JP5012039B2 - 開口を有するコンクリート梁の補強構造、開口を有するコンクリート梁の製造方法、梁構造、開口を有するコンクリート梁の開口補強用鋼管 - Google Patents
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Description
上記のコンクリート梁の補強構造において、前記開口補強部材は、前記開口の軸方向に分割された複数の鋼管からなるものであってもよい。
また、本発明の梁構造は、上記のコンクリート梁の製造方法により製造されたコンクリート梁を含むことを特徴とする。
また、本発明の開口補強部材は、開口を有する鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の前記開口を補強するために、前記開口の内側に設置される円筒状の複数の鋼管からなる開口補強部材であって、前記コンクリート梁の幅方向両端の梁主筋の外周に沿って略直角に屈曲する一対の鋼板が外周面に夫々接合されていることを特徴とする。
以下、本発明の開口の補強構造の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、本実施形態の補強構造10が適用された鉄筋コンクリート梁20の長手方向鉛直断面図であり、同図(B)は、同図(A)におけるA−A´断面図である。同図に示すように鉄筋コンクリート梁20は幅方向に貫通する開口12を有しており、この開口12を利用して設備配管などが行われる。
次に、本発明の第2実施形態の開口補強構造について説明する。
図3は、第2実施形態の開口補強構造30が適用された鉄筋コンクリート梁40の長手方向鉛直断面図であり、同図(B)は、同図(A)におけるB−B´断面図である。同図に示すように、本実施形態の開口の補強構造30は、端面同士が当接するように設置された一対の鋼管21A,21Bからなる円筒状の開口補強部材21と、鋼管21A、21Bに接合された一対のフラットバー23A,23Bとで構成される。フラットバー23A,23Bは、一端が鋼管21A,21Bの外周面に接合され、夫々、梁の幅方向両端の梁主筋16の外周に沿って、約90°屈曲されており、フラットバー23A,23Bの先端同士は接合部25において溶接接合されている。
まず、同図(A)に示すように、通常の鉄筋コンクリート梁を構築する場合と同様に、鉄筋コンクリート梁40を構成する梁主筋16を配筋する。
次に、同図(B)に示すように、予めフラットバー23A,23Bが接合された鋼管21A,21Bを端面同士が当接するように開口12に相当する位置に梁の側面方向より設置する。
次に、同図(C)に示すように、型枠を配置し、鉄筋コンクリート梁40を構成するコンクリート24を打設する。
以上の工程により開口の補強構造を有する鉄筋コンクリート梁40を構築することができる。
なお、上記説明した実施形態では、開口補強部材21が2つの鋼管21A、21Bに分割される構成としたが、これに限らず、3つ以上に分割される構成としてもよい。
また、本実施形態では、フラットバー23A,23Bを接合部25において溶接接合する構成としたが、これに限らず、フラットバー23A,23Bを重ね合わせて重ね継手を構成してもよいし、ジョイント部材を用いて接合してもよい。
また、上記各実施形態では、鉄筋コンクリート梁20、40の長手方向に複数のフラットバー13A,13B、23A,23Bを配置する構成としたが、これに限らず、幅広い鋼板により梁主筋16を取り囲む構成としてもよい。
また、上記の各実施形態では、開口の補強構造10、30を鉄筋コンクリート梁20、40に適用した場合を説明したが、これと同様に鉄骨鉄筋コンクリート梁に開口を設ける場合にも適用することができる。
11 鋼管
12 開口
13、23、23A、23B フラットバー
14、24 コンクリート
16 梁主筋
17 せん断補強筋
20、40 鉄筋コンクリート梁
21 開口補強部材
21A、21B 鋼管
100 (従来の)開口補強構造
111 鋼管
112 開口
113 せん断補強筋
115 鉄筋コンクリート梁
Claims (9)
- 開口を有する鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁を補強する構造であって、
前記開口の内側に設置された円筒状の開口補強部材と、
前記コンクリート梁の幅方向に並んで配置された複数の梁主筋を取り囲むように屈曲されて構成され、両端が前記開口補強部材の外周面に直接溶接された断面がコの字型の帯状の鋼板と、を備えることを特徴とする開口を有するコンクリート梁の補強構造。 - 前記開口補強部材は、前記開口の軸方向に分割された複数の鋼管からなることを特徴とする請求項1記載の開口を有するコンクリート梁の補強構造。
- 請求項1又は2記載の開口を有するコンクリート梁の補強構造であって、
前記開口補強部材は、軸方向に分割された複数の鋼管からなり、
前記鋼板は、前記開口補強部材の外周面に夫々接合され、前記コンクリート梁の幅方向両端の梁主筋の外周に沿って略直角に屈曲し、先端同士が接合され又は重ね合わされた一対の鋼板からなることを特徴とする開口を有するコンクリート梁の補強構造。 - 前記開口の径がコンクリート梁の梁せいの1/3以上、かつ、梁せいより、前記コンクリート梁の上下のかぶり厚と、前記鋼板の厚さと、梁主筋の径と、の合計を減じた値以下であることを特徴とする請求項1から3何れかに記載の開口を有するコンクリート梁の補強構造。
- 開口を有する鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の製造方法であって、
前記開口の内側部分に円筒状の開口補強部材を設置し、
断面がコの字型に構成された帯状の鋼板を、前記コンクリート梁の幅方向に配置された複数の梁主筋を取り囲むように配置し、
前記鋼板の両端を前記開口補強部材に直接溶接し、
前記コンクリート梁を構成するコンクリートを打設することを特徴とする開口を有するコンクリート梁の製造方法。 - 開口を有する鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の製造方法であって、
前記コンクリート梁の幅方向両端の梁主筋の外周に沿って略直角に屈曲する一端の先端同士が接合され又は重ね合わされる一対の鋼板が、他端において外周面に接合され、前記開口の軸方向に複数に分割された鋼管からなる、円筒状の開口補強部材を前記開口の内側部分に設置し、
前記コンクリート梁を構成するコンクリートを打設することを特徴とする開口を有するコンクリート梁の製造方法。 - 請求項5又は6記載のコンクリート梁の製造方法により製造されたコンクリート梁を含むことを特徴とする梁構造。
- 開口を有する鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の前記開口を補強するために、前記開口の内側に設置される円筒状の鋼管からなる開口補強部材であって、
前記コンクリート梁の梁主筋を取り囲むような断面がコの字型に構成された帯状の鋼板の両端が外周面に直接溶接されていることを特徴とする開口を有するコンクリート梁の開口補強部材。 - 開口を有する鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の前記開口を補強するために、前記開口の内側に設置される円筒状の複数の鋼管からなる開口補強部材であって、
前記コンクリート梁の幅方向両端の梁主筋の外周に沿って略直角に屈曲する一対の鋼板が外周面に夫々接合されていることを特徴とする開口を有するコンクリート梁の開口補強用部材。
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