JP7118564B2 - 作業機械 - Google Patents
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Description
図1は本発明の一実施形態の作業機械の側面図である。以降、特に断り書きのない場合、運転席に座った作業者の正面方向(図1中の左方向)を旋回体の前方とする。また、後述する作業機20について、例えばこの作業機20を前方に伸ばした状態で下(上方に伸ばした状態で前)にくる側を作業機20の腹側、同じく前方に伸ばした状態で上(上方に伸ばした状態で後)にくる側を作業機20の背側と適宜記載する。図1に示した作業機械は油圧ショベルをベースマシンとし、作業用のアタッチメント22としてバケットを装着した形態を例示している。但し、アタッチメント22としては、解体現場で用いる小割用の破砕機、或いは岩盤やコンクリート等の掘削や破砕に用いられるブレーカ等といった他の作業具も適宜装着可能である。
本実施形態におけるブーム23は折れ角θ(図2)が可変な2ピースブームであり、第1ブーム23A、第2ブーム23B、及びポジショニングシリンダ29を含んで構成されている。
図3は運転室の内部の平面図である。運転室14は前述したように旋回フレーム15(図1)の上部における前側の領域に支持され、作業機20に対して左右方向の一方側(本例では左側)に位置している。但し、運転室14を作業機20の右側に配置した構成としても良い。
ブームがL字型の一体構造に形成された通常の作業機械(本実施形態では「モノブーム仕様機」と記載する)と異なり、本実施形態の作業機械では、不用意にブーム23の折れ角θが変化しないように油圧回路が構成されている(後述)。第2ブーム23Bを駆動するポジショニングシリンダ29はあくまで作業範囲の調整用であり、他の油圧アクチュエータとの複合動作が回路的に不能としてある(油圧的にインターロックされている)。つまり、ポジショニングシリンダ29は、ブームシリンダ25、アームシリンダ26、アタッチメントシリンダ27、旋回モータ、及び左右の走行モータとの複合操作が油圧的に禁止されている。操作系についても、ポジショニングシリンダ29の操作はポジショニングペダル37(図3)に割り当てられ、作業機20の操作に用いられる左右の操作レバー32,33ではできないようになっている。
図5は本実施形態の作業機械によるクレーン作業の作業範囲を表す図である。同図ではクレーン作業で許容される作業機20の動作範囲の外形をフック30の軌跡(実線)で表している。クレーン作業をする場合には、例えばアタッチメント22を抱え込んだ(クラウドさせた)姿勢でフック30をリンク28から出して下向きに下げる。このフック30に例えば荷(不図示)を吊るしたワイヤ等を掛け、作業機20を駆動して荷を持ち上げて旋回や走行の動作をして荷を移動させる。掘削等の作業についてはポジショニングシリンダ29を例えば最収縮状態にして作業機20を操作する。
図6はモノブームのMLクレーン仕様機によるクレーン作業の作業範囲を表す図である。同図では図5と同様にクレーン作業で許容される作業機の動作範囲の外形をフックの軌跡(実線)で表している。モノブーム作業機の場合、クレーン作業時のフックの可動範囲の後縁位置は同図に示したポジションX1’である。ブームの折れ角を変えることができないため、ポジションX’から更にフック30を後方に移動させたり鉛直上方に引き上げたりすることはできない。ポジションX1’にあるフックから荷を吊るした状態では吊り荷の高さが不十分で、車体を自由に移動させることができないと、例えば障害物があって旋回動作で荷を移動させることが難しい場合がある。また、荷を吊ったフックをポジションX1’に移動させるとフックの高さが足りずに吊り荷が運転室のすぐ前方にくる場合があり、この状態で荷振れすると運転室に吊り荷が干渉する恐れがある。このような場合、運転室から吊り荷を遠ざけて作業する必要があり、旋回半径が大きくなってしまう。
(1)本実施形態においては、ブーム23が第1ブーム23A、第2ブーム23B及びポジショニングシリンダ29を含んで構成されている。第1ブーム23Aに対する第2ブーム23Bの角度(ブーム23の折れ角θ)を変更することで、クレーン作業で許容される作業範囲(フック30の可動範囲)をモノブームの一般的なMLクレーン仕様機に比べて拡大することができる。特に車体10の近くでフック30をモノブーム仕様機よりも高く上げることができ、狭隘な場所で荷を高く吊り上げてかつ旋回半径を抑えて荷役作業をすることができる。このようにクレーン作業時の作業範囲を拡大し、車体付近で従来よりも荷を高く吊り上げることができ、MLクレーン仕様機の長所を活かして、例えば構造物に挟まれた狭隘な場所や建築物やトンネルの内部においても柔軟に荷役作業を遂行することができる。
Claims (4)
- 走行体と、
前記走行体の上部に旋回可能に設けられた旋回体と、
前記旋回体に回動自在に連結したブーム、前記ブームの先端に連結したアーム、前記アームの先端に連結したアタッチメント、前記ブームを回動させるブームシリンダ、前記アームを回動させるアームシリンダ、前記アタッチメントを回動させるアタッチメントシリンダ、及び前記アタッチメントの背側に配置したクレーン作業用のフックを含んで構成された作業機とを備えた作業機械において、
前記ブームが、
前記旋回体に連結した第1ブームと、
前記第1ブームの先端に連結した第2ブームと、
前記第1ブーム及び前記第2ブームの腹側に配置され、前記第1ブームに対する前記第2ブームの角度を変更するポジショニングシリンダと
を含んで構成されており、
前記第1ブームが起立した状態で、前記ポジショニングシリンダの伸長に伴って前記第1ブームに対して前記第2ブームが後方に回動し、前記ポジショニングシリンダが最伸長状態に伸長した場合に、前記第2ブームの先端側のピンを、前記第1ブームの基端側のピンと前記第1ブームの先端側のピンとを結ぶ仮想線を通る平面に対し後側に位置させたことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、前記ブームシリンダ及び前記ポジショニングシリンダの双方が最伸長状態のとき、前記第2ブームの先端側のピンが前記旋回体の後端よりも前方に位置することを特徴とする作業機械。
- 請求項2に記載の作業機械において、前記ブームシリンダ及び前記ポジショニングシリンダの双方が最伸長状態のとき、前記第2ブームに対する角度によらず前記アームの全部が前記旋回体の後端よりも前方に位置することを特徴とする作業機械。
- 請求項1に記載の作業機械において、前記ブームシリンダ及び前記ポジショニングシリンダの双方が最伸長状態のとき、前記第1ブーム及び前記第2ブームは、前記ポジショニングシリンダの基端側のピンを頂点として弓形になることを特徴とする作業機械。
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JP2019163634A JP7118564B2 (ja) | 2019-09-09 | 2019-09-09 | 作業機械 |
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JP2021042538A JP2021042538A (ja) | 2021-03-18 |
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ID=74864009
Family Applications (1)
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2019
- 2019-09-09 JP JP2019163634A patent/JP7118564B2/ja active Active
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