JP2007133231A - 地図表示装置およびナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】望みの縮尺で望みの範囲の地図を迅速に表示させることができる地図表示装置を提供する。
【解決手段】サムネイル表示ボタンが押された場合には、サムネイル地図表示手段52により、縮尺が互いに異なる複数の縮小表示地図を同時にディスプレイ10に表示する。さらに、それら複数の縮小表示地図を、地図スクロール手段60により同時にスクロール可能とする。そして、選択地図表示手段50は、通常サイズ表示ボタンが押された場合には、複数の縮小表示地図から地図選択手段56によって選択されている縮小表示地図を通常サイズ地図としてディスプレイ10に拡大表示する。このようにすることにより、地図の拡大・縮小とスクロールとを何度も繰り返すことなく、望みの縮尺で望みの範囲の地図を表示することができる。
【選択図】図4
【解決手段】サムネイル表示ボタンが押された場合には、サムネイル地図表示手段52により、縮尺が互いに異なる複数の縮小表示地図を同時にディスプレイ10に表示する。さらに、それら複数の縮小表示地図を、地図スクロール手段60により同時にスクロール可能とする。そして、選択地図表示手段50は、通常サイズ表示ボタンが押された場合には、複数の縮小表示地図から地図選択手段56によって選択されている縮小表示地図を通常サイズ地図としてディスプレイ10に拡大表示する。このようにすることにより、地図の拡大・縮小とスクロールとを何度も繰り返すことなく、望みの縮尺で望みの範囲の地図を表示することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、画面上に表示する地図の縮尺および表示地図範囲を変更することができる地図表示装置、およびその地図表示装置を備えたナビゲーション装置に関する。
たとえば、特許文献1に記載されているカーナビゲーションシステムなど、画面上に地図を表示することができる地図表示装置が多数知られている。地図表示装置は、通常、画面上に表示する地図の縮尺および表示地図範囲を変更することができるようになっている。
地図表示装置において地図の縮尺を行うためには、縮尺変更キー(拡大キーおよび縮小キー)を操作する。また、表示地図範囲を変更するには、スクロールキーを操作する。そして、それら縮尺変更キーやスクロールキーを操作することにより、ユーザは、望みの縮尺で望みの範囲の地図を画面に表示させることができる。
特開200−14481号公報
縮尺変更キーおよびスクロールキーを用いることによって、望みの縮尺で望みの範囲の地図を表示させようとする場合、縮尺変更キーおよびスクロールキーを何度も操作しなければならず、その操作が面倒な場合も多かった。
たとえば、詳細な地図が表示されており地図の縮尺は望みどおりとなっているが、自分が表示させたい地点が表示されていない状態から、自分が表示させたい地点を表示させるためには、自分が表示させたい地点が表示されるまでスクロールキーを押し続ける方法がある。しかし、この方法では、自分の表示させたい地点が現在表示されている表示地図範囲から遠い場合には、スクロールキーを比較的長時間押し続けなければならない。
また、別の方法として、一旦、縮尺を変更して粗い地図とし、その粗い縮尺の地図をスクロールして自分の表示させたい地点を表示させ、その後に、再度、縮尺を変更して詳細な地図を表示させる方法がある。この場合には、前者の方法に比べてスクロールさせる手間は減少するが、その代わりに、地図の縮尺を変更する手間が増えてしまう。また、粗い地図上では自分の表示させたい地点が入っていても、縮尺を細かくしていった場合に、自分の表示させたい地点が表示範囲から外れてしまうということも生じる。この場合には、再度、表示地図範囲を変更しなければならないことになる。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、望みの縮尺で望みの範囲の地図を迅速に表示させることができる地図表示装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、画面上に表示する地図の縮尺および表示地図範囲を変更することができる地図表示装置であって、表示中心地点が共通し、縮尺が互いに異なる複数の地図を同時に表示する複数地図同時表示手段を含むことを特徴とする。
このように、表示中心地点が共通し、縮尺が互いに異なる複数の地図を同時に表示するようにすれば、それら縮尺が互いに異なる複数の地図を比較することにより、適切な縮尺を判断することができるようになることから、拡大・縮小の手間が軽減する。従って、迅速に望みの縮尺で望みの範囲の地図を表示できるようになる。
ここで、好ましくは、請求項1記載の地図表示装置は、請求項2記載のように、前記複数地図同時表示手段によって表示された全ての地図の表示地図範囲を、所定のキー操作に基づいて同時に変更する表示地図範囲同時変更手段をさらに含むものである。
このように、縮尺が互いに異なる複数の地図の表示地図範囲を同時に変更できるようにすれば、一層迅速に、望みの縮尺で望みの範囲の地図を表示させることができるようになる。
上記表示地図範囲同時変更手段は、請求項3または4のようにして表示地図範囲を変更することができる。すなわち、請求項3記載の発明は、請求項2に記載の地図表示装置において、前記表示地図範囲同時変更手段は、前記複数地図同時表示手段によって表示された全ての地図の表示地図範囲を、地図の縮尺に関係なく、同じ画素数分だけ同時に変更するものであることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項2に記載の地図表示装置において、前記表示地図範囲同時変更手段は、前記複数地図同時表示手段によって表示された全ての地図の表示地図範囲を、実際の移動距離が同じになるように変更するものであることを特徴とする。
請求項3のようにすれば、縮尺の大きい地図を基準として全ての地図の表示地図範囲を移動させたとしても、縮尺の小さい地図の画面移動速度が大きくなりすぎることがない。一方、請求項4のようにすれば、表示地図範囲を変更した後でも、複数の地図の表示中心地点が同じ地点に維持される。
また、請求項5記載の発明は、前記複数地図同時表示手段によって表示される複数の地図の表示中心地点を施設名称で指定できる中心地点指定手段をさらに備え、前記複数地図表示手段は、その中心地点指定手段によって地図の表示中心地点が所定の施設名称に指定された場合には、縮尺が互いに異なる複数の地図の一つとして、その施設の全体を最も大きく表示する縮尺の地図を表示させることを特徴とする。
このように縮尺が互いに異なる複数の地図の一つとしてその施設の全体を最も大きく表示する縮尺の地図を表示すれば、その施設内の道路、駐車場などの位置関係を容易に確認できるようになり、或いは、その施設内のより具体的な地点を中心とする詳細地図を表示させる操作が容易となる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の地図表示装置において、前記複数地図同時表示手段によって同時に表示された複数の地図から一つの選択地図を選択する地図選択手段と、その地図選択手段によって選択された選択地図を所定の選択地図表示領域に表示する選択地図表示手段とをさらに備え、前記複数地図同時表示手段は、前記選択地図表示領域に、前記選択地図に代えて前記複数の地図を同時に表示するものであることを特徴とする。
このように、選択地図表示領域に、選択地図に代えて前記複数の複数の地図を表示するようにすれば、同じ表示領域を選択地図表示手段および複数地図同時表示手段が共通して使用することになるので、地図を表示することができる範囲に制約がある装置であっても、縮尺が互いに異なる複数の地図を表示することができる。
また、請求項1乃至6のいずれかに記載の地図表示装置は、請求項7記載のように、ナビゲーション装置に備えられる。しかし、請求項1乃至6の地図表示装置は、必ずしもナビゲーション装置に備えられる必要はなく、ナビゲーション機能を有さない単なる地図表示装置であってもよいし、ナビゲーション機能以外の機能、たとえば、施設検索機能を有していてもよい。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の地図表示装置としての機能を備えたカーナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
図1において、カーナビゲーション装置は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、外部メモリ9、ディスプレイ10、送受信機11、音声コントローラ12、スピーカ13、音声認識装置14、マイク15、リモコンセンサ16、リモートコントロール端末(以下、リモコンと称する)17と、これら各装置が接続された制御装置8を備えている。
また、制御装置8には、車両周辺を撮像するカメラ20からの信号、および、車両に備えられている種々のセンサ21からの信号も入力される。
制御装置8は、通常のコンピュータであり、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースおよびこれらの構成を接続するためのバスラインを備えている。ROMには、制御装置8が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
位置検出器1は、車両の絶対方位を検出するための地磁気センサ2、車両の相対方位を検出するためのジャイロスコープ3、車両の走行距離を検出する距離センサ4、および衛星からの電波に基づいて車両の位置を測定するグローバルポジショニングシステム(GPS)のためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2、3、4、5は、いずれも周知のものである。これらのセンサ等2、3、4、5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサ等2、3、4、5により各々を補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したうちの一部で位置検出器1を構成してもよく、更に、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車速センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器6は、たとえばDVD−ROM、CD−ROM、ハードディスクなどの図示しない記憶媒体を備え、その記憶媒体には、デジタル地図データ群が格納されている。このデジタル地図データ群は、互いに縮尺の異なる複数のデジタル地図データから構成されており、各デジタル地図データは、道路データ、背景データ、文字データおよび施設データなどの各種情報を含んでいるが、縮尺の小さい地図ほど詳細な情報を有している。この地図データ入力器6は、制御装置8からの要求信号に応じて、記憶媒体に記憶されているデジタル地図データ群から所定のデータを制御装置8に入力する。
操作スイッチ群7は、ディスプレイ10と一体になったタッチスイッチもしくはディスプレイ10の周辺に設けられるメカニカルなスイッチ等からなる。操作スイッチ群7は、ディスプレイ10に表示された地図の縮尺変更、メニュー表示選択、目的地設定、経路案内開始、現在位置修正、表示画面変更、音量調整等の各種入力に使用される。
リモコン17には、図示しない複数の操作スイッチが設けられ、その操作スイッチの操作により操作スイッチ群7と同様の入力操作が行える。リモコン17に入力された入力操作を表す信号は、リモコンセンサ16を介して制御装置8へ供給される。
外部メモリ9は、たとえばメモリカード等の書き込み可能な記憶媒体である。この外部メモリ9には、ユーザによって設定された自宅位置や、テキストデータ、画像データ、音声データ等の各種データが記憶される。
ディスプレイ10は、たとえば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイによって構成される。このディスプレイ10は、一つのディスプレイであってもよいし、また、複数のディスプレイから構成されてもよい。複数のディスプレイから構成される場合には、たとえば、ダッシュボードの運転席前方、ダッシュボードの助手席前方、ダッシュボードの中央に配置される。また、後席用として、車室天井の車両前後方向中央付近や、前席の後席側面などにディスプレイが配置されてもよい。
このディスプレイ10には、地図表示領域22が備えられている。また、その他の領域には、たとえば、現在時刻や渋滞情報などが表示される。
図2は、ディスプレイ10の地図表示領域22の表示例であり、図2には、地図表示領域22の大きさと略一致する通常サイズ地図24が表示されている。この通常サイズ地図24には、図2に示すように、地図の中心地点(すなわち表示中心地点)を示す中心地点マーク25、方位を示す方位記号26、縮尺を示す縮尺記号27、スクロール可能方向を示す矢印28、表示施設名称29、および、各種のボタン30などが重畳表示されている。
図2には、ボタン30として、戻るボタン31、広域ボタン32、目的地セットボタン33、サムネイル表示ボタン34、詳細ボタン35、情報ボタン36が表示されている。これらの各種ボタン30に関する機能は、ディスプレイ10と一体となったタッチスイッチのボタン30に対応する部分が押されることにより実行される。
戻るボタン31は、地図表示領域22の表示態様を戻るボタン31が操作される直前の状態に戻すためのボタンである。広域ボタン32は、通常サイズ地図24の縮尺を一段階大きくしてより広い範囲を地図表示領域22に表示するためのボタンである。一方、詳細ボタン35は、通常サイズ地図24の縮尺を一段階小さくしてより狭い範囲の詳細な地図を表示するためのボタンである。
目的地セットボタン33は、目的地設定画面を表示するためのボタンである。この目的地設定画面は、本実施形態では、地図表示領域22とは別の所定の領域に表示される。ただし、地図表示領域22に地図に代えて目的地設定画面を表示するようにしてもよい。
前述の表示施設名称29には、目的地設定画面の操作によって設定された目的施設の名称が表示される。情報ボタン36は、設定された目的地に関する情報を表示するためのボタンである。
サムネイル表示ボタン34は、地図表示領域22に表示させる地図を、通常サイズ地図24から複数の縮小表示地図に切り替えるためのボタンである。図3は、サムネイル表示ボタン34が押された後の地図表示領域22を例示する図である。
図3に示す例では、地図表示領域22に互いに縮尺の異なる8つの縮小表示地図40A〜40Hが表示されている。これら8つの縮小表示地図40A〜40Hの縮尺は予め定められており、40A、40B、40C、40D、40E、40F、40G、40Hの順に縮尺が大きくなる、すなわち、広域の地図になる。また、これら8つの縮小表示地図40A〜Hの中心地点は、全て、サムネイル表示ボタン34が押される直前に表示されていた通常サイズ地図24と同じ地点である。そして、その通常サイズ地図24の縮尺と同じまたはそれに最も近似する縮小表示地図40(図3では、縮小表示地図40D)の縁部には、それが現在選択されていることを示す選択枠42が表示されている。
また、縮小表示地図40が表示されている状態では、地図表示領域22には、目的地セットボタン33および通常サイズ表示ボタン44が表示されている。通常サイズ表示ボタン44は、地図表示領域22に表示させる地図を通常サイズ地図24に戻すためのボタンであり、この通常サイズ表示ボタン44が押されると、そのとき、選択枠42が表示されていた縮小表示地図40が通常サイズに拡大されて、図2に示すように、地図表示領域22に通常サイズ地図24として表示される。
このように、通常サイズ地図24は、複数の縮小表示地図40から選択された一つの地図が拡大表示されたものであることから選択地図であり、その選択地図(通常サイズ地図24)を表示している地図表示領域22は、選択地図表示領域である。
図1に戻って、送受信機11は、外部との通信接続をするための通信機であり、道路に敷設されたビーコンや各地のFM放送局を介して、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)センタから提供される道路交通情報、気象情報、日付情報、施設情報、広告情報、位置情報を受信するVICSセンサと接続され、この道路交通情報等を制御装置8へ送信する。なお、この送受信機11によって受信される位置情報は、位置検出器1からの情報に基づいて決定される車両の位置を修正するのに利用される。また、送受信機11は、制御装置8で処理した情報を送受信機11から出力することもできる。
スピーカ13は、音声コントローラ12から入力された音声出力信号に基づき所定の音声(案内のための音声や画面操作の説明、音声認識結果等)を外部に出力する。
マイク15は、操作者が発声した音声を電気信号として音声認識装置14に入力する。音声認識装置14は、マイク15から入力された操作者の入力音声と、内部に記憶する認識辞書(不図示)中の語彙データ(比較対照パターン)とを照合し、最も一致度の高いものを認識結果として音声コントローラ12に入力する。
音声コントローラ12は、音声認識装置14を制御するとともに、音声入力のあった操作者に対し、スピーカ13を通じてトークバック出力制御(音声出力)する。また、音声認識装置14の認識結果を制御装置8に入力する処理も行う。
制御装置8は、音声認識装置14からの情報に基づき、操作者の発声に対する所定の処理を実行するとともに、操作スイッチ群7あるいはリモコン17の入力操作に対する所定の処理を実行する。この処理としては、たとえば、メモリ9への地図データの記憶処理、地図縮尺変更処理、メニュー表示選択処理、目的地設定処理、経路探索実行処理、経路案内開始処理、現在位置修正処理、表示画面変更処理、音量調整処理等がある。また、制御装置8で処理された経路案内音声情報等は、音声コントローラ12を介してスピーカ13から適宜報知される。
図4は、制御装置8の地図表示に関する機能を示すブロック図である。なお、図4において、入力部51とは、操作スイッチ群7、リモコン17、マイク15を意味する。
選択地図表示手段50は、地図データ入力器6から所定のデータを読み出して地図表示領域22に通常サイズ地図24を表示させる。
サムネイル地図表示手段52は複数地図同時表示手段として機能するものであり、前述のサムネイル表示ボタン34が押された場合に、図3に例示したような、中心地点をサムネイル表示ボタン34が押される直前に表示されていた通常サイズ地図24と同一の中心地点とし、且つ、互いに異なる縮尺に予め設定された複数の縮小表示地図40を地図表示領域22に表示する。また、それら複数の縮小表示地図40に加えて、前述の通常サイズ表示ボタン44および目的地セットボタン33を地図表示領域22の所定位置に表示する。
目的地設定手段54は中心地点指定手段として機能するものであり、目的地設定画面が表示されている状態で入力部51の操作に基づいて指定される目的地を、地図データ入力器6に格納されているデジタル地図データから検索して、地図表示領域22に表示する地図の表示中心地点となる目的地を設定する。そして、設定した目的地を、選択地図手段50およびサムネイル地図表示手段52に出力する。なお、目的地は、住所、施設名称、電話番号等によって指定される。
選択地図表示手段50およびサムネイル地図表示手段52は、目的地設定手段54から目的地が入力された場合には、地図データ入力器6から所定のデータを読み出して、その目的地を表示中心地点とする地図を再表示する。
この目的地設定手段54は、施設名称を目的地として設定することも可能となっている。選択地図表示手段50およびサムネイル地図表示手段52は、目的地として施設名称が入力された場合には、施設名称毎に予め定められている地点(たとえば施設の中心地点)を表示中心地点として地図を再表示する。さらに、サムネイル地図表示手段52は、目的地として予め設定されている大面積施設の施設名称が入力された場合には、予め設定された縮尺の縮小表示地図40に加えて、その大面積施設の全体を最も大きく表示する縮尺の縮小表示地図を地図表示領域22に表示する。
なお、この大面積施設としては、予め設定されている複数の縮尺の地図のうちの最も縮尺が小さい地図(すなわち最も詳細な地図)には施設全体が表示されない施設が指定されており、そのような施設としては、たとえば、空港がある。これらの大面積施設に対しては、デジタル地図データに、その大面積施設の全体を最も大きく表示する縮尺に対応する詳細さを有する縮小表示地図40用のデータが含まれており、そのデータを用いて大面積施設の全体を最も大きく表示する縮小表示地図40が表示される。
地図選択手段56は、地図表示領域22にサムネイル地図表示手段52により複数の縮小表示地図40が表示されている状態で、十字方向スイッチなどの所定のスイッチが操作されたことに基づいて、選択枠42をある縮小表示地図40から別の縮小表示地図40へ移動させ、また、その選択枠42によって囲まれている縮小表示地図40を選択地図として記憶する。
前述の選択地図表示手段50は、複数の縮小表示地図40とともに表示されている通常サイズ表示ボタン44が押された場合には、そのとき地図選択手段56によって記憶されている選択地図を、通常サイズ地図40として地図表示領域22の全体に拡大表示する。
縮尺変更手段58は、選択地図表示手段50によって地図表示領域22に通常サイズ地図24が表示されている状態で、広域ボタン32または詳細ボタン35が押された場合に、地図データ入力器6から必要なデータを読み出して、通常サイズ地図24の縮尺を変更する。
地図スクロール手段60は、所定のスクロールボタンが操作された場合には、地図データ入力器6から必要なデータを読み出しつつ、地図表示領域22に表示されている地図をスクロールボタンによって定まる方向にスクロールさせる。なお、地図表示領域22に複数の縮小表示地図40が表示されている場合、地図表示領域22に表示されている全ての縮小表示地図40を同時に同じ画素数分だけスクロールさせる。この地図スクロール手段60が表示地図範囲同時変更手段に相当する。
図5は、サムネイル表示ボタン34が押されたときに制御装置8が実行する処理を示すフローチャートである。
図5において、まず、ステップS51では、サムネイル表示ボタン34が押された時点ではそのサムネイル表示ボタン34とともに通常サイズ地図24が表示されているので、表示中心地点をその通常サイズ地図24と同じ中心地点とする予め設定された複数の縮尺の縮小表示地図40と、目的地セットボタン33と通常サイズ表示ボタン44とを地図表示領域22に表示する。
そして、続くステップS52では、通常サイズ表示ボタン44が押されたか否かを判断する。この判断が肯定された場合には、ステップS53において、そのとき選択枠42によって囲まれている縮小表示地図40(すなわち選択地図)を、通常サイズ地図24として地図表示領域22に拡大表示する。また、それとともに、複数のボタン30等も地図表示領域22に表示する。
一方、ステップS52の判断が否定された場合には、縮小表示地図40とともに表示される目的地セットボタン33が押されたか否かをさらに判断する。目的地セットボタン33が操作されない場合には後述するステップS58を直接実行する。一方、ステップS54が肯定判断である場合には、ステップS55において、目的地セットボタン33が押されることにより表示される目的地設定画面において、所定の大面積施設が指定されたか否かをさらに判断する。
このステップS55の判断が否定された場合、すなわち、指定された施設が大面積施設ではない場合には、全ての縮小表示地図40の表示中心地点を目的地設定で設定された地点として、全ての縮小表示地図40を再表示する。一方、ステップS55の判断が肯定された場合、すなわち、指定された施設が所定の大面積施設である場合には、全ての縮小表示地図40の表示中心地点をその指定された施設として、予め設定された縮尺の複数の縮小表示地図40を表示するとともに、その大面積施設の全体がちょうど入る最適な縮尺(すなわち、その大面積施設の全体を最も大きく表示する縮尺)の縮小表示地図40Iを表示する。なお、この最適な縮尺の縮小表示地図40Iは、縮尺順に縮小表示地図40が並ぶ位置に配置される。
図6は、ステップS57を実行したときの地図表示領域22の表示例である。図6に示す例は、最適な縮尺の縮小表示地図40Iは、縮小表示地図40Dと40Eとの間に配置されている。
ステップS56またはステップS57の実行後、或いは、ステップS54が否定判断された場合には、ステップS58において、スクロール操作があったか否かを判断する。この判断が否定された場合には、前述のステップS52以下を繰り返し実行する。一方、ステップS58の判断が肯定された場合には、ステップS59において、全ての縮小表示地図40を、スクロール操作に基づいて定まる方向へ同時に同じ画素数分だけスクロールさせる。
以上、説明した本実施形態によれば、サムネイル表示ボタン34が押された場合には、サムネイル地図表示手段52により、縮尺が互いに異なる複数の縮小表示地図40を同時に表示しており、また、それら複数の縮小表示地図40は、地図スクロール手段60により同時にスクロール可能となっていることから、迅速に望みの縮尺で望みの範囲の地図を表示できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態の地図スクロール手段60は、複数の縮小表示地図40を同時に同じ画素数分だけスクロールさせていたが、それら複数の縮小表示地図40を表示中心地点の実際の移動距離が同じになるようにスクロールさせてもよい。なお、この場合、そのとき選択枠42によって選択されている縮小表示地図40を基準として他の縮小表示地図40のスクロール速度を決定する。
また、前述の実施形態では、表示地図範囲同時変更手段に相当する手段として地図スクロール手段60が備えられており、複数の縮小表示地図40はスクロールさせられることにより表示地図範囲が連続的に変更させられていたが、複数の縮小表示地図40の表示地図範囲が逐次的に変更されるようになっていてもよい。
また、縮小表示地図40の表示地図範囲が変更可能となっていなくてもよい。この場合でも、一つの縮小表示地図40を選択して通常サイズ地図24を表示させた後に、その通常サイズ地図24をスクロール等させることが可能であることから、従来よりは迅速に望みの範囲の地図を表示させることができる。
また、複数の縮小表示地図40の表示地図範囲が同時に変更可能となっておらず、それら複数の縮小表示地図40の表示地図範囲を個別に変更するようになっていてもよい。
また、前述の実施形態では、縮尺が互いに異なる複数の地図として、通常サイズ地図24よりも小さい縮小表示地図40を表示していたが、ディスプレイ10の表示領域に余裕がある場合には、通常サイズ地図24と同じサイズの地図を表示してもよい。
また、前述の実施形態では、地図表示領域22を通常サイズ地図24の表示領域として使用し、また、縮小表示地図40の表示領域としても使用していたが、縮小表示地図40を通常サイズ地図24とは別の表示領域に表示するようにしてもよい。この場合、常時、縮小表示地図40を表示するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、デジタル地図データに、大面積施設の全体がちょうど入る縮小表示地図40を表示するためのデータが含まれていたが、大面積施設の全体がちょうど入る縮小表示地図40を、通常サイズ地図24を表示するためのデジタル地図データから作成してもよい。なお、その際には、大面積施設がちょうど入る縮小表示地図40よりも縮尺の小さい(すなわち詳細な)地図データを用いて、両者の縮尺の差に応じて表示する情報を最適化することが好ましい。この最適化とは、使用するデジタル地図データの縮尺と、大面積施設がちょうど入る縮小表示地図40の縮尺との差に応じて、道路データなどのデータの一部を削除して大面積施設がちょうど入る縮小表示地図40を作成することである。
10:ディスプレイ
22:地図表示領域(選択図表示領域)
24:通常サイズ地図
40:縮小表示地図
42:選択枠
50:選択地図表示手段
52:サムネイル地図表示手段(複数地図同時表示手段)
54:目的地設定手段(中心地点指定手段)
56:地図選択手段
58:縮尺変更手段
60:地図スクロール手段(表示地図範囲同時変更手段)
22:地図表示領域(選択図表示領域)
24:通常サイズ地図
40:縮小表示地図
42:選択枠
50:選択地図表示手段
52:サムネイル地図表示手段(複数地図同時表示手段)
54:目的地設定手段(中心地点指定手段)
56:地図選択手段
58:縮尺変更手段
60:地図スクロール手段(表示地図範囲同時変更手段)
Claims (7)
- 画面上に表示する地図の縮尺および表示地図範囲を変更することができる地図表示装置であって、
表示中心地点が共通し、縮尺が互いに異なる複数の地図を同時に表示する複数地図同時表示手段を含むことを特徴とする地図表示装置。 - 前記複数地図同時表示手段によって表示された全ての地図の表示地図範囲を、所定のキー操作に基づいて同時に変更する表示地図範囲同時変更手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
- 前記表示地図範囲同時変更手段は、前記複数地図同時表示手段によって表示された全ての地図の表示地図範囲を、地図の縮尺に関係なく、同じ画素数分だけ同時に変更するものであることを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
- 前記表示地図範囲同時変更手段は、前記複数地図同時表示手段によって表示された全ての地図の表示地図範囲を、実際の移動距離が同じになるように変更するものであることを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
- 前記複数地図同時表示手段によって表示される複数の地図の表示中心地点を施設名称で指定できる中心地点指定手段をさらに備え、
前記複数地図表示手段は、その中心地点指定手段によって地図の表示中心地点が所定の施設名称に指定された場合には、縮尺が互いに異なる複数の地図の一つとして、その施設の全体を最も大きく表示する縮尺の地図を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の地図表示装置。 - 前記複数地図同時表示手段によって同時に表示された複数の地図から一つの選択地図を選択する地図選択手段と、
その地図選択手段によって選択された選択地図を所定の選択地図表示領域に表示する選択地図表示手段とをさらに備え、
前記複数地図同時表示手段は、前記選択地図表示領域に、前記選択地図に代えて前記複数の地図を同時に表示するものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の地図表示装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の地図表示装置を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
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Cited By (7)
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2005
- 2005-11-11 JP JP2005327618A patent/JP2007133231A/ja active Pending
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