JP5013043B2 - 番組配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、テレビ番組を表す番組データを配信(送信)する番組配信システムに関する。
テレビ番組を表す番組データをテレビジョンに配信するシステムが利用されている。テレビジョンは、出力装置と、受信機とを具備し、受信機は、放送局から放送される番組データを受信し、出力装置に出力する。使用者は、出力装置に出力された番組データを視聴することができる。また、使用者は、その番組データを視聴したとき、印象に残った場面や役立つ場面、家族・友人へ伝えたい場面のように、使用者が嗜好とする場面に遭遇する場合がある。この場合、使用者は、テレビジョンに録画装置(例示;ビデオデッキ、ハードディスク)を接続して、その番組データを録画することにより、使用者が嗜好とする場面を見ることができる。
また、番組データを携帯端末に配信するシステムが利用されている。携帯端末の高性能/高機能化に伴い、上記のテレビジョンの機能が付加された携帯端末が普及されている。携帯端末としては携帯電話機が例示される。使用者は、携帯電話機を利用することにより、放送局から放送される番組データを出かけ先でも視聴することができる。また、使用者は、携帯電話機により番組データを視聴した場合でも、上記のように、使用者が嗜好とする場面に遭遇する場合がある。しかしながら、携帯電話機の記憶装置(メモリ)の記憶容量は、録画装置の記憶容量よりもはるかに小さい。このため、使用者が嗜好とする場面を見るために、携帯電話機により番組データを録画することは、消費電力やメモリ使用量に限度がある。
番組配信に関連する技術として、再表02/011448号公報に情報提供システムが開示されている(特許文献1参照)。情報提供システムでは、視聴は、テレビジョン受像機でテレビ放送を視聴し、コンテンツをクリップするときには、そのテレビジョン受像機のリモコンの「マーク」ボタンを操作する。このとき、番組識別子およびユーザ識別子を含むクリッピング要求が回線網を介してクリッピングセンタのクリッピングサーバに送られる。クリッピングサーバのユーザ情報データベースにユーザ識別子と番組識別子が登録される。登録したコンテンツを閲覧するには、携帯端末の「情報」ボタンを操作して、情報閲覧要求をクリッピングサーバに送る。クリッピングサーバは、該当するユーザ識別子で登録されている番組コンテンツを参照してメニューを生成して携帯端末に返す。ユーザは携帯端末でメニューを用いてコンテンツを選択して送信要求をクリッピングサーバに送り、この要求により送られてくるコンテンツを閲覧する。これにより、情報提供システムによれば、ユーザは、放送で視聴したコンテンツを携帯端末によりどこでも閲覧できる。
この情報提供システムでは、使用者(ユーザ)が携帯端末によりいつでも同じ番組データ(コンテンツ)を視聴できるように、実施例1では、クリッピング要求には、ユーザ識別子と、同じ番組データを要求するための番組識別子とが含まれる。実施例2では、クリッピング要求には、ユーザ識別子と、マークしたときの放送時刻及びチャンネルとが含まれる。放送時刻及びチャンネルは、番組識別子の代わりに用いられ、同じ番組データを要求するための情報である。
特開2003−234709号公報に双方向情報伝達システムが開示されている(特許文献2参照)。双方向情報伝達システムは、記録再生装置と、携帯端末装置と、情報サーバとを含んでいる。前記記録再生装置は、放送局から送られてきた番組コンテンツと、その番組コンテンツに付随して送られてきたアクセス情報とを記録し再生する機能を備えている。前記携帯端末装置は、インターネットに接続可能である。前記情報サーバは、前記放送局から放送された番組コンテンツに対応した番組関連情報を保有し、前記放送局と連携して機能する。前記記録再生装置は、前記番組コンテンツと共に記録されたアクセス情報を再生する手段と、その再生されたアクセス情報を前記携帯端末装置に送信する手段とを有している。前記携帯端末装置は、前記番組端末装置から受け取ったアクセス情報に基づいて、前記インターネットを介して前記情報サーバと接続し、この情報サーバから、前記記録再生装置により再生された番組コンテンツに関する番組関連情報を取得する手段と、取得された前記番組関連情報の内容に従って前記情報サーバを介して所定の応答処理を行う手段とを有している。前記携帯端末装置と前記放送局との間で、前記情報サーバを介して、前記番組端末装置により再生された番組コンテンツと連携した双方向の情報伝達を行うことを特徴としている。
この双方向情報伝達システムでは、番組関連情報は、番組データ(番組コンテンツ)に関するアンケートである。使用者(ユーザ)は、番組端末装置により番組データを視聴しながら、携帯端末装置により情報サーバと接続してアンケートに答える。これにより、双方向情報伝達システムによれば、上記のような双方向の情報伝達を行うことができる。
特開2005−109588号公報に携帯端末装置が開示されている(特許文献3参照)。携帯端末装置は、デジタル・テレビ放送信号を受信するテレビ信号処理回路と、データ通信を行うデータ通信処理回路と、前記テレビ信号処理回路と前記データ通信処理回路へ電力を供給する電源部と、前記テレビ信号処理回路への前記電源部からの電力の供給を制御するスイッチと、電子メール受信部とを有することを特徴としている。前記電子メール受信部は、前記データ通信処理回路を利用して、前記テレビ信号処理回路において前記デジタル・テレビ信号を受信するために用いられる選局情報を、電子メールによって受信する。
特開2005−117516号公報にコンテンツ配信システムが開示されている(特許文献4参照)。コンテンツ配信システムは、ネットワーク基地局、放送基地局及び移動通信端末からなっている。前記ネットワーク基地局は、移動通信端末と通信する通信部を備え、ネットワークに接続されている。前記放送基地局は、コンテンツを配信するコンテンツ配信部を備えている。前記移動通信端末は、前記ネットワーク基地局と通信を行うネットワーク通信部と、前記放送基地局から放送により配信されるコンテンツを受信する放送受信部と、前記コンテンツが前記移動通信端末で利用可能である場合に前記ネットワーク通信部の動作を停止するよう制御する制御部とを備えていることを特徴としている。
再表02/011448号公報 特開2003−234709号公報 特開2005−109588号公報 特開2005−117516号公報
本発明の課題は、使用者が携帯端末により番組データを視聴したとき、使用者が嗜好とする場面を携帯端末により再視聴することができる番組配信システムを提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の番組配信システムは、ネットワーク(30)に接続されたサーバ(4)と、前記ネットワーク(30)に接続された携帯端末(1)とを具備している。
前記サーバ(4)は、サーバ受信機(49)と、番組格納部(43a)とを具備している。
前記サーバ受信機(49)は、放送局から放送されるテレビ番組を表す番組データ(71)を受信する。このとき、前記サーバ受信機(49)により受信された前記番組データ(71)は、前記番組格納部(43a)に格納される。
前記携帯端末(1)は、受信機(29)と、出力装置(28)と、テレビ制御部(22a)とを具備している。
前記受信機(29)は、前記放送局から放送される前記番組データ(71)を受信する。
前記テレビ制御部(22a)は、前記受信機(29)に受信された前記番組データ(71)を前記出力装置(28)に出力する。
使用者は、前記出力装置(28)に出力された前記番組データ(71)を視聴可能である。前記テレビ制御部(22a)は、前記番組データ(71)を前記出力装置(28)に出力しているときに、使用者が嗜好とする場面を表す前記番組データ(71)の一部を再度視聴するための部分番組配信要求を、前記ネットワーク(30)を介して前記サーバ(4)に送信する。
前記サーバ(4)は、更に、サーバ制御部(42a)を具備している。
前記サーバ制御部(42a)は、前記部分番組配信要求に応じて、前記番組格納部(43a)に格納された前記番組データ(71)の一部を表す部分番組データ(72)を生成し、部分番組配信回答として前記ネットワーク(30)を介して前記携帯端末(1)に送信する。
使用者は、携帯端末(1)を利用することにより、放送局から放送される番組データ(71)を出かけ先でも視聴することができる。また、使用者は、携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴した場合でも、上記のように、使用者が嗜好とする場面に遭遇する場合がある。しかしながら、携帯端末(1)の記憶装置(23)のデータ記憶領域(23a)の記憶容量は、録画装置(例示;ビデオデッキ、ハードディスク)の記憶容量よりもはるかに小さい。このため、使用者が嗜好とする場面を見るために、携帯端末(1)により番組データ(71)を録画することは、消費電力やメモリ使用量に限度がある。
そこで、本発明の番組配信システムでは、使用者は、携帯端末(1)を用いて、使用者が嗜好とする場面を再度視聴するために、部分番組配信要求を送信し、サーバ(4)は、部分番組配信要求に応じて、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ(72)を生成し、部分番組配信回答として携帯端末(1)に送信する。このように、本発明の番組配信システムによれば、使用者が携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴したとき、番組データ(71)を録画することなく、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ(72)を携帯端末(1)により再視聴することができる。これにより、使用者は、嗜好とする場面として印象に残った場面や役立つ場面を再視聴することができ、その場面の内容を家族・友人へ伝えることができる。
本発明の番組配信システムにおいて、前記サーバ(4)は、更に、部分番組登録部(43b)を具備している。
前記サーバ制御部(42a)は、前記部分番組配信要求に応じて、前記部分番組データ(72)を生成して前記部分番組登録部(43b)に格納し、使用者が前記携帯端末(1)により前記番組データ(71)を視聴した後に前記部分番組データ(72)を視聴するための前記部分番組配信回答を、前記ネットワーク(30)を介して前記携帯端末(1)に送信する。
前記部分番組配信回答は、前記部分番組登録部(43b)に格納された前記部分番組データ(72)を前記ネットワーク(30)上に公開するためのURL(Uniform Resource Locator)を含んでいる。
上述のように、本発明の番組配信システムで、使用者が携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴したとき、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ(72)を携帯端末(1)により再視聴することができる。しかしながら、使用者は、携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴しているときに、部分番組データ(72)が携帯端末(1)に送られてきても困る場合がある。即ち、携帯端末(1)の出力装置(28)に出力される番組データが、視聴中の番組データ(71)から、部分番組データ(72)に代わってしまっては、使用者にとって都合が悪い場合がある。
そこで、本発明の番組配信システムでは、サーバ(4)は、部分番組配信要求に応じて、部分番組データ(72)を生成して部分番組登録部(43b)に格納し、部分番組登録部(43b)に格納された部分番組データ(72)をネットワーク(30)上に公開するためのURLを含む部分番組配信回答を携帯端末(1)に送信する。使用者が部分番組データ(72)を携帯端末(1)により再視聴する場合、使用者は携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴した後に、上記のURLを用いることにより実現する。このように、本発明の番組配信システムによれば、使用者が携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴したとき、番組データ(71)の視聴を妨げることなく、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ(72)を携帯端末(1)により再視聴することができる。
また、本発明の番組配信システムでは、サーバ(4)では、部分番組データ(72)を生成して部分番組登録部(43b)に格納することにより、サーバ(4)の管理者は、視聴率調査として、使用者が嗜好とする場面を収集することができる。
本発明の番組配信システムにおいて、前記携帯端末(1)は、更に、動画制御部(22b)を具備している。
前記動画制御部(22b)は、前記部分番組配信回答に含まれる前記URLを用いて、前記ネットワーク(30)を介して前記部分番組登録部(43b)にアクセスし、前記部分番組登録部(43b)に格納された前記部分番組データ(72)を前記出力装置(28)に出力する。
本発明の番組配信システムにおいて、前記部分番組配信要求には、指定放送時刻が含まれる。前記指定放送時刻は、前記番組データ(71)が放送される放送開始時刻と放送終了時刻との間で使用者により指定された時刻を表している。
前記部分番組データ(72)は、前記番組データ(71)のうちの、前記指定放送時刻に対して設定時間より前の時刻から、前記指定放送時刻を含む時刻までの設定時間帯の番組データを表している。
使用者が嗜好とする場面とは、使用者が携帯端末(1)により番組データ(71)を視聴しているときに遭遇する。したがって、使用者が嗜好とする場面が放送された後に、使用者が携帯端末(1)により部分番組配信要求を行なうことになる。このため、部分番組配信要求に含まれる指定放送時刻は、使用者が嗜好とする場面が放送された時刻よりも後の時刻を表している。
そこで、本発明の番組配信システムでは、サーバ(4)は、番組データ(71)のうちの、指定放送時刻に対して設定時間(例えば5分)より前の時刻から、指定放送時刻までの設定時間帯の番組データを表す部分番組データ(72)を生成する。これにより、本発明の番組配信システムによれば、使用者が嗜好とする場面を部分番組データ(72)により再視聴することができる。
また、本発明の番組配信システムでは、サーバ(4)では、部分番組データ(72)を生成して部分番組登録部(43b)に格納することにより、サーバ(4)の管理者は、視聴率調査として、使用者が嗜好とする場面が放送される時間帯(設定時間帯)を集計することができる。
本発明の番組配信システムにおいて、前記出力装置(28)は、表示装置(27)を含んでいる。
前記テレビ制御部(22a)は、前記番組データ(71)を前記出力装置(28)に出力しているとき、前記番組データ(71)と、使用者が嗜好とする場面を指示するための指示ボタン(54)とを含む画面(51)を前記表示装置(27)に表示し、使用者が前記指示ボタン(54)を操作したときの時刻を前記指定放送時刻とし、前記指定放送時刻を含む前記部分番組配信要求を送信する。
本発明の番組配信システムにおいて、前記番組データ(71)は、MPEG−2 TS(Moving Pictures Experts Group−2 Transport Stream)にビデオ・オーディオのES(Elementary Stream)が多重化されて送信される。
前記テレビ制御部(22a)は、使用者が前記指示ボタン(54)を操作した場合、前記ESを前記番組データ(71)として前記受信機(29)が受信したときの前記ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻を前記指定放送時刻とし、前記指定放送時刻を含む前記部分番組配信要求を送信する。
本発明の番組配信システムにおいて、前記番組データ(71)は、MPEG−2 TSにビデオ・オーディオのIPストリームが多重化されて送信される。
前記テレビ制御部(22a)は、使用者が前記指示ボタン(54)を操作した場合、前記IPストリームを前記番組データ(71)として前記受信機(29)が受信したときの前記IPストリーム上のRTP(Real−time Transport Protocol)パケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻を前記指定放送時刻とし、前記指定放送時刻を含む前記部分番組配信要求を送信する。
本発明の番組配信システムにおいて、前記部分番組配信要求には、更に、前記放送局を表すチャンネルが含まれる。
本発明の番組配信システムにおいて、前記サーバ制御部(42a)は、前記部分番組配信回答を電子メール(61)、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)のいずれかにより前記携帯端末(1)に送信する。
本発明の番組配信システムにおいて、前記サーバ制御部(42a)は、前記部分番組データ(72)を動画のファイル形式、ストリーミング形式のいずれかの形式により前記携帯端末(1)に送信する。
以上の説明により、本発明の番組配信システムは、使用者が携帯端末により番組データを視聴したとき、使用者が嗜好とする場面を携帯端末により再視聴することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の番組配信システムについて詳細に説明する。
図1は、本発明の番組配信システムの構成を示すブロック図である。本発明の番組配信システムは、携帯端末1と、サーバ4とを具備している。携帯端末1としては、使用者に携帯される携帯電話機、車載用テレビ、PDA(Personal Digital Assistant)や、車載に携帯(搭載)される携帯用テレビが例示される。以下、携帯端末1が携帯電話機である場合について説明する。
携帯電話機1とサーバは、ネットワーク30に接続されている。ネットワーク30は、携帯電話網、基地局31、ゲートウェイ32、インターネット網33を含んでいる。パケット交換を行うために、携帯電話機1は携帯電話網を介して基地局31と接続され、使用者が携帯電話機1によりインターネットを利用可能にするために、基地局31はゲートウェイ32を介してインターネット網33に接続されている。インターネット網33には、サーバ4が接続されている。
携帯電話機1とサーバ4は、放送網34を介して放送局に接続されている。テレビ番組を表す番組データが放送局から放送網34を介して放送(送信)される。
携帯電話機1、サーバ4は、後述のテレビジョンの機能が付加され、放送局から放送される番組データを受信することができる。テレビ番組が放送される放送形態としては、地上波アナログ放送・地上波デジタル放送・衛星放送等が挙げられる。使用者は、携帯電話機1により番組データを視聴しているとき、印象に残った場面や役立つ場面、家族・友人へ伝えたい場面のように、使用者が嗜好とする場面に遭遇する場合がある。この場合、使用者は、携帯電話機1を用いて、使用者が嗜好とする場面として番組データの一部を再度視聴するために、後述の部分番組配信要求を、ネットワーク30を介してサーバ4に送信する。サーバ4は、この部分番組配信要求に応じて番組データの一部をコンテンツとしてネットワーク30を介して携帯電話機1に提供する。
図2は、携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図3は、携帯電話機1を表す正面図である。
携帯電話機1は、記憶装置23、制御装置24、通信装置25、受信機29、出力装置28、入力装置を具備している。
入力装置は、筐体20に外付けされた入力部21、マイク26aを含んでいる。入力部21は、複数のキーを含み、複数のキーの各々が押下/開放された状態を、使用者の操作を表す状態として制御装置24へ通知する。
通信装置25は、筐体20に内蔵された無線処理部25、筐体20に取り付けられたアンテナを含んでいる。無線処理部25は、アンテナを介して携帯電話網との通信を行う。
受信機29は、筐体20に内蔵された受信処理部29a、チューナ部29bを含んでいる。チューナ部29bは、地上波アナログ放送・地上波デジタル放送・衛星放送等の放送形態に適用し、筐体20に内蔵または外付けされたチューナモジュールを含んでいる。受信処理部29aは、放送局から放送網34を介して放送される番組データを受信する。
制御装置24は、筐体20に内蔵され、携帯電話機1の制御を行うCPU(Central Processing Unit)を含んでいる。
記憶装置23は、筐体20に内蔵されたメモリである。この記憶装置23は、上記のCPUが実行するコンピュータプログラム22を備えている。コンピュータプログラム22は、テレビ制御部22a、動画制御部22b、メール制御部22c、テレビ電話制御部22dを含んでいる。
テレビ制御部22aは、テレビジョンの機能であるテレビ視聴機能を実現するアプリケーションである。このテレビ制御部22aは、テレビ視聴の他にデータ放送ブラウザ・通信ブラウザの機能も実現する。
動画制御部22bは、動画記録・再生・ストリーミング再生関連の機能を実現するアプリケーションである。
メール制御部22cは、電子メールの送付・閲覧などメール関連の機能を実現するアプリケーションである。
テレビ電話制御部22dは、テレビ電話・電話の機能を実現するアプリケーションである。
記憶装置23は、更に、データ記憶領域としてデータ蓄積部23aを備えている。データ蓄積部23aには、上記のアプリケーションの設定情報が格納されている。また、データ蓄積部23aには、使用者に関連する情報(例示;電子メールの文章、他の使用者の電話番号・電子メールアドレス、…)が格納/更新される。
出力装置28は、筐体20に外付けされたスピーカ26b、表示装置27と、筐体20に内蔵された音声処理部26、表示制御部27a、動画処理部27bとを含んでいる。
表示装置27は、LCD画面(Liquid Crystal Display)、EL画面(electroluminescence display)などで構成され、UI(User Interface)画面表示や動画像の表示等を行う。表示制御部27aは、上記のアプリケーションの実行結果を表す表示データ(アイコン/POP UPメッセージ/動画など)を表示装置27に表示する。
例えば使用者が携帯電話機1により電話する場合、テレビ電話制御部22dは、表示制御部27aと通信装置25と音声処理部26とを制御する。この制御により、表示制御部27aは、テレビ電話制御部22dにおけるアプリケーションの実行結果を表す表示データ(例示;相手の電話機の電話番号の表示、通話中である旨など)を表示装置27に表示する。音声処理部26は、マイク26aにより入力された音声にオーディオCODEC(COder DECoder)の処理を施して音声データを生成し、通信装置25、携帯電話網、基地局31を介して相手の電話機に送信する。相手の電話機からの音声データは、基地局31、携帯電話網を介して通信装置25により受信され、音声処理部26は、その音声データにオーディオCODECの処理を施して音声を生成し、スピーカ26bに出力する。
例えば使用者が携帯電話機1をテレビジョンとして利用する場合、テレビ制御部22aは、使用者の入力部21の操作に応じて、使用者の所望の番組を表す番組データが放送局から放送網34を介して受信されるように受信機29を制御し、受信機29により受信された番組データを出力装置28に出力する。使用者は、出力装置28に出力された番組データを視聴可能である。この場合、番組データは、動画像データと音声データとを含み、テレビ制御部22aは、表示制御部27aと動画処理部27bと音声処理部26とを制御する。音声処理部26は、番組データに含まれる音声データにオーディオCODECの処理を施して音声を生成し、スピーカ26bに出力する。動画処理部27bは、番組データに含まれる動画像データにビデオCODECの処理を施して表示データを生成し、表示制御部27aは、その表示データを表示装置27に表示する。
使用者が番組データを視聴中に嗜好とする場面に遭遇する場合、テレビ制御部22aは、通信装置25を制御する。この場合、テレビ制御部22aは、使用者の入力部21の操作に応じて、使用者が嗜好とする場面である番組データの一部を再度視聴するために、後述の部分番組配信要求を、通信装置25、ネットワーク30を介してサーバ4に送信する。
図4は、サーバ4の構成を示すブロック図である。
サーバ4は、コンピュータであり、サーバ記憶装置43、サーバ制御装置44、サーバ通信装置45、サーバ受信機49を具備している。
サーバ制御装置44は、サーバ4の制御を行うCPUを含んでいる。サーバ記憶装置43は、上記のCPUが実行するコンピュータプログラム42を備えている。コンピュータプログラム42は、サーバ制御部42aを含んでいる。
サーバ記憶装置43は、更に、番組格納部43aを備えている。図5に示されるように、番組格納部43aには、時間帯と複数のチャンネルと複数の番組データとがサーバ受信機49によって格納される。複数のチャンネルがそれぞれ複数の放送局を表していて、複数のチャンネルを第1〜第mチャンネル(mは1以上の整数)と表すものとする。この場合、サーバ受信機49は、それぞれ第1〜第mチャンネルに対応する第1〜第m受信機を備え、第1〜第m受信機は、ある時間帯に第1〜第m放送局から放送網34を介して放送される番組データを受信し、その時間帯と、第1〜第mチャンネルと、第1〜第m放送局からの番組データとを対応付けて番組格納部43aに格納する。例えば、第1受信機は、19:00〜20:00の時間帯に第1放送局から放送網34を介して放送される番組データ71を受信し、その時間帯と、第1チャンネルと、第1放送局からの番組データ71とを対応付けて番組格納部43aに格納する。
サーバ記憶装置43は、更に、番組格納部43aを備えている。図6に示されるように、部分番組登録部43bには、後述の部分番組データがコンテンツとしてサーバ制御部42aによって格納される。また、部分番組登録部43bには、コンテンツの登録場所として後述のURL(Uniform Resource Locator)がサーバ制御部42aによって格納される。
番組データ、部分番組配信要求、部分番組データについて詳細に説明する。
上記の第1〜第m放送局から放送される番組データは、後述のデジタルデータ(デジタル放送)により送信されているものとする。この番組データは、1番目から最終番目までの複数の静止画像データを含んでいる。
テレビ制御部22aは、受信機29により受信された番組データを出力装置28に出力しているとき、図7に示されるような画面51を出力装置28の表示装置27に表示する。画面51は、番組データと、ユーザが部分番組配信要求を行なうときのUI(User Interface)とを含んでいる。番組データは、動画像データと音声データとを表す番組データ本体と、チャンネルを表す情報と、データ放送用の番組情報とを含んでいる。番組情報としては、番組タイトル、出演者、放送日時、…が例示される。放送日時には、番組データが放送される放送開始時刻と放送終了時刻とが含まれる。画面51は、上記の動画像データを表すテレビ番組画面52と、データ放送用の番組情報を表す番組情報画面53と、使用者が入力部21により指示するための複数の指示ボタンを含んでいる。番組情報画面53には、番組情報を表すメニューとして番組タイトル、出演者、放送日時などが表示される。複数の指示ボタンのうちの1つの指示ボタンは、部分番組配信要求を行なうための「今の場面をもう一度」ボタン54を表している。「今の場面をもう一度」ボタン54は、例えば上記のメニューの一つとして番組情報画面53に表示される。使用者は、番組データを視聴中に嗜好とする場面に遭遇する場合、入力部21を操作して「今の場面をもう一度」ボタン54を押下する。このボタンの押下に応じて、テレビ制御部22aは、番組再配信要求を送信するために必要な情報を収集する。
図8に示されるように、例えば使用者の所望の番組を表す番組データが上記の番組データ71であるものとする。「今の場面をもう一度」ボタン54が押下されたとき、テレビ制御部22aは、番組データ71に含まれるチャンネル、番組情報をそれぞれ指定チャンネル、指定番組情報として収集する。また、テレビ制御部22aは、指定放送時刻を受信機29により収集する。
指定放送時刻の収集について説明する。
上記のデジタルデータとして、番組データ71は、MPEG−2 TS(Moving Pictures Experts Group−2 Transport Stream)にビデオ・オーディオのES(Elementary Stream)が多重化されて送信される。この場合、番組データ71に含まれる放送日時に関する情報として、ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻(または復号開始時刻)が用いられる。例えば、テレビ制御部22aは、「今の場面をもう一度」ボタン54が押下されたときに、ESを番組データ71として受信機29が受信したときのESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻を指定放送時刻としている。
上記のデジタルデータとして、MPEG−2 TSにビデオ・オーディオのIPストリームが多重化されて送信される。この場合、番組データ71に含まれる放送日時に関する情報として、IPストリーム上のRTP(Real−time Transport Protocol)パケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻が用いられる。例えば、テレビ制御部22aは、「今の場面をもう一度」ボタン54が押下されたときに、IPストリームを番組データ71として受信機29が受信したときのIPストリーム上のRTPパケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻を指定放送時刻としている。
上記の番組データ71は、19:00〜20:00の時間帯に第1放送局から放送網34を介して放送される番組データであるため、チャンネルは第1放送局を表し、番組データ71の放送開始時刻、放送終了時刻はそれぞれ“19:00”、“20:00”を表している。指定放送時刻は、放送開始時刻“19:00”と放送終了時刻“20:00”との間で使用者の「今の場面をもう一度」ボタン54の押下のときに指定された時刻として、番組データ71を受信したときの上記時刻が示す“19:30”を表している。テレビ制御部22aは、指定放送時刻“19:30”と指定チャンネルと指定番組情報とを含む番組再配信要求を、通信装置25、ネットワーク30を介してサーバ4に送信する。
サーバ通信装置45は、携帯電話機1からの部分番組配信要求を受信する。サーバ制御部42aは、その部分番組配信要求に応じて、番組格納部43aに格納された番組データ71の一部を表す部分番組データ72を生成する。部分番組データ72の生成において、番組データ71に含まれる放送日時に関する情報として、上記ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻、上記IPストリーム上のRTPパケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻が用いられる。
まず、サーバ制御部42aは、番組格納部43aに格納された複数の番組データの中から、部分番組配信要求の指定チャンネル、指定番組情報を含む番組データである番組データ71を選択する。サーバ制御部42aは、その番組データ71のうちの、部分番組配信要求の指定放送時刻“19:30”に対して設定時間より前の時刻から、指定放送時刻“19:30”を含む時刻までの設定時間帯の番組データを部分番組データ72として読み出す。例えば設定時間を5分とした場合、図8に示されるように、部分番組データ72は、ESを番組データ71としてサーバ受信機49が受信したときのESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻が示す“19:25”から“19:30”までの設定時間帯“19:25〜19:30”の番組データを表している。
サーバ制御部42aは、この部分番組データ72に対して設定URLを任意に決定し、部分番組データ72と設定URLとを対応付けて部分番組登録部43bに格納する。設定URLは、部分番組登録部43bに格納された部分番組データ72をネットワーク30上に公開するための登録場所(URL)を表している。この設定URLは、部分番組データ72を構成する静止画像データ群のそれぞれに対応するURL群を含んでいる。URL群は、サーバ4のアドレスを表すアドレス情報と、それぞれ静止画像データ群を1番目から最終番目までこの順に識別するための順序情報とを含んでいる。例えば、順序情報は、番組データに含まれる複数の静止画像データに予め設定しておいてもよいし、上記ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻や上記IPストリーム上のRTPパケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻により決定してもよい。
サーバ制御部42aは、設定URLを含む部分番組配信回答を、図9に示されるような電子メール61により、通信装置45、ネットワーク30を介して携帯電話機1に送信する。部分番組配信回答は、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴した後に部分番組データ72を視聴するために用いられる。この電子メール61には、例えば、コンテンツの登録先の情報として上記の設定URL、公開期間と、コンテンツの取得方法としてログインID/パスワード等のアクセスを行う為の情報とが記載されている。また、コンテンツの取得方法として、公開するコンテンツ(部分番組データ72)を数分程度に限定することで、番組全体のコンテンツや類似のコンテンツの購入を紹介するサーバ4のURLや広告情報等が記載されている。
携帯電話機1の通信装置25は、電子メール61を受信する。メール制御部22cは、その電子メール61をデータ蓄積部23aに格納し、電子メール61を受信した旨を使用者に通知するための情報を出力装置28に出力する。例えば、その旨が、出力装置28の表示装置27に表示され、スピーカ26bから音として出力される。使用者が電子メール61を見る場合、入力部21を操作し、メール制御部22cは、その操作に応じて、電子メール61に記載された部分番組配信回答を表示するための表示データを生成し、表示制御部27aは、その表示データを表示装置27に表示する。
使用者が部分番組データ72を視聴する場合、入力部21を操作し、動画制御部22bは、その操作に応じて、電子メール61に記載された部分番組配信回答の設定URLを用いて、通信装置25、ネットワーク30を介してサーバ4の部分番組登録部43bにアクセスする。このとき、動画制御部22bは、部分番組登録部43bに格納された部分番組データ72を読み出し、出力装置28に出力する。使用者は、出力装置28に出力された部分番組データ72を視聴可能である。
このように、本発明の番組配信システムでは、使用者は、携帯電話機1により番組データ71を視聴中に嗜好とする場面に遭遇する場合、その場面を部分番組配信要求によりサーバ4に要求し、サーバ4は、その場面を含むコンテンツとして部分番組データ72を使用者へ公開することにより、使用者はその場面を再視聴することができる。
図10は、本発明の番組配信システムの動作として、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴するときの動作を示すフローチャートである。
番組データ71は、19:00〜20:00の時間帯に第1放送局から放送網34を介して放送される(ステップS1)。サーバ4のサーバ受信機49の第1受信機は、その番組データ71を受信し、その時間帯19:00〜20:00と、第1放送局を表す第1チャンネルと、番組データ71とを対応付けて番組格納部43aに格納する(ステップS2)。
使用者は、携帯電話機1をテレビジョンとして利用する。このとき、使用者は、入力部21を操作して、所望の番組として番組データ71を要求する指示をテレビ制御部22aに行なう(ステップS3)。テレビ制御部22aは、使用者の入力部21の操作に応じて、番組データ71が放送局から受信されるように受信機29を制御する(ステップS4)。このとき、テレビ制御部22aは、受信機29により受信された番組データ71を出力装置28に出力し(ステップS5)、使用者は、出力装置28に出力された番組データ71を視聴可能である(ステップS6)。
図11は、本発明の番組配信システムの動作として、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴しているときのコンテンツ配信に関する動作を示すフローチャートである。
受信機29により受信された番組データをテレビ制御部22aが出力装置28に出力しているとき、ステップS6において、出力装置28の表示装置27には、画面51として、番組データに含まれる動画像データ、データ放送用の番組情報、複数の指示ボタンが表示されている。使用者は、番組データ71を視聴中に嗜好とする場面に遭遇する。この場合、使用者は、入力部21を操作して、この場面に対応するキーを押下する。即ち、複数の指示ボタンのうちの1つの指示ボタンである「今の場面をもう一度」ボタン54を押下する(ステップS11)。
このとき、テレビ制御部22aは、番組データ71に含まれるチャンネル、番組情報をそれぞれ指定チャンネル、指定番組情報として収集する。また、テレビ制御部22aは、指定放送時刻の収集として、受信機29の受信処理部29aへ指定放送時刻取得要求を行う(ステップS12)。受信処理部29aは、指定放送時刻取得要求に応じて、受信機29のチューナ部29bが番組データ71としてESを受信しているときのそのESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻が示す時刻“19:30”を指定放送時刻とし、テレビ制御部22aへ返す(ステップS13)。
テレビ制御部22aは、指定放送時刻“19:30”と指定チャンネルと指定番組情報とを含む番組再配信要求を、通信装置25、ネットワーク30を介してサーバ4に送信する(ステップS14)。この番組再配信要求は、電子メール、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)、ブラウザのデータ送信機能のいずれかにより送信される。例えば、番組再配信要求は電子メールにより送信される。
サーバ4のサーバ通信装置45は、携帯電話機1からの部分番組配信要求を受信する。このとき、サーバ制御部42aは、部分番組データ72の生成として、番組格納部43aに格納された複数の番組データの中から、部分番組配信要求の指定チャンネル、指定番組情報を含む番組データである番組データ71を選択する。サーバ制御部42aは、その番組データ71の一部として、部分番組配信要求の指定放送時刻“19:30”に対して5分前の時刻“19:25”から、指定放送時刻“19:30”を含む時刻までの部分番組データ72を生成する。サーバ制御部42aは、この部分番組データ72と設定URLとを対応付けて部分番組登録部43bに格納する。サーバ制御部42aは、設定URLを用いて、部分番組登録部43bに格納されたコンテンツ(部分番組データ72)をネットワーク30上に公開する(ステップS15)。
サーバ制御部42aは、コンテンツの登録先の情報(設定URL)とコンテンツの取得方法とを含む部分番組配信回答を、通信装置45、ネットワーク30を介して携帯電話機1に送信する(ステップS16)。この部分番組配信回答は、電子メール、SMS、MMSのいずれかにより送信される。例えば、部分番組配信回答は上記の電子メール61により送信される。
携帯電話機1の通信装置25は、電子メール61を受信する。メール制御部22cは、その電子メール61をデータ蓄積部23aに格納し、電子メール61を受信した旨を、出力装置28を用いて通知する。使用者が電子メール61を見る場合、入力部21を操作し、メール制御部22cは、その操作に応じて、表示制御部27aを制御して、電子メール61に記載された部分番組配信回答を表示装置27に表示する(ステップS17)。
使用者は、部分番組データ72を視聴する場合、電子メール61に記載された部分番組配信回答を参照し、入力部21を操作して、その部分番組配信回答の設定URLにより、部分番組取得/再生要求を行う(ステップS18)。この要求に応じて、動画制御部22bは、サーバ4の部分番組登録部43bにアクセスするために、設定URLを含む部分番組取得要求を、通信装置25、ネットワーク30を介してサーバ4に送信する(ステップS19)。サーバ4のサーバ制御部42aは、部分番組登録部43bに格納された部分番組データ72を読み出し、通信装置45、ネットワーク30を介して携帯電話機1に送信する(ステップS20)。この部分番組データ72は、動画のファイル形式、ストリーミング形式のいずれかの形式により送信される。動画のファイル形式としては、MPEG4(Moving Picture Experts Group 4)、AVI(Audio Video Interleaving)が例示される。部分番組データ72は例えば動画のファイル形式としてMPEG4により送信される。通信装置45は、サーバ4からの部分番組データ72を受信し、動画制御部22bは、その部分番組データ72を出力装置28に出力する(ステップS21)。即ち、部分番組データ72は動画制御部22bにより再生される。使用者は、再生された部分番組データ72を視聴可能である。
ここで、本発明の番組配信システムの効果について説明する。
使用者は、携帯電話機1を利用することにより、放送局から放送される番組データ71を出かけ先でも視聴することができる。また、使用者は、携帯電話機1により番組データ71を視聴した場合でも、上記のように、使用者が嗜好とする場面に遭遇する場合がある。しかしながら、携帯電話機1の記憶装置23のデータ記憶領域23aの記憶容量は、録画装置(例示;ビデオデッキ、ハードディスク)の記憶容量よりもはるかに小さい。このため、使用者が嗜好とする場面を見るために、携帯電話機1により番組データ71を録画することは、消費電力やメモリ使用量に限度がある。
そこで、本発明の番組配信システムでは、使用者は、携帯電話機1を用いて、使用者が嗜好とする場面を再度視聴するために、部分番組配信要求を送信し、サーバ4は、部分番組配信要求に応じて、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ72を生成し、部分番組配信回答として携帯電話機1に送信する。このように、本発明の番組配信システムによれば、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴したとき、番組データ71を録画することなく、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ72を携帯電話機1により再視聴することができる。これにより、使用者は、嗜好とする場面として印象に残った場面や役立つ場面を再視聴することができ、その場面の内容を家族・友人へ伝えることができる。
また、本発明の番組配信システムでは、使用者は、携帯電話機1により番組データ71を視聴している間、使用者が嗜好とする場面がある度に部分番組配信要求を送信すれば、使用者が嗜好とする場面が各々異なる複数の部分番組データ72がサーバ4から送られる。この場合、使用者は、その複数の部分番組データ72を番組データ71のダイジェスト版として楽しむことができる。
上述のように、本発明の番組配信システムで、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴したとき、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ72を携帯電話機1により再視聴することができる。しかしながら、使用者は、携帯電話機1により番組データ71を視聴しているときに、部分番組データ72が携帯電話機1に送られてきても困る場合がある。即ち、携帯電話機1の出力装置28に出力される番組データが、視聴中の番組データ71から、部分番組データ72に代わってしまっては、使用者にとって都合が悪い場合がある。
そこで、本発明の番組配信システムでは、サーバ4は、部分番組配信要求に応じて、部分番組データ72を生成して部分番組登録部43bに格納し、部分番組登録部43bに格納された部分番組データ72をネットワーク30上に公開するためのURLを含む部分番組配信回答を携帯電話機1に送信する。使用者が部分番組データ72を携帯電話機1により再視聴する場合、使用者は携帯電話機1により番組データ71を視聴した後に、上記のURLを用いることにより実現する。このように、本発明の番組配信システムによれば、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴したとき、番組データ71の視聴を妨げることなく、使用者が嗜好とする場面である部分番組データ72を携帯電話機1により再視聴することができる。
また、本発明の番組配信システムでは、サーバ4では、部分番組データ72を生成して部分番組登録部43bに格納することにより、サーバ4の管理者は、視聴率調査として、使用者が嗜好とする場面を収集することができる。
また、本発明の番組配信システムでは、部分番組配信回答は、コンテンツの登録先の情報(設定URL)とコンテンツの取得方法とを含んでいる。サーバ4の管理者は、使用者が嗜好とする場面を収集する他に、部分番組配信回答に含まれるコンテンツの登録先の情報を使用者に提供することにより、その使用者の紹介によりどの程度の人数(延べ人数)が公開コンテンツ(部分番組登録部43b)にアクセスするか、という情報を収集することができる。また、部分番組配信回答に含まれるコンテンツの取得方法を使用者に提供することにより、どのような場面を契機にコンテンツを購入するか、またコンテンツを購入するかなど、今後のコンテンツ作りやコンテンツ購入に対する傾向分析などに必要な情報の収集が可能となる。
使用者が嗜好とする場面とは、使用者が携帯電話機1により番組データ71を視聴しているときに遭遇する。したがって、使用者が嗜好とする場面が放送された後に、使用者が携帯電話機1により部分番組配信要求を行なうことになる。このため、部分番組配信要求に含まれる指定放送時刻は、使用者が嗜好とする場面が放送された時刻よりも後の時刻を表している。
そこで、本発明の番組配信システムでは、サーバ4は、番組データ71のうちの、指定放送時刻に対して設定時間(例えば5分)より前の時刻から、指定放送時刻を含む時刻までの設定時間帯の番組データを表す部分番組データ72を生成する。これにより、本発明の番組配信システムによれば、使用者が嗜好とする場面を部分番組データ72により再視聴することができる。
また、本発明の番組配信システムでは、サーバ4では、部分番組データ72を生成して部分番組登録部43bに格納することにより、サーバ4の管理者は、視聴率調査として、使用者が嗜好とする場面が放送される時間帯(設定時間帯)を集計することができる。
以上の説明により、本発明の番組配信システムは、使用者が携帯端末1により番組データを視聴したとき、使用者が嗜好とする場面を携帯端末1により再視聴することができる。
本発明の番組配信システムは、上記の説明に限定されない。
本発明の番組配信システムの構成では各機能ブロックが一つのCPUにより処理されるが、複数のCPUにて処理を分散する構成でもよいし、音声処理部26、動画処理部27bがDSP(Digital Signal Processor)で処理する構成してもよい。
サーバ4がコンテンツを提供する伝送手段として、携帯電話機1のテレビ制御部22aとサーバ4とにより通信を行なうが、テレビ電話機能を利用してもよい。即ち、サーバ4がコンテンツを提供する伝送手段として、携帯電話機1のテレビ電話制御部22dとサーバ4とにより通信を行なう。
サーバ4のコンテンツの生成において、使用者が指定した指定放送時刻の他、番組のメタデータを元に使用者が興味を集める場面を特定してコンテンツを作成してもよい。
指定放送時刻の収集として、携帯電話機1が取得する時刻情報を利用してもよい。この時刻情報としては、公知の方法としてGPS(Global Positioning System)との通信により時刻を取得する方法や、ネットワークに設定されている時刻を取得する方法が挙げられる。この場合、地上波アナログ放送などでの適用が考えられる。
指定放送時刻の収集として、使用者の要求処理を受け付け時のデジタルデータ(番組データ)のオーディオ・ビデオの提示時刻やタイムスタンプを用いる場合では、使用者が「今の場面をもう一度」ボタン54を押下したときの実際の時刻とのタイム差が大きくなる可能性がある。そこで、そのタイム差を表す時間情報をデータ蓄積部23aに格納しておき、テレビ制御部22aは、オーディオ・ビデオの提示時刻やタイムスタンプにより時刻を取得したとき、その時刻から、データ蓄積部23aに格納された時間情報が表すタイム差を差し引いた時刻を指定放送時刻としてもよい。
図1は、本発明の番組配信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、携帯電話機1の構成を示すブロック図である。 図3は、携帯電話機1を表す正面図である。 図4は、サーバ4の構成を示すブロック図である。 図5は、サーバ4の番組格納部43aを示している。 図6は、サーバ4の部分番組登録部43bを示している。 図7は、携帯電話機1の表示装置27に表示され、番組データと、ユーザが部分番組配信要求を行なうときのUI(User Interface)とを含む画面51を示している。 図8は、番組データ71、部分番組配信要求、部分番組データ72を説明するための図である。 図9は、部分番組配信回答がサーバ4により送信されるときの通信形態の一例として、電子メール61を示している。 図10は、本発明の番組配信システムの動作として、ユーザが携帯電話機1により番組データ71を視聴するときの動作を示すフローチャートである。 図11は、本発明の番組配信システムの動作として、ユーザが携帯電話機1により番組データ71を視聴しているときのコンテンツ配信に関する動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
4 サーバ
20 筐体
21 入力部
22 コンピュータプログラム
22a テレビ制御部
22b 動画制御部
22c メール制御部
22d テレビ電話制御部
23 記憶装置
23a データ蓄積部(データ記憶領域)
24 制御装置
25 通信装置
25a 無線処理部
26 音声処理部
26a マイク
26b スピーカ
27 表示装置
27a 表示制御部
27b 動画処理部
28 出力装置
29 受信機
29a 受信処理部
29b チューナ部
31 基地局
32 ゲートウェイ
33 インターネット網
34 放送網
42 コンピュータプログラム
42a サーバ制御部
43 サーバ記憶装置
43a 番組一時格納部
43b データベース
44 サーバ制御装置
45 サーバ通信装置
49 送信機
51 画面
52 テレビ番組画面
53 番組情報画面
54 「今の場面をもう一度」ボタン(指示ボタン)
61 電子メール
71 番組データ
72 部分番組データ

Claims (28)

  1. 放送局から放送されるテレビ番組を表す番組データを格納する番組格納部を備えたサーバと、
    出力装置を備え、前記テレビ番組を受信して前記出力装置に出力する携帯端末と
    を具備し、
    前記携帯端末は、前記テレビ番組を前記出力装置に出力しているときに、使用者の操作に基づいた再視聴を希望する信号を受け取ると、前記信号を受け取った第1時刻から予め設定された第1の時間を差し引いて指定放送時刻とし、前記指定放送時刻を含む部分番組配信要求を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記部分番組配信要求に応じて、前記番組格納部に格納された前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データの一部を表す部分番組データを生成し、部分番組配信回答を前記携帯端末に送信し、
    前記部分番組データは、前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データのうちで、前記指定放送時刻から予め設定された第2の時間を差し引いた時刻から、前記指定放送時刻までの時間帯の番組データである
    番組配信システム。
  2. 請求項1に記載の番組配信システムにおいて、
    前記サーバは、更に、部分番組登録部を備え、
    前記サーバは、前記部分番組配信要求に応じて、前記部分番組データを生成して前記部分番組登録部に格納し、
    前記部分番組配信回答は、前記部分番組登録部に格納された前記部分番組データをネットワーク上に公開するためのURL(Uniform Resource Locator)を含む
    番組配信システム。
  3. 請求項2に記載の番組配信システムにおいて、
    前記携帯端末は、前記部分番組配信回答に含まれる前記URLを用いて、前記部分番組登録部にアクセスし、前記部分番組登録部に格納された前記部分番組データを取得する
    番組配信システム。
  4. 請求項2又は3に記載の番組配信システムにおいて、
    前記指定放送時刻は、前記テレビ番組が放送される放送開始時刻と放送終了時刻との間の時刻であ
    番組配信システム。
  5. 請求項4に記載の番組配信システムにおいて、
    前記出力装置は、表示装置を含み、
    前記携帯端末は、前記テレビ番組を前記出力装置に出力しているとき、前記テレビ番組と、再視聴を希望する前記信号を出力するために前記使用者が操作する指示ボタンとを含む画面を前記表示装置に表示し、
    前記第1時刻は、前記使用者が前記指示ボタンを操作したときの時刻である
    番組配信システム。
  6. 請求項5に記載の番組配信システムにおいて、
    前記テレビ番組は、MPEG−2 TS(Moving Pictures Experts Group−2 Transport Stream)にビデオ・オーディオのES(Elementary Stream)が多重化されて送信され、
    前記携帯端末は、前記使用者が前記指示ボタンを操作した場合、前記ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻を前記第1時刻とする
    番組配信システム。
  7. 請求項5に記載の番組配信システムにおいて、
    前記テレビ番組は、MPEG−2 TSにビデオ・オーディオのIPストリームが多重化されて送信され、
    前記携帯端末は、前記使用者が前記指示ボタンを操作した場合、前記IPストリーム上のRTP(Real−time Transport Protocol)パケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻を前記第1時刻とする
    番組配信システム。
  8. 請求項4〜7のいずれかに記載の番組配信システムにおいて、
    前記番組データは、前記放送局を表すチャンネルを含み、
    前記部分番組配信要求には、更に、前記チャンネルが含まれる
    番組配信システム。
  9. 請求項2〜8のいずれかに記載の番組配信システムにおいて、
    前記サーバは、前記部分番組配信回答を電子メール、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)のいずれかの通信形態により前記携帯端末に送信する
    番組配信システム。
  10. 請求項2〜9のいずれかに記載の番組配信システムにおいて、
    前記サーバは、前記部分番組データを動画のファイル形式、ストリーミング形式のいずれかの形式により前記携帯端末に送信する
    番組配信システム。
  11. 放送局から放送されるテレビ番組を表す番組データを番組格納部に格納するサーバに、ネットワークを介して接続された携帯端末であって、
    前記テレビ番組を受信する受信機と、
    出力装置と、
    前記受信機に受信された前記テレビ番組を前記出力装置に出力するように制御し、前記テレビ番組を前記出力装置に出力しているときに、使用者の操作に基づいた再視聴を希望する信号を受け取ると、前記信号を受け取った第1時刻から予め設定された第1の時間を差し引いて指定放送時刻とし、前記指定放送時刻を含む部分番組配信要求を、前記ネットワークを介して前記サーバに送信するテレビ制御部と
    前記部分番組配信要求に応じて、前記サーバが前記番組格納部に格納された前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データの一部を表す部分番組データを生成して部分番組登録部に格納したことを示す部分番組配信回答を、前記サーバから受信する通信装置と
    を具備し、
    前記部分番組データは、前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データのうちで、前記指定放送時刻から予め設定された第2の時間を差し引いた時刻から、前記指定放送時刻までの時間帯の番組データである
    携帯端末。
  12. 請求項11に記載の携帯端末において、
    前記部分番組配信回答は、前記部分番組登録部に格納された前記部分番組データを前記ネットワーク上に公開するためのURL(Uniform Resource Locator)を含み、
    前記部分番組配信回答に含まれる前記URLを用いて、前記ネットワークを介して前記部分番組登録部にアクセスし、前記部分番組登録部に格納された前記部分番組データを前記出力装置に出力する動画制御
    更に具備する
    携帯端末。
  13. 請求項11又は12に記載の携帯端末において、
    前記指定放送時刻は、前記テレビ番組が放送される放送開始時刻と放送終了時刻との間の時刻であ
    携帯端末。
  14. 請求項13に記載の携帯端末において、
    前記出力装置は、表示装置を含み、
    前記テレビ制御部は、前記テレビ番組を前記出力装置に出力しているとき、前記テレビ番組と、再視聴を希望する前記信号を出力するために前記使用者が操作する指示ボタンとを含む画面を前記表示装置に表示し、
    前記第1時刻は、前記使用者が前記指示ボタンを操作したときの時刻である
    携帯端末。
  15. 請求項14に記載の携帯端末において、
    前記テレビ番組は、MPEG−2 TS(Moving Pictures Experts Group−2 Transport Stream)にビデオ・オーディオのES(Elementary Stream)が多重化されて送信され、
    前記テレビ制御部は、前記使用者が前記指示ボタンを操作した場合、前記ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻を前記第1時刻とする
    携帯端末。
  16. 請求項14に記載の携帯端末において、
    前記テレビ番組は、MPEG−2 TSにビデオ・オーディオのIPストリームが多重化されて送信され、
    前記テレビ制御部は、前記使用者が前記指示ボタンを操作した場合、前記IPストリーム上のRTP(Real−time Transport Protocol)パケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻を前記第1時刻とする
    携帯端末。
  17. 請求項13〜16のいずれかに記載の携帯端末において、
    前記部分番組配信要求には、更に、前記放送局を表すチャンネルが含まれる
    携帯端末。
  18. 請求項12〜17のいずれかに記載の携帯端末において、
    前記通信装置は、電子メール、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)のいずれかにより送信される前記部分番組配信回答を受信する
    携帯端末。
  19. 請求項12〜18のいずれかに記載の携帯端末において、
    前記動画制御部は、動画のファイル形式、ストリーミング形式のいずれかの形式により送信される前記部分番組データを前記出力装置に出力する
    携帯端末。
  20. 放送局から放送されるテレビ番組を受信して出力装置に出力する携帯端末に、ネットワークを介して接続されたサーバであって、
    前記テレビ番組に対応する番組データを受信するサーバ受信機と、
    前記サーバ受信機により受信された前記番組データを格納する番組格納部と、
    使用者の操作に基づく再視聴を希望する信号を受け取とった第1時刻から予め設定された第1の時間を差し引いた指定放送時刻を含み、前記携帯端末から送信される、部分番組配信要求を受信するサーバ通信装置と、
    前記部分番組配信要求に応じて、前記番組格納部に格納された前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データの一部を表す部分番組データを生成し、部分番組配信回答を、前記ネットワークを介して前記携帯端末に送信するサーバ制御部と
    を具備し、
    前記部分番組データは、前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データのうちで、前記指定放送時刻から予め設定された第2の時間を差し引いた時刻から、前記指定放送時刻までの時間帯の番組データである
    サーバ。
  21. 請求項20に記載のサーバにおいて、
    前記部分番組データを格納する部分番組登録部を
    更に具備し、
    前記サーバ制御部は、前記部分番組配信要求に応じて、前記部分番組データを生成して前記部分番組登録部に格納し、
    前記部分番組配信回答は、前記部分番組登録部に格納された前記部分番組データを前記ネットワーク上に公開するためのURL(Uniform Resource Locator)を含む
    サーバ。
  22. 請求項20又は21に記載のサーバにおいて、
    前記指定放送時刻は、前記テレビ番組が放送される放送開始時刻と放送終了時刻との間の時刻であ
    サーバ。
  23. 請求項22に記載のサーバにおいて、
    前記テレビ番組は、MPEG−2 TS(Moving Pictures Experts Group−2 Transport Stream)にビデオ・オーディオのES(Elementary Stream)が多重化されて送信され、
    前記第1時刻は、前記使用者により指定され、前記ESに含まれるオーディオ・ビデオの提示時刻である
    サーバ。
  24. 請求項22に記載のサーバにおいて、
    前記テレビ番組は、MPEG−2 TSにビデオ・オーディオのIPストリームが多重化されて送信され、
    前記第1時刻は、前記使用者により指定され、前記IPストリーム上のRTP(Real−time Transport Protocol)パケットに含まれるタイムスタンプが表す時刻である
    サーバ。
  25. 請求項22〜24のいずれかに記載のサーバにおいて、
    前記部分番組配信要求には、更に、前記放送局を表すチャンネルが含まれる
    サーバ。
  26. 請求項21〜25のいずれかに記載のサーバにおいて、
    前記サーバ制御部は、前記部分番組配信回答を電子メール、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)のいずれかにより前記携帯端末に送信する
    サーバ。
  27. 請求項21〜26のいずれかに記載のサーバにおいて、
    前記サーバ制御部は、前記部分番組データを動画のファイル形式、ストリーミング形式のいずれかの形式により前記携帯端末に送信する
    サーバ。
  28. 出力装置を備えた携帯端末と、サーバとを具備するシステムに適用される番組配信方法であって、
    前記サーバが、放送局から放送されるテレビ番組に対応する番組データを、番組格納部に格納するステップと、
    前記携帯端末が、前記放送局から放送される前記テレビ番組を受信して、前記出力装置に出力するステップと、
    前記携帯端末が、使用者の操作に基づいて、前記サーバに指定放送時刻を含む部分番組配信要求を送信するステップと、
    前記サーバが、前記部分番組配信要求に応じて、前記番組格納部に格納された前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データの一部を表す部分番組データを生成し、部分番組配信回答を前記携帯端末に送信するステップと
    を具備し、
    前記部分番組配信要求を送信するステップは、
    前記テレビ番組を前記出力装置に出力しているときに、前記使用者の操作に基づく再視聴を希望する信号を受け取るステップと、
    前記信号を受け取った第1時刻から予め設定された第1の時間を差し引いて前記指定放送時刻とするステップと、
    前記指定放送時刻を含む部分番組配信要求を前記サーバに送信するステップと
    を含み、
    前記部分番組データは、前記指定放送時刻のテレビ番組に対応する番組データのうちで、前記指定放送時刻から予め設定された第2の時間を差し引いた時刻から、前記指定放送時刻までの時間帯の番組データである
    番組配信方法。
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