JP5004978B2 - 建設機械のフロント構成部材間の着脱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベルやその応用機械等の建設機械において、分割構造のフロント構成部材を着脱可能に連結するための着脱装置に関する。
油圧ショベル等の建設機械は、下部走行体に旋回装置を介して上部旋回体を取付け、上部旋回体に多関節構造の作業用フロントを取付けて構成される。このような建設機械において、フロント構成部材間のピンによる連結部は、一方の構成部材内に設けた円筒部材に左右端部から突没可能にピンを設け、このピンを突没させる油圧シリンダを、円筒部材内に収容した構造を有している(例えば特許文献1参照)。
特開2003−160949号公報
従来のフロントの着脱装置において、構成部材間の結合を解く時は、油圧シリンダのロッド室に圧油を供給して連結部からピンを抜き、構成部材間を結合する時は、油圧シリンダのボトム室に圧油を供給して連結部へピンを突出させる構成を有する。ここで、油圧シリンダはその構成上、ロッド室の受圧面積が、ボトム室の受圧面積の6〜7割程度と狭くなる。このため、ピンを連結部から抜く時の引き抜き力は、ピンを連結部に押し込む時の押し込み力に比較して小さくなる。
ところが、ピンを連結部から引き抜く際に要する力は、挿着する際に要する力より大きくなるのが実状である。なぜならば、ピン挿着時には、互いに連結される構成部材の連結部のピン孔の位置合わせをしてピンを挿着するので、ピン挿着は比較的小さな力で済む。一方、ピンを抜く際には、構成部材やフロント自身の自重等により、ピン孔に対してピンが片当たりし、大きな面圧でピンがピン孔に接触していることが多々あり、この場合にはピンの引き抜きが円滑に行えないことがある。また、このため、油圧シリンダに大型のものを使用する必要があるが、フロント構成部材内に収容する場合にはあまり大型の油圧シリンダは採用出来ない等の問題点がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、比較的小型の油圧シリンダを使用してピンの抜き差しを容易に行うことができる構成の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置を提供することを目的とする。
請求項1の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置は、上部旋回体に作業用フロントが取付けられる建設機械に用いられ、前記作業用フロントの基端側構成部材と先端側構成部材とを着脱する装置において、
基端側構成部材の先端部の左右両側に設けられ、かつピン孔を有する基端部材側連結部と、
先端側構成部材の基端部の左右両側に設けられると共に、前記基端部材側連結部に雌雄結合構造で組み合わされ、かつ前記ピン孔に対応するピン孔を有する先端部材側連結部と、
前記基端側構成部材の前記左右の基端部材側連結部に亘って取付けられた筒体と、
前記筒体に左右端部よりそれぞれ内嵌して固定された固定筒と、
前記各固定筒内にその外端部より突没可能に内嵌された伸縮筒と、
前記各固定筒の内端部にチューブを固定し、かつピストンロッドを前記伸縮筒に連結して前記固定筒内に設けられた伸縮筒突没用油圧シリンダと、
前記伸縮筒の外端に固定されたプレートと、
前記プレートに取付けられ、前記伸縮筒突没用油圧シリンダの伸縮により、互いに嵌合された前記基端部材側連結部と前記先端部材側連結部のピン孔に抜き差しされて両連結部を分離、結合するピンとを備えたことを特徴とする。
請求項2の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置は、請求項1に記載の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置において、
前記基端部材側連結部と前記先端部材側連結部に2組のピン結合部を有し、
2組のピン結合部のうちの一方の組は、前記伸縮筒突没用油圧シリンダを伸縮させることによって左右のピンを移動させて基端部材側連結部と前記先端部材側連結部との分離、結合を行う構成とし、
他方の組のピン結合部は、先端部材側連結部に左右に向けて取付けたピンと、このピンの両端部に嵌合するように、前記一方の組のピン結合部の反対側を開口させて前記左右の基端部材側連結部に設けた凹部とにより構成したことを特徴とする。
請求項3の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置は、請求項2に記載の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置において、
前記他方の組のピン結合部は、前記基端側構成部材に前記左右の基端部材側連結部に亘って取付けられた筒体と、
前記筒体に左右端部よりそれぞれ内嵌し固定された固定筒と、
前記各固定筒内にその外端部より突没可能に内嵌された伸縮筒と、
前記固定筒の内端部にチューブを固定し、かつピストンロッドを前記伸縮筒に連結して前記固定筒内に設けられた伸縮筒突没用油圧シリンダと、
前記各伸縮筒の外端に固定されたプレートと、
前記各プレートに取付けられ、前記伸縮筒突没用油圧シリンダの伸縮により、前記凹部に嵌合されたピンの端部に対して離脱、嵌合されるボスとを備えたことを特徴とする。
請求項4の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置は、請求項1から3までのいずれか1項に記載の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置において、
前記プレートが前記基端部材側連結部に近接したピン結合状態で前記プレートを前記基端部材側連結部に固定するロック装置を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明においては、伸縮筒突没用油圧シリンダのボトム室に圧油を供給すると、伸縮筒が外方向に突出し、これにより、先端部材側連結部のピン孔に挿入されていたピンを外方向に移動してこのピン孔から抜くことにより、構成部材間の結合が解かれる。反対に伸縮筒が外方向に突出した状態から、伸縮筒突没用油圧シリンダのロッド室に圧油を供給してピンを内方向に移動させてピンを先端部材側連結部のピン孔に挿入することにより、ピンによる構成部材間の結合がなされる。このように、本発明においては、ボトム室が圧油が供給されてピン引き抜きが行われるため、ピン挿入時より強い引き抜き力が発揮でき、ピンの引き抜きが容易となる。また、比較的小型の油圧シリンダを用いることが可能となる。
請求項2の発明においては、2組のピン結合部のうち、1組は先端側構成部材側のピンと基端側構成部材の凹部との嵌合によりピン結合が行われるようにしたので、最初に凹部にピンを嵌合しておき、次に先端側構成部材を凹部に嵌合したピンを中心に回動させることで、両連結部のピン孔どうしの位置合わせを容易に行うことができ、ピン結合が容易となる。
請求項3の発明によれば、さらに、前記凹部とピンとの嵌合構造を採用した場合、そのピンの両端に嵌合して固定するボスを基端部材側連結部に設けたので、ピンと凹部とが外れることを防止することができ、安全性が向上する。また、この場合も、ボスを外す際に油圧シリンダに大きな力を発揮させることができるので、ボスの外し作業を容易に行うことができ、このボス抜き差しのための油圧シリンダにも小型のものを用いることができる。
請求項4の発明によれば、基端部材側連結部と先端部材側連結部とがピンにより結合された状態において、プレートが基端部材側連結部にロック装置によりロックされるので、オペレータが油圧シリンダの操作装置をピン結合を解く伸長方向に誤操作する等の理由により油圧シリンダを伸長させる理由が生じたとしても油圧シリンダは伸長方向に作動せず、ピン結合が保たれ、安全性が向上する。
本発明の着脱装置の一実施の形態を適用した建設機械の一例を示す側面図である。 この実施の形態の基端側構成部材と先端側構成部材の連結部の概略を示す側面図である。 この実施の形態の基端側構成部材の連結部を示す側面図である。 この実施の形態の構成部材間の連結構造を示す断面図である。 図4のピン結合部の部分拡大図である。 図4の油圧シリンダ部の部分拡大図である。 この実施の形態の基端側構成部材と先端側構成部材の別の連結部の概略を示す側面図である。 この実施の形態のプレートのロック装置を示す断面図である。 この実施の形態の分解、組立作業を説明する側面図である。 本発明の他の適用例を示す建設機械の側面図である。 本発明の着脱装置の他の実施の形態を示す基端側構成部材の側面図である。
図1は本発明の一実施の形態を適用した建設機械の一例を示す側面図である。この建設機械は、下部走行体1上に旋回装置2を介して上部旋回体3を設置し、この上部旋回体3上に油圧パワーユニット4や運転室5等を設置する。上部旋回体3に作業用フロントとしての多関節構造のフロント7を取付ける。
この実施の形態のフロント7は、上部旋回体3に油圧シリンダ9により起伏可能に取付けられた第1のアーム10と、この第1のアーム10の先端に油圧シリンダ11により上下回動可能に取付けられた第2のアーム12と、この第2のアーム12の先端に油圧シリンダ13により上下回動可能に取付けられた第3のアーム14と、第3のアーム14の先端に上下回動可能に取付けられた作業具15と、この作業具15を回動させるために第3のアーム14と作業具15との間に設けられた油圧シリンダ16およびリンク機構17とを備える。なお、作業具15としては図示のバケット以外にグラップル、ホーク、リフティングマグネット、鋏状の破砕具、振動式ブレーカあるいはその他の作業目的に応じた各種の作業具が用いられる。
この実施の形態の建設機械は、第1のアーム10を、基端側構成部材10aと先端側構成部材10bとにより構成し、これらの構成部材10a,10b間を本発明による着脱装置19により着脱可能に連結する。基端側構成部材10aは、フロント7を起伏させる油圧シリンダ9をピン20による連結する連結部21を有する。先端側構成部材10bは、第2のアーム12をピン22により連結する連結部23と、第2のアーム12を回動させる油圧シリンダ11をピン24により連結する連結部25とを有する。
この建設機械はこのような第1のアーム10の分割構造を有するので、輸送時には着脱装置19の部分で分割し、建設機械本体(下部走行体1、上部旋回体3、油圧パワーユニット4、運転室5を含む。)に第1のアーム10の基端側構成部材10aおよび油圧シリンダ9を取付けたままで輸送することができる。また、第2のアーム12およびこれを回動させる油圧シリンダ13は、先端側構成部材10bに取付けたままで輸送することができる。また、着脱装置19が後述の凹部とピンによる結合構造を有するので、現地での組立が容易となるものである。また、このような分割構造を有するので、輸送制限荷重や分解、組立時のクレーンによる吊り上げ制限荷重をクリアすることが容易となる。
次に着脱装置19の構造について説明する。図2は基端側構成部材10aと先端側構成部材10bの連結部の概略を示す側面図、図3は基端側構成部材10aの連結部を示す側面図である。27,28は基端側構成部材10aと先端側構成部材10bとを着脱可能に連結するピンである。ピン27は後述の機構により基端側構成部材10aに取付けられ、ピン28は先端側構成部材10bに取付けられる。ピン27は、第1のアーム10を起立させた状態において、上部旋回体3の反対側(前側)に設けられ、ピン28は上部旋回体3側(後側)に設けられる。
図4は前記ピン27による構成部材10a,10b間の連結構造を示す断面図である。30は基端側構成部材10aの先端部の左右両側に設けられた基端部材側連結部である。この基端部材側連結部30は、図5の拡大断面図に示すように、内側板30aと外側板30bとにより、雌型連結部を構成する。これらの内側板30aと外側板30bにはピン27を挿着するピン孔31を有する。32は先端側構成部材10bの基端部の左右両側に設けられた先端部材側連結部である。この先端部材側連結部32は雄型連結部を構成し、雌型連結部を構成する基端部材側連結部30の内側板30aと外側板30bとの間に嵌合される。この先端部材側連結部32には基端部材側連結部30のピン孔31に対応してピン27を挿着するためのピン孔33を有する。
34はピン27を左右に移動させる伸縮装置である。35は伸縮装置34のベースとなる筒体である。この筒体35は、基端側構成部材10aの左右の基端部材側連結部30,30間にわたり、かつ左右の基端部材側連結部30,30を貫通しかつ溶接することにより基端部材側連結部30,30に固定して取付けられる。36は筒体35に左右から内嵌された固定筒である。この固定筒36は外端に鍔部36aを有し、この鍔部36aを外側板30bにボルト37により固定する。39は各固定筒36内にその外端部より突没可能に内嵌された伸縮筒である。40はこの伸縮筒39を突没させるための油圧シリンダからなる伸縮筒突没用油圧シリンダである。
図6は固定筒36に対する伸縮筒39および伸縮筒突没用油圧シリンダ40の取付け構造を示す断面図である。図6に示すように、固定筒36は内端に底板36bを有する。油圧シリンダ40は、これを固定筒36に取付けるための取付け筒41に内嵌され、溶接によりこの取付け筒41に固定される。取付け筒41は底板41aを有し、この底板41aに設けたねじ孔41bに、固定筒36の底板36bの孔36cに挿着したボルト42を螺合し締結して取付け筒41と共に油圧シリンダ40のヘッド側(チューブ40a)側を固定筒36内に固定する。伸縮筒39は、取付け筒41に対して移動可能に外嵌される。
40bは油圧シリンダ40のピストン、40cはピストンロッド、40d,40eはそれぞれ油圧シリンダ40のボトム室、ロッド室である。油圧シリンダ40のボトム室40dに対する作動油の油路は、固定筒36の鍔部36aに半径方向に設けた孔43aと、固定筒36の長手方向に設けた孔43bと、固定筒36の底板36bに半径方向に設けた孔43cと、固定筒36の底板36b、取付け筒41の底板41a、および油圧シリンダ40のヘッド部に連通して設けた孔43dとにより構成される。
油圧シリンダ40のロッド室40eに対する作動油の油路は、固定筒36の鍔部36aに半径方向に設けた孔44aと、固定筒36の長手方向に設けた孔44bと、固定筒36の底板36bに半径方向に設けた孔44cと、固定筒36の底板36bおよび取付け筒41の底板41aに連通して設けた孔44dと、固定筒36の長手方向に設けた孔44eと、油圧シリンダ40のチューブ40aに設けた孔44fとにより構成される。固定筒36の鍔部36aに設けた孔43a,44aの外端にはそれぞれ作動油を供給する油圧ホース(図示せず)を接続するためのポート45a,45bを設ける。
なお、固定筒36等にこのような孔43a〜43d,44a〜44dを設ける代わりに、筒体35や固定筒36の側面に連通した開口部を設け、その開口部に通す油圧ホースを油圧シリンダ40のポートに接続する構造も採用可能である。
油圧シリンダ40のピストンロッド40cの先端には伸縮筒39に結合するために結合具40fを設ける。この結合具40fはピストンロッド40cより大径とする。この結合具40fは取付け用のねじ孔を有し、そのねじ孔をピストンロッド40cの先端に設けた雄ねじ部に螺合して取付ける。47はこの結合具40fを伸縮筒39に連結するための取付金具である。この取付金具47は、ピストンロッド40cに嵌合する孔47aを有し、かつ結合具40fを内嵌する凹部47bを有する。
一方、伸縮筒39の外端部には、中実部39aを有する。この中実部39aには、ボルト49の挿入孔39bと、この挿入孔39bの外側部分に刻設されたねじ孔39cとを有する。この伸縮筒39とピストンロッド40cとの結合は、中実部39aの内端面に取付金具47および結合具40fを当て、ボルト49を挿入孔39bに入れ、この挿入孔39bに連続する挿入孔39eにボルト49のねじ部を挿通して取付金具47のねじ孔47cに螺合し締結することにより行う。
50はピン27を取付けるプレート、51はこのプレート50の外面に溶接した補強板である。プレート50と補強板51には伸縮筒39への取付け孔52を有し、この取付け孔52を、伸縮筒39の外端に設けた小径部39dに嵌合する。そして補強板51の外面と伸縮筒39の外端面に蓋板53を当て、この蓋板53に設けた孔53aにボルト54を挿通して伸縮筒39のねじ孔39cに螺合することにより、プレート50と補強板51を伸縮筒39に固定する。
図4、図5において、56はピン27のガイド筒である。このガイド筒56は、外側板30bの外面に溶接される。このガイド筒56の内径はピン孔31と同径でかつ同心である。プレート50と補強板51にはピン27を取付ける取付け孔57を有し、この取付け孔57に、ピン27の外端に設けた小径部27aに嵌合する。そして補強板51の外面とピン27の外端面に蓋板58を当て、この蓋板58に設けた孔58aにボルト59を挿通してピン27に設けたねじ孔27bに螺合することにより、プレート50と補強板51にピン27を固定する。
図4において、実線で示すように、基端部材側連結部30と先端部材側連結部32とをピン27により連結した状態では、油圧シリンダ40は収縮した状態にある。この場合は、ピン27は基端部材側連結部30の外側板30bのピン孔31、先端部材側連結部32のピン孔33、内側板30aのピン孔31に挿着された状態である。一方、油圧シリンダ40のボトム室40dに圧油を供給して伸縮筒39を矢印55に示すように外側に押出すと、プレート50と共にピン27が内側板30aのピン孔31、先端部材側連結部32のピン孔33から抜け出る。2点鎖線で示すように、伸縮筒39が最も伸長した状態では、ピン27の先端は外側板30bの孔31内に位置する。この左右のピン27とこれを作動させる油圧シリンダ40、伸縮筒39およびプレート50などにより1組のピン結合部を構成する。
次にピン28による基端側構成部材10aと先端側構成部材10bとの結合構造(他の組のピン結合部)について説明する。図7に示すように、先端側構成部材10bの左右の先端部材側連結部32に設けたピン孔61にピン28の両端近傍を嵌合し固定することにより、ピン28をこれらの連結部32に貫通させかつ両端を連結部32の外面から外方に突出させて取付ける。一方、図2、図3に示すように、基端側構成部材10aの基端部材側連結部30を構成する内側板30a、外側板30bには、前記ピン28の両端部を嵌合するための凹部60を設ける。この凹部60は、ピン27による結合部の反対側を開口させた形状を有する。図2、図7はこの凹部60にピン28を嵌合した状態を示す。63はピン28による構成部材10a,10b間の結合状態においてピン28を基端側構成部10a側に固定するボスである。このボス63はそれぞれ左右のプレート50の内面に溶接する。64はプレート50におけるピン28との結合部に設けた補強板である。プレート50と補強板64にはピン28の両端に嵌合するピン孔65を有する。このピン孔65はボス63の孔に連続する。
プレート50におけるピン28による連結部近傍に、矢印66に示すように、ボス63をピン28に対して抜き差しするための伸縮装置67を有する。この伸縮装置67は、図4、図6に示した伸縮装置34と同じ構造を有する。すなわち、図7に示す伸縮装置67は、左右の基端部材側連結部30を貫通しかつ固定して取付けられた筒体68と、この筒体68に左右端部よりそれぞれ内嵌しボルト69により固定して取付けられた固定筒70と、各固定筒70内にその外端部より突没可能に内嵌された伸縮筒71と、固定筒70および伸縮筒71内に取付け筒72を介して取付けられた伸縮筒突没用油圧シリンダ73とを備える。この油圧シリンダ73は、固定筒70の内端部にチューブを固定し、かつピストンロッドを伸縮筒71を連結して取付けられる。前記プレート50は各伸縮筒71の外端にボルト74により固定される。なお、本実施の形態においては、ピン27とボス63を共通のプレート50に取付けているが、ピン27とボス63を別々のプレートに取付けてもよい。
図3および図8において、76はピンによる結合時において、油圧シリンダ40,73の誤操作によりピン27、28の外れを防止するロック装置である。このロック装置76は、基端部材側連結部30の外側板30bに外方向に突出させて溶接したピン77と、プレート50に設けられ、ピン77を摺動可能に挿通するピン孔78と、このピン孔78と同心で同じ内径を有し、プレート50の外面に溶接された筒体79と、この筒体79に半径方向に貫通して設けた孔79aおよびピン77に半径方向に貫通して設けた孔77aに貫挿されるロック用ロッド80と、ロック用ロッド80に設けた雄ねじ部に螺合してロッド80を筒体79に締結するナット81とを備える。
このロック装置76においては、ピン27,28による構成部材10a,10bの結合を行っている状態において、ロック用ロッド80を孔79a,77aに貫挿し、ナット81を螺合、締結して抜け止めすることにより、外側板30bからプレート50が離れることを防止する。このため、ピン27が内側板30aのピン孔31や先端部材側連結部32のピン孔33から抜け出ることが防止される。また、ボス63がピン28から抜け出ることが防止される。なお、ロック用ロッド80としては雄ねじ溝を有するボルト構造のものではなく、ピンを用いてもよい。
図2において、84はピン27による連結時に先端部材側連結部32のピン孔33を基端部材側連結部30のピン孔31に合わせるために先端側構成部材10bの側面に設けた調整ボルトである。85は先端側構成部材10bの側面に固定した金具、86はこの金具85に溶接したナットである。調整ボルト84はナット86による構成される雌ねじ部に螺合して取付けられる。この調整ボルト84は、組立時に、ピン28に凹部60を嵌合した状態で、調整ボルト84の頭部を基端部材側連結部30の外側板30bの端部を当接させるだけで、ピン孔31,33どうしの位置合わせが行えるように、調整ボルト84の雌ねじ部へのねじ込み深さを調整するものである。
この建設機械における基端側構成部材10aと先端側構成部材10bとの分解、組立は図9に示すように行うことができる。まず分解時には、作業具15を着地させ、先端側構成部材10bあるいは第2のアーム12を台83あるいはクレーン(図示せず)により支持しておき、図3、図8に示したロック装置76のロッド80を抜き、プレート50を外側板30bから離反可能とする。そして油圧シリンダ40,73を伸長させることにより、ピン27を基端部材側連結部30の内側板30aのピン孔31や先端部材側連結部32のピン孔33から引き抜き、同時に、ボス63をピン28から外す。次に建設機械の本体を自走によって後退させることにより、第1のアーム10の基端側構成部材10aおよび油圧シリンダ11を上部旋回体3に付けたままで分離することができる。
反対に組立時には、油圧シリンダ40,73の伸長により伸縮筒39、71を図4、図7に2点鎖線で示すように伸長しておく。この時、ピン27はガイド筒56および外側板30bのピン孔31内に先端側が収容された状態であって、外側板30bの内面より内側に突出しない状態である。また、ボス63はピン28と干渉しない位置に退避させた状態である。この状態で、図9に示したように、作業具15を着地させ、先端側構成部材10bあるいは第2のアーム12を台83あるいはクレーン(図示せず)により支持しておき、建設機械の自走により基端部材側連結部30を先端部材側連結部32の下の嵌合可能な所に位置させ、油圧シリンダ11の伸長により基端部材側連結部30を持ち上げて基端部材側連結部30を先端部材側連結部32に嵌合すると共に、ピン28の両端部に基端部材側連結部30の凹部60を嵌合する。
その後、油圧シリンダ11をさらに伸長させて図2に示した外側板30bの端部を調整ボルト84の頭部に当接させる。これにより、基端部材側連結部30のピン孔31と先端部材側連結部32のピン孔33の位置が合致する。この状態で油圧シリンダ40,73を収縮させることにより、ピン27を先端部材側連結部32のピン孔33から基端部材側連結部30の内側板30aのピン孔31に亘って挿着する。同時に、ボス63をピン28の両端に嵌合する。その後、図2、図8に示したロック用ロッド80を孔79a,77aに貫挿し、ナット81をロッド80に螺合して抜け止めする。
以上に述べたように、この実施の形態の着脱装置においては、伸縮筒突没用油圧シリンダ40のボトム室に圧油を供給すると、伸縮筒39が外方向に突出し、これにより、先端部材側連結部32のピン孔33および基端部材側連結部30のピン孔31に挿入されていたピン27を外方向に移動し、内側板30aのピン孔31および先端部材側連結部32のピン孔33から抜くことにより、結合が解かれる。反対に伸縮筒39が外方向に突出した状態から、伸縮筒突没用油圧シリンダ40のロッド室に圧油を供給してピン27を内方向に移動させ、先端部材側連結部32のピン孔33、内側板30aのピン孔31に亘ってピン27を挿入することにより、連結がなされる。
このように、比較的強い力が必要なピン引き抜きの際に油圧シリンダ40のボトム室が圧油が供給されてピン挿入時より強い力が発揮できる構成のため、ピンの引き抜きが容易となる。また、比較的小型の油圧シリンダを用いることが可能となる。
また、この実施の形態においては、ピン27とピン28からなる2組のピン結合部のうち、ピン28側の組は先端側構成部材10b側のピン28と基端側構成部材10aの凹部60との嵌合によりピン結合が行われるようにしたので、図2、図9で説明したように、最初に凹部60にピン28を嵌合しておき、次に先端側構成部材10bをそのピン28を中心に回動させるだけでピン27のピン結合部におけるピン孔31,33の位置合わせを行うことができ、ピン孔31,33の位置合わせが容易となる。
また、この実施の形態においては、さらに、凹部60とピン28との嵌合構造を採用した場合、そのピン28に嵌合させてピン28を基端部材側連結部30に固定するボス63を設けたので、ピン28と凹部60とが外れることを防止することができる。また、この場合も、ボス63を外す際に油圧シリンダ73に大きな力を発揮させることができるので、ボス63の外し作業を容易に行うことができ、このボス抜き差しのための油圧シリンダ73にも小型のものを用いることができる。
また、この実施の形態においては、ピン27,28による結合状態において、プレート50が基端部材側連結部30から離れることを防止するロック装置76を設けたので、油圧シリンダ40,73がピン結合を解く方向に誤操作されてもピン結合が保たれ、安全性が向上する。
図10は本発明の他の実施の形態であり、この実施の形態は、上部旋回体3に取付けられる基端側構成部材10aに着脱装置19を介して異なる構造のフロント7Aを着脱、交換可能に取付けるものであり、この着脱装置19はこのように、フロントの交換を容易に行う場合にも用いることができる。また、図示のように継ぎ足し用の構成部材10cの結合、分解にも用いることができる。
また、上記実施の形態においては、凹部60とピン28との嵌合構造以外に1組のピン27によるピン結合を行う例について示したが、凹部60とピン28との嵌合構造以外にピン27による結合部を2組設ける場合にも適用できる。また、図11に示すように、一方のピン28を凹部60に嵌合する構造ではなく、2組のピン27,27Aを共に基端部材側連結部30と先端側構成部材32のピン孔31,33に挿着する構造とする場合にも適用することができる。この場合、ピン27Aはプレート50に取付けられ、ピン27Aは、ピン27の伸縮装置34と同様の構造を有する伸縮装置90により突没される。さらに本発明は、上部旋回体3に取付ける通称ブームに相当する第1のアーム10について分解、組立可能な構成とするのではなく、ブームに回動可能に取付けるアームの部分を分解、組立可能に構成する場合にも適用することができる。
1:下部走行体、2:旋回装置、3:上部旋回体、4:油圧パワーユニット、5:運転室、7:フロント、9:油圧シリンダ、10:第1のアーム,10a:基端側構成部材、10b:先端側構成部材、11:油圧シリンダ、12:第2のアーム、13:油圧シリンダ、14:第3のアーム、15:作業具、16:油圧シリンダ、17:リンク機構、19:着脱装置、20:ピン、21:連結部、22:ピン、23:連結部、24:ピン、25:連結部、27,27A,28:ピン、30:基端部材側連結部、30a:内側板、30b:外側板、31:ピン孔、32:先端部材側連結部、33:ピン孔、34:伸縮装置、35:筒体、36:固定筒37:ボルト、39:伸縮筒、40:伸縮筒突没用油圧シリンダ、40d:ボトム室、40e:ロッド室、41:取付け筒、42:ボルト、43a〜43d,44a〜44f:油路形成用孔、40f:結合具、47:取付金具、50:プレート、51:補強板、53:蓋板、54:ボルト、56:ガイド筒、57:取付け孔、58:蓋板、59:ボルト、60:凹部、61:ピン孔、63:ボス、64:補強板、67:伸縮装置、68:筒体、69:ボルト、70:固定筒、71:伸縮筒、72:取付け筒、73:伸縮筒突没用油圧シリンダ、74:ボルト、76:ロック装置、77:ピン、78:ピン孔、79:筒体、80:ロック用ロッド、81:ナット、83:台、84:調整ボルト、85:金具、86:ナット、90:伸縮装置

Claims (4)

  1. 上部旋回体に作業用フロントが取付けられる建設機械に用いられ、前記作業用フロントの基端側構成部材と先端側構成部材とを着脱する装置において、
    基端側構成部材の先端部の左右両側に設けられ、かつピン孔を有する基端部材側連結部と、
    先端側構成部材の基端部の左右両側に設けられると共に、前記基端部材側連結部に雌雄結合構造で組み合わされ、かつ前記ピン孔に対応するピン孔を有する先端部材側連結部と、
    前記基端側構成部材の前記左右の基端部材側連結部に亘って取付けられた筒体と、
    前記筒体に左右端部よりそれぞれ内嵌して固定された固定筒と、
    前記各固定筒内にその外端部より突没可能に内嵌された伸縮筒と、
    前記各固定筒の内端部にチューブを固定し、かつピストンロッドを前記伸縮筒に連結して前記固定筒内に設けられた伸縮筒突没用油圧シリンダと、
    前記伸縮筒の外端に固定されたプレートと、
    前記プレートに取付けられ、前記伸縮筒突没用油圧シリンダの伸縮により、互いに嵌合された前記基端部材側連結部と前記先端部材側連結部のピン孔に抜き差しされて両連結部を分離、結合するピンとを備えたことを特徴とする建設機械のフロント構成部材間の着脱装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置において、
    前記基端部材側連結部と前記先端部材側連結部に2組のピン結合部を有し、
    2組のピン結合部のうちの一方の組は、前記伸縮筒突没用油圧シリンダを伸縮させることによって左右のピンを移動させて基端部材側連結部と前記先端部材側連結部との分離、結合を行う構成とし、
    他方の組のピン結合部は、先端部材側連結部に左右に向けて取付けたピンと、このピンの両端部に嵌合するように、前記一方の組のピン結合部の反対側を開口させて前記左右の基端部材側連結部に設けた凹部とにより構成したことを特徴とする建設機械のフロント構成部材間の着脱装置。
  3. 請求項2に記載の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置において、
    前記他方の組のピン結合部は、前記基端側構成部材に前記左右の基端部材側連結部に亘って取付けられた筒体と、
    前記筒体に左右端部よりそれぞれ内嵌し固定された固定筒と、
    前記各固定筒内にその外端部より突没可能に内嵌された伸縮筒と、
    前記固定筒の内端部にチューブを固定し、かつピストンロッドを前記伸縮筒に連結して前記固定筒内に設けられた伸縮筒突没用油圧シリンダと、
    前記各伸縮筒の外端に固定されたプレートと、
    前記各プレートに取付けられ、前記伸縮筒突没用油圧シリンダの伸縮により、前記凹部に嵌合されたピンの端部に対して離脱、嵌合されるボスとを備えたことを特徴とする建設機械のフロント構成部材間の着脱装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の建設機械のフロント構成部材間の着脱装置において、
    前記プレートが前記基端部材側連結部に近接したピン結合状態で前記プレートを前記基端部材側連結部に固定するロック装置を設けたことを特徴とする建設機械のフロント構成部材間の着脱装置。
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