JP5003235B2 - X線発生装置 - Google Patents
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Description
このようなX線検査装置は、X線源とX線検出器との間で被測定物を載置するテーブルを備える。そして、テーブルの回転移動や併進移動等で被測定物の位置を調整しながら、透視X線像を撮影している。
そこで、X線源と被測定物との衝突を防止する方法として、X線源と被測定物とが衝突する衝突危険領域を、操作者が自ら求めて予めX線検査装置に設定するとともに、X線検査装置がX線源、テーブル等の位置情報を管理する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
これにより、X線検査装置が、位置情報に基づいてX線源が衝突危険領域に入ると、衝突の危険を操作者に知らせるとともに、X線源と被測定物との接触手前でテーブルの移動を強制的に停止していた。
本発明のX線発生装置によれば、被測定物を拡大した透視X線像を撮影するために、X線検査装置に固定されたX線源に被測定物を近づけた場合に、X線源に被測定物を近づけすぎると、まず、被測定物が、X線源を覆う衝突防止カバーに接触する。被測定物が衝突防止カバーに接触すると、衝突防止カバーが小間隔で動くことにより、凸部と凹部とが接触する。これにより、検知部が、凸部と凹部とが接触したことを検知することで、例えば、衝突の危険を操作者に知らせるとともに、X線源と被測定物(衝突防止カバー)との接触手前でテーブルの移動を強制的に停止することができる。
このとき、凸部を、前後左右上方向に小間隔で覆う凹部が形成されているので、被測定物が衝突防止カバーにあらゆる方向から接触しても、衝突防止カバーが小間隔動けば、凸部と凹部とが接触する。よって、被測定物が衝突防止カバーにあらゆる方向から接触しても、検知部で同程度に検知することができる。
また、X線源に複数個の接触センサを取り付ける必要がなく、X線源と被測定物との衝突を防止するための検出可能方向・検出可能範囲・検出可能動作力の制限もなくなる。
さらに、テーブルの移動範囲を制限するための衝突危険領域を設定しないため、衝突危険領域を大きく設定しすぎて、被測定物を充分に拡大した透視X線画像を撮影することができなくなることもない。
また、本発明のX線発生装置は、前方に透視用X線を出射するX線源と、前記X線源を、前左右下方向に設定間隔で覆うように、前面板と下面板と右側面板と左側面板とを一体的に有する衝突防止カバーとを備え、前記X線源と被測定物との距離を変更することが可能なX線発生装置であって、前記衝突防止カバーは、前記X線源の下面に弾性体を介して取り付けられており、前記X線源の下面には、下方向に突出する半球形状を有する凸部が形成されているとともに、前記下面板の上面には、前記凸部を前後左右下方向に、前記設定間隔より小さい小間隔で覆う凹部が形成されており、さらに、前記衝突防止カバーと前記被測定物とが当接し前記弾性体が変形して前記凸部と前記凹部とが接触したことを検知する検知部を備えるようにしている。
本発明のX線発生装置によれば、X線源と被測定物(衝突防止カバー)との衝突を防止することができ、X線源を破損させることはない。
また、X線源に複数個の接触センサを取り付ける必要がなく、X線源と被測定物との衝突を防止するための検出可能方向・検出可能範囲・検出可能動作力の制限もなくなる。
さらに、テーブルの移動範囲を制限するための衝突危険領域を設定しないため、衝突危険領域を大きく設定しすぎて、被測定物を充分に拡大した透視X線画像を撮影することができなくなることもない。
本発明のX線発生装置によれば、凸部を前後左右上方向に小間隔で覆うようにできる凹部を容易に形成することができる。
また、上記発明において、前記衝突防止カバーは、前記X線源の下面に弾性体を介して取り付けられているようにしてもよい。
そして、上記発明において、前記凸部及び凹部は、金属で形成されており、前記検知部は、凸部及び凹部に電流が流れたことを検知するようにしてもよい。
さらに、上記発明において、前記前面板には、開閉可能な扉が形成されているようにしてもよい。
本発明のX線発生装置によれば、X線源と被測定物との衝突を防止することができなくなるが、被測定物を充分により拡大した透視X線画像を撮影することができる。
X線発生装置50は、X線源60と、衝突防止カバー70と、検知部(図示せず)とを備える。
前面板71は、平板形状であり、X線管61の前方向(X方向)に設定間隔l1となるように配置される。さらに、前面板71は、中央に四角形状の開口を有する本体部71bと、左右方向(Y方向)に移動でき、開口を開閉可能な平板形状の扉71aとを有する。 なお、図7に示すように、扉71aを開状態にしたときには、X線管61と被測定物Sとの衝突を防止することができなくなるが、被測定物Sを充分にX線発生源に近づけて、より拡大した透視X線画像を撮影することができる。また、扉71aには、円形状の窓が形成されている。
左側面板は、平板形状であり、X線管61の左方向(Y方向)に設定間隔l3となるように配置される。
下面板72は、平板形状を有し、X線管61の下方向(Z方向)に設定間隔l4となるように配置される。さらに、下面板72の上面の中央には、上方向(Z方向)に突出する球形状の金属製の凸部72aが、絶縁材で被覆された支柱72bを介して設けられている。
なお、球形状の凸部72aは、円錐形状の凹部62bに前後左右上方向に小間隔(L1、L2、L3)で覆われるように、球の直径の約1/3の高さ(Z方向)が挿入されて配置される。このとき、小間隔(L1、L2、L3)は、設定間隔(l1、l2、l3、l4)より小さくなるようにされる。
なお、下部円板状体14bは、テーブル駆動機構15により、テーブル14面に平行な方向(XY方向)に移動したり、テーブル14面に垂直な方向(Z方向)に昇降移動したりするように、移動可能に設けられている。さらに、上部円板状体14aは、テーブル駆動機構15により、回転移動(α方向)するように設けられている。
よって、テーブル14の位置を移動させることにより、被測定物Sの位置を移動させることになる。
また、CPU21が処理する機能をブロック化して説明すると、X線画像作成手段31と、衝突判定手段33と、駆動信号発生手段30とに分けられる。
なお、キーボード22aやマウス22bは、種々の操作によって、コンピュータ20に対する入力動作が行われるものである。
駆動信号発生手段30は、キーボード22aやマウス22bの種々の操作によって、テーブル14を移動させる駆動信号をテーブル駆動機構15に出力する制御を行うものである。
また、凸部72aと凹部62bとが接触したと判定したときには、例えば、テーブル14の移動を停止する停止信号を出力するとともに、警告信号を出力する制御を行う。
また、X線源60に複数個の接触センサを取り付ける必要がなく、X線管61と被測定物Sとの衝突を防止するための検出可能方向・検出可能範囲・検出可能動作力の制限もなくなる。
さらに、テーブル14の移動範囲を制限するための衝突危険領域を設定しないため、衝突危険領域を大きく設定しすぎて、被測定物Sを充分に拡大した透視X線画像を撮影することができなくなることもない。
(1)上述したX線発生装置50では、下面板72に、上方向に突出する凸部72aが設けられるとともに、センサ取付部材62に、凹部62bが設けられる構成としたが、下面板に、凹部が設けられるとともに、センサ取付部材に、下方向に突出する凸部が設けられるような構成としてもよい。
12:X線検出器
50:X線発生装置
60:X線源
62b:凹部
70:衝突防止カバー
71:前面板
72:下面板
72a:凸部
73:右側面板
Claims (5)
- 前方に透視用X線を出射するX線源と、
前記X線源を、前左右下方向に設定間隔で覆うように、前面板と下面板と右側面板と左側面板とを一体的に有する衝突防止カバーとを備え、
前記X線源と被測定物との距離を変更することが可能なX線発生装置であって、
前記衝突防止カバーは、前記X線源の下面に弾性体を介して取り付けられており、
前記下面板の上面には、上方向に突出する半球形状を有する凸部が形成されているとともに、
前記X線源の下面には、前記凸部を前後左右上方向に、前記設定間隔より小さい小間隔で覆う凹部が形成されており、
さらに、前記衝突防止カバーと前記被測定物とが当接し前記弾性体が変形して前記凸部と前記凹部とが接触したことを検知する検知部を備えることを特徴とするX線発生装置。 - 前方に透視用X線を出射するX線源と、
前記X線源を、前左右下方向に設定間隔で覆うように、前面板と下面板と右側面板と左側面板とを一体的に有する衝突防止カバーとを備え、
前記X線源と被測定物との距離を変更することが可能なX線発生装置であって、
前記衝突防止カバーは、前記X線源の下面に弾性体を介して取り付けられており、
前記X線源の下面には、下方向に突出する半球形状を有する凸部が形成されているとともに、
前記下面板の上面には、前記凸部を前後左右下方向に、前記設定間隔より小さい小間隔で覆う凹部が形成されており、
さらに、前記衝突防止カバーと前記被測定物とが当接し前記弾性体が変形して前記凸部と前記凹部とが接触したことを検知する検知部を備えることを特徴とするX線発生装置。 - 前記凹部の内側は、円錐形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のX線発生装置。
- 前記凸部及び前記凹部は、金属で形成されており、
前記検知部は、前記凸部及び前記凹部に電流が流れたことを検知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のX線発生装置。 - 前記前面板には、開閉可能な扉が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のX線発生装置。
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