JP5007336B2 - 地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法 - Google Patents

地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法

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    • G09B29/106Map spot or coordinate position indicators; Map reading aids using electronic means

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、経路探索システムなどに用いられる地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法に関するものであり、特に、詳細な地図を表示するとともに、該詳細地図のエリアを含む広域地図を、表示中の詳細地図のエリアが識別できるように表示する機能を有する地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法において、詳細な地図を連続的にスクロール操作しても所定の条件になった時に広域地図の縮尺を変更して、スクロールされた詳細な地図エリアが広域地図から外れないようにした地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、地図データ、道路データを用いて、所望の出発地から目的地までの経路を探索して利用者を案内するナビゲーション装置、ナビゲーションシステムが知られている。
このようなナビゲーション装置、ナビゲーションシステムとしては自動車に搭載して運転者に経路を案内するカーナビゲーション装置などが実用化されている。
【0003】
上記カーナビゲーション装置は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を利用したものであり、地球上を周回している複数のGPS衛星から送信されるGPS信号をGPSアンテナで受信し、該GPS信号に含まれる衛星位置や時計情報等を解析して位置の特定化を行うものである。該複数のGPS衛星の個数は少なくとも4個以上必要である。GPSの単独測位精度は一般的に10m強であるが、DGPS(Differential GPS:ディファレンシャルGPS)を採用することにより5m以下に向上する。
【0004】
また、近年、携帯電話、PHS等の携帯通信端末機器の性能は飛躍的に向上し、多機能化が進んでいる。特に通話機能の他にデータ通信機能が強化され、利用者に対してインターネットを介した種々のデータ通信サービスが提供されている。特に、今までは一部の携帯電話にしか搭載されていない測位ユニット、例えば、GPS衛星からの信号を受信して測位するGPS受信機などの搭載が、第三世代と称される携帯電話では全ての機種に搭載されるような趨勢にある。
その利用技術として車載用のナビゲーション装置(カーナビ)を発展させ、携帯電話をナビゲーション端末として利用して経路探索サーバに経路探索要求を送り、その結果として経路探索サーバから配信された地図・経路案内を受ける歩行者用の通信型ナビゲーションシステムも実用化されている。
【0005】
さらに、歩行者用ナビゲーションシステムは、携帯電話だけではなく、ヘッドフォンステレオ等の音楽プレーヤー、携帯可能な小型ゲーム機、PDA等の携帯端末をナビゲーション端末として利用することが可能なシステムであって、交通機関を含めた経路案内機能を付加することが好ましく、経路探索サーバは徒歩経路探索のための道路ネットワークデータに加えて、交通機関の路線や運行時刻データを交通ネットワークデータとして蓄積している。
【0006】
このような歩行者用ナビゲーションシステムは、一般的には、ユーザが指定する出発日時、出発地、目的地、到着時刻等の経路探索条件に基づいて、航空機、列車、電車、バスなどの交通手段を用いて出発地から目的地までの経路を探索して案内する。
【0007】
すなわち、歩行者用ナビゲーションシステムは、各交通機関の路線データや運行時刻データをデータベース化した交通ネットワークデータを参照して、乗り継ぎを含めて出発地と目的地を結ぶ、利用可能な各交通手段を経路として順次たどり、経路探索条件に合致する案内経路(列車などの交通手段)の候補を1つまたは複数提示する。経路探索条件としては更に、所要時間、乗り継ぎ回数、運賃などの条件を指定できるようにされているのが一般的である。
【0008】
そして、このような技術背景から、ナビゲーション装置の地図表示において表示画面を分割したり、1つの地図の上に広域地図を重ねるなどの手法により詳細地図とその表示範囲を枠などで広域図に表示したりする技術が、例えば、下記の特許文献1(特開2003−186392号公報)に「地図表示装置」として開示されている。
【0009】
上記特許文献1には、スクロール操作を行うと表示画面が分割され、一の分割画面にスクロールされる地図を表示し、別の分割画面に広域地図を表示してこの広域地図にスクロールされている地点を表示する技術が記載されている。これにより地図をスクロールする場合、表示画面に表示されている地図がどこの地点のものかを容易に理解することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2003−186392号公報(段落[0021]、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところで、上記特許文献1に開示された従来技術では、広域図の地図の縮尺はスクロール対象の地図の縮尺との比で決められている(上記特許文献1、段落[0021])。そのためスクロール対象の詳細地図に対するスクロール処理を継続していると、現在の表示されているスクロール対象の詳細地図の場所が広域図から外れてしまい、広域図を見ても現在表示されているスクロール対象の詳細地図の場所がどこなのか分からなくなることがあるという問題を生じていた。
【0012】
本願の発明者は、上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、スクロール対象の一方の地図のスクロール処理(例えば、スクロール量など)に連動させ、スクロール操作が所定の条件を満足した時に、他方の地図の表示形態(例えば、縮尺変更)を制御することにより、上記問題点を解消し得ることを想到して本発明を完成するに至ったものである。
【0013】
すなわち、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、詳細な地図を表示するとともに、該詳細地図のエリアを含む広域地図を、表示中の詳細地図のエリアが識別できるように表示する機能を有する地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法において、詳細な地図を連続的にスクロール操作しても所定の条件になった時に広域地図の縮尺を変更して、スクロールされた詳細な地図エリアが広域地図から外れないようにした地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、
複数の地図を表示する地図表示装置と、通信手段を介して前記地図表示装置と接続され、前記地図表示装置に地図データを配信する情報配信サーバとを備えた地図表示システムにおいて、
前記地図表示システムは、スクロール可能な第1の地図と前記第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段と、
前記第1の地図をスクロールするスクロール制御手段と、
前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する条件判定手段と、
前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する表示制御手段と、
を備え、
前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うことを特徴とする。
【0015】
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる地図表示システムにおいて、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、
前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする。
【0016】
本願の請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかる地図表示システムにおいて、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、
前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする。
【0018】
本願の請求項4にかかる発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1項にかかる地図表示システムにおいて、
前記地図表示システムは、更に、地図表示装置の現在位置を測位する測位手段と、経路探索条件に基づいて出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、を備え、
前記表示手段は、前記経路探索手段により探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに前記測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示するように構成したことを特徴とする。
【0019】
また、本願の請求項5にかかる発明は、
複数の地図を表示する地図表示装置であって、
前記地図表示装置は、スクロール可能な第1の地図と前記第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段と、
前記第1の地図をスクロールするスクロール制御手段と、
前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する条件判定手段と、
前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する表示制御手段と、を備え、
前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うことを特徴とする。
【0020】
本願の請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる地図表示装置において、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、
前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする。
【0021】
本願の請求項7にかかる発明は、請求項5または請求項6にかかる地図表示装置において、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、
前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする。
【0023】
本願の請求項8にかかる発明は、請求項5ないし請求項7の何れか1項にかかる地図表示装置において、
前記地図表示装置は、更に、地図表示装置の現在位置を測位する測位手段と、を備え、
前記表示手段は、経路探索条件に基づいて探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに前記測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示することを特徴とする。
【0024】
さらに、本願の請求項9にかかる発明は、
複数の地図を表示する表示手段を備えた地図表示装置における地図表示方法であって、
前記表示手段にスクロール可能な第1の地図を表示する第1のステップと、
前記表示手段に前記第1の地図の範囲を含む第2の地図を表示する第2のステップと、
前記第1の地図をスクロールする第3のステップと、
前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する第4のステップと、
前記第4のステップによる判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する第5のステップと、を有し、
前記第4のステップは、前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うことを特徴とする。
【0025】
本願の請求項10にかかる発明は、請求項9にかかる地図表示方法において、前記第4のステップは、前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、
前記第5のステップは、前記第4のステップによる判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする。
【0026】
本願の請求項11にかかる発明は、請求項9または請求項10にかかる地図表示方法において、前記第4のステップは、前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、
前記第5のステップは、前記第4のステップによる判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする。
【0028】
本願の請求項12にかかる発明は、請求項9ないし請求項11の何れか1項にかかる地図表示方法において、前記地図表示方法は、更に、経路探索条件に基づいて探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示するステップを有すること
を特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
請求項1にかかる発明においては、複数の地図を表示する地図表示装置と、通信手段を介して前記地図表示装置と接続され、前記地図表示装置に地図データを配信する情報配信サーバとを備えた地図表示システムにおいて、スクロール可能な第1の地図と前記第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段と、前記第1の地図をスクロールするスクロール制御手段と、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する条件判定手段と、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する表示制御手段と、を備え、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うように構成した。
【0030】
したがって、スクロール可能な第1の地図と当該第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段を備えた地図表示システムにおいて、第1の地図のスクロール処理に連動させて第2の地図の表示形態を最適に変更させる必要があるか判定し、判定結果に基づき必要に応じて変更させるため、第1の地図の範囲がスクロールによって移動し続けたとしても、スクロール処理に応じて第2の地図の表示形態を制御することでより最適に変更された第2の地図を表示するため、より最適な表示形態に変更された第2の地図内におけるスクロールされた第1の地図の位置と範囲とを容易に把握することができるようになる。また、第1の地図の行政区画がスクロールにより変わったことに応じて第2の地図の表示形態を制御するため、スクロールされた第1の地図の位置と範囲とを容易に把握することができるようになる。
【0031】
また、請求項2にかかる発明においては、請求項1項にかかる地図表示システムにおいて、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成した。
【0032】
したがって、スクロール可能な第1の地図と当該第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段を備えた地図表示システムにおいて、第1の地図のスクロール処理に連動させて第2の地図の縮尺を最適に変更させる必要があるか判定し、判定結果に基づき必要に応じて変更させるため、第1の地図の範囲がスクロールによって移動し続けたとしても、スクロール距離が増大するにつれて縮尺を上げてより広域な第2の地図を表示するため、スクロールされた第1の地図の位置と範囲とを容易に把握することができるようになる。
【0033】
また、請求項3にかかる発明においては、請求項1または請求項2にかかる地図表示システムにおいて、前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成した。
【0034】
したがって、スクロール可能な第1の地図と当該第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段を備えた地図表示システムにおいて、第1の地図のスクロール処理に連動させて第2の地図の縮尺を最適に変更させる必要があるか判定し、判定結果に基づき必要に応じて変更させるため、第1の地図の範囲がスクロールによって移動し続けたとしても、スクロール時間が増大するにつれて縮尺を上げてより広域な第2の地図を表示するため、スクロールされた第1の地図の位置と範囲とを容易に把握することができるようになる。
【0037】
また、請求項4にかかる発明においては、請求項1ないし請求項3の何れか1項にかかる地図表示システムにおいて、更に、地図表示装置の現在位置を測位する測位手段と、経路探索条件に基づいて出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記経路探索手段により探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに前記測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示する制御を行うように構成した。
【0038】
したがって、スクロール可能な第1の地図と当該第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段を備えた地図表示システムにおいて、第1の地図のスクロール処理に連動させて第2の地図の縮尺を最適に変更させる必要があるか判定し、判定結果に基づき必要に応じて変更させるため、第1の地図の範囲がスクロールによって移動し続けたとしても、スクロール処理に応じて縮尺変更された第2の地図を表示するため、スクロールされた第1の地図の位置と範囲とを容易に把握することができるようになる。
【0039】
また、請求項5ないし請求項8にかかる発明においては、それぞれ請求項1ないし請求項4にかかる発明の地図表示システムを構成する地図表示装置を提供することができるようになる。
さらに、請求項9ないし請求項12にかかる発明においては、それぞれ請求項5ないし請求項8にかかる発明の地図表示装置における地図表示方法を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例にかかるナビゲーションシステムの構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例における地図表示装置および経路探索サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】地図の種別とスクロール処理内容の対応関係を記憶した地図データ管理テーブルの構成を示す図である。
【図4】地図の種別とスクロール処理内容の対応関係を記憶した地図データ管理テーブルの他の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施例にかかる地図表示装置としての携帯電話の外観を示す図である。
【図6】本発明の実施例にかかる地図表示装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例にかかる経路探索結果画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施例にかかるスクロール結果画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施例にかかるスクロール結果画面のその他の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0041】
10・・・・ナビゲーションシステム
12・・・・ネットワーク
20・・・・地図表示装置
201・・・制御手段
202・・・通信手段
203・・・測位手段
204・・・入力手段
205・・・表示手段
206・・・データ要求手段
207・・・データ記憶手段
208・・・スクロール制御手段
209・・・条件判定手段
210・・・縮尺制御手段
30・・・・経路探索サーバ
31・・・・制御手段
32・・・・経路探索手段
33・・・・探索用ネットワークデータDB
34・・・・経路案内手段
35・・・・通信手段
36・・・・地図データDB
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーションシステムを例示するものであって、本発明をこのナビゲーションシステムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の地図表示システムにも等しく適用し得るものである。
【0043】
図1は、本発明の実施例にかかるナビゲーションシステムの構成を示すシステム構成図である。本発明の実施例にかかるナビゲーションシステム10は、インターネットなどのネットワーク12を介して接続される地図表示装置20と各種情報を提供する経路探索サーバ30とから構成されている。
【0044】
地図表示装置20は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)20−1、ノートPC20−2、PDA(Personal Digital Assistant)端末20−3、携帯電話20−4のほかに、携帯ゲーム端末や携帯音楽端末などの移動端末を用いることができる。図1に示すように、ナビゲーションシステム10は、地図表示装置20と経路探索サーバ30とがネットワーク12を介して接続され、通信型のナビゲーションシステムとして構成されている。
【0045】
図2は、本発明の実施例における地図表示装置20および経路探索サーバ30の構成を示すブロック図である。図2では、携帯電話を地図表示装置20として使用した例を示している。
地図表示装置20はナビゲーション端末装置としての機能を有し、歩行者が携帯し、無線により基地局と通信し、基地局を介してネットワーク12を経由して経路探索サーバ30と接続関係が確立され、移動手段(徒歩あるいは自動車など)や現在位置または所望の出発地と目的地を経路探索条件として設定して経路探索サーバ30に経路探索要求を送信する。
【0046】
経路探索サーバ30は、経路探索条件に従って、道路ネットワークデータを参照し最適経路を探索し、その最適経路を案内経路データに編集して地図データとともに地図表示装置20に配信する。また、経路探索サーバ30は、地図表示装置20からの要求に従って要求された地図データを地図表示装置20に配信する。
【0047】
地図表示装置20は、制御手段201、通信手段202、測位手段203、入力手段204、表示手段205、データ要求手段206、データ記憶手段207、スクロール制御手段208、条件判定手段209、縮尺制御手段210と、を備えて構成されている。
制御手段201は、マイクロプロセッサを中心に構成され、一般的なコンピュータ装置と同様にRAM、ROMなどの記憶手段を備えており、この記憶手段に格納された制御プログラムにより各部の動作を制御する。
【0048】
通信手段202は、ネットワーク12を介してインターネットに接続し、経路探索サーバ30と通信するためのインターフェースであり、無線通信ユニットを含み、インターネット網を介したパケット通信の他、携帯電話基地局との無線通信も行うように構成されている。
【0049】
測位手段203は、GPS受信機を備え、GPS衛星信号を受信、処理して地図表示装置20の現在位置(緯度・経度)を測位する。測位手段203で測位された地図表示装置の現在位置情報は通信手段202を介して経路探索サーバ30に送られる。測位手段203を構成するGPS受信機は、Autonomous(オートノーマス)、MS−Based、A−GPSいずれの方式でも良い。A−GPSの場合は、立ち止まると測位を停止することもできるので、経路探索サーバ30との間の通信のトラフィック軽減効果もある。
【0050】
入力手段204は、数字キーやアルファベットキーやその他の機能キー、選択キー、スクロールキー(上下左右の矢印キー)などからなり、数字やアルファベットキーを操作し、あるいは、表示手段205に表示されるメニュー画面から所望のメニューを選択して出発地、目的地の情報等の種々の経路探索条件を入力するものである。
【0051】
表示手段205は、ディスプレイや液晶表示ユニットなどから構成され、2以上の複数画面を表示可能であり、経路探索サーバ30から配信を受けた案内経路データに従ってVRAMなどの画像メモリに展開された地図データの画像データを表示し、該案内経路データに設定された案内(ガイド)を音声ガイドとして報知するものである。また、表示手段205は、メニュー画面から所望のメニューを選択し、あるいは、表示される選択されるボタン等を操作して所望の操作指示を行う操作手段としての機能も有する。
【0052】
出発地、目的地、出発日時、到着日時などの経路探索条件の設定はこの入力手段204または表示手段205により行われ、また、経路探索サーバ30に対して地図データを要求する場合のメッシュデータ(単位地図)の指定もこの入力手段204または表示手段205により行われる。
【0053】
出発地、目的地の設定は緯度、経度によって指示するのが一般的であるが、住所や電話番号を入力し、経路探索サーバ30のデータベースで緯度、経度の情報に変換する方法や、地図表示装置20に表示されている地図上でポイントを指定し緯度、経度の情報に変換する方法を用いてもよい。出発地の情報としては、測位手段203で測位した地図表示装置20の現在位置を出発地として、測位地点の緯度、経度の情報を使用することもできる。
【0054】
データ要求手段206は、入力手段204または表示手段205により設定された出発地、目的地、出発日時、到着日時などの経路探索条件に基づいて経路探索要求を作成し、経路探索サーバ30に送信するとともに、測位手段203によって測位した現在位置の情報や縮尺制御手段210によって検出した地図縮尺情報に基づいて地図データ要求を作成し、経路探索サーバ30に送信する。なお、縮尺制御手段210は地図の表示を制御する表示制御手段として機能する。
【0055】
データ記憶手段207は、経路探索サーバ30から配信された経路探索結果である案内経路データ、地図データ、ガイダンスデータなどの配信データを一時記憶するものである。これらのデータは必要に応じてデータ記憶手段207から読み出されてVRAMにビットマップ形式に展開され、表示手段205に表示される。表示手段205に地図を表示する場合、一般的には、測位手段203で測位した地図表示装置20の現在位置を含む一定の縮尺、一定の範囲の地図に、案内経路と、地図表示装置20の現在位置を示すマークを重ね合わせて該現在位置マークが表示画面の中心になるように表示する。
【0056】
測位した位置情報には誤差が含まれるため、現在位置が案内経路からずれている場合には現在位置を案内経路上に補正するルートマッチング処理が行われる。また、経路探索サーバ30から配信される案内経路データに音声ガイドのデータが付加されている場合は、例えば、交差点や分岐点(案内ポイント)に地図表示装置20が近づいた際に、「この先、300m交差点です。左折して下さい」などの音声メッセージをスピーカを介して再生出力してユーザをガイドする。
【0057】
ユーザは、地図表示装置20において経路探索サーバ30に経路探索を依頼しようとする場合、入力手段204を操作してサービスメニュー画面や所定の入力画面を表示手段205に表示して、出発地や目的地、移動手段(徒歩や徒歩と交通機関併用、自動車など)、出発予定時刻や到着希望時刻などの経路探索条件の入力を行う。
【0058】
また、地図表示装置20は、経路探索サーバ30から案内経路データと地図データを受信するとこれを記憶手段に一時記憶し、地図表示装置20の現在位置を示す現在位置マークと、現在位置を含む所定の範囲の地図と、案内経路と、をVRAMに展開して表示手段205に表示する。現在位置が変化し、地図データが不足した場合には地図表示装置20は経路探索サーバ30に地図データを要求し、不足している地図データの配信を受ける。
【0059】
スクロール制御手段208は、入力手段204のスクロールキーSKが操作されると表示手段205に表示されている地図を操作されたキーに応じた方向に移動させるスクロール処理を実行する。例えば、表示手段205に表示されるカーソルCのマークは通常画面の中央に表示され、カーソルCを左方向へ移動させようとスクロールキーSKの左方向キーを押下すると、カーソルCの位置が中央になるように表示画像全体を右方向へスクロールさせる。また、カーソルCを上方向へ移動させようとスクロールキーSKの上方向キーを押下すると、カーソルCの位置が中央になるように表示画像全体を下方向へスクロールさせる(図5参照)。
【0060】
条件判定手段209は、第1の地図のスクロール操作によって第2の地図の縮尺を変えるための条件が成立したかどうか判定するためのものである。地図の縮尺を変更するための成立条件には、以下の3つの条件の何れかを用いる。
【0061】
まず第1の成立条件は、地図のスクロール距離が予め設定された所定値に達した(超えた)かどうかである。すなわち、条件判定手段209は、スクロール制御手段208によってスクロール処理を実行したことに応じて出力された制御信号を検出することによって第1の地図のスクロール距離を演算する。そして、算出されたスクロール距離が予め設定された所定値、例えば、第1の地図表示画面の対角線相当の距離の3倍を超えたか否かを判定する。 なお、条件が成立しているか判定するために用いられる所定値は、後で説明する図3(a)または図4(a)に示す地図データ管理テーブルにて管理されており、第1の地図と第2の地図のそれぞれの種類(階層)に応じて予め値が設定されている。
【0062】
また第2の成立条件は、地図のスクロール時間が予め設定された所定値を超えたかどうかである。すなわち、条件判定手段209は、スクロール制御手段208によってスクロール処理を実行したことに応じて出力された制御信号を検出することによって第1の地図のスクロール時間を演算する。そして、算出されたスクロール時間が予め設定された所定値、例えば、2秒間を超えたか否かを判定する。なお、条件が成立しているか判定するために用いられる所定値は、後で説明する図3(b)または図4(b)に示す地図データ管理テーブルにて管理されており、第1の地図と第2の地図のそれぞれの種類(階層)に応じて予め値が設定されている。
【0063】
また第3の成立条件は、地図のスクロールによって第1の地図の行政区画が変ったかどうかである。すなわち、条件判定手段209は、スクロール制御手段208によってスクロール処理を実行したことにより第1の地図表示範囲の所定の地点、例えば、表示画面の中心点(カーソルCの位置)や表示座標の原点等の位置にある地図の行政区画が変更したか否かを判定する。なお、条件が成立しているか判定するために用いられる地図の行政区画情報は、経路探索サーバ30から配信される地図データの付加データとして予め設定されている。
【0064】
縮尺制御手段210は、条件判定手段209により上記第1〜第3の条件の何れかを満足したと判定した場合、スクロール距離やスクロール時間に対応した第2の地図、あるいは、変更になった行政区画に対応した第2の地図の地図データをデータ記憶手段207から読み出す、あるいは必要に応じて対応する地図データの取得を経路探索サーバ30に要求する。
【0065】
縮尺制御手段210によりデータ記憶手段207から読み出された第2の地図の地図データは、表示手段205の第1の地図を表示させた第1の表示画面上に重畳するように設けられた第2の表示画面上にスクロールされた第1の地図の表示範囲を示す枠とともに表示される。
【0066】
第1の地図のスクロール距離およびスクロール時間とそれに対応する第2の地図の対応付けは、例えば、スクロール処理内容と地図データ種別(広域地図〜市街地図)とをテーブル化した図3に示す地図データ管理テーブルによって容易に行える。この地図管理テーブルは予め経路サーバ30から配信されて、縮尺制御手段210に保持されている。
【0067】
図3は、地図の種別とスクロール処理内容の対応関係を記憶した地図データ管理テーブルの構成を示す図である。図3(a)の地図データ管理テーブルは、第1の地図として表示される密度の低い種類の地図である広域図1〜密度の高い種類の地図である市街地図1の4階層の地図データについて、第1の地図のスクロール距離がどの範囲にあるときに対応する第2の地図データがどの種別の地図データとなるかを記憶したものである。
【0068】
図3(b)の地図データ管理テーブルは、第1の地図として表示される密度の低い種類の地図である広域図1〜密度の高い種類の地図である市街地図1の4階層の地図データについて、第1の地図のスクロール時間がどの範囲にあるときに対応する第2の地図データがどの種別の地図データとなるかを記憶したものである。
【0069】
図3(a)に示す地図データ管理テーブルの場合、例えば、地図表示装置20が表示する第1の地図として市街地図1が選択されていると、表示されている市街地図1に対してスクロールを行い、スクロール距離が所定値の第1の地図表示画面の対角線相当の距離の3倍になった場合には第2の地図として詳細図1を選択するように対応付けられている。また、スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の15倍になった場合には中域図1を選択し、スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の21倍になった場合には広域図1を選択するように対応付けられている。
【0070】
また、地図表示装置20が表示する第1の地図として詳細図1が選択されていると、表示されている詳細図1に対してスクロールを行い、スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の6倍になった場合には第2の地図として中域図1を選択するように対応付けられている。また、スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の12倍になった場合には広域図1を選択するように対応付けられている。
【0071】
地図表示装置20が表示する第1の地図として中域図1が選択されていると、表示されている中域図1に対してスクロールを行い、スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の6倍になった場合には第2の地図として広域図1を選択するように対応付けられている。ただし、地図表示装置20が表示する第1の地図として広域図1が選択されていると、表示されている広域図1に対してスクロールを行っても第2の地図は表示されない。
【0072】
図3(b)に示す地図データ管理テーブルの場合、例えば、地図表示装置20が表示する第1の地図として市街地図1が選択されていると、表示されている市街地図1に対してスクロールを行い、スクロール時間が所定値の6秒間続いた場合には第2の地図として詳細図1を選択し、スクロール時間が所定値の10秒間続いた場合には中域図1を選択するように対応付けられている。また、スクロール時間が所定値の14秒間続いた場合には広域図1を選択するように対応付けられている。
【0073】
また、地図表示装置20が表示する第1の地図として詳細図1が選択されていると、表示されている詳細図1に対してスクロールを行い、スクロール時間が所定値の4秒間続いた場合には第2の地図として中域図1を選択するように対応付けられている。また、スクロール時間が所定値の8秒間続いた場合には広域図1を選択するように対応付けられている。
【0074】
地図表示装置20が表示する第1の地図として中域図1が選択されていると、表示されている中域図1に対してスクロールを行い、スクロール時間が所定値の4秒間続いた場合には第2の地図として広域図1を選択するように対応付けられている。ただし、地図表示装置20が表示する第1の地図として広域図1が選択されていると、表示されている広域図1に対してスクロールを行っても第2の地図は表示されない。
【0075】
従って、縮尺制御手段210は、スクロール処理に基づいて地図データ管理テーブルを参照して対応する地図データ種別を決定し、これに対応する地図データをデータ記憶手段207から読み出す、あるいは必要に応じて経路探索サーバに地図データ種別を送信すればよい。
【0076】
縮尺制御手段210は、地図データ拡縮処理機能を備え、経路探索サーバ30から配信された地図データがベクター形式で作成された地図データである場合には、所定の比率で縮小、拡大演算を行うことによって容易に拡大、縮小した地図データを生成することができる。すなわち、ある階層の地図データから所定の比率で拡大、縮小した地図データを容易に作成できる。例えば、階層Aの広域図1の地図データから所定の比率で拡大した広域図2、広域図3という地図データを作成することができる。他の階層の地図データについても同様である。
【0077】
このため、縮尺制御手段210は、図3の地図管理テーブルに示された各階層A〜Dの広域図1〜市街地図1を拡縮処理し、図4の地図データ管理テーブルに示すように更に地図の大きさを増やし、それぞれに地図表示のためのスクロール処理条件の設定を行い、表示すべき地図の種別を変更する。
【0078】
すなわち、図4は、地図の種別とスクロール処理内容の対応関係を記憶した地図データ管理テーブルの他の構成を示す図であり、図4には、図3と同様の地図データ管理テーブルの構成が示されている。この地図管理テーブルは予め経路サーバ30から配信されて、縮尺制御手段210に保持されている。
【0079】
経路探索サーバ30から配信されてデータ記憶手段207に記憶される地図データはベクター形式で作成された地図データであり、A,B,C,Dの4階層(レイヤ)、すなわち、密度の低い種類の地図である広域図から密度の高い種類の地図である市街地図までのそれぞれ異なる情報量から構成される地図データである。
【0080】
例えば、データ記憶手段207には、広域図1、中域図1、詳細図1、市街地図1の4地図データのみが記憶されている。他の広域図2〜市街地図2、詳細図3、市街地図3は、縮尺制御手段210によって、広域図1〜市街地図1の地図データ(ベクターデータ)から所定の拡縮率で拡縮処理して作成するものである。従って、経路探索サーバ30と地図表示装置20との間の地図データの通信は、階層の異なる地図が必要になった時にだけ行えばよくなり、通信負荷を軽減することができる。
【0081】
図4(a)の地図データ管理テーブルは、第1の地図として表示される広域図1〜市街地図3までの各地図種別の地図データについて、第1の地図のスクロール距離がどの範囲にあるときに対応する第2の地図データがどの種別の地図データとなるかを記憶したものである。図4(b)の地図データ管理テーブルは、第1の地図として表示される広域図1〜市街地図3までの各地図種別の地図データについて、第1の地図のスクロール時間がどの範囲にあるときに対応する第2の地図データがどの種別の地図データとなるかを記憶したものである。
【0082】
図4(a)に示す地図データ管理テーブルの場合、例えば、地図表示装置20が表示する第1の地図として市街地図2が選択されていると、表示されている市街地図2に対してスクロールを行い、スクロール距離が所定値の第1の地図表示画面の対角線相当の距離の3倍になった場合には第2の地図として市街地図1を選択して表示するが、スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の6倍になった場合には詳細図3に切換えられる。
【0083】
この時、縮尺制御手段210は、詳細図1の地図データをデータ記憶手段207から読み出す。あるいは必要に応じて経路探索サーバ30に詳細図1の地図データ種別を送信することによって経路探索サーバ30から詳細図1の地図データを配信され、この地図データから詳細図3の地図データを作成する。スクロール距離が所定値の画面対角線相当の距離の9倍になった場合には詳細図2に切換えられるが、この時に詳細図1の地図データをデータ記憶手段207から読み出して詳細図2の地図データを作成する。
【0084】
また、図4(b)に示す地図データ管理テーブルの場合、例えば、地図表示装置20が表示する第1の地図として詳細図2が選択されていると、表示されている詳細図2に対してスクロールを行い、スクロール時間が所定値の2秒間続いた場合には第2の地図として詳細図1を選択して表示するが、スクロール時間が所定値の4秒間続いた場合には中域図2に切換えられる。
【0085】
この時、縮尺制御手段210は、中域図1の地図データをデータ記憶手段207から読み出す。あるいは必要に応じて経路探索サーバ30に中域図1の地図データ種別を送信することによって経路探索サーバ30から中域図1の地図データを配信され、この地図データから中域図3の地図データを作成する。スクロール時間が所定値の6秒間続いた場合には中域図1に切換えられるが、この時に中域図1の地図データをデータ記憶手段207から読み出して表示させる。ただし、地図表示装置20が表示する第1の地図として広域図1が選択されていると、表示されている広域図1に対してスクロールを行っても第2の地図は表示されない。
【0086】
条件判定手段209は、図3あるいは図4の地図データ管理テーブルの内容や地図データに付加されている行政区画情報に基づき、選択されている第1の地図のデータ種別とスクロール制御手段208によって実行されたスクロール処理とに応じて第2の地図の縮尺を変えるための条件が成立したか判定する。また、縮尺制御手段210は、条件判定手段209の判定結果に応じて、図3あるいは図4の地図データ管理テーブルの内容や地図データに付加されている行政区画情報に基づき最適な市街地図、詳細図、中域図、広域図に第2の地図の表示を切換えていけばよい。
【0087】
なお、上記実施例における図3あるいは図4の地図データ管理テーブルのスクロール距離やスクロール時間の所定値はスクロールされる地図の縮尺やスクロール処理の速度などを考慮して最適な地図が表示できるように適宜設定されるものである。
【0088】
一方、経路探索サーバ30は、図2に示すように、制御手段31、経路探索手段32、探索用ネットワークデータDB33、経路案内手段34、通信手段35、地図データDB36を備えて構成されている。
制御手段31は、マイクロプロセッサを中心に構成され、一般的なコンピュータ装置と同様にRAM、ROMなどの記憶手段を備えており、これらの記憶手段に格納された制御プログラムによって各部の動作を制御する。
【0089】
経路探索手段32は、地図表示装置20から送信される出発地、目的地などの経路探索条件や現在位置の情報に基づいて、探索用ネットワークデータDB33を参照して、出発地から目的地までの経路探索を行う。このような経路探索の手法としてはラベル確定法あるいはダイクストラ法と言われる手法が用いられる。このような構成は一般のナビゲーションシステムと同様のものである。
【0090】
探索用ネットワークデータDB33は、経路探索のためデータとして、自動車用の経路探索のための道路ネットワークデータと歩行者用の経路探索のための歩行者ネットワークデータを含んでいる。更に、歩行者が徒歩と電車などの交通機関を併用して移動する場合の経路探索用として、交通路線データや運行時刻データに基づく交通ネットワークデータを備えている。
【0091】
車載用のナビゲーションシステムにおける道路ネットワークのデータは、自動車の通行可能な道路のみによって構成され、歩行者専用の道路や車両の進入が禁止されている公園内や駅前広場の通路などの歩行者用道路ネットワークデータは不要である。一方、歩行者用のナビゲーションシステムにおいては、自動車の通行可能な道路ネットワークに加えて前述の歩行者専用の道路や車両の進入が禁止されている公園内や駅前広場の通路などの歩行者用道路ネットワークデータを含んで構成されるが、高速道路など歩行が禁止されている道路のネットワークデータは必要としない。
【0092】
このため、探索用ネットワークデータDB33は、自動車用の道路ネットワークデータと歩行者用ネットワークデータを備えており、経路探索要求が歩行者用の経路探索要求である場合には、経路探索手段32は歩行者用ネットワークデータを用いて経路探索を行い、経路探索要求が自動車用の経路探索要求である場合には、経路探索手段32は道路ネットワークデータを用いて経路探索を行う。
【0093】
なお、探索用ネットワークデータDB33において、自動車用、歩行者用に共通の道路ネットワークデータと、自動車専用の道路ネットワークデータ、歩行者専用の道路ネットワークデータをそれぞれ蓄積しておき、図示していないネットワークデータ編集手段が経路探索要求に応じて探索用ネットワークデータDB33を編集して経路探索するように構成してもよい。
【0094】
すなわち、歩行者用の経路探索要求である場合には、ネットワークデータ編集手段が共通のネットワークデータに歩行者専用のネットワークデータを追加する編集を行って経路探索を行うように構成することができる。経路探索要求が自動車用の経路探索要求である場合は、ネットワークデータ編集手段が共通のネットワークデータに自動車専用のネットワークデータを追加する編集を行って経路探索を行えばよい。電車などの交通機関による移動を併用する場合も同様に交通ネットワークを追加すればよい。
【0095】
経路案内手段34は、経路探索手段32が探索した最適経路あるいは複数の推奨案内経路のデータを地図データDB36から読み出された現在位置を含む地図データに埋め込む等の編集を行って地図表示装置20に配信するためのものである。
【0096】
通信手段35は、ネットワーク12を介して地図表示装置20と通信するためのインターフェースであり、地図表示装置20から経路探索条件などの各種要求を受信するためのものである。また、経路探索手段32で探索した最適な経路探索の結果である案内経路のデータ、地図データ、案内データ等の地図表示装置20に要求されたデータやサービスに必要な案内経路データなどの各種情報を地図表示装置20に配信するためのものである。
【0097】
地図データDB36は、地図データおよび地図データ管理テーブルを蓄積している。地図データDB36に蓄積された地図データは、緯度・経度で所定の大きさに区切った単位データ(メッシュデータ)からなる。また、地図データには行政区画情報が付加データとして予め設定されている。経路探索サーバ30は経路探索の結果得られた最適な案内経路データを地図表示装置20に配信するとともに、地図表示装置20から受信した現在位置情報(緯度・経度)に基づいて現在位置を含む地図データ、すなわち現在位置を含むメッシュデータを中心にその外周の8つのメッシュデータを地図表示装置20に配信する。また必要に応じて地図データ管理テーブルを地図表示装置20に配信する。
【0098】
また、地図データDB36に蓄積された地図データは、ベクター形式で作成された地図データであり、A〜Dの4階層(レイヤ)、すなわち、広域図〜市街地図のそれぞれ異なる情報量から構成される地図データである。例えば、地図データDB36には、広域図1、中域図1、詳細図1、市街地図1の4地図データのみが記憶されている。ベクター形式で作成された地図データは、地図を構成する各要素ベクターの大きさを所望の長さを縮小率、拡大率で演算することによって容易に拡縮処理することができ、ある階層の地図データに基づいて異なる縮小率、拡大率に拡縮した地図データを得ることができる。
【0099】
案内経路データは、ベクターデータとして作成された案内経路に地図データが付加されて配信される。また、案内経路データには、経路探索手段32で探索された案内経路上の出発地、経路の屈曲点、交差点、目的地などのガイドポイントが設定され、それらのガイドポイントの位置座標(緯度・経度)、各ガイドポイントに関連する案内情報(直進や右左折のガイダンス情報)が含まれる。地図表示装置20は、配信された地図データと案内経路データを受信し、地図および案内経路を表示し、ガイドポイントに到着した時点で所定のガイダンスを表示または音声で出力する。
【0100】
図5は、本発明の実施例にかかる地図表示装置としての携帯電話の外観を示す図である。
地図表示装置20が携帯電話である場合、図5に示すように、入力手段204と表示手段205を備えている。入力手段204の各キーにはスクロールキーSK(ランチャーキー)が設けられ、特定の数字キー等にクリアキー、表示モード切り替えキーが割り当てられている。
【0101】
表示手段205には第1の地図表示画面51と第2の地図表示画面52が示されており、表示画面51にはカーソルCがスクロール操作の開始点とカーソルの現在位置が直線Lで結ばれてカーソル移動状態が視認できるように表示されている。表示画面52には表示画面51に表示されている第1の地図の表示範囲を示す枠53が表示されている。
スクロールキーSKが操作されると、自動的にスクロールモードに切り替わり表示画面にカーソルCが表示される。この場合は、スクロールキーSKが所定時間操作されない状態になるまで、あるいはクリアキーが操作されるまでスクロールモードが継続される。カーソルCの初期表示位置は画面の中央である。
【0102】
次に本発明の実施例にかかる地図表示装置20の地図表示方法の動作手順について図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、本発明の実施例にかかる地図表示装置の動作手順を示すフローチャートである。
図6に示す動作手順は、地図表示装置20の制御手段201がROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
【0103】
先ず、ステップS61の処理において、入力手段204を操作してサービスメニュー画面や所定の入力画面を表示手段205に表示して、出発地や目的地、移動手段(徒歩や徒歩と交通機関併用、自動車など)、出発予定時刻や到着希望時刻などの経路探索条件の入力を行い、経路探索サーバ30に経路探索を要求する。
ステップS62の処理において、通信手段202を介して経路探索サーバ30から案内経路データなどを受信し、図7に示すように、案内経路データに従って探索結果を表示手段205に表示する。
【0104】
図7は、ステップS62の経路探索結果表示処理の際に表示手段205に表示される経路探索結果画面の一例を示す図である。表示手段205にはスクロール移動可能な態様で地図データを表示することができる第1の地図表示画面71が設けられている。第1の地図表示画面71には現在位置を中心とした現在地周辺の地図(第1の地図)が表示される。
【0105】
次に、ステップS63の処理において、スクロール制御手段208によってスクロール操作がなされたか否かが判定され、スクロール操作がなされていない場合は処理を終了し、スクロール操作がなされている場合はステップS64の処理に進む。
ステップS64の処理において、条件判定手段209によって地図のスクロール距離が所定値、例えば第1の表示画面の対角線相当の距離の3倍等、を超えたか否かが判定される。スクロール距離が所定値を超えていない場合はステップS65の処理に進み、スクロール距離が所定値を超えている場合はステップS67の第2の地図表示処理に進む。
【0106】
ステップS65の処理において、条件判定手段209によって地図のスクロール時間が所定値、例えば2秒間等、を超えたか否かが判定される。スクロール時間が所定値を超えていない場合はステップS66の処理に進み、スクロール時間が所定値を超えている場合はステップS67の第2の地図表示処理に進む。
ステップS66の処理において、条件判定手段209によって地図がスクロールすることによって第1の地図表示範囲の所定の地点、例えば、表示画面の中心点(カーソルCの位置)や表示座標の原点等における行政区画が変化したか否かが判定される。行政区画が変化していない場合はステップS68の処理に進み、行政区画が変化している場合はステップS67の第2の地図表示処理に進む。ここで、行政区画が変化するとは、市区町村名や都道府県名が変わる、あるいは大陸のように多くの国が隣接する地域では国名が変わることを意味する。
【0107】
次に、ステップS68の処理において、スクロール制御手段208によってスクロール操作が終了したか否かが判定される。スクロール操作が終了しない場合はステップS64の処理に戻り、スクロールキーSKが所定時間操作されない状態になる、あるいはクリアキーが操作されてスクロール操作が終了した場合は処理を終了する。
【0108】
一方、ステップS67の処理において、縮尺制御手段210は、第1の地図のスクロール距離やスクロール時間に対応した第2の地図、あるいは変更になった行政区画に対応した第2の地図の地図データをデータ記憶手段207から読み出す。あるいは必要に応じて対応する地図データの取得を経路探索サーバ30に要求する。データ記憶手段207から読み出された第2の地図の地図データは、表示手段205の第1の地図を表示させた第1の表示画面上に重畳するように設けられた第2の表示画面上にスクロールされた第1の地図の表示範囲を示す枠とともに表示される。
【0109】
例えば、第1の地図として東京都内の地図が表示されており、第2の地図として東京都の広域地図が表示されている場合に、第1の地図として表示されている東京都内の地図をスクロールすることにより第1の地図として表示されている現在位置が東京都から出た場合には、第2の地図を東京都の広域地図から広域名関東全図に切り替える。
【0110】
図8は、ステップ67のスクロール処理の際に表示手段205に表示されるスクロール結果画面の一例を示す図である。表示手段205にはスクロール移動可能な態様で地図データを表示することができる第1の地図表示画面81と第2の地図表示画面82とが設けられている。第1の地図表示画面81にはスクロール先の地図が表示され、第2の地図表示画面に82には、スクロール先の地図の表示範囲を含む広域な地図が表示されている。
【0111】
図9は、ステップ67のスクロール処理の際に表示手段205に表示されるスクロール結果画面のその他の一例を示す図である。図9は、図8のスクロール結果画面からさらにスクロール処理を継続した場合のスクロール結果画面を示している。表示手段205にはスクロール移動可能な態様で地図データを表示することができる第1の地図表示画面91と第2の地図表示画面92とが設けられている。第1の地図表示画面91にはさらにスクロールを進めたスクロール先の地図が表示され、第2の地図表示画面に92には、スクロール先の地図の表示範囲を含むさらに広域な地図が表示されている。
【0112】
なお、上記実施例では、ステップS67の第2の地図表示処理に進むか否かの判断を、ステップS64のスクロール距離が所定値を超えているかの判定処理と、ステップS65のスクロール時間が所定値を超えているかの判定処理と、ステップS66のスクロールによって行政区画が変化したかの判定処理とに基づいて行っているが、これに限られることはなく、いずれか一つの判定処理のみに基づいて行ってもよい。
【0113】
また、上記の実施例では、地図表示装置20のデータ記憶手段207には表示に必要な地図データのみを保存しておき、階層や比率の異なる地図データが必要になった時点で経路探索サーバ30から地図表示装置20に地図データを配信する構成としている。しかしながら、データ記憶手段207に広域図1、中域図1、詳細図1、市街地図1のように地図データが持つ情報量が異なる4階層(A〜D)の地図データを予めすべて保存しておき、スクロール処理の際にはデータ記憶手段207から読み出された地図データから所定の比率で縮小、拡大演算を行うことによって拡大・縮小した地図データを生成する処理を迅速に行えるようにする構成にしてもよい。
【0114】
あるいは、経路探索サーバ30側で、種類の異なる4階層(A〜D)の地図データを保存しておき、必要に応じてこの地図データから所定の比率で縮小、拡大演算を行うことによって拡大、縮小した地図データを生成して配信する構成にしてもよい。これによって、地図表示装置20における地図データの縮小、拡大演算処理の負荷を削減することができるようになり、経路探索サーバ30と地図表示装置20との間の地図データの通信は、階層の異なる地図が必要になった時だけに行えばよくなり、地図データの通信負荷を軽減することができるようになる。
【0115】
また、上記の実施例では、地図データDB36に記憶される地図データは、ベクター形式で作成されているが、これに限られることはなく、ビットマップ形式で作成された地図データを用いてもよい。該地図を縮小、拡大する場合、ビットマップ形式で作成された地図データは、所望の縮小率、拡大率で縮小、拡大したビットマップデータを予め作成しておく必要がある。
【0116】
以上、詳細に説明したように、本発明にかかるナビゲーションシステムによれば、スクロール可能な第1の地図のスクロール処理に連動させて当該第1の地図の範囲を含む第2の地図の表示形態を最適に変更させることを特徴としている。このため、第1の地図の範囲がスクロールによって移動し続けたとしても、スクロール処理に応じて第2の地図の表示形態を制御し、最適に変更された第2の地図を表示することができる。これにより、最適な表示形態に変更された第2の地図上で、第1の地図とその範囲との位置を容易に視認することができるようになる。
【0117】
従来技術においてスクロール対象の詳細地図に対するスクロール処理を継続した場合、現在の表示されているスクロール対象の詳細地図の場所が広域地図から外れることがあった。本発明のように広域地図の縮尺をスクロール処理に応じて変更すれば、縮尺が変更された広域地図内に必ずスクロール対象の詳細地図を含めることができるため、広域地図内におけるスクロール対象の詳細地図の位置と範囲についての視認することが容易になり、本発明にかかるナビゲーションシステムの有用性が効果を発揮する。
【0118】
なお、以上説明した本発明の実施例にかかるナビゲーションシステムは、地図表示装置と経路探索サーバとからなる通信型のナビゲーションシステムとして説明したが、本発明は通信型のナビゲーションシステムに限られることはない。地図データの更新が管理可能であれば、地図表示装置と経路探索サーバが一体となったスタンドアロンで動作する携帯情報装置にデータをダウンロードして、携帯情報端末単独で経路案内を行う構成とすることも可能である。
【0119】
また、本発明にかかるナビゲーションシステムは上記の構成に限られるものではなく、地図表示装置として携帯電話やPDAなどの携帯電子装置であってもよい。また、経路探索サーバは、歩行者に対するナビゲーション機能の他に自動車用のナビゲーション機能をあわせ持つサーバであってもよい。さらに、ナビゲーション機能を持たない地図表示システムであってもよい。また、ナビゲーションサービス対応でない携帯電話やGPS測位手段を持たない携帯電話であってもよい。GPS測位手段を持たない携帯電話の場合、基地局に対する位置登録により通信エリアの位置情報を取得し、経路探索サーバはこの位置情報を携帯電話から受信して位置を判別すればよい。
【0120】
また、本発明は地図表示方法に関する技術であるから、本実施形態には限定されず、携帯電話の地図表示アプリで実施しても良いし、インターネットを介して接続されるパソコンなどの端末装置に地図表示サービスを提供する地図サイトに適用してもよい。

Claims (12)

  1. 複数の地図を表示する地図表示装置と、通信手段を介して前記地図表示装置と接続され、前記地図表示装置に地図データを配信する情報配信サーバとを備えた地図表示システムにおいて、
    前記地図表示システムは、スクロール可能な第1の地図と前記第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段と、
    前記第1の地図をスクロールするスクロール制御手段と、
    前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する条件判定手段と、
    前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うことを特徴とする地図表示システム。
  2. 前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、
    前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の地図表示システム。
  3. 前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、
    前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地図表示システム。
  4. 前記地図表示システムは、更に、地図表示装置の現在位置を測位する測位手段と、経路探索条件に基づいて出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記経路探索手段により探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに前記測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示するように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の地図表示システム。
  5. 複数の地図を表示する地図表示装置であって、
    前記地図表示装置は、スクロール可能な第1の地図と前記第1の地図の範囲を含む第2の地図とを表示する表示手段と、
    前記第1の地図をスクロールするスクロール制御手段と、
    前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する条件判定手段と、
    前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する表示制御手段と、を備え、
    前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うことを特徴とする地図表示装置。
  6. 前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、
    前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする請求項5に記載の地図表示装置。
  7. 前記条件判定手段は、前記スクロール制御手段による前記第1の地図のスクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、
    前記表示制御手段は、前記条件判定手段の判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の地図表示装置。
  8. 前記地図表示装置は、更に、地図表示装置の現在位置を測位する測位手段と、を備え、
    前記表示手段は、経路探索条件に基づいて探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに前記測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示することを特徴とする請求項5ないし請求項7の何れか1項に記載の地図表示装置。
  9. 複数の地図を表示する表示手段を備えた地図表示装置における地図表示方法であって、
    前記表示手段にスクロール可能な第1の地図を表示する第1のステップと、
    前記表示手段に前記第1の地図の範囲を含む第2の地図を表示する第2のステップと、
    前記第1の地図をスクロールする第3のステップと、
    前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロール処理結果が予め設定された条件に達したか否か判定する第4のステップと、
    前記第4のステップによる判定結果に基づき、前記第2の地図の表示形態を制御する第5のステップと、を有し、
    前記第4のステップは、前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロールによって行政区画が変化したか否かの判定を行うことを特徴とする地図表示方法。
  10. 前記第4のステップは、前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロール距離が所定の距離に達したか否かの判定を行い、
    前記第5のステップは、前記第4のステップによる判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする請求項9に記載の地図表示方法。
  11. 前記第4のステップは、前記第3のステップによる前記第1の地図のスクロール時間が所定の時間を超えたか否かの判定を行い、
    前記第5のステップは、前記第4のステップによる判定結果に基づき、前記第2の地図の縮尺を制御するように構成したことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の地図表示方法。
  12. 前記地図表示方法は、更に、経路探索条件に基づいて探索された案内経路の地図データを利用して地図を表示するとともに測位手段により測位した現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示するステップを有することを特徴とする請求項9ないし請求項11の何れか1項に記載の地図表示方法。
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