JP5004387B2 - ミキサの洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ミキサの洗浄装置及び洗浄方法に関する。詳しくは、コンクリートミキサに好適な洗浄装置及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、特開2000 61927号公報に記載されているもののように、洗浄水を噴射するノズルをミキサの混練槽内に挿入して洗浄を行うミキサ洗浄装置が提供されている。
【0003】
上記ノズルは、高圧水を供給するパイプシャフトの先端部に取り付けられている。上記パイプシャフトは軸方向へ進退可能に保持されており、上記ノズルを混練槽内へ挿入する。上記ノズルは、噴射される高圧洗浄水のエネルギによって、パイプシャフトの軸回りに回転するとともにパイプシャフトの軸と直交する軸回りに回転しながら、混練槽内に洗浄水を吹き付けて内部をくまなく洗浄できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ミキサの混練槽が大きくなると、一つのノズルを用いて一箇所から洗浄水を噴射するだけでは、混練槽内を充分に洗浄できない場合が生じる。上記公報に記載されているもののように、従来は、先端にノズルを取り付けた複数のパイプシャフトを設け、これらノズル及びパイプシャフトを同時に混練槽内に挿入して、洗浄効果を高めていた。
【0005】
ところが、上記パイプシャフトから噴出される洗浄水は、極めて高い水圧で供給しなければならない。このため、複数のノズルに高圧水を同時に供給するには、非常に大きな容量のポンプが必要となり、洗浄装置の製造コストが極めて高くなる。このため、複数のノズルを混練槽内に挿入する一方、高圧水を混練槽内に挿入したノズルに順次供給して、洗浄を行う場合も多い。また、各ノズルを同時に混練装置内へ挿入するように構成しているため、パイプシャフト等も複数必要になる。このため、装置も大掛かりになる。
【0006】
また、上記公報に記載されている洗浄装置においては、パイプシャフトを進退させるために空気シリンダを採用している。洗浄効果を高めるには、上記パイプシャフトの延出長さを充分に確保する必要がある。ところが、パイプシャフトの充分な延出長さを確保するには、軸方向寸法の大きい空気シリンダを選択しなければならない。このため、装置がさらに大型化する。
【0007】
さらに、洗浄中に高圧洗浄水がノズル挿入口から漏れ出ないようにするには、パイプシャフトを貫通させた状態でノズル挿入口を閉じる封止板が設ける必要がある。ところが、上記ノズル挿入口が設けられる混練槽の上部は、比較的薄い鉄板で形成されており、ノズル挿入口の周縁部が歪んだり、傾斜したりすることが多い。このため、既設の混練槽に洗浄装置を取り付けるのは困難であった。
【0008】
本願発明は、上記従来の問題を解決し、小さな容量のポンプのままで複数の混練軸を備える大きな容量のミキサを充分に洗浄することができ、また、装置の小型化を図れるとともに製造コストを低減させることができ、さらに既設の混練槽にも容易に取り付けることのできるミキサの洗浄装置及び洗浄方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
本願の請求項1に記載した発明は、高圧水を噴射するノズルをミキサの混練槽内へ挿入して洗浄を行うミキサの洗浄装置であって、上記混練槽内へノズルを挿入するための複数のノズル挿入口と、上記ノズルを先端部に装着するとともに上記ノズルに高圧水を供給するパイプシャフトと、上記パイプシャフトを軸方向に進退させて、上記ノズルを上記混練槽内に進入退避させるパイプシャフト延出機構と、上記パイプシャフト延出機構を、各ノズル挿入口に対応する位置に移動させるパイプシャフト移動機構と、上記ノズルを退避させた状態で、上記ノズル挿入口を閉鎖する閉鎖手段と、上記パイプシャフト延出機構、上記パイプシャフト移動機構及び上記閉鎖手段の動きを制御する制御手段とを備えて構成される。
【0011】
上記ノズルは、市販されている種々のものを採用できる。噴射される洗浄水のエネルギによってパイプシャフトの軸回りに回転するとともに上記パイプシャフトの軸に直交する軸回りに回転しながら、洗浄を行うタイプのものを採用するのが好ましい。
【0012】
ミキサの混練軸の数は特に限定されることはない。通常は2本備えるものが多いが1本あるいは3本以上のものに適用することもできる。また、ミキサの混練軸の方向も特に限定されることはなく、水平方向に支持したもののみならず、垂直方向に支持して混練を行うタイプのミキサにも適用できる。
【0013】
ノズルの挿入方向及び混練槽への挿入部位も特に限定されることはない。上記混練軸と平行に挿入することもできるし、角度を持たせて挿入することもできる。
【0014】
ノズルを挿入する挿入口の数及び配置も特に限定されることはない。2以上の挿入口をパイプシャフトの挿入方向が平行になるように混練槽側壁部に直線に沿って配列することができるし、2以上の挿入口を角度を持たせて配列することもできる。
【0015】
請求項2に記載した発明のように、上記パイプシャフトの外周部又は上記パイプシャフト延出機構に保持され、上記ノズル挿入口の周縁部に当接させられて洗浄中の水漏れを阻止する封止板を設けるのが望ましい。上記封止板は、パイプシャフトの外周部に保持させて、パイプと一体的に移動させることもできるし、パイプシャフトを貫通させて上記パイプシャフト延出機構に保持させるとともにパイプシャフトに対して相対動できるように構成してもよい。
【0016】
また、ノズル挿入口の周縁部の凹凸や傾斜を吸収するため、請求項3に記載した発明のように、上記封止板を、揺動可能に保持させることができる。封止板を揺動可能に保持することにより、ノズル挿入口が傾斜していても洗浄中に洗浄水が漏れ出るのを有効に防止できる。また、既設のミキサにも容易に装着することができる。
【0017】
上記封止板を揺動可能に保持する機構として、請求項4に記載した発明のように、調心軸受を採用できる。
【0018】
本願の請求項5に記載した発明は、パイプシャフトを回転させながら洗浄を行うパイプシャフト回転機構を備えるものである。
【0019】
パイプシャフトの軸周りに回転するとともにこの軸に直交する軸周りに回転しながら洗浄水を噴射する3次元回転ノズルは非常に高価である。上記パイプシャフト回転機構を設けることにより、上記3次元回転ノズルを採用する必要がなくなる。このため、洗浄装置の製作コストを大幅に低減させることができる。
【0020】
上記パイプシャフト延出機構は、請求項6に記載した発明のように、上記パイプシャフトを軸方向に進退可能に保持するパイプシャフト保持手段と、上記パイプシャフトを進退させるパイプシャフト駆動手段とを備えて構成することができる。
【0021】
上記パイプシャフト保持手段は、パイプシャフトを軸方向に進退可能に保持できればよく、たとえば、リニアベリング等を用いて容易に構成できる。また、上記パイプシャフト駆動手段として、シリンダ装置を採用できる。上記シリンダ装置の種類は特に限定されることはなく、たとえば、油圧シリンダ、空気圧シリンダ等を採用できる。
【0022】
装置の軸方向寸法を小さくするために、請求項7に記載した発明のように、二つのシリンダ装置を直列連結して上記パイプシャフトを進退させるように構成するのが望ましい。この場合、直列連結は、1台のシリンダ装置の軸方向寸法で、シリンダ装置2台分の行程を確保できるように各シリンダ装置を配置連結する連結態様をいう。2台のシリンダ装置のピストン伸縮態様は特に限定されることはない。
【0023】
上記パイプシャフト移動機構は、上記ノズルを所定のノズル挿入口に対応する位置に移動させるものであり、種々の機構を採用できる。たとえば、請求項8に記載した発明のように、上記パイプシャフト延出機構を、一のノズル挿入口から他のノズル挿入口へ移動させる軌道と、上記パイプシャフト延出機構を上記軌道に沿って移動可能に保持する台車と、上記台車を上記軌道に沿って移動させる台車駆動手段とを備えて構成できる。
【0024】
上記軌道として、たとえば、上記台車に設けたリニアベアリングを摺動させるベアリングレール等を採用できる。上記パイプシャフトを軸方向に進退可能に保持するパイプシャフト延出機構を上記台車に保持させ、この台車を台車駆動手段によって移動させるように構成できる。
【0025】
請求項9に記載した発明のように、上記軌道として直線状のレールを採用するとともに、上記台車駆動手段として2台のシリンダ装置を直列連結して構成することができる。
【0026】
2台のシリンダ装置を直列連結する機構を採用することにより、上述したパイプシャフト延出機構と同様に、装置の寸法短縮を図ることができる。
【0027】
上記閉鎖手段は、従来の種々の手法を採用できる。本願発明では、上記パイプシャフト移動機構によって上記ノズルを挿入口の近傍から退避させた状態で閉鎖手段を閉動させることができるように構成している。このため、ノズルとノズル挿入口との間に閉鎖手段を開閉動させるための空間を確保する必要がなくなる。
したがって、その分装置の寸法を小さくすることが可能となる。
【0028】
また、本願の請求項10に記載したように、上記パイプシャフト移動機構を、上記パイプシャフト延出機構を一のノズル挿入口から他のノズル挿入口へ向けて回動可能に保持する回動軸と、上記パイプシャフト延出機構を上記回動軸の周りに回動させる回動手段とを備えて構成することができる。
【0029】
パイプシャフト延出機構を回動させて一のノズル挿入口から他のノズル挿入口へ移動させることにより、装置を小型化できるばかりでなく、部品点数を大幅に削減することができる。
【0030】
さらに、本願の請求項11に記載した発明のように、洗浄を行わないとき、上記ノズルを混練槽内から退避させるとともに、上記パイプシャフト延出機構を上記複数のノズル挿入口の中間位置に位置させるように構成することにより、装置の全体を小型化できる。
【0031】
上記制御手段は、上記パイプシャフト延出機構、上記パイプシャフト移動機構、パイプシャフト回転機構及び上記閉鎖手段の動きを制御して、混練槽の洗浄を自動化するために設けられる。上記制御手段としてマイクロコンピュータ等を用いた種々の制御機構を採用できる。また、上記パイプシャフト移動機構の停止位置、上記パイプシャフトの延出・退避位置等を検出するセンサと組み合わせて制御を行うように構成するのが望ましい。
【0032】
本願の請求項12に記載した発明は、高圧水を噴射するノズルをミキサの混練槽内へ挿入して洗浄を行うミキサの洗浄方法であって、高圧水を供給するパイプシャフトの先端部に装着したノズルを、複数のノズル挿入口から順次混練槽内へ挿入するとともに、上記パイプシャフトを、上記混練槽内で回転させながら洗浄を行うものである。
【0033】
1台のノズル及びパイプシャフトを用いて、大きな容積の混練槽を洗浄できるため、洗浄装置の製造コストを大幅に低減させることができる。また、小さなポンプを用いても洗浄水の圧力が低下することはない。
【0034】
しかも、上記パイプシャフトを、上記混練槽内で回転させながら洗浄を行うことにより、高価な3次元ノズルを用いる必要がなくなり、装置の製作コストを大幅に低減させることができる。
【0035】
さらに、請求項13に記載した発明のように、上記パイプシャフトを進退させながら洗浄を行うことにより、ノズルの位置を混練槽内で変位させ、さらに洗浄効率を高めることが可能となる。
【0036】
本願の請求項14に記載した発明は、上記パイプシャフトを進退させて上記ノズルを混練槽内へ進入退避させるパイプシャフト延出機構を、レール及びシリンダ装置を用いて各ノズル挿入口へ移動させるものである。
【0037】
本願の請求項15に記載した発明は、上記パイプシャフトを進退させて上記ノズルを混練槽内へ進入退避させるパイプシャフト延出機構を、回動軸周りに回動させることにより各ノズル挿入口に対向する位置へ移動させるものである。
【0038】
本願の請求項16に記載した発明は、混練槽に第1のノズル挿入口と第2のノズル挿入口とを備えるミキサの洗浄方法であって、上記第1のノズル挿入口の閉鎖手段を開動させる、第1のノズル挿入口開動行程と、上記パイプシャフト延出機構を、上記第1のノズル挿入口に向けて移動させるとともに上記挿入口に対応する位置に位置決めする第1の延出機構移動位置決め行程と、上記パイプシャフトを延出させて上記ノズルを混練槽内に挿入する第1のノズル挿入行程と、上記ノズルに高圧水を供給して洗浄を行う第1の洗浄水噴射行程と、上記パイプシャフト及び上記ノズルを混練槽から引き出す第1のパイプシャフト退避行程と、第2のノズル挿入口の閉鎖手段を開動させる、第2のノズル挿入口開動行程と、上記パイプシャフト延出機構を上記第2のノズル挿入口に向けて移動させるとともに上記第2のノズル挿入口に対応する位置に位置決めする、第2の延出機構移動位置決め行程と、上記第1のノズル挿入口の閉鎖手段を閉動させる第1の挿入口閉動行程と、上記パイプシャフトを延出させて上記ノズルを混練槽内に挿入する第2のノズル挿入行程と、上記ノズルに高圧水を供給して洗浄を行う第2の洗浄水噴射行程と、上記パイプシャフト及び上記ノズルを混練槽から引き出す第2のパイプシャフト退避行程と、上記パイプシャフト延出機構を、上記第1のノズル挿入口と上記第2のノズル挿入口の中間位置に移動させる、第3の延出機構移動位置決め行程と、上記第2のノズル挿入口の閉鎖手段を閉動させる第2の挿入口閉動行程とを含むものである。
【0039】
本請求項に記載した発明は、最も典型的な2つの混練軸を備えるミキサに本願発明を適用したものである。上記各行程は、マイクロコンピュータを組み込んだ制御装置を用いて達成することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明を図に基づいて具体的に説明する。
【0041】
図1から図8に本願発明に係るミキサの洗浄装置の第1の実施の形態を示す。
【0042】
図1は、代表的な2軸のコンクリートミキサの全体を混練軸方向から見た正面図である。また、図2は、上記コンクリートミキサ及びミキサ洗浄装置の全体を側面から見た側面図である。
【0043】
これらの図に示すように、ミキサ1は、混練槽2と、この混練槽内で回転させられる混練軸3とを備える。上記混練槽2は、混練軸3を水平方向に支持した本体4と、本願発明に係る洗浄装置を設けた蓋部5とを連結して構成される。上記混練軸3には、多数の混練羽根6が設けられており、これら混練羽根6を回転させることにより、コンクリートの混練が行われる。
【0044】
本願発明においては、図2及び図3に示すように、上記蓋部5の背面に補強板11を介して一対のアーム状の架台12,12を設け、この架台12,12に洗浄装置10を支持して構成される。上記架台12,12は、上記補強板11の両端部に平行に接合されており、両架台12,12に掛け渡すように一対のレール台13,13が接合されている。
【0045】
本実施の形態に係る洗浄装置10は、上記混練槽2の蓋部5に2つのノズル挿入口14,15を設け、このノズル挿入口14,15から一つのノズル16を順次挿入して洗浄を行う。上記ノズル16は、パイプシャフト17の先端部に装着されており、このパイプシャフト17を軸方向に延出させることにより、ノズル16を混練槽2内に挿入する。上記ノズルは複数の噴出口を備えるとともに、上記パイプシャフト17の軸回り及びこの軸と直角方向の軸回りに回転しながら洗浄水を噴射する。なお、上記ノズル16は、従来と同様の構造を備えるため、説明は省略する。
【0046】
上記パイプシャフト17を軸方向に進退させるパイプシャフト延出機構18は、図6及び図7に示すように、上記パイプシャフト17を軸方向に進退可能に保持するパイプシャフト保持手段19と、上記パイプシャフト17を軸方向に進退させるパイプシャフト駆動手段20を台車21に保持して構成される。
【0047】
上記パイプシャフト保持手段19は、上記台車21の上部に保持されるフレーム22に支持される一対の丸棒状ベアリングレール23と、上記ベアリングレール23に軸方向に摺動可能に保持された第1の摺動体24と、この第1の摺動体24に上端部が接合されるとともに中間部に上記パイプシャフト17を軸方向摺動可能に保持する第1のハンガ25と、上記ベアリングレール23に軸方向摺動可能に保持れた第2の摺動体26と、上記第2の摺動体26に上端部が接合されるとともに下端部が上記パイプシャフト17の後端部に連結された第2のハンガ27とを備えて構成される。上記第1のハンガ25の前面には、洗浄作業を行う際洗浄水が漏れ出ないようにノズル挿入口を封止する円板状の封止板28が保持されている。
【0048】
上記パイプシャフト駆動手段20は、上記台車21にシリンダ部29が固定されるとともにピストン部30が上記第1のハンガ25の下端部に連結された第1の空気シリンダ装置31と、上記第1の摺動体24にシリンダ部32が連結されるとともにピストン部33が上記第2のハンガ27の中間部に連結された第2の空気シリンダ装置34とを備えて構成される。
【0049】
図6に示すように、ノズル16が退避させられた状態では、上記第1の空気シリンダ装置31のピストン部30がシリンダ部29に入り込む一方、第2の空気シリンダ装置34のピストン部33がシリンダ部32から延出した状態をしている。上記状態から各空気シリンダ装置のピストン部をそれぞれ逆方向に動かすと、図7に示すように、上記第1のハンガ25及びパイプシャフト17が混練槽2に向かって移動させられる。これにより、上記ノズル16がノズル挿入口14から混練槽2内に挿入されるとともに、上記封止板28によって第1の挿入口14が封止される。
【0050】
本実施の形態では、図6及び図7に示すように、第1の空気シリンダ装置31と第2の空気シリンダ装置34とを、位置的には上下に並列状態で配置するとともに、機構上は直列連結している。したがって、これらの図に示すように、1台の空気シリンダ装置の軸方向寸法で、パイプシャフト17を約2台分の空気シリンンダ装置のピストン行程分移動させている。これにより、パイプシャフトの充分な伸縮長さを確保しながら装置の軸方向寸法を小さくすることが可能となる。
【0051】
本実施の形態では、図3ないし図5に示すように、上記パイプシャフト延出機構18を上記パイプシャフト17の軸方向と直交する方向へ移動させ、二つのノズル挿入口14,15から混練槽2内にノズル16を順次挿入できる、パイプシャフト移動機構40を設けている。
【0052】
上記パイプシャフト移動機構40は、上記各レール台13,13上に設けられた一対のリニアベアリングレール41と、上記リニアベアリングレール41に摺動可能に係合するリニアベアリングを備える上記台車21と、上記台車21を上記リニアベアリングレール41に沿って移動させる台車駆動手段42とを備える。
【0053】
上記リニアベアリングレール41は、上記補強板11と平行に配置されており、上記台車21を上記補強板11と平行に移動させる。
【0054】
上記台車駆動手段42は、上記リニアベアリンレール上を移動できるシリンダ台車43と、このシリンダ台車43にシリンダ部44,45が連結された第1の空気シリンダ装置46及び第2の空気シリンダ装置47とを備える。上記第1の空気シリンダ装置46のピストン部48は、架台12に連結されている。一方、第2の空気シリンダ装置47のピストン部49は、上記台車21に連結されている。
【0055】
図3に示すように、上記第1の空気シリンダ装置46のピストン部48及び第2の空気シリンダ装置47のピストン部49の双方を延出させた状態では、上記パイプシャフト延出機構18が第1のノズル挿入口14の前方に位置させられる。一方、図5に示すように、双方のピストン部48,49を各シリンダ部44,45に入り込ませた状態では、上記パイプシャフト延出機構18が第2のノズル挿入口15の前方に位置させられる。さらに、図4に示すように、ピストン部48をシリンダ部44に入り込ませるとともにピストン部49を延出させた状態で、上記パイプシャフト延出機構18を、上記第1のノズル挿入口14と上記第2のノズル挿入口15の中間部に位置するように構成している。
【0056】
上記パイプシャフト移動機構40においても、上記パイプシャフト延出機構18と同様に、第1の空気シリンダ装置46と第2の空気シリンダ装置47とを、位置的には並列状態で配置するとともに、機構上は直列連結している。したがって、これらの図に示すように、1台の空気シリンダ装置の軸方向寸法で、パイプシャフト延出機構18を空気シリンダ装置約2台分のピストン行程分、上記リニアベアリングレール41に沿って移動させている。これにより、上記パイプシャフト延出機構18の移動距離、すなわち、リニアベアリングレール41の長さ分にほぼ等しい装置寸法内で、上記パイプシャフト移動機構40を構成することができる。。
【0057】
さらに、本実施の形態では、上記台車21と上記シリンダ台車43とを同一のリニアベアリングレール41上で、ほぼ同一の位置をとらせることができるように、各々3点において上記リニアベアリングレール41に摺動支持させている。
【0058】
すなわち、上記台車21は、第1のリニアベアリングレール41aに二つの足部50,51に設けたベアリングによって摺動可能に支持されるとともに、第2のリニアベアリングレール41bに一つの足部52において摺動可能に支持されている。一方、シリンダ台車43は、第1のリニアベアリングレール41aに一つの足部53に設けたベアリングによって摺動可能に支持されるとともに、第2のリニアベアリングレール41bに二つの足部54,55において摺動可能に支持されている。上記各足部は、図5に示すように、上記台車21と上記シリンダ台者43は互いに重なり合う位置をとることができるように配置されており、上記台車21と上記シリンダ台車43とをほぼ同一の位置に移動させることができる。上記構成により、リニアベアリングレール方向の寸法を最小限に抑えることが可能となる。
【0059】
上記補強板11には、ノズルを挿入する上記第1のノズル挿入口14及び上記第2のノズル挿入口15が設けられるとともに、これら挿入口を閉鎖する第1の閉鎖扉56及び第2の閉鎖扉57が設けられる。上記各閉鎖扉56,57は、エアシリンダ58、59によって開閉動させられる。
【0060】
上記パイプシャフト延出機構18、上記パイプシャフト移動機構40及び閉鎖扉56,57は、図示しない制御装置によって制御される圧縮空気供給装置によって駆動され、自動的に混練槽2の洗浄が行われる。
【0061】
以下、本実施の形態に係る洗浄装置の洗浄行程を図8に基づいて説明する。
【0062】
上記パイプシャフト延出機構18は、図4に示す上記第1のノズル挿入口14と第2のノズル挿入口15の中間位置に待機させられている。
【0063】
まず、図3に示すように、第1の閉鎖扉56が開動させられる(S101)。次に、上記第1及び第2の空気シリンダ装置46,47が駆動されてパイプシャフト延出機構18が矢印A方向へ移動させられる(S102)。図示しない位置センサによって上記パイプシャフト延出機構18が上記第1のノズル挿入口14の前方に位置決めされる(S103)。
【0064】
次に、図7に示すように、上記パイプシャフト延出機構18の空気シリンダ装置31,34が駆動されて上記パイプシャフト17が延出させられ(S104)、ノズル16が混練槽2内に挿入されるとともに図示しない位置決めセンサによってノズル16の挿入位置が位置決めされる(S105)。また、同時にノズル挿入口14が封止板28によって封止される。上記封止板28は、上記空気シリンダ装置31によって、上記第1のノズル挿入口14の周縁部に設けたシール部材に押しつけられる。図示しないポンプが作動させられ(S106)、高圧水がパイプシャフト17を介して上記ノズル16に供給される。これにより、ノズル16から高圧水が混練槽2内に噴射され、洗浄が行われる(S107)。洗浄時間は、制御装置内のタイマによって管理される。所定の時間経過後、上記ポンプのスイッチが切られ(S108)、第1のノズル挿入口14からの洗浄が終了する。上記洗浄行程が終了した後、ノズル及びパイプシャフト内の水を排出するため所定時間そのまま放置された後(S109)、図6に示すように、パイプシャフト17が後退させられてノズル16が混練槽2から引き出される(S110)。
【0065】
次に、第2の閉鎖扉57が開動させらる(S111)。その後、上記パイプシャフト延出機構18が矢印B方向へ移動させられ(S112)、図示しない位置決めセンサによって上記第2のノズル挿入口15の前方に位置決めされる(S113)。上記各閉鎖扉56,57は、パイプシャフト延出機構18が各扉に対応する位置から離れた後に閉動できるように構成されており、この時点で上記第1の閉鎖扉56が閉動されて第1のノズル挿入口14が閉鎖される(S114)。
【0066】
次に、上記パイプシャフト延出機構18の空気シリンダ装置3,34が駆動されて上記パイプシャフト17が延出させられ、ノズル16が混練槽2内へ挿入される。また、封止板28によって第2のノズル挿入口が封止される(115)。そして、圧力水供給ポンプが駆動させられ(S116)、高圧水が上記パイプシャフト17を介してノズル16に供給され洗浄が行われる(S117)。上記洗浄時間は、上述したと同様にタイマによって管理され所定時間経過後に上記ポンプのスイッチが切られる(S118)。そして、一定時間ノズル及びパイプシャフトの水切りが行われた後(S119)、パイプシャフト17が後退させられてノズル16が混練槽2から引き抜かれる(S120)。
【0067】
閉鎖扉57を閉動させるには上記パイプシャフト延出機構を上記第2のノズル挿入口15の前方から退避させなければならない。本実施の形態では、図4に示すように、上記第1のノズル挿入口14と第2のノズル挿入口15の中間位置まで移動させた後(S121)、第2の閉鎖扉57が閉動させられ(S122)、一連の洗浄行程が終了する。上記各行程は、図示しない制御装置によって自動的に行われる。
【0068】
図9から図13に本願発明に係るミキサの洗浄装置の第2の実施の形態を示す。なお、混練槽の構造等は、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。また、閉鎖扉156,157の駆動方式、シテスム全体の作動方式についても、洗浄装置を回動させる以外は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0069】
図9及び図10に示すように、本実施の形態に係るミキサの洗浄装置においては、混練槽102の蓋部105の側面に、平行に延びる平面視3角形状の一対のアーム部113,113を備える架台112を設ける。なお、本実施の形態では、架台を蓋部105の側面に直接接合したが、補強板等を介して接合することができるのは、第1の実施の形態と同様である。
【0070】
上記アーム部113,113の先端部には、一対の回動軸61,62が設けられており、洗浄装置110の全体が上記回動軸61,62に回動可能に保持される。
【0071】
上記洗浄装置110は、直方体の各辺に沿う枠構造のフレーム63を備えて構成されており、このフレーム63にパイプシャフト延出機構118が保持されている。
【0072】
上記パイプシャフト延出機構118は、図11に示すようにパイプシャフト117を軸方向に進退可能に保持するパイプシャフト保持手段119と、図12に示すように上記パイプシャフト117を軸方向に進退させるパイプシャフト駆動手段120とを、上記フレーム63に保持して構成されている。
【0073】
上記パイプシャフト保持手段119は、上記フレーム63の長手方向に掛け渡し状に接合された4角パイプ状の保持ビーム64の下面に設けたガイドレール123と、上記ガイドレール123に一対の摺動体124,124を介して軸方向摺動可能に保持されたハンガ125とを備えて構成されており、上記パイプシャフト117が、上記ハンガ125に一対のラジアルベアリング65,66を介して、回転可能に保持されている。
【0074】
図12に示すように、本実施の形態に係るパイプシャフト駆動手段120は、上記保持ビーム64の側面にロッドレスシリンダ131を接合するとともに、上記ロッドレスシリンダ131の側面から延出する移動体130に、上記ハンガ125の上部に一体的に延出形成した駆動アーム127を連結して構成されている。上記ロッドレスシリンダ131の駆動方式は特に限定されることはなく、空気式や油圧式等のものを採用できる。上記ロッドレスシリンダ131を採用することにより、洗浄装置110の構造を簡単化できるばかりでなく、軸方向寸法を小さくすることが可能になる。
【0075】
上記ロッドレスシリンダ131を駆動すると、上記ガイドレール123に保持されたハンガ125が、上記移動体130に連結された駆動アーム部127を介してパイプシャフト117の軸方向に駆動させられる。この動きにともなって、パイプシャフト117の先端部に設けたノズル116が混練槽102内に進退させられる。
【0076】
さらに、本実施の形態では、上記パイプシャフト117を軸周りに回転させるパイプシャフト回転機構67を設けている。
【0077】
図11及び図12に示すように、上記パイプシャフト回転機構67は、上記パイプシャフト117の後端部に設けた第1のスプロケット68と、上記ハンガ125の下部に設けたギヤドモータ69と、上記ギヤドモータ69の軸に装着された第2のスプロケット70と、上記第1のスプロケットと上記第2のスプロケットに掛け渡したチエン71とを備えて構成されている。
【0078】
上記パイプシャフト117の後には、回転ホース継手78を介して高圧洗浄水を供給するホース79が連結されている。
【0079】
上述したように、上記パイプシャフト117は一対のラジアルベア65,66を介して回転可能に保持されており、上記パイプシャフト回転機構67によって先端のノズル116を軸周りに回転させながら高圧水を噴出させて混練槽内の洗浄を行うことができる。
【0080】
上記パイプシャフト回転機構67を設けることにより、高価な3次元回転ノズルを採用する必要がなくなる。このため、製作コストを大幅に低減させることができる。
【0081】
さらに、本実施の形態では、上記パイプシャフト117における上記ハンガ125の前方に、洗浄作業を行う際に洗浄水が漏れ出ないようにノズル挿入口114,115を封止する円形椀状の封止板128を設けている。
【0082】
上記封止板228は、図13に示すように、ドーナツ円板状のベース板72に、椀状をしたゴム製シール部材73及びこのシール部材73を固定する押さえ板74を連結して構成されている。上記ベース板72は調心軸受75を介して、上記パイプシャフト117の外周に揺動可能に保持されてている。
【0083】
上記シール部材73は、上記パイプシャフト117の相対角度変位Αを許容しつつ洗浄水が漏れ出るのを阻止できるように、中心孔の内面がパイプシャフト117の外周面に添着させられている。実施の形態では、約2度の範囲で、封止板128が揺動できるように構成している。また、図11に示すように、上記封止板128の揺動範囲を調整できるように、調整ネジ76が上記ハンガ125の前面に突設されている。
【0084】
上記封止板128を揺動可能に設けることにより、ノズル挿入口114,115の周縁部が、パイプシャフトの軸心に対して歪んだり傾斜していても、上記封止板128の揺動によって吸収することができる。このため、洗浄中の洗浄水の漏れを有効に防止できる。
【0085】
本実施の形態に係る洗浄装置110においては、上記パイプシャフト延出機構等を回動軸61,62の周りに回動させることにより、左右のノズル挿入口114,115に向けて位置決めできるパイプシャフト移動機構140が設けられている。
【0086】
上記パイプシャフト移動機構140は、上記パイプシャフト延出機構等を備える上記フレーム63を回動軸61,62の間に保持するとともに、上記フレーム63を回動させる回動手段を備えて構成されている。実施の形態では、上記回動手段として、空気シリンダ146が採用されている。
【0087】
図10に示すように、空気シリンダ146の本体がアーム部113に一体形成された台座80に連結される一方、上記フレーム63の側部に上記空気シリンダ146のピストン149の先端部が連結されている。上記ピストン149をシリンダ本体から出没させることによりフレーム63を回動させ、上記パイプシャフト延出機構118を各ノズル挿入口114,115に向けて、移動させることができる。
【0088】
図10に示す実施の形態では、ノズル挿入口114,115をパイプシャフト117の軸と直角方向に開口して構成している。なお、図14に示すように、ノズル挿入口214,215を混練槽102の蓋部105の側面に沿って開口するように形成するとともに、上記封止板128の揺動範囲を大きく設定することもできる。
【0089】
また、図9から図12に示す実施の形態に係る封止板128は、椀状のものを採用したが、図15に示すような円板状の封止板228を採用することもできる。
【0090】
さらに、実施の形態では、ボールを採用した調心軸受75を介して封止板128を揺動可能に保持したが、図16に示すように、断面円形のゴムリング81を介して封止板228を揺動可能に保持することもできる。
【0091】
【発明の効果】
本願発明に係る洗浄装置においては、複数のノズル挿入口からノズルを順次挿入して洗浄を行うため、大きな容量のポンプを必要としない。このため、製造コストを低減させることができる。
【0092】
また、上記ノズルを混練槽内へ挿入するためのパイプシャフト延出機構に直列連結した2段のシリンダ装置を採用し、あるいはロッドレスシリンダを採用している。これにより、パイプシャフトの行程を充分に確保しながら、装置の寸法を短縮することができる。
【0093】
さらに、上記パイプシャフトを各ノズル挿入口に移動させる移動機構にも、直列連結した2段のシリンダ装置を採用し、あるいはパイプシャフト延出機構自体を回動させる機構を採用している。これにより、パイプシャフト移動機構の寸法が大きくなることもない。また、パイプシャフト延出機構全体を回動するように構成することにより、装置の小型化のみならず、部品点数を削減することもできる。
【0094】
しかも、封止板を揺動可能に保持することにより、洗浄中の洗浄水が漏れ出るのを有効に防止できる。また、ノズル挿入口の縁部が多少歪んでいたり傾斜していても、容易に対応することが可能となり、本願発明に係る洗浄装置を既設の混練槽に容易に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る洗浄装置を適用するミキサの正面図である。
【図2】図1に示したミキサに第1の実施の形態に係る洗浄装置を装着した側面図である。
【図3】パイプシャフト延出機構を第1のノズル挿入口に位置させた状態を表す平面図である。
【図4】パイプシャフト延出機構を第1のノズル挿入口と第2のノズル挿入口の中間位置に位置させた状態を表す平面図である。
【図5】パイプシャフト延出機構を第2のノズル挿入口に位置させた状態を表す平面図である。
【図6】パイプシャフトを混練槽外に位置させた状態を表す側面図である。
【図7】パイプシャフトを混練槽内に挿入した状態を表す側面図である。
【図8】本願発明の洗浄行程を表すフローチャートである。
【図9】本願発明に係る第2の実施の形態に係る洗浄装置の全体側面図である。
【図10】図9に示す洗浄装置の一部を破断して内部構造を露出させた平面図である。
【図11】図9に示す洗浄装置の要部の断面を示す側面図である。
【図12】図11に示す洗浄装置の右側面図である。
【図13】封止板の作用を説明する断面図である。
【図14】本願のノズル挿入口の他の実施の形態を示す図であり、図10に相当する平面図である。
【図15】本願の封止板の他の実施の形態を示す図であり、図11に相当する側面図である。
【図16】本願の封止板の他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ミキサ
2 混練槽
10 洗浄装置
14 ノズル挿入口
15 ノズル挿入口
16 ノズル
17 パイプシャフト
18 パイプシャフト延出機構
40 パイプシャフト移動機構
56 閉鎖手段
57 閉鎖手段

Claims (16)

  1. 高圧水を噴射するノズルをミキサの混練槽内へ挿入して洗浄を行うミキサの洗浄装置であって、
    上記混練槽内へノズルを挿入するための複数のノズル挿入口と、上記ノズルを先端部に装着するとともに上記ノズルに高圧水を供給するパイプシャフトと、
    上記パイプシャフトを軸方向に進退させて、上記ノズルを上記混練槽内に進入退避させるパイプシャフト延出機構と、
    上記パイプシャフト延出機構を、各ノズル挿入口に対応する位置に移動させるパイプシャフト移動機構と、上記ノズルを退避させた状態で、上記ノズル挿入口を閉鎖する閉鎖手段と、
    上記パイプシャフト延出機構、上記パイプシャフト移動機構及び上記閉鎖手段の動きを制御する制御手段とを備える、ミキサの洗浄装置。
  2. 上記パイプシャフトの外周部又は上記パイプシャフト延出機構に保持され、上記ノズル挿入口の周縁部に当接させられて洗浄中の水漏れを阻止する封止板を備える、請求項1に記載のミキサの洗浄装置。
  3. 上記封止板が揺動可能に保持されている、請求項2に記載のミキサの洗浄装置。
  4. 上記封止板が調心軸受を介して揺動可能に保持されている、請求項2又は請求項3のいずれかに記載のミキサの洗浄装置。
  5. パイプシャフトを回転させながら洗浄を行うパイプシャフト回転機構を備える、請求項1から請求項4のいずれか記載のミキサの洗浄装置。
  6. 上記パイプシャフト延出機構は、上記パイプシャフトを軸方向に進退可能に保持するパイプシャフト保持手段と、上記パイプシャフトを進退させるパイプシャフト駆動手段とを備える、請求項1から請求項5のいずれかに記載のミキサの洗浄装置。
  7. 上記パイプシャフト駆動手段は、直列連結されて上記パイプシャフトを進退させる二つのシリンダ装置を備えて構成される、請求項6に記載のミキサの洗浄装置。
  8. 上記パイプシャフト移動機構は、上記パイプシャフト延出機構を一のノズル挿入口から他のノズル挿入口へ移動させる軌道と、上記パイプシャフト延出機構を上記軌道に沿って移動可能に保持する台車と、上記台車を上記軌道に沿って移動させる台車駆動手段とを備える、請求項1から請求項7のいずれかに記載のミキサの洗浄装置。
  9. 上記軌道が直線状のレールであり、上記台車駆動手段が二つのシリンダ装置を直列連結して構成される、請求項8に記載のミキサの洗浄装置。
  10. 上記パイプシャフト移動機構は、上記パイプシャフト延出機構を一のノズル挿入口から他のノズル挿入口へ向けて回動可能に保持する回動軸と、上記パイプシャフト延出機構を上記回動軸の周りに回動させる回動手段とを備えて構成される、請求項1から請求項7のいずれかに記載のミキサの洗浄装置。
  11. 洗浄を行わないとき、上記ノズルを混練槽内から退避させるとともに、上記パイプシャフト延出機構を上記複数のノズル挿入口の中間位置に位置させるように構成した、請求項1から請求項10のいずれかに記載のミキサの洗浄装置。
  12. 高圧水を噴射するノズルをミキサの混練槽内へ挿入して洗浄を行うミキサの洗浄方法であって、
    高圧水を供給するパイプシャフトの先端部に装着したノズルを、複数のノズル挿入口から順次混練槽内へ挿入するとともに、
    上記パイプシャフトを、上記混練槽内で回転させながら洗浄を行う、ミキサの洗浄方法。
  13. 上記パイプシャフトを進退させながら洗浄を行う、請求項12に記載のミキサの洗浄方法。
  14. 上記パイプシャフトを進退させて上記ノズルを混練槽内へ進入退避させるパイプシャフト延出機構を、レールに沿って各ノズル挿入口に対向する位置へ移動させる、請求項12又は請求項13のいずれかに記載のミキサの洗浄方法。
  15. 上記パイプシャフトを進退させて上記ノズルを混練槽内へ進入退避させるパイプシャフト延出機構を、回動軸周りに回動させることにより各ノズル挿入口に対向する位置へ移動させる、請求項12又は請求項13のいずれかに記載のミキサの洗浄方法。
  16. 混練槽に第1のノズル挿入口と第2のノズル挿入口とを備えるミキサの洗浄方法であって、
    上記第1のノズル挿入口の閉鎖手段を開動させる、第1のノズル挿入口開動行程と、
    上記パイプシャフト延出機構を、上記第1のノズル挿入口に向けて移動させるとともに上記挿入口に対応する位置に位置決めする第1の延出機構移動位置決め行程と、
    上記パイプシャフトを延出させて上記ノズルを混練槽内に挿入する第1のノズル挿入行程と、
    上記ノズルに高圧水を供給して洗浄を行う第1の洗浄水噴射行程と、
    上記パイプシャフト及び上記ノズルを混練槽から引き出す第1のパイプシャフト退避行程と、
    第2のノズル挿入口の閉鎖手段を開動させる、第2のノズル挿入口開動行程と、
    上記パイプシャフト延出機構を上記第2のノズル挿入口に向けて移動させるとともに上記第2のノズル挿入口に対応する位置に位置決めする、第2の延出機構移動位置決め行程と、
    上記第1のノズル挿入口の閉鎖手段を閉動させる第1の挿入口閉動行程と、
    上記パイプシャフトを延出させて上記ノズルを混練槽内に挿入する第2のノズル挿入行程と、
    上記ノズルに高圧水を供給して洗浄を行う第2の洗浄水噴射行程と、
    上記パイプシャフト及び上記ノズルを混練槽から引き出す第2のパイプシャフト退避行程と、
    上記パイプシャフト延出機構を、上記第1のノズル挿入口と上記第2のノズル挿入口の中間位置に移動させる、第3の延出機構移動位置決め行程と、
    上記第2のノズル挿入口の閉鎖手段を閉動させる第2の挿入口閉動行程とを含む、請求項14又は請求項15のいずれかに記載のミキサの洗浄方法。
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