JP7289773B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、医療用画像診断装置や非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置などに応用されうる放射線撮影装置に関するものである。
従来から、放射線を用いて対象物である被検体の撮像を行う放射線撮影装置が、工業用の非破壊検査や医療診断の場で広く一般に利用されている。この放射線撮影装置では、被検体に放射線を照射し、被検体を透過した放射線の強度分布を検出して被検体の放射線画像を得ている。
以前は、感光性フィルムを用いたフィルム/スクリーン法が用いられていたが、近年では、デジタル技術及び半導体プロセス技術が進歩しており、その技術を応用して放射線画像を得る方式が普及してきている。この方式を採用した放射線撮影装置では、所望の面積を有する半導体センサを搭載した放射線検出器を内蔵し、放射線検出器で被検体を透過した放射線の強度分布を電気信号に変換して検出し、得られた電気信号を処理して可視画像としてモニタ等に表示・再生する。この際、可視画像(放射線画像)は、後から画像処理を施してコントラストなどを変更できるなどの利点も有する。
また、放射線撮影装置は、可搬型のものと据置き型との2つに大別される。可搬型の放射線撮影装置では、放射線撮影時には被検者が当該放射線撮影装置上に載ることがあり、また、運搬時には当該放射線撮影装置を落としてしまうことがある。このため、可搬型の放射線撮影装置には、堅牢性が求められる。この堅牢性の課題に対応するため、放射線撮影装置の構造に関して様々な提案がなされている。例えば、特許文献1では、放射線検出器とこれを支持する支持部材との間に緩衝部材を配置することによって、落下などで生じる衝撃を緩和し、放射線検出器を保護する技術が提案されている。また、例えば、特許文献2では、装置の内部にある放射線検出器の角部に、放射線検出器の放射線検出面の方向への移動を規制する可撓形状の緩衝部材を設けて、放射線検出器を保護する技術が提案されている。
特開2013-72808号公報 特開2009-189790号公報
特許文献1では、放射線検出器と支持部材との間に緩衝部材を配置しているが、筐体の側面と放射線検出器との隙間には緩衝部材が設けられていないため、装置が筐体の側面から落下して衝撃を受けた場合には、放射線検出器を十分に保護することが困難である。また、特許文献2では、放射線検出面が矩形形状の放射線検出器の角部に、放射線検出器の放射線検出面の方向への移動を規制する可撓形状の緩衝部材を設けており、即ち筐体の角部と放射線検出器の角部との隙間に緩衝部材を設けているため、放射線検出器の周囲の額縁領域が大きくなってしまい、装置の大型化を招くという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、装置の大型化を回避するとともに、装置が受けた衝撃から放射線検出器を十分に保護することが可能な放射線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影装置は、入射した放射線を検出する放射線検出器および前記放射線検出器を支持する支持部材を含む内部ユニットと、前記内部ユニットを内包し、前記放射線が入射する放射線入射面、前記放射線入射面と対向する背面および前記放射線入射面と前記背面とに接合する側面を備える筐体と、前記筐体における前記側面の内壁と前記内部ユニットの外形輪郭との隙間に配置されている緩衝部材と、前記側面と直交する平面の方向への前記緩衝部材の移動を規制する移動規制部材であって、前記平面の方向において前記放射線検出器と重ならない位置に配置されている移動規制部材と、を有する。
本発明によれば、装置の大型化を回避するとともに、装置が受けた衝撃から放射線検出器を十分に保護することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影装置を、放射線が入射する放射線入射面とは反対側の背面側から見た内部構成の一例を示す図である。 図1に示す緩衝部材の概略構成の一例を示す斜視図である。 図1のI-I断面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影装置を、放射線が入射する放射線入射面とは反対側の背面側から見た内部構成の一例を示す図である。 図4に示す緩衝部材の概略構成の一例を示す斜視図である。 図4のI-I断面の一例を示す図である。 図4のII-II断面の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。なお、以下に記載する本発明の実施形態において、放射線には、X線のみならず、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線なども含まれるものとする。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影装置100を、放射線が入射する放射線入射面とは反対側の背面側から見た内部構成の一例を示す図である。ここで、図1では、放射線の入射方向をZ方向とし、Z方向に対して直交する平面を定める相互に直交するX方向及びY方向を規定した、XYZ座標系を図示している。なお、以下の説明においては、図1に示す第1の実施形態に係る放射線撮影装置100を「放射線撮影装置100-1」として記載する。
図1に示すように、放射線撮影装置100-1は、内部ユニット110、緩衝部材120、移動規制部材130、制御部140、接続配線150、及び、筐体160を有して構成されている。
また、図2は、図1に示す緩衝部材120の概略構成の一例を示す斜視図である。さらに、図3は、図1のI-I断面の一例を示す図である。ここで、図3では、図1に示すXYZ座標系に対応したXYZ座標系を図示している。また、図2~図3において、図1と同様の機能を有する構成については同じ符号を付している。
以下、図1~図3を用いて、第1の実施形態に係る放射線撮影装置100-1について詳細に説明する。
筐体160は、図1に示すように、内部ユニット110、緩衝部材120、移動規制部材130、制御部140及び接続配線150を内包する構成部である。この筐体160は、図3に示すように、放射線Rが入射する放射線入射面を構成する放射線入射面筐体部162、放射線入射面と対向する背面を構成する背面筐体部163、及び、放射線入射面と背面とに接合する側面を構成する側面筐体部161を備えている。この筐体160は、図1及び図3に示すように、略直方体の形状をしている。また、図1では、筐体160を構成する筐体部161~163のうち、図3に示す側面筐体部161が図示されている。
内部ユニット110は、図3に示すように、入射した放射線Rを検出する放射線検出器111、及び、放射線検出器111を支持する支持部材112を含み構成されている。より詳細に、内部ユニット110は、放射線検出器111と支持部材112とが一体化して構成されている。内部ユニット110は、図1及び図3に示すように、放射線Rの入射方向から見た場合に四角形の形状をしている。また、図1では、内部ユニット110のうち、図3に示す筐体160の背面筐体部163の側に位置している支持部材112が図示されている。
緩衝部材120は、落下などによって放射線撮影装置100-1に生じた衝撃を緩和させるための部材であって、図1及び図3に示すように、筐体160における側面の内壁161aと内部ユニット110の外形輪郭との隙間に配置されている部材である。この緩衝部材120は、図2及び図3に示すように、背面筐体部163と接触する上面123から下方に向けて形成され、移動規制部材130と嵌合する嵌合形状部121、及び、支持部材112における背面筐体部163の側と接触する接触形状部122を有して構成されている。なお、図1に示す例では、緩衝部材120は、内部ユニット110の四角形の各辺に対して複数配置されているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、内部ユニット110の四角形の各辺に対して少なくとも1つ以上配置されていればよい。
移動規制部材130は、筐体160の側面の内壁161aに接合され、筐体160の側面(図1及び図3のZ方向)と直交する平面(図1及び図3のXY平面)の方向への緩衝部材120の移動を規制する部材である。ここで、図1及び図3のXY平面は、放射線Rが入射する放射線入射方向を法線とする平面と定義することも可能である。また、移動規制部材130と筐体160の側面の内壁161aとは、接合された一体部品または別部品の接合による一体化によって構成されている。なお、図1に示す例では、移動規制部材130は、筐体160における側面の内壁161aの全ての辺に配置されているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、筐体160における側面の内壁161aの少なくとも一辺に配置されていればよい。
図1に示す制御部140は、放射線検出器111を制御する構成部であり、支持部材112における背面筐体部163の側に配置されている。具体的に、制御部140は、放射線検出器111の駆動や放射線画像の取得に係る各種の制御を行う。
図1に示す接続配線150は、放射線検出器111と制御部140とを電気的に接続させるための配線である。
ここで、以下に、第1の実施形態における緩衝部材120及び移動規制部材130の詳細について説明する。
緩衝部材120の嵌合形状部121と移動規制部材130とが嵌合することで、移動規制部材130は、筐体160の側面(図1及び図3のZ方向)と直交する平面(図1及び図3のXY平面)の方向への緩衝部材120の移動を規制することができる。また、緩衝部材120の接触形状部122と支持部材112とが接触することで、背面筐体部163の内壁と支持部材112との距離を安定して確保することができる。
接続配線150は、図1に示すように筐体160の側面の内壁161aと支持部材112との隙間を通して配置されるため、緩衝部材120は、挟み込みによる接続配線150の断線を防ぐために、接続配線150を避けて配置されている。具体的に、緩衝部材120は、図1に示すように、放射線Rの入射方向(図1のZ方向)から見た場合に、接続配線150を避けて配置されている。また、緩衝部材120を、樹脂またはエラストマなどの非導電体の材料で形成することで、例えば筐体160に静電気が印加された場合に内部ユニット110を静電気から保護することができる。また、緩衝部材120を、弾性体の材料で形成することで、筐体160の側面から放射線撮影装置100-1が落下した場合に、内部ユニット110に伝わる衝撃を緩和することができるため、耐落下性能を向上させることができる。
図3では、移動規制部材130の形成領域L1と内部ユニット110の形成領域L2を図示しており、この形成領域L1及びL2から、移動規制部材130は、上述した平面(図3のXY平面)の方向において内部ユニット110と重ならない位置に配置されている。より具体的には、移動規制部材130は、上述した平面(図3のXY平面)の方向において放射線検出器111と重ならない位置に配置されている。本実施形態においては、このような位置関係を採用することにより、筐体160の側面から放射線撮影装置100-1が落下した場合に、筐体160が変形して、移動規制部材130が内部ユニット110側へ近づいたとしても、移動規制部材130の形成領域L1と内部ユニット110の形成領域L2とが重複していないため、移動規制部材130と内部ユニット110との衝突を回避することができる。また、筐体160の側面から放射線撮影装置100-1が落下した場合に、緩衝部材120が座屈して、内部ユニット110が移動規制部材130側へ近づいたとしても、移動規制部材130の形成領域L1と内部ユニット110の形成領域L2とが重複していないため、移動規制部材130と内部ユニット110との衝突を回避することができる。以上説明した移動規制部材130と内部ユニット110との位置関係を採用することにより、放射線撮影装置100-1が受けた衝撃から放射線検出器111を十分に保護することが可能となり、耐衝撃性能の向上を図ることができる。
さらに、図1に示す例では、緩衝部材120及び移動規制部材130を、放射線検出器111を含む内部ユニット110の角部ではなく、筐体160における側面の内壁161aと内部ユニット110の外形輪郭との隙間に配置している。より具体的に、図1に示す例では、移動規制部材130を、XY平面において当該隙間に係る緩衝部材120の幅方向(図1の左右に配置された緩衝部材120においてはX方向、図1の上下に配置された緩衝部材120においてはY方向)の範囲内に配置している。かかる配置によれば、放射線検出器111を含む内部ユニット110の周囲の額縁領域が大きくなってしまうことを防止し狭額縁領域を実現できるため、装置の大型化を回避することが可能となる。
また、緩衝部材120は、図3に示すように、筐体160の側面(図3のZ方向)と直交する平面(図3のXY平面)の方向において、支持部材112、移動規制部材130及び筐体160における側面の内壁161aに接触して配置されている。かかる配置によれば、筐体160の側面から放射線撮影装置100-1が落下した場合に、ガラスや薄い樹脂シートなどの脆い材料や剛性が低い材料で構成されうる放射線検出器111へ落下による衝撃が直接伝わらないようにすることができる。
また、緩衝部材120は、図3に示すように、筐体160の側面の方向(図3のZ方向)において、背面筐体部163と内部ユニット110の支持部材112との隙間にも配置されている。かかる配置によれば、筐体160の背面から放射線撮影装置100-1が落下した場合においても、放射線検出器111を含む内部ユニット110を当該落下による衝撃から十分に保護することが可能となり、耐衝撃性能の向上を図ることができる。
以上説明した第1の実施形態に係る放射線撮影装置100-1によれば、装置の大型化を回避するとともに、装置が受けた衝撃から放射線検出器111を十分に保護することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影装置100を、放射線が入射する放射線入射面とは反対側の背面側から見た内部構成の一例を示す図である。ここで、図4では、上述した図1と同様に、放射線の入射方向をZ方向とし、Z方向に対して直交する平面を定める相互に直交するX方向及びY方向を規定した、XYZ座標系を図示している。なお、以下の説明においては、図4に示す第2の実施形態に係る放射線撮影装置100を「放射線撮影装置100-2」として記載する。また、図4において、図1~図3と同様の機能を有する構成については同じ符号を付している。
図4に示すように、放射線撮影装置100-2は、内部ユニット110、緩衝部材120、移動規制部材130、制御部140、接続配線150、及び、筐体160を有して構成されている。
また、図5は、図4に示す緩衝部材120の概略構成の一例を示す斜視図である。さらに、図6は、図4のI-I断面の一例を示す図であり、図7は、図4のII-II断面の一例を示す図である。ここで、図5及び図6では、図4に示すXYZ座標系に対応したXYZ座標系を図示している。また、図5~図7において、図4と同様の機能を有する構成については同じ符号を付している。
以下、図4~図7を用いて、第2の実施形態に係る放射線撮影装置100-2について詳細に説明する。
筐体160は、図4に示すように、内部ユニット110、緩衝部材120、移動規制部材130、制御部140及び接続配線150を内包する構成部である。この筐体160は、図6及び図7に示すように、放射線Rが入射する放射線入射面を構成する放射線入射面筐体部162、放射線入射面と対向する背面を構成する背面筐体部163、及び、放射線入射面と背面とに接合する側面を構成する側面筐体部161を備えている。この筐体160は、図4、図6及び図7に示すように、略直方体の形状をしている。また、図4では、筐体160を構成する筐体部161~163のうち、図6及び図7に示す側面筐体部161が図示されている。
内部ユニット110は、図6及び図7に示すように、入射した放射線Rを検出する放射線検出器111、及び、放射線検出器111を支持する支持部材112を含み構成されている。より詳細に、内部ユニット110は、放射線検出器111と支持部材112とが一体化して構成されている。内部ユニット110は、図4、図6及び図7に示すように、放射線Rの入射方向から見た場合に四角形の形状をしている。また、図4では、内部ユニット110のうち、図6及び図7に示す筐体160の背面筐体部163の側に位置している支持部材112が図示されている。
緩衝部材120は、落下などによって放射線撮影装置100-2に生じた衝撃を緩和させるための部材であって、図4及び図6に示すように、筐体160における側面の内壁161aと内部ユニット110の外形輪郭との隙間に配置されている部材である。この緩衝部材120は、図4~図6に示すように、支持部材112における背面筐体部163の側と接触する接触形状部122、背面筐体部163と接触する上面123、側面筐体部161と一部が接触する下面124、及び、移動規制部材130と接触する側面125を有して構成されている。なお、図4に示す例では、緩衝部材120は、内部ユニット110の四角形の各辺に対して複数配置されているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、内部ユニット110の四角形の各辺に対して少なくとも1つ以上配置されていればよい。
移動規制部材130は、筐体160の側面の内壁161aに接合され、筐体160の側面(図4、図6及び図7のZ方向)と直交する平面(図4、図6及び図7のXY平面)の方向への緩衝部材120の移動を規制する部材である。ここで、図4のXY平面は、放射線Rが入射する放射線入射方向を法線とする平面と定義することも可能である。また、移動規制部材130と筐体160の側面の内壁161aとは、接合された一体部品または別部品の接合による一体化によって構成されている。なお、図4に示す例では、移動規制部材130は、筐体160における側面の内壁161aの全ての辺に配置されているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、筐体160における側面の内壁161aの少なくとも一辺に配置されていればよい。
図4に示す制御部140は、図1に示す制御部140と同様に、放射線検出器111を制御する構成部であり、支持部材112における背面筐体部163の側に配置されている。また、図4に示す接続配線150は、図1に示す接続配線150と同様に、放射線検出器111と制御部140とを電気的に接続させるための配線である。
ここで、以下に、第2の実施形態における緩衝部材120及び移動規制部材130の詳細について説明する。
緩衝部材120は、図4に示すように、移動規制部材130間に配置されており、その側面125が移動規制部材130と接触して嵌合することで、筐体160の側面(図4のZ方向)と直交する平面(図4のXY平面)の方向への緩衝部材120の移動を規制することができる。
また、緩衝部材120は、図6に示すように、筐体160の側面の方向(図6のZ方向)において、背面筐体部163と内部ユニット110の支持部材112との隙間にも配置されている。かかる配置によれば、筐体160の背面から放射線撮影装置100-2が落下した場合においても、放射線検出器111を含む内部ユニット110を当該落下による衝撃から十分に保護することが可能となり、耐衝撃性能の向上を図ることができる。
また、緩衝部材120は、挟み込みによる接続配線150の断線を防ぐために、接続配線150を避けて配置されている。具体的に、緩衝部材120は、図4に示すように、放射線Rの入射方向(図4のZ方向)から見た場合に、接続配線150を避けて配置されている。
図7では、移動規制部材130の形成領域L1と内部ユニット110の形成領域L2を図示しており、この形成領域L1及びL2から、移動規制部材130は、上述した平面(図4及び図7のXY平面)の方向において内部ユニット110と重ならない位置に配置されている。より具体的には、移動規制部材130は、上述した平面(図4及び図7のXY平面)の方向において放射線検出器111と重ならない位置に配置されている。本実施形態においては、このような位置関係を採用することにより、上述した第1の実施形態と同様に、筐体160の側面から放射線撮影装置100-2が落下した場合に、移動規制部材130と内部ユニット110との衝突を回避することができる。以上説明した移動規制部材130と内部ユニット110との位置関係を採用することにより、放射線撮影装置100-2が受けた衝撃から放射線検出器111を十分に保護することが可能となり、耐衝撃性能の向上を図ることができる。
さらに、図4に示す例では、緩衝部材120を、放射線検出器111を含む内部ユニット110の角部ではなく、筐体160における側面の内壁161aと内部ユニット110の外形輪郭との隙間に配置している。かかる配置によれば、放射線検出器111を含む内部ユニット110の周囲の額縁領域が大きくなってしまうことを防止し狭額縁領域を実現できるため、装置の大型化を回避することが可能となる。
以上説明した第2の実施形態に係る放射線撮影装置100-2によれば、装置の大型化を回避するとともに、装置が受けた衝撃から放射線検出器111を十分に保護することが可能となる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:放射線撮影装置、110:内部ユニット、111:放射線検出器、112:支持部材、120:緩衝部材、130:移動規制部材、140:制御部、150:接続配線、160:筐体、161:側面筐体部、161a:筐体における側面の内壁、162:放射線入射面筐体部、163:背面筐体部、R:放射線

Claims (10)

  1. 入射した放射線を検出する放射線検出器および前記放射線検出器を支持する支持部材を含む内部ユニットと、
    前記内部ユニットを内包し、前記放射線が入射する放射線入射面、前記放射線入射面と対向する背面および前記放射線入射面と前記背面とに接合する側面を備える筐体と、
    前記筐体における前記側面の内壁と前記内部ユニットの外形輪郭との隙間に配置されている緩衝部材と、
    前記側面と直交する平面の方向への前記緩衝部材の移動を規制する移動規制部材であって、前記平面の方向において前記放射線検出器と重ならない位置に配置されている移動規制部材と、
    を有することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記移動規制部材は、前記平面の方向において前記内部ユニットと重ならない位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記筐体は、略直方体の形状をしており、
    前記移動規制部材は、前記筐体における前記側面の内壁の少なくとも一辺に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記移動規制部材は、前記平面において前記隙間に係る前記緩衝部材の幅方向の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記内部ユニットは、前記放射線の入射方向から見た場合に四角形の形状をしており、
    前記緩衝部材は、前記内部ユニットの前記四角形の各辺に対して、少なくとも1つ以上配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記緩衝部材は、前記平面の方向において、前記支持部材、前記移動規制部材および前記筐体における前記側面の内壁に接触して配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記放射線検出器を制御する制御部と、
    前記放射線検出器と前記制御部とを接続する接続配線と、
    を更に有し、
    前記緩衝部材は、前記放射線の入射方向から見た場合に、前記接続配線を避けて配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記緩衝部材は、前記筐体における前記放射線入射面と前記内部ユニットとの隙間にも配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記緩衝部材は、樹脂またはエラストマの非導電体で形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記緩衝部材は、弾性体で形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
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