JP5015660B2 - ワーク検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、水晶振動子用パッケージやSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ用パッケージなどの電子部品を収納するためのパッケージ(ワーク)の検査方法に関するものである。
従来より、医薬品や電子部品や機械部品等の外観検査を行う方法として、被検査物(ワーク)をカメラで撮影し、その画像処理を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
この技術では、透光性の搬送ベルトの上に被検査物を載置し、その搬送ベルトの上下から光を照射して、搬送ベルトの上からカメラで撮影を行っている。
特許第3215858号公報
上述した特許文献1の技術では、常に被検査物の上方及び下方から光を当てて撮影しているので、例えば被検査物の表面に金(Au)等からなる光を反射し易いパターンが形成されている場合には、その形態によっては、外形寸法を測定しにくいという問題があった。
また、特に被検査物が小さな場合には、搬送ベルト上に被検査物を載置するのに時間がかかるとともに、被検査物の向きや上下が一定し難いので、好適に検査を行うことができないという問題もあった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、被検査物(ワーク)の形態にかかわらず、容易に且つ精度良く被検査物の検査を行うことができるワーク検査方法を提供することである。
(1)請求項1の発明は、1又は複数のワークに光を照射してカメラで撮影し、その撮影した画像に基づいて前記ワークの検査を行うワーク検査方法において、透光性を有するトレイの1又は複数の収納部に、前記ワークをそれぞれ収納する第1工程と、前記ワークを収納した前記トレイの下側から光を照射し、前記カメラにより前記トレイの上方から前記ワークを撮影する第2工程と、前記ワークを収納した前記トレイの下側及び上側から光を照射し、前記カメラにより前記トレイの上方から前記ワークを撮影する第3工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、第2工程にて、ワークを収納した透光性有するトレイの下側から光を照射し、カメラによりトレイの上方からワークを撮影するので、ワークの状態(例えばワークの有無やワークの傾き)や外形寸法などを、容易に且つ精度良く検出することができる。
また、第3工程にて、ワークを収納した透光性を有するトレイの下側及び上側から光を照射し、カメラによりトレイの上方からワークを撮影するので、ワークの状態(例えばワークの向き)或いは表面に形成されたシールリングやパッドなどの形状や寸法などを、容易に且つ精度良く検出することができる。
従って、第2工程と第3工程とを組み合わせることにより、ワークの状態にかかわらず、容易に且つ精度良くワークの検査を行うことができる。例えばシールリングのズレが大きい場合でもあっても、第2工程からワークの外形を確実に捉えることができるので、第3工程と組み合わせることにより、シールリングのズレを容易に把握することができる。
なお、第2工程と第3工程の順序は逆でもよい。
(2)請求項2の発明では、前記ワークは、表面と裏面を有する板状の基板であって、該基板の表面には、枠状の金メッキが施されたシールリングを備えたことを特徴とする。
本発明は、金(Au)メッキされたシールリングを備えたワークを例示したものである。本発明では、特に表面にAuメッキが施されたワークの場合であっても、ワークの表面形状や外形寸法を容易に把握できるので好適である。
なお、ここで外形寸法とは、ワークの外側(外周部分)における縦、横等の寸法のことである(以下同様)。
(3)請求項3の発明では、前記ワークは、前記基板の表面の枠状のシールリング内に、表面に金が被覆されたパッドが形成されていることを特徴とする。
本発明は、更に金で被覆されたパッドを備えたワークを例示したものである。本発明では、表面にAuで被覆されたワークの場合であっても、ワークの表面形状や外形寸法を容易に把握できるので好適である。
(4)請求項4の発明では、前記光は、赤色LEDによる光であることを特徴とする。
本発明は、好ましい照明の光を例示したものである。赤色LEDによる赤色光は、金(Au)の部分の画像化に対して有効であり(即ち濃淡差が得やすく)、特に電子部品では、パッド表面などにAuが施される場合が殆どなので、電子部品に対して有効である。
(5)請求項5の発明は、前記トレイは、帯電防止グレードのABS樹脂製であることを特徴とする。
トレイが帯電していると、例えばトレイが重ねられている場合などには、ワークが上側のトレイの裏面に一旦付着して落下することで、一旦収容されたワークがトレイの所定の位置に配置されない場合があるが、本発明では、トレイは帯電しにくいので、そのような不具合はない。
(6)請求項6の発明では、前記ワークの外形寸法が5mm以下であることを特徴とする。
ワークが5mm以下と小さい場合には、ワークが軽量であるので、ワークがトレイから脱落したり、トレイ上で傾いたりして所定の位置に配置されない場合があるが、本発明では、ワークの状態を容易に把握できるので、特に5mm以下のワークの検査に好適である。
なお、ここで「外形寸法が5mm以下」とは、ワークの幅(縦、横)のどちらか一方が5mm以下を示す。
(7)請求項7の発明では、前記第2工程で撮影された画像に基づいて、前記ワークの収納もれの判定及び外形寸法の計測のうち、少なくとも1種を行うことを特徴とする。
本発明は、第2工程で撮影された画像を用いた処理を例示したものである。この第2工程では、外形寸法(バリの有無)を確認できる。
(8)請求項8の発明では、前記第3工程で撮影された画像に基づいて、前記ワークの方向の判定、ワークの表裏の判定、他品種の混入の判定、シールリングのズレの判定、及びシールリングの有無の判定のうち、少なくとも1種を行うことを特徴とする。
本発明は、第3工程で撮影された画像を用いた処理を例示したものである。
(9)請求項9の発明では、前記第3工程は、前記第2工程の後に行うことを特徴とする。
本発明では、第2工程にて、ワークを収納したトレイの下側から光を照射し、カメラによりトレイの上方からワークを撮影し、その後、第3工程にて、ワークを収納したトレイの下側及び上側から光を照射し、カメラによりトレイの上方からワークを撮影する。
つまり、この様に第2工程と第3工程とを組み合わせることにより、ワークの状態にかかわらず、容易に且つ精度良くワークの検査を行うことができる。
例えばシールリングのズレが大きい場合でもあっても、第2工程からワークの外形を確実に捉えることができるので、(この第2工程の後に実施される)第3工程と組み合わせることにより、シールリングのズレを容易に把握することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
a)まず、本実施形態のワーク検査方法に用いるワーク検査装置について説明する。
図1に示す様に、ワーク検査装置1は、ワーク3を収納する透光性を有するトレイ5と、ワーク3を撮影するレンズ7を備えたカメラ9と、カメラ9をXY方向に移動させるXYステージ11と、トレイ5の上方に配置された上方照明13と、トレイ5の下方に配置された下方照明15と、各照明13、15の電源17、19と、XYステージ11を制御したりカメラ9で撮影した画像の画像処理を行う電子制御装置21と、カメラ9により撮影された画像等を表示するモニタ23とを備えている。
このうち、前記カメラ9は、400万画素のエリアセンサカメラであり、分解能は8μm/pix、取込視野は□16mm、解像度は2000×2000pixである。なお、レンズ7は、テレセントリックレンズである。
前記上方照明13は、トレイ5の上方よりトレイ5に光を照射する装置であり、レンズ7の先端側の周囲を囲むように配置されたLEDリング照明(ここでは赤色LEDが環状に配置された照明)である。なお、赤色LEDの波長領域は、610nm〜710nmである(以下同様)。
前記下方照明15は、トレイ5の下方よりトレイ5に光を照射する装置であり、トレイ5より大きな外形寸法のLED面発光照明(ここでは赤色LEDが格子状に多数配置された面状の照明)である。
前記トレイ5は、縦200mm×横140mm×厚み6mmの透光性を有する板状体であり、図2に示す様に、その上面には、前記ワーク3が収容される収納凹部(収納部)25が多数形成されている。つまり、トレイ5には、収納凹部25(従って取り数)が90個(例えば9行×10列)〜738個(例えば18行×41列)形成されている。
また、収納凹部25は、ワーク3の外形形状に対応した直方体の空間であり、ワーク3の外形寸法より例えば0.2〜0.4mm程度大きく設定されている。なお、このトレイ5では、静電防止対策を目的として、材質に帯電防止グレードのABS樹脂を用いている。
前記ワーク3は、水晶振動子用パッケージやSAWフィルタ用パッケージなどの電子部品を収納するためのパッケージであり、ここでは、例えば図3に示す様な水晶振動子用セラミックパッケージ27を例に挙げて説明する。
この水晶振動子用セラミックパッケージ27は、外形寸法が□5mm以下(例えば縦3.2mm×横2.5mm)、厚み0.2〜2.0mm(例えば0.8mm)の直方体形状
であり、図示しない水晶振動子が収容される中央凹部29を有するアルミナ製の容器31と、容器31の外周を構成する枠部33の表面に(中央凹部29を囲むように)形成されたシールリング35と、容器31内の段部37の表面に形成されたパッド39、41などを備えている。
なお、セラミック製の容器31の表面は、黒色となっている。また、シールシング35は、蓋体(図示せず)で容器31を封止するために用いられるものであって、材質はコバールからなり、その表面に金(Au)メッキしたものであり、枠部33の表面にロー付けされている。更に、パッド39、41は、水晶振動子を搭載するために用いられるものであって、同時焼成されたタングステン(W)層の表面にニッケル(Ni)メッキ及び金(Au)メッキが施されたものである。
b)次に、本実施形態のワーク検査方法について説明する。
本実施形態では、まず、基準画像の登録を行い、その後、自動検査を行う。以下、詳細に説明する。
<基準画像の登録>
この基準画像の登録とは、後の自動検査の際に不良品との比較を行うために、基準となるデータを記憶するものである。
(1)まず、トレイ5に良品ワーク3を入れる。
(2)次に、カメラ9にて良品ワーク3の表面画像、裏面画像を撮像する。
(3)次に、撮像した表面画像、裏面画像より、各画像で指定した領域(例えば後述する図6のウインドW1、W2、W3、W4)におけるパッドの輪郭情報を取得して、マッチング用の基準パターンとして登録する。なお、ウインドW1、W2、W3、W4より基準パターンの検索範囲KE1、KE2が設定(自動生成)される。
<自動検査>
この自動検査とは、トレイ5に載置されたワーク3の状態を自動検査するものである。
(1)まず、トレイ5に、図示しない自動機器によりワーク3を入れる。
(2)次に、ワーク3の撮影位置にカメラ9を移動させる。
ここでは、カメラ9の撮影領域は、図4に示す様に、8個のワーク3を撮影するように設定されているので、8個づつワーク3を撮影可能な様に、カメラ9の撮影方向を8個のワーク3の中心位置(同図の+印位置)に合わせるように移動させる。
(3)次に、下方照明15を照射し、カメラ9でワーク3を撮影してその画像を取り込む(画像取込1回目)。
ここでは、下方から照明(面発光照明)を照射して、透過光を受ける状態で撮影するので、図5の画像1に示す様に、ワーク3のシルエットを示す画像が得られる。
(4)次に、下方照明15及び上方照明13を照射し、カメラ9でワーク3を撮影してその画像を取り込む(画像取込2回目)。
ここでは、下方及び上方から照明(面発光照明+リング照明)を当てて、透過光及び反射光を受ける状態で撮影するので、図5の画像2に示す様に、ワーク3のシルエットだけでなく、ワーク3の表面のシールリング35やパッド39、41が分かる画像が得られる。
(5)次に、画像処理により、以下の項目を検査する。なお、(イ)、(ロ)は画像1に基づいて検査を行い、(ハ)〜(ト)は画像2に基づいて検査を行うものである。
(イ)収納もれ:収納凹部25内にワーク3があるかどうかの検査
例えば、画像1を2値化し(明るい領域を1、暗い領域を0とする)、収納凹部
25の領域においてどの程度明るい領域があるかを判定する。そして、明るい領
域が所定以上の場合には、収納凹部25内にワーク3が無いと判定する。
(ロ)寸法計測:ワーク3の外形寸法の検査
例えば、画像1の2値化画像から、ワーク3に外接する最小の四角形(最小外接
四角形)を求め、その縦H、 横Wの寸法を求め、これをワーク3の外形寸法とし
て計測する。
(ハ)方向違い:収納凹部25内のワーク格納方向の検査
ここでは、画像2の濃淡画像を用いる。そして、ワーク3として、例えば図6に
示す水晶振動子用セラミックパッケージ27の場合は、シールリング35やパッド
39、41のある側において、その収納凹部25内に形成されたパッド39、41
のパターンにより、ワーク3の向きを判定する。
具体的には、図6(a)に示す様に、基準画像で設定した検索範囲KE1におい
て、基準画像で登録したパッドの輪郭情報に整合性のある箇所を探索する(マッチ
ングを行う)。ここでは、ワーク3は長方形であるので、画像を180°回転させ
、同様に、両ウインドW1、W2におけるパッド39、41のパターンの一致を調
べる。
従って、0°と180°の画像のどちらのパターンが登録されたパターンと一致
する(整合性が一定の割合以上取れた場合)かによって、ワーク3がどちら向きか
が分かる。ここで、0°でパターンが一致した場合、180°回転して確認する必
要はない。
なお、ワーク3が正方形である場合には、ワーク3の方向は4方向のいずれの可
能性もあるので、0°と90°と180°と270°回転させた画像をチェックす
る。
(ニ)表裏違い:ワーク3が表裏反転していないかの検査
画像2の濃淡画像を用い、ワーク3の裏面において、例えば図6(b)に示す様
に、その四隅に形成されている場合には、その裏側パッド43のパターンにより、
ワーク3の表裏を判定する。
つまり、ワーク3の裏面の四隅の裏側パッド43のパターンに対応して、基準画
像で設定した検索範囲KE2において、基準画像で登録したパッドの輪郭情報に整
合性のある箇所を探索する(マッチングを行う)。
そして、裏側パッド43のパターンが、前記登録された裏面画像のパターンと一
致した場合には、ワーク3が裏面と判定する。なお、裏面についても、表面(前項
の方向違い)と同様に検査している。
(ホ)多品種混合:多品番が混入していないかを検査
方向検査でマッチングしておらず、しかも裏面でない場合には、他品種が混合し
ていると判断する。
(ヘ)シールリングズレ:外形基準のリングズレ検査
(なお、内部パッド基準のリングズレを検査してもよい)
ここでは、画像2の濃淡画像を用い、図7に示す様にウインドW5〜12を設定
して、図8に示す様に、ワーク3の外周からシールリング35までの距離A1、A
2、B1、B2、C1、C2、D1、D2を測定する。
そして、下記式を用いて、X方向のズレ、Y方向のズレ、θ方向のズレを求める。
なお、各ズレの値は絶対値をとる。
<X方向のズレ>
・ΔX1=(C1−D1)/2
・ΔX2=(C2−D2)/2
<Y方向のズレ>
・ΔY1=(A1−B1)/2
・ΔY2=(A2−B2)/2
<θ方向のズレ>
・θ1=(A1−A2)/2
・θ2=(B1−B2)/2
・θ3=(C1−C2)/2
・θ4=(D1−D2)/2
(ト)シールリング有無:シールリング35の有無を検査
例えばウインドW9で、2値化画像からシールリング35に該当する明るい領域
の幅(SW)を求める。ここで、幅が異常な値(リング幅の規格値を外れる値)で
ある場合は、シールリング35が無いと判定することができる。
そして、1トレイ分前記(2)〜(5)の処理を繰り返す。
c)次に、電子制御装置21で行われる処理内容について説明する。
電子制御装置21では、上述した検査手法にて、カメラ9による撮影と、撮影した画像を用いた自動検査を行う。
(1)撮影処理
まず、図9のステップ(S)100では、XYステージ11を制御して、カメラ9を所定の撮影位置に移動する
続くステップ110では、下方照明15を点灯し、トレイ5の上方からカメラ9で撮影を行う(画像取込1回目:画像1)。
続くステップ120では、下方照明15及び上方照明13を点灯し、トレイ5の上方からカメラ9で撮影を行う(画像取込2回目:画像2)。
続くステップ130では、照明を消して、一旦本処理を終了する。
なお、ステップ110とステップ120の順序は逆でもよい。
(2)画像処理
まず、図10のステップ200では、初期化処理を行う。
続くステップ210では、外形補正を行う。具体的には、図11に示す様に、前記画像1の2値化画像を用いて、画像1のワーク画像を画面中央に移動させて傾きを補正する。
続くステップ220では、ワーク3の有無を判定する。具体的には、前記画像1の2値化画像を利用し、(イ)の収納もれの検査(収納凹部25内にワーク3があるかどうかの検査)を行う。ここで、ワーク3が無いと判定されるとステップ320に進み、ワーク3があると判定されるとステップ230に進む。
ステップ230では、前記画像2の濃淡画像を利用して、前記(ハ)の方向検査(収納凹部25内のワーク格納方向の検査)を行う。
ステップ240では、方向検査の結果、マッチングが成功してワーク3の方向が分かった場合(即ち表面のパッド39、41のパターンが一致した場合)には、ステップ270に進み、マッチングが不成功の場合には、ステップ250に進む。
ステップ250では、前記画像2の濃淡画像を利用して、前記(ニ)の裏面検査(ワーク3が表裏反転していないかの検査)を行う。
続くステップ260では、裏面検査の結果、裏面であると判定された場合には、前記ステップ320に進み、裏面でないと判定された場合には、ステップ270に進む。
ステップ270では、他品種混合の確認を行う。具体的には、方向検査でマッチングしておらず、しかも裏面でない場合は、他品種混合として、ステップ320に進み、そうでない場合はステップ280に進む。
ステップ280では、寸法検査を行う。具体的には、前記画像1の2値化画像を利用し、(ロ)の寸法計測(ワーク3の外形寸法の検査)を行う。
続くステップ290では、前記画像2の2値化画像を利用して、前記(ト)のシールリング(SR)35の有無の検査を行う。
続くステップ300では、前記画像2の濃淡画像を利用して、前記(ヘ)のシールリング35のズレの有無の検査(外形基準)を行う。
続くステップ310では、前記画像2の濃淡画像を利用して、パッド基準のシールリング35のズレの有無の検査を行う。具体的には、あるパッド39、41を基準にして、そのパッド39、41からの距離を求め、その距離が基準のデータからどの程度ずれているかによってズレの有無を判定する。なお、ステップ300とステップ310は、どちらか一方を採用してもよい。
そして、ステップ320では、上述した各ステップでの判定の結果を記憶したり表示したりして、一旦本処理を終了する。
c)この様に、本実施形態では、透明なトレイ5に多数の収納凹部25を設け、各収納凹部25にそれぞれワーク3を収納する。そして、まず、トレイ5の下側から光を照射し
、カメラ9によりトレイ5の上方からワーク3を撮影し、次に、トレイ5の下側及び上側から光を照射し、カメラ9によりトレイ5の上方からワーク3を撮影する。
その後、それらの撮影した画像に基づいて、ワーク3の収納もれの検出、外形寸法の計測、方向違いの判定、表裏違いの判定、他品種の混入の判定、シールリング35のズレの判定、及びシールリング35の有無の判定などを、自動的に行うことができるので、ワーク3の検査を容易に且つ能率良く行うことができる。
尚、本発明は前記実施形態や実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
実施形態のワーク検査装置を示す説明図である。 トレイにワークを収容する状態を示す説明図である。 (a)は水晶振動子用セラミックパッケージを模式的に示す平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 8個のワークを撮影した画像を示す説明図である。 画像1と画像2を対比して示す説明図である。 (a)は水晶振動子用セラミックパッケージの平面図、(b)は水晶振動子用セラミックパッケージの下面図である。 ワークのシールリングのズレを検出するためのウインドの配置を示す説明図である。 ワークのシールリングのズレを検出するための手法を説明する説明図である。 カメラで撮影する処理を示すフローチャートである。 画像から各検査項目の検査を実施する処理を示すフローチャートである。 画像1のワーク画像の傾きの補正方法を示す説明図である。
符号の説明
1…ワーク検査装置
3…ワーク
5…トレイ
9…カメラ
11…XYステージ
13…上方照明
15…下方照明
21…電子制御装置
23…モニタ

Claims (9)

  1. 1又は複数のワークに光を照射してカメラで撮影し、その撮影した画像に基づいて前記ワークの検査を行うワーク検査方法において、
    透光性を有するトレイの1又は複数の収納部に、前記ワークをそれぞれ収納する第1工程と、
    前記ワークを収納した前記トレイの下側から光を照射し、前記カメラにより前記トレイの上方から前記ワークを撮影する第2工程と、
    前記ワークを収納した前記トレイの下側及び上側から光を照射し、前記カメラにより前記トレイの上方から前記ワークを撮影する第3工程と、
    有することを特徴とするワーク検査方法
  2. 前記ワークは、表面と裏面を有する板状の基板であって、該基板の表面には、枠状の金メッキが施されたシールリングを備えたことを特徴とする請求項1に記載のワーク検査方法。
  3. 前記ワークは、前記基板の表面の枠状のシールリング内に、表面に金が被覆されたパッドが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のワーク検査方法。
  4. 前記光は、赤色LEDによる光であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のワーク検査方法。
  5. 前記トレイは、帯電防止グレードのABS樹脂製であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のワーク検査方法。
  6. 前記ワークの外形寸法が5mm以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のワーク検査方法。
  7. 前記第2工程で撮影された画像に基づいて、前記ワークの収納もれの判定及び外形寸法の計測のうち、少なくとも1種を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のワーク検査方法。
  8. 前記第3工程で撮影された画像に基づいて、前記ワークの方向の判定、ワークの表裏の判定、他品種の混入の判定、シールリングのズレの判定、及びシールリングの有無の判定のうち、少なくとも1種を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のワーク検査方法。
  9. 前記第3工程は、前記第2工程の後に行うことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のワーク検査方法。
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