JP5014236B2 - 外ケーブル定着構造 - Google Patents

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本願発明は、プレストレストコンクリート橋における外ケーブル定着構造に関するものである。
従来より、プレストレストコンクリート橋の構成として、その横桁を橋軸方向に貫通する外ケーブル挿通孔に外ケーブルが挿通配置されたものが知られている。そして、このようなプレストレストコンクリート橋においては、その外ケーブルの端部を横桁に定着するための外ケーブル定着構造が設けられている。
この外ケーブル定着構造は、例えば「特許文献1」に記載されているように、横桁内に定着体が埋め込まれた構成となっている。その際、この「特許文献1」に記載された定着体のブロックは、補強繊維が混入された無機質材料で構成されている。
また「特許文献2」には、プレストレストコンクリート自体における定着部の部分が、繊維補強セメント系複合材料により構成されたものが記載されている。
なお「特許文献3」には、橋軸方向に延びる外ケーブルの端部を横桁に定着するための外ケーブル定着構造ではないが、この外ケーブルの端部を定着するための定着体が主桁の両側面に取り付けられた構造が記載されている。
この「特許文献3」に記載された構造は、定着体のブロックがプレキャストコンクリートブロックとして構成されるとともに、主桁を橋軸直交方向に貫通する孔に挿通配置されたPC鋼線(またはアラミドFRP材)が、緊張された状態で主桁の両側において各定着体に定着された構成となっている。その際、これら各定着体と主桁の側壁面との間にはモルタルが間詰めされた構成となっている。
特開2007−70895号公報 特開2003−129612号公報 特開平8−158315号公報
従来のプレストレストコンクリート橋における外ケーブル定着構造は、横桁内に定着体が埋め込まれた構成となっているので、予め、この定着体が埋め込まれる部分を避けるようにして横桁内の鉄筋を配置する必要があり、このため配筋が部分的に密になってコンクリートの充填性に懸念を生じる、という問題がある。
また、プレストレストコンクリート橋においては、その施工完了後に、外ケーブルの損傷等による交換や上床版の拡幅工事または設計活荷重の増加等に伴う補強のために、外ケーブルを追加配置する必要性が生じることを予め考慮して、その施工の際、横桁に予備孔を設けておくことが多い。
このようにして架設されたプレストレストコンクリート橋において、その予備孔に外ケーブルを挿通配置する場合には、コアボーリングにより定着体を横桁内に埋め込む必要があるが、このとき、横桁内に配置されている鉄筋の一部を切断して、横桁を損傷させてしまうおそれがある。
これに対し、定着体のブロックをプレキャストコンクリートブロックとして構成し、横桁に対して後付けするようにすれば、横桁を損傷させてしまうおそれはなくなる。しかしながら、このプレキャストコンクリートブロックを、通常のコンクリートで構成した場合には、かなり大きなものとなってしまう。このため、横桁に設けられた予備孔が、既設の外ケーブル挿通孔に近接しているような場合には、定着体を設置するスペースを確保することができない、という問題がある。
なお、定着体を鋼製の架台によって作製することも可能であるが、このようにした場合には、維持管理が容易でなく、また、定着体が高価なものとなってしまう、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、プレストレストコンクリート橋における外ケーブル定着構造において、横桁を損傷させてしまうことなく、省スペースで定着体を設置することができ、かつ、これを維持管理が容易で安価なものとすることができる外ケーブル定着構造を提供することを目的とするものである。
本願発明は、定着体のブロックをプレキャストコンクリートブロックとして構成した上で、このプレキャストコンクリートブロックを高強度繊維補強コンクリートで構成することにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る外ケーブル定着構造は、
横桁を橋軸方向に貫通する外ケーブル挿通孔に外ケーブルが挿通配置されてなるプレストレストコンクリート橋において、上記外ケーブルの端部を上記横桁に定着するための外ケーブル定着構造であって、
上記横桁における橋軸方向の一端面に、定着体が間詰め層を介して取り付けられた構成となっており、
上記定着体が、上記外ケーブルを挿通させるための第1筒状部材と、この第1筒状部材を埋設するようにして打設されたプレキャストコンクリートブロックとからなり、
上記プレキャストコンクリートブロックが、高強度繊維補強コンクリートで構成されており、
上記定着体に、該定着体のプレキャストコンクリートブロックにおける横桁対向面から突出する第2筒状部材が取り付けられており、
その際、この第2筒状部材が、該第2筒状部材の基端部において上記第1筒状部材にねじ込み固定されており、
この第2筒状部材の先端部の外径が、上記外ケーブル挿通孔の内径と略同一径に設定されている、ことを特徴とするものである。
上記「間詰め層」に用いられる間詰め材の具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えば、無収縮モルタルや場所打ちコンクリート等を用いることが可能であり、その際、場所打ちコンクリートに用いるコンクリートとしては、通常のコンクリートや高強度繊維補強コンクリート等が採用可能である。
上記「第1筒状部材」は、外ケーブルを挿通させ得る構成を有するものであれば、その具体的な形状や材質は特に限定されるものではない。
上記「プレキャストコンクリートブロック」は、高強度繊維補強コンクリートで構成されたものであれば、その具体的な大きさや形状は特に限定されるものではない。
上記「高強度繊維補強コンクリート」とは、圧縮強度の特性値が100N/mm以上の繊維補強を行ったセメント質複合材を意味するものであり、その具体的な組成については特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る外ケーブル定着構造は、プレストレストコンクリート橋の横桁における橋軸方向の一端面に、外ケーブルを挿通させるための第1筒状部材と、この第1筒状部材を埋設するようにして打設されたプレキャストコンクリートブロックとからなる定着体が、間詰め層を介して取り付けられた構成となっており、そのプレキャストコンクリートブロックが高強度繊維補強コンクリートで構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、定着体のブロックがプレキャストコンクリートブロックとして構成されており、横桁に対して後付けされる構成となっているので、横桁内に定着体を埋め込む必要をなくすことができる。このため、新設のプレストレストコンクリート橋においては、横桁内の鉄筋を、定着体の埋込み部分を避けるようにして配置する必要をなくすことができるとともに、コンクリートの充填性の懸念を払拭することができ、これにより横桁の施工を簡素化することができる。また、既設のプレストレストコンクリート橋においては、コアボーリングにより横桁内に配置された鉄筋の一部を切断して横桁を損傷させてしまうおそれをなくすことができる。
しかも、このプレキャストコンクリートブロックは、高強度繊維補強コンクリートで構成されているので、スパイラル筋の配置を不要とすることができ、かつ、これを通常のコンクリートで構成した場合に比して、大幅に小型化することができる。このため、新設のプレストレストコンクリート橋においては、複数の外ケーブルを近接配置することが可能となる。また、既設のプレストレストコンクリート橋においては、横桁に設けられた予備孔が既設の外ケーブル挿通孔に近接している場合においても、定着体の設置スペースを容易に確保することができる。
また、定着体を鋼製の架台によって作製するようにした場合に比して、維持管理を容易に行うことができ、かつ、定着体を安価なものとすることができる。
このように本願発明によれば、プレストレストコンクリート橋における外ケーブル定着構造において、横桁を損傷させてしまうことなく、省スペースで定着体を設置することができ、かつ、これを維持管理が容易で安価なものとすることができる。
上記構成において、プレキャストコンクリートブロックが、超高強度繊維補強コンクリートで構成されたものとすれば、その小型化を一層推進することができる。ここで「超高強度繊維補強コンクリート」とは、圧縮強度の特性値が150N/mm以上の繊維補強を行ったセメント質複合材を意味するものである。
上記構成において、定着体に、そのプレキャストコンクリートブロックにおける横桁対向面(すなわち横桁と対向する端面)から突出する第2筒状部材が取り付けられた構成とし、その際、この第2筒状部材が、その基端部において第1筒状部材にねじ込み固定されるとともに、その先端部の外径が外ケーブル挿通孔の内径と略同一径に設定された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、定着体を横桁に取り付ける際、第2筒状部材を外ケーブル挿通孔に挿入することにより、この第2筒状部材を定着体の芯出しガイドとして用いることができ、かつ、この第2筒状部材を、間詰め材を打設する際の内型枠として用いることができる。
この場合において、第2筒状部材の中間部が、その基端部および先端部に対してくびれるようにして形成された構成とした上で、この中間部に、その上下両側から1対の半割筒状部材が装着された構成とするとともに、これら1対の半割筒状部材の装着状態における外径が、外ケーブル挿通孔の内径と略同一径に設定された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、これら1対の半割筒状部材の外周面により、定着体の芯出し精度を一層高めることができ、かつ、これら1対の半割筒状部材を、間詰め材を打設する際の内型枠として有効利用することができる。また、これら1対の半割筒状部材により、角折れ等を防ぐ緩衝材としての役割を果たすようにすることができる。
さらに、この場合において、外ケーブル挿通孔に、所定長にわたって第3筒状部材が配置されるとともに、この第3筒状部材の一端部に、第2筒状部材の先端部が外挿状態で(すなわち第3筒状部材の一端部に対して第2筒状部材の先端部が外周側に位置するようにした状態で)嵌め込まれた構成とした上で、これら第2および第3筒状部材に対して、外ケーブル挿通孔を貫通する第4筒状部材が、プレキャストコンクリートブロックの他端面側(すなわち横桁対向面とは反対側の端面側)から第1筒状部材を介して挿入された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、外ケーブル挿通孔を貫通する第4筒状部材の存在により、外ケーブルの挿通配置を容易に行うことが可能となるが、この第4筒状部材を挿通配置する際にも、これをプレキャストコンクリートブロックの他端面側から第1筒状部材を介して第2および第3筒状部材に挿入することにより、その挿通配置を容易に行うことができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る外ケーブル定着構造が適用されるプレストレストコンクリート橋100を、その橋軸直交方向の鉛直面に沿って示す断面図である。
また、図2(a)は、図1のIIa−IIa線断面図であり、同図(b)は、同図(a)に示す位置に外ケーブル定着構造が取り付けられたときの状態を示す断面図であり、同図(c)は、同図(b)に示す位置にさらに外ケーブルが配置されたときの状態を示す断面図である。
図1に示すように、プレストレストコンクリート橋100の横桁102には、橋軸の左右両側(図1においては、その片側のみを示す)に、該横桁102を橋軸方向に貫通する5つの外ケーブル挿通孔112A、112B、112C、112D、112Eが、互いに略等間隔をおいて形成されている。これら各外ケーブル挿通孔112A、112B、112C、112D、112Eは、その内径がφ160mm程度に設定されている。
これら5つの外ケーブル挿通孔112A、112B、112C、112D、112Eのうち、3つの外ケーブル挿通孔112A、112B、112Cは、上段に位置しており、残り2つの外ケーブル挿通孔112D、112Eは、下段に位置している。
上段に位置する3つの外ケーブル挿通孔112A、112B、112Cは、上床版104の下方近傍に位置しており、その各々に、外ケーブル50が挿通配置されている。
これら3つの外ケーブル挿通孔112A、112B、112Cのうち、最も橋軸寄りに位置する外ケーブル挿通孔112Aには、該外ケーブル挿通孔112Aに挿通配置された外ケーブル50の端部を横桁102に定着するための外ケーブル定着構造が設けられている。この外ケーブル定着構造は、横桁102における橋軸方向の一端面102aに、定着体10が間詰め層20(図2(b)参照)を介して取り付けられた構成となっている。
また、橋軸から最も離れた位置にある外ケーブル挿通孔112Cは、上床版104と主桁106との間のハンチ部の下方に位置している。この外ケーブル挿通孔112Cおよびその橋軸側に隣接する外ケーブル挿通孔112Bの各々に挿通配置された外ケーブル50は、横桁102の一端面102aには定着されていない。
下段に位置する2つの外ケーブル挿通孔112D、112Eは、上段に位置する2つの外ケーブル挿通孔112B、112Cの真下に位置しており、これら各外ケーブル挿通孔112D、112Eは、外ケーブル50が挿通配置されていない予備孔として形成されている。
そして、これら予備孔として形成された各外ケーブル挿通孔112B、112Cには、例えば、上床版104の拡幅のために、その張出し部108に図中2点鎖線で示すような張出し延長部110を継ぎ足す工事を行うような場合に、プレストレストコンクリート橋100の補強を図ることを目的として、外ケーブル50が追加的に挿通配置されるようになっている。そして、これら各外ケーブル挿通孔112B、112Cに挿通配置された外ケーブル50は、横桁102の一端面102aにおいて、図中2点鎖線で示す定着体10により各々定着されるようになっている。
図2(a)に示すように、外ケーブル挿通孔112Eは、横桁102の略中央からその一端面102aおよび他端面102bへ向けてやや下向きに延びるように曲線状に形成されている。この点、他の外ケーブル挿通孔112A、112B、112C、112Dについても同様である。
そして、横桁102には、その外ケーブル挿通孔112Eの内壁面に沿ってPE(すなわちポリエチレン)管120が埋設されており、その両端部120a、120bは横桁102の両端面102a、102bから僅かに突出している。なお、このPE管120は、外ケーブル挿通孔112Eが予備孔の状態では、その両端部120a、120bが両端面102a、102bから突出した状態にあるが、外ケーブル50が挿通配置される際には、同図(b)、(c)に示すように、所定長にわたって切除されるようになっている。
図2(b)にも示すように、定着体10は、外ケーブル50を挿通させるためのリブキャストアンカ(第1筒状部材)12と、このリブキャストアンカ12を埋設するようにして打設されたプレキャストコンクリートブロック14とからなっている。
図3は、図2(b)のIII 部詳細図である。
同図にも示すように、定着体10のプレキャストコンクリートブロック14は、外ケーブル挿通孔112Eが、横桁102の略中央からその一端面102aへ向けてやや下向きに延びていることから、上底が下底よりもやや長い台形状の鉛直断面形状を有している。具体的には、このプレキャストコンクリートブロック14は、上底の長さが264mm、下底の長さが260mm、上底から下底までの幅が400mm、左右幅が540mmに設定されている。
このプレキャストコンクリートブロック14の横桁対向面(すなわち横桁102の一端面102aと対向する端面)14aと、横桁102の一端面102aとの間には、所定の隙間(具体的には30mm程度の等間隔の隙間)が設けられている。そして、この隙間に対して、プレキャストコンクリートブロック14の外周面の仮想延長面で囲まれた範囲内に、間詰め材として無収縮モルタルが打設されることにより、間詰め層20が形成されている。
プレキャストコンクリートブロック14は、圧縮強度の特性値が100N/mm以上の繊維補強を行ったセメント質複合材からなる高強度繊維補強コンクリートで構成されている。特に、本実施形態においては、この高強度繊維補強コンクリートとして、圧縮強度の特性値が150N/mm以上の繊維補強を行ったセメント質複合材からなる超高強度繊維補強コンクリートが用いられている。
この超高強度繊維補強コンクリートは、ひび割れ発生強度の特性値が4N/mm以上に設定されており、引張強度の特性値が5N/mm以上に設定されている。
リブキャストアンカ12は、鋳鉄製の部材であって、プレキャストコンクリートブロック14における横桁対向面14aの近傍位置から、その反対側の他端面14bまで延びており、プレキャストコンクリートブロック14の開口部14cと略同一径の開口部12aを有している。そして、このリブキャストアンカ12における開口部12aの先端部(すなわち横桁対向面14a側の端部)には、ネジ溝12bが形成されている。
定着体10には、そのプレキャストコンクリートブロック14の横桁対向面14aから突出する外トランペット管(第2筒状部材)22が取り付けられている。この外トランペット管22は、高密度ポリエチレン製の部材であって、その基端部22aにはネジ山22bが形成されている。そして、この外トランペット管22は、このネジ山22bにおいてリブキャストアンカ12のネジ溝12bと螺合しており、これによりリブキャストアンカ12にねじ込み固定されている。この外トランペット管22は、その先端部22cの外径が、外ケーブル挿通孔112Eの内径と略同一径(具体的には、外ケーブル挿通孔112Eの内径よりも僅かに小さい値)に設定されている。
この外トランペット管22は、その中間部22dが、その基端部22aおよび先端部22cに対してくびれるようにして形成されている。その際、この中間部22dは、基端部22aから先端部22cへ向けて徐々に径が小さくなるように形成されている。
この外トランペット管22の中間部22dには、その上下両側から1対の外トランペット押さえ(半割筒状部材)24A、24Bが装着されている。
これら各外トランペット押さえ24A、24Bは、高密度ポリエチレン製の部材であって、いずれも断面半円弧状に形成されている。そして、これら1対の外トランペット押さえ24A、24Bは、外トランペット管22への装着状態で、その外周面が、外ケーブル挿通孔112Eの内径と略同一径の外径を有する円筒面として形成されるとともに、その内周面が、外トランペット管22の中間部22dと略同一形状の曲面で形成されている。
外ケーブル挿通孔112Eには、所定長にわたってバックアップPE管(第3筒状部材)26が配置されている。このバックアップPE管26は、両端部が切除されたPE管120の内径よりもやや小さい外径(具体的には、外トランペット管22の先端部22cの内径と同一径)を有しており、PE管120の両端面から僅かに突出するようにして配置されている。そして、このバックアップPE管26の一端部には、外トランペット管22の先端部22cが外挿状態で(すなわちバックアップPE管26の一端部に対して外トランペット管22の先端部22cが外周側に位置するようにした状態で)嵌め込まれている。
外ケーブル挿通孔112Eには、該外ケーブル挿通孔112Eを貫通する内トランペット管(第4筒状部材)28が配置されている。この内トランペット管28は、高密度ポリエチレン製の部材であって、プレキャストコンクリートブロック14の他端面14b側からリブキャストアンカ12、外トランペット管22およびバックアップPE管26に挿入されるようにして配置されている。この内トランペット管28は、その配置が完了した状態では、リブキャストアンカ12および外トランペット管22に対して内接するようにして配置されるとともに、バックアップPE管26に対しては多少の間隔をおいて配置されるようになっている。
上述したように、定着体10は、横桁102の一端面102aに、間詰め層20を介して取り付けられているが、その間詰め材を打設する際、外トランペット管22および1対の外トランペット押さえ24A、24Bが内型枠として用いられるようになっている。
また、この定着体10を横桁102の一端面102aに取り付ける際、プレキャストコンクリートブロック14の横桁対向面14aから突出する外トランペット管22に装着された1対の外トランペット押さえ24A、24Bを、外ケーブル挿通孔112Eに挿入することにより、定着体10を外ケーブル挿通孔112Eの中心線Axに対して芯出しするようになっている。
図2(b)に示すように、外ケーブル挿通孔112Eにおける横桁102の他端面102b側の端部には、高密度ポリエチレン製のディアボロ管30が装着されている。このディアボロ管30は、バックアップPE管26の端面に当接して、バックアップPE管26の位置決めを図るとともに、内トランペット管28を挿通支持するようになっている。このディアボロ管30は、リング状のゴム板32を介して図示しないホールインアンカで横桁102に固定されている。
図2(c)に示すように、外ケーブル50は、外ケーブル挿通孔112Eに装着された内トランペット管28に挿通配置されるとともに、その端部において、多数の貫通孔が形成された高密度ポリエチレン製のスペーサ52および多数の貫通孔が形成された炭素鋼製のアンカディスク54に挿通された状態で緊張され、その後、複数のウェッジ56によりアンカディスク54に定着されるようになっている。その際、アンカディスク54は、スペーサ52およびその外周側に配置されたゴム製のパッキン58を介してリブキャストアンカ12に当接するように配置されている。
そして、この外ケーブル50の定着後、リブキャストアンカ12には、アンカディスク54を覆う図示しないグラウトキャップが装着されるようになっている。
図4は、図2(a)に示す予備孔として形成された外ケーブル挿通孔112Eに対して、図2(b)に示す外ケーブル定着構造を取り付ける際の手順を示す工程図である。
まず、図4(a)に示すように、取付け前の定着体10に対して、そのリブキャストアンカ12に、外トランペット管22をねじ込み固定する。
次に、同図(b)に示すように、定着体10のリブキャストアンカ12にねじ込み固定された外トランペット管22に対して、1対の外トランペット押さえ24A、24Bを装着する。一方、横桁102の外ケーブル挿通孔112Eに埋設されたPE管120の両端部120a、120bを、所定長にわたって切除しておく。
次に、同図(c)に示すように、外ケーブル挿通孔112Eに埋設されたPE管120に、バックアップPE管26を挿通配置する。その際、このバックアップPE管26の両端部をPE管120の両端面から僅かに突出させるようにする。
そして、外ケーブル挿通孔112Eにおける横桁102の他端面102b側の端部に、ディアボロ管30を装着するとともに、このディアボロ管30をバックアップPE管26の端面に当接させて、バックアップPE管26の位置決めを図る。
次に、同図(d)に示すように、定着体10を、外トランペット管22および1対の外トランペット押さえ24A、24Bと共に、横桁102への取付けのための位置合わせをする。
この位置合わせは、1対の外トランペット押さえ24A、24Bが装着された外トランペット管22を、横桁102の一端面102a側から外ケーブル挿通孔112Eに挿入することにより行い、その際、プレキャストコンクリートブロック14の横桁対向面14aと横桁102の一端面102aとの隙間が30mm程度になるようにする。
この位置合わせの際、外トランペット管22の先端部を、バックアップPE管26の一端部に対して外挿状態で嵌め込む。このとき、外トランペット管22は、これに装着された1対の外トランペット押さえ24A、24Bにより、外ケーブル挿通孔112Eに対する芯出しがなされているので、バックアップPE管26に対して容易に嵌め込まれることとなる。
次に、同図(e)に示すように、外ケーブル挿通孔112Eに対して、内トランペット管28を挿通配置する。
この挿通配置は、内トランペット管28を、プレキャストコンクリートブロック14の他端面14b側から、リブキャストアンカ12、外トランペット管22およびバックアップPE管26に挿入し、さらにディアボロ管30を挿通させて、横桁102の他端面102b側の空間へ突出させることにより行う。
最後に、同図(f)に示すように、プレキャストコンクリートブロック14の横桁対向面14aと横桁102の一端面102aとの隙間に、間詰め材を打設して間詰め層20を形成する。
この打設の際、プレキャストコンクリートブロック14の外周面に沿って図示しない型枠を配置する一方、定着体10に装着された外トランペット管22および1対の外トランペット押さえ24A、24Bを内型枠として用いるようにする。
以上詳述したように、本実施形態に係る外ケーブル定着構造は、プレストレストコンクリート橋100の横桁102における橋軸方向の一端面102aに、外ケーブル50を挿通させるためのリブキャストアンカ12と、このリブキャストアンカ12を埋設するようにして打設されたプレキャストコンクリートブロック14とからなる定着体10が、間詰め層20を介して取り付けられた構成となっており、そのプレキャストコンクリートブロック14が高強度繊維補強コンクリートで構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、定着体10のブロックがプレキャストコンクリートブロック14として構成されており、横桁102に対して後付けされる構成となっているので、横桁102内に定着体10を埋め込む必要をなくすことができる。このため、プレストレストコンクリート橋100が新設のプレストレストコンクリート橋である場合には、横桁102内の鉄筋を、定着体10の埋込み部分を避けるようにして配置する必要をなくすことができるとともに、コンクリートの充填性の懸念を払拭することができ、これにより横桁102の施工を簡素化することができる。また、プレストレストコンクリート橋100が既設のプレストレストコンクリート橋である場合には、横桁102内に配置された鉄筋の一部を切断して横桁102を損傷させてしまうおそれをなくすことができる。
しかも、このプレキャストコンクリートブロック14は、高強度繊維補強コンクリートで構成されているので、スパイラル筋の配置を不要とすることができ、かつ、これを通常のコンクリートで構成した場合に比して、大幅に小型化することができる。このため、プレストレストコンクリート橋100が新設のプレストレストコンクリート橋である場合には、複数の外ケーブル50を近接配置することが可能となる。また、プレストレストコンクリート橋100が既設のプレストレストコンクリート橋である場合には、横桁102に予備孔として形成された外ケーブル挿通孔112D、112Eが既設の外ケーブル挿通孔112A、112B、112Cに近接しているにもかかわらず、定着体10の設置スペースを容易に確保することができる。
そして、定着体10を鋼製の架台によって作製するようにした場合に比して、維持管理を容易に行うことができ、かつ、定着体10を安価なものとすることができる。
このように本実施形態によれば、プレストレストコンクリート橋100における外ケーブル定着構造において、横桁102を損傷させてしまうことなく、省スペースで定着体10を設置することができ、かつ、これを維持管理が容易で安価なものとすることができる。
さらに、本実施形態に係る外ケーブル定着構造においては、定着体10のプレキャストコンクリートブロック14を構成する高強度繊維補強コンクリートが、超高強度繊維補強コンクリートで構成されているので、その小型化を一層推進することができる。
また、本実施形態に係る外ケーブル定着構造においては、定着体10に、そのプレキャストコンクリートブロック14の横桁対向面14aから突出する外トランペット管22が取り付けられており、その際、この外トランペット管22は、その基端部22aにおいてリブキャストアンカ12にねじ込み固定されるとともに、その先端部22cの外径が外ケーブル挿通孔112Eの内径と略同一径に設定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、定着体10を横桁102に取り付ける際、外トランペット管22を外ケーブル挿通孔112Eに挿入することにより、この外トランペット管22を定着体10の芯出しガイドとして用いることができ、かつ、この外トランペット管22を、間詰め材を打設する際の内型枠として用いることができる。
しかも、この外トランペット管22の中間部22dは、その基端部22aおよび先端部22cに対してくびれるようにして形成されており、この中間部22dには、その上下両側から1対の外トランペット押さえ24A、24Bが装着されるとともに、これら1対の外トランペット押さえ24A、24Bの装着状態における外径が、外ケーブル挿通孔112Eの内径と略同一径に設定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、これら1対の外トランペット押さえ24A、24Bの外周面により、定着体10の芯出し精度を一層高めることができ、かつ、これら1対の外トランペット押さえ24A、24Bを、間詰め材を打設する際の内型枠として有効利用することができる。また、これら1対の外トランペット押さえ24A、24Bにより、角折れ等を防ぐ緩衝材としての役割を果たすようにすることができる。
さらに、この外ケーブル挿通孔112Eには、所定長にわたってバックアップPE管26が配置されるとともに、このバックアップPE管26の一端部には、外トランペット管22の先端部22cが外挿状態で嵌め込まれており、そして、これら外トランペット管22およびバックアップPE管26に対して、外ケーブル挿通孔112Eを貫通する内トランペット管28が、プレキャストコンクリートブロック14の他端面14b側からリブキャストアンカ12を介して挿入されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、外ケーブル挿通孔112Eを貫通する内トランペット管28の存在により、外ケーブル50の挿通配置を容易に行うことが可能となるが、この内トランペット管28を配置する際にも、これをプレキャストコンクリートブロック14の他端面102b側からリブキャストアンカ12とこれにねじ込み固定された外トランペット管22とこの外トランペット管22が嵌め込まれたバックアップPE管26とに挿入することにより、その配置を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
本願発明の一実施形態に係る外ケーブル定着構造が適用されるプレストレストコンクリート橋を、その橋軸直交方向の鉛直面に沿って示す断面図 (a)は、図1のIIa−IIa線断面図、(b)は、(a)に示す位置に外ケーブル定着構造が取り付けられたときの状態を示す断面図、(c)は、(b)に示す位置にさらに外ケーブルが配置されたときの状態を示す断面図 図2(b)のIII 部詳細図 図2(a)に示す予備孔として形成された外ケーブル挿通孔に対して、図2(b)に示す外ケーブル定着構造を取り付ける際の手順を示す工程図
符号の説明
10 定着体
12 リブキャストアンカ(第1筒状部材)
12a 開口部
12b ネジ溝
14 プレキャストコンクリートブロック
14a 横桁対向面
14b 他端面
14c 開口部
20 間詰め層
22 外トランペット管(第2筒状部材)
22a 基端部
22b ネジ山
22c 先端部
22d 中間部
24A、24B 外トランペット押さえ(半割筒状部材)
26 バックアップPE管(第3筒状部材)
28 内トランペット管(第4筒状部材)
30 ディアボロ管
32 ゴム板
50 外ケーブル
52 スペーサ
54 アンカディスク
56 ウェッジ
58 パッキン
100 プレストレストコンクリート橋
102 横桁
102a 一端面
102b 他端面
104 上床版
106 主桁
108 張出し部
110 張出し延長部
112A、112B、112C、112D、112E 外ケーブル挿通孔
120 PE管
120a、120b 両端部
Ax 中心線

Claims (3)

  1. 横桁を橋軸方向に貫通する外ケーブル挿通孔に外ケーブルが挿通配置されてなるプレストレストコンクリート橋において、上記外ケーブルの端部を上記横桁に定着するための外ケーブル定着構造であって、
    上記横桁における橋軸方向の一端面に、定着体が間詰め層を介して取り付けられた構成となっており、
    上記定着体が、上記外ケーブルを挿通させるための第1筒状部材と、この第1筒状部材を埋設するようにして打設されたプレキャストコンクリートブロックとからなり、
    上記プレキャストコンクリートブロックが、高強度繊維補強コンクリートで構成されており、
    上記定着体に、該定着体のプレキャストコンクリートブロックにおける横桁対向面から突出する第2筒状部材が取り付けられており、
    その際、この第2筒状部材が、該第2筒状部材の基端部において上記第1筒状部材にねじ込み固定されており、
    この第2筒状部材の先端部の外径が、上記外ケーブル挿通孔の内径と略同一径に設定されている、ことを特徴とする外ケーブル定着構造。
  2. 上記第2筒状部材の中間部が、該第2筒状部材の基端部および先端部に対してくびれるようにして形成されており、
    この中間部に、該中間部の上下両側から1対の半割筒状部材が装着されており、
    これら1対の半割筒状部材の装着状態での外径が、上記外ケーブル挿通孔の内径と略同一径に設定されている、ことを特徴とする請求項記載の外ケーブル定着構造。
  3. 上記外ケーブル挿通孔に、所定長にわたって第3筒状部材が配置されるとともに、この第3筒状部材の一端部に、上記第2筒状部材の先端部が外挿状態で嵌め込まれており、
    これら第2および第3筒状部材に対して、上記外ケーブル挿通孔を貫通する第4筒状部材が、上記プレキャストコンクリートブロックの他端面側から上記第1筒状部材を介して挿入されている、ことを特徴とする請求項記載の外ケーブル定着構造。
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