JP2008266960A - プレキャスト床版およびその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各PC板11〜13は、略長方形を呈し、その短辺と略平行に床版用ケーブル挿通孔25が内部に形成された床版本体21と、床版本体21の下面に長辺と略平行に延在する梁31と、床版本体21の下面に短辺と略平行に延在し且つリブ用ケーブル45挿通孔が短辺と略平行に内部に形成されたリブ41とから構成される。接合端面22a,22bには隣接するPC板の接合端面との間に目地溝26を形成する凹部27が形成されている。プレキャスト床版1は、各10枚のPC板から構成される3つのPC板群2,3,4から構成され、リブ用PCケーブル56はそれぞれ1つのPC板群2,3,4を接合し、床版用PCケーブル51は3つのPC板群2,3,4をまとめて接合するように構成する。
【選択図】図1
Description
図1は実施形態に係るプレキャスト床版1を構成するPC板のうち中間部に配置される中間部用PC板11を底面側から見た斜視図である。中間部用PC板11は、平面が長方形の床版本体21と、床版本体21の長辺に沿ってその下面に形成された2列の梁31a,31bと、床版本体21の短辺に平行にその下面に形成されたリブ41a,41b,42a,42b,42cとから構成されている。
次に図6,図7を参照してプレキャスト床版1の構築方法について説明する。図6は1枚のプレキャスト床版1を構築する方法を表すフロー図であり、図7は当該方法を説明するための模式図である。ステップ1として、先ず第1のPC板群2を構成する10枚のPC板をその長辺が延長方向Dに対して直角となるように桁上に直列に配置する。10枚のPC板とは、9枚の中間部用PC板11と1枚の群端部用PC板12である。なお、PC板を配置する延長方向D手前側には既に接合された他のプレキャスト床版1dが構築されており、その端部には第1のPC板群2を接合するための床版PCケーブル定着具54とリブPCケーブル定着具59aとが埋め込まれている。
PC板11〜13はその下面に梁31a,31bを備えていることにより、長スパンの桁間にも適用することができる。同じスパン長の桁間であれば、より剛性の高いプレキャスト床版1として提供することができ、或いは床版本体21をより薄くすることによってPC板11〜13の軽量化を図ることが可能である。また、PC板11〜13は、下面に軸方向のリブ42a,42b,42cを備えていることによって、軸方向のリブ下縁側に発生する引張応力度に対して、各リブ42a,42b,42cの下縁にリブ用PCケーブル56を挿入して軸方向のポストテンションを導入することにより、軸方向の圧縮応力度が与えられ、しいては支点間方向だけでなく軸方向についても剛性が高められている。
2 第1のPC板群
3 第2のPC板群
4 第3のPC板群
11 中間部用PC板
12 群端部用PC板
13 端部用PC板
21 床版本体
22 接合端面
23 床版用シース
25 床版用ケーブル挿通孔(床版緊張材挿通孔)
26 目地溝
27 凹部
28 繊維補強モルタル(充填材)
31 梁
41,42 リブ
44 リブ用シース
45 リブ用ケーブル挿通孔(リブ緊張材挿通孔)
51 床版用PCケーブル(床版緊張材)
52,54 床版PCケーブル定着具(床版緊張材定着具)
56 リブ用PCケーブル(リブ緊張材)
57,59 リブPCケーブル定着具(リブ緊張材定着具)
Claims (7)
- 複数のPC板を延長方向に直列配置し、隣接するPC板を互いに接合して構築されるプレキャスト床版であって、
略長方形を呈し、その短辺と略平行に床版緊張材挿通孔が内部に形成された床版本体と、当該床版本体の下面に前記長方形の長辺と略平行に延在する梁と、前記床版本体の下面に前記短辺と略平行に延在し且つリブ緊張材挿通孔が前記短辺と略平行に内部に形成されたリブとから構成され、互いの長辺を連接して直列配置された複数のPC板と、
前記直列配置された複数のPC板の前記床版緊張材挿通孔に挿入された床版緊張材と、
前記直列配置された複数のPC板の前記リブ緊張材挿通孔に挿入されたリブ緊張材と、
前記床版緊張材を緊張した状態でその両端を定着する床版緊張材定着具と、
前記リブ緊張材を緊張した状態でその両端を定着するリブ緊張材定着具と
を有することを特徴とするプレキャスト床版。 - 前記リブ緊張材は、前記複数のPC板を複数群に分割して緊張すべく複数本に分割され、前記リブ緊張材定着具は、当該リブ緊張材の分割された本数に応じて設けられたことを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト床版。
- 前記リブ緊張材定着具は、一方が、前記直列配置されたPC板の一端が隣接する他の床版に設けられ、他方が、当該直列配置されたPC板の他端に配置されたPC板に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレキャスト床版。
- 前記床版緊張材定着具は、一方が、前記直列配置されたPC板の一端が隣接する他の床版に設けられ、他方が、前記直列配置されたPC板の他端に配置されたPC板に設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプレキャスト床版。
- 前記各PC板は、隣接するPC板との接合端面の少なくとも一方の上部に、当該隣接するPC板の接合端面との間に目地溝を形成する凹部を有し、
前記目地溝に充填材が充填されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のPC板の接合構造。 - 複数のPC板を接合してプレキャスト床版を構築する方法であって、
略長方形を呈し、その短辺に略平行に形成された床版緊張材挿通孔を備え、前記短辺に略平行に延在し且つ前記短辺に略平行に形成されたリブ緊張材挿通孔を内部に備えたリブを下面に備えた前記PC板を、隣接する前記床版緊張材挿通孔および隣接する前記リブ緊張材挿通孔がそれぞれ互いに連通するように、1群を構成する枚数だけ直列配置する第1工程と、
前記連通した1群のリブ緊張材挿通孔に1群用のリブ緊張材を挿入する第2工程と、
前記直列配置された1群のPC板の両端近傍にて前記1群用のリブ緊張材を緊張し定着する第3工程と、
前記第1工程、第2工程、および第3工程を少なくとも1回繰り返す工程と、
前記連通した複数群の床版緊張材挿通孔に複数群用の床版緊張材を挿入する工程と、
前記直列配置された複数群のPC板の両端近傍にて前記複数群用の床版緊張材を緊張し定着する工程と
を含むことを特徴とするプレキャスト床版の構築方法。 - 前記各PC板は、隣接するPC板との接合端面の少なくとも一方の上部に、前記隣接するPC板の接続面との間に目地溝を形成する凹部を有し、
前記複数群用の床版緊張材を緊張する前に、前記目地溝に充填材を充填する工程を更に含むことを特徴とする請求項6に記載のプレキャスト床版の構築方法。
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