JP5007642B2 - 電子メール配信システム - Google Patents

電子メール配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5007642B2
JP5007642B2 JP2007254771A JP2007254771A JP5007642B2 JP 5007642 B2 JP5007642 B2 JP 5007642B2 JP 2007254771 A JP2007254771 A JP 2007254771A JP 2007254771 A JP2007254771 A JP 2007254771A JP 5007642 B2 JP5007642 B2 JP 5007642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
mail
user
address
email
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007254771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009086936A5 (ja
JP2009086936A (ja
Inventor
佳弘 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007254771A priority Critical patent/JP5007642B2/ja
Publication of JP2009086936A publication Critical patent/JP2009086936A/ja
Publication of JP2009086936A5 publication Critical patent/JP2009086936A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5007642B2 publication Critical patent/JP5007642B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は電子メール配信システム関し、特に対象文書に対する処理を実行したユーザの少なくとも一部に対して電子メールを送付する電子メール配信システム関する。
オフィス内等においては、作成した文書を複数人で共有するために、電子メール等を通じて電子文書を配布したり、インターネット上に電子文書をアップロードしたりすることが頻繁に行われている。このような場合に、電子文書を閲覧等した人が、その文書の作成者や、過去から現在に至るまでにその文書の作成に関与した人、現在その文書を保持している人などに対してメッセージを送信したい場合がある。具体的には、例えば、電子文書や紙文書を読んだ人が、文書中に誤りや訂正箇所を発見し、それらについて文書の作成者等に通知したい場合や、文書中の不明な部分について、その文書の作成者等に質問をしたい場合などである。
従来は、電子メールで送信される電子文書の場合には、その送信元に対してメールを返信し、また、文書中に文書作成者の連絡先(メールアドレスや電話番号、ファックス番号など)が記載されているような場合には、その連絡先に対して連絡するなどして、メッセージを伝えることとしていた。また、紙文書(印刷物)の場合、印刷物にメールアドレスに対応するコード情報を予め印刷しておき、そのコード情報を携帯端末で読み込んで、メール送信するという技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−250922号公報
上記特許文献1に記載の技術では、コード情報に含まれる特定の相手(例えば、文書の作成者)に対する電子メール送信は可能である。しかしながら、文書が電子的な複写などを経て、多くの利用者に次々と配布されていった場合、各利用者に対してメッセージを送信するには、それら利用者を特定して、メールアドレスを収集する必要があり、作業に手間と時間を要する。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を向上することが可能な電子メール配信システム提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子メール配信システムは、対象文書に対するユーザによる処理履歴を取得する履歴取得手段と、前記処理履歴に基づいて、前記処理を行ったユーザのメールアドレスを取得するアドレス取得手段と、前記対象文書に付与された識別子を読み取った情報端末による、前記識別子に基づく指示に応じて、前記アドレス取得手段により取得されたメールアドレスの少なくとも一部に対して、電子メールを送付する送付手段と、を備え、前記情報端末は、前記処理の内容を示すフィルタ情報と、前記対象文書の文書情報とを含む複数の仮のメールアドレスを作成するとともに、該複数の仮のメールアドレスのうち、前記処理の内容に応じてユーザにより選択された少なくとも1つの仮のメールアドレスを前記送付手段に送信し、前記送付手段は、前記アドレス取得手段で取得されたメールアドレスから、前記ユーザにより選択された少なくとも1つの仮のメールアドレスに対応するメールアドレスを選別し、該選別されたメールアドレスに対して、前記電子メールを送付することを特徴とする。
また、本発明の電子メール配信システムは、対象文書を識別する情報と、前記対象文書に対してユーザにより行われた操作を特定する情報と、前記操作を行ったユーザを特定する情報とを含む操作履歴情報が登録される文書操作履歴管理手段から前記操作履歴情報を取得する履歴取得手段と、ユーザのメールアドレスを取得するアドレス取得手段と、電子メールを受信する受信手段と、前記対象文書に対する操作の内容を示すフィルタ情報と該対象文書を特定する文書情報とを含む仮のメールアドレスが宛先に記載された電子メールが前記受信手段により受信されたことに応じて、前記履歴取得手段により取得された前記操作履歴情報に基づき前記仮のメールアドレスに含まれる文書情報に対応する対象文書に対して前記仮のメールアドレスに含まれる前記フィルタ情報に対応する操作を行ったユーザを抽出し、前記抽出されたユーザのメールアドレスの集合を前記アドレス取得手段により取得されたメールアドレスに基づき求め、前記受信手段により受信された電子メールの内容を含む電子メールを、前記求められたメールアドレスの集合に対して送付する送付手段と、を備えている。
ここで、対象文書に対する処理履歴としては、たとえば、対象文書の印刷履歴、対象文書の閲覧履歴、対象文書の複製履歴、前記対象文書の編集履歴などが挙げられる。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上することが可能な電子メール配信システム提供することができる。
《第1の実施形態》
以下、本発明の電子メール配信システム実施に好適な情報処理システム100の第1の実施形態について、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1には、本第1の実施形態の情報処理システム100の構成が概略的に示されている。この図1に示されるように、本第1の実施形態の情報処理システム100は、携帯電話用ウェブメールサーバ1aと、メールサーバ1bと、文書操作履歴管理サーバ1cと、文書サーバ1dと、複合機2と、ユーザが自席にて使用する自席パーソナルコンピュータ(PC)4A,4Bと、を備えており、これら各装置は、イントラネット6に接続されている。また、イントラネット6は、SSL−VPN(Secure Socket Layer Virtual Private Network)装置5を介して、インターネットに接続されている。
携帯電話用ウェブメールサーバ1aは、ユーザが使用する携帯電話3から送信されたメールを携帯電話回線網、インターネット、SSL−VPN装置5を介して受け取るとともに、送信されたメールの宛先が電子メール(PC)のユーザであった場合にメールサーバ1bに転送する。また、携帯電話用ウェブメールサーバ1aは、PCのユーザなどから携帯電話3へ送られてきた電子メールをメールサーバ1bから受け取り、SSL−VPN装置5、インターネット及び携帯電話回線網を介して、携帯電話3に対してメールを送信する。
メールサーバ1bは、携帯電話用ウェブメールサーバ1aから転送されたメールを、インターネットメール形式に変換して、自席PC4A,4B、及びインターネット上に存在する別のPCに電子メール(インターネットメール形式)として送信する。また、メールサーバ1bは、PCのユーザなどから携帯電話3へ送られてきた電子メール(インターネットメール形式)を携帯電話用にメールフォーマット変換して、携帯電話用ウェブメールサーバ1aに対して転送する。
なお、図2のブロック図においては、上記携帯電話用ウェブメールサーバ1aとメールサーバ1bの機能を纏めて、「メッセージ送信機能」として示している。
図1に戻り、文書操作履歴管理サーバ1cは、ユーザにより履歴追跡対象文書として選択された文書を登録する(当該文書のID(文書ID)を履歴追跡対象文書ID集合に登録する)とともに、その履歴追跡対象文書に対して、自席PC4A,4Bなどにおいて所定の操作(登録、ファイルオープン、ダウンロード、削除、編集等)が行われたときにその操作履歴を登録する。また、文書操作履歴管理サーバ1cは、図2に示されるように、操作履歴保存機能(操作内容を登録する機能)と、携帯電話3により行われる文書IDに基づく問い合わせを受信して、操作履歴保存機能から文書IDに対応する操作履歴を抽出する機能(関連ユーザ検索依頼受信機能)と、を備えている。
図1に戻り、文書サーバ1dは、例えば自席PC4A、4B等において作成された文書を各PCなどにおいて共有するために、文書を格納しておくためのサーバである。自席PC4A,4Bからは、文書サーバ1d内に格納されている文書にアクセスすることで、閲覧やダウンロードなどを行うことが可能である。
複合機2は、紙文書をスキャンする機能や、コピー機能、印刷機能、ファックス機能などを有している。この複合機2では、文書操作履歴管理サーバ1cにおいて、履歴追跡対象文書として登録された文書を印刷する際には、図3に示されるように、その文書に付与された識別子(文書ID)を表すQRコードから成る識別子コード11を、紙媒体の一部に印刷する。図2においては、この印刷機能が、「ID付き文書印刷機能」として示されている。なお、識別子コード11としては、バーコードなどの別のコードを採用しても良い。
自席PC4A,4Bは、文書に対する所定の操作(登録、ファイルオープン、ダウンロード、削除、編集等)を行うためのものである。これら自席PC4A,4Bは、図2に示されるように、文書に対するユーザの操作を検出する機能(文書操作検出機能)を有しており、ユーザによる操作を検出した場合には、文書操作履歴管理サーバ1cの操作履歴保存機能に対して、その検出結果を送信する。したがって、文書操作検出機能によると、文書サーバ1dに格納された文書に対する操作のみならず、自席PC4A,4Bにメールなどで配信された文書に対する操作なども検出することが可能である。
携帯電話3は、図2に示されるように、識別子コード11を撮影可能なカメラ13を有している。また、携帯電話3は、カメラ13により撮影された識別子コード11の撮影画像に基づいて文書IDを検出する機能(文書ID検出機能)と、検出された文書IDに対応する文書に対する操作を行ったユーザの検索依頼を文書操作履歴管理サーバ1cに対して送信するとともに、文書操作履歴管理サーバ1cから返信されてくる検索結果を受信する機能(関連ユーザ検索依頼送信機能)と、ユーザにより作成されたメッセージを、文書操作履歴管理サーバ1cから返信されてくる検索結果に基づいて送信するための機能(メッセージ編集送信機能)とを有している。
SSL−VPN装置5は、暗号化にSSLを利用し、インターネットなどの公衆回線網に暗号化された仮想回線を構築して、企業の拠点間などを安全に結ぶための装置である。
次に、本第1の実施形態の情報処理システム100が処理するデータの構造について図4に基づいて説明する。
この図4に示されるように、携帯電話3は、取得文書IDを保持している。また、文書操作履歴管理サーバ1cは、サーバアドレスを保持するとともに、文書操作履歴データを保持している。文書操作履歴データは、文書ID、操作名、操作者、派生元文書IDを含む。なお、文書操作履歴管理サーバ1cは、操作者のメールアドレスに関するデータベースも保持している。したがって、文書操作履歴管理サーバ1cは、文書操作履歴データとデータベースとから、文書に対する操作を行ったユーザのメールアドレスを取得することが可能である。また、文書サーバ1dは、サーバアドレスを保持するとともに、文書データを保持している。文書データは、文書IDとコンテンツとを含む。
次に、本第1の実施形態の情報処理システム100における処理について、図5〜図9に基づいて詳細に説明する。なお、以下においては、処理の流れに沿って、「履歴追跡対象文書の登録処理」→「文書操作履歴の蓄積処理」→「文書関与者への携帯電話からのメール送信処理」の順に説明するものとする。
<履歴追跡対象文書の登録処理>
この処理では、まず、自席PC4A(又は4B)のユーザにより、履歴追跡対象に設定する文書ファイル(例えばアイコン)上にマウスのカーソルが載せられ、マウスの右ボタンがクリックされると、自席PC4A(又は4B)の画面上には、図5に示されるような右ボタンメニューが表示される。
次いで、ユーザにより、図5の右ボタンメニューの中から、「履歴追跡文書として登録」の項目にマウスカーソルが合わせられ、マウスの左ボタンがクリックされると、自席PC4A(又は4B)は、そのユーザの操作(指示)を、文書操作履歴管理サーバ1cに送信する。これにより、指定された文書が、文書操作履歴管理サーバ1cにおいて、履歴追跡対象文書として登録される。なお、この登録は、実際には、自席PC4A又は4Bから文書操作履歴管理サーバ1cに対して、追跡文書登録メッセージ(当該メッセージは、履歴追跡対象文書の文書IDとメッセージIDとを含んでいる)の形で依頼がなされ、文書操作履歴管理サーバ1cが、追跡文書登録メッセージ中に含まれる文書IDを、追跡対象文書ID集合に登録することにより、行われる。なお、文書IDは、自席PC4A(又は4B)において、その文書のコンテンツをキーとするハッシュ値として計算されている。
<文書操作履歴の蓄積処理>
この処理では、自席PC4A(又は4B)上で動作する文書操作検出機能(図2参照)によって、自席PC4A(又は4B)上で文書に対してユーザが行った操作(登録、オープン、ダウンロード、削除、編集等)が、検出されると、各自席PCでは、文書操作履歴登録依頼メッセージ(メッセージID、操作者、文書ID、操作内容、及び日時を含む)を生成し、図6のフローに示されるように、そのメッセージを文書操作履歴管理サーバ1cに随時送信する。
これに対し、文書操作履歴登録依頼メッセージを受信した文書操作履歴管理サーバ1cは、受信したメッセージに含まれる文書IDに基づいて、そのメッセージに含まれる操作履歴(操作名、操作者)を、文書操作履歴集合(図3参照)に登録する。なお、文書の編集等を行うことにより、コンテンツの内容が変更された場合には、その旨、及び編集前の文書との派生関係もメッセージに追加された上で文書操作履歴管理サーバ1cに送信されるため、文書操作履歴管理サーバ1cでは、この内容についても、文書操作履歴集合に登録する。
<文書関与者への携帯電話からのメール送信処理>
この処理の前提として、履歴追跡対象文書は、複合機2によって、既に紙媒体に印刷されているものとする。この印刷は、自席PC4A(又は4B)のユーザによって、マウスカーソルが履歴追跡対象文書のファイルに合わせられ、かつその状態で右ボタンがクリックされることにより表示される右ボタンメニュー(図5参照)から「印刷」の項目が選択されることにより、行われる。なお、ここでは、紙媒体上に、履歴追跡対象文書(コンテンツ)とともに、図3に示されるような履歴追跡対象文書IDをコード化したイメージ(QRコード)から成る識別子コード11が印刷される。
なお、ここでのメール送信処理は、紙媒体に印刷された履歴追跡対象文書を読んだユーザが、例えば、文書の一部に誤記などを発見し、その内容(メッセージ)を、文書を閲覧している他のユーザに対して携帯電話から伝えたい場合などを想定したものである。
まず、メッセージを伝えたいユーザにより、携帯電話3の画面上に、電子メール機能のメニュー(図8(a)参照)が呼び出され、そのメニューから、「紙文書IDメール」の項目が選択されると、携帯電話3は、図8(b)に示されるように携帯電話3のカメラ機能を起動する(図8(b)では、カメラの撮影領域が、画面の中央部近傍に矩形領域として示されている)。
次いで、ユーザによって、携帯電話3のカメラ13を用いた識別子コード11の撮影が図8(c)のようにして行われると(図7の符号(1)参照)、携帯電話3の文書ID検出機能(図2参照)は、その識別子コード11に基づいて文書IDを検出する。
次いで、携帯電話3は、検出した文書IDに関する「関連ユーザ検索依頼(メッセージ)」(メッセージIDと文書IDとを含む)を、文書操作履歴管理サーバ1cに送信する(図7の符号(2)参照)。
これに対し、「関連ユーザ検索依頼(メッセージ)」を受信した文書操作履歴管理サーバ1cは、当該メッセージの文書IDに対応する文書操作履歴集合を取得し、その操作集合の中から、文書操作に関与したユーザを抽出して、ユーザ集合(メールアドレスの集合)を算出する。また、文書操作履歴管理サーバ1cが保持する操作者のメールアドレスに関するデータベースに基づいて、それらのユーザ集合(メールアドレス集合)を算出し、「関連ユーザ検索応答(メッセージ)」(関連ユーザ検索応答(メッセージ)は、応答対象メッセージIDと検索結果とを含んでいる)として、携帯電話3に送信する(図7の符号(3)参照)。
この場合、文書操作履歴管理サーバ1cは、メールアドレス集合として、例えば、「文書に関与した者全員」、「文書の作成者」、「文書の閲覧者」、「文書の所有者」などにグループ分けした状態で、携帯電話3に送信することとしている。
次いで、ユーザによるメール作成及び、送信先の決定が行われる(図7の符号(4)参照)。具体的には、例えば、携帯電話3の画面上には、図8(d)に示されるように、メールの本文の記入欄が表示されるので、ユーザによって、その欄内に、メッセージ(例えば、修正部分の指摘や作成者に対する質問等)が記入された後、「次へ」ボタンが押された段階で、携帯電話3は、図8(e)に示されるような送信者選択画面を表示する。次いで、この図8(e)の送信者選択画面において、ユーザにより、メールを送信したいグループが指定され、「送信確認」ボタンが押されると、携帯電話3は、図8(f)に示されるような送信確認画面を表示する。
そして、図8(f)の画面において、ユーザにより、当該画面において送信先やメッセージ内容が確認され、「OK」ボタンが押されると、携帯電話3は、メールをメールサーバ1bに送信する(実際には、図1の携帯電話用ウェブメールサーバ1aを介してメールサーバ1bに送信する)。また、メールサーバ1bは、ユーザにより指定されたグループに属するメールアドレスに対して、メールを送信する。
このような処理を経ることにより、ユーザは、文書に関与したメンバーの特定や、そのメンバーのメールアドレスの取得など、煩雑な手続きを行うことなく、メールを送信したいグループに対して簡易にメール送信(メッセージ伝達)を行うことが可能である。
なお、ここで送信されるメールには、閲覧追跡対象文書IDが自動的に付記されるようになっている。これにより、メールを受信したユーザは、閲覧追跡対象文書IDに基づいて、文書サーバ1d内の文書にアクセスすることができるので、メール(メッセージ)に対応する文書の閲覧等を簡易に行うことができる。なお、閲覧追跡対象文書IDに代えて、閲覧追跡対象文書の参照URL(リンク)を付記することとしても良い。これにより、メールを受信したユーザは、閲覧追跡対象文書の検索を行うことなく、メールに付記された参照URL(リンク)を選択する操作を行うのみで、閲覧追跡対象文書に対してアクセスすることができる。
なお、図9には、上記処理の内容が、模式的に示されている。この図9において、各点線矢印に付された符号(2)〜(6)は、図7において付した符号と対応している。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、文書操作履歴管理サーバ1cにおいて、履歴追跡対象文書に対するユーザによる処理履歴及びその処理を行ったユーザに対応するメールアドレスが取得され、携帯電話3からの指示(文書IDを含む「関連ユーザ検索依頼(メッセージ)」)に応じて、文書操作履歴管理サーバ1cが、履歴追跡対象文書に対応するメールアドレスの集合(関連ユーザ検索応答(メッセージ))を携帯電話3に返信し、ユーザは、そのメールアドレス集合を用いてメールを送信するので、ユーザは、履歴追跡対象文書に対する処理を行ったユーザ(履歴追跡対象文書に関与したユーザ)の特定作業や、その特定されたユーザのメールアドレスの入手及び手入力などを行うことなく、メールを送信することができる。これにより、メール送信におけるユーザの利便性を向上することができる。
また、本第1の実施形態では、自席PC4A(又は4B)からの操作により、複数の文書から、履歴追跡対象文書を設定・登録することとしているので、履歴追跡対象文書を選択的に設定することにより、文書操作履歴管理サーバ1cにより取得される情報量を極力少なくすることができる。
また、本第1の実施形態では、履歴追跡対象文書が複合機2により紙媒体に印刷される際に、履歴追跡対象文書IDをコード化したイメージから成る識別子コード11が印刷されるので、当該識別子コード11を携帯電話3で読み取る(カメラで撮影する)のみで、文書IDを簡易に認識することができる。
また、本第1の実施形態では、図8(e)等から分かるように、携帯電話3の画面上には、ユーザのメールアドレスが一切表示されない(メールアドレスが秘匿されている)ため、各ユーザの個人情報等を保護することが可能である。
また、本第1の実施形態では、文書操作履歴管理サーバ1cが、履歴追跡対象文書に対する処理の種類に応じて、メールアドレスをグループ分けした状態で、携帯電話3に送信することとしているので、ユーザは、携帯電話3の画面上で適切なメール送信先(送信先グループ)を選択して、メールの送信を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態では、携帯電話3から送信したメールを、文書ごとに、文書操作履歴管理サーバ1cや文書サーバ1dなどに保管(蓄積)しておくこととしても良い。このようにすることにより、新たに閲覧追跡対象文書に関与したユーザが、過去にユーザ間で行われたメールのやり取りを閲覧することが可能となる。
また、上記第1の実施形態では、メールの送信先を、文書の操作に関与した全員、文書の作成者、閲覧者、所有者などによって取捨選択できるようにしていたが(図8(e)参照)、これに限らず、例えば、文書の削除者など、その他のグループを選択できるようにしても良い。また、操作内容、操作日時、使用した機器などの操作内容や、操作時のコンテクスト(日時(具体的には、ある日時以降に操作したユーザにのみメールを送信)、場所、使用機器等)によって、取捨選択できるようにしても良い。
なお、上記第1の実施形態では、携帯電話3からメールを送信する場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、自席PC4A(又は4B)から、メール送信を行うことも可能である。
これについて具体的に説明すると、自席PC4Aのユーザにより、文書が選択され、右ボタンメニューから「関与者へのメール送信」の項目(図5参照)が選択されると、図10に点線矢印(1)で示されるように、自席PC4Aは、当該文書の文書IDに基づく関連ユーザ検索依頼(メッセージ)(メッセージIDと文書IDとを含む)を、文書操作履歴サーバに送信する。
これに対し、関連ユーザ検索依頼(メッセージ)を受信した文書操作履歴管理サーバ1cは、当該メッセージ中に含まれている文書IDに関する文書操作履歴集合を取り出し、その操作集合の中から、文書操作に関与したユーザを抽出して、ユーザ集合(メールアドレスの集合)を算出する。そして、それらのユーザ集合が宛先となる電子メール送信シートを応答する(図10の点線矢印(2)参照)。
自席PC4Aは、上記電子メール送信シートを画面上に表示する。そして、自席PC4Aのユーザにより、電子メール送信シートにメール本文(メッセージ)が入力され、「送信」ボタンが押された段階で、自席PC4Aは、電子メール送信シートのメールをメールサーバ1bに送信し(図10の点線矢印(3)参照)、その後、メールサーバ1bが、電子メール送信シートに記載された宛先(メールアドレス)に対して、メール送信を行う。
このように、ユーザが、自席PC4Aからメールを送信する場合でも、上記実施形態と同様、文書に関与したユーザの特定や、メールアドレスの取得・手入力などをすることなく、メールを特定のユーザに対して送信することが可能である。
なお、図10の場合、自席PC4Aの画面上には宛先にメールアドレスが記載された電子メール送信シートが表示されるので、ユーザは、宛先に記載されているメールアドレスの中から実際にメールを送信する相手を取捨選択することができる。ただし、これに限らず、文書操作履歴管理サーバ1cは、電子メール送信シートの宛先の欄に、メーリングリストのような各ユーザのメールアドレスを隠蔽したアドレスを表示することとしても良い。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について、図11(a)〜図12(b)に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、上述した第1の実施形態において説明した、<文書関与者への携帯電話からのメール送信処理>に特徴を有しており、その他の構成等は上記第1の実施形態と同一である。したがって、以下においては、<文書関与者への携帯電話からのメール送信処理>を中心に説明するものとする。
なお、本第2の実施形態の情報処理システムの処理の前提として、履歴追跡対象文書が、文書操作履歴管理サーバ1cに既に登録されているものとする。また、履歴追跡対象文書は、当該文書のID(識別子コード)とともに、複合機2を介して、紙媒体に印刷されているものとする。
本第2の実施形態では、まず、図11(a)に示されるように、携帯電話3の画面上にメニュー画面が表示された状態で、ユーザにより、「新規メール作成」の項目が選択されると、携帯電話3は、図11(b)に示されるような「新規メール作成」画面を表示する。
この状態で、ユーザにより、メール本文(メッセージ)が作成された後、ユーザにより、図11(c)に示されるように、「宛先」欄にカーソルが合わせられ、かつ「メニュー」ボタンが押されると、携帯電話3は、図11(d)に示されるように、画面上に「宛先メニュー」を表示する。
この状態で、ユーザにより、図11(d)の宛先メニューの中から、「文書に関連したユーザへのメール送信」が選択されると、携帯電話3は、文書IDの認識待ち(識別子コード11の撮影待ち)モードとなる。
この文書IDの認識待ちモードでは、携帯電話3は、画面上に、図11(e)に示されるようなメッセージを表示し、識別子コード11の撮影を行うようにユーザに要求する。
その後、ユーザにより、図11(f)に示されるように、識別子コード11が撮影されると、携帯電話3は、その識別子コード11から文書IDを検出するとともに、複数のアドレス候補を新たに作成して、このアドレス候補の一覧を、図12(a)に示されるようにして画面上に表示する。
ここで表示されるアドレス候補としては、例えば、
(a)all.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
(b)originator.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
(c)edited.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
(d)viewed.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
(e)deleted.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
(f)copied.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
(g)downloaded.3bc29a5b19c0521c9c319b010ab@XXX.co.jp
などが挙げられる。
上記のアドレス候補のアカウント名は、フィルタ情報((a)all=全員、(b)originator=作成者、(c)edited=編集をおこなったユーザ、(d)viewed=閲覧したユーザ、(e)deleted=削除したユーザ、(f)copied=コピーをおこなったユーザ、(g)downloaded=ダウンロードしたユーザ、を意味する)と、文書IDで構成されている。
その後、図12(a)に示されるように、上記アドレス候補の一覧の中から少なくとも1つ(ここでは、複数のグループを選択することも可能である)のグループ(アドレス候補)がユーザにより選択される(図12(a)では、閲覧したユーザグループが選択されている)とともに、「次へ」ボタンが押されると、携帯電話3は、宛先の欄に、ユーザによって選択されたグループ(アドレス候補)を記入した、「新規メール作成」の画面を表示する(図12(b)参照)。
その後、ユーザにより、メール内容が確認され、「送信」ボタンが押された段階で、携帯電話3は、メールサーバ1bに対してメールの送信を行う(実際には、携帯電話用ウェブメールサーバ1aを介してメールサーバ1bにメールを送信する)。
そして、メールサーバ1bでは、受信したメールの宛先に記載されたアドレス候補を解析する。この解析は、具体的には、アドレス候補から、フィルタ情報と文書IDとを抽出し、そのうちの文書IDに関連する文書操作履歴集合を、文書操作履歴管理サーバ1cから取り出すとともに、その文書操作履歴集合の中から、フィルタ情報に対応する処理(文書操作)を行ったユーザ(ここでは閲覧を行ったユーザ)を抽出して、ユーザ集合(メールアドレスの集合)を算出することにより行われる。
その後、メールサーバ1bでは、上記解析により算出されたユーザ集合(メールアドレスの集合)を、携帯電話3から送信されてきたメールの宛先に記載されていたメールアドレスと置換して、ユーザ集合(メールアドレスの集合)に対するメール送信を行う。
なお、説明は前後するが、本第2の実施形態では、上記処理を実現するため、構成各部として、図13に示されるような機能構成を採用することとしている。すなわち、図2と比較すると分かるように、本第2の実施形態(図13)では、携帯電話3の関連ユーザ検索依頼送信機能が省略されているとともに、文書操作履歴管理サーバ1cが関連ユーザ検索送信機能(フィルタ情報から送信先を特定する機能)を有しており、この関連ユーザ検索送信機能とメールサーバ(1a,1b)のメッセージ送信機能とが接続されている点に特徴を有している。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、上記第1の実施形態と同様、ユーザは、文書に対する処理を行ったユーザ(文書に関与したユーザ)の特定作業や、その特定されたユーザのメールアドレスの入手及び手入力などを行うことなく、電子メールを送信することが可能である。
また、本第2の実施形態によると、携帯電話3と文書操作履歴管理サーバ1cとの間の情報のやり取りが一方向(携帯電話3→文書操作履歴管理サーバ1c)のみにもかかわらず、所望のグループに対してメールを送信することができるので、送受信を簡素化することができるとともに、パケット通信料金等の低減を図ることが可能である。
なお、上記第2の実施形態では、メールサーバ1bが送信メールサーバ及び受信メールサーバの両方の機能を有する場合について説明したが、これに限らず、送信メールサーバと受信メールサーバとを別々の装置により構成することとしても良い。この場合には、図14に示されるような処理を行うこととすることができる。すなわち、図14に示されるように、(1)ユーザにより携帯電話3上のメールが編集(作成)され、(2)紙媒体に印刷された識別子コード11がカメラで撮影されると、(3)携帯電話3はアドレス集合を作成し、ユーザにより送信フィルタが指定された段階で、受信メールサーバに対してメールを送信する。(4)このメールを、受信メールサーバが受信したことを、文書操作履歴管理サーバ1cが確認すると、(5)文書操作履歴管理サーバ1cは、前述したアドレス解析、ユーザ検索、及び送信先の特定を行い、(6)送信メールサーバに対して、メールを送信する。そして、(7)送信メールサーバでは、特定された送信先に対して、メール送信を行う。以上のような処理を行うことにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第2の実施形態では、携帯電話3を用いてメールを送信する場合について説明したが、これに限らず、上記と同様の処理を、自席PC4A(又は4B)を用いて行うこととしても良い。ただし、自席PC4A(又は4B)の場合には、識別子コード11を撮影する必要が無いので、例えば、ユーザによって、右ボタンメニューから「関与者へのメールを新規作成」の項目(図5参照)が選択された段階で、自席PC4A(又は4B)において新たにアドレス候補が作成されるようにすれば良い。また、自席PC4A(又は4B)の画面上に、宛先にアドレス候補の一覧が表示されているメール送信シートを表示するようにし、ユーザは、そのアドレス候補の一覧の中から、送信したいアドレス候補を取捨選択することとすれば良い。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態について、図15〜図17に基づいて説明する。
本第3の実施形態は、複合機2を用いて、文書に対する処理を行ったユーザ(関与者)に対してメール送信を行う点が、上記第1、第2の実施形態と異なっている。したがって、以下においては、この点を中心に説明するとともに、上記各実施形態と同一又は同等の部分についての記載を省略するものとする。
本第3の実施形態の情報処理システム100’は、図15に示されるように、メールサーバ1bと、文書操作履歴管理サーバ1cと、複合機2,2’と、自席PC4A,4Bとを備えており、これら各構成は、イントラネット6に接続されている。ここで、複合機2、2’はPC等に対して電子メールを送信する機能を有している。
以下、この上記のように構成される情報処理システム100’によるメール送信処理について図16(a)〜図17に基づいて説明する。図16(a)〜図16(e)には、複合機2に設けられた画面(タッチパネル)の表示例が示されており、図17には、メール送信処理のフローが示されている。なお、当該処理の前提として、履歴追跡対象文書は、文書操作履歴管理サーバ1cに既に登録されているとともに、自席PC4Aからの指示により複合機2’において、履歴追跡対象文書が当該文書のID(識別子コード11)とともに、紙媒体に印刷されているものとする。
まず、情報処理システム100’では、複合機2の画面(タッチパネル)上に、図16(a)に示されるような、「スキャン&メール」のメニュー画面を表示する。このメニュー画面には、ユーザが送信先を指定してメールを送信する「送信先指定メール」の項目と、文書に関与したユーザに対してメールを送信する「文書IDメール」の項目、及び「文書に関連したユーザへのメール」の項目(これについては後述する)が含まれている。
次いで、この図16(a)の画面において、ユーザにより、「文書IDメール」の項目が選択されると、複合機2は、図16(b)に示されるように、画面上に、文書ID(識別子コード11)のスキャンを促すメッセージを表示する。
次いで、ユーザにより、文書ID(識別子コード11)が印刷された紙媒体が複合機2にセットされた後、「スタート」ボタンが押されると、複合機2は、紙媒体に印刷された識別子コード11をスキャンして、文書IDの読み取りを実行する(図17のフローにおける符号(1)参照)。
次いで、複合機2は、文書IDに基づいて「関連ユーザ検索依頼(メッセージ)」を、文書操作履歴管理サーバ1cに送信し(図17の符号(2)参照)、これを受信した文書操作履歴管理サーバ1cでは、当該メッセージ中に含まれている文書IDに関する文書操作履歴集合を取り出し、その文書操作履歴集合の中から、文書操作に関与したユーザを抽出して、ユーザ集合(メールアドレスの集合)を算出する。そして、それらのユーザ集合(メールアドレス集合)を「関連ユーザ検索応答(メッセージ)」として、複合機2に対して返信する(図17の符号(3)参照)。
この場合、メールアドレス集合は、例えば、「文書に関与した者全員」、「文書の作成者」、「文書の閲覧者」、「文書の所有者」などにグループ分けした状態で、複合機2に返信される。
次いで、複合機2では、文書操作履歴管理サーバ1cから返信されたユーザ集合(メールアドレス集合)のグループに基づいて、図16(c)に示されるように、画面上に「関与者全員」、「閲覧者全員」、「作成者」、「所有者全員」の項目を表示する。この状態で、ユーザにより、少なくとも1つのグループが選択され、「決定」ボタンが押されると、複合機2は、その画面上に、図16(d)に示されるような、「送信文書」のスキャンを促すメッセージを表示する。
ここで、送信文書としては、例えば、履歴追跡対象文書に手書きなどにより加除修正を施した紙媒体であっても良いし、単にメッセージ(例えば、図8(d)に記載したようなメッセージ)を記載した紙媒体などであっても良い。
その後、ユーザにより、複合機2に送信文書(紙媒体)がセットされ、「スタート」ボタンが押されると、複合機2は、送信文書のスキャンを実行するとともに(図17の符号(4)参照)、メールサーバ1bに対して、メール(スキャンした送信文書を添付ファイルとしたメール)を送信する(図17の符号(5)参照)。これに対し、メールサーバ1bでは、複合機2から送られてきたメール(送信文書が添付されているメール)を、図16(c)において選択された送信先に、送信する(図17の符号(6)参照)。
このようにして、メールサーバ1bによるメール送信が完了した段階で、複合機2が、その画面上に、図16(e)に示されるよう送信完了メッセージを表示することにより、本第3の実施形態の処理が終了する。
以上説明したように、本第3の実施形態によると、上記第1の実施形態と同様、ユーザは、文書に対する処理を行ったユーザ(文書に関与したユーザ)の特定作業や、その特定されたユーザのメールアドレスの入手及び手入力などを行うことなく、電子メールを送信することが可能である。
なお、上記第3の実施形態においても、送信されるメールには、閲覧追跡対象文書IDを付記することができる。また、これに代えて、メールに、文書の参照URLを付記することとしても良い。
なお、上記第3の実施形態では、メール送信機能を有する複合機を用いて、メール送信を行う場合について説明したが、これに限られるものではなく、メール通信機能を有するスキャナを用いて、メール送信を行うこととしても良い。
なお、上記第3の実施形態においても、上記第2の実施形態と同様、複合機2と文書操作履歴管理サーバ1cとの間のやり取りが、複合機2から文書操作履歴管理サーバ1cへの一方向のみとなるような処理を採用することもできる。
以下、この処理について、図18(a)〜図18(e)に基づいて、具体的に説明する。
まず、ユーザにより複合機2の画面上に、図18(a)に示されるようなメニューが呼び出され、ユーザによって、複合機2の画面上から「文書に関連したユーザへのメール」が選択されると、複合機2は、その画面上に、図18(b)に示されるような識別子コード11のスキャンを促すメッセージを表示する。
そして、ユーザがこの指示に従って、複合機2に紙文書をセットして、「スタート」ボタンを押すと、複合機2は紙文書をスキャンし、識別子コード11の読み取りを実行する。また、複合機2では、文書IDを検出し、前述したような、フィルタ情報と文書IDとを含むアドレス候補を作成し、その一覧を画面上に表示する(図18(c)参照)。
その後、ユーザによって、図18(c)のアドレス候補の一覧から、少なくとも1つのアドレス候補が選択され(図18(c)では、「閲覧したユーザ」のグループが選択されている)、「決定」ボタンが押されると、複合機2は、画面上に、宛先のグループ(アドレス候補)とともに、送信文書をスキャンするよう促すメッセージを表示する(図18(d)参照)。
画面にこの表示がされた後、ユーザにより、複合機2に送信文書(紙媒体)がセットされ、「スタート」ボタンが押されると、複合機2は、送信文書をスキャンした後、メールサーバ1bに対してメール(送信文書を添付ファイルとしたメール)を送信する。また、これを受信したメールサーバ1bでは、メールの宛先に記載されたアドレス候補を解析し、ユーザ集合(メールアドレスの集合)を特定して、当該ユーザ集合(メールアドレスの集合)に対してメールを送信する。
なお、本変形例においても、上記第2の実施形態と同様、送信メールサーバと受信メールサーバとを別々の装置により構成することとしても良い。この場合には、図14に示される処理と同様の処理(携帯電話3における処理を、複合機2の処理に置換した処理)を行うこととすれば良い。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
第1の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 図1の情報処理システムの機能ブロック図である。 紙媒体に印刷された識別子コードの一例を示す図である。 図1の情報処理システムで扱うデータの構造を示す図である。 自席PCにおいてマウスを右クリックした際に表示される右ボタンメニューを示す図である。 文書操作履歴の蓄積処理を示すフローである。 文書関与者への携帯電話からのメール送信処理を示すフローである。 図7の処理における、携帯電話の画面表示例を示す図である。 図7の処理を模式的に示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る、メール送信処理を模式的に示す図である。 第2の実施形態に係るメール送信処理における、携帯電話の画面表示例を示す図(その1)である。 第2の実施形態に係るメール送信処理における、携帯電話の画面表示例を示す図(その2)である。 第2の実施形態の情報処理システムの機能ブロック図である。 第2の実施形態の変形例における、メール送信処理を示すフローである。 第3の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 図15の複合機が有する画面(タッチパネル)の表示例を示す図である。 文書関与者への複合機からのメール送信処理を示すフローである。 第3の実施形態の変形例にかかる複合機が有する画面(タッチパネル)の表示例を示す図である。
符号の説明
1a 携帯電話用ウェルメールサーバ(送信手段の一部)
1b メ―ルサーバ(送信手段の一部)
1c 文書操作履歴管理サーバ(履歴取得手段、アドレス取得手段、送信手段の一部(アドレス送信手段)、対象文書設定手段)
2 複合機(情報端末、送信手段の一部(メール送信手段))
3 携帯電話(情報端末、送信手段の一部(メール送信手段))
4A 自席PC(情報端末、送信手段の一部(メール送信手段))
4B 自席PC(情報端末、送信手段の一部(メール送信手段))
11 識別子コード(コード)
13 カメラ

Claims (2)

  1. 対象文書に対するユーザによる処理履歴を取得する履歴取得手段と、
    前記処理履歴に基づいて、前記処理を行ったユーザのメールアドレスを取得するアドレス取得手段と、
    前記対象文書に付与された識別子を読み取った情報端末による、前記識別子に基づく指示に応じて、前記アドレス取得手段により取得されたメールアドレスの少なくとも一部に対して、電子メールを送付する送付手段と、を備え
    前記情報端末は、前記処理の内容を示すフィルタ情報と、前記対象文書の文書情報とを含む複数の仮のメールアドレスを作成するとともに、該複数の仮のメールアドレスのうち、前記処理の内容に応じてユーザにより選択された少なくとも1つの仮のメールアドレスを前記送付手段に送信し、
    前記送付手段は、前記アドレス取得手段で取得されたメールアドレスから、前記ユーザにより選択された少なくとも1つの仮のメールアドレスに対応するメールアドレスを選別し、該選別されたメールアドレスに対して、前記電子メールを送付することを特徴とする電子メール配信システム。
  2. 対象文書を識別する情報と、前記対象文書に対してユーザにより行われた操作を特定する情報と、前記操作を行ったユーザを特定する情報とを含む操作履歴情報が登録される文書操作履歴管理手段から前記操作履歴情報を取得する履歴取得手段と、
    ユーザのメールアドレスを取得するアドレス取得手段と、
    電子メールを受信する受信手段と、
    前記対象文書に対する操作の内容を示すフィルタ情報と該対象文書を特定する文書情報とを含む仮のメールアドレスが宛先に記載された電子メールが前記受信手段により受信されたことに応じて、前記履歴取得手段により取得された前記操作履歴情報に基づき前記仮のメールアドレスに含まれる文書情報に対応する対象文書に対して前記仮のメールアドレスに含まれる前記フィルタ情報に対応する操作を行ったユーザを抽出し、前記抽出されたユーザのメールアドレスの集合を前記アドレス取得手段により取得されたメールアドレスに基づき求め、前記受信手段により受信された電子メールの内容を含む電子メールを、前記求められたメールアドレスの集合に対して送付する送付手段と、
    を備える電子メール配信システム。
JP2007254771A 2007-09-28 2007-09-28 電子メール配信システム Expired - Fee Related JP5007642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254771A JP5007642B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 電子メール配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254771A JP5007642B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 電子メール配信システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009086936A JP2009086936A (ja) 2009-04-23
JP2009086936A5 JP2009086936A5 (ja) 2010-09-30
JP5007642B2 true JP5007642B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40660296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254771A Expired - Fee Related JP5007642B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 電子メール配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5007642B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5857684B2 (ja) 2011-11-30 2016-02-10 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP5510509B2 (ja) * 2012-08-21 2014-06-04 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理システム、およびその制御方法とプログラム、情報処理装置、およびその制御方法とプログラム
JP5901578B2 (ja) * 2013-07-08 2016-04-13 株式会社クオリティア 電子メール配送システム、電子メール配送方法、電子メール配送サーバおよび電子メール配送プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09198326A (ja) * 1996-01-19 1997-07-31 Hitachi Ltd 関連ユーザ情報の照会機能を有するワークフローシステム及びその方法
JP4356914B2 (ja) * 2002-03-27 2009-11-04 日本電信電話株式会社 同報送信装置、同報送信方法、プログラムおよび記録媒体
JP2005322163A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Ricoh Co Ltd 文書承認管理方法、文書承認管理システム、及び携帯端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009086936A (ja) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2006222713B9 (en) Electronic conference system, electronic conference controller, information terminal device, and electronic conference support method
US8261363B2 (en) Managing electronic data with identification data
KR20070122157A (ko) 화상 형성 장치, 화상 처리 방법, 및 이를 실행하기 위한제어 프로그램
JP2005176314A (ja) イメージングデバイスにおける、ユーザ・インターフェース選択からのパッシブ・メタデータの生成
JP2007213511A (ja) 会議支援システム
JP2009245418A (ja) 画像読取蓄積システム、画像読取蓄積方法、プログラム及び記憶媒体
JP4604928B2 (ja) 送信機能付き共有情報処理装置、画像形成装置
JP2009098903A (ja) 情報機器システム
JP2009282938A (ja) 会議支援方法及び会議支援装置
JP2009020785A (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
JP5007642B2 (ja) 電子メール配信システム
JP2010205138A (ja) 文書管理装置及びプログラム
JP2009075637A (ja) データ管理システム、データ提供システム及びプログラム
JP2009122800A (ja) 業務フロー管理システム及びプログラム
JP2011124666A (ja) 画像処理装置及び複合機
JP2007088796A (ja) 文書管理装置及びプログラム
US8243302B2 (en) Image transmission apparatus and method
JP2010087860A (ja) Fax閲覧サーバ装置及びfax閲覧システム
KR20150134630A (ko) 문서 관리 시스템
JP2009088876A (ja) 情報処理システム
JP2010147964A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理システム、プログラム及び記憶媒体
JP2007111920A (ja) 画像形成装置及びプログラム
US9019539B2 (en) Image data transmission apparatus, image data transmission method, and computer-readable storage medium for computer program configured to send image data to a plurality of destinations using separate methods
JP3512749B2 (ja) ファクシミリ自動配信システムおよびファクシミリ自動配信方法
JP2010146123A (ja) 文書処理装置、文書処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100817

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees