JP5006405B2 - 電子機器用導体線材およびそれを用いた配線用電線 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器用導体線材およびそれを用いた配線用電線に関するものである。
従来、電子機器用途や自動車の配線用電線、ロボット用配線材として、主にJIS C 3102に規定されるような軟銅線、またはこれに錫メッキ等を施した線を撚り合わせ、この撚線導体に塩化ビニール・架橋ポリエチレン等の絶縁体を同心円状に被覆した電線が使用されてきた。
また、一部の電子機器には被覆無しの状態でコネクタ(メス)側と嵌合(かんごう)するタイプもある。これらには上記に示した軟銅線では、強度が足らず、純銅より導電性を低下させた合金線、例えば、JIS−C2700W(黄銅)、C5191W(リン青銅)やJIS−C1940W(鉄入り銅)、C7025W(コルソン銅)、C1720W(ベリ銅)などが用いられてきた。
さらに、自動車では搭載される各種の制御回路は近年増加しており、その配線箇所の数は多くなっている。とりわけ自動車配線回路においては、制御用等の信号電流回路の占める割合が高まっている。そのため使用する電線重量が増加するとともに、電線の接合部等における耐久性・永年通電性についての信頼性の要求は一層高まっている。このような状況をうけ、省エネルギーの立場等からは、上記のような信頼性を確保しつつしかも電線重量を軽減化することが要求されるようになってきた。
電子機器の用途でも年々使用される電流の周波数は高くなる関係から、ますます導電性の高い材料が望まれ、更に、同じく軽量化と信頼性の要求から高い接圧に耐える高強度材が所望されている。
一方、嵌合部分で起こる発熱の問題に応じるための高導電性の要求もある。電線及び導体は電気を運ぶ目的と共に、嵌合部分で発生した熱を逃がす役割を担っている。(例えば、非特許文献1参照)つまり、導体部分を通じて、熱を放散させる役目に寄与するため、発火や発熱に伴う劣化を抑制する大きな役割をはたしている。
従来の純銅を用いた電線導体では、通電容量には十分余裕があるにもかかわらず、電線導体自体およびその端子圧着部の機械的強度が弱いため細径化することは困難であった。
一方、合金線の場合は十分な強度が得られたが、逆に、導電性が低いことが問題となった。合金線の製造に関しては、高強度と細線化を試みたものが開示されており(例えば特許文献1参照)、また銅合金線と硬銅線とを複数本撚り合わせることで巻き癖がつきにくいものとし、かつ機械的・電気的特性の改善を試みたものが開示されている(例えば特許文献2参照)。しかし、これらのものは電線同士の接合部やリード線として使用した時の半田接合部が外れやすいなどという欠点がある。さらに、特許文献3、4に記載してある合金線では、所望している強度と導電性を有する材料を得ることはできない。
また、汎用用途して用いるために安価な材料でなければならない。特殊な溶解方法(真空溶解炉)や粉末冶金法などが用いられるとコスト高となる(例えば、特許文献5)。
古河電工時報 第81号 p123 特開平6−60722号公報 特開平11−224538号公報 特開2001−316741公報 特開2007−157509公報 特開平10−140267号公報
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定の組成の銅合金により、高強度かつ高導電性の材料を製造し得ることを見出した。このような点に鑑み、本発明はなされたものである。
すなわち本発明は、以下の電子機器用導体線材および配線用電線を提供するものである。
(1)コバルトを0.5〜3.0質量%、ケイ素を0.1〜1.0質量%含有し、残部が銅と不可避不純物とからなり、マトリクス中にCo−Si析出物を形成させた銅合金材よりなり、時効処理を300℃〜600℃で0.5〜4時間行い、前記時効処理前と時効処理後の冷間加工率の総和が99%以上であることを特徴とする電子機器用導体線材。
(2)前記銅合金材が、さらに、ニッケルを0.1〜3.0質量%含有し、マトリックス中に更にNi−Si析出物を形成させたことを特徴とする(1)記載の電子機器用導体線材。
(3)前記銅合金材が、さらに、鉄、銀、クロム、ジルコニウム、およびチタンからなる群からから選ばれる1種または2種以上の元素を合計で0.05〜1.0質量%含有することを特徴とする(1)または(2)記載の電子機器用導体線材。
(4)前記銅合金材が、さらに、0.05〜0.5質量%のマグネシウム、0.1〜2.5質量%の亜鉛、0.1〜2.0質量%のスズ、0.01〜0.5質量%のマンガン、および0.01〜0.5質量%のアルミニウムからなる群から選ばれる1種または2種以上を合計で0.01〜3.0質量%含有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材。
)(1)〜()のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材を複数本撚り合わせてなる配線用電線。
(6)時効処理を300℃〜600℃で0.5〜4時間行い、前記時効処理前と時効処理後の冷間加工率の総和が99%以上であることを特徴とする、(1)〜(5)のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材の製造方法。
(7)前記時効処理を500℃〜600℃で0.5〜4時間行うことを特徴とする、(6)記載の電子機器用導体線材の製造方法。
(8)(1)〜(4)のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材を複数本撚り合わせた後に圧縮を行い、さらに時効処理を行うことを特徴とする、配線用電線の製造方法。
(9)前記時効処理の後に絶縁体材料を被覆することを特徴とする、(8)記載の配線用電線の製造方法。
本発明の上記及び他の特徴及び利点は、下記の記載からより明らかになるであろう。
以下に、本発明の電子機器用導体線材について詳細に説明する。
まず、本発明の電子機器用導体線材に用いられる銅(Cu)合金の各合金元素および合金組成について、その作用効果とあわせて詳しく説明する。
コバルト(Co)とケイ素(Si)は、その添加量比を制御することによりマトリクス中にCo−Si析出物(CoSi、CoSi、CoSi)を形成させて析出強化を行うことができ、その添加により銅合金の強度を向上させることができる元素である。コバルトの含有量は0.5〜3.0質量%であり、好ましくは1.0〜2.0質量%である。コバルトの量が少なすぎるとその析出硬化量が小さく強度が不足する。これが多すぎてもその効果は飽和する。
ケイ素は質量%で計算するときはコバルトの添加量の約1〜1/2の時に強化量が大きくなることが知られている。この点に鑑み、本発明の電子機器用導体線材においては、ケイ素の含有量を0.1〜1.0質量%とし、0.3〜0.8質量%とすることが好ましい。
ニッケル(Ni)はコバルトと同様にケイ素と析出物(Ni−Si,NiSi)を形成する。また、一部はコバルトと置換を行って、三元系化合物(Ni−Co−Si系)が生成され、共に銅合金の強度を向上させることができる。ニッケルを含有させる場合を含有させる場合の含有量は、好ましくは0.1〜3.0質量%、さらに好ましくは0.5〜1.5質量%である。ニッケルの量が少なすぎるとその析出硬化量が小さく強度が不足することがある。これが多すぎてもその効果は飽和する。また、過剰な含有量はニッケルが銅母相に固溶して導電性を阻害する。
鉄(Fe)、銀(Ag)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)はいずれも銅母相に自ら析出し、強化する元素である。それらの元素を含有させる場合の含有量の合計は、好ましくは0.05〜1.0質量%であり、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である。これらの元素の含有量が少なすぎるとでは十分な強化量を得られないことがあり、逆に含有量が多すぎると加工性(割れ、断線などを発生)を阻害する。
マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、マンガン(Mn)、アルミニウム(Al)はいずれも銅母相に固溶し、固溶強化を発揮する元素である。添加すれば強度は向上するが、逆に含有量が多すぎると、導電性を阻害する。
マグネシウムを含有させる場合の含有量は好ましくは0.05〜0.5質量%、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である。
亜鉛を含有させる場合の含有量は好ましくは0.1〜2.5質量%、さらに好ましくは0.3〜1.0質量%である。
スズを含有させる場合の含有量は好ましくは0.1〜2.0質量%、さらに好ましくは0.2〜1.0質量%である。
マンガンを含有させる場合の含有量は好ましくは0.01〜0.5質量%、さらに好ましくは0.05〜0.2質量%である。
アルミニウムを含有させる場合の含有量は好ましくは0.01〜0.5質量%、さらに好ましくは0.05〜0.2質量%である。
これらのマグネシウム、亜鉛、スズ、マンガンおよびアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有させる場合、該少なくとも1種の元素の含有量の合計は、好ましくは0.01〜3.0質量%、さらに好ましくは0.05〜1.0質量%である。
本発明の電気・電子機器用の配線電線導体に用いられる銅合金線材は通常の方法にしたがって製造することができる。例えば、以下のような方法で製造することができる。すなわち、所望の金属の配合した原料を溶解して鋳造した鋳塊を作製する。次いで、その鋳塊中には溶解鋳造時の生じる粗大な晶出物、析出物(いずれも≧1μm)が存在するため、これらを再固溶させるため、800〜1000℃で0.1〜2時間保持する均質化処理と称した熱処理を行う。その熱処理後、熱間押出または圧延を行い、直ちに急冷する。このようにすることで結晶粒を微細化でき、かつ、粗大な析出物の形成を抑制した熱間加工材を提供することができる。熱間押出の後は、ただちに水中焼入れを行うことが好ましい。また、鋳造した鋳塊をそのまま連続的に熱間加工する方法(SCR法など)の提供も本発明では適用可能である。
こうして例えば丸棒を製造し、これを所定の直径に伸線して導体線材とすることができる。このようにして得られた導体線材は、径方向にかかる歪がほぼ均一になっているため、例えば端子を圧着した際に圧着強度が安定する利点がある。ただし、本発明の導体線材は、上記のような丸棒・伸線加工に限られず、目的の用途に応じて必要な大きさ・形状となるように成型加工すればよい。
高強度かつ高導電性の材料を得るためには、一般的には析出強化と加工強化を用いた強化機構を活用する。
本発明に用いられる合金は析出熱処理(いわゆる時効熱処理)の前後の冷間加工率の総和を好ましくは99%以上、より好ましくは99.3〜99.9%、さらに好ましくは99.5〜99.9%とすることで高強度高導電性の電気機器用導体線材を得ることができる。冷間加工とは材料を加熱無しで加工する方法で、上記に示した熱間加工(押出)は該当しない。本発明では、時効熱処理条件として300〜600℃で0.5〜4時間が好ましい。更に、好ましくは時効熱処理前の冷間加工率が≦50%行った場合には500〜600℃で、≦90%行った場合は400〜500℃で、>90%の場合は300〜450℃が望ましい。しかし、いずれの場合も時効熱処理前と後の冷間加工率の和(≒熱間加工から製品までの加工率)が≧99%となるように加工率を調整することによって、強度と導電率のバランスが良い材料とすることができる。
また、時効熱処理を数回に分けて行うと更に、導電性の特性が向上する。例えば、熱間圧延後の材料に550℃×2時間の熱処理を行い、次いで、冷間加工を90%行って、400℃×1時間の熱処理を行い、再び、冷間加工を90%行って、トータルの加工率(熱間加工から製品までの加工率)が99%の材料は、時効熱処理が1回の材料より更に高導電性の材料とすることができる。
なお、ここで、加工率は加工前の材料の断面積と加工後の断面積の差を加工前の断面積で割った百分率である。
次に、本発明の配線用電線について説明する。
本発明で撚線の場合は、その複数本を常法によって撚り合わせて(好ましくは3〜20本撚り合わせて)、本発明の配線用電線にすることができる。本発明の配線用電線の形態・大きさは特に限定されず、目的とする用途に応じて所望の形態・大きさに加工すればよく、さらに絶縁体材料などを被覆してもよい。また本発明の配線用電線は、さらに圧縮した後、例えば、300〜550℃で1〜5時間時効焼鈍を行うことができる。
このように、本発明に用いられる電気・電子機器用導体は、Cu−Co−Si合金に、必要により所定量の種々の元素を添加することにより、高強度かつ高導電性を発揮し、電子・電気機器用途の線材、および、それを用いた配線用電線のみならず、オス端子、ピン、自動車用ワイヤーハーネスなどに好適に利用することができる。
本発明の電子機器用導体線材は、引張強度(TS)が600MPa以上で、導電率が40%IACS以上の高強度高導電線材とすることができ、特殊な溶解方法や線引方法などを必要せずに安価に製造可能である。
また、本発明の電子機器用導体線材は、強度、および導電性に優れ、高強度化、高導電化が求められる電気・電子機器用途および配線用電線に好適に用いることができる。
また本発明によれば、衝撃荷重が作用するなどにより材料の伸びを必要とする用途の場合は、所望のサイズへの冷間加工後に時効熱処理を実施することで、伸びが5%以上で、引張強度(TS)が400MPa以上、導電率が40%IACS以上の導体線材が得られる。特に、自動車、ロボット等の配線用途で、本発明の導体線材を複数本撚り合わせた後に圧縮を行い、さらに時効熱処理を実施することで、伸び値の高い配線用電線を得ることができる。ここで、導体線材に加工する際の時効熱処理と、該時効熱処理前後での冷間加工時の加工率の総和や、さらに導体線材を複数本撚り合わせた後に行う時効熱処理については、それぞれ上記好ましい条件で施すことが好ましい。
以下に、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
[実施例1]
下記表1〜2中に示す合金組成となるよう、各金属材料を高周波溶解炉ならびに大気溶解炉にて溶解し、ビレットを鋳造した。次に前記ビレットを900℃で×1時間の均質化処理後に、熱間押出して、直ちに水中焼入れを行い、丸棒(直径20mm)を得た。次いで、前記丸棒を冷間にて伸線し、種々の線径の材料を得た。その種々の線径を有する線材を様々な熱処理条件で熱処理した後、冷間伸線した。また、必要に応じて、時効熱処理と冷間伸線とを繰り返す工程を経て作製したサンプルを準備した。
なお本発明において規定の範囲の合金組成を有するものは本発明例として、その範囲外のものについては比較例に示されている。
このようにして得られた各々の電線試料について、[1]引張強度、[2]導電率を下記方法により測定した。各項目の測定方法は以下のとおりである。
[1]引張強度(TS)
JIS Z 2241に準じて、各電線試料の3本について引張強度を測定し、その平均値(MPa)を表3〜4に示した。
[2]導電率(EC)
四端子法を用いて、20℃(±1℃)に管理された恒温槽中で、各電線試料の2本について導電率を測定し、その平均値(%IACS)を表3〜4に示した。このとき端子間距離は100mmとした。
表1に示す材料No.1〜30が本発明の合金の成分を有する本発明例であり、表2に示す材料101〜118が比較例である。
表2中、材料No.101、102および113〜116は、前記(1)項に係る発明(本発明例材料No.1〜5)の比較例であり、材料No.103は、前記(2)項に係る発明(本発明例材料No.6〜8)の比較例であり、材料No.104〜107は、前記(3)項に係る発明(本発明例材料No.9〜13、23)の比較例であり、材料No.108〜112、117および118は、前記(4)項に係る発明(本発明例材料No.14〜18、20〜22および24〜30)の比較例である。
表1〜2中、数値の単位は質量%であり、残部は銅と不可避不純物である。
Figure 0005006405
Figure 0005006405
表3〜4には時効熱処理と冷間加工率の組み合わせを変えて試作したときの材料特性(引張強度、導電率)を示す。表3〜4において、引張強度(TS)の単位はMPa、導電率(EC)の単位は%IACSである。なお、表3は本発明例、表4は比較例を示す。
工程(1):冷間加工(加工率=90%)−時効熱処理(440℃、2時間)−冷間加工(加工率=90%)[トータルの加工率99%]
工程(2):時効熱処理(550℃、2時間)−冷間加工(加工率=99%)
工程(3):冷間加工(加工率=75%)−時効熱処理(490℃、2時間)−冷間加工(加工率=75%)−時効熱処理(500℃、2時間)−冷間加工(加工率=90%)[トータルの加工率99.375%]
Figure 0005006405
Figure 0005006405
表3に示すように、本発明例のNo.1〜30は、工程(1)〜工程(3)のうち少なくとも1つの工程により製造されている線材について、引張強度600MPa以上で、導電率が40%IACS以上の優れた特性を有することがわかる。特に、工程(3)で処理された線材は、工程(1)、工程(2)で処理された線材に比較して更に高導電性であることが示されている。
これに対し、表4に示すように、比較例のNo.101〜118は、工程(1)〜工程(3)のいずれの工程により製造されている線材についても、引張強度が600MPa未満であるか、導電率が40%IACS未満であるか、途中断線するかのいずれかのものであった。
次に、冷間加工率を本発明の好ましい範囲外とした例および時効熱処理を実施しなかった例を表5に示す。表5において、引張強度(TS)の単位はMPa、導電率(EC)の単位は%IACSである。
工程(4):冷間加工(加工率=50%)−時効熱処理(500℃、2時間)−冷間加工(加工率=50%)[トータルの加工率75%]
工程(5):冷間加工(加工率=99%)[トータルの加工率99%]熱処理無し。
Figure 0005006405
表5に示すように、工程(4)は工程(1)〜(3)と比較して金属材料の強度が若干劣る傾向があり、工程(5)は工程(1)〜(3)と比較して金属材料の導電率が若干劣る傾向があることがわかる。すなわち、表5に示される例は、本発明の実施例の内、満足することが好ましい要求物性について必要最小限の物性を満たした例を示す。なお、工程(4)または(5)において、引張強度が600MPa以上かつ導電率が40%IACS以上である例(好ましい例)は存在するが、工程(1)〜(3)のように、材料No.1〜30のすべてにおいて引張強度が600MPa以上かつ導電率が40%IACS以上となるわけではない。
なお、本発明の各実施例において得られた線材は、例えば公知の撚線機を用いて複数本撚り合わせることにより、配線用の撚線とすることができる。表3および表5に示される本発明例1〜30の電線を7本常法によって撚り合わせて配線用撚線を形成したが、いずれも断線などの不具合は発生しなかった。
[実施例2]
表1の本発明例の材料(No.1、14、16、28、30)および表2の比較例の材料(No.101、118)について、それぞれ丸棒(直径20mm)を前記実施例1中の工程(1)に従って冷間伸線(冷間加工)と時効熱処理に付し、直径0.17mmの銅合金線材(導体線材)を得た。前記線材を7本常法により撚り合わせ、さらに圧縮して断面積0.13mmの撚線とした。前記撚線を450℃で2時間時効熱処理を行い、さらに絶縁体(ポリエチレン)で被覆し配線用電線(試作材)を製造した。
得られた電線について、前記の方法により、引張強度(TS 単位:MPa)、導電率(EC 単位:%IACS)を測定した。引張強度測定時には、同時に伸び(EL 単位:%)も測定した。表6に試作材の特性の測定結果を示す。
Figure 0005006405
表6に示されるように、各材料により製造された試作材は、いずれも伸びが5%以上となっていることから、衝撃荷重が作用することなどにより材料の伸びを必要とする用途にも適用できることがわかる。しかしながら、本発明の合金組成の範囲外またはその好ましい範囲外である比較例の材料No.101、118により製造された試作材は、引張強度(TS)が400MPa未満と低いか、または導電率(EC)が40%IACS未満と低く、配線用電線として用いるにはあまり好ましくないことがわかった。
本発明の電子機器用導体線材は、電子機器用用途に用いられる線材全般に好適に用いることができるが、特に、自動車およびロボットの配線等に好適に用いることができ、さらに、接続のために端子を圧着して使用する電子機器用導体線材としても好適に用いられるものである。
本発明の電子機器用導体線材を用いた配線用電線は、配線用電線として好適に用いられるものである。
本発明をその実施態様とともに説明したが、我々は特に指定しない限り我々の発明を説明のどの細部においても限定しようとするものではなく、添付の請求の範囲に示した発明の精神と範囲に反することなく幅広く解釈されるべきであると考える。
本願は、2007年11月1日に日本国で特許出願された特願2007-285585に基づく優先権を主張するものであり、これはここに参照してその内容を本明細書の記載の一部として取り込む。

Claims (9)

  1. コバルトを0.5〜3.0質量%、ケイ素を0.1〜1.0質量%含有し、残部が銅と不可避不純物とからなり、マトリクス中にCo−Si析出物を形成させた銅合金材よりなり、時効処理を300℃〜600℃で0.5〜4時間行い、前記時効処理前と時効処理後の冷間加工率の総和が99%以上であることを特徴とする電子機器用導体線材。
  2. 前記銅合金材が、さらに、ニッケルを0.1〜3.0質量%含有し、マトリックス中に更にNi−Si析出物を形成させたことを特徴とする請求項1記載の電子機器用導体線材。
  3. 前記銅合金材が、さらに、鉄、銀、クロム、ジルコニウム、およびチタンからなる群からから選ばれる1種または2種以上の元素を合計で0.05〜1.0質量%含有することを特徴とする請求項1または2記載の電子機器用導体線材。
  4. 前記銅合金材が、さらに、0.05〜0.5質量%のマグネシウム、0.1〜2.5質量%の亜鉛、0.1〜2.0質量%のスズ、0.01〜0.5質量%のマンガン、および0.01〜0.5質量%のアルミニウムからなる群から選ばれる1種または2種以上を合計で0.01〜3.0質量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材を複数本撚り合わせてなる配線用電線。
  6. 時効処理を300℃〜600℃で0.5〜4時間行い、前記時効処理前と時効処理後の冷間加工率の総和が99%以上であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材の製造方法。
  7. 前記時効処理を500℃〜600℃で0.5〜4時間行うことを特徴とする、請求項6記載の電子機器用導体線材の製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器用導体線材を複数本撚り合わせた後に圧縮を行い、さらに時効処理を行うことを特徴とする、配線用電線の製造方法。
  9. 前記時効処理の後に絶縁体材料を被覆することを特徴とする、請求項8記載の配線用電線の製造方法。
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