JP2005010384A - 地図表示方法、車載情報端末 - Google Patents

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正志 中丸
Shinji Hamano
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Abstract

【課題】異なる細かさの地図を重ね合わせることにより地図表示を行うことができる車載情報端末の地図表示方法を提供する。
【解決手段】広域切り出し地図の背景の表示(ステップS2、S3)、詳細切り出し地図の背景の表示(ステップS4、S5)、広域切り出し地図の道路の表示(ステップS6、S7)、詳細切り出し地図の道路の表示(ステップS8、S9)、広域切り出し地図の地名の表示(ステップS10、S11)、および詳細切り出し地図の地名の表示(ステップS12、S13)を順次に行って、異なる細かさの詳細切り出し地図と広域切り出し地図とを重ね合わせることにより地図表示を行う。
【選択図】図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図データに基づいて地図表示を行う車載情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
設定された現在地から目的地までの誘導経路に沿った地図データを移動体電話等を用いて受信し、受信した地図データにより誘導経路周辺の地図を表示するナビゲーション装置が知られている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−318118号公報
【0004】
通常、誘導経路の近辺と離れた場所とで必要とされる地図の細かさは異なり、誘導経路の近辺では、離れた場所に比べて細かい地図が必要とされる。しかし、特許文献1のナビゲーション装置は、異なる細かさの地図を重ね合わせて地図表示することができないため、誘導経路の近辺と離れた場所とで同一の細かさの地図データを受信せざるを得ない。これにより、受信する地図データ量が増大し、通信料金などに無駄が生じている。
【0005】
本発明は、異なる細かさの地図を重ね合わせることにより地図表示を行うことができる車載情報端末の地図表示方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による車載情報端末の地図表示方法は、第1の背景データ、道路データ、および地名データによって表される第1の地図と、第2の背景データ、道路データおよび地名データによって表される第1の地図より詳細な第2の地図とを重ね合わせて地図表示を行うとき、第1の背景データ、第2の背景データ、第1の道路データ、第2の道路データ、第1の地名データ、第2の地名データの順で表示するものである。
請求項2の発明は、請求項1の地図表示方法において、第1の背景データ、道路データ、地名データおよび第2の背景データ、道路データ、地名データはそれぞれ複数のデータより構成され、地図表示を行うときの地図縮尺を設定し、地図縮尺に応じて、第1の背景データ、道路データ、地名データおよび第2の背景データ、道路データ、地名データのいずれかのうち一部のデータを表示しないものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の地図表示方法において、車両の現在地と目的地を設定し、第2の背景データ、道路データ、および地名データは、現在地と目的地をつないで設定された推奨経路から一定範囲内に設定された第2の切り出し範囲より抽出されて配信され、第1の背景データ、道路データ、および地名データは、第2の切り出し範囲より外側の一定範囲内に設定された第1の切り出し範囲より抽出されて配信され、配信された第1の背景データ、道路データ、地名データおよび第2の背景データ、道路データ、地名データを受信して表示するものである。
請求項4の発明による車載情報端末は、表示モニタと、請求項1〜3のいずれかの地図表示方法を実行して表示モニタに地図を表示する制御手段とを備えるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態による地図情報配信システムを以下に説明する。車両1に搭載されたカーナビゲーション装置(以下、車載機という)100と通信端末200は、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)方式の無線通信により互いに接続される。この通信端末200は、車載機100からの制御によって、移動体通信網300を介して情報配信センター400と接続される。このとき、ブルートゥース方式による無線通信とは異なる、移動体通信用の電波が用いられる。情報配信センター400は、通信端末200より送信されてくる車載機100からの各種要求を受付け、要求内容に応じて地図データなどの各種情報を通信端末200に送信して、車載機100に供給する。また、通信端末200は、移動体通信網300を介して図示しない他の通信端末や固定電話等と接続して、音声や各種情報などの送受信を行うこともできる。通信端末200には、ブルートゥース通信機能を備えた携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などが用いられる。
【0008】
図2は車載機100の構成を表すシステムブロック図である。車両1の現在地を検出する現在地検出装置101は、たとえば車両1の進行方向を検出するジャイロ101a、車速を検出する車速センサ101b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ101c等からなる。制御回路102はマイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM104を作業エリアとしてROM103に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。画像メモリ105は表示モニタ106に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、図1に示す情報配信センター400から送信される地図データに基づき、表示モニタ106に地図情報を表示する。表示モニタ106には、車載機100の各種設定用の画面、たとえば使用する通信端末の設定用画面なども表示される。なお、表示モニタ106にはタッチパネルが用いられており、ユーザが画面上の任意の位置を指等で押して選択することにより、車両の目的地の入力や各種処理の選択などが行われる。
【0009】
不揮発性メモリ107は、情報配信センター400から受信した地図データなどの各種情報を記憶するメモリである。この不揮発性メモリ107は、車載機100の電源を切断しても記憶されたデータを保持することができる。これには、たとえばフラッシュメモリなどが用いられる。ブルートゥース通信装置108は、通信端末200との間でブルートゥース通信を行う装置である。このブルートゥース通信装置108を介して、車載機100より通信端末200を制御し、制御回路102と通信端末200との間で各種データの送受信を行う。
【0010】
図3は情報配信センター400の構成を表すシステムブロック図である。情報配信センター400は、外部インタフェース401を介して移動体通信網300と接続される。要求受付サーバ402は、外部インタフェース401を通して送られてくる経路探索などの要求を受付け、後述する各サーバに対して経路探索要求、地図要求などそれぞれの処理を実行するよう要求する。また、各サーバから出力される処理結果を外部インタフェース401へ出力する。
【0011】
地図配信サーバ403は地図データをハードディスクなどの記憶メディアに記憶しており、要求受付サーバ402からの地図要求にしたがって、記憶された地図データより該当する地図データを検索し、要求受付サーバ402へ出力する。経路探索サーバ404は、位置情報検索サーバ405からの自車位置情報や交通情報サーバ406からの交通情報データベースなどより、要求受付サーバ402からの経路探索要求にしたがって、該当する経路を探索しその結果を出力する。位置情報検索サーバ405はまた、所定地点付近の施設情報などを検索する機能も備えている。交通情報サーバ406は、現在の交通情報のデータベースを保持している。顧客DBサーバ407は、車載機100を所有する顧客の個人データを保持するとともに、情報配信センター400の利用状況に応じて個人データの更新を行う。個人データには、たとえば課金情報などが含まれる。
【0012】
経路探索要求時のデータの流れを図4に示す。車載機100は、ユーザの表示モニタ106の操作によって目的地が設定されると、経路探索要求を発する。車載機100から発せられた経路探索要求は、通信端末200および移動体通信網300を介して情報配信センター400に送信される。情報配信センター400で受信した経路探索要求は、いったん外部インタフェース401を通過した後に要求受付サーバ402に入力され、ここで内容が認識される。要求受付サーバ402では、まず経路探索サーバ404へ経路探索要求を行う。経路探索サーバ404は、位置情報検索サーバ405からの自車位置情報や交通情報サーバ406からの交通情報を基に経路探索を行い、経路探索結果を要求受付サーバ402へ返信する。経路探索サーバ404からの経路探索結果を受け取った要求受付サーバ402は、次にその経路についての地図要求を地図配信サーバ403へ出力する。地図配信サーバ403は、後述する方法により経路に沿った一定範囲を切り出した地図情報を、記憶された地図データから抽出し、要求受付サーバ402へ返信する。
【0013】
このようにして、地図情報を得た要求受付サーバ402は、経路探索結果の経路誘導データと地図情報データを外部インタフェース401に出力する。出力されたデータは移動体通信網300および通信端末200を介して、車載機100へ送信される。車載機100では送信された情報を画像表示してユーザへ提供する。このようにして経路探索の一連の処理が完了する。
【0014】
設定した経路に沿った一定範囲、すなわち推奨経路から所定の距離内にある切り出し領域内の地図を切り出す方法を図5に示す。車載機100において目的地が設定され、情報配信センター400に対する経路探索要求が車載機100より発せられると、経路探索サーバ404は現在地52と目的地53を設定し、その間をつなぐ推奨経路54を周知の経路探索演算処理により設定する。地図配信サーバ403は、たとえば図中に網がけで示すように、この推奨経路54から一定範囲内に切り出し範囲55を設定し、さらにその切り出し範囲55より外側の一定範囲内に切り出し範囲56を設定する。なお、現在地52と目的地53の周辺では、切り出し範囲55、56ともに他の経路上よりも広い範囲を設定する。この切り出し範囲55および56の領域内にある地図データが、地図を一定範囲ごとに区切ったメッシュ51の各メッシュごとに抽出され、地図情報データとして情報配信センター400から車載機100に配信される。
【0015】
前述の地図データの抽出では、あらかじめ抽出する地図データの地図レベルを設定しておく。地図レベルとは、その地図データが表す地図の細かさを表す数値であり、同一地域の地図を表す地図データであっても、地図レベルが違うとその内容は異なる。地図レベルが大きいときの地図データほど、その内容はより大まかな地図を表すものとなり、地形、道路等の大まかな形状や主要道路などがこの地図データによって表される。地図レベルが小さくなるにつれて地図データの内容はより詳細な地図を表すものとなり、地形、道路等のより正確な形状や、主要道路に加えて細街路などについても表すことができるようになる。
【0016】
地図レベルが小さく地図データの内容が細かいほど地図データ量は多くなる。そのため、内側の切り出し範囲55については、より地図レベルが小さい地図データを抽出し、外側の切り出し範囲56については、より地図レベルが大きい地図データを抽出して、それぞれで抽出された地図データを合わせて地図情報データとして配信する。こうして、推奨経路に近い内側の切り出し範囲55と、推奨経路に遠い外側の切り出し範囲56とで、抽出する地図データの内容を変える。このようにすることで、経路誘導する上で重要な範囲では細かい内容の地図データとしつつ、配信する地図情報データ量を削減することができる。
【0017】
このようにして配信された地図情報データに基づき、車載機100は推奨経路から所定の距離内にある地図を表示モニタ106に表示し、ユーザを目的地まで誘導する。地図表示の際には、地図情報データとして配信された地図データ、すなわち、内側の切り出し範囲55と外側の切り出し範囲56とでそれぞれ抽出された地図データによって表される地図を、互いに組み合わせて表示する。以下の説明では、内側の切り出し範囲55で抽出された地図データによって表される地図を詳細切り出し地図、外側の切り出し範囲56で抽出された地図データによって表される地図を広域切り出し地図と、それぞれ呼ぶこととする。なお、詳細切り出し地図と広域切り出し地図を組み合わせる際には、それぞれを縮小または拡大して地図表示の縮尺に合わせる。
【0018】
地図データは、川、湖、鉄道、緑地帯などの、道路以外の地図背景を表すための背景データと、一般道や高速道路などの各種の道路を表すための道路データと、道路名や地域名などの地名を表すための地名データとに分類することができる。前述の詳細切り出し地図および広域切り出し地図は、これらの地図データの種類によってそれぞれ表される背景、道路および地名を順次に重ね合わせたものとして、それぞれ表される。このとき、背景の上に道路が重ねられ、さらにその上に地名が重ねられる。
【0019】
前述の広域切り出し地図と詳細切り出し地図との組み合わせ表示においては、先に外側の広域切り出し地図を表示し、そこに続けて内側の詳細切り出し地図を表示する。すなわち、広域切り出し地図の上に詳細切り出し地図を重ね合わせて表示する。しかし、先に説明したように、詳細切り出し地図と広域切り出し地図では地図レベルが違うことにより、地形や道路等の形状の細かさなどが異なる。そのため、これらの地図を重ね合わせると、境界付近に重複部分やずれなどが生じることがある。したがって、そのまま重ね合わせた場合には、広域切り出し地図の道路や地名などの一部分が、それぞれその上に重ね合わされた詳細切り出し地図の背景や道路の一部分によって隠されてしまい、その結果、地図の一部分が表示されなくなることがある。
【0020】
これを避けるため、詳細切り出し地図と広域切り出し地図とを重ね合わせて地図表示を行う際には、背景、道路、および地名のそれぞれを別々に重ね合わせていく。すなわち、広域切り出し地図の背景の上に詳細切り出し地図の背景を重ね合わせ、その上に広域切り出し地図の道路、さらにその上に詳細切り出し地図の道路を重ね合わせる。そして、さらにまたその上に広域切り出し地図の地名を重ね合わせ、最後にその上に詳細切り出し地図の地名を重ね合わせる。このようにすることで、前述したように地図の一部分が表示されなくなることが避けられ、正しい地図を表示することができる。
【0021】
以上説明した地図表示の例を、図6〜9に示す。図6、7および8は、それぞれ背景、道路および地名を画面表示したものであり、これらの図において(a)は広域切り出し地図におけるもの、(b)は詳細切り出し地図におけるものをそれぞれ表している。また、図9は図6〜8をそれぞれ重ね合わせて地図として表示したものである。このとき、上記において説明した順番に従い、図6(a)、(b)、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)の順に下から上に重ね合わせていくことにより、地図の一部分が表示されなくなることを避け、図9のように正しい地図を表示することができる。なお、上記の各図のうち図8(b)のみ表示の縮尺が他の図と異なっており、この図8(b)の詳細切り出し地図の地名は、図9の地図においては表示されていない。このように、表示する地図の縮尺によっては、地図データの一部について、詳細切り出し地図と広域切り出し地図のどちらか一方のみを表示に用いる場合がある。
【0022】
地図の縮尺とその時に表示する地図データとの関係について、その一例を一覧表にしたものを図10に示す。図10の一覧表より、地図の縮尺率をたとえば中程度、すなわち表示単位距離200mとした場合は、背景、道路、地図のいずれについても、詳細切り出し地図と広域切り出し地図との両方を全て重ね合わせて地図に表示する。これよりも縮尺を大きくして、たとえば表示単位距離100mとした場合には、背景のうち川や湖などの水系や緑地帯、道路のうち一般道の基本道路、および地名のうち道路名については、詳細切り出し地図のものだけを地図に表示する。また、縮尺を小さくして、たとえば表示単位距離1kmとした場合には、道路のうち一般道の基本道路とその他一般道、および地名のうち道路名以外のその他地名については、広域切り出し地図のものだけを地図に表示する。このように、地図の縮尺によって一部の地図データを表示しないようにすることで、重ね合わせて表示したときに見やすい地図とすることができる。
【0023】
以上説明したようにして、詳細切り出し地図と広域切り出し地図とを重ね合わせて地図表示を行う。この時の処理フローを、図11に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS1においてユーザの操作などに基づいて地図縮尺の設定を行った後、ステップS2〜S5において背景表示処理を行う。ステップS2とS3では、広域切り出し地図の背景を表示する。はじめに、ステップS2において、表示する広域切り出し地図の背景データを抽出する。このとき抽出される背景データは、ステップS1において設定した地図縮尺により、あらかじめ設定されている図10を参照に説明したような地図縮尺との関係に基づいて決定される。このステップS2において抽出した背景データを、ステップS3において表示モニタ106に描画して、広域切り出し地図の背景を表示する。
【0024】
ステップS4とS5では、ステップS2とS3で広域切り出し地図の背景を表示したのと同様にして、詳細切り出し地図の背景を表示する。すなわち、ステップS4において表示する詳細切り出し地図の背景データを抽出した後、ステップS5においてその背景データを表示モニタ106に描画することにより、詳細切り出し地図の背景を表示する。
【0025】
このようにしてステップS2〜S5において背景表示処理を実行したら、次にステップS6〜S9において道路表示処理を実行する。この道路表示処理は、上記に説明した背景表示処理と同様の手順で行われるものであり、ステップS6およびS7では広域切り出し地図の道路を表示し、ステップS8およびS9では詳細切り出し地図の道路を表示する。このとき、ステップS6において表示する広域切り出し地図の道路データを抽出した後、ステップS7においてその道路データによって道路を表示モニタ106に描画する。また、ステップS8において表示する詳細切り出し地図の道路データを抽出した後、ステップS9においてその道路データによって道路を表示モニタ106に描画する。なお、ステップS6およびS8で抽出される道路データは、ステップS2およびS4で抽出される背景データと同様に、ステップS1において設定した地図縮尺により、あらかじめ設定されている地図縮尺との関係に基づいて決定される。
【0026】
ステップS6〜S9において道路表示処理を実行した後は、ステップS10〜S13において地名表示処理を実行する。この地名表示処理は、上記に説明した背景表示処理および道路表示処理と同様の手順で行われる。すなわち、ステップS10およびS11では広域切り出し地図の地名を表示し、ステップS12およびS13では詳細切り出し地図の地名を表示する。ステップS10では表示する広域切り出し地図の地名データを抽出し、次のステップS11では、その抽出された地名データが表す地名を表示モニタ106に表示する。また、ステップS12では表示する詳細切り出し地図の地名データを抽出し、その後、ステップS13では、ステップS12で抽出された地名データが表す地名を表示モニタ106に表示する。このとき、ステップS10およびS12で抽出される地名データは、前述のように抽出される背景データおよび道路データと同様に、ステップS1において設定した地図縮尺により、あらかじめ設定されている地図縮尺との関係に基づいて決定される。ステップS13の実行後に、図11の処理フローを終了する。
【0027】
以上説明した処理では、広域切り出し地図の背景の表示(ステップS2、S3)、詳細切り出し地図の背景の表示(ステップS4、S5)、広域切り出し地図の道路の表示(ステップS6、S7)、詳細切り出し地図の道路の表示(ステップS8、S9)、広域切り出し地図の地名の表示(ステップS10、S11)、および詳細切り出し地図の地名の表示(ステップS12、S13)を順次に行うこととした。このようにしたので、詳細切り出し地図と広域切り出し地図とを重ね合わせて地図表示を行う時に、背景、道路、および地名のそれぞれを別々に重ね合わせていくことができる。したがって、広域切り出し地図の上に詳細切り出し地図をそのまま重ね合わせると、広域切り出し地図の道路や地名などの一部分がそれぞれその上に重ね合わされた詳細切り出し地図の背景や道路の一部分によって隠されてしまって地図の一部分が表示されなくなることがあるが、本発明によれば、これを避けることができる。そのため、異なる細かさの地図を重ね合わせることにより。地図表示を行うことができる。
また、表示する地図の縮尺を設定し(ステップS1)、その縮尺によって図10に示すように決定される地図データを抽出して(ステップS2、S4、S6、S8、S10、S12)、抽出されない一部の地図データについては地図表示しないこととした。このようにしたので、地図データを重ね合わせて表示するときに不要な地図データを重ね合わせないことができ、見やすい地図表示とすることができる。
【0028】
なお、以上説明した実施形態は、配信された地図をブルートゥース方式で無線接続された通信端末により受信し表示するナビゲーション装置についての例であったが、本発明は、これ以外の無線通信方式や有線通信などによって通信端末と接続されて地図データを配信される車載用情報端末にも適用できる。
【0029】
また、上記の実施形態では、配信された地図により地図表示を行う車載用情報端末について説明した。しかし、本発明はこの内容に限定されず、CD−ROMやDVD−ROM、ハードディスクなどに記憶された地図データを用いて地図表示を行う車載用情報端末においても適用できる。たとえば、現在地付近の一定範囲については詳細な地図表示を行い、それより外側の範囲ではおおまかな地図表示を行うようなものに対して、本発明を適用することができる。
【0030】
本発明は、上記実施の形態で用いた構成要素には限定されず、本発明の特徴が損なわれない限り、どのような構成を用いることとしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、広域切り出し地図の背景、詳細切り出し地図の背景、広域切り出し地図の道路、詳細切り出し地図の道路、広域切り出し地図の地名、および詳細切り出し地図の地名を順に表示することとした。このようにしたので、詳細切り出し地図と広域切り出し地図とを重ね合わせて地図表示を行う時に、広域切り出し地図の道路や地名などの一部分が、それぞれその上に重ね合わされた詳細切り出し地図の背景や道路の一部分によって隠されてしまって地図の一部分が表示されなくなることを避けることができ、異なる細かさの地図を重ね合わせることにより地図表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における地図情報配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】車載機の構成を示すブロック図である。
【図3】情報配信センターの構成を示すブロック図である。
【図4】経路探索要求時のデータの流れを示す図である。
【図5】経路に沿った一定範囲内の地図を切り出す方法を示す図である。
【図6】背景を画面表示した例を示す図であり、(a)は広域切り出し地図におけるもの、(b)は詳細切り出し地図におけるものをそれぞれ示す図である。
【図7】道路を画面表示した例を示す図であり、(a)は広域切り出し地図におけるもの、(b)は詳細切り出し地図におけるものをそれぞれ示す図である。
【図8】地名を画面表示した例を示す図であり、(a)は広域切り出し地図におけるもの、(b)は詳細切り出し地図におけるものをそれぞれ示す図である。
【図9】広域切り出し地図と詳細切り出し地図をそれぞれ重ね合わせて表示される地図を示す図である。
【図10】地図の縮尺とその時に表示する地図データとの関係について、その一例を一覧表にしたものを示す図である。
【図11】詳細切り出し地図と広域切り出し地図とを重ね合わせて地図表示を行う時の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 車両
100 車載機
200 通信端末
300 移動体通信網
400 情報配信センター

Claims (4)

  1. 第1の背景データ、道路データ、および地名データによって表される第1の地図と、第2の背景データ、道路データおよび地名データによって表される前記第1の地図より詳細な第2の地図とを重ね合わせて地図表示を行うとき、
    前記第1の背景データ、第2の背景データ、第1の道路データ、第2の道路データ、第1の地名データ、第2の地名データの順で表示することを特徴とする車載情報端末の地図表示方法。
  2. 請求項1の地図表示方法において、
    前記第1の背景データ、道路データ、地名データおよび第2の背景データ、道路データ、地名データはそれぞれ複数のデータより構成され、
    前記地図表示を行うときの地図縮尺を設定し、
    前記地図縮尺に応じて、前記第1の背景データ、道路データ、地名データおよび第2の背景データ、道路データ、地名データのいずれかのうち一部のデータを表示しないことを特徴とする車載情報端末の地図表示方法。
  3. 請求項1または2の地図表示方法において、
    車両の現在地と目的地を設定し、
    前記第2の背景データ、道路データ、および地名データは、前記現在地と目的地をつないで設定された推奨経路から一定範囲内に設定された第2の切り出し範囲より抽出されて配信され、
    前記第1の背景データ、道路データ、および地名データは、前記第2の切り出し範囲より外側の一定範囲内に設定された第1の切り出し範囲より抽出されて配信され、
    前記配信された第1の背景データ、道路データ、地名データおよび第2の背景データ、道路データ、地名データを受信して表示することを特徴とする車載情報端末の地図表示方法。
  4. 表示モニタと、
    請求項1〜3のいずれかの地図表示方法を実行して前記表示モニタに地図を表示する制御手段とを備えることを特徴とする車載情報端末。
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