JP5009677B2 - 車両のステアリングステム締結構造 - Google Patents
車両のステアリングステム締結構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5009677B2 JP5009677B2 JP2007126141A JP2007126141A JP5009677B2 JP 5009677 B2 JP5009677 B2 JP 5009677B2 JP 2007126141 A JP2007126141 A JP 2007126141A JP 2007126141 A JP2007126141 A JP 2007126141A JP 5009677 B2 JP5009677 B2 JP 5009677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering stem
- nut
- cap nut
- top bridge
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
このような従来のステアリングステム締結構造として、ステアリングステムの上端をトップブリッジにナットで締結するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ステアリングステム10は、ヘッドパイプ11に軸受(アウタレース16、円筒ころ14及びインナーレース17からなる)を介して回転自在に支持される。
以上のように、アッパーブラケット12回りに配置される部品の形状自由度、配置自由度等の設計自由度が少なくなり、更に、組付け順、即ち生産の自由度も少なくなる。
また、通常の六角ナットをステアリングステムにねじ結合する場合には、六角ナットの外接円の直径はステアリングステムの外径よりも大きくなるため、この六角ナットを回すソケットの外径が更に大きくなるが、本発明では、キャップナットのナット部の外接円の直径を蓋部の外径より小さくすることが可能になり、外径がより小さなソケットをナット部に装着して回せるので、トップブリッジ周りのキャップナットの配置の自由度が増える。また、小型のソケットを使用することで、生産ラインでのソケット保管場所の配置自由度も増える。
さらに、ステアリングステムの軸方向から見たときに、バーハンドルに蓋部の一部が重なるようにしたことで、トップブリッジを小型にすることが可能になる。バーハンドルに蓋部の一部が重なっても、キャップナットのナット部の外径を小さくすることが可能なので、ナット部に装着する締付け工具の外径が小さくなり、キャップナットの締め込みが支障なく行える。
作用として、例えば、通常の六角ナットをステアリングステムにねじ結合する場合には、六角ナットの外接円の直径はステアリングステムの外径よりも大きくなるため、この六角ナットを回すソケットの外径が更に大きくなるが、本発明では、キャップナットのナット部の外接円の直径をステアリングステムの外径より小さくすることが可能になり、外径がより小さなソケットをナット部に装着して回せるので、トップブリッジ周りのキャップナットの配置の自由度が増える。また、小型のソケットを使用することで、生産ラインでのソケット保管場所の配置自由度も増える。
作用として、キャップナットの円筒部が環状の凹部に挿入されて、トップブリッジの上面からのキャップナットの突出量が小さくなる。
またナット部の外接円の直径を、ステアリングステムの外径よりも小さくしたので、ナット部に装着するソケットの外径を小さくすることができ、トップブリッジ周りのキャップナットの配置自由度を増すことができる。また、生産ラインにおいてソケットを保管する保管場所での工具配置自由度も増すことができる。
さらに、蓋部の一部が、ステアリングステムの軸方向から見たときに、バーハンドルに重なるようにしたので、トップブリッジを小型にすることができ、車体前部をスリムにすることができる。また、キャップナットのナット部を小さくすることで、トップブリッジにバーハンドルを小組みした後で、トップブリッジにステアリングステムをキャップナットを回して取付けることができ、生産性を向上させることができる。
開け、このステム挿通穴に、キャップナットをステアリングステムの端部にねじ結合するときにキャップナットの円筒部が挿入される大径部を形成し、キャップナットの蓋部の外径を円筒部の外径よりも大きくしたので、大径部によってステアリングステムとキャップナットとの締結位置を低くすることができ、トップブリッジ上面からのキャップナットの突出量を抑えることができる。従って、狭いスペースでも締結し易くすることができる。
図1は本発明に係るステアリングステム締結構造(第1実施形態)を備える車両の側面図であり、車両10は、プレス成形された複数の部材からなる車体フレーム11を備え、この車体フレーム11の前端部を構成するヘッドパイプ12にフロントフォーク13が操舵自在に取付けられ、車体フレーム11の中央部にエンジン14が配置され、車体フレーム11の下部後部に設けられたピボット軸16に上下スイング自在にリヤフォーク17が取付けられた自動二輪車である。
トップブリッジ32の上部にはバーハンドル41が取付けられている。
シリンダ部47は、シリンダヘッド51を備え、このシリンダヘッド51の後部に吸気装置52が接続され、シリンダヘッド51の前部に排気装置53が接続されている。
排気装置53は、シリンダヘッド51の前部に接続されて後方に延びる排気管61と、この排気管61の後端に接続されたマフラ62とからなる。
メインフレーム21は、前部に燃料タンク67、後部にこの燃料タンク67に隣接するシート68が取付けられている。
燃料供給装置71は、燃料タンク67の底面に取付けられて燃料タンク67内に配置された燃料ポンプ72と、この燃料ポンプ72の下部後部に一端が接続された第1燃料供給管73と、この第1燃料供給管73の他端に接続された燃料フィルタ74と、この燃料フィルタ74の下端に一端が接続された第2燃料供給管76と、この第2燃料供給管76の他端に接続された燃料噴射弁77と、燃料フィルタ74から燃料タンク67内に燃料を戻すために燃料フィルタ74の上端に一端が接続されるとともに他端が燃料タンク67の底面に接続された燃料戻り管78とからなり、燃料噴射弁77はスロットルボディ56に接続されている。
また、ナット部36eの六角に外接する外接円の直径D3は、ステアリングステム34(図2参照)の外径DS(図2参照)よりも小さい。
ステアリングステム34の軸方向から見たときに、キャップナット36に設けられた蓋部36cは、その一部がバーハンドル41に重なっているが、キャップナット36のナット部36eはバーハンドル41とは重なっていないので、このナット部36eに筒状の工具140を掛けてキャップナット36を回して締め付けることができる。
図5(a),(b)は本発明に係るキャップナットの締め付け要領を示す作用図(第1実施形態)である。
(a)において、トップブリッジ32にバーハンドル41が取付けられた状態で、キャップナット36をトップブリッジ32の大径穴32b及びステアリングステム34の上端部の上方まで移動させ、キャップナット36を手回しでステアリングステム34の上端部にねじ込む。
キャップナット69は、内面にめねじ36bが形成された円筒部36aと、この円筒部36aの端部に一体に形成された蓋部69cとからなり、蓋部69cは、その中央に六角穴69dを備え、この六角穴69dに工具を挿入してキャップナット69をステアリングステム34(図2参照)にねじ結合する。
センタカバー146は、側壁146a,146a(一方の符号146aのみ示す。)にそれぞれ段部146bが形成され、側壁146aから段部146bに亘って、爪部144b,144b及び内方突出部144mが挿入されるスリット部146c〜146eが形成されている。図中の146gは内方突出部144mに対向するようにセンタカバー146に設けられたセンタ側内方突出部である。
即ち、右カバー145の内方突出部145jはビス156でセンタカバー146の前部に取付けられ、右カバー145の爪部145b,145bは、センタカバー146のスリット部146c〜146eに挿入されてセンタカバー146側に係合され、右カバー145の内方突出部145mはセンタカバー146のセンタ側内方突出部146gと合わされて共にクリップ157で挟まれ、結合されている。
Claims (3)
- ヘッドパイプ(12)にステアリングステム(34)が回転自在に軸支され、このステアリングステム(34)の上端にフロントフォークを構成するトップブリッジ(32)が取付けられ、このトップブリッジ(32)にバーハンドル(41)が取付けられた車両のステアリングステム締結構造において、
前記ステアリングステム(34)は、前記トップブリッジ(32)にキャップナット(36)で取付けられ、
このキャップナット(36)は、円筒部(36a)と、この円筒部(36a)の端部に一体に設けられた蓋部(36c)とからなり、前記円筒部(36a)の内周面に、前記ステアリングステム(34)の端部に形成されたおねじ(34b)にねじ結合するめねじ(36b)が形成され、前記蓋部(36c)にナット部(36e)を一体に備え、
前記ナット部(36e)の外接円(D3)の直径は、前記蓋部(36c)の外径(D1)よりも小さく、
前記蓋部(36c)の一部は、前記ステアリングステム(34)の軸方向から見たときに、前記バーハンドル(41)に重なり、前記ナット部(36e)は前記バーハンドル(41)とは重なっていない、
ことを特徴とする車両のステアリングステム締結構造。 - 前記ナット部(36e)の外接円(D3)の直径は、前記ステアリングステム(34)の外径(DS)よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の車両のステアリングステム締結構造。
- 前記トップブリッジ(32)に前記ステアリングステム(34)を通すステム挿通穴(32a)を開け、このステム挿通穴(32a)に、前記キャップナット(36)を前記ステアリングステム(34)の端部にねじ結合するときに前記キャップナット(36)の円筒部(36a)が挿入される大径部(32b)が形成され、前記キャップナット(36)の蓋部(36c)の外径(D1)が前記円筒部(36a)の外径よりも大きくされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のステアリングステム締結構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007126141A JP5009677B2 (ja) | 2007-05-10 | 2007-05-10 | 車両のステアリングステム締結構造 |
ARP080101572 AR066084A1 (es) | 2007-05-10 | 2008-04-17 | Estructura de sujecion de la barra de direccion para vehiculos |
CN2008100948348A CN101301919B (zh) | 2007-05-10 | 2008-04-28 | 车辆的方向操作杆紧固连结构造 |
BRPI0801353A BRPI0801353B1 (pt) | 2007-05-10 | 2008-05-08 | estrutura de fixação da haste de direção de veículo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007126141A JP5009677B2 (ja) | 2007-05-10 | 2007-05-10 | 車両のステアリングステム締結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008279909A JP2008279909A (ja) | 2008-11-20 |
JP5009677B2 true JP5009677B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=40112068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007126141A Expired - Fee Related JP5009677B2 (ja) | 2007-05-10 | 2007-05-10 | 車両のステアリングステム締結構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5009677B2 (ja) |
CN (1) | CN101301919B (ja) |
AR (1) | AR066084A1 (ja) |
BR (1) | BRPI0801353B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103963897A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-08-06 | 王民海 | 一种前叉和车身的连接 |
CN115367035B (zh) * | 2022-09-15 | 2024-07-09 | 重庆荣爵科技有限公司 | 一种轻量化摩托车车架 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914213Y1 (ja) * | 1969-12-08 | 1974-04-08 | ||
JPS5123937U (ja) * | 1974-08-09 | 1976-02-21 | ||
JPS61194816U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-04 | ||
JP2003013933A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Hikari Kairiku Sangyo Kk | 締着具 |
JP2006123666A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の燃料タンク用ブリーザ装置および自動二輪車 |
-
2007
- 2007-05-10 JP JP2007126141A patent/JP5009677B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-04-17 AR ARP080101572 patent/AR066084A1/es unknown
- 2008-04-28 CN CN2008100948348A patent/CN101301919B/zh active Active
- 2008-05-08 BR BRPI0801353A patent/BRPI0801353B1/pt active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AR066084A1 (es) | 2009-07-22 |
BRPI0801353B1 (pt) | 2018-10-23 |
BRPI0801353A2 (pt) | 2008-12-30 |
JP2008279909A (ja) | 2008-11-20 |
CN101301919A (zh) | 2008-11-12 |
CN101301919B (zh) | 2011-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7600603B2 (en) | Structure of attaching electric power steering apparatus for vehicle | |
JP6114402B2 (ja) | 鞍乗型車両の車体フレーム構造 | |
US8430198B2 (en) | Muffler mounting structure of vehicle and straddle-type four-wheeled vehicle provided with the same | |
US9638156B2 (en) | Saddle-ride type vehicle | |
JP2007062626A (ja) | 車両のバッテリ配置構造 | |
JP3154342U (ja) | 自動二輪車 | |
JP5009677B2 (ja) | 車両のステアリングステム締結構造 | |
WO2015068188A1 (ja) | 鞍乗型車両の車体フレーム構造 | |
JP2008184061A (ja) | ステアリングダンパを備える鞍乗型車両 | |
JP6043552B2 (ja) | 鞍乗型車両のタンクカバー取付構造 | |
US20090152038A1 (en) | Exhaust system for motorcycle and motorcycle including the same | |
US7882916B2 (en) | Vehicle | |
JP4609950B2 (ja) | ヘッドライト装置 | |
JP6705049B2 (ja) | 鞍乗り型車両のメーター取付構造 | |
US7650955B2 (en) | Swing arm support structure of vehicle | |
JP5460885B2 (ja) | 自動二輪車の前部構造 | |
JP5551059B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
US8205706B2 (en) | Swing arm pivot structure for motorcycle | |
JP2006264460A (ja) | 車両のピボット軸支持構造 | |
JP2006192956A (ja) | 自動二輪車のスイングアーム支持部構造 | |
JP2012187960A (ja) | 自動二輪車のサイドスタンド | |
JP4163603B2 (ja) | 自動二輪車のリヤアクスル保持構造 | |
US8360676B2 (en) | Shaft support structure for a vehicle | |
JP6697128B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
WO2017208449A1 (ja) | 鞍乗り型車両のスタンド支持構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120515 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5009677 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |