JP5006226B2 - 防水キャップ及びワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、防水キャップ及びこれを備えたワイパ装置に関する。
特許文献1に記載のワイパ装置には、ワイパ装置が配置されるカウルボックスへ浸入した水(雨水、洗車水等)によって、ワイパ装置に備えられたリンク機構等が被水するのを防止する防水キャップが設けられている。
詳細には、この防水キャップは、カウルボックスへ浸入した水を受け止める凹状の水受け部と、ピボットホルダの円筒部材に挿入されてピボットホルダに仮止めされる挿入装着部と、車体に防振ゴムを介して固定される樋部を備えている。
また、このワイパ装置を車体に取り付ける際は、先ず、この防水キャップの挿入装着をピボットホルダの円筒部材に挿入して防水キャップをピボットホルダに仮止めする。さらに、防水キャップが仮止めされた状態で、ワイパ装置を車体に搭載してワイパ装置を車体に固定する際に同時に防水キャップの樋部を防振ゴムを介して車体に固定する。
特開2007−320465号公報
しかしながら、ワイパ装置が車体に搭載されるまでは、防水キャップはピボットホルダに仮止めされた状態となっているだけである。このため、ワイパ装置を車体に搭載する際に、防水キャップが何らかの衝撃を受けて脱落することが考えられる。
本発明は、上記事実を考慮し、防水キャップが不用意に脱落するのを防止することが課題である。
本発明の請求項1に係る防水キャップは、ワイパアームが固定される第1ピボット軸及び第2ピボット軸をそれぞれ回転自在に支持し、フレーム部材によって連結される第1ピボットホルダ及び第2ピボットホルダに備えられる第1筒状部材及び第2筒状部材が設けられ、前記第1筒状部材及び第2筒状部材のうち少なくとも一方に取り付けられる防水キャップであって、前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材に前記第1ピボット軸又は前記第2ピボット軸の軸方向から挿入される挿入部と、前記挿入部から前記第1ピボット軸又は前記第2ピボット軸の径方向外側に延出形成されると共に、前記第1ピボット軸又は前記第2ピボット軸を回動させるリンク部材への被水を防止する水受け部と、前記水受け部に設けられ、前記挿入部を前記軸方向から前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材に挿入すると前記フレーム部材を把持する把持部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、防水キャップに設けられた挿入部が、第1筒状部材又は第2筒状部材に軸方向から挿入される。そして、挿入部から外側に延出形成される水受け部材に設けられた把持部が、挿入部を軸方向から第1筒状部材又は第2筒状部材に挿入するとフレーム部材を把持する。
このように、防水キャップに設けられた把持部がフレーム部材を把持するため、ワイパ装置を搬送する際、またワイパ装置を車体に搭載する際に、防水キャップがピボットホルダから不用意に脱落するのを防止することができる。
本発明の請求項2に係る防水キャップは、請求項1に記載において、前記把持部は、前記フレーム部材を挟み込む一対の挟持片であることを特徴とする。
上記構成によれば、把持部は、フレーム部材を挟み込む一対の挟持片である。
このように、フレーム部材を挟持片で挟み込むだけで、防水キャップが不用意に脱落するのを防止することができる。
本発明の請求項3に係る防水キャップは、請求項1又は2に記載において、前記水受け部には、前記第1ピボット軸及び前記第2ピボット軸を回動させるワイパモータに接続される給電用又は信号伝達用の配線部材を挟み込むクランプ部が設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、水受け部に設けられたクランプ部は、ワイパモータに接続される給電用又は信号伝達用の配線部材を挟み込む。このように、配線部材をクランプ部で挟み込むことで、配線部材がぶらつくのを防止することができる。
本発明の請求項4に係る防水キャップは、請求項3に記載において、前記クランプ部は、前記配線部材を挟み込む一対のクランプ片であり、一方のクランプ片が、前記挟持片の一方を兼ねていることを特徴とする。
上記構成によれば、クランプ部は、配線部材を挟み込む一対のクランプ片であり、一方のクランプ片が挟持片の一方を兼ねている。
このように、クランプ片の一方が挟持片の一方を兼ねることで、挟持片若しくはクランプ片の一方を独自に設ける必要がなく、防水キャップの形状を簡略化すると共に成形材料を低減することができる。
本発明の請求項5に係る防水キャップは、請求項1〜4何れか1項に記載において、前記水受け部には、前記挿入部が前記第1筒状部材又は第2筒状部材へ挿入された装着状態において、前記第1ピボットホルダ又は第2ピボットホルダに形成された被係合部に係合する係合部が設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、水受け部に設けられた係合部が、挿入部を第1筒状部材又は第2筒状部材へ挿入すると、第1ピボットホルダ又は第2ピボットホルダに形成された被係合部に係合する。
このように、水受け部に設けられた係合部をピボットホルダに設けられた被係合部に係合させることで、一層、防水キャップが不用意に脱落するのを防止することができる。
本発明の請求項6に係るワイパ装置は、ワイパアームが固定される第1ピボット軸及び第2ピボット軸をそれぞれ回転自在に支持する第1筒状部材及び第2筒状部材を備えた第1ピボットホルダ及び第2ピボットホルダと、前記第1ピボットホルダと前記第2ピボットホルダとを連結するフレーム部材と、前記フレーム部材に直接又は間接的に取り付けられるワイパモータと、前記ワイパモータの出力軸に取り付けられ、前記ワイパモータの回転力を前記第1ピボット軸及び前記第2ピボット軸に伝達するリンク機構と、前記第1筒状部材及び第2筒状部材のうち少なくとも一方に取り付けられる請求項1〜5何れか1項に記載された防水キャップと、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、第1ピボットホルダ及び第2ピボットホルダに設けられた第1筒状部材及び第2筒状部材に回転自在に支持される第1ピボット軸及び第2ピボット軸にワイパアームが固定される。さらに、フレーム部材は、この第1ピボットホルダと第2ピボットホルダを連結する。
また、リンク機構は、フレーム部材に固定されたワイパモータの回転力を第1ピボット軸及び第2ピボット軸に伝達する。
そして、第1筒状部材及び第2筒状部材のうち少なくとも一方には、請求項1〜5何れか1項に記載された防水キャップが取り付けられ、防水キャップに設けられた把持部はフレーム部材を把持している。
このように、請求項1〜5何れか1項に記載された防水キャップを備えているため、リンク機構等への被水を抑制することができる。
さらに、防水キャップの把持部がフレーム部材を把持しているため、ワイパ装置を搬送する際、またワイパ装置を車体に搭載する際に、防水キャップがピボットホルダから不用意に脱落するのを防止することができる。
本発明に係る防水キャップの一例が採用されたワイパ装置の実施形態について図1〜図9に従って説明する。
(全体構成)
図2,図3に示すように、本実施例のワイパ装置10は、ワイパモータ12と、ワイパモータ12によって駆動されるリンク機構14と、リンク機構14に連結されたピボット部16,ピボット部18を主要構成要素としている。
また、ワイパモータ12は、モータ部20と、モータ部20の回転出力を減速するギヤ部22を備えており、ギヤ部22がピボット部16のモータブラケット24にネジ止めされ取付けられている。ワイパモータ12の出力軸26は、モータブラケット24を貫通して、モータブラケット24の車両下方へ突出しており、その先端にリンク機構14のクランクアーム28が取付けられている。したがって、ワイパモータ12は、出力軸26の先端部分を除いてモータブラケット24の上側に配置されている。また、ギヤ部22には、配線部材としてのワイヤハーネス30が接続されている。
このワイヤハーネス30は、車両側からワイパモータ12へ電源を供給したり、車両側とワイパモータ12との間で操作信号等を入出力したりするためのものである。ワイヤハーネス30の一端(ワイパモータ12側)には、コネクタ部材34が接続され、他端側(車両側)にコネクタ部材36が接続されている。
さらに、コネクタ部材34は、ギヤ部22のコネクタ部に接続されている。また、コネクタ部材36は、後述するピボット部18に設けられた円筒部材70を支持すると共に車両に固定される板状の支持部38に設けられた突設片32に固定されている。
一方、リンク機構14は、クランクアーム28と、リンクロッド40と,リンクロッド42と、ピボットレバー44と,ピボットレバー46を備えている。
このリンクロッド40は、一端がクランクアーム28の先端にボールジョイント48を介して連結されており、他端がピボットレバー46の一端側の下面にボールジョイント50を介して連結されている。さらに、リンクロッド42は、一端がピボットレバー44の一端側の上面にボールジョイント52を介して連結されており、他端がピボットレバー46の一端側の上面にボールジョイント54を介して連結されている。
また、ピボットレバー44及びピボットレバー46は、それぞれ基端部が後述するピボット軸56及びピボット軸58の下端に固定されており、ピボット軸56及びピボット軸58を回動中心としてこれらと共に一体に揺動可能となっている。
以上の構成により、ワイパモータ12が作動すると、クランクアーム28が回動し、この回動力がボールジョイント48を介してリンクロッド40に伝達され、リンクロッド40に連結されたピボットレバー46が揺動する。ピボットレバー46にはピボット軸58が一体に固定されているので、ピボット軸58はピボットレバー46と共に揺動する。これにより、ピボット軸58の先端部に固定されるワイパ(図示省略)が車両のウインドシールドガラスの払拭面を往復払拭する。
また、ピボットレバー46が揺動すると、ピボットレバー46にリンクロッド42を介して連結されたピボットレバー44も連動して揺動する。これにより、ピボットレバー44に一体に固定されたピボット軸56も揺動し、ピボット軸56の先端部に固定されるワイパ(図示省略)が車両のウインドシールドガラスの払拭面を往復払拭する。
一方、ピボット部16及びピボット部18は、それぞれピボット軸56及びピボット軸58と、金属製のピボットホルダ60及びピボットホルダ62を備えている。
図1に示されるように、このピボットホルダ60は、ピボット軸56を回動可能に支持する円筒部材64が設けられ、この円筒部材64は、モータブラケット24に支持されている。詳細には、モータブラケット24は、ワイパモータ12が固定されるモータ固定部24Aが設けられ、このモータ固定部24Aから車両上方へ傾斜しながら延出される傾斜部24Bの端部に円筒部材64を支持する支持部24Cが略水平方向に設けられている。また、この支持部24Cの外側(ワイパモータ12が配置される側の反対側)には、車両へ取り付けられる取付部24Dが一体的に設けられている。また、モータブラケット24のモータ固定部24Aの端部であって、平面視で傾斜部24Bと直交する方向には、車両上方へ傾斜しながら延出される傾斜部24Fが設けられ、傾斜部24Fの端部には、略水平方向に曲げられて車両へ取り付けられる取付部24Gが一体的に設けられている。本実施例では、モータブラケット24に傾斜部24B,傾斜部24Fが設けられたことによって、ワイパモータ12を車両ボディ(カウルアッパーパネル等)から離間させて配置することができるようになっている。
また、傾斜部24Bとは反対側(ピボット部18側)のモータ固定部24Aの端部には、断面円形の中実シャフト(むく軸)である連結部材68が一体に形成されている。
一方、ピボットホルダ60と反対側に配置されるピボットホルダ62は、ピボット軸58を回動可能に支持する円筒状の円筒部材70と、円筒部材70を支持すると共に車体に固定される支持部38と、円筒部材70から車両内側へ延出される連結部72を備えている。この連結部72は、連結部材68と同様に断面略円形の中実シャフト(むく軸)とされている。
また、ピボットホルダ60及びピボットホルダ62は、金属製のフレーム74によって互いに連結されている。このフレーム74は円筒状の棒状部材(中空のパイプ材)であり、その一端に連結部材68が挿入され、フレーム74と連結部材68とがかしめ固定されている。また、ピボットホルダ62を構成する連結部72はフレーム74の他端に挿入されており、フレーム74と連結部72とがかしめ固定されている。
また、このフレーム74に沿って、前述したワイヤハーネス30が配置されており、このワイヤハーネス30は、フレーム74の端部(連結部材68側の端部)に固定バンド76にて固定されている。
(要部)
次に、ワイパ装置10に設けられたピボットホルダ60、62及びリンク機構14等への被水を防止する防水キャップについて説明する。
先ず、ピボットホルダ60に装着される防水キャップ80について説明する。
樹脂材料で形成される防水キャップ80は、円筒部材64の外周面へピボット軸56の軸方向から挿入される円筒状の挿入部82を備えている。さらに、挿入部82の外周面から径方向外側に水受け部84が延設されている。この水受け部84は、上方が開放された凹状とされており、平面視(上方から見た状態)で、ピボットレバー44及びボールジョイント52等を覆うようになっている。
また、水受け部84の裏面(下方へ向いた面)には、防水キャップ80がピボットホルダ60に装着された状態で円筒部材64に設けられた図示せぬ突起部と係合する爪部(図示省略)が設けられている。
以上の構成により、水受け部84は、ワイパ装置10が配置されるカウルボックスへ浸入した水(雨水、洗車水等)を受け止め、ピボットレバー44及びボールジョイント52等への被水を防止している。
次に、ピボットホルダ62に装着される防水キャップ90について説明する。
図1、図6に示されるように、防水キャップ80と同様に樹脂材料で形成される防水キャップ90は、円筒部材70の外周面へピボット軸58の軸方向から挿入される円筒状の挿入部92を備えている。さらに、挿入部92の外周面から水受け部94がフレーム74(図3参照)の長手方向に延びるように設けられている。詳細には、この水受け部94は、上方が開放された凹状とされており、外周形状は、被水を防止すべき部分を覆うこと及び受け止めた水を所定の排水位置から排水することを考慮することは勿論、モータ部20との干渉を回避すること、また、支持部38を車両に固定するときの作業性を確保すること、さらに、平面視(上方から見た状態)で、ワイヤハーネス30及びピボットレバー46等を覆うことなどを考慮して決められている。
また、この水受け部94の底板96には、フレーム74へ向うように、凹部98が設けられている。さらに、この凹部98の底面には、水受け部94で受け止めた水を下方へ排水する排水孔100が設けられている。図5、図7に示されるように、防水キャップ90を下側(ピボットレバー46が配置される側)から見ると、排水孔100は矩形状とされている。なお、排水孔100の位置は、排水孔から流れ出た水がワイパ装置10等の機能を低下させることが無いように決められている。
また、水受け部94の裏面であって、挿入部92の周囲には、向かい合う一対の爪部102が突出して設けられている。図4、図8(A)(B)に示されるように、防水キャップ90を円筒部材70に挿入すると、円筒部材70の外周面に凸状に設けられた突起部70Aに、爪部102が係合するようになっている。これにより、円筒部材70に防水キャップ90を仮止めすることができる。
さらに、図9に示されるように、凹部98の裏面には、防水キャップ90を円筒部材70に挿入すると、その装着状態において、フレーム74を把持する一対の挟持片104が設けられている。詳細には、挟持片104のフレーム74と対向する面は、フレーム74の外周面に沿うようになっており、防水キャップ90を円筒部材70に挿入すると、一対の挟持片104が弾性変形して、円筒状のフレーム74を挟み込んで把持するようになっている。
また、挟持片104の隣には、ワイヤハーネス30を挟み込んでクランプするクランプ片106が設けられている。ここで、ワイヤハーネス30を両側から挟み込むクランプ片106の一方は挟持片104の一方を兼ねている。つまり、一方の挟持片104のワイヤハーネス30と対向する面をワイヤハーネス30の外周形状と沿うように形成することで、一方の挟持片104がクランプ片106の一方を兼ねるようになっている。
これにより、ワイヤハーネス30をクランプ片106と一方の挟持片104の間に押し込むことで、クランプ片106及び一方の挟持片104が弾性変形してワイヤハーネス30を保持する構成となっている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、ピボット軸58を支持する円筒部材70に防水キャップ90の挿入部92を軸方向から挿入する。挿入部92を円筒部材70に挿入すると、図8(A)(B)に示されるように、水受け部94の裏面に設けられた爪部102が、円筒部材70の外周面に設けられた突起部70Aに係合する。
さらに、図9に示されるように、防水キャップ90の凹部98の裏面に設けられた一対の挟持片104が弾性変形して、フレーム74を挟み込んで把持する。また、防水キャップ90の裏面からワイヤハーネス30をクランプ片106及び一方の挟持片104の間に押し込むことで、クランプ片106及び一方の挟持片104を弾性変形させてワイヤハーネス30が防水キャップ90に保持される。
このように、防水キャップ90を設けることで、ピボットホルダ62及びリンク機構14等への被水を広範囲に渡って防止することができる。
また、防水キャップ90を円筒部材70に装着させると、防水キャップ90に設けられた挟持片104がフレーム74を把持するため、防水キャップ90をワイパ装置10の一部品としてしっかりと固定することができる。
また、防水キャップ90をしっかり固定することができるため、ワイパ装置を搬送する際、またワイパ装置を車体に搭載する際に、防水キャップ90が不用意に脱落するのを防止することができる。
また、防水キャップを固定する貫通孔を水受け部に設ける必要がないため、貫通孔から水が漏れることはない。
また、防水キャップ90の挿入部92をピボット軸58の軸方向から円筒部材70に挿入するだけで、挟持片104が弾性変形してフレーム74を把持するため、簡単な作業で防水キャップ90を固定することができる。
また、挟持片104が、水受け部94に設けられた凹部98の裏面に設けられているため、凹状の水受け部94が特にフレーム74方向(ワイパモータ12が配置されている方向)に長尺なものであっても安定した状態で保持することができる。
また、防水キャップ90の挿入部92を円筒部材70に挿入するだけで、水受け部94の裏面に設けられた爪部102が、円筒部材70の外周面に設けられた突起部70Aに係合するため、一層、防水キャップ90が不用意に脱落するのを防止することができる。
また、ワイヤハーネス30をクランプ片106に保持させることで、ワイヤハーネス30がぶらつくのを防止することができ、ワイヤハーネス30の振動によるバタツキやリンク機構14との干渉を防止することができる。さらに、ワイヤハーネス30の端部に設けられたコネクタ部材36は、ピボット部18の支持部38に設けられた突設片32に所定の向きに固定されているので姿勢が安定し、このコネクタ部材36に外部コネクタを接続する際にも容易に接続作業を行うことができる。
また、挟持片104とクランプ片106を隣接して形成し、挟持片104の一方がクランプ片106の一方を兼ねるようにすることで、防水キャップ90の形状を簡略化すると共に成形材料を低減することができる。
また、水受け部94の裏面側に配置されたクランプ片106にワイヤハーネス30を挟み込むため、ワイヤハーネス30への被水を防止することができる。
本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、防水キャップを装着する前の状態を表した斜視図である。 本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、防水キャップを装着した後の状態を表した斜視図である。 本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、防水キャップを装着される側に対して反対側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、本発明に係る防水キャップ付近を表した拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、本発明に係る防水キャップ付近を表した拡大斜視図である。 本発明に係る防水キャップを示した斜視図である。 本発明に係る防水キャップを示した底面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るワイパ装置を示し、防水キャップに設けられた爪部と円筒部に設けられた突起部の係合状態を表した断面図である。 本発明に係る防水キャップを示し、防水キャップに設けられた挟持片及びクランプ片にフレーム及びワイヤハーネスが挟み込まれた状態を表した断面図である。
符号の説明
10・・・・ワイパ装置、12・・・・ワイパモータ、14・・・・リンク機構、26・・・・出力軸、30・・・・ワイヤハーネス(配線部材)、56・・・・ピボット軸(第1ピボット軸)、58・・・・ピボット軸(第2ピボット軸)、60・・・・ピボットホルダ(第1ピボットホルダ)、62・・・・ピボットホルダ(第2ピボットホルダ)、64・・・・円筒部材(第1筒状部材)、70・・・・円筒部材(第2筒状部材)、70A・・・突起部(被係合部)、72・・・・連結部、74・・・・フレーム(フレーム部材)、90・・・・防水キャップ、92・・・・挿入部、94・・・・水受け部、102・・・爪部(係合部)、104・・・挟持片、106・・・クランプ片

Claims (6)

  1. ワイパアームが固定される第1ピボット軸及び第2ピボット軸をそれぞれ回転自在に支持し、フレーム部材によって連結される第1ピボットホルダ及び第2ピボットホルダに備えられる第1筒状部材及び第2筒状部材が設けられ、前記第1筒状部材及び第2筒状部材のうち少なくとも一方に取り付けられる防水キャップであって、
    前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材に前記第1ピボット軸又は前記第2ピボット軸の軸方向から挿入される挿入部と、
    前記挿入部から前記第1ピボット軸又は前記第2ピボット軸の径方向外側に延出形成されると共に、前記第1ピボット軸又は前記第2ピボット軸を回動させるリンク部材への被水を防止する水受け部と、
    前記水受け部に設けられ、前記挿入部を前記軸方向から前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材に挿入すると前記フレーム部材を把持する把持部と、
    を備えることを特徴とする防水キャップ。
  2. 前記把持部は、前記フレーム部材を挟み込む一対の挟持片であることを特徴とする請求項1に記載の防水キャップ。
  3. 前記水受け部には、前記第1ピボット軸及び前記第2ピボット軸を回動させるワイパモータに接続される給電用又は信号伝達用の配線部材を挟み込むクランプ部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の防水キャップ。
  4. 前記クランプ部は、前記配線部材を挟み込む一対のクランプ片であり、一方のクランプ片が、前記挟持片の一方を兼ねていることを特徴とする請求項3に記載の防水キャップ。
  5. 前記水受け部には、前記挿入部が前記第1筒状部材又は第2筒状部材へ挿入された装着状態において、前記第1ピボットホルダ又は第2ピボットホルダに形成された被係合部に係合する係合部が設けられることを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記載の防水キャップ。
  6. ワイパアームが固定される第1ピボット軸及び第2ピボット軸をそれぞれ回転自在に支持する第1筒状部材及び第2筒状部材を備えた第1ピボットホルダ及び第2ピボットホルダと、
    前記第1ピボットホルダと前記第2ピボットホルダとを連結するフレーム部材と、
    前記フレーム部材に直接又は間接的に取り付けられるワイパモータと、
    前記ワイパモータの出力軸に取り付けられ、前記ワイパモータの回転力を前記第1ピボット軸及び前記第2ピボット軸に伝達するリンク機構と、
    前記第1筒状部材及び第2筒状部材のうち少なくとも一方に取り付けられる請求項1〜5何れか1項に記載された防水キャップと、
    を備えることを特徴としたワイパ装置。
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