けられている。すなわち、盤面１のほぼ中央には液晶表示器等からなる図柄表示装置４が設けられ、その真下には始動入賞口５が設けられ、また、始動入賞口５の下方には大入賞口６が設けられている。その他、いくつかの入賞口７…、ランプ８等が盤面１上に設けられている。
上記大入賞口６は、開放時に、他の入賞口５，７…よりも入賞が著しく容易な形態となるように、ここでは入賞開口が著しく大きくなるように構成されている。なお、入賞口というときは入賞口を備える入賞口構成部品をも意味する。
盤面１上のレール２の内側の最下部には、入賞しなかった遊技球が入球するアウト口９が設けられ、更に、上記各部品４〜８やアウト口９を避けた適宜箇所には、多数の遊技釘１０（一部のみ図示）が打ち込まれている。なお、盤面１は透明ガラス板（図示せず）により覆われ、遊技球の遊技領域３からの離脱が防止される。
【００１４】
上記図柄表示装置４の画面４ａの表示領域は、所定方向に複数の、ここでは横方向に左、中、右、３つの表示領域ＬＡ，ＣＡ，ＲＡに分けられている。
これら３つの表示領域ＬＡ，ＣＡ，ＲＡには各々図柄Ｌ，Ｃ，Ｒが表示されるが、表示される図柄Ｌ，Ｃ，Ｒは変動可能であり、また、変動開始すると所定時間後に停止するようになされている。この表示図柄Ｌ，Ｃ，Ｒは、ここでは３つの表示領域ＬＡ，ＣＡ，ＲＡ共に０〜９までの数字であり、変動時にはこの数字０〜９が繰返し表示される。表示図柄Ｌ，Ｃ，Ｒの変動は、始動入賞口５への遊技球の入賞により、つまり後述始動入賞球センサによる始動入賞球の検出に応じて行われる、大当りか外れかの抽選（大当り抽選）と共に、又は抽選直後に開始される。
また図柄表示装置４は、後述するように、第１〜第１５ラウンドまでの各ラウンドへ進む毎にそのラウンドにおける確率変動決定用テーブルの規定内容、つまり制限時間及び必要入賞球数の表示も行う。図１中の１２１は、その制限時間及び必要入賞球数の表示領域１２１の概略を示す。
【００１５】
図２は、図１に示したパチンコ機の要部を示すブロック図である。
この図から分かるように、パチンコ機は、入賞球センサ２１…、主制御装置２２、図柄制御装置２３、効果音制御装置２４、ランプ制御装置２５及び大入賞口作動ソレノイド２６等を備えて構成される。
ここで、入賞球センサ２１は、入賞球を検出するスイッチからなり、図１に示す盤面１に設けられた入賞口５〜７に一対一対応で設けられている。このうち２１ａは、始動入賞口５への入賞球を検出する始動入賞球センサである。
【００１６】
主制御装置２２は、上記制御装置２３〜２５、大入賞口作動ソレノイド２６等（パチンコ機全般）を制御する装置であり、入力ポート２２ａ、ＣＰＵ２２ｂ、出力ポート２２ｃ、ＲＡＭ２２ｄ、ＲＯＭ２２ｅ、カウンタ群２２ｆ、確率変動用カウンタ２２ｇ、確率変動決定用テーブル２２ｈ及び乱数発生部２２ｉ等を備えてなる。
上記ＲＡＭ２２ｄには、ＣＰＵ２２ｂが読み込んで実行するパチンコ遊技のプログラム及びこのプログラムの実行時に必要なデータ等が格納されている。
ＲＯＭ２２ｅは、上記プログラムの実行時の作業領域等に使用される。
【００１７】
カウンタ群２２ｆは、パチンコ機に通常備わる図柄変動パターン決定用、停止図柄決定用及び大当り抽選用等の各カウンタ２２ｆ１〜２２ｆ３の他、確率変動決定用テーブル２２ｈを選択するためのカウンタ（テーブル選択抽選用カウンタ）２２ｆ４を含む。各カウンタ２２ｆ１〜２２ｆ４は、パチンコ機の電源ＯＮ時から例えば４ｍｓ毎に＋１してゆき、最大値になったら最小値に戻り、以後同様のカウントを繰り返す。
【００１８】
ここで、大当りになるか否かは、始動入賞口５に遊技球が入賞したときの大当り抽選用カウンタ２２ｆ３のカウント値が、予め設定された大当り値に合致するか否かの抽選により行われる。大当り抽選用カウンタ２２ｆ３は、パチンコ機の電源ＯＮ時から例えば０〜１０８０を繰り返しカウントしており、大当り値として０〜１０８０までの数値中、例えば３種類の数値が設定されていると、３６０分の１の確率で大当りになる。
【００１９】
確率変動用カウンタ２２ｇは、後述する条件を満たすときに＋１カウントするカウンタで、次回の大当り抽選時において大当りとなる確率を現在よりも高くするか否かの判定に用いられる。
確率変動決定用テーブル２２ｈは、上記確率変動用カウンタ２２ｇの＋１カウントを許容するための制限時間及びこの制限時間内における上記大入賞口７への必要入賞球数（入賞させなければならない球数）を、予め定められた最終ラウンド、ここでは第１５ラウンドまでの各ラウンドについて規定する。
確率変動決定用テーブル２２ｈは、ここでは確率変動用カウンタ２２ｇの＋１カウントを許容するための制限時間用と必要入賞球数用とにテーブルを分けて構成されている。
【００２０】
図３は、制限時間のみを規定した複数種類、ここでは５０種類の制限時間テーブル（制限時間テーブル群）３０を例示する。この図に示すように、各制限時間テーブル３０１〜３５０には、第１〜第１５ラウンドまでの各ラウンドについての制限時間が規定されいる。
また図４は、必要入賞球数のみを規定した複数種類、ここでは３０種類の必要入賞球数テーブル（必要入賞球数テーブル群）４０を例示する。この図に示すように、各必要入賞球数テーブル４０１〜４３０には、第１〜第１５ラウンドまでの各ラウンドについての必要入賞球数が規定されいる。
【００２１】
このような確率変動決定用テーブル２２ｈの実際の使用に当たっては、まず、始動入賞口５に遊技球が入賞したときのテーブル選択抽選用カウンタ２２ｆ４のカウント値、ここでは制限時間テーブル選択用と必要入賞球数テーブル選択用の２つのカウント値を参照する。そして、各カウント値に予め対応させてある制限時間テーブルと必要入賞球数テーブル、例えば図３、図４中のテーブル３０１とテーブル４３０が制限時間テーブル群３０と必要入賞球数テーブル群４０から呼び出され、選択された１つの確率変動決定用テーブル２２ｈとして使用される。
【００２２】
なお、確率変動決定用テーブル２２ｈとして、図５及び図６に示す制限時間テーブル５０及び必要入賞球数テーブル６０を用いてもよい。
この場合は、１種類の制限時間、必要入賞球数について複数の乱数が対応付けられ、ラウンドへの進入毎に、制限時間については０〜４９までの乱数、必要入賞球数については０〜２９までの乱数の中から各々１つの乱数を乱数発生部２２ｉ（図２参照）から取得する。そして、取得された各乱数に対応する制限時間と必要入賞球数とを上記制限時間テーブル５０及び必要入賞球数テーブル６０から読み出し、そのラウンドにおける規定値として使用される。これによれば、全テーブルサイズ（容量）が削減される。
【００２３】
図２に示すように、主制御装置２２には、入賞球センサ２１…（始動入賞球センサ２１ａを含む。）が接続されており、主制御装置２２の入力ポート２２ａは、それら入賞球センサ２１…からの信号を受け、ＣＰＵ２２ｂに与える。
ＣＰＵ２２ｂは、入賞球を検出すると、出力ポート２２ｃを介して図柄制御装置２３、効果音制御装置２４、ランプ制御装置２５等に制御コマンドを出力し、あるいは大入賞口作動ソレノイド２６を作動させ、入賞に対応したゲーム処理を行う。また、図示しない賞球払出装置へも制御コマンドを出力し、入賞に対応した賞球払出処理を行う。
【００２４】
上記図柄制御装置２３は、遊技中に種々の図柄（画像）を図柄表示装置４に表示させる装置であり、効果音制御装置２４は遊技中に種々の効果音や合成音声をスピーカ等の効果音出力装置２４ａから発生させる装置である。またランプ制御装置２５は、遊技中に図１に示す盤面１上の種々のランプ８を点消灯させる装置である。大入賞口作動ソレノイド２６は、大当り動作時に作動して大入賞口６を開放させるソレノイドである。
【００２５】
ここで上記主制御装置２２は、図１に示す始動入賞口５への遊技球入賞時、つまり始動入賞球センサ２１ａが始動入賞球を検出した時の当たり抽選用カウンタ２２ｆ３のカウント値を取得し、予め設定されている大当り値と比較（大当り抽選）する。そして主制御装置２２は、そのカウント値と大当り値とが一致する場合に大当りと判定し、以下に述べる大当り処理（動作）をする。
【００２６】
具体的には、図１に示す始動入賞口５に遊技球が入賞すると、主制御装置２２は、始動入賞球センサ２１ａからの信号を受けて、上記大当り抽選をする。同時に、入賞に対する賞球の払出しを行わせるための賞球払出しコマンドを出力すると共に、図柄変動開始コマンドを図柄制御装置２３に送り、図柄表示装置４の画面４ａの左、中、右表示領域ＬＡ，ＣＡ，ＲＡの各々に表示された図柄Ｌ，Ｃ，Ｒの変動を開始させる。
【００２７】
この３つの図柄Ｌ，Ｃ，Ｒは、最終的に停止するが、上記大当り抽選の結果が大当りであれば、その停止時の図柄Ｌ，Ｃ，Ｒが所定の種類の図柄で揃う大当り図柄表示を行う。ここでは、図柄Ｌ，Ｃ，Ｒとして０〜９までの数字が用いられ、それらが種々の形態で変動し、停止時の図柄Ｌ，Ｃ，Ｒが所定の数字、例えば「７、７、７」で揃う大当り図柄表示を行う。
【００２８】
図柄表示装置４が大当り図柄表示を行うと、主制御装置２２は大入賞口６を開放動作させ、より多くの入賞、すなわち賞球獲得が実現される。
すなわち大入賞口６は、大当りになると第１〜第１５ラウンドまでの各ラウンドにおいて、他の入賞口５，７…よりも入賞開口が著しく大きな開口の開放動作を行う。この開放動作は、上記確率変動決定用テーブル２２ｈに従って行われる。例えば、テーブル選択抽選用カウンタ２２ｆ４による抽選結果により、図３中の制限時間テーブル３０１と図４中の必要入賞球数テーブル４３０が選択されると、これらのテーブル３０１，４３０が制限時間テーブル群３０と必要入賞球数テーブル群４０から呼び出され、確率変動決定用テーブル２２ｈとして使用される。
【００２９】
上記テーブル３０１，４３０によると、第１ラウンド目は制限時間が２０秒、必要入賞球数が１０個、すなわち、大入賞口６の開放動作の開始後、この大入賞口６への入賞が２０秒以内に１０個あれば、確率変動用カウンタ２２ｇの＋１カウントを許容する。また、大入賞口６の開放動作開始後、２０秒経過するか、大入賞口６への入賞が１０個に達するかのうち、いずれか早い時点まで大入賞口６を開放動作を継続させ、同上時点に達したときに大入賞口６を閉成させ、第１ラウンドを終了させる。
【００３０】
第１ラウンドが終了すると、その直後から大入賞口６を開放動作させ、第２ラウンドを開始させる。上記テーブル３０１，４３０によると、第２ラウンド目は制限時間が１０秒、必要入賞球数が１０個、すなわち、大入賞口６の開放動作の開始後、この大入賞口６への入賞が１０秒以内に１０個あれば、確率変動用カウンタ２２ｇの＋１カウントを許容する。また、大入賞口６の開放動作開始後、１０秒経過するか、大入賞口６への入賞が１０個に達するかのうち、いずれか早い時点まで大入賞口６を開放動作を継続させ、同上時点に達したときに大入賞口６を閉成させ、第２ラウンドを終了させる。
【００３１】
以下同様に、上記テーブル３０１，４３０に規定された内容（制限時間及び必要入賞球数）に従って、第１５ラウンドまで、確率変動用カウンタ２２ｇのカウント動作、大入賞口６の開放動作が繰り返される。大入賞口６への入賞球１個につき、例えば１５個の賞球が獲得できるので、第１５ラウンドまでには多数の賞球が獲得できることになり、遊技者にとって有利な特別遊技状態が展開される。
【００３２】
大当り処理は、図３に示す大入賞口作動ソレノイド２６のＯＮ作動による上記大入賞口６の開放動作の他、図柄表示装置４、効果音出力装置２４ａ、ランプ８等による種々の演出動作や賞球払出し動作を含む。
【００３３】
主制御装置２２は、最終ラウンド、ここでは第１５ラウンド終了時には上記確率変動用カウンタ２２ｇのカウント値が予め定められた値（設定値）を超えたか否かを判定する。上記設定値を超えた（確率変動条件が満たされた）場合には、主制御装置２２は次回（又は次回以降、所定回数まで、ここでは次回のみ）の大当り抽選時において、大当りとする確率をより高い値、例えば３６０分の１から６０分の１に変更設定する。具体的には、大当り値を３種類から１８種類に増やす。
【００３４】
図７、図８は、大当り処理、特に確率設定処理に係わる大当りラウンド進行処理を例示するフローチャートであり、以下この例を図１〜図４を併用して説明する。なお、以下の説明においては、確率変動を確変と略記する。また、必要入賞球数をノルマ球数と、確変用カウンタ２２ｇをノルマクリア・カウンタと、確変用カウンタ２２ｇの＋１カウントの許容条件（制限時間及び必要入賞球数）を満たすことをノルマクリアと、最終ラウンド終了時における確変用カウンタ２２ｇのカウント値をノルマクリア・カウントと記す。
【００３５】
大当りになると、主制御装置２２は、テーブル選択抽選用カウンタ２２ｆ４のカウント値から確変決定用テーブル２２ｈを選択する。確変決定用テーブル２２ｈは、ここでは制限時間テーブルとノルマ球数テーブルの２つテーブルからなり、図３中の制限時間テーブル３０１と図４中のノルマ球数テーブル４３０が選択されたこととする。
なお、テーブル選択抽選用カウンタ２２ｆ４のカウント値からの上記テーブル２２ｈの選択は、実際には始動入賞口への遊技球の入賞時に行われている。しかし、同時に行われる大当り抽選で大当りとなることによって上記テーブル２２ｈの選択が有効となるので、便宜上、大当りになって上記テーブル２２ｈの選択が行われたこととして説明する。
【００３６】
まず、ステップ７０１において、上記制限時間テーブル３０１及びノルマ球数テーブル４３０に規定された内容（第１〜第１５ラウンドまでの各ラウンドの制限時間ｍ及びノルマ球数ｎ）を読み込んだ後、第１ランドの制限時間ｍ及びノルマ球数ｎをセットする。
ステップ７０２では、大入賞口の開放動作を開始し、ステップ７０３では、大入賞口の開放時間が制限時間ｍに一致したか、換言すれば制限時間ｍに達したか否かを判定し、達していればステップ７０７に跳び、達していなければステップ７０４に移る。
【００３７】
ステップ７０４では、図１に示す大入賞口６への入賞（遊技球の入球）があったか否かを判定し、あれば次ステップ７０５において、大入賞口６への入賞をカウントする大入賞口カウンタ（図示せず）のカウント値を＋１する。なければステップ７０３に戻る。
ステップ７０６では、上記大入賞口カウンタのカウント値がノルマ球数ｎに一致したか、換言すればノルマ球数ｎに達したか否かを判定し、達していればステップ７０７に移り、達していなければステップ７０３に移る。
ステップ７０７では、大入賞口６を閉成（開放動作を終了）する。
【００３８】
すなわち、ステップ７０２〜７０７においては、大入賞口６の開放動作開始後において、制限時間ｍを経過するか、大入賞口６への入賞がノルマ球数ｎに達するかのうち、いずれか早い時点まで大入賞口６を開放動作を継続させ、同上時点に達したときに大入賞口６を閉成させる、１ラウンド分の処理（ラウンド処理）を行っている。
【００３９】
大入賞口６を閉成後は、制限時間ｍ、ノルマ球数ｎ及び上記大入賞口カウンタのカウント値を０クリアした後、上記制限時間テーブル３０１及びノルマ球数テーブル４３０に規定された次ラウンドについての制限時間ｍ及びノルマ球数ｎをセットする（ステップ７０８）。そして、ラウンド番号を示すラウンドカウンタ（図示せず）のカウント値を＋１、ここでは２として（ステップ７０９）、次ラウンド、ここでは第２ラウンドのラウンド処理に備える。
【００４０】
ステップ７１０では、現ラウンド、ここでは第１ラウンドにおいて、制限時間ｍ内に、大入賞口６への入賞がノルマ球数ｎに達したか（ノルマクリアしたか）否かを判定し、達していれば次ステップ７１１でノルマクリア・カウンタ２２ｇを＋１し、達していなければステップ７１２を実行する。
【００４１】
ステップ７１２では、上記ラウンドカウンタを参照し、そのカウント値が１５に一致したか、換言すれば１５に達したか否かを判定する。判定結果が肯定されれば次ステップ（確率設定処理）７１３を実行し、否定されればステップ７０２に戻る。すなわち、次ラウンドのラウンド処理に進む。
【００４２】
ステップ７１３では、最終ラウンド、すなわち第１５ラウンド終了時における確変用カウンタ２２ｇのカウント値（ノルマクリア・カウント）に応じた確率設定処理を行う。
ここでは、図８に示すように、ノルマクリア・カウントが９を超えれば確率を高める確率変更設定（確変）をし、９未満であれば通常の確率設定（確変なしの処理）を行う。
以下、大当りになる毎にステップ７０１〜７１３を繰り返す。
【００４３】
図９及び図１０は、図８の例とは異なり、ノルマクリア・カウントに応じて確率を段階的に変える確率設定処理例を示す。
このうち図９は、ノルマクリア・カウントに応じて確率を段階的に低くする例を示す。すなわち、最終ラウンド（第１５ラウンド）終了時において、ノルマクリア・カウントが１５であれば１／５０に（ステップ９０１〜９０２）、１４であれば１／１１０に（ステップ９０３〜９０４）、１３であれば１／１８０に（ステップ９０５〜９０６）、確率を高める確率変更設定（確変）をする。
【００４４】
同様に、カウント値が１２〜１０であれば１／２６０に（ステップ９０７〜９０８）、９〜５であれば１／３２５に（ステップ９０９〜９１０）、確変する。上記カウント値が４〜０のときは、確変せず、通常の確率、ここでは１／３６０のままとする（ステップ９１１）。
これによれば、ノルマを達成できたラウンドが多いほど、換言すれば獲得賞球数が多いほど、確率が高くなってゆくので、遊技者の遊技心はより高められる。
【００４５】
また図１０は、図９の例とは逆に、ノルマクリア・カウントに応じて確率を段階的に高くする例を示す。すなわち、最終ラウンド（第１５ラウンド）終了時において、ノルマクリア・カウントが１５のときは、確変せず、通常の確率、ここでは１／３６０のままとする（ステップ１００１〜１００２）。１４〜１０であれば１／３２５に（ステップ１００３〜１００４）、９〜７であれば１／２６０に（ステップ１００５〜１００６）、確変する。
【００４６】
同様に、カウント値が６，５であれば１／１８０に（ステップ１００７〜１００８）、４，３であれば１／１１０に（ステップ１００９〜１０１０）、２〜０であれば１／５０に（ステップ１０１１）、確変する。
これによれば、ノルマを達成できないラウンドが多いほど、換言すれば獲得賞球数が少ないほど、確率が高くなってゆくので、遊技者は比較的、安心して遊技を継続できる。
【００４７】
図１１は、図５及び図６に示す制限時間テーブル５０及びノルマ球数テーブル６０を用いた場合の処理例で、ステップ１１０１、１１０２以外については、図７とほぼ同様である。そこで、図７と同様のステップには同一符号を付してその説明を省略し、異なるステップ１１０１、１１０２について以下に説明する。
【００４８】
この例においても、図７に示す例と同様、大当りになると、主制御装置２２は、テーブル選択抽選用カウンタ２２ｆ４のカウント値から確変決定用テーブル２２ｈを選択する。この場合、確変決定用テーブル２２ｈは、図５に示す制限時間テーブル５０と図６に示すノルマ球数テーブル６０の２つのテーブルからなる。テーブル選択抽選用カウンタ２２ｆ４のカウント値からの上記テーブル２２ｈの選択が、実際には始動入賞口への遊技球の入賞時に行われていることも図７に示す例と同様である。
【００４９】
ステップ１１０１において、この制限時間テーブル５０及びノルマ球数テーブル６０に規定された内容（制限時間ｍ、ノルマ球数ｎと、それらｍ，ｎに対応付けられた乱数）を読み込んだ後、第１ランドの制限時間ｍ及びノルマ球数ｎをセットする。
確変決定用テーブル２２ｈとして、制限時間テーブル５０及びノルマ球数テーブル６０を用いる場合には、制限時間ｍについては０〜４９までの乱数、ノルマ球数ｎについては０〜２９までの乱数の中から各１個の乱数を乱数発生部２２ｉ（図２参照）から取得する。そして、取得された各乱数に対応する制限時間ｍとノルマ球数ｎを上記制限時間テーブル５０及びノルマ球数テーブル６０から読み出し、そのラウンドにおける規定値としてセットする。
【００５０】
ステップ１１０２では、制限時間ｍ、ノルマ球数ｎ及び大入賞口カウンタのカウント値を０クリアした後、上記制限時間テーブル５０及びノルマ球数テーブル６０（図５、図６参照）に規定された次ラウンドについての制限時間ｍ及びノルマ球数ｎをセットする。セットの手順はステップ１１０１における場合と同様である。
【００５１】
この実施形態では、主制御装置２２が確変決定用テーブル２２ｈの規定内容を図柄表示装置４に送ってその画面４ａに表示するように構成されている。図１中の１２１は、上記規定内容の表示領域１２１の概略を示す。
上記規定内容、すなわち各ラウンド毎の制限時間及びノルマ球数は、例えば図１２に示すように表示される。
図１２（ａ）に示すように、表示領域１２１は、図柄表示装置４の画面４ａ中央に置かれた円形領域１２２と、この円形領域１２２の外周にこれと同心的に置かれたな環状領域１２３とからなり、制限時間及びノルマ球数が同時表示可能になされている。環状領域１２３は、同一の又は異なる、ここでは同一の回転角で複数分割されて複数の円弧表示領域１２４を形成している。
【００５２】
各ラウンド毎の制限時間及びノルマ球数の表示は次のように行われる。
まず、図１２（ｂ）に示すように、円弧表示領域１２４の各々に、これから進もうとするラウンドについて実際に規定されている制限時間を含む適宜種類の制限時間を表示する。
次に、特定位置の円弧表示領域１２４を反転表示し、その後、一定時間間隔で、例えば時計回りに、反転表示される円弧表示領域１２４の位置を順次変える。反転表示位置の移動は、ここでは始めに速く、その後は徐々に遅く、つまり、ルーレットの回転を模して行う。この反転表示は、確変決定用テーブル２２ｈで規定されている制限時間、例えば２０秒という制限時間が表示された円弧表示領域１２４で停止する。
【００５３】
図１２（ｃ）は、同（ｂ）に続く表示の様子を示す。
ここでは、２０秒という制限時間の表示が円弧表示領域１２４から中央の円形領域１２２に移される。そして、円弧表示領域１２４の各々には、これから進もうとするラウンドについて実際に規定されているノルマ球数を含む適宜種類のノルマ球数を表示する。
次に、特定位置の円弧表示領域１２４を反転表示し、その後、一定時間間隔で、例えば反時計回りに、反転表示される円弧表示領域１２４の位置を順次変える。反転表示位置の移動は、制限時間の場合と同様にルーレットの回転を模して行う。この反転表示は、確変決定用テーブル２２ｈで規定されているノルマ球数、例えば１０コというノルマ球数が表示された円弧表示領域１２４で停止する。
【００５４】
図１２（ｄ）は、この様子を示しており、遊技者には、大入賞口６に２０秒以内に１０個入賞させればノルマをクリアできることが知らされる。この表示は、そのラウンド処理中、継続させてもあるいは一定時間後に終了させてもよい。一位時間後に縮小表示するようにしてもよい。
以後、新たなラウンドへ進む毎に（各ラウンドにおいて）、上記表示が繰り返される。
【００５５】
ラウンド処理中も表示を継続させるときは、時間の経過及び大入賞口への入賞に応じて、表示された制限時間及びノルマ球数（２０秒、１０コ）について、各々ダウンカウント表示すれば、遊技者への便宜が図られる。
図１２（ｄ）の例では、ノルマ球数のダウンカウント表示は円弧表示領域１２４の反転表示で行われるが、図示例のままでは最少５コまでのダウンカウント表示となるので、表示が４コ以下となるときは円弧表示領域１２４部分の表示を更新して４〜１コまでのダウンカウント表示を可能とする。
【００５６】
なお、確変決定用テーブルの規定内容（制限時間及びノルマ球数）の表示は、上述した例に限定されないことは勿論である。いずれにしても、上述したように各ラウンドにおいて確変決定用テーブル２２ｈの規定内容を事前に表示すれば、遊技者は各ラウンドの遊技に当たって変化のある対策を練ることができ、遊技の興趣を増大させることができる。
【００５７】
また上述実施形態では、確変決定用テーブルを複数種類備え、その中の１つを抽選により選択して使用するようにしたが、１つの確変決定用テーブルのみを備える構成であってもよい。前者の確変決定用テーブルを複数種類備える構成によれば、確変決定用テーブルの規定内容、すなわち、ノルマをクリアするための条件に多様性をもたせることができ、遊技者の興趣を一層高めることができる。
【００５８】
【発明の効果】
以上述べたように本発明（請求項１）によれば、特別遊技状態が開始して間もないラウンド時において獲得賞球や確変への期待感、特に確変への期待感を完全になくすことを回避できるばかりか、最終ラウンド近くまでその期待感を失わせずに遊技者を楽しませることができる。確変決定用テーブルの規定内容の設定により、釘調整とは別個に総獲得賞球数の調整が可能となる。
また請求項２の発明によれば、遊技者は各ラウンドの遊技に当たって変化のある対策を練ることができ、遊技の興趣を増大させることができるという効果もある。
更に請求項３の発明によれば、確変のためのノルマクリア条件に多様性をもたせることができ、遊技者の興趣を一層高めることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のパチンコ機の一実施形態の要部を示す正面図である。
【図２】同上パチンコ機の要部を示すブロック図である。
【図３】同上パチンコ機に用いられる制限時間テーブルを例示する図である。
【図４】同じく必要入賞球数テーブルを例示する図である。
【図５】図３とは異なる制限時間テーブルを例示する図である。
【図６】図４とは異なる必要入賞球数テーブルを例示する図である。
【図７】本発明における確率設定処理に係わる大当りラウンド進行処理を例示するフローチャートである。
【図８】図７中の確率設定処理の具体例を示すフローチャートである。
【図９】図８とは異なる確率設定処理例（その１）を示すフローチャートである。
【図１０】同じく確率設定処理例（その２）を示すフローチャートである。
【図１１】図７とは異なる処理例を示すフローチャートである。
【図１２】各ラウンド毎の制限時間及びノルマ球数の表示例の説明図である。
【符号の説明】
５ 始動入賞口
６ 大入賞口
７ 入賞口
２２ 主制御装置
４ 図柄表示装置
２２ｇ 確率変動用カウンタ（確変用カウンタ，ノルマクリア・カウンタ）
２２ｈ 確率変動決定用テーブル（確変決定用テーブル）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a pachinko machine capable of performing a lottery with a predetermined probability of winning a game ball by winning a game ball in a starting winning opening, and acquiring more prize balls if the result of the lottery is a big hit.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a pachinko machine, when a game ball wins (enters) in the starting winning opening, the symbols displayed in a plurality of display areas of the symbol display device, for example, three display areas arranged in the left-right direction fluctuate, When the symbols after stopping (stop symbols) are aligned in a predetermined symbol, there is a type in which a big hit is made and the big winning opening is opened.
Here, whether or not a big hit occurs is determined by a lottery whether or not the count value of the counter when the game ball has won the starting winning port matches a predetermined big hit value. The above counter repeatedly counts, for example, 0 to 1080 from the time of turning on the power of the pachinko machine. When three types of numerical values are set as the big hit values from 0 to 1080, the counter becomes 1/360. It will be a big hit with probability.
[0003]
By the way, in recent years, this type of pachinko machine generally has a model in which the probability of a big hit (big hit probability) is changed by satisfying a predetermined condition to enhance the interest of the player. The change in the probability (so-called probability change) specifically means that if the jackpot probability before the probability change is 1/360 as described above, the probability is increased to 1/60, for example. And
[0004]
As a condition for causing such a certain change, it is general to stop at a particularly determined symbol, for example, “7, 7, 7”, among stop symbols regarded as big hits. A new method that satisfies the condition has been developed (see Patent Document 1 below).
That is, as described above, when the big hit occurs, the big winning opening is opened, and the big winning opening is closed at an earlier time, for example, when 10 pieces are won or 29 seconds elapse after opening. This is called one round, but there is a V zone inside the special winning opening, and when a game ball enters this V zone during each round, it is possible to proceed to the next round. Is repeated. For example, 15 prize balls can be obtained for each winning ball in the special winning opening, so that a large number of prize balls can be obtained during the continuation of the round, and a special game state (special game state) advantageous to the player can be obtained. ) Is expanded.
[0005]
In the method described in Patent Document 1, in such a special game state (big hit state), the number of quota balls is set for each round, and the number of prize balls to the special winning opening within a certain time in each round is set. Proceeding to the next round is allowed provided that the number of quotas is reached. Then, the number of quota balls is also set in the last round, and if the number of prize balls reaching the special winning opening reaches the number of quota balls within a predetermined time, a certain change is caused.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2002-369939 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above prior art, even if the round is in the middle of the final round, if the number of winning balls in the special winning opening does not reach the number of norma balls, it does not proceed to the next round, so that it is impossible to cause a certain change, At that point, the player's expectation for certainty will disappear. In particular, when the number of winning balls in the special winning opening does not reach the number of quota balls in a round just after the start of the special game state, such as the first or second round, the number of acquired prize balls is extremely small. Above all, there is no sense of expectation. For this reason, the player is greatly discouraged, and improvement in this regard has conventionally been demanded.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-mentioned demands, and completely eliminates the expectation for winning prize balls and certainty changes, particularly, the expectation for certainty changes in a round just after the special game state has started. It is an object of the present invention to provide a pachinko machine which can not only avoid the problem but also entertain the player without losing the expectation until near the final round.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 includes a main control device that performs a lottery with a predetermined probability when a game ball wins a starting winning opening, and the main control device includes: If the result of the lottery is a big hit, after the effect image corresponding to the big hit is displayed on the symbol display device, the opening operation of the big winning opening, which is in a form that makes it easier to win than the other winning openings at the time of opening, is performed. And a pachinko machine that changes and sets the probability of a big hit at the next lottery to a higher value when a predetermined probability variation condition is satisfied, and a probability variation counter and a counter for allowing +1 count of the counter. A probability variation determination table that defines a time limit and the number of required prize balls to the special winning opening within the time limit for each round up to a predetermined final round; If the result of the lottery is a big hit, in each round up to the last round, either the time specified in the probability variation determination table elapses or the required number of winning balls is reached, The opening operation up to an earlier point is performed in the special winning opening, and the round is advanced while operating the probability variation counter, and the count value of the probability variation counter at the end of the final round is a predetermined value. When the number exceeds the threshold, the change setting of the probability is performed.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the main control device causes the symbol display device to display, on each of the rounds up to the last round, the specified contents of the probability variation determination table of the round. Features.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the probability variation determination table is selected by lottery from a plurality of types of probability variation determination tables set in advance. And
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that the same reference numerals indicate the same or corresponding parts between the drawings.
FIG. 1 is a front view showing a main part of one embodiment of a pachinko machine according to the present invention.
In this figure, reference numeral 1 denotes a board of a pachinko machine (game board), on which a rail 2 is mounted in an arc shape, and a game area 3 is formed inside the rail 2. . The rail 2 guides a game ball (not shown) fired by operating a handle (not shown) from the upper left side of the board 1 toward the game area 3.
[0013]
On the board 1, various board components other than the rails 2 are provided. That is, a symbol display device 4 composed of a liquid crystal display or the like is provided substantially at the center of the board surface 1, a starting winning opening 5 is provided immediately below, and a large winning opening 6 is provided below the starting winning opening 5. Is provided. In addition, several winning openings 7..., Lamps 8 and the like are provided on the board 1.
The large winning opening 6 is configured such that the opening of the winning is significantly large here so that when the opening is opened, the winning is significantly easier than the other winning openings 5, 7,. The winning opening means a winning opening component having a winning opening.
At the lowermost portion of the inside of the rail 2 on the board surface 1, there is provided an out port 9 through which a game ball that has not won a prize enters, and further, at an appropriate place avoiding the above components 4 to 8 and the out port 9 A number of game nails 10 (only some of which are shown) are driven. In addition, the board surface 1 is covered with a transparent glass plate (not shown), so that separation of the game ball from the game area 3 is prevented.
[0014]
The display area of the screen 4a of the symbol display device 4 is divided into a plurality of display areas LA, CA, and RA in a predetermined direction, here, left, middle, and right in the horizontal direction.
Symbols L, C, and R are displayed in these three display areas LA, CA, and RA, respectively, but the symbols L, C, and R to be displayed can be changed. It has been done. Here, the display symbols L, C, and R are all numbers from 0 to 9 in the three display areas LA, CA, and RA, and these numbers 0 to 9 are repeatedly displayed when they change. The fluctuation of the display symbols L, C, and R is determined by a winning of a game ball into the starting winning opening 5, that is, a lottery (big hit lottery) of a big hit or a miss, which is performed in response to detection of a starting winning ball by a starting winning ball sensor described later. ) Or immediately after the lottery.
As will be described later, the symbol display device 4 also displays the contents of the probability variation determination table, that is, the time limit and the number of required prize balls in each round from the first to the fifteenth rounds. . Reference numeral 121 in FIG. 1 schematically shows a display area 121 of the time limit and the required number of winning balls.
[0015]
FIG. 2 is a block diagram showing a main part of the pachinko machine shown in FIG.
As can be seen from this figure, the pachinko machine includes a winning ball sensor 21, a main control device 22, a symbol control device 23, a sound effect control device 24, a lamp control device 25, a large winning opening operation solenoid 26, and the like. You.
Here, the winning ball sensor 21 includes a switch for detecting a winning ball, and is provided in a one-to-one correspondence with the winning ports 5 to 7 provided on the board 1 shown in FIG. 21a is a starting winning ball sensor for detecting a winning ball to the starting winning port 5.
[0016]
The main control device 22 is a device for controlling the control devices 23 to 25, the special winning opening operation solenoid 26, etc. (all pachinko machines), and includes an input port 22a, a CPU 22b, an output port 22c, a RAM 22d, a ROM 22e, a counter group 22f, It comprises a probability variation counter 22g, a probability variation determination table 22h, a random number generator 22i, and the like.
The RAM 22d stores a pachinko game program to be read and executed by the CPU 22b, data necessary for executing the program, and the like.
The ROM 22e is used as a work area when the above-mentioned program is executed.
[0017]
The counter group 22f includes counters 22f1 to 22f3 for symbol change pattern determination, stop symbol determination, jackpot lottery, and the like, which are usually provided in a pachinko machine, and a counter (table selection lottery) for selecting a probability variation determination table 22h. 22f4). Each of the counters 22f1 to 22f4 increments by one every 4 ms, for example, from the time the pachinko machine is turned on, returns to the minimum value when it reaches the maximum value, and thereafter repeats the same counting.
[0018]
Here, whether or not a jackpot is achieved is determined by a lottery whether or not the count value of the jackpot lottery counter 22f3 when the game ball wins in the starting winning port 5 matches a preset jackpot value. . The jackpot lottery counter 22f3 repeatedly counts, for example, 0 to 1080 from the time of turning on the power of the pachinko machine. If three types of numeric values are set as the jackpot value from 0 to 1080, for example, 360 minutes. It will be a big hit with a probability of 1.
[0019]
The probability variation counter 22g counts +1 when a condition described later is satisfied, and is used to determine whether or not the probability of a big hit at the next big hit lottery is higher than the current one.
The probability fluctuation determination table 22h includes a time limit for allowing the probability fluctuation counter 22g to count +1 and the number of required prize balls to the large winning opening 7 within this time limit (the number of balls to be awarded). Is defined for a predetermined final round, here each round up to the fifteenth round.
The probability variation determination table 22h is divided into tables for a time limit for allowing the probability variation counter 22g to count +1 and a table for the required number of winning balls.
[0020]
FIG. 3 illustrates a plurality of types, in this case, 50 types of time limit tables (limit time table group) 30 that define only the time limit. As shown in this figure, each of the time limit tables 301 to 350 defines a time limit for each of the first to fifteenth rounds.
FIG. 4 exemplifies a plurality of types of required winning ball count tables (necessary winning ball count table groups) 40, in this case, a plurality of types that define only the required number of winning balls. As shown in this figure, the required winning ball count tables 401 to 430 define the required winning ball counts for each of the first to fifteenth rounds.
[0021]
In actual use of such a probability variation determination table 22h, first, the count value of the table selection lottery counter 22f4 when a game ball is awarded in the starting winning port 5, here, the time limit table selection and the required prize Reference is made to two count values for selecting a ball count table. Then, a time limit table and a required prize ball number table corresponding to each count value in advance, for example, the tables 301 and 430 in FIGS. 3 and 4 are called from the time limit table group 30 and the required prize ball number table group 40. This is used as one selected probability variation determination table 22h.
[0022]
Note that the time limit table 50 and the required winning ball count table 60 shown in FIGS. 5 and 6 may be used as the probability change determination table 22h.
In this case, a plurality of random numbers are associated with one type of time limit and the required number of winning balls, and a random number from 0 to 49 for the time limit and 0 to 29 for the required number of winning balls every time the player enters the round. One random number is obtained from among the random numbers up to and from the random number generation unit 22i (see FIG. 2). Then, the time limit and the number of required prize balls corresponding to each of the obtained random numbers are read from the time limit table 50 and the required prize ball number table 60, and are used as specified values in the round. According to this, the total table size (capacity) is reduced.
[0023]
As shown in FIG. 2, winning ball sensors 21... (Including a starting winning ball sensor 21a) are connected to the main control device 22, and the input port 22a of the main control device 22 is connected to the winning ball sensors 21. , And gives the signal to the CPU 22b.
Upon detecting a winning ball, the CPU 22b outputs a control command to the symbol control device 23, the sound effect control device 24, the lamp control device 25, and the like via the output port 22c, or activates the special winning opening operation solenoid 26 to win the prize. Perform game processing corresponding to. The control command is also output to a prize ball payout device (not shown), and a prize ball payout process corresponding to winning is performed.
[0024]
The symbol control device 23 is a device that displays various symbols (images) on the symbol display device 4 during a game, and the sound effect control device 24 outputs various sound effects or synthesized voices during a game, such as a speaker. This is a device generated from the output device 24a. The lamp control device 25 is a device for turning on and off various lamps 8 on the board 1 shown in FIG. 1 during a game. The special winning opening operation solenoid 26 is a solenoid that operates during the big hit operation to open the special winning opening 6.
[0025]
Here, the main controller 22 obtains the count value of the winning lottery counter 22f3 at the time of a game ball winning in the starting winning opening 5 shown in FIG. 1, that is, when the starting winning ball sensor 21a detects the starting winning ball. , Is compared with a predetermined jackpot value (jackpot lottery). Then, when the count value matches the big hit value, main controller 22 determines that the big hit has occurred, and performs a big hit process (operation) described below.
[0026]
Specifically, when a game ball wins in the starting winning port 5 shown in FIG. 1, the main control device 22 receives the signal from the starting winning ball sensor 21a and performs the above-mentioned big hit lottery. At the same time, a prize ball payout command for paying out a prize ball for winning is output, and a symbol change start command is sent to the symbol control device 23, and the left, middle, and right display areas LA of the screen 4a of the symbol display device 4 are displayed. , CA, and RA are started to change.
[0027]
These three symbols L, C, R finally stop, but if the result of the above big hit lottery is a big hit, the big hit symbol display in which the symbols L, C, R at the time of stop are aligned with a predetermined type of symbol I do. Here, numerals 0 to 9 are used as the symbols L, C, and R, which vary in various forms, and the symbols L, C, and R at the time of stoppage are predetermined numerals, for example, “7, 7, 7, 7”. ”Is displayed.
[0028]
When the symbol display device 4 performs the big hit symbol display, the main control device 22 causes the large winning opening 6 to open, thereby realizing more winnings, that is, winning a prize ball.
That is, the big winning opening 6 performs an opening operation in which the winning opening is significantly larger than the other winning openings 5, 7,... In each of the first to fifteenth rounds when a big hit occurs. This opening operation is performed according to the probability fluctuation determination table 22h. For example, when the time limit table 301 in FIG. 3 and the required prize ball number table 430 in FIG. 4 are selected based on the result of the lottery by the table selection lottery counter 22f4, these tables 301 and 430 become the time limit table group 30. Is called from the required winning ball count table group 40 and is used as the probability change determination table 22h.
[0029]
According to the tables 301 and 430, in the first round, the time limit is 20 seconds and the number of required prize balls is 10, that is, after the opening operation of the special winning opening 6, the winning in the special winning opening 6 is 20. If there are ten within the second, +1 count of the probability variation counter 22g is allowed. In addition, the opening operation of the special winning opening 6 is continued until either 20 seconds elapses after the opening operation of the special winning opening 6 or the number of winnings in the special winning opening 6 reaches 10, whichever is earlier, When the same time is reached, the special winning opening 6 is closed, and the first round is ended.
[0030]
When the first round ends, the winning opening 6 is opened immediately after that, and the second round is started. According to the tables 301 and 430, in the second round, the time limit is 10 seconds and the number of required prize balls is 10, that is, after the opening operation of the special winning opening 6 is started, the winning in the special winning opening 6 is 10 times. If there are ten within the second, +1 count of the probability variation counter 22g is allowed. Further, the opening operation of the special winning opening 6 is continued until either 10 seconds elapse after the opening operation of the special winning opening 6 or the winning of the special winning opening 6 reaches 10, whichever is earlier, When the same time is reached, the special winning opening 6 is closed, and the second round is ended.
[0031]
In the same manner, the counting operation of the probability variation counter 22g and the opening operation of the special winning opening 6 are repeated until the fifteenth round in accordance with the contents (time limit and required winning ball count) specified in the tables 301 and 430. For example, 15 prize balls can be obtained for each prize ball in the special winning opening 6, so that a large number of prize balls can be obtained by the 15th round, and a special game state advantageous to the player is developed. You.
[0032]
The jackpot process includes opening operation of the special winning opening 6 by ON operation of the special winning opening operation solenoid 26 shown in FIG. 3, and various effecting operations and prizes by the symbol display device 4, the sound effect output device 24a, the lamp 8, and the like. Includes ball payout operation.
[0033]
At the end of the last round, here the fifteenth round, the main controller 22 determines whether or not the count value of the probability variation counter 22g has exceeded a predetermined value (set value). If the set value is exceeded (the probability variation condition is satisfied), the main controller 22 determines the probability of a big hit at the next (or next time, up to a predetermined number of times, here only the next time) big hit lottery. The value is changed and set to a higher value, for example, from 1/360 to 1/60. Specifically, the jackpot value is increased from three types to eighteen types.
[0034]
FIGS. 7 and 8 are flowcharts illustrating the big hit processing, particularly the big hit round progress processing related to the probability setting processing. Hereinafter, this example will be described with reference to FIGS. In the following description, the probability fluctuation will be abbreviated as “probability change”. In addition, the required winning ball count is a quota ball count, the probability change counter 22g is a quota clear counter, and the probability change counter 22g is quota clear to satisfy +1 count allowable conditions (time limit and required prize ball count). The count value of the probability change counter 22g at the end of the last round is referred to as a quota clear count.
[0035]
When a big hit occurs, the main controller 22 selects the probability change determination table 22h from the count value of the table selection lottery counter 22f4. Here, the probability change determination table 22h is composed of two tables, a time limit table and a quota ball number table, and it is assumed that the time limit table 301 in FIG. 3 and the quota ball number table 430 in FIG. 4 have been selected.
The selection of the table 22h from the count value of the table selection lottery counter 22f4 is actually performed when a game ball is awarded to the starting winning opening. However, since the selection of the table 22h is made effective by the jackpot lottery performed at the same time, it is assumed for convenience that the table 22h is selected by the jackpot.
[0036]
First, in step 701, the contents (the time limit m and the number of quota balls n of each of the first to fifteenth rounds) specified in the time limit table 301 and the number of quota balls table 430 are read, and then the first time. The time limit m of the land and the number n of the quotient spheres are set.
In step 702, the opening operation of the special winning opening is started, and in step 703, it is determined whether or not the opening time of the special winning opening has reached the time limit m, in other words, whether or not the time limit m has been reached. If so, the process jumps to step 707, and if not, the process moves to step 704.
[0037]
In step 704, it is determined whether or not there is a prize (entering of a game ball) in the special winning opening 6 shown in FIG. 1, and if so, in the next step 705, a special winning opening for counting the winning in the special winning opening 6 is determined. The count value of a counter (not shown) is incremented by one. If not, the process returns to step 703.
At step 706, it is determined whether or not the count value of the special winning opening counter has reached the number of quota balls n, in other words, whether or not the number of quota balls has reached n. If not, the process proceeds to step 703.
In step 707, the special winning opening 6 is closed (opening operation is completed).
[0038]
That is, in steps 702 to 707, after the opening operation of the special winning opening 6 has started, the time limit m has elapsed, or the winning in the special winning opening 6 has reached the number of quota balls n, whichever is earlier. The opening operation of the special winning opening 6 is continued until the same time point is reached, and the processing of one round (round processing) for closing the special winning opening 6 is performed.
[0039]
After closing the special winning opening 6, after the time limit m, the number of quota balls n and the count value of the special winning opening counter are cleared to 0, the next round specified in the time limit table 301 and the quota ball number table 430 is performed. The time limit m and the number of quotient spheres n for are set (step 708). Then, the count value of a round counter (not shown) indicating the round number is set to +1 (here, 2) (step 709) to prepare for the next round, here the second round.
[0040]
In step 710, in the current round, here, the first round, it is determined whether or not the winning in the special winning opening 6 has reached the number of quota balls n (whether the quota has been cleared) within the time limit m and has reached. If it is, in the next step 711, the quota clear counter 22g is incremented by 1, and if not, the step 712 is executed.
[0041]
In step 712, it is determined whether or not the count value has reached 15, in other words, whether or not the count value has reached 15, by referring to the round counter. If the determination result is affirmative, the next step (probability setting process) 713 is executed, and if the result is negative, the process returns to step 702. That is, the process proceeds to the next round process.
[0042]
In step 713, a probability setting process is performed according to the count value (normal clear count) of the probability change counter 22g at the end of the last round, that is, the fifteenth round.
Here, as shown in FIG. 8, when the quota clear count exceeds 9, a probability change setting (probability change) for increasing the probability is performed, and when the quota clear count is less than 9, a normal probability setting (process without probability change) is performed.
Hereinafter, steps 701 to 713 are repeated every time a big hit occurs.
[0043]
9 and 10 show an example of a probability setting process in which the probability is changed stepwise according to the quota clear count, unlike the example of FIG.
FIG. 9 shows an example in which the probability is reduced stepwise according to the quota clear count. That is, at the end of the last round (the fifteenth round), if the quota clear count is 15, it is reduced to 1/50 (steps 901 to 902), if it is 14, to 1/110 (steps 903 to 904), and 13 If there is, it is set to 1/180 (steps 905 to 906), and a probability change setting (probable change) for increasing the probability is made.
[0044]
Similarly, if the count value is 12 to 10, the value is reduced to 1/260 (steps 907 to 908), and if the count value is 9 to 5, the value is reduced to 1/325 (steps 909 to 910). When the count value is 4 to 0, the probability does not change, and the normal probability, that is, 1/360 in this case, remains (step 911).
According to this, the probability increases as the number of rounds in which the quota is achieved, in other words, as the number of acquired prize balls increases, so that the player's gaming spirit is further enhanced.
[0045]
FIG. 10 shows an example in which the probability is increased stepwise according to the quota clear count, contrary to the example of FIG. That is, at the end of the last round (the fifteenth round), when the quota clear count is 15, the probability is not changed, and the normal probability is maintained at 1/360 here (steps 1001 to 1002). If it is 14 to 10, it will be reduced to 1/325 (steps 1003 to 1004), and if it is 9 to 7, it will be reduced to 1/260 (steps 1005 to 1006).
[0046]
Similarly, if the count value is 6,5, it is 1/180 (steps 1007 to 1008), if it is 4,3, it is 1/110 (steps 1009 to 1010), and if it is 2 to 0, it is 1/50. (Step 1011) The probability is changed.
According to this, the probability increases as the number of rounds in which the quota cannot be attained, in other words, as the number of acquired prize balls decreases, so that the player can continue the game relatively safely.
[0047]
FIG. 11 shows an example of processing when the time limit table 50 and the number of quotas table 60 shown in FIGS. 5 and 6 are used, and is substantially the same as FIG. 7 except for steps 1101 and 1102. Therefore, the same steps as those in FIG. 7 are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. Different steps 1101 and 1102 will be described below.
[0048]
Also in this example, as in the example shown in FIG. 7, when a big hit occurs, the main controller 22 selects the probability change determination table 22h from the count value of the table selection lottery counter 22f4. In this case, the probability change determination table 22h is composed of two tables, a time limit table 50 shown in FIG. 5 and a quota ball number table 60 shown in FIG. As in the example shown in FIG. 7, the selection of the table 22h from the count value of the table selection lottery counter 22f4 is actually performed when a game ball is awarded to the starting winning opening.
[0049]
In step 1101, after reading the contents (time limit m, number of quota spheres n, and random numbers associated with these m and n) specified in the time limit table 50 and the number of quota spheres table 60, the first land Is set as the time limit m and the number of quotient spheres n.
When the time limit table 50 and the number of quotient spheres table 60 are used as the probability change determination table 22h, the time limit m is a random number from 0 to 49, and the number of quota spheres n is a random number from 0 to 29. Each one random number is obtained from the random number generation unit 22i (see FIG. 2). Then, the time limit m and the number of quota spheres n corresponding to each of the obtained random numbers are read from the time limit table 50 and the number of quota spheres table 60, and are set as prescribed values in the round.
[0050]
In step 1102, after the time limit m, the number of quota balls n and the count value of the special winning opening counter are cleared to 0, the next time specified in the time limit table 50 and the quota ball number table 60 (see FIGS. 5 and 6) The time limit m and the number of quotient spheres n for the round are set. The setting procedure is the same as in step 1101.
[0051]
In this embodiment, the main control device 22 is configured to send the specified contents of the probability change determination table 22h to the symbol display device 4 and display it on the screen 4a. Reference numeral 121 in FIG. 1 indicates the outline of the display area 121 having the specified contents.
The specified contents, that is, the time limit and the number of quotas for each round are displayed, for example, as shown in FIG.
As shown in FIG. 12A, the display area 121 includes a circular area 122 placed at the center of the screen 4 a of the symbol display device 4 and an annular area placed concentrically around the circular area 122. The time limit and the number of quota spheres can be simultaneously displayed. The annular area 123 is divided into a plurality of parts at the same or different, here the same rotation angle, to form a plurality of arc display areas 124.
[0052]
The time limit and the number of quota spheres for each round are displayed as follows.
First, as shown in FIG. 12B, an appropriate type of time limit including a time limit actually specified for a round to be advanced is displayed in each of the arc display areas 124.
Next, the arc display area 124 at the specific position is highlighted, and thereafter, the position of the arc display area 124 to be inverted is sequentially changed at regular time intervals, for example, clockwise. Here, the movement of the inverted display position is fast at the beginning, and thereafter gradually slowed down, that is, the movement of the roulette is imitated. This reverse display stops at the arc display area 124 in which the time limit specified by the probability change determination table 22h, for example, the time limit of 20 seconds, is displayed.
[0053]
FIG. 12C shows a state of display subsequent to FIG.
Here, the display of the time limit of 20 seconds is moved from the arc display area 124 to the central circular area 122. Then, in each of the arc display areas 124, an appropriate type of number of quota spheres including the number of quota spheres actually defined for the round to be advanced is displayed.
Next, the circular arc display area 124 at the specific position is displayed in reverse video, and thereafter, the position of the circular arc display area 124 to be reversely displayed is sequentially changed at regular time intervals, for example, counterclockwise. The movement of the reverse display position is performed by imitating the rotation of roulette as in the case of the time limit. This reverse display stops at the arc display area 124 in which the number of norma spheres specified in the probability change determination table 22h, for example, the number of ten norma spheres, is displayed.
[0054]
FIG. 12D shows this state, and the player is informed that the quota can be cleared by winning 10 prizes in the special winning opening 6 within 20 seconds. This display may be continued during the round processing, or may be ended after a predetermined time. The display may be reduced after the first time.
Thereafter, each time a new round is advanced (in each round), the above display is repeated.
[0055]
When the display is continued even during the round process, if the displayed time limit and the number of quota balls (20 seconds, 10 coins) are down-counted in accordance with the passage of time and winning in the special winning opening, Convenience to the player is achieved.
In the example of FIG. 12D, the down-count display of the number of quota spheres is performed by inverting the display of the arc display area 124. In the following cases, the display in the arc display area 124 is updated to enable the down-count display of four to one.
[0056]
Note that the display of the specified contents (time limit and number of quota spheres) of the probability change determination table is not limited to the above-described example. In any case, as described above, if the prescribed contents of the probability change determination table 22h are displayed in advance in each round, the player can work out a variety of measures in the game of each round, thereby increasing the interest of the game. Can be done.
[0057]
In the above-described embodiment, a plurality of probabilistic change determination tables are provided, and one of them is selected and used by lottery. However, a configuration having only one probabilistic change determination table may be employed. According to the former configuration having a plurality of probability change determination tables, the prescribed contents of the probability change determination table, that is, the conditions for clearing the quota, can be varied, and the interest of the player can be further enhanced. it can.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention (claim 1), it is possible to completely eliminate the expectation of winning prize balls and certainty changes, particularly the expectation of certainty changes, in a round just after the special game state has started. Not only can be avoided, but also the player can be entertained without losing the expectation until the final round. By setting the prescribed contents of the probability change determination table, it is possible to adjust the total number of winning prize balls separately from the nail adjustment.
Further, according to the second aspect of the present invention, the player can take a variety of measures in the game of each round, and there is also an effect that the interest of the game can be increased.
Further, according to the third aspect of the present invention, it is possible to provide a variety of quota clear conditions for the probability change, and it is possible to further enhance the interest of the player.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a main part of one embodiment of a pachinko machine of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a main part of the pachinko machine.
FIG. 3 is a diagram illustrating a time limit table used in the pachinko machine;
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a required winning ball count table.
FIG. 5 is a diagram exemplifying a time limit table different from FIG. 3;
FIG. 6 is a diagram exemplifying a required prize ball number table different from that in FIG. 4;
FIG. 7 is a flowchart illustrating a jackpot round progression process related to a probability setting process according to the present invention.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a specific example of a probability setting process in FIG. 7;
FIG. 9 is a flowchart illustrating an example (part 1) of a probability setting process different from that in FIG. 8;
FIG. 10 is a flowchart showing an example (part 2) of a probability setting process.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a processing example different from that of FIG. 7;
FIG. 12 is an explanatory diagram of a display example of a time limit and the number of quota spheres for each round.
[Explanation of symbols]
5 Start winning port
6 Grand Prize Winner
7 Winners
22 Main controller
4 Symbol display device
22g Probability variation counter (probability variation counter, quota clear counter)
22h Probability variation determination table (probability variation determination table)
