JP5004412B2 - レンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

レンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学レンズと固体撮像装置が一体的に形成されたレンズ一体型撮像装置、その製造方法及び製造装置に関するものである。
一般に、CCDセンサ等に代表される固体撮像装置を用いたレンズ一体型撮像装置においては、光学レンズを通して取り込まれた被写体の光学像を固体撮像装置における撮像チップの撮像面で結像させ、光信号を電気信号に変換することにより、所望の画像信号を出力するよう構成されている。特に近年では、電子スチールカメラや携帯端末などに組み込まれるレンズ一体型撮像装置において、小型化、高画素化が進み、より鮮明な画像を得るために、光学レンズと撮像チップの光軸を正確に一致させることが要求されている。
図5はこの種のレンズ一体型撮像装置の一般的な構成を示す側面断面図である。図5においては、パッケージ101の上面が凹形状に形成されておりキャビティ102が設けられている。そのキャビティ102の内部には撮像チップ103が実装されている。撮像チップ103は接着剤104によりキャビティ102の底面に固定されている。撮像チップ103は図示されていないボンディングワイヤ(金ワイヤ等)を介してリード105に電気的に接続されている。一方、光学レンズ106はレンズ保持部107により光学レンズ106が撮像チップ103の撮像面103aと対向するよう保持されている。レンジ保持部107は、その断面がアーチ型の形状を有しており、撮像チップ103を跨ぐようにパッケージ101のキャビティ102の内部に実装されている。
従来の固体撮像装置と光学レンズとを組立てる製造方法としては、パッケージの一部に基準面となる凸部を設けて組み付けの位置精度を確保するものがあった。このような製造方法を開示したものとして、例えば、特許文献1がある。
図6は、特許文献1に開示された従来の固体撮像装置と光学レンズとをパッケージに組み付ける方法を示すものである。図6においては図5に示した部品と同じ機能、構成を有するものに同じ符号を付し、図6を用いて以下の説明を行う。
図6に示す従来のレンズ一体型撮像装置においては、パッケージ101のキャビティ102の底面に一対の凸部109,109を形成し、それぞれの凸部109,109の上端面109a,109aを光軸方向の基準面として設定している。このように形成されたパッケージ101に対して、撮像チップ103を吸引保持したチップ吸着治具110の下側端面を基準面である凸部109の上端面109aに突き当る。このとき、チップ吸着治具110の下側端面には撮像チップ103の撮像面103aが吸引固着されている。このように、チップ吸着治具110の下側端面を凸部109の上端面109aに突き当てて撮像チップ103の位置決めを行い、パッケージ101の所望の位置に撮像チップ103を接着剤104により固定する。
また、光学レンズ106を有するレンズ保持部107は、撮像チップ103と同様に、吸着治具(図示なし)により吸引保持されて、基準面である上端面109aにレンズ保持部107を突き当ててパッケージ101に実装していた。
特開平10−321825号公報
上記のような従来のレンズ一体型撮像装置の製造方法においては、光軸方向における撮像チップ103と光学レンズ106の相対距離がレンズ保持部107の寸法のバラツキにより変動するため、光学レンズ106の焦点位置に撮像チップ103の撮像面103aを精度高く位置決めすることができないという問題があった。
この対策としては、例えば、予めレンズ保持部に光学レンズの位置を調節する機構が設けられたものがある。このような光学レンズの位置調整機構を有するレンズ保持部によりレンズ一体型撮像装置を製造する場合、レンズ保持部を撮像チップが固定されたパッケージに固定してレンズ一体型撮像装置を組立製造した後、別工程として、作業員が手作業により、光学レンズの位置調整を行っていた。その場合、作業員が撮像チップで撮像した調整用画像を見ながら、レンズ保持部に設けられた光学レンズの位置調節機構を用いて光学レンズの位置を変更することにより、撮像チップと光学レンズとの間の焦点距離を調整していた。しかしながら、このような位置調整方法を用いてレンズ一体型撮像装置を製造する方法では、組立後にさらに調整工程が必要であり、且つこのような焦点距離の調整は作業員個々の技量に頼るところが大きいために、時間がかかるうえ、コストアップを招いていた。
本発明は、従来のレンズ一体型撮像装置の製造方法における問題を解決するものであり、構成部品の寸法精度に関係なく、実装時に光学レンズと撮像チップの光軸を一致させることにより、実装後にあらためて光学レンズの位置調整を行う必要のない、優れた画像を得ることができるレンズ一体型撮像装置、その製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造方法では、撮像チップが実装されたパッケージと、前記撮像チップの撮像面に光学像を結像させるための光学レンズを有し、前記光学レンズが前記撮像チップの撮像面と対向するように前記パッケージに実装されたレンズ保持部とを備えたレンズ一体型撮像装置の製造方法であり、この製造方法が、
実装ステージに採光部が形成されており、光軸調整パターンとともに固定状態の前記実装ステージに前記レンズ保持部を、前記光学レンズの中心位置と前記採光部の中心位置が一致するように前記採光部を通じた吸引で固定する工程、
前記撮像チップが実装された前記パッケージを移動可能な部品保持具に装着するとともに前記部品保持具の接続端子と前記撮像チップとを電気的に接続させる工程、
前記採光部と通して前記光軸調整パターンの光学像を前記撮像チップの撮像面に結像させる工程、
前記接続端子から出力された前記撮像チップの画像信号を判定する工程、
前記判定の結果に基づき、前記パッケージを保持した前記部品保持具を前記光学レンズに対して移動調整する工程、及び
前記移動調整後において前記パッケージと前記レンズ保持部とを固定する工程、を有する。
上記のように構成された本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造方法は、撮像チップから得られた画像信号に基づき光学レンズと撮像チップの位置調整を行い、両者の光軸を一致させているため、構成部品の寸法精度に関係なく、優れた画像を出力するレンズ一体型撮像装置を提供することができる。
本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造装置では、撮像チップが実装されたパッケージと、撮像チップの撮像面に光学像を結像させるための光学レンズを有し、前記光学レンズが前記撮像チップの撮像面と対向するように前記パッケージに実装されたレンズ保持部とを備えたレンズ一体型撮像装置の製造装置であり、この製造装置が、
軸調整パターンからの光学像を前記撮像チップの撮像面へ通す透光部材で構成された採光部を有し、前記採光部を通過した前記光軸調整パターンが前記撮像チップの撮像面に結像するよう構成され、前記光学レンズの中心位置と前記採光部の中心位置が一致するように、前記採光部を通じた吸引により前記レンズ保持部が固定される固定状態の実装ステージ、
前記撮像チップが実装された前記パッケージが装着され、前記撮像チップと電気的に接続される接続端子を有して移動可能な部品保持具、
前記部品保持具の前記接続端子に電気的に接続され、前記撮像チップからの画像信号を処理する信号処理部、
前記信号処理部からの画像信号が入力され、前記画像信号を判定する自動判定部、及び
前記自動判定部からの信号に基づき、前記部品保持具を前記撮像チップの撮像面に対して移動調整する駆動部、を具備する。
上記のように構成されたレンズ一体型撮像装置は、レンズ保持部とパッケージとの間の接着剤が位置調整部材として機能しているため、構成部品の寸法精度に関係なく、優れた画像を提供することができる。
発明の新規な特徴は添付の請求の範囲に特に記載したものに他ならないが、構成及び内容の双方に関して本発明は、他の目的や特徴と合わせて図面と共に以下の詳細な説明を読むことにより、より良く理解され評価されるであろう。
本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置によれば、実装時に実画像を形成して、この実画像の画像信号と基準信号と比較して、画像の位置、歪み、直線性、コントラスト、ピント状態などの各項目を自動的に調整しつつ撮像チップが固定されたパッケージに対してレンズ保持部を実装している。このため、本発明によれば、光軸方向においては、パッケージ厚やチップ厚のバラツキによる影響を受けることがなく、撮像チップと光学レンズの光軸を正確に一致させることができる。
したがって、本発明によれば、光学レンズと撮像チップの光軸調整を実装時に同時に完了することができ、部品実装後において光学レンズの位置を変化させて焦点距離を調整する必要がなく、良好な画像を映し出すレンズ一体型撮像装置を確実に、且つ容易に製造することが可能となる。また、本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置では、焦点距離の調整に要する作業工数、及び治具や測定器類等を大幅に削減することができる。これにより、本発明によれば、高精度な部品実装を実現したレンズ一体型撮像装置をきわめて安価に提供することが可能となる。
また、本発明によれば、レンズ保持部にレンズ位置調整機構を設ける必要がなくなるばかりではなく、部品を当接して位置決めを行う製造方法ではないため、レンズ保持部とパッケージとにおいてそれぞれの寸法精度を高くする必要がなくなる。これにより、本発明によれば、部品加工コストを削減することができ、極めて安価なレンズ一体型撮像装置を提供できる。
一般的に、レンズ一体型撮像装置の構成部品において、部品個体差により、光学レンズには光学特性のバラツキがあり、撮像チップには受光特性のバラツキがある。また、光学レンズと撮像チップの撮像面の機械的な位置関係を確保したとしても、レンズ一体型撮像装置全体として光学特性(撮像特性)にバラツキがある。本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造方法においては、実画像を用いて調整を行いつつ実装を行っているため、上記のようなバラツキに対処することができ、品質及び出力特性においてバラツキのないレンズ一体型撮像装置を提供することができる。
以下、本発明に係るレンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
《実施の形態1》
図1は本発明に係る好適な実施の形態1であるレンズ一体型撮像装置の製造方法を説明する図である。図2は撮像チップに対する光学レンズの位置調整及び角度調整を説明する図である。図3はレンズ一体型撮像装置の製造装置における自動判定部の構成を示すブロック図である。
実施の形態1におけるレンズ一体型撮像装置は、パッケージ1の上面が凹形状に形成されておりキャビティ2が設けられている。そのキャビティ2の内部には撮像チップ3が実装されている。キャビティ2の内部への撮像チップ3の実装方法は、撮像チップ3を吸引保持したチップ吸着治具をパッケージ1に対して所望の位置に配置して撮像チップ3の位置決めを行い、撮像チップ3とパッケージ1のキャビティ2の底面との間に接着剤4を塗布して互いに固定している。この撮像チップ3の位置決めは、チップ吸着治具の端面をパッケージ1の基準面のとなる端面に突き当てることにより行っても良い。ただし、本発明においては、後述の製造方法により詳細に述べるように、撮像チップ3の撮像面3aに対して光学レンズ6を適切な位置、角度に配設するため、撮像チップ3のパッケージ1に対する位置決めは高精度に行う必要がない。
図1は、レンズ一体型撮像装置の製造方法における製造途中を示す図であり、撮像チップ3がパッケージ1に形成された凹形状のキャビティ2内の所望の位置に接着剤4により固着された状態を示している。
図1に示すように、パッケージ1はレンズ一体型撮像装置の製造装置における実装のためのステージである実装ステージ11に固定されている。実装ステージ11には接続端子である電気接点12が設けられており、この電気接点12は製造装置内の駆動電源発生回路、同期信号発生回路、信号増幅回路等で構成された各種制御及び映像を撮像するのに必要な機能を有する信号処理部13に接続されている。また、パッケージ1に実装された撮像チップ3は、リード5を介して電気接点12に接続されており、撮像チップ3の撮像面上の光学像が電気信号に変換されて電気接点12から出力されるよう構成されている。なお、実施の形態1においては、実装ステージ11の電気接点12と、パッケージ1から導出されたリード5は、脱着可能にクリップ形式で接続されている。したがって、パッケージ1に実装された撮像チップ3は、電気接点12が画像信号を出力できるよう構成されており、完成されたレンズ一体型撮像装置における撮像動作と同様の動作を行う。
図1に示すように、信号処理部13には、自動判定部14及びモニタ15が接続されており、モニタ15には撮像チップ3が撮像した画像16が出力される。したがって、実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造装置においては、作業者がモニタ15の画像を見ながら、画像の歪みやピント状態などを確認できる構成である。
実施の形態1の自動判定部14には駆動部17が接続されており、この駆動部17によりレンズ保持部7を吸引保持する部品保持具10を任意の位置に移動させることができる。図2は撮像チップ3の撮像面3aに対する光学レンズ6の位置調整及び角度調整の方向を模式的に示している。図2に示すように、実施の形態1においては、駆動部17により撮像面3aと平行な平面AにおけるX軸方向とY軸方向、その平面に直交するZ軸方向(高さ方向)という3軸の直線上の移動動作、及びX軸を中心とする回転方向β(X軸を中心とするあおり方向)、Y軸を中心とする回転方向α(Y軸を中心とするあおり方向)、そしてZ軸を中心とする回転方向θ、という3軸の各軸を中心とする回転方向への移動動作を、部品保持具10に対して行えるよう構成されている。
実施の形態1の部品保持具10には、採光部として貫通孔18が形成されており、この貫通孔18の内部を後述する光軸調整パターン20からの光学像が通過するよう構成されている。また、貫通孔18は真空引きするための吸引口21に連通している。また、貫通孔18には透光材で形成された透光板22が配設されており、光路と吸気路の分離が確保されている。なお、部品保持具10は撮像チップ3を吸引保持してパッケージ1に実装するときに用いるチップ吸着治具と兼用しても良い。
上記のように、実施の形態1における部品保持具10は、実装部品となるレンズ保持部7を、例えば真空引きなどの手段を用いて保持する機能に加え、採光部となる貫通孔18を通してミラー19に反射した光軸調整パターン20からの光学像を実装ステージ11上の撮像チップ3の撮像面3a上に結像できる構造を有している。
図3は実施の形態1の製造装置における自動判定部14の構成を示すブロック図である。自動判定部14は、信号処理部13を介して入力された撮像チップ3からの画像信号を、A/D変換器14aによりA/D変換して、比較部14bへ出力する。基準信号発生部14cは、光軸調整パターン20の画像の位置、歪み、直線性、コントラスト、ピントなどの各調整項目に関する基準信号を生成し比較部14bに出力する。比較部14bにおいて、撮像チップ3からの画像信号と基準信号が比較されて、それぞれの調整項目が基準値内にあるか否かがを示す信号が判定部14dに出力される。判定部14dでは、各調整項目において正しく調整されたかを判定し、各調整項目別及び総合的に評価し、その評価結果に応じて駆動部17に電気信号を出力するよう構成されている。
次に、撮像チップ3がパッケージ1のキャビティ2内に実装された状態以降のレンズ一体型撮像装置の製造方法について説明する。
実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造装置において、図1に示したように、撮像チップ3がパッケージ1のキャビティ2内に実装された状態では、部品保持具10の貫通孔18である採光部を通して光軸調整パターン20の光学像が撮像チップ3の撮像面3aに結像できる状態である。このとき、モニタ15を通して光軸調整パターン20の画像16が認識できる状態である。
まず、パッケージ1に固定された撮像チップ3の撮像面3aがレンズ保持部7と対向するようパッケージ1を実装ステージ11に固定する。すなわち、撮像面3aが部品保持具10と対向するよう固定する。この時、撮像チップ3はワイヤボンディング(Wire bonding)によりパッケージ1のリード5と電気的に接続済みである。なお、撮像チップ3はフリップチップボンディング(Flip chip bonding)によりパッケージ1のリード5と電気的に接続してもよい。
実施の形態1においては、真空吸着のような固定手段を用いてパッケージ1の底面を実装ステージ11の上面に密着固定させると同時に、リード5の塑性変形により、実装ステージ11に設けられた電気接点12とリード5が電気的に接触するよう構成されている。この結果、パッケージ1に固定された撮像チップ3は、完成品であるレンズ一体型撮像装置における撮像チップと同様に動作することが可能となり、信号処理部13を介してモニタ15に撮像した画像16が映し出せる状態となる。
なお、本発明における製造方法においては、パッケージ1のリード5と実装ステージ11の電気接点12との電気的接続は単なる接触に限るものではなく、クランプ機能により電気的に接続する構成でもよい。
次に、部品保持具10がレンズ保持部7を所望の状態で保持する。部品保持具10の採光部である貫通孔18における実装ステージ11に対向する側には開口18aが形成されている。開口18aは貫通孔18の内径より大きく、且つ部品保持具10の下端面がレンズ保持部7の外周部分と接触できるよう形成されている。また、部品保持具10の下端面にはレンズ保持部7の外周部分の位置決めを行う凸部18bが形成されている。上記のように構成された部品保持具10は実装部品であるレンズ保持部7を、このレンズ保持部7におけるパッケージ1との接合面が実装ステージ側(下向き)となるように保持する。
部品保持具10にてレンズ保持部7を保持した状態において、光軸調整パターン20の光学像を光学レンズ6を通して撮像面3aに結像させるとき、収差による光学レンズ6の位置依存性を極力抑えて撮像面3aに歪みなく結像させるために、採光部の光学像の中心、すなわち貫通孔18の中心位置と光学レンズ6の中心位置が一致することが望ましい。このため、実施の形態1においては、部品保持具10に凸部18bを形成して、レンズ保持部7の位置を規制している。このように、本発明においては、レンズ保持部7を部品保持具10により保持する際には、部品保持具10のレンズ保持部7との接触面に位置規正ピンである凸部18bなどの位置決め機構を設けることにより、光学レンズ6の中心位置と、採光部である貫通孔18の中心位置を一致させている。
なお、部品保持具10に上記のような特別な位置決め機構を設けずとも、部品保持具10がレンズ保持部7を受け取るときに、認識カメラにより、部品保持具10とレンズ保持部7の双方を画像認識して、両者の位置決めを行うなどの方法により光学レンズ6の中心位置と、採光部の中心位置である光学像の中心と一致させてもよい。
部品保持具10によるレンズ保持部7の保持方法としては、真空吸着などが一般的であるが、クランプ機構による機械的な保持方法も本発明においては適用可能である。
実施の形態1においては、部品保持具10に形成した真空吸着用の孔と採光部の貫通孔18とを連通している。このため、レンズ保持部7で部品保持具10の開口18aが塞がれたとき、部品保持具10の内部に設けられた開口18aが真空状態を維持できるよう透光板22を設けて、開口18a及び採光部の一部が密閉状態となるよう構成されている。透光板22は、可視光線が透過可能な材質、例えば、ガラス、石英、ポリカーボネイドなどの透光材で形成されている。
なお、部品保持具10に設けられた透光板22は、光学レンズ6への光軸調整用パターン20の画像取り込み口(図示せず)、すなわち光軸調整パターン20とミラー19との間に設けても良い。また、部品保持具10自体を可視光線が透過可能な材質、例えば、ガラス、石英、ポリカーボネイドなどの透光材で作成してもよく、この場合には採光部としての貫通孔は不要となる。
実施の形態1においては、真空吸着用の孔と採光部の貫通孔18とを連通するよう構成した例で説明したが、真空吸着用の孔は採光部と別々に設けてもよく、ガラス保持部7をより小さい吸引力で効率的に部品保持具10に吸着できるよう、例えばガラス保持部7の外周の複数箇所を吸引するよう構成してもよい。
図1に示すように、レンズ一体型撮像装置の製造方法において、レンズ保持部7を吸引保持した部品保持具10を実装ステージ11に固定されたパッケージ1内の撮像チップ3に対して一定の距離まで近づける。このとき、ミラー19に反射された光軸調整パターン20が採光部の貫通孔18を通り、光学レンズ6を通って、撮像チップ3の撮像面3a上に結像される。
撮像面3aで結像されたパターンは撮像チップ3によりクリアな画像として電気的な信号に変換され、信号処理部13に入力される。信号処理部13において処理された画像信号は自動判定部14に入力される。なお、自動判定部14においてその判別精度を向上させる為に、光軸調整パターン20に照明用ライトをあてるなどして撮像面3aに入射する光量を十分に確保することが望ましい。
また、部品保持具10周辺に光軸調整パターン20を設置できる充分なスペースが確保できる場合は、ミラー19を介さずに、撮像チップ3の撮像面3aと光学レンズ6と採光部である貫通孔18を直線上に配設し、その直線上に光軸調整パターン20を配置する構成でもよい。この場合、ミラー19を省くことができるため装置の小型化を図ることができるとともに、光軸調整パターン20からの光が直接に撮像面3aに到達するため、撮像面3aに入射する光量を確保することが容易となる。
前述のように、撮像チップ3により光軸調整パターン20を撮像すると、信号処理部13で形成された画像信号が自動判定部14とモニタ15に出力され、撮像した光軸調整パターン20の画像16がモニタ15に映し出される。
自動判定部14は、信号処理部13からの画像信号を、A/D変換器14aを介して比較部14bへ出力する。基準信号発生部14cは、基準信号を生成し比較部14bに出力する。比較部14bにおいて、撮像チップ3からの画像信号と基準信号が比較され、判定部14dにおいて、各調整項目において正しく調整されたか否かを判定する。
上記のように、自動判定部14においては、画像信号と基準信号とを自動的に比較判断することにより、撮像面3aと光学レンズ6の光軸が一致し、良好な画像が得られているかどうかの判断を行う。
自動判定部14においては、撮像データである画像信号とあらかじめ規定してある基準信号とを比較判断する際、両者の相関レベル(一致率)が設定値以上であるか否かでその判別が行われている。
また、自動判定部14では、光軸調整パターン20から光学レンズ6を介して撮像チップ3に入射した画像が撮像チップ3において電気信号に変換された後において、光量の差により生じる画像の明暗(強弱)によらず正しい判定を行うことが可能なように、A/D変換器14aにて信号の正規化が行われている。
また、撮像チップ3において電気信号に変換された画像は、その位置関係、歪み、直線性、コントラスト、ピント状態などの違いにより、A/D変換器14aにおいて正規化されたパターン出力波形が異なっている。このため、A/D変換器14aから出力されたパターンと、基準信号発生部14cにおいてあらかじめ設定されていた基準画像のパターンとの差分を取ることにより、両者の相関レベル(一致率)を算出することができる。
なお、上記のように自動的な判定動作を行う自動判定部14のみを用い、作業者による目視観測を用いない場合には、モニタ15は省略してもよい。
自動判定部14において、撮像チップ3から得られる画像信号と基準信号とを比較して、画像の位置、歪み、直線性、コントラスト、ピント状態などそれぞれの調整項目が基準値内にない場合は、その判定結果を駆動部17に出力して、部品保持具10を所定の位置及び角度だけ移動することにより、光学レンズ6と撮像面3aの位置関係を変更して、調整を行う。
撮像チップ3から得られる画像信号と基準信号との差異が基準値の範囲内に収まるまで、このフィードバック制御による調整が行われる。
調整動作としては、図2に示すように、撮像面と平行な平面AにおけるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の位置調整動作、及びX軸を中心とする回転方向β(X軸を中心とするあおり方向)、Y軸を中心とする回転方向α(Y軸を中心とするあおり方向)、そしてZ軸を中心とする回転方向θの回転調整動作の6方向に関する調整動作を行う。
実施の形態1における調整動作は、始めにX軸方向の位置調整動作を行う。このとき、他の軸に関する移動は禁止されている。すなわち、レンズ保持部7を保持した部品保持具10をX軸方向に移動させつつ、自動判定部14では、リアルタイムで比較部14bにより撮像面3aから得られる画像信号と基準信号発生部14cによって出力される基準信号のパターンとの差分を取ることにより、両者の相関レベル(一致率)を算出する。
両者の差分が最小(相関レベルが最大)となったX軸上の位置に部品保持具10を移動し、続いてY軸方向の位置調整動作を行う。このとき、他の軸に関する移動は禁止されている。すなわち、レンズ保持部7を保持した部品保持具10をY軸方向にのみ移動させつつ、自動判定部14でリアルタイムに比較部14bにより撮像面3aから得られる画像信号と基準信号発生部14cによって出力される基準信号のパターンとの差分を取り、両者の相関レベル(一致率)を算出する。そして、両者の差分が最小(相関レベルが最大)となったY軸上の位置に部品保持具10を移動する。
以下、Z軸方向の位置調整と、回転方向θ、回転方向α及び回転方向βの回転調整の順で動作を実施する。
上記の調整動作が一巡した状態において、撮像チップ3の撮像面3aから得られた画像信号と基準信号発生部14cから出力された基準信号のパターンとの相関レベル(一致率)が当初設定した基準値の範囲内に収まっていれば位置決め動作は終了となる。もし、その一致率が基準値の範囲を超えていた場合には、再度上記のX軸方向の位置調整動作から始まる調整動作に戻り、一致率が基準値の範囲内に収まるまでこの調整動作を繰り返す。
当然、X軸方向の位置調整動作から最後の回転方向βまでの回転調整動作までの調整動作が一巡しなくても、撮像面3aから得られる電気信号と基準信号発生部14cから出力される基準信号のパターンとの相関レベル(一致率)が当初設定した基準内に収まった場合には、その時点で調整動作を終了してもよい。
なお、上記の調整動作の説明において、便宜上X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、回転方向θ、回転方向α、そして回転方向βの順で説明を行ったが、本発明はこのような順序で調整動作を行うことを限定するものではなく、どのような順序で調整動作を行ってもその効果に変わりはない。
また、実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造装置においては、図1に示すように、部品保持具10を駆動部17によりX軸方向、Y軸方向、Z軸方向、回転方向θ、回転方向α、及び回転方向βの6方向に位置及び角度を移動できる構成例で説明したが、部品保持具10を固定して実装ステージ11を前記の6つの方向に移動できるよう構成してもよい。
さらに、位置決め精度の向上と動作速度の向上を目的として、部品保持具10と実装ステージ11の双方を前記の6つの方向へ移動できる構成してもよい。
また、製造設備上や製造コスト上の制約から、前記の6つの方向への移動機構を部品保持具10と実装ステージ11との双方に分散させる構成でもよい。
上記のように、撮像チップ3から得られる画像信号と基準信号発生部14cからの基準信号との差異が基準値の範囲内に収まった調整動作終了位置で部品保持具10を停止させ、レンズ保持部7とパッケージ1とを固定する。
レンズ保持部7とパッケージ1との固定方法としては、例えば、接着剤などによる固着方法が挙げられるが、特に接合面に紫外線硬化型樹脂を塗布して、その塗布部分に紫外線を照射して固定する方法は、硬化時の樹脂の収縮による位置ズレが少なく、しかも硬化速度が早いといった面で優れている。
実施の形態1においては、上記のようにレンズ保持部7がパッケージ1に対して所定位置に配置されたとき、レンズ保持部7とパッケージ1との対向する面の隙間(接合部分)には接着剤が塗布されて互いに所望の位置関係を有するよう固定されている。したがって、実施の形態1においては、接着剤が位置調整部材としての機能を有している。固定方法として接着剤を用いた場合には、生産管理及び作業性の面で、接着剤塗布機構を当該製造装置に設けることが望ましい。特に、紫外線硬化型樹脂を用いた固定方法を採用する場合は、上記の接着剤塗布機構と合わせて、紫外線照射機構も同時にその製造装置に設けるとよい。なお、紫外線硬化型樹脂の一例としては、ケミテック社製のU−1455等が広く知られている。
以上のように調整動作が終了後に接着剤によりレンズ保持部7とパッケージ1とを固定することにより、実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造方法による実装動作は完了となる。
実施の形態1において用いたレンズ一体型撮像装置の製造装置は、その使用条件にもよるが、従来のものより位置決め精度が高く(誤差1μm以下)、高速実装が可能という特徴を持つため、作業者による実画像を見ながらの手作業での光軸調整と比較し、各段の生産性を有している。
《実施の形態2》
図4は本発明に係る好適な実施の形態2であるレンズ一体型撮像装置の製造装置を説明する図である。
前述の実施の形態1においては、光学レンズ6を保持するレンズ保持部7を部品保持具10に取付け、撮像チップ3を実装したパッケージ1を実装ステージ11に保持させる構成例で説明した。実施の形態2の製造装置は、部品保持具210に接続端子である電気接点212を設けてパッケージ1を吸引保持し、実装ステージ211に採光部となる貫通孔218を設けて、レンズ保持部7を固定する構成である。このように、実施の形態2のレンズ一体型撮像装置の製造装置においては、部品保持具210に撮像チップ3を実装したパッケージ1を保持するよう構成している。そして、パッケージ1の撮像チップ3をレンズ保持部7の光学レンズ6に対して適切な位置に配置し、前述の実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造方法と同じ方法を用いて、レンズ保持部7とパッケージ1とを接着剤で固定するものである。図4において、前述の実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付してその説明は省略する。
実施の形態2のレンズ一体型撮像装置の製造装置によれば、前述の実施の形態1と同じ効果に加えて、ミラー19や光軸調整パターン20が光学レンズ6とともに固定状態で調整動作を行うことができるため、精度の高い調整を行うことが可能となる。
実施の形態1及び実施の形態2の製造方法及び製造装置においては、レンズ一体型撮像装置の加工精度を確保するために、一つの部品に基準面を形成してその基準面に対して他の部品を押し当てて位置決めを行う構成ではない。このため、本発明によれば、製造物であるレンズ一体型撮像装置の構造において、パッケージ1やレンズ保持部7に位置決めのための基準面を形成する必要がない。
また、本発明に係る実施の形態1及び実施の形態2の製造方法においては、組み立て後に作業者による光学レンズの位置調整を行う必要がない。このため、従来のレンズ一体型撮像装置におけるパッケージやレンズ保持部に必要とされていた、煽り機構やネジなどによる高さ調節機構を、本発明に係るレンズ一体型撮像装置には設ける必要がない。
さらに、本発明に係る実施の形態1及び実施の形態2の製造方法においては、パッケージ1とレンズ保持部7の位置決めを自動的に行い、位置決めされたパッケージ1とレンズ保持部7との間に接着剤が塗布され固定されている。この実装時において、位置決めされたパッケージ1とレンズ保持部7との間には数10μmから数mmの隙間(位置調整空間)が存在する。この隙間に接着剤が塗布され互いを固定する。したがって、パッケージ1とレンズ保持部7の固定に使用される接着剤は、両者を固定するだけでなく、この位置調整空間に入り込むことにより、位置調整部材としての役割も果たしている。
発明をある程度の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、品質及び出力特性においてバラツキのないレンズ一体型撮像装置を提供することができ、レンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置の分野において有用である。
本発明に係る好適な実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置を説明する図 本発明に係る好適な実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造方法における撮像チップと光学レンズの調整動作時の相対的な駆動方向を示す図 本発明に係る好適な実施の形態1のレンズ一体型撮像装置の製造装置における、撮像面と光学レンズとの位置関係を自動判定する自動判定手段の構成を示すブロック図 本発明に係る好適な実施の形態2のレンズ一体型撮像装置の製造方法及び製造装置を説明する図 従来のレンズ一体型撮像装置の構成を示す側面断面図 従来のレンズ一体型撮像装置の製造方法を説明するための図
符号の説明
1 パッケージ
2 キャビティ
3 撮像チップ
3a 撮像面
4 接着剤
5 リード
6 光学レンズ
7 レンズ保持部
10 部品保持具
11 実装ステージ
12 電気接点
13 信号処理部
14 自動判定部
15 モニタ
16 画像
17 駆動部
18 貫通孔
18a 開口
18b 凸部
19 ミラー
20 光軸調整パターン
21 吸引口
22 透光板

Claims (7)

  1. 撮像チップが実装されたパッケージと、前記撮像チップの撮像面に光学像を結像させるための光学レンズを有し、前記光学レンズが前記撮像チップの撮像面と対向するように前記パッケージに実装されたレンズ保持部とを備えたレンズ一体型撮像装置の製造方法において、
    実装ステージに採光部が形成されており、光軸調整パターンとともに固定状態の前記実装ステージに前記レンズ保持部を、前記光学レンズの中心位置と前記採光部の中心位置が一致するように前記採光部を通じた吸引で固定する工程、
    前記撮像チップが実装された前記パッケージを移動可能な部品保持具に装着するとともに前記部品保持具の接続端子と前記撮像チップとを電気的に接続させる工程、
    前記採光部と通して前記光軸調整パターンの光学像を前記撮像チップの撮像面に結像させる工程、
    前記接続端子から出力された前記撮像チップの画像信号を判定する工程、
    前記判定の結果に基づき、前記パッケージを保持した前記部品保持具を前記光学レンズに対して移動調整する工程、及び
    前記移動調整後において前記パッケージと前記レンズ保持部とを固定する工程、
    を有するレンズ一体型撮像装置の製造方法。
  2. 部品保持具を光学レンズに対して移動調整する工程は、
    前記撮像チップから得られる画像信号と基準信号との差異が基準内に収まるようレンズ保持部を移動させる工程と、
    前記撮像チップから得られる画像信号と基準信号との差異が基準値の範囲内のときパッケージとレンズ保持部とを固定する工程と、
    を有する請求項1に記載のレンズ一体型撮像装置の製造方法。
  3. 撮像チップから得られた画像信号を基準信号と比較し判定する工程において、
    撮像チップからの画像信号をA/D変換する工程と、
    画像の位置、歪み、直線性、コントラスト、ピントの調整項目の基準信号を生成する工程と、
    撮像チップからの画像信号と基準信号が比較してされて、前記調整項目が基準値の範囲内にあるか否かを判定する工程と、
    を有する請求項1に記載のレンズ一体型撮像装置の製造方法。
  4. 移動調整後においてパッケージとレンズ保持部とを紫外線硬化型接着剤を用いて固定する請求項1に記載のレンズ一体型撮像装置の製造方法。
  5. 撮像チップが実装されたパッケージと、撮像チップの撮像面に光学像を結像させるための光学レンズを有し、前記光学レンズが前記撮像チップの撮像面と対向するように前記パッケージに実装されたレンズ保持部とを備えたレンズ一体型撮像装置の製造装置において、
    軸調整パターンからの光学像を前記撮像チップの撮像面へ通す透光部材で構成された採光部を有し、前記採光部を通過した前記光軸調整パターンが前記撮像チップの撮像面に結像するよう構成され、前記光学レンズの中心位置と前記採光部の中心位置が一致するように、前記採光部を通じた吸引により前記レンズ保持部が固定される固定状態の実装ステージ、
    前記撮像チップが実装された前記パッケージが装着され、前記撮像チップと電気的に接続される接続端子を有して移動可能な部品保持具、
    前記部品保持具の前記接続端子に電気的に接続され、前記撮像チップからの画像信号を処理する信号処理部、
    前記信号処理部からの画像信号が入力され、前記画像信号を判定する自動判定部、及び
    前記自動判定部からの信号に基づき、前記部品保持具を前記撮像チップの撮像面に対して移動調整する駆動部、
    を具備するレンズ一体型撮像装置の製造装置。
  6. 駆動部による部品保持具の移動調整後において、パッケージとレンズ保持部とを接着剤により固定する固定機構をさらに具備する請求項5に記載のレンズ一体型撮像装置の製造装置。
  7. 自動判定部は、
    信号処理部からの画像信号をA/D変換するA/D変換器と、
    画像の位置、歪み、直線性、コントラスト、ピントの調整項目の基準信号を生成する基準信号発生部と、
    前記画像信号と前記基準信号を比較する比較部と、
    前記各調整項目が基準値の範囲内にあるか否かがを判定する判定部と、
    を備える請求項5に記載のレンズ一体型撮像装置の製造装置。
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