JP2010221778A - フェンダー構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フェンダー本体よりも車幅方向内側に配置される内側部材の組み付けが容易なフェンダー構造を得る。
【解決手段】フェンダーライナー本体16Bに形成された突起部16Mを、補強部材24に形成された収容凹部24Hに差し込むことで、補強部材24がフェンダーライナー16に対し所定位置で一体化される。この状態で、締結孔16H、14Hにリベット18を挿通させて締結し、フェンダーライナー16をフェンダー本体14に対し所定位置に取り付ければ、補強部材24も所定位置に配置できる。
【選択図】図2
【解決手段】フェンダーライナー本体16Bに形成された突起部16Mを、補強部材24に形成された収容凹部24Hに差し込むことで、補強部材24がフェンダーライナー16に対し所定位置で一体化される。この状態で、締結孔16H、14Hにリベット18を挿通させて締結し、フェンダーライナー16をフェンダー本体14に対し所定位置に取り付ければ、補強部材24も所定位置に配置できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両のフェンダー構造に関する。
車両のフェンダー構造として、特許文献1には、フェンダー本体の裏面側に形成した段部にエネルギー吸収部材を下から係合させると共に、フェンダー本体の貫通孔に、エネルギー吸収部材の突起を嵌合させてボルト締結するようにした構造が記載されている。
しかし、特許文献1の構造では、エネルギー吸収部材(フェンダー本体よりも車幅方向内側に配置する部材)をフェンダー本体に下から係合させる必要があるので、組み付けが困難となることがあり、作業性が低い。
本発明は上記事実を考慮し、フェンダー本体よりも車幅方向内側に配置される内側部材の組み付けが容易なフェンダー構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、車両のフェンダー部を構成するフェンダー本体と、前記フェンダー本体の下方で車両のホールハウス内側に配置されるフェンダーライナーと、前記フェンダー本体よりも車幅方向内側で且つ前記フェンダーライナーよりも上方に配置された内側部材と、前記フェンダーライナーと前記内側部材とを一体化する一体化手段と、を有する。
本発明では、フェンダー本体よりも車幅方向内側で且つフェンダーライナーよりも上方に内側部材が配置されるが、この内側部材とフェンダーライナーとは、一体化手段で一体化されている。したがって、フェンダーライナーを車体に組み付けることで、内側部材も所定の位置に組み付けられるので、組み付けが容易になる。
本発明は上記構成としたので、フェンダー本体よりも車幅方向内側に配置される部材の組み付けが容易なフェンダー構造が得られる。
図1には、本発明が適用されるフェンダーパネル10が側面視(車幅方向に沿って見た状態)にて示されている。また、図2には、図1のII−II線断面において、本発明の第1実施形態のフェンダー構造12が断面図で示されている。なお、各図面において、車両前方を矢印FRで、車幅方向外側を矢印OUTで、上方を矢印UPでそれぞれ示すこととする。
図2から分かるように、本実施形態のフェンダー構造12では、フェンダー本体14の下方もホイールハウス内側に、たとえばポリプロピレン等の樹脂材料で構成されたフェンダーライナー16が配置されている。図3及び図4に詳細に示すように、フェンダーライナー16は、ホイールハウス内側を覆うように湾曲されたフェンダーライナー本体16Bを有しており、フェンダーライナー本体16Bの車幅方向外側には、車両前後方向に所定間隔をあけて、複数の締結凸部16Tが形成されている。この締結凸部16Tに形成された締結孔16Hと、フェンダー本体14に形成された締結孔14Hとに、図2に示すようにリベット18等の締結部材を挿通して、フェンダーライナー16がフェンダー本体14に締結固定されるようになっている。
フェンダー本体14よりも車幅方向内側には、カウルトップサイド20が配置されており、フェンダー本体14とカウルトップサイド20との間に所定の間隙22が構成されている。この間隙22には、補強部材24が配置されている、本実施形態では、補強部材24はPP製の発泡樹脂によって略ブロック状に成形されており、フェンダー本体14を補強して、その面剛性(張り剛性)を向上させている。
フェンダーライナー本体16Bには、車幅方向略中央で、且つ車両前後方向の略中央の位置において局所的に上方に突出した突起部16Mが形成されている。
これに対し、補強部材24の下面には、突起部16Mが差し込まれて収容される収容凹部24Hが形成されている。特に本実施形態では、突起部16Mの差込途中で突起部16Mの外面と収容凹部24Hの内面とが干渉し、突起部16Mがわずかに弾性的に圧縮されるようになっている。そして、これにより、突起部16Mの収容凹部24Hからの不用意な抜けが防止され、補強部材24がフェンダーライナー16に対し所定位置で固定(一体化)される。また、このように補強部材24をフェンダーライナー16と一体化した状態では、フェンダーライナー16が補強部材24を下側から支持している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のフェンダー構造12では、突起部16Mを収容凹部24Hに差し込むことで、補強部材24がフェンダーライナー16と一体化されている。そして、このように一体化した状態で、締結孔16H、14Hにリベット18を挿通させて締結させれば、フェンダーライナー16をフェンダー本体14に対し所定位置に取り付けることができる。既に補強部材24はフェンダーライナー16の所定位置に一体化されているので、フェンダー本体14に対しても、フェンダー本体14の下側から間隙22に進入させて所定位置に配置することができる。そして、所定位置に配置された補強部材24によって、フェンダー本体14の面剛性(張り剛性)が向上される。
この状態で、図2に示すように車幅方向外側から力Fが作用すると、補強部材24、カウルトップサイド20及びフェンダーライナー16でこの力Fを受け、フェンダーパネル10全体としても剛性を確保できる。
以上の説明から分かるように、本実施形態では、補強部材24をフェンダーライナー16と一体化しているので、補強部材24をフェンダー本体14の下側から間隙22に進入させて組み付けるときに、たとえば補強部材24の組み付け位置が視認できない場合でも、フェンダーライナー16をフェンダー本体14に組み付ける作業で、補強部材24を所定位置に配置でき、組み付けが容易になる。
しかも、補強部材24をフェンダーライナー16と一体化しているので、補強部材24単独でも脱落を防止でき、フェンダー本体14の面剛性(張り剛性)を確保した状態を維持可能となる。特に、本実施形態では、フェンダーライナー16によって補強部材24を下側から支持しているので、補強部材24の脱落をより確実に防止できる。
また、あらかじめ補強部材24がフェンダーライナー16に組み付けられているので、車体への組み付け作業時には、フェンダーライナー16をフェンダー本体14に組み付ける工程で、補強部材24をフェンダー本体14に組み付ける工程も実質的に行えることになる。すなわち、補強部材24をフェンダー本体14に組み付ける工程が不要となるので、組み付け工数が少なくなる
なお、本発明の一体化手段として、上記第1実施形態では、突起部16M及び収容凹部24Hで構成されたものを例に挙げたが、一体化手段はこれに限定されない。たとえば、両面テープ、面ファスナー、接着剤、クリップ等によって一体化してもよい。
図5には、本発明の第2実施形態のフェンダー構造54が示されている。第2実施形態では、第1実施形態の補強部材24に代えて、フェンダーライナー16の上面を上方へ膨出させた補強部54が構成されている。すなわち、第2実施形態の補強部材である補強部54は、フェンダーライナー16と一体成形されており、これによって本願の「一体化手段」が構成されている。したがって、補強部54はフェンダーライナー16と同一の材料(たとえばポリエチレン樹脂)で構成される。
このような構成の第2実施形態においても、フェンダーライナー16をフェンダー本体14に組み付ける作業で、補強部54も同時に、所定位置に組み付けることができる。
しかも、第2実施形態では、補強部54がフェンダーライナー16と一体成形されているので、第1実施形態よりも部品点数が少なくなる。
なお、上記では、本発明の内側部材(フェンダー本体よりも車幅方向内側で、且つフェンダーライナーよりも上方に配置される部材)として、補強部材24(あるいは補強部54)を挙げたが、内側部材としては、このようにフェンダー本体14を補強するものに限られない。
10 フェンダーパネル
12 フェンダー構造
14 フェンダー本体
14H 締結孔
16 フェンダーライナー
16M 突起部(一体化手段)
18 リベット
20 カウルトップサイド
24H 収容凹部(一体化手段)
24 補強部材
54 フェンダー構造
54 補強部
12 フェンダー構造
14 フェンダー本体
14H 締結孔
16 フェンダーライナー
16M 突起部(一体化手段)
18 リベット
20 カウルトップサイド
24H 収容凹部(一体化手段)
24 補強部材
54 フェンダー構造
54 補強部
Claims (1)
- 車両のフェンダー部を構成するフェンダー本体と、
前記フェンダー本体の下方で車両のホールハウス内側に配置されるフェンダーライナーと、
前記フェンダー本体よりも車幅方向内側で且つ前記フェンダーライナーよりも上方に配置された内側部材と、
前記フェンダーライナーと前記内側部材とを一体化する一体化手段と、
を有するフェンダー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009069735A JP2010221778A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | フェンダー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009069735A JP2010221778A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | フェンダー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010221778A true JP2010221778A (ja) | 2010-10-07 |
Family
ID=43039445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009069735A Pending JP2010221778A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | フェンダー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010221778A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010414A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Honda Motor Co Ltd | 車両の前部車体 |
CN110446653A (zh) * | 2017-03-27 | 2019-11-12 | 本田技研工业株式会社 | 跨骑型车辆 |
-
2009
- 2009-03-23 JP JP2009069735A patent/JP2010221778A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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