JP6697128B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車体後部にリヤフェンダー等の中空外装部品を備えた鞍乗り型車両に関する。
本願は、2017年3月27日に出願された日本国特願2017−061920号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両においては、後輪からの泥や埃等の跳ね上げを防止するために、車体後部にリヤフェンダーが取り付けられている。リヤフェンダーは、複数の樹脂部品が組み付けられて構成されることが多く、内部にはフレームやステー、電気配線等を配置するために空間部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、リヤフェンダーが、前側リヤフェンダーと後側リヤフェンダーとに分割して構成されているとともに、後側リヤフェンダーが、フェンダー・インナと、その外側を覆うフェンダー・アウタとによって構成されている。フェンダー・インナとフェンダー・アウタは、相互に対向した状態で複数のビスによって固定され、それらの間に空間部が設けられている。空間部には、車体フレームに一体に固定された金属製のステーが挿通されている。ステーは、フェンダー・アウタの下部位置まで延出し、その下部位置において、フェンダー・アウタにボルト・ナットによって締結固定されている。後側リヤフェンダーは、車体フレームに取り付けられる中空外装部品を構成している。
日本国特開2013−244883号公報
特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、中空外装部品である後側リヤフェンダーがフェンダー・インナとフェンダー・アウタとから構成されているため、車両走行時の突き上げ荷重等の大きな荷重が入力されたときに、フェンダー・インナやフェンダー・アウタが弾性限界以上に撓み変形するのを防止する必要がある。この対策として、フェンダー・インナとフェンダー・アウタの多数箇所が複数のビスによって相互に結合されている。
しかし、こうしてフェンダー・インナとフェンダー・アウタを複数個所でビス止めするようにした場合、フェンダー・インナとフェンダー・アウタの組付け作業が煩雑になってしまう。
また、特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、中空外装部品である後側リヤフェンダーが、空間部の下方の外側位置において、ステーに対してボルト・ナットによって締結固定されている。このため、後側リヤフェンダーとステーの固定部が外部から見え、車両の意匠面において好ましくない。
本発明の態様は、煩雑な部品組付け作業を要することなく中空外装部品の過剰な撓み変形を防止でき、かつ、車両の意匠性をも高めることができる鞍乗り型車両を提供する。
本発明に係る鞍乗り型車両は、以下の構成を採用した。
(1)本発明の一態様に係る鞍乗り型車両は、後部車体フレームと、前記後部車体フレームに取り付けられた中空外装部品と、を備え、前記中空外装部品は、相互に対向して配置され、相互間に空間部が設けられる第1外装部品と第2外装部品とを備え、前記第1外装部品は、前記空間部内で前記後部車体フレームに取り付けられる取付部を備え、前記第2外装部品は、前記空間部内の前記取付部の近傍で前記第1外装部品の内面に対向して配置される支持突起を備え、かつ、前記後部車体フレームに取り付けられている。
上記(1)の構成により、第1外装部品が後部車体フレームに取付部によって取り付けられるとともに、第2外装部品の支持突起が、空間部内の取付部の近傍で第1外装部品の内面に対向して配置される。後部車体フレームに取り付けられる第1外装部品の取付部は、第1外装部品と第2外装部品の間の空間部内に配置されるため、車両の外部からは見えにくくなる。また、車両走行時の後輪からの突き上げ等によって中空外装部品に大きな荷重が入力された場合には、第1外装部品の内面が、取付部の近傍で第2外装部品の支持突起に押し付けられて支持されることにより、第1外装部品や第2外装部品に過大な撓み変形が生じるのを規制する。
(2)上記(1)の態様において、前記取付部は、前記第1外装部品の車幅方向略中央に配置されるとともに、前記後部車体フレームの車幅方向略中央位置に取り付けられ、前記第2外装部品の前記支持突起は、前記取付部の車幅方向両側位置に配置されるようにしても良い。
上記(2)の構成により、第1外装部品の車幅方向略中央部が後部車体フレームの車幅方向略中央位置に取り付けられ、その状態で、第1外装部品の内面の取付部の車幅方向両側位置が、第2外装部品側の一対の支持突起によって支持可能となる。このため、この構成を採用した場合には、第1外装部品と第2外装部品の過剰な撓み変形を、取付部を挟む車幅方向両側位置で安定的に規制することができる。また、第1外装部品の車幅方向略中央の取付部が後部車体フレームの車幅方向略中央位置に取り付けられるため、組付け時における第1外装部品のバランスが良好になり、組付け作業性が向上する。
(3)上記(1)または(2)の態様において、前記取付部は、車両の上下方向と前後方向に対して傾斜し、先端部が後部車体フレーム(側の嵌合孔に嵌入される嵌合突起を有する構成としても良い。
上記(3)の構成により、第1外装部品の嵌合突起を後部車体フレーム側の嵌合孔に嵌入するだけで、第1外装部品を後部車体フレームに容易に固定することができる。また、第1外装部品全体を後部車体フレームに対して斜めに変位させ、それによって嵌合突起を嵌合孔に嵌合することができる。このため、後部車体フレームと第1外装部品の車体前後方向のずれ量や、第2外装部品と第1外装部品の車体前後方向のずれ量に基づいて嵌合突起と嵌合孔の嵌合状態を目視確認することができる。したがって、この構成を採用した場合には、組付け作業性が良好になる。
(4)上記(1)から(3)のいずれか一項の態様において、前記支持突起の先端の支持面は、当該支持面と対向する第1外装部品の被支持面に略沿う形状に形成されるようにしても良い。
上記(4)の構成により、支持突起の支持面のほぼ全域で第1外装部品の当接荷重を受け止めることができる。このため、支持面と被支持面の間に作用する応力を低減して、部品の耐久性を高めることができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一項の態様において、前記支持突起の先端の支持面は、当該支持面と対向する第1外装部品の被支持面と離間して設けられ、前記支持面と前記被支持面の離間距離は、前記支持面と前記被支持面が前記第1外装部品と前記第2外装部品の弾性限界の範囲内で当接する距離に設定されるようにしても良い。
上記(5)の構成により、支持面と被支持面の間が離間しているため、微小な走行振動の入力時には、支持面と被支持面が接触しない。このため、支持面と被支持面による当接音は発生しない。一方、後輪からの突き上げ等の大きな荷重が入力されたときには、支持面と被支持面が第1外装部品と第2外装部品の弾性限界の範囲内で相互に当接し、第1外装部品と第2外装部品の過大な撓み変形が規制される。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一項の態様において、前記支持突起の基端側は、先端の支持面の近傍部よりも幅広に形成されるようにしても良い。
上記(6)の構成により、支持突起の基端側が支持面の近傍部よりも幅広に形成されているため、支持面が第1外装部品側の被支持面に当接したときに、被支持面から受ける反力を幅広の基端側で第2外装部品の本体部に円滑に伝達することができる。このため、支持突起の全域を幅広に形成する場合に比較して、支持突起を小型・軽量化することができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれか一項の態様において、前記支持突起の基端部は、前記第2外装部品の本体部に対して円弧状に拡幅して接続されるようにしても良い。
上記(7)の構成により、支持面が第1外装部品側の被支持面に当接したときに、被支持面から受ける反力を第2外装部品の本体部により円滑に伝達することができる。
(8)上記(1)から(7)のいずれか一項の態様において、前記取付部の基端部は、先端部よりも幅広に形成されるようにしても良い。
上記(8)の構成により、取付部の先端部が後部車体フレームから受ける反力を、取付部の幅広の基端部で第1外装部品の本体部に円滑に伝達することができる。この結果、取付部の全域を幅広に形成する場合に比較して、取付部の小型・軽量化を図ることができる。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一項の態様において、前記取付部には、鉛直方向に延出する凹部、若しくは、凸部が設けられるようにしても良い。
上記(9)の構成により、取付部に設けられた凹部、若しくは、凸部により、取付部の断面係数が増加する。したがって、この構成を採用した場合には、取付部の小型化を図りつつ、取付部の剛性を高めることができる。
(10)上記(1)から(9)のいずれか一項の態様において、前記第2外装部品の前記支持突起は、前記第1外装部品の前記取付部の車幅方向両側位置に一対設けられ、前記第2外装部品の一対の前記支持突起の間には、前記取付部と相反する側に窪むハーネス収納溝が設けられるようにしても良い。
上記(10)の構成により、ハーネス収納溝に収納されたハーネスを一対の支持突起と取付部によって取り囲んで保護することができる。また、ハーネスの配線時には、一対の支持突起をハーネスのガイドとして利用することができる。したがって、この構成を採用した場合には、ハーネスの配線作業を容易に行うことができる。
本発明の態様によれば、第1外装部品が空間部内で後部車体フレームに取付部で取り付けられるとともに、第2外装部品の支持突起が、空間部内において、第1外装部品側の取付部の近傍で第1外装部品の内面に対向して配置されるため、簡単な作業によって中空外装部品を車体フレームに取り付けることができ、しかも、中空外装部品の過剰な撓み変形の防止と車両の意匠性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の側面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の後面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の後部領域を、シートを取り去って示した斜視図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の後部領域を、フェンダー・アウタを取り去って示した斜視図である。 本発明の一実施形態のフェンダー・インナの斜視図である。 本発明の一実施形態のフェンダー・アウタの斜視図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図1のVII部の拡大図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図2のVIII部の拡大図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図7のIX−IX線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図7のX−X線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図8のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図8のXII−XII線に沿う断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特別に断らない限り車両における向きと同一とする。また、図中の矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1は、本実施形態に係る鞍乗り型車両を右側方から見た図であり、図2は、鞍乗り型車両を後方から見た図である。
本実施形態に係る鞍乗り型車両は、エンジン2(内燃機関)によって後輪Wrが駆動されるオフロードタイプの自動二輪車である。以下、本実施形態の鞍乗り型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
自動二輪車1の車体フレームFは、前端部に配置されるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後斜め下方へ延出するメインフレームパイプ12と、ヘッドパイプ11上のメインフレームパイプ12との連結部の下方位置から下方に延出するダウンパイプ13と、メインフレームパイプ12の後部領域から下方に湾曲して延出する左右一対のセンターパイプ14L,14Rと、左右の各センターパイプ14L,14Rの下端部とダウンパイプ13の下端部を連結する左右一対のロアパイプ15L,15Rと、を備えている。
車体フレームFは、さらにメインフレームパイプ12の後部から車体後方側に向かって延出する左右一対のシートレール16L,16Rと、センターパイプ14L,14Rとシートレール16L,16Rの後部領域とを連結する左右一対のサポートパイプ17L,17Rと、を備えている。
なお、上記の部材のうち紙面前後で重なって隠れている部材(例えば、センターパイプ14L)は、図示都合上括弧書きで符号を付している。以下の説明では、紙面前後で重なって隠れている部材については同様に扱っている。
ヘッドパイプ11には、図示しないステアリングステムが回動自在に軸支されている。
ステアリングステムの上下の各端部には、トップブリッジ9とボトムブリッジ10が固定されている。トップブリッジ9とボトムブリッジ10には、サスペンション部材である左右のフロントフォーク22L,22Rが支持されている。フロントフォーク22L,22Rの下端部には、前輪Wfが回転自在に軸支されている。トップブリッジ9の上部には操向ハンドル4が取り付けられている。また、ボトムブリッジ10には、前輪Wfの上方を覆うフロントフェンダ18が取り付けられている。
メインフレームパイプ12の上部には燃料タンク50が取り付けられている。燃料タンク50の後部側のシートレール16L,16R上には乗員が着座するためのシート51が取り付けられている。また、シートレール16L,16Rとサポートパイプ17L,17Rの後部には、シート51の後部側で後輪Wrの上方を覆うリヤフェンダー19が取り付けられている。
メインフレームパイプ12の下方で、ダウンパイプ13、センターパイプ14L,14R、及び、ロアパイプ15L,15Rによって囲まれた領域には、エンジン2及び変速機3を主要素とするパワーユニットPUが設置されている。パワーユニットPUのエンジン2は、シリンダ部2aがダウンパイプ13に沿うように前部上方側に起立している。シリンダ部2aの車体後方側には吸気管8が接続され、シリンダ部2aの車体前方側には排気管7が接続されている。
吸気管8には内部に図示しないスロットルバルブを内蔵するスロットルボディ6が接続されている。
また、排気管7は、シリンダ部2aの前方から車体の右側方に引き回された後に車体の後部斜め上方に延出している。排気管7の後部にはマフラー5が接続されている。
左右のセンターパイプ14L,14Rの下縁部にはピボット軸35が取り付けられている。ピボット軸35には、スイングアーム34の前端部が上下揺動可能に軸支されている。スイングアーム34の後端部には、後輪Wrが回転可能に軸支されている。後輪Wrの車軸は、パワーユニットPUの出力軸(図示せず)に、ドライブチェーン38を介して動力伝達可能に接続されている。
なお、スイングアーム34は、図示しないクッションユニットを介しても車体フレームFに支持されている。
車体の左右の側部には、ダウンパイプ13の上部側方領域から燃料タンク50の側方とシート51の前部寄りの側部下方領域にかけてを覆う樹脂製の前部サイドカバー24が設けられているとともに、前部サイドカバー24の後部に配置されて、左右のシートレール16L,16Rとサポートパイプ17L,17Rの側方を覆う後部サイドカバー25が設けられている。前部サイドカバー24と後部サイドカバー25は、燃料タンク50や車体フレームFの適所に図示しないブラケットやステー等を介して取り付けられている。
図3は、シート51を取り去って自動二輪車1の車体後部を後部右斜め上方から見た図である。
図3に示すように、車体フレームFの左右のシートレール16L,16Rは、後端部の近傍同士が後部クロスメンバ26rによって相互に連結されるとともに、略中間部同士が中間クロスメンバ26mによって相互に連結されている。後部クロスメンバ26rと中間クロスメンバ26mには、リヤフェンダー19の一部が支持されている。リヤフェンダー19は、後輪Wrの前部上方を覆う前側リヤフェンダー23と、前側リヤフェンダー23の後部側で後輪Wrの後部上方を覆う後側リヤフェンダー27と、を備えている。なお、本明細書においては、左右のシートレール16L,16Rとこれらを連結する部材(中間クロスメンバ26mや後部クロスメンバ26r)を併せて「後部車体フレームFr」と呼ぶものとする。
後側リヤフェンダー27は、後部車体フレームFrの下方に配置されて、その後部車体フレームFrに係止されるフェンダー・インナ28と、フェンダー・インナ28の上方に配置されて後部車体フレームFrに固定されるフェンダー・アウタ29と、フェンダー・インナ28の下方に配置されてフェンダー・インナ28とともに後部車体フレームFrに係止されるフェンダー・ロア30と、を備えている。フェンダー・インナ28、フェンダー・アウタ29、フェンダー・ロア30はいずれも樹脂材料によって形成されている。フェンダー・ロア30の後部面には、図示しないライセンスプレートの取付部20(図1,図2参照)と、ライセンスプレートに光を照射するためのライセンスライト21(図1,図2参照)が設けられている。
本実施形態においては、後側リヤフェンダー27が中空外装部品を構成している。また、フェンダー・インナ28は第2外装部品を構成し、フェンダー・アウタ29は第1外装部品を構成している。
図4は、後側リヤフェンダー27のフェンダー・アウタ29を取り去った自動二輪車1の車体後部を後部右斜め上方から見た図である。また、図5は、フェンダー・インナ28を後部右斜め上方から見た図であり、図6は、フェンダー・アウタ29を前部右斜め下方から見た図である。図7は、図1のVII部を拡大して示した図であり、図8は、図2のVIII部を拡大して示した図である。図9は、図7のIX−IX線に沿う断面を示す図であり、図10は、図7のX−X線に沿う断面を示す図である。また、図11は、図8のXI−XI線に沿う断面を示す図であり、図12は、図8のXII−XII線に沿う断面を示す図である。
図4,図5,図9,図10に示すように、フェンダー・インナ28は、シート51と略同幅の底壁31bと、底壁31bの左右両側から上下方向に突出する一対の側壁31sと、を有している。底壁31bと左右の側壁31sは、後輪Wrの外面形状に略沿うように下面側が略円弧状に形成されている。また、側壁31sは、前部領域の上下幅が比較的狭く形成されており、後部領域に向かって側面視が三角形状をなすように上下幅が漸増している。左右の側壁31sは、底壁31bの前後方向の中途部で終わっている。左右の側壁31sの後端部は、フェンダー・ロア30及びフェンダー・アウタ29との間で開口部32を形成している。開口部32には、テールランプのランプユニット33が取り付けられるようになっている。図5中の符号36は、底壁31bの後端部よりの上面に左右に離間して設けられたランプユニット取付用の隆起部である。
また、フェンダー・インナ28の底壁31bのうちの、左右の隆起部36の前部側には、隆起部36や側壁31sよりもさらに上方側に突出する支持突起39が突設されている。左右の支持突起39は、底壁31bの幅方向の中心(車両の幅方向の中心)を対称中心として対称に配置されている。各支持突起39は、図11,図12に示すように、側面視が台形状の中空の突起であり、上端部が略平坦な支持面39aとされている。各支持突起39は、側面視が下方に向かって末広がり状に拡幅している。
フェンダー・インナ28の底壁31b上には、後部車体フレームFrの後部領域が配置されている。フェンダー・インナ28の底壁31bの前端部は、図5に示すように、上方に隆起しており、その上端部には、前方に延出する接合片40が延設されている。この接合片40は、後部車体フレームFrの中間クロスメンバ26mの上面に重ねられ、フェンダー・アウタ29とともに、図3に示すようにボルト41によって中間クロスメンバ26mに締結固定されている。
また、フェンダー・インナ28の底壁31b上の左右の支持突起39の各前部側には、図5,図12に示すようにボルト挿通孔42が形成されている。底壁31b上のボルト挿通孔42の形成位置の上面には、後部車体フレームFrの後部クロスメンバ26rが載置され、後部車体フレームFrの左右のシートレール16L,16Rの後端部が、左右の支持突起39の各幅方向外側に載置されている。後部クロスメンバ26rは、この状態において、図12に示すように、底壁31bのボルト挿通孔42に挿入されたボルト43によってフェンダー・インナ28の底壁31bとその下方のフェンダー・ロア30とに締結固定されている。
後部車体フレームFrの後部クロスメンバ26rには、図4に示すように、幅方向の略中央位置から後部斜め下方に向かって延出する支持片44が延設されている。この支持片44には、嵌合孔45aを有する金属製、若しくは、樹脂製のブッシュ45が固定されている。ブッシュ45の嵌合孔45aは、車両の幅方向中央に位置され、その軸心が後部斜め上方に向かって指向している。
一方、フェンダー・アウタ29は、図3,図6に示すように、フェンダー・インナ28の上方を覆う天井壁46tと、天井壁46tの側部から下方に延出する側壁46sと、天井壁46tの後部から下方に延出する後部壁46rとを有している。天井壁46tの上面側の前縁部には、シート51の後縁部が収容配置される窪み部47が設けられ、その窪み部47内には、シート51の後縁部裏面を係止する係止金具48が取り付けられている。
この係止金具48は、フェンダー・アウタ29とフェンダー・インナ28を中間クロスメンバ26mに締結固定するボルト41によって中間クロスメンバ26mに共締め固定されている。また、フェンダー・アウタ29の側壁46sは、フェンダー・インナ28の側壁31sの上縁部の外側を覆うようになっている。フェンダー・アウタ29は、後部車体フレームFrに固定された状態において、図9〜図12に示すように、フェンダー・インナ28との間に空間部49を形成する。
また、フェンダー・アウタ29の天井壁46tの裏面(空間部49に臨む内面)には、嵌合突起52を有する固定ブロック53(取付部)が突設されている。固定ブロック53は、基端部が天井壁46tに連設された一対の側壁53sと後壁53rとを有し、側壁53sと後壁53rの先端側部分に斜め前部下方に向かって突出する円柱状、若しくは、截頭円錐状の嵌合突起52が一体に設けられている。
固定ブロック53は、フェンダー・アウタ29の幅方向の中央(車幅方向の略中央)に設けられており、下端の嵌合突起52が、空間部49内で、後部車体フレームFr側のブッシュ45の嵌合孔45aに嵌入されるようになっている。フェンダー・アウタ29の後部領域は、固定ブロック53の嵌合突起52が後部車体フレームFr側の嵌合孔45aに嵌入されることにより、後部車体フレームFrに固定される。固定ブロック53(取付部)の側壁53sは、図6,図11に示すように、基端部53s−1が先端部53s−2よりも幅広に形成されている。
固定ブロック53の後壁53rには、図9,図10に示すように、鉛直方向に沿って溝状に延出する凹部54が形成されている。後壁53rは、凹部54によって断面係数が高められている。なお、本実施形態においては、凹部54によって後壁53rの断面係数が高められているが、凹部54に代えて鉛直方向に沿って延出する凸部を設けるようにしても良い。
ここで、フェンダー・アウタ29は、固定ブロック53の嵌合突起52が空間部49内でブッシュ45の嵌合孔45aに嵌入されることにより、後部側が後部車体フレームFrに固定されている。そして、フェンダー・アウタ29は、こうして後部側が後部車体フレームFrに固定された後に、最終的に、前縁部が、窪み部47内でボルト41によって後部車体フレームFrの中間クロスメンバ26mに固定されるとともに、左右の側壁46sの前端部が、各シートレール16L,16Rに設けられた図示しないブラケットにボルト60によって固定される。
フェンダー・アウタ29がこうして後部車体フレームFrに固定された状態において、フェンダー・インナ28の支持突起39の各先端の支持面39aは、図9〜図12に示すように、フェンダー・アウタ29の天井壁46tの裏面に対し隙間dをもって対峙している。天井壁46tの裏面のうちの支持突起39の支持面39aと対向する面を被支持面46t−1と呼ぶ。被支持面46t−1は、固定ブロック53の車幅方向両側に設けられている。したがって、フェンダー・インナ28側の一対の支持突起39は、固定ブロック53の車幅方向両側位置に配置される。
また、フェンダー・インナ28の各支持突起39の支持面39aは、対応する被支持面46t−1に略沿う形状に形成されている。具体的には、支持面39aは、側面視では、図12に示すようにフェンダー・アウタ29の下面と平行になる直線状に形成されており、後面視若しくは、前面視では、図9,図10に示すように、フェンダー・アウタ29の下面の円弧面に沿うように円弧状に形成されている。
また、各支持突起39の支持面39aと、フェンダー・アウタ29側の被支持面46t−1の間の隙間d(離間距離)は、フェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29に外部から大きな荷重が入力されたときに、支持面39aと被支持面46t−1がフェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29の弾性限界の範囲で当接する寸法(距離)に設定されている。
フェンダー・インナ28の各支持突起39は、側面視において、基端部39b側が先端の支持面39aの近傍部よりも幅広に形成されている。より具体的には、各支持突起39は支持面39aのある先端側から基端部39b側に向かって末広がり状に拡幅して形成されており、特に、基端部39bは、図12に示すように、フェンダー・インナ28の本体部(例えば、底壁31b)に対して円弧状に拡幅して接続されている。本実施形態の場合、支持突起39の基端部39bの前部側は、後部車体フレームFrの後部クロスメンバ26rとの結合部に向かって円弧状に拡幅している。
また、フェンダー・インナ28の底壁31bのうちの一対の支持突起39の間には、図9,図10に示すように、下方に矩形状に窪むハーネス収納溝55が形成されている。ハーネス収納溝55は、底壁31bの一対の支持突起39間に挟まれた位置からそれよりも前方の所定の範囲に亘って形成されている。
フェンダー・インナ28の左右の側壁31sの後部側領域には、図5に示すようにウィンカー取付孔56が設けられ、そのウィンカー取付孔56に左右のウィンカーユニット57が取り付けられている。ハーネス収納溝55には、例えば、左右のウィンカーユニット57に接続される電気配線58(ハーネス)が収納されている。ハーネス収納溝55の側壁には、図5,図10に示すように挿通孔59が形成されており、その挿通孔59を通して電気配線58が左右の各ウィンカーユニット57に向かって引き出されている。
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1は、フェンダー・アウタ29が空間部49内で固定ブロック53(取付部)によって後部車体フレームFrに固定されると、フェンダー・インナ28の支持突起39が、空間部49内の固定ブロック53の近傍でフェンダー・アウタ29の天井壁46tの裏面に対向して配置される。このため、後輪Wrからの突き上げ等によってフェンダー・アウタ29やフェンダー・インナ28に大きな荷重が入力されたときには、フェンダー・アウタ29の天井壁46tの裏面(被支持面46t−1)がフェンダー・インナ28の支持突起39の支持面39aに押し付けられて支持されることにより、フェンダー・アウタ29やフェンダー・インナ28に過大な撓み変形が生じるのを規制する。
したがって、本実施形態に係る自動二輪車1においては、多数のビスを複数箇所に締め込む必要のない簡単な作業によって後側リヤフェンダー27を後部車体フレームFrに固定することができ、しかも、大きな荷重の入力時に、フェンダー・アウタ29やフェンダー・インナ28に過大な撓み変形が生じるのを防止することができる。さらに、フェンダー・アウタ29を後部車体フレームFrに固定するための固定ブロック53が、後側リヤフェンダー27の空間部49内に位置されていることから、固定ブロック53が外部から見えることがなく、車両の意匠性も向上する。
また、本実施形態に係る自動二輪車1においては、固定ブロック53(取付部)が、フェンダー・アウタ29の車幅方向略中央位置に配置されるとともに、後部車体フレームFrの車幅方向略中央位置に固定され、フェンダー・インナ28の一対の支持突起39が固定ブロック53の車幅方向両側位置に配置されている。このため、フェンダー・アウタ29が固定ブロック53によって後部車体フレームFrの車幅方向略中央位置に固定された状態において、フェンダー・アウタ29の車幅方向の両側位置がフェンダー・インナ28の一対の支持突起39によって支持可能とされる。
したがって、この構成を採用した場合には、フェンダー・アウタ29とフェンダー・インナ28の過剰な撓み変形を左右のいずれの側においても安定的に規制することができる。
また、本実施形態の場合、フェンダー・アウタ29が車幅方向略中央の固定ブロック53によって後部車体フレームFrに固定されるため、固定ブロック53を後部車体フレームFrに固定した後には、組付け作業時におけるフェンダー・アウタ29のバランスが良好になる。このため、その後の他の組付け作業を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1においては、フェンダー・アウタ29側の固定ブロック53が嵌合突起52を有し、その嵌合突起52が前部下方側に傾斜して延出し、後部車体フレームFr側の嵌合孔45aに嵌入可能とされている。このため、嵌合突起52を後部車体フレームFr側のブッシュ45の嵌合孔45aに差し込むだけで、フェンダー・アウタ29の後部領域を後部車体フレームFrに容易に固定することができる。
また、本実施形態では、嵌合突起52が前部下方側に傾斜して突出しているため、嵌合突起52をブッシュ45の嵌合孔45aに差し込むときには、後部車体フレームFrに対するフェンダー・アウタ29の前後方向のずれ量や、フェンダー・インナ28に対するフェンダー・アウタ29の前後方向のずれ量に基づいて、嵌合突起52と嵌合孔45aの嵌合状態を目視確認することができる。したがって、この構成を採用した場合には、組付け作業性が良好になる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1の場合、フェンダー・インナ28側の支持突起39の支持面39aが、フェンダー・アウタ29側の被支持面46t−1に略沿う形状に形成されているため、支持突起39の支持面39aのほぼ全域でフェンダー・アウタ29の当接荷重を受け止めることができる。したがって、この構成を採用した場合には、当接時に支持面39aと被支持面46t−1の間に作用する応力が低減され、フェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29の劣化が防止される。
本実施形態に係る自動二輪車1においては、フェンダー・インナ28側の支持面39aとフェンダー・アウタ29側の被支持面46t−1の間に隙間dが設けられ、その隙間d(離間距離)が、フェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29に外部から大きな荷重が入力されたときに、支持面39aと被支持面46t−1がフェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29の弾性限界の範囲で当接する寸法(距離)に設定されている。このため、車両の通常走行時には、支持面39aと被支持面46t−1が非接触状態に維持され、大きな荷重が入力されたときにだけ、支持面39aと被支持面46t−1が相互に当接することになる。
したがって、微小な走行振動の入力時には、支持面39aと被支持面46t−1が接触しないため、ガタツキ音の発生を防止することができる。一方、後輪Wrからの突き上げ等の大きな荷重が入力されたときには、フェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29が弾性限界に達する前に、支持面39aと被支持面46t−1が相互に当接することにより、フェンダー・インナ28やフェンダー・アウタ29に過大な撓み変形が生じるのを防止することができる。
また、本実施形態では、フェンダー・インナ28の支持突起39の基端側が、支持面39aの近傍部よりも幅広に形成されているため、支持面39aがフェンダー・アウタ29側の被支持面46t−1に当接したときに、被支持面46t−1から受ける反力を幅広の基端部39bでフェンダー・インナ28の底壁31bに円滑に伝達することができる。したがって、この構成を採用した場合には、支持突起39の全域を幅広に形成する場合に比較して、支持突起39の小型・軽量化を図ることができる。
また、本実施形態においては、支持突起39の基端部39bが、フェンダー・インナ28の底壁31bに対して円弧状に拡幅して接続されているため、被支持面46t−1から受ける反力をフェンダー・インナ28の底壁31bにより円滑に伝達することができる。
特に、本実施形態においては、支持突起39の基端部39bの前部側が、後部車体フレームFrの後部クロスメンバ26rとの結合部に向かって円弧状に拡幅しているため、被支持面46t−1から受ける反力を円滑に後部車体フレームFr側に支持させることができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1では、フェンダー・アウタ29側の固定ブロック53の基端部53s−1が先端部53s−2よりも幅広に形成されているため、嵌合突起52を通して後部車体フレームFrから受ける反力を、固定ブロック53の幅広の基端部53s−1でフェンダー・アウタ29の天井壁46tに円滑に伝達することができる。したがって、この構成を採用した場合には、固定ブロック53の全域を幅広に形成する場合に比較して、固定ブロック53の小型・軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1では、固定ブロック53の後壁53rに鉛直方向に沿って延出する溝状の凹部54が設けられているため、固定ブロック53の後壁53rの断面係数が増加する。したがって、この構成を採用した場合には、固定ブロック53の小型化を図りつつ固定ブロック53の曲げ剛性を高めることができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1においては、フェンダー・インナ28の一対の支持突起39の間に、下方に(固定ブロック53と相反する方向に)窪むハーネス収納溝55が設けられ、そのハーネス収納溝55に電気配線58が配線されている。このため、ハーネス収納溝55に収納された電気配線58を剛性の高い一対の支持突起39と固定ブロック53とによって取り囲んで保護することができる。
また、この構成の場合、電気配線58をハーネス収納溝55内に配線する場合には、一対の支持突起39を、電気配線58を案内するためのガイドとして利用することができる。したがって、この構成を採用した場合には、電気配線58の配線作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、フェンダー・アウタ29が取付部(固定ブロック53)を有する第1外装部品を構成し、フェンダー・インナ28が支持突起39を有する第2外装部品を構成しているが、逆にフェンダー・インナ28が第1外装部品を構成し、フェンダー・アウタ29が第2外装部品を構成するようにしても良い。
また、本発明に係る鞍乗り型車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両)
27…後側リヤフェンダー(中空外装部品)
28…フェンダー・インナ(第2外装部品)
29…フェンダー・アウタ(第1外装部品)
39…支持突起
39a…支持面
39b…基端部
45a…嵌合孔
46t−1…被支持面
49…空間部
52…嵌合突起
53…固定ブロック(取付部)
53s−1…基端部
53s−2…先端部
54…凹部
55…ハーネス収納溝

Claims (9)

  1. 後部車体フレーム(Fr)と、
    前記後部車体フレーム(Fr)に取り付けられた中空外装部品(27)と、を備え、
    前記中空外装部品(27)は、相互に対向して配置され、相互間に空間部(49)が設けられる第1外装部品(29)と第2外装部品(28)とを備え、
    前記第1外装部品(29)は、前記空間部(49)内で前記後部車体フレーム(Fr)に取り付けられる取付部(53)を備え、
    前記第2外装部品(28)は、前記空間部(49)内の前記取付部(53)の近傍で前記第1外装部品(29)の内面に対向して配置される支持突起(39)を備え、かつ、前記後部車体フレーム(Fr)に取り付けられており、
    前記支持突起(39)の先端の支持面(39a)は、当該支持面(39a)と対向する第1外装部品(29)の被支持面(46t−1)と離間して設けられ、
    前記支持面(39a)と前記被支持面(46t−1)の離間距離は、前記支持面(39a)と前記被支持面(46t−1)が前記第1外装部品(29)と前記第2外装部品(28)の弾性限界の範囲内で当接する距離に設定されている
    鞍乗り型車両。
  2. 前記取付部(53)は、前記第1外装部品(29)の車幅方向略中央に配置されるとともに、前記後部車体フレーム(Fr)の車幅方向略中央位置に取り付けられ、
    前記第2外装部品の前記支持突起(39)は、前記取付部(53)の車幅方向両側位置に配置されている
    請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記取付部(53)は、車両の上下方向と前後方向に対して傾斜し、先端部が前記後部車体フレーム(Fr)側の嵌合孔(45a)に嵌入される嵌合突起(52)を有している
    請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記支持突起(39)の先端の支持面(39a)は、当該支持面(39a)と対向する第1外装部品(29)の被支持面(46t−1)に略沿う形状に形成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記支持突起(39)の基端側は、先端の支持面(39a)の近傍部よりも幅広に形成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記支持突起(39)の基端部(39b)は、前記第2外装部品(28)の本体部に対して円弧状に拡幅して接続されている
    請求項1〜4、及び6のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記取付部(53)の基端部(53s−1)は、先端部(53s−2)よりも幅広に形成されている
    請求項1〜4、及び6〜7のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記取付部(53)には、鉛直方向に延出する凹部(54)、若しくは、凸部が設けられている
    請求項1〜4、及び6〜8のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記第2外装部品(28)の前記支持突起(39)は、前記第1外装部品(29)の前記取付部(53)の車幅方向両側位置に一対設けられ、
    前記第2外装部品(28)の一対の前記支持突起(39)の間には、前記取付部(53)と相反する側に窪むハーネス収納溝(55)が設けられている
    請求項1〜4、及び6〜9のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
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