JP5002654B2 - ポリプロピレン繊維上でグラフトされる、ポリアザシクロアルカンを含む材料、その調製方法、および、液体からの金属陽イオンの脱離方法 - Google Patents

ポリプロピレン繊維上でグラフトされる、ポリアザシクロアルカンを含む材料、その調製方法、および、液体からの金属陽イオンの脱離方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポリプロピレン繊維上でグラフトされる、ポリアザシクロアルカンを含んでいる、好ましくは、これにより構成される、材料に関する。本発明は、更に、この材料の調製方法に関する。
本発明は、仕上げに、該材料と液体を接触させることにより、特に、含水の液体からの金属陽イオンの脱離方法に対するプロファイルを有する。
該金属陽イオンは、銅、亜鉛、カドミウム、タンタル、もしくは金のような重金属の陽イオンたり得るが、より特には、アクチニド族もしくはランタニド族の放射活性元素の陽イオンが問題であり、本発明は、これゆえ、より特には、アルファ混入される含水溶出液の全脱混入化に適用(応用)される。
本発明の技術分野は、より一般的な様式で、該液体の超精製において利用される材料のものとして定義され得、より特異的に、該溶出液に溶解される汚染物質金属の固体液体抽出手法にある。
固体液体抽出手法における支持体上での、ポリアザ巨大(マクロ)環状、特に、テトラアザマクロ環状配位子(リガンド)のグラフト化に適する練成材料の利用は、含水溶出液の加圧精製への適用(応用)に関して知られている。アルカリ金属およびアルカリ土類金属の犠牲の下に、遷移金属、後(post−)遷移金属、ランタニド、およびアクチニドに関するこれらの錯体化分子の選択性は、痕跡の状態において存在するこれらの元素の回収のための非常に良好な候補の前において、大半の量において存在する。これゆえ、既に、シリカ支持体上での、および、メリフィールド型の有機樹脂上での、ポリアザマクロ環状分子、特に、テトラアザマクロ環状分子のグラフト化が記述された。
シリカ支持体上でのグラフト化
シリカ上でのマクロ環状リガンドのグラフト化(本質的に、クラウンエーテルおよびカリックスアレーンのものであるが、ポリアザオキサマクロ環状体およびある幾つかのポリアザマクロ環状体[1]のものも)は、既に、開発課題を行ったが、実験室での(鉛の線量[2])、産業上での(プラチナのような貴金属の回収[2])、もしくは環境面での(原子産業からの溶出液の脱汚染化:ストロンチウムの[2]、もしくは、プルトニウムの、および、アメリシウムの[3]捕捉)分析への適用(応用)のための固体液体抽出の方法が、商業化された。
官能基化される種々のポリアザシクロアルカンが、鉱物支持体上でグラフトされた[4][5][6][7][8]
この前の作業は、この究極の精製手法を半産業的規模にさせるように確認することを可能とした。シリカ上でグラフトされるテトラアザマクロ環状リガンドから構成される材料による50m3の放射活性溶出液の仕上げの処理が、達成された[8]
この上で展開される材料は、これゆえ(donc)、以下で与えられる実施例において、本発明に従う材料の抽出性能を比べるための対照材料として見なされる。
しかしながら、シリカに基づくこのキレート材料は、弱さを提示し、更に(davantage)、その適正な抽出性能に至るまでの産業上での利用におけるその生命に結びつけられる。シリカ支持体は、以降の不便さの原点にある:
−カラム中での方法におけるその働きを殆ど拘束する、粉末の形態下の、当該材料の限られる形態において置かれること;
−中庸とされる処理の登場を誘発させる、カラム中での方法の、上昇される電荷の損失(50L/h);
−空気の泡の脱離、シリカゲルの計量(tassement)等のような数多くの操作を含んでいる、材料の煩わしいコンディショニング;
−シリカの摩耗、沈泥潅漑の源。
有機樹脂上でのグラフト化
1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(cyclame)は、本質的に、銅の、ニッケルの、コバルトの、亜鉛[10、11]の、もしくは金[12]の水溶液における回収のために、ポリスチレン樹脂[9]上でグラフトされた。
同一の抽出特性は、N−(4−ビニルベンジル)−cyclame[13-15]のラジカル重合により得られるキレート樹脂を用いて観察されている。同様に、メリフィールド樹脂[6]上でグラフトされる官能基化テトラアザマクロ環状体による放射元素の抽出性能が、テストされた。
メリフィールド樹脂に基づく周到な(e’labore’s)材料は、疎水性に属される、より弱い抽出性能、および、遅い錯体化の運動に至ってしまう支持体[6]の強力な網を示した。
それらの上でポリアザマクロ環状、特に、テトラアザマクロ環状分子のグラフトされている、知られる2種だけの支持体は、これゆえ(donc)、シリカおよび有機樹脂である。これらの支持体の各々は、固体液体抽出の手法における産業上での利用に、つまりこれら汚染物質の捕捉効率の項目における、つまり関連される方法の性能の項目における、望まれる全特性を提示するわけではない。
他には、これら有機繊維は、翻って:当該材料の考えられる形態において置くことの変化、固体液体抽出の方法における余裕ある統合、寿命の終焉における当該材料の考えられる不運動性のような、リガンドの支持体と同じくらいにおけるある特定の利点を提示する。
水の処理における適用(応用)のために、グラフトされる有機繊維の利用は、数多くのケースにおいて報告されているが、このような支持体に対する依存は、ポリ窒素化、例えば、4窒素化マクロ環状リガンドを固定させるために、知られていない一般的な様式である。まして、ポリプロピレン繊維上でのこれらのようなマクロ環状体のグラフト化は、決して、先行技術において、述べられてもいないし、示唆されてもいない。
本手法の状態は、これゆえ(donc)、重金属もしくは放射元素により、混入される含水溶液の精製への適用(応用)のための、キレートしている繊維もしくは膜の調製に対して参照する。例えば、海水(l’eau de mer)において存在するウラニルの回収のために、<<反応性フィルター>>が、ポリエチレン[16]の、ポリプロピレン[17]の、セルロース[18]の繊維上でのアミドキシム官能基の導入により、調製された。この最後の材料は、同様に、Cr(III)およびCu(II)[19]を固定化させるために、練成され(e’labore’)た。
同じく、繊維状織物における数多くの材料は、重金属の組み合わせを全体的に、捕捉するように練成され(e’labore’s)ている:大量の配位官能基における導入による支持体の修飾により、一般的に調製されるこれらの材料。これゆえ、セルロース上でグラフトされたのは、ポリカルボン酸[20]、ポリカルボキシアミン[21]、アミン官能基[22]、アミド[23];ポリアクリロニトリル上では、アミド官能基[24]、イミダゾール[25]、およびヒドラジン[26];ポリエチレン上では、イミノ二酢酸官能基[27]であった。
翻って、特異的抽出への適用(応用)に選択的な分子、特に、これらマクロ環状分子の、これら有機繊維上でのグラフト化は、遙かにより稀である。セルロース上でのEGTA線状リガンドの固定化は、亜鉛のそれに対するカドミウムの回収におけるある特定の選択性を保証する[28]。シクロデキストリンα、シクロデキストリンβ、シクロデキストリンγは、マクロ環状空洞において有機分子を捕捉するのにポリプロピレン繊維上で固定された[29、30]。CIBACRON Blue F3GA 着色料は、異なる重金属を求める親和性およびカドミウムに向かって知らしめされる選択性を提示しているが、吸着によりポリプロピレン繊維上で不動態化された[31]。不均一触媒における適用(応用)は、ポリプロピレン繊維上でのフタロシアニンの[32]もしくはポリエチレン繊維上でのtaddolの[33]グラフト化により、記述されている。
これゆえ(donc)、先行するこの観点において、重金属、ランタニド、アクチニドに対する、ポリアザマクロ環状分子、特に、テトラアザマクロ環状体の捕捉のすばらしい選択性を全て保守しながら、産業上のプラン上で容易に作動され得、限られる形態において置くことの項目における、上昇される電荷の損失の項目における、煩わしいコンディショニングの項目における、および接着の項目における、シリカ上でグラフトされるポリアザシクロアルカンのようなポリアザマクロ環状体を含んでいる材料の、以上で引用される欠点を提示しない、ポリアザマクロ環状体が言われたメリフィールド樹脂のような有機樹脂における支持体上で不動態化されている材料の弱い抽出性能の項目における欠点をこれ以上提示しない材料を求める必要性が存在する。
換言すれば(Autrement dit)、全く、シリカ上でグラフトされるポリアザシクロアルカンリガンドにより構成される材料のすばらしい抽出性能を提示しながら、特に、産業上の舞台(stade)における働きの場合の全不便性を提示しない材料を求める必要性が存在する。
本発明の目標は、なかんずく、この上で述べられる必要性に応えるポリアザマクロ環状体を含んでいる材料を提供することである。
本発明の目標は、また、シリカもしくはメリフィールド樹脂上でグラフトされるポリアザマクロ環状体により構成される材料のような先行技術の材料の、不便さ、欠点、限界、および不利を提示しない、液体からの金属イオンの脱離に原則的に向けられる、ポリアザマクロ環状体を含んでいる材料を提供することである。
本発明の目標は、また、先行技術の材料の問題を解決するような材料を提供することである。
この目標、および、他のものも、本ポリプロピレン繊維上でグラフトされるポリアザシクロアルカンを含んでいる、好ましくは、これにより構成される材料により、本発明に合致するように達成されている。
本発明において、用語<<グラフト化>>は、吸着のような物理的なもしくは静電的な固定化に対する反対により、共有化学結合によるグラフト化を指定することを記す。
本有機繊維上でのこれらポリアザシクロアルカンのようなポリ窒素化マクロ環状リガンドのグラフト化は、更には(et qui plus)ポリプロピレン繊維上にあるが、未だ、述べられてきておらず、先行技術においても示唆されてきていない。
ポリプロピレン繊維に基づく支持体上での、ポリアザマクロ環状、例えば、テトラアザマクロ環状分子のグラフト化から発せられる、新しい材料の練成(e’laboration)に本発明は、頼ると言える。これらポリ窒素化、特に4窒素化マクロ環状リガンドは、重金属、ランタニド、アクチニドの捕捉に非常に選択的であり、これゆえ動けないプロピレン繊維、有機材料は、考えられる働きの大きい多様性を提示し、これは、ある方法におけるそれらの容易な統合、および、産業への適用(応用)に関するある特定の利点のそれらの合流を取り戻す。これらの新しい材料の抽出特性は、カドミウムのような重金属に、ならびに、ウランおよびプルトニウムのような放射元素に対し、非常に満足である。ある方法におけるこれらの材料の統合は、産業上の溶出液体の処理における適用(応用)を可能とする。
本発明に従う材料は、有機樹脂支持体上でグラフトされるポリアザシクロアルカン型材料の全利点を驚くほど与える様式を提示するように、シリカ支持体上でグラフトされるポリアザシクロアルカン型材料の全利点を驚くほど与える様式を提示するが、これらの2種の型の材料の不便さをいずれも提示することがない。
本発明に従う材料は、先行技術の材料により提示される問題を解決する。
実施の第1の態様(mode)に従い、本発明に従う材料は、過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下、ラジカル重合可能な基を担持するポリアザシクロアルカン単量体のラジカル重合、任意に、続いて、ポリアザシクロアルカンの無保護の任意のアミン官能基の官能基化、および/または、ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の、鹸化、加水分解により、調製されていてよい。
ポリアザシクロアルカンの該単量体は、これら3式のうちの1式に応じる:
Figure 0005002654
式中、同じもしくは異なり得る、n、m、p、q、rが、2もしくは3に等しく;R1は、ラジカル重合可能な基であり;R2は、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3は、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4により構成される群において選択される基であり、R4は、H、Naのような陽イオン、もしくは1〜10Cのアルキル基、もしくはベンジル基を表しており;または、R2は、−(CH2)−R5基を表し、R5は、COOR6もしくはPO36を表しており、R6は、1〜10Cのアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表している。
ラジカル重合可能な基は、好ましくは、ビニル基、スチレン基、もしくはアクリル基を含んでいる群の間で選択されている。
これゆえ、ラジカル重合可能な基は、アクリロニトリル基、アクリレート基、アクリル酸基、ビニルピリジン基、ビニルアルコキシシラン基、および4−ビニルベンジル基の間で選択され得る。
好まれる(好ましい)ポリアザシクロアルカン単量体は、N−(4−ビニルベンジル)−cyclameおよびN,N’,N’’−トリス(2−エトキシカルボニルエチル)−N’’’−(4−ビニルベンジル)−cyclameの間で選ばれている。
実施のこの第1の態様(mode)における本発明に従う材料は、以降の式に応じ得る:
Figure 0005002654
式中:
−R2は、この上で既に与えられる意味を有し;
−n1は、100〜3000の整数であり;
−p1は、10〜1000の整数である。
・R2は、好ましくは、HもしくはCH2CH2COOEtもしくはCH2CH2COOHもしくはCH2CH2COONaもしくはCH2COOEtもしくはCH2COOHもしくはCH2COONaを表す。
式(IV)の材料は、式(II)のポリアザシクロアルカンの単量体から発されている。当業者は、容易に、式(I)もしくは式(III)のポリアザシクロアルカンの単量体から発される材料に応じ得る対応している式を求め得る。
実施の第2の態様(mode)に従い、本発明に従う材料は、以降の連続工程により、調製されていてよい:
a)−ラジカル重合可能な1種もしくは複数種の単量体の、過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下、そのラジカル重合を有効化させ、少なくとも1種の該単量体がポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基(一般的に、ポリアザシクロアルカンの環の統合している部分を担っている、該環のアミン官能基が問題であり、該アミンのNがポリアザシクロアルカンの環の部分を担い、これらの官能基が一般的に、2級アミン官能基として見なされている)と反応することの可能な少なくとも1官能基を含んでおり;これにより(moyennant quoi)、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応することの可能な該官能基を含んでいる重合体を得、ポリプロピレン上でグラフトされ;
b)−ポリアザシクロアルカンと該重合体を反応させ、
c)ポリアザシクロアルカンの、任意に再び存在する、無保護のアミン官能基(単数もしくは複数)の官能基化を任意に有効化させ、
d)ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の、鹸化、加水分解を任意に有効化させる。
ポリアザシクロアルカンのアミン官能基と反応してよい官能基は、求電子炭素、例えば、ハロゲン化物官能基、OTs官能基、OTf官能基・・・を担持する炭素、または、カルボン酸誘導体、例えば、ハロゲン化アシル、無水物、エステル・・・の間で選択され得る。
重合する単量体は、ビニル単量体、スチレン単量体、アクリル単量体、・・・の間で選択され得る。これらの単量体の例は、クロロメチルスチレンおよびマレイン酸無水物である。
第1工程からの発生において、該単量体のホモ重合体、例えば、ポリプロピレン繊維上でグラフトされるクロロメチルスチレンのホモ重合体を得るケースにおいて、ある1種類の単量体だけでは、重合させることができない。
あるいは(Ou bien)、第1工程の場合、第1工程からの発生において、共重合体、例えば、クロロメチルスチレンとマレイン酸無水物との交互の共重合体:ポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)を得るケースにおいて、複数種の単量体の混合物を重合させ得る。
実施のこの第2の態様(mode)に従う工程b)において役割を果たさせられるポリアザシクロアルカンは、以降の3式(V)、(VI)、(VII)のうちの1式を含んでいるポリアザシクロアルカンの間で選択され得る:
Figure 0005002654
式中、同じもしくは異なり得る、n、m、p、q、rは、2もしくは3に等しく;R2は、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3は、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4により構成される群において選択される基であり、R4は、H、Naのような陽イオン、もしくは1〜10Cのアルキル基、もしくはベンジルを表しており;または、R2は、−(CH2)−R5基を表し、R5は、COOR6もしくはPO36を表しており、R6は、1〜10Cのアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表している。
このポリアザシクロアルカンは、好ましくは、以降の化合物の間で選択されている:
Figure 0005002654
本発明の実施のこの第2の態様(mode)に従う材料は、以降の式(VIII)にもしくは式(IX)に応じ得る:
Figure 0005002654
Figure 0005002654
式中:
−R2は、以上で既に与えられる意味を有し;
−m2は、10〜1000の整数であり;
−n2は、10〜1000の整数であり;
−p2は、10〜1000の整数である。
式(VIII)および式(IX)において、R2は、好ましくは、(CH22COONa、−CH2COOEt、−(CH22−COOEt、−(CH22−COOH、−CH2−COOH、もしくは−CH2−COONaを表す。
式(VIII)のもしくは式(IX)の材料は、式(VI)のポリアザシクロアルカンから発せられている。当業者は、容易に、式(V)もしくは式(VII)のポリアザシクロアルカンから発せられる材料に対応し得る対応している式を求め得る。
本材料のおよび本方法の実施の第1および第2の態様(modes)における官能基化は、ポリアザシクロアルカン(既に、PP繊維上で、固定化され不動態化されている)が無保護のアミン官能基(ポリアザシクロアルカンの環の2級アミン官能基)を一緒に担持する材料に関し、カルボキシルもしくはカルボキシレートの末端(terminaison)において、腕の形態下、カルボキシル官能基もしくはカルボキシレート官能基のような、キレート化官能基、錯体化官能基、配位官能基の準備が望ましいものである。
ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基(単数もしくは複数)の任意のこの官能基化は、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基、および、一般的に、配位、キレート化官能基である以上で既に定義されるR3基およびR5基の間で選択される官能基のような他の官能基と反応することの可能な官能基を含んでいる化合物と無保護の該アミン官能基(単数もしくは複数)を反応させて、実施され得る。
この化合物は、特に、ブロモ酢酸エチルおよびアクリル酸エチルの間で選択され得る。
ポリアザシクロアルカン(ポリプロピレン繊維上で、グラフトされ、不動態化される)が該エステル官能基を一緒に担持する場合、好ましいのは、該エステル官能基よりも良好な、キレート化特性、錯体化特性、配位特性を提示するカルボキシル官能基および/またはカルボキシレート官能基、例えば、COONaを得るために、これらのエステル官能基の、加水分解、鹸化を実施することである。
この加水分解/鹸化は、水/アルコール溶媒(milieu)中、ナトリウム存在下、実施され得る。
本材料の実施の第2の態様(mode)に入れられ、および、第1の工程a)からの発生において得られる重合体が、ポリプロピレン繊維上でグラフトされる、クロロメチルスチレンのホモ重合体、もしくは、クロロメチルスチレンとマレイン酸無水物との交互の共重合体であるケースにおいて、この加水分解/鹸化は、残留クロロメチル官能基のような残留塩素化末端(terminaisons)の、大きい部分における、例えば、約75%に至るまでの、加水分解に同時に至る。
好ましくは、該エステル官能基の完全な加水分解を可能とするような条件下、該エステル官能基の、鹸化、加水分解を実施する。
該条件は、例えば、以降である:0,5Nのナトリウムと共に18時間の間中、40%に至るまでの抑制。これらのような条件は、該エステル官能基の完全な加水分解を可能とし、この時、該アミド官能基の非常に部分的な加水分解が観察されている。
該エステル官能基の一般的に全部の加水分解/鹸化が残留塩素化末端(terminaisons)の大きい部分(例えば、75%)のヒドロキシル化に同時に至るという事実は、これゆえ、強力に、グラフトされる繊維の親水性および足場性を強める。
ポリプロピレン繊維の内因性の疎水性は、これゆえ(donc)、親水性官能基、つまり(a` savoir):ヒドロキシル末端(terminaisons)、および、本リガンドのカルボキシレート官能基の一致した数の導入により反対にバランスされている。
ポリプロピレン繊維は、特に、不織布の形態下、提示され得る。
過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維は、例えば、空気のもしくは酸素の酸化雰囲気下、例えば、ポリプロピレン繊維の電子照射により、調製されている。
本発明は、更に、以上で記述される材料の調製方法に対するプロファイルを有する。
この方法の実施の第1の態様(mode)において、ここで、以上で記述される材料の実施の第1の態様(mode)に従う材料を調製するが、過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下、ラジカル重合可能な基を担持するポリアザシクロアルカン単量体のラジカル重合、任意に、続いて、ポリアザシクロアルカンの無保護の任意のアミン官能基の官能基化、および/または、ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の、鹸化、加水分解を実施する。
この方法において働かされる重合可能な基を担持するポリアザシクロアルカン単量体は、以降の3式(I)、(II)、(III)のうちの1式に一般的に応じる:
Figure 0005002654
式中、同じもしくは異なり得る、n、m、p、q、rは、2もしくは3に等しく;R1は、ラジカル重合可能な基であり;R2は、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3は、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4により構成される群において選択される基であり、R4は、H、Naのような陽イオン、もしくは1〜10Cのアルキル基、もしくはベンジルを表しており、または、R2は、−(CH2)−R5基を表し、R5は、COOR6もしくはPO36を表しており、R6は、1〜10Cのアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表している。
ポリアザシクロアルカン単量体のラジカル重合可能な基は、一般的に、ビニル基、アクリル、スチレンを含んでいる基の間で選択されており、特に、この基は、アクリロニトリル基、アクリレート基、アクリル酸基、ビニルピリジン基、ビニルアルコキシシラン基、および4−ビニルベンジル基の間で選択され得る。
好まれる(好ましい)ポリアザシクロアルカンの単量体は、N−(4−ビニルベンジル)−cyclameおよびN,N’,N’’−トリス(2−エトキシカルボニルエチル)−N’’’−(4−ビニルベンジル)−cyclameの間で選択され得る。
一般的な様式で、本重合は、80℃〜120℃の、例えば、105℃の温度において、DMF、トルエン、アセトニトリルの間で選択される溶媒中、2〜24時間の、例えば、13時間の期間の間中、実施されている。
以上で記述される材料の実施の第2の態様(mode)に従う材料を調製する、本発明に従う方法の実施の第2の態様(mode)において、ポリプロピレン繊維上でグラフトされるポリアザシクロアルカンにより構成される材料の調製方法を実施し、該方法は、以降の連続工程を含んでいる:
a)−ラジカル重合可能な1種もしくは複数種の単量体の、過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下、そのラジカル重合を有効化させ、少なくとも1種の該単量体がポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応することの可能な少なくとも1官能基を含んでおり;これにより(moyennant quoi)、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応することの可能な該官能基を含んでいる重合体を得、(該重合体は)ポリプロピレン上でグラフトされ(ており);
b)−ポリアザシクロアルカンと該重合体を反応させ、
c)−ポリアザシクロアルカンの、任意に再び存在する、無保護のアミン官能基(単数もしくは複数)の官能基化を任意に有効化させ、
d)−ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の、鹸化、加水分解を任意に有効化させる。
該官能基たる無保護のアミンは、一般的に、ポリアザシクロアルカンの環の統合している部分を担っている−(NH)−2級アミン官能基である。
ポリアザシクロアルカンの無保護のアミンについて話す場合、2級アミンとして一般的に見なされる、ポリアザシクロアルカンの環の無保護のアミンが一般的に問題である。
ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応してよい官能基は、一般的に、求電子炭素、例えば、ハロゲン化物官能基、OTs官能基、OTf官能基・・・を有する炭素、または、カルボン酸誘導体、例えば、ハロゲン化アシル、無水物、エステル・・・の間で選択されている。
該単量体は、これゆえ、好ましくは、ビニル単量体、スチレン単量体、アクリル単量体、・・・の間で選択される。
これらの単量体の例は、クロロメチルスチレンおよびマレイン酸無水物である。
クロロメチルスチレンのようなある1種の単量体だけのラジカル重合(ホモ重合)に進み得、これにより(moyennant quoi)、この時、PP繊維の表面に一般的にグラフトされるホモ重合体を得る。
クロロメチルスチレンだけの重合を有効化させる場合、この重合は、一般的に、ジメチルホルムアミド(DMF)、トルエン、水、水/メタノール混合物の間で選択される溶媒中;80〜120℃の温度において;該溶媒中、30〜55%のクロロメチルスチレンの質量での濃度において;ならびに、2〜20時間の期間の間中、実施されている。
好ましくは、クロロメチルスチレンのこの重合は、純粋DMF溶媒中、80〜115℃、好ましくは、115℃の温度において;DMF中、40%のクロロメチルスチレンの質量での濃度において;ならびに、10時間の期間の間中、実施されている。
或いは(Ou bien)、工程a)の場合、複数種の単量体の重合(共重合)を有効化させ得る。例えば、一般的に、PPの表面において、マレイン酸無水物とクロロメチルスチレンとの(共)重合を有効化させ得ると思われる。このケースにおいて、該重合は、トルエンおよびアセトンの間で選択される溶媒中;75〜95℃の温度において;該溶媒中、10%〜80%、例えば、30%の該単量体の質量での濃度において;ならびに、4〜30時間の期間の間中、実施されている。
工程b)において、ポリアザシクロアルカンは、以降の3式(V)、(VI)、(VII)のうちの1式に応じているポリアザシクロアルカンの間で選択され得る。
Figure 0005002654
式中、同じもしくは異なり得る、n、m、p、q、rは、2もしくは3に等しく;R2は、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3は、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4により構成される群において選択される基であり、R4は、H、Naのような陽イオン、1〜10Cのアルキル基、もしくはベンジルを表しており;または、R2は、−(CH2)−R5基を表し、R5は、COOR6もしくはPO36を表しており、R6は、1〜10Cのアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表している。
好ましくは、該ポリアザシクロアルカンは、以降の化合物の間で選択されている:
Figure 0005002654
官能基化操作および加水分解/鹸化操作は、既に、以上で記述された。
作動される方法がどれであれ、プロピレン繊維は、不織布の形態下、提示され得る。
過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基は、例えば、空気のもしくは酸素の酸化雰囲気下、ポリプロピレン繊維の電子照射により、調製され得る。
一般的に、ポリプロピレン繊維は、20〜60kGy、好ましくは、40kGyの線量において照射されている。
本発明は、更に、液体に含有される金属陽イオンの脱離方法に関し、ここで、該液体は、この上で記述されるような、本発明に従う材料と接触させられている。
該接触は、一般的に、20〜60℃;例えば、50℃の温度において実施されている。
この方法は、有利に、継続されて実施されており、本発明に従う材料は、処理するべき液体の流れにより横断されるカラムに入れられている。
この方法は、好ましくは、更に、固定される金属によりそれが飽和されている場合、本材料の再生工程を含む。
該金属陽イオンは、一般的に、遷移金属、重金属、周期表のIIIA族の金属、ランタニド、アクチニド、およびアルカリ土類金属の間で、特に、U陽イオン、Pu陽イオン、Am陽イオン、Ce陽イオン、Eu陽イオン、Al陽イオン、Gd陽イオン、Cr陽イオン、Mn陽イオン、Fe陽イオン、Co陽イオン、Ni陽イオン、Cu陽イオン、Zn陽イオン、Ag陽イオン、Cd陽イオン、B陽イオン、Au陽イオン、Hg陽イオン、Pb陽イオン、As陽イオン、Ca陽イオン、Sr陽イオン、Mg陽イオン、Be陽イオン、Ba陽イオン、およびRa陽イオンの間で、選択されている。
処理される液体は、特に、弱い活性の放射活性含水溶出液のような含水液体である。
このような溶出液は、例えば、核施設からの溶出液の処理施設の産業用エバポレーターから発される弱い活性の含水溶出液である。
本発明に従う材料の直ちの適用(応用)をこの上で精密に論じたとおり、本発明によるポリプロピレン繊維上でグラフトされる特に4窒素化マクロ環状リガンドを識ったが、重金属もしくは放射元素により汚染される溶出液の処理の観点において、固体液体抽出の方法においてそれは、作動されている。
本発明に従う材料の特性は、産業上の必要性に応えている処理方法におけるそれらの統合を可能とし、実験室での適用(応用)に限られていない。
必要性が、この中心の溶出液体の処理ステーションにおいて統合されている方法において、本発明に従う新しい材料を作動させるために、Valducの原子エネルギー庁(Commissariat a’ l’Energie Atomique、CEA)において同定されている。
ValducのCEAは、放射活性もしくはそうでないその溶出液体に関する非常に弱い投棄規格を尊重し;例えば(a` titre d’exemple)、その放射活性溶出液の全活性は、5Bq/m3よりも劣っていなければならず、または、放射活性でない下水(eaux use’es)からのカドミウムの投棄に関する現行の規格は、5ppbのものである。これらの規格は、超精製の分野における水の処理手法を位置づける。その中心により生成される弱い活性の溶出液は、現実に、産業用エバポレーター内で抑制される圧の下でのエバポレーションにより処理されており、次いで、ミクロ濾過単位により最後に除染される。この最後の手法は、その充分大きい(grosses)固体粒子を分離せず、何らかの特別な溶出液を処理するのを可能とせず、ここにおいて放射元素が可溶な形態下、見いだされる。これらの例外のケースに関して、その疑われる溶出液は、処理回路に再注入されている。
本発明に従う選択的な封鎖材料を用いる固体液体抽出の方法は、特に(particulie`rement)、これらの溶出液を処理するために適応されており、ここにおいて混入元素が可溶な形態下、見いだされる。これは、現実に、Valducの中心上で利用されるものの補完手法である。この手法は、エネルギーにおいて、作動させるのに相対的に重たく、費用のかかる手法であるエバポレーションを全部〜一部代替できる。寿命の終焉における、本発明に従う材料の考えられる焼却は、同様に、核産業において進行中の抑制戦略における切り札である。
カドミウムの問題性およびよりグローバルに、重金属のものに関し、これらのような金属を含有している非放射活性な下水(eaux use’es)の処理のケースにおいて、特に、汚染事故のケースにおいて、ある方法における本発明に従う新しい材料の統合は、汚染のケースに対する応答であり、例えば、下水(eaux use’es)の保持浴であり、これゆえ(donc)、これらの材料を用いるための直ちの新しい応用(適用)を構成する。
より一般的に、本発明による材料に関して考えられる適用(応用)は、重金属、ランタニド、もしくはアクチニドにより汚染される産業上の液体溶出液の処理のためのその利用である。標的とされる金属に向かっての(envers)選択性は、例えば、4窒素化される本マクロ環状リガンドの官能基化を調節して、確実化されている。
本発明は、添付のデッサンとの関係においてなされる、続く詳細な記述を読むとより良好に理解される。
ここで−図1は、ポリプロピレン繊維上でのポリクロロメチルスチレンのグラフト化への照射線量の影響を示すグラフである。
縦座標とされているのは、塩素における含量(mmol/g)であり、横座標とされているのは、照射線量(kGyで)である。
上方の曲線(ロット番号1)は、115℃の温度での16時間の反応と共に、純粋なクロロメチルスチレンに関し;下方の曲線(ロット番号2)は、100℃の温度での6時間の反応と共に、水中、50%でのクロロメチルスチレンに関する。
−図2は、ポリプロピレン繊維上でのポリクロロメチルスチレンのグラフト化への温度の影響を示すグラフである。
縦座標とされているのは、塩素における含量(mmol/g)であり、横座標とされているのは、温度(℃で)である。
上方の曲線(ロット番号1)は、16時間の反応期間と共に、および、純粋なクロロメチルスチレンの、40Gyにおいて照射されるPP繊維を用いて行われる方法に関し;下方の曲線(ロット番号2)は、15時間30分の反応期間と共に、および、DMF中、40%でのクロロメチルスチレンの、20kGyにおいて照射される該繊維を用いて行われる方法に関し;点線での垂直な線は、該繊維の分解(de’gradation)の登場を指し示す。
−図3は、ポリプロピレン繊維上でのポリクロロメチルスチレンのグラフト化へのDMF中の溶液中のクロロメチルスチレンの質量での濃度(%)の影響を示すグラフである。
縦座標とされているのは、塩素における含量(mmol/g)であり、横座標とされているのは、DMF中のクロロメチルスチレンの質量での濃度(%)である。
上方の曲線は、115℃の反応温度での4時間の反応時間と共に、40kGyにおいて照射される繊維(ロット番号1)に関する。
下方の曲線は、115℃の温度での4時間の反応時間と共に、40kGyにおいて照射される繊維(ロット番号2)にも関する。
−図4は、ポリプロピレン繊維上でのポリクロロメチルスチレンのグラフト化への反応時間の影響を示すグラフである。
縦座標とされているのは、塩素における含量(mmol/g)であり、横座標とされているのは、時間、もしくは、反応期間(h)である。
提示される曲線は、40kGyにおいて照射されるポリプロピレン繊維(ロット番号1)を用い、DMF中、クロロメチルスチレン50%での溶液、および115℃の温度において実施されるグラフト化に関する。
−図5は、マレイン酸無水物とクロロメチルスチレンとの間での錯体の1H NMRスペクトル(500MHz、(CD3)CO)である(1時間の間中、重水素化されるアセトンの還流にされる当モルの2種のこれら単量体の混合物から、形成される)。
−図6は、本発明に従う材料のおよび対照材料の平衡に至るまでの固体液体抽出テストに利用される実験配置のカップ中の側からの眺めのスキームである。
本発明は、ポリプロピレン繊維上でのポリアザマクロ環状、特に、テトラアザマクロ環状リガンドのグラフト化を記述する。
このような支持体の利用により解決される問題のうちの1つは、特に、その疎水性である。この特徴は、該支持体の足場性を消失させ得、これゆえ、該支持体上でグラフトされる錯体化しているテトラアザマクロ環状分子に向かう、液体に可溶化される金属の接近性を嫌い得る。本発明に従うグラフト化方法は、特に、親水性官能基を充分導入して、本材料のこの疎水性を反対にするのを可能とする。これらは、錯体化反応部位の隣に集中されている。本発明に従い開発されるグラフト化方法は、同様に、本材料の表面において増加されるマクロ環状分子の数を抑えるのを可能とし、これは、本材料に関して保持される適用(応用)の機能における金属陽イオンのような汚染物質の固定化部位の数の調節を司る(autorise)。
本発明に従う材料の例は、以降の型のものである:
Figure 0005002654
これらの式中、nおよびmは、10〜1000の整数である。
新しい本材料の調製
本発明に従うポリプロピレン上でのポリアザマクロ環状分子、特に、テトラアザマクロ環状体のグラフト化の原則は、ポリプロピレン表面でのラジカル重合反応に頼る。
重合反応は、予め照射されるポリプロピレン繊維の加熱に適すると思われる、ラジカルにより、開始されている。実施の第2の態様(mode)においてと同じくらい良好に、実施の第1の態様(mode)においても、本発明に従う材料を調製するのに用いられる単量体は、例えば、スチレン型のモチーフを保有する。本発明に従う材料のおよび方法の実施の第1の態様(mode)におよび第2の態様(mode)に対応しているポリプロピレン上での、本ポリアザマクロ環状体の、例えば、テトラアザマクロ環状体の固定化の2本の道が、開発された:
−例えば、4窒素化されるマクロ環状体を担持する、例えば、スチレン型の、全体の重合による<<直接の>>グラフト化
−ポリプロピレン存在下、官能基を有する単量体の重合によるスペーサーの腕のグラフト化、続いて、該単量体の反応性官能基上での、ポリアザマクロ環状体の、例えば、テトラアザマクロ環状体の、カップリング化。異なる性質のスペーサーの2本の腕が、特に、グラフトされた。
この続きにおいて、本発明に従い練成される(e’labore’s)新しい材料に至っていく異なる操作が、より詳細に再掲されている。
続く記述において、特定の化合物、反応性官能基、実施の条件等に対して、本発明に従う材料および方法を例示するために参照する。これらの化合物(例えば、ポリアザシクロアルカン)の官能基もしくは条件は、例示的に題されて、与えられておらず、先行するものにおけるおよび本請求項における記述のような、本発明のどの様式においても限定しない。
当業者は、容易に、続く記述から、本発明を、全化合物、条件、反応性官能基等に適用(応用)し得、大部分の考えられるものが、以上で定義された。
グラフト化手法
Figure 0005002654
式中、nは、一般的に、100〜3000の整数である。
ポリプロピレン(PP)の分子構造
基づく材料として利用されるポリプロピレン繊維は、一般的に、不織布の形態下、見いだされ、例えば、空気雰囲気もしくは酸素雰囲気下、電子の線状の加速剤上、予め照射された。
空気雰囲気下での照射は、主に3級炭素上での過酸化物のおよび/または過酸化水素の形成に至る(この上のポリプロピレンの分子構造を見よ)。当業者に知られる他の手法が、これらの過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を有するポリプロピレンを与えるのに利用され得ることが、良好に明らかである。該過酸化水素および該過酸化物は、80℃の向こうにおいて(80℃を越えて)熱分解(de’grade’s)されており、ラジカル重合可能な単量体の、例えば、溶媒(milieu)中のビニル単量体の存在下、本繊維の表面における重合の開始剤たる、本繊維上でのオキシラジカルを発生させる。ラジカル重合していく異なる単量体は、この手法:アクリロニトリル[17]、アクリレート[34]、アクリル酸[35-38]、ビニルピリジン[39、40]、ビニルアルコキシシラン[41]・・・によりグラフトされたことが分かる。
直接のグラフト化
Figure 0005002654
2種のテトラアザマクロ環状単量体:N−(4−ビニルベンジル)−cyclameおよびN,N’,N’’−トリス−(2−エトキシカルボニルエチル)−N’’’−(4−ビニルベンジル)−cyclameが、ポリプロピレン繊維の表面における重合反応に厳密に同じ条件下、付された。グラフトされるマクロ環状リガンドにおける含量は、この下の表1において与えられている。
Figure 0005002654
スペーサーの腕のグラフト化
ポリクロロメチルスチレンのグラフト化
ポリプロピレンの表面におけるクロロメチルスチレンの重合は、この下でスキーム化されるが、PP−ClStと名付けられる繊維状複合材料に至る。
Figure 0005002654
スキーム2において、nは、100〜3000の整数であり、kおよびp2は、10〜1000の整数である。
繊維PP−ClStのクロロメチル官能基は、続いて(ensuite)、本マクロ環状リガンドのアミン官能基上、不均一相において、反応してよい。グラフトされるマクロ環状分子における含量は、これゆえ、一般的に、ポリプロピレン表面における、クロロメチルスチレンの重合反応により、原則的に、司られている。これは、重合反応において介在している古典的なパラメーター:溶媒の性質、温度、単量体における濃度、反応期間、きっかけ(の試薬、amorceur)の濃度により、影響されている。
これらの材料の利点のうちの1利点が(一般的に)、特に、シリカから、練成される(e’labore’s)ものに対する比により、該材料上、存在する錯体化反応部位数を定義し、調節することが考えられるという事実にあり、そのスペーサーの腕のグラフト化の場合、重合率を抑えているものである。
この上で列挙されるパラメーターの影響が、研究されたが、得られる結果は、より遠くで(後で、実施例1)与えられる実施例において報告されている。
最適として定義されるパラメーターは、これゆえ、区別され得た:
−溶媒ジメチルホルムアミド(DMF);
−40kGyの照射線量;
−DMF中、40%に稀釈される単量体の溶液;
−115℃の温度;
−10時間の反応期間(2mmol/gの桁のクロロメチル基(における)含量に関して)。
これらの最適なパラメーターが、良好なグラフト化率とポリプロピレン繊維の統合性のおよび特性の保守との間での良好な妥協を提示している材料の練成(e’laboration)を保証する(garantir)ために求められた。
毎回、本発明に従う材料の調製は、唯一の適用(応用)に拘束されず、この上で刻まれたパラメーターを圧倒する。
ポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)のグラフト化
重金属、ランタニド、およびアクチニドの配位に参画している親水性官能基たるカルボキシレート官能基の更なる(davantage)導入のために、ポリプロピレン繊維の表面にグラフトされるマレイン酸無水物単位およびクロロメチルスチレン単位の交互とされる共重合体の形成が、実施された。クロロメチルスチレンモチーフとマレイン酸無水物モチーフとの間での交互の規則性は、これら2種の単量体の間での電荷移動錯体の形成により、確実化されており、この、NMRスペクトル分光による証拠付けは、実施例2および図5において報告されている。該電荷移動錯体は、単離される単量体よりもより容易に重合するとの特性を有する。
マレイン酸無水物単位およびスチレン単位の交互とされる共重合体の形成は、同時に、溶液中[42]、および、種々の重合支持体:セルロース[43]、ポリエチレンフィルム[44]、溶融される媒体(溶融溶液)中のポリエチレン[45]上、記述されている。これら作業は、同様に、過酸化ベンゾイルを用いる化学的開始[46]により、もしくは、イオン化手法(オゾン化およびγ照射)[47]により、ポリプロピレン上、実施された。マレイン酸無水物から、種々のCTCが、形成されたが、スチレン[48]の、ビニルトリエトキシシラン[49]の、もしくは1,4−ジオキサン[50]の添加により、UVスペクトル分光およびNMRにより、証拠づけられた。翻って、マレイン酸無水物とクロロメチルスチレンとの間での錯体の形成は、未だ、我々の知識に述べられていない。
ポリプロピレン表面におけるマレイン酸無水物のおよびクロロメチルスチレンの共重合は、この後スキーム化されるが、PP−MAnClStと名付けられる繊維状複合材料に至る。
Figure 0005002654
スキーム3において、nは、10〜3000の整数であり、mは、10〜1000の整数である。
パラメーターたる、溶媒、温度、反応時間の、グラフト化率への影響が、研究されたが、実施例3において報告されている。ポリプロピレン繊維上でのポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)のグラフト化反応が、反応溶媒としてアセトン、90℃の温度(圧力下での反応)、30%に等しい単量体における全組成を利用して、良好に制御されていることが、結論されている。グラフト化率は、この時、反応期間により、抑えられている。ポリプロピレン繊維の表面における当モルの2種の該単量体の存在が、同様に、証明されている。
前駆体材料上でのマクロ環状リガンドのカップリング化
該リガンドの合成
2種の型のマクロ環状リガンドが、材料PP−ClStおよび材料PP−MAnClSt上でのカップリング化の観点において、合成された:
−官能基化されないリガンド。cyclameが、特許[51]において整えられるプロトコールに従い、調製された。
Figure 0005002654
−酸型のリガンド。カルボン酸官能基の、もしくは、エステル官能基の、担持者である。本トリエステル化合物は、本材料上での本リガンドのカップリング化を煽るのに利用される<<中間体リガンド>>である。グラフト化の後、対応しているカルボン酸に加水分解されている。
Figure 0005002654
マクロ環状前駆体の分子構造(TE:テトラデカン、3:腕の本数、Pr:プロピオン酸、PE:プロピオン酸エチル、AE:酢酸エチル)
普通、カルボン酸の腕により3置換されるテトラアザマクロ環状体は、戦略:ベンジル基によるcyclameの1保護、3残っている2級アミンの官能基化、次いで、該ベンジル基の開裂[52]に従い、調製されている。この合成は、複数の連続工程および関連される精製工程を強いる。
この発明において記述される材料は、産業上での利用の対象と共に調製されており、つまり、選好の(例えば、精製の)操作を限定することにおいて重要な量における生成物でなければならない。開発される2種のマクロ環状リガンドの合成の新しい道は、これらの基準(クライテリア)に応え、次いで(puisque)、標的分子が、独特な(ユニークな)工程において、産業化させるにデリケートな操作なく、正しい収率と共に得られている。
これゆえ、アセテートの該腕により3官能基化されるcyclame 2 は、3,2当量のブロモ酢酸エチルに役割を果たさせて、cyclameから、48%の収率と共に合成された(スキーム4)。反応生成物たる、4置換される化合物 3 の下の主要部分(principal)は、エタノール中での沈澱により、反応混合物から分離されている。他の2級の生成物たる、1置換される化合物、2置換される化合物、もしくは4級化される化合物は、ペンタンに不溶である。待望されるトリエステル2は、この溶媒中での簡単な抽出により、得られている。
Figure 0005002654
同じく、対応している生成物プロピオネートエステル4は、クロロホルム中、過剰のアクリル酸エチルとのcyclameの反応により75%の収率と共に得られた(スキーム5)。該反応は、3官能基化される化合物において停止し、この時、その置換が、アセトニトリルのような溶媒中、完結されている。
Figure 0005002654
PP−ClSt上でのカップリング化
本繊維PP−ClSt上でのマクロ環状分子の不動態化は、例えば、その基材のクロロメチル官能基と本リガンドの2級アミン官能基との間での求核置換反応により進行する。本グラフト化の収率は、前駆体材料の塩素における含量から、および、固定されるマクロ環状体の含量から、算出された(最終(仕上がった)材料の窒素の元素分析)。本リガンドのカップリング化の場合、本材料の質量における増分を計算に入れる。
Figure 0005002654
スキーム6において、n2、p2、およびm2は、10〜1000の整数である。
実験される材料は、0,2mmol/gと1,1mmol/gとの間で変動しているグラフトされるcyclameにおける含量を保有し、この値は、材料PP−ClStの重合度に直接結びついて(lie’e)いる。得られるカップリング化の結果は、平均して、cyclameが2本の共有結合により固体の支持体に結合されて(lie’)いることを示す(スキーム6)。このスキームは、全ポリアザシクロアルカンに良好に確かに一般化され得る。以降の官能基化の工程の場合、平均して、1だけの配位官能基(2を上回って考えられる)が導入されている。
官能基化のこの工程において、例えば、以上で定義される水素以外のR2基による無保護のアミン官能基(1もしくは複数)の置換を実施する。
シリカに基づく対照材料は、本材料上でのグラフト化の後、本リガンドの後(ポスト)官能基化と似たスキームに従い、実験されている。同様に、このケースにおいて、錯体化している1〜2のカルボキシレート官能基しか、リガンドにより提示されていない。
3官能基化されるリガンドのカップリング化
配位している3カルボキシレート官能基が本材料上で固定されるマクロ環状分子により系統立てて提示されていることを反対するように保証(garantit)して3官能基化されるリガンドのカップリング化は、これは、より効率的な、重金属、ランタニド、およびアクチニドの捕捉の保証(gage)である。
Figure 0005002654
スキーム7において、n2は、10〜1000の整数である。
リガンドN,N’,N’’−トリス(2−ナトリウムオキシカルボニルエチル)−cyclame(R2=(CH22COONa)
この反応(スキーム7)は、水中において実施されており、実際のグラフト化に至るが、弱い。同一操作条件下での、有機溶媒(アセトニトリル)中でのcyclameのカップリング化は、これゆえ、比較的大きくより上昇されている(表2)。
Figure 0005002654
リガンドN,N’,N’’−トリス(メトキシカルボニルエチル)−cyclame(TE3AE)(R2=CH2COOEt)およびリガンドN,N’,N’’− トリス(エトキシカルボニルエチル)−cyclame(TE3PE)(R2=(CH22COOEt)のカップリング化
PP−ClSt上でのトリエステルTE3AE(2)およびトリエステルTE3PE(4)のカップリング化は、アセトニトリル中、有機溶媒(milieu)中、実施されている(スキーム7)。このスキームは、全ポリアザシクロアルカンに一般化され得る。グラフトされるリガンドにおける含量は、PP−ClSt上で存在するクロロメチル基における含量に依っているが、同様に、カップリング化反応に利用される過剰のリガンドに依っている(表3)。該グラフト化の収率は、該反応に用いられる過剰のマクロ環状体と共に強まる。しかしながら(Cependant)、該カップリング化の効率において、立体障害に属される、限界が、50%の前後で観察された。
Figure 0005002654
第2の時間中、配位しているカルボン酸官能基は、水/アルコール溶媒(milieu)中、ナトリウム存在下、本マクロ環状リガンドのエステル基の鹸化により発生されている。この工程は、同時に、残留塩素化末端(terminaisons)の大きい部分(約75%)のヒドロキシル化に、これゆえ、強力に、グラフトされる繊維の親水性および足場性を強めながら、至る。プロピレン繊維の内因性の疎水性は、これゆえ、親水性官能基:ヒドロキシル末端(terminaisons)および該リガンドのカルボキシレート官能基の結局の数の導入により反対にバランス化されている。
PP−MAnClSt上でのカップリング化
材料PP−MAnClSt上でのグラフト化は、リガンドTE3PEおよびリガンドTE3AEのカップリング化に限られた。グラフトされるマクロ環状体における最大の含量は、0,6mmol/gのものである。材料PP−MAnClSt上で、2級アミンをカップリングさせることに関して考えられる2種の反応は、つまり、塩素原子に結合される(lie’)炭素原子上での求核置換反応、もしくは、アミド官能基の創出を伴うマレイン酸無水物上での縮合であり、2種の第3に関して、該リガンドが第2の道により不動態化されていることが示された。
不動態化されるリガンドのエステル基の鹸化の続いての工程は、先のとおり、本材料の残留クロロメチル官能基の大きい部分(75%)のヒドロキシル化を伴う。用いられる操作条件(0,5Nナトリウムと共に18時間の間中、40℃での反応)は、そのエステル官能基の完全な加水分解を可能とすること、この時、そのアミド官能基の非常に部分的な加水分解の観察されていること:85%に固定される残りのマクロ環状リガンドを再び記すのが便利である。
本発明は、例示的と題されて非限定的に与えられる、以降の実施例に参照して、今から、記述されて行く。
実施例1:ポリプロピレン繊維上でのポリクロロメチルスチレンのグラフト化への種々のパラメーターの影響
この実施例において、ポリプロピレン繊維上でのポリクロロメチルスチレンのグラフト化への種々のパラメーターの影響を研究する。
プロピレンのこれらの繊維は、不織布の形態下にあり、テキスタイル(Textile)のおよび被服(Habillement)のフランスの研究所による照射の後、提供された。
まず、本グラフト化の質は、つまり塩素原子の元素分析により、つまり本グラフト化の間中の本材料の質量における増分の決定により、評価され得ることが記されるべきである。これらの2種の評価は、本グラフト化の場合、本繊維の分解されていない場合、調和している(質量の損失)。この後与えられるグラフト化の結果は、選択により、塩素における含量の関数において、表現されている。
1A.本溶媒の選択
種々の作業は、ポリプロピレン上で、スチレンをグラフトさせるための、メタノール[56]、水[57、58]、もしくは水−メタノール混合物(1−1)[39]のような溶媒の利用を述べる。
ポリプロピレン上でのポリスチレンの重合に関してこの上で記述される溶媒に加え(En plus des)、溶媒トルエンおよび溶媒N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)が、ポリプロピレン繊維表面におけるクロロメチルスチレンの重合に関してテストされた。
この最後の溶媒(DMF)は、次いで(puisque)本グラフト化における良好な均一性を確実化させる結果の溶媒(meilleurs)に至り、そのホモ重合体を知らしめるように第2の生成物を可溶化させるのを可能とし、本材料の分解を煽らない。
DMFは、この反応に適切な溶媒のように見える。
1B.照射線量の影響
照射線量は、本材料により受けられる(光)線のエネルギーの翻訳である(エネルギーを表している)。
研究されるポリプロピレン繊維は、異なる3種の線量:20kGy、40kGy、および60kGy(1Gy=1J.kg-1)に照射された。
得られる結果(図1)は、上昇される照射線量に関し、グラフトされるポリクロロメチルスチレンの優れる量を示す。しかしながら(Cependant)、60kGyにおいて、本繊維が、溶媒に一部溶解し、引き続き、分裂反応による、ポリプロピレン鎖の短縮を与える。該照射の影響は、しかしながら(bien que)見破られ得、全回限られたままであり、材料PP−ClSt上での本マクロ環状体の後でのカップリング化の後、強力に弱められている。
40kGyでの照射の線量は、許容可能なグラフト化率を確実化させることにおいて全く、本繊維の統合を保守するのに最適と感じられる。
1C.温度の影響
温度は、オキソラジカルの形成における過酸化物(ペルオキシド)結合の分解へと介入する。その強化は、ラジカル重合の引きつけの部位の数の増加を誘引させ、よって(et par conse’quent)、グラフトされるポリクロロメチルスチレンの量の高まりを誘発させる(図2)。
しかしながら(cependant)、反応溶媒中でのポリプロピレンの可溶化の登場により強いられる温度における限界が存在する。120℃まで、本繊維は、16時間の反応時間、分解されておらず、この場合、クロロメチルスチレンは、DMF中、40%に稀釈されている。
反応温度は、これゆえ、115℃に限られる。
1D.DMF中のクロロメチルスチレンにおける濃度の影響
DMF中、クロロメチルスチレン30−50%gへの、単量体における濃度の影響の研究は、40%近くのクロロメチルスチレンにおける濃度に関する、ポリプロピレン上での最適なグラフト化を解明した(図3)。最大によるこの経過は、異なる系に備えられる数字により述べられている:最大は、水中のアクリル酸に関して55%[36]、メタノール+デカリン混合物中のメチルメタクリレートに関して40%[34]、水中のスチレンに関して40%[39]、メタノール中のスチレンに関して25%[56]に達する。
DMF中、クロロメチルスチレン40%の割合は、これゆえ、ポリプロピレン表面におけるこの単量体の重合反応に最適である。
1E.本反応の期間の影響
この反応は、重合の登場する前の潜伏時間により特徴化されている。本繊維の温度および本単量体の安定化剤の消費に必要な期間に対応する(図4)。
反応の期間の制御は、ポリプロピレン繊維上で固定されるクロロメチル基の量、よって(et par suite)、本材料上で後でアンカーされるマクロ環状リガンドにおける含量を抑えるのを可能とする。本課題は、マクロ環状リガンドの極大の不動態化を達成するのでなく、本材料の構造の強力な修飾および本繊維の当初の特性の喪失を強いるからである。
また、約10時間の反応期間(クロロメチル官能基2mmol/g前後)は、引き続いてのグラフト化と本支持体の特徴の保守との間での良好な妥協を体現する。
実施例2:マレイン酸無水物とクロロメチルスチレンとの間での電荷移動錯体の形成
マレイン酸無水物とクロロメチルスチレンとの間での電荷移動錯体の溶液中での形成は、NMRスペクトル分光(図5)により証拠とされた。アセトン還流での1時間の間中の2種のこれら反応試薬の攪拌の後、反応溶媒のNMRスペクトルは、エチレンの新しいシグナルの存在を示し、対応している遊離の単量体のものに対する比により増強される。
この反応の平衡(スキーム8)は、遊離の単量体に向かって移動されており、しかしながら(cependant)、該錯体の無視できない量が、その特別扱いされる重合同様、交互の共重合体のポリプロピレン表面におけるグラフト化を達成するのを可能とする。
Figure 0005002654
実施例3:ポリプロピレン繊維上でのポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)のグラフト化への種々のパラメーターの影響
この実施例において、ポリプロピレン繊維上でのポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)のグラフト化への種々のパラメーターの影響を研究する。
この下で、ポリプロピレン繊維上での、ポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)のグラフト化の結果が記述されており、異なる操作条件に関して、質量における増分の項において表現される。
Figure 0005002654
本重合は、DMF中において行われなかったが、アセトン中におけるよりもトルエン中においてより急速である。しかしながら(Cependant)、アセトンは、2種の該単量体およびホモ共重合体を可溶化させるので、トルエンと異なり、本反応の溶媒として好ましい。本グラフト化の均一さは、この時、保証され(garantie)ている。
ポリプロピレン上での各単量体の固定化は、赤外スペクトル分光により定性的に、および、元素塩素および元素酸素のミクロ分析により定量的に、確かめられている。32%の質量における増分を求めて、グラフトされる、マレイン酸無水物の、および、クロロメチルスチレンの量は、各々0,97mmol/gであり、2種の該単量体の規則的な鎖状化を仮定している(表5)。実験結果(マレイン酸無水物において1,03mmol/gおよびクロロメチルスチレンにおいて0,94mmol/g)は、確認されている共重合体における交互の2種の該単量体、これゆえ、ポリプロピレン表面に対する、本電荷移動錯体の重合を確かめる。
Figure 0005002654
続く実施例4および実施例5において、本発明に合うポリプロピレン繊維上でのグラフト化に利用されるマクロ環状リガンドの合成を記述する。
実施例4:直接のグラフト化に利用される配位子(リガンド)の調製
実施例4A:1−(4−ビニルベンジル)−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカンの調製
Figure 0005002654
cyclame(1)40g(200mmol)が、70℃において、DMF1Lに溶解されている。炭酸カリウム25g(181mmol)が、溶液に加えられている。DMF500mL中のクロロメチルスチレン5,9g(38,7mmol)の溶液が、攪拌下、遅い(9時間)滴下により加えられている。反応溶媒は、更なる(supple’mentaire)1時間、70℃において、攪拌されている。常温に戻った後、過剰のcyclameおよび過剰の炭酸カリウムは、濾過により脱離されている。濾液は、エバポレーションされ、次いで、ジエチルエーテル中、回収(repris)されている。該溶媒のエバポレーションの後、該化合物は、透明な黄色い油の形態下、得られている(11,2g;35,4mmol)。収率:91%。
1H NMR(200MHz;CDCl3)δ(ppm):
1,52(m、2H、CH2−β);1,69(m、2H、CH2−β);2,2−2,7(塊、16H、CH2−α);3,40(s、2H、CH2−ψ);5,06(d、JBX=11,0Hz、1H、HB);5,54(d、JAX=17,6Hz、1H、HA);6,52(dd、JBX=11,0Hz、JAX=17,6Hz、1H、HX);7,1−7,2(塊、4H、H−Ar)。
13C NMR(50MHz;CDCl3)δ(ppm):
26,3;28,7(CH2−β);47,5;48,0;49,0;49,1;49,3;50,8;53,2;54,7(CH2−α);57,5(CH2−ψ);113,3(=CH2);126,0;129,3(CH−Ar);136,2(C−Ar);136,7(ψ−CH=);138,4(C−Ar)。
質量スペクトル計測(MALDI/TOF): m/z=316,88(M+・
実施例4B:1−(4−ビニルベンジル)−1,4,8−トリス(エトキシカルボニルエチル)−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン
Figure 0005002654
化合物2 15,0g(47,4mmol)が、エタノール700mLに溶解されている。エタノール400mL中のアクリル酸エチル72,0g(720mmol)が、攪拌下、急速な滴下(添加期間:1時間)により加えられている。反応溶媒は、43時間の間中、エタノールの還流にされている。エタノールのエバポレーションの後、残渣は、ペンタン100mL中、回収(repris)されている。該溶媒は、エバポレーションされ、該化合物は、アルミナカラム上、精製されている(50:50酢酸エチル:ヘキサン溶出液)。該化合物は、透明な黄色い油の形態下、得られている(25,1g;40,7mmol)。収率:86%。
1H NMR(200MHz;CDCl3)δ(ppm):
1,18(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,20(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,22(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,56(m、4H、CH2−β);2,3−2,5(塊、22H、CH2−α);2,6−2,8(塊、6H、CH2−CO);3,45(s、2H、CH2−ψ);4,04(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );4,06(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );4,09(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );5,16(dd、1H、JAB=1,0Hz、JBX=11,0Hz、HB);5,68(dd、1H、JAB=1,0Hz、JAX=17,6Hz、HA);6,66(dd、1H、JBX=11,0Hz、JAX=17,6Hz、HX);7,2−7,3(塊、4H、H−Ar)。
13C NMR(50MHz;CDCl3)δ(ppm):
14,3(3C)(3−CH2);23,7;24,1(CH2−β);32,6;32,7(2C)(2−CO);50,6(4C);51,2(4C);51,4(3C)(CH2−α);59,4(CH2−ψ);60,4(3C)(CH32);113,3(=CH2);129,0;129,1(CH−Ar);136,2(C−Ar);136,8(ψ−CH=);139,8(C−Ar);172,9(3C)(C=O)。
質量スペクトル計測(MALDI/TOF):
m/z=616,83(M+・)。
元素分析:
算出:C:66,23;H:9,09;N:9,09
検出:C:66,42;H:9,11;N:9,13。
実施例5:2工程でのグラフト化のために利用される配位子(リガンド)の調製
実施例5A:1,4,8−トリス(エトキシカルボニルメチル)−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン2の調製
Figure 0005002654
cyclame5g(25mmol)が、炭酸カリウム15g(109mmol)存在下、アセトニトリル400mLに溶解されている。ブロモ酢酸エチル8g(80mmol)が、急速な滴下により加えられている。反応溶媒は、22時間の間中、アセトニトリルの還流にされている。過剰の炭酸カリウムが、濾過されており、該溶媒が、エバポレーションされる。残渣に対するエタノール100mLの添加が、白い固体を沈澱させる。濾過および乾燥の後、化合物3 4,57gが、単離されている。濾液が、エバポレーションされ、次いで、ペンタン50mL中、回収(repris)される。該溶媒のエバポレーションの後、化合物2が、無色の油の形態下、得られている(5,50g;12,0mmol)。収率48%。
生成物は、アルミナカラム上、精製され得る(95:5に向かう99:1ジクロロメタン:メタノール溶出液)。
1H NMR(300MHz;CDCl3)δ(ppm):
1,17(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,19(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,20(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,53(m、2H、CH2−β);1,64(m、2H、CH2−β);2,5−2,8(塊、17H、CH2−αおよびNH);3,27(s、2H、CH2−CO);3,28(s、2H、CH2−CO);3,32(s、2H、CH2−CO);4,05(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );4,06(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );4,07(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 )。
13C NMR(75MHz;CDCl3)δ(ppm):
14,6(3C)(3−CH2);25,5;26,3(CH2−β);47,7;47,8;48,8;50,0;50,4;51,8;52,6;53,8;53,9;54,1;55,6(CH2−α);60,1;60,2(2C)(CH32);171,5;171,6;171,7(C=O)。
IRスペクトル分光(KBr、cm-1):
1736ν(C=O)。
質量スペクトル計測(MALDI/TOF):
m/z=457,95(M+・)。
元素分析:
2、2H2O 算出: C:53,64;H:9,00;N:11,37
検出: C:53,48;H:8,81;N:11,40。
実施例5B:1,4,8,11−テトラ(エトキシカルボニルメチル)−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン3
Figure 0005002654
この化合物は、化合物2の合成の第2の生成物である。収率34%。
1H NMR(500MHz;CDCl3)δ(ppm):
1,23(t、J=7,1Hz、12H、C 3 −CH2);1,59(qt、4H、J=6,6Hz、CH2−β);2,68(t、8H、J=6,6Hz、CH2−α);2,72(s、8H、CH2−α);3,34(s、8H、CH2−CO);4,12(q、J=7,1Hz、8H、CH3−C 2 )。
13C NMR(125MHz;CDCl3)δ(ppm):
14,8(3−CH2);25,8(CH2−β);51,5;51,6(CH2−α);55,9(2−CO);60,6(CH32);172,1(C=O)。
IRスペクトル分光(KBr、cm-1):
1729ν(C=O)。
質量スペクトル計測(MALDI/TOF):
m/z=544,99(M+・)。
元素分析:
3、2H2O 算出: C:57,33;H:8,88;N:10,29
検出: C:57,03;H:8,92;N:10,24。
実施例5C:1,4,8−トリス(エトキシカルボニルエチル)−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン4
Figure 0005002654
cyclame(1)16,2g(81mmol)が、還流におけるクロロホルム1,3Lに溶解されている。アクリル酸エチル40g(400mmol)が、加えられている。還流48時間後、該クロロホルムが、エバポレーションされ、次いで、残渣が、ペンタン200mL中、回収(repris)されている。そのエバポレーションが、軽度に黄色い油30,3g(60,5mmol)の獲得(obtention)に至るまで、遂行する。粗収率75%。
生成物は、ジクロロメタン:メタノール:トリエチルアミン85:5:10に向かって進む89:1:10溶出液によりシリカカラム上、精製され得る。カラム後の収率65%。
1H NMR(500MHz;CDCl3)δ(ppm):
1,15(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,16(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,17(t、J=7,1Hz、3H、C 3 −CH2);1,52(m、2H、CH2−β);1,64(m、2H、CH2−β);2,3−2,6(塊、23H、CH2−αおよびNH);2,69(t、J=7,2Hz、2H、CH2−CO);2,70(t、J=7,2Hz、2H、CH2−CO);2,71(t、J=7,2Hz、2H、CH2−CO);4,01(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );4,02(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 );4,03(q、J=7,1Hz、2H、CH3−C 2 )。
13C NMR(125MHz;CDCl3)δ(ppm):
14,6(3C)(3−CH2);25,3;25,9(CH2−β);31,5;31,9;31,9(2−CO);47,4;48,3;49,1;49,2;49,4;50,3;50,7;51,4;52,0;52,7;53,6(CH2−α);60,7(3C)(CH32);173,2(C=O)(3C)。
IRスペクトル分光(KBr、cm-1):
1729ν(C=O)。
質量スペクトル計測(MALDI/TOF):
m/z=500,82(M+・)。
元素分析:
算出:C:59,97;H: 9,66;N:11,03
検出:C:59,68;H:10,49;N:11,19。
続く実施例において、本発明に従う材料の合成を記述する。
実施例6:ポリプロピレン繊維上での直接のグラフト化による、本発明に従う材料の調製
実施例6A:ポリプロピレン繊維上でのポリ−N−(4−ビニルベンジル)−cyclameのグラフト化
化合物N−(4−ビニルベンジル)−cyclame1,2g(3,8mmol)が、DMF8gに溶解されている。40kGyにおいて照射される、ポリプロピレン繊維(109,5mg)が、この溶液に加えられている。30分の間中の窒素バブリングの後、反応溶媒が、13時間の間中、105℃に熱せられている。本繊維が、トルエンで、エタノールで、およびエーテルで、洗浄されており、仕上げに、真空下、乾燥される。繊維115,9mgが、得られている。
元素分析:
N:1,10%、つまりcyclame0,20mmol/g。
実施例7:ポリプロピレン繊維上での2工程でのグラフト化による、本発明に従う材料の調製
注:この続きにおいて、当該化合物を同定するローマン体の字は、以上および本請求項において既に与えられた式の字に対して参照しない。
7A:PP−ClSt I
DMF45g中のクロロメチルスチレン45g(295mmol)の溶液中、40kGyにおいて照射される、ポリプロピレン繊維2,47gの懸濁が、30分の間中、窒素下、脱気されている。反応溶媒は、続いて、4時間の間中、窒素雰囲気下、115℃の温度にされている。本繊維は、続いて、トルエンで、エタノールで、次いで、エーテルで、洗浄されており、仕上げに、真空下、乾燥される。材料PP−ClSt Iが、不織布の形態下、得られている(2,78g)。質量での収率:13%。
元素分析: Cl:2,75%、つまりクロロメチル官能基0,77mmol/g。
7B:PP−ClSt−cyclame II
Figure 0005002654
この上の式中、n2、m2、およびp2は、10〜1000の整数である。
アセトニトリル300mL中のcyclame(1)3,50g(17,5mmol)の溶液中、材料PP−ClSt I 2,73gおよび炭酸カリウム3,5g(24,3mmol)の懸濁が、60時間の間中、60℃に熱せられている。本繊維は、洗浄水の中性に戻るまで、水:エタノール混合物により、次いで、エタノールで、トルエンで、仕上げに、エーテルで、洗浄されている。真空下での乾燥の後、材料PP−ClSt−cyclame IIが、不織布の形態下、得られている(2,84g)。
元素分析:
N:1,72%、つまりcyclame0,31mmol/g
Cl:0,49%,つまり残留クロロメチル官能基0,14mmol/g。
7C:PP−ClSt III
DMF56g中のクロロメチルスチレン24g(157mmol)の溶液中、40kGyにおいて照射される、ポリプロピレン繊維(1,39g)の懸濁が、30分の間中、窒素下、脱気されている。反応溶媒が、続いて、17時間の間中、窒素雰囲気下、115℃の温度にされている。本繊維は、続いて、トルエンで、エタノールで、次いで、エーテルで洗浄されており、仕上げに、真空下、乾燥される。材料PP−ClSt IIIが、不織布の形態下、得られている(2,28g)。質量での収率:64%。
元素分析:
Cl:8,17%,つまりクロロメチル官能基2,30mmol/g。
IRスペクトル(分光、KBr、cm-1):
3087;3025ν(=C−H);2960;2922;2837;1724;1611;1512ν(C=C);1451;1377;1264δ(CH2);1167;1110;1020;998;872;840;809ν(C=C−H);708;674。
7D:PP−ClSt−TE3AE IV
Figure 0005002654
アセトニトリル50mL中のトリエステル10(TE3AE)1,67g(3,65mmol)溶液中、材料PP−ClSt III 0,39gおよび炭酸カリウム5,5g(39,9mmol)の懸濁が、70時間の間中、40℃に熱せられている。本繊維は、洗浄水の中性に戻るまで、水:エタノール混合物により、次いで、エタノールで、トルエンで、仕上げに、エーテルで、洗浄されている。真空下での乾燥の後、材料PP−ClSt−TE3AE IVが、不織布の形態下、得られている(0,54g)。
IRスペクトル(分光、KBr、cm-1):
3453;2961;2924;2837;1727ν(C=O);1634;1611;1511;1449;1376;1261;1153;1111;1028;997;971;839;807;707;671。
元素分析:
N:3,02%、つまりTE3AE0,54mmol/g
Cl:3,59%,つまり残留クロロメチル官能基1,01mmol/g。
7E:PP−ClSt−TE3A V
1Mナトリウム溶液が、体積比1:1における水:エタノール混合物中、調製されている。この溶液80mLに、材料PP−ClSt−TE3AE IV(0,51g)が加えられている。反応溶媒は、30時間の間中、激しく攪拌されている。本繊維は、洗浄水の中性に戻るまで、水:エタノール混合物により、次いで、エタノールで、トルエンで、仕上げに、エーテルで、洗浄されている。材料PP−ClSt−TE3A Vが、不織布の形態下、得られている(0,48g)。
IRスペクトル(分光、KBr、cm-1):
3437;2963;2922;2851;1627;1594νas(C=O);1511;1452;1419νs(C=O);1384;1261;1097;997;972;840;807;708。
元素分析:
N:3,05%、つまりTE3A0,54mmol/g
Cl:1,03%,つまり残留クロロメチル官能基0,29mmol/g。
7F:PP−MAnClSt VI
アセトン94mL中のマレイン酸無水物24g(245mmol)およびクロロメチルスチレン36g(236mmol)の溶液中、40kGyにおいて照射される、ポリプロピレン繊維(2,44g)の懸濁が、オートクレーブ中、30分の間中、窒素下、脱気されている。反応溶媒が、続いて、20時間の間中、窒素雰囲気下、90℃の温度にされている。本繊維が、続いて、アセトンで、トルエンで、次いで、エーテルで洗浄されており、仕上げに、真空下、乾燥される。材料PP−MAnClSt VIが、不織布の形態下、得られている(3,28g)。質量での収率:35%。
IRスペクトル(分光、KBr、cm-1):
3402;2959;2925;2838;1858νas(C=O);1782νs(C=O);1710;1454;1377;1262δ(CH2);1222;1167;1093ν(C−O);998;973;841;806δ(C=C−H);711。
元素分析:
Cl:3,53%,つまりクロロメチル官能基0,99mmol/g
O:4,63%,つまり無水物官能基0,96mmol/g。
7G:PP−MAn−ClSt−TE3PE VII
Figure 0005002654
アセトニトリル350mL中のトリエステル11(TE3PE)7,2g(14,4mmol)溶液中、材料PP−MAnClSt VI 0,40gおよび炭酸カリウム2,8g(20,3mmol)の懸濁が、60時間の間中、50℃に熱せられている。本繊維が、洗浄水の中性に戻るまで、水:エタノール混合物により、次いで、エタノールで、トルエンで、仕上げに、エーテルで、洗浄されている。真空下での乾燥の後、材料PP−MAnClSt−TE3PE VIIが、不織布の形態下、得られている(0,46g)。
IRスペクトル(分光、KBr、cm-1):
3430;2957;2921;2837;1855;1781;1733ν(C=O)エステル;1631ν(C=O)アミド;1456;1377;1256;1167;1100;997;972;840;808;710。
元素分析:
N:1,74%、つまりTE3PE0,31mmol/g
Cl:2,59%,つまり残留クロロメチル官能基0,73mmol/g。
7H:PP−MAn−ClSt−TE3Pr VIII
0,5Mナトリウム溶液が、体積比1:1における、水:エタノール混合物中、調製されている。この溶液80mLに、材料PP−MAnClSt−TE3PE VII(0,42g)が、加えられている。反応溶媒が、常温において18時間の間中、次いで、40℃において16時間の間中、激しく攪拌されている。本繊維が、洗浄水の中性に戻るまで、水:エタノール混合物により、次いで、エタノールで、トルエンで、仕上げに、エーテルで、洗浄されている。真空下での乾燥後、材料PP−MAnClSt−TE3Pr VIIIが、不織布の形態下、得られている(0,41g)。
IRスペクトル(分光、KBr、cm-1):
3427;2958;2922;2837;1717;1582νas(C=O);1456;1407νs(C=O);1377;1261;1166;1093;997;972;841;807;709。
元素分析:
N:1,51%、つまりTE3Pr0,27mmol/g
Cl:0,46%,つまり残留クロロメチル官能基0,13mmol/g。
実施例8:本材料の抽出特性
この実施例において、ウラニルに対して、プルトニウムに対して、およびカドミウムに対して、本発明に従う材料の抽出特性を研究する。
同様に、リガンドTE3Prのシリカ上でグラフトされている材料である対照材料と、本発明に従う材料の、放射元素の捕捉容量を比較するが、この材料(対照材料)は、文献[8](WO−A−01/15806)において調製される、Si2323Prと命名される材料(<<voie 1>>)である。特に、この文献の22ページ〜24ページに報告され得る。
この続きにおいて、本発明に従って練成される(e’labore’s)材料の特定の幾つかによる放射元素の捕捉容量は、シリカ支持体上の対照材料のもの(それ)に対して優れている(に勝る)ことが示される。
本材料の抽出特性は、材料1g当たり、その平衡において固定される金属の量の決定により評価されている。この値は、厳密に同一の条件下、各材料に関して求められるが、qeと名付けられており、mmol/gで表現されている。値qeを求めるのに用いられる実験配置(装置)は、図6上、描かれている。
実験的に、固体液体抽出の研究の原則は、その平衡の獲得を可能としている期間の間中、よく求められる条件下、c0と(して)知られる金属(における)濃度の溶液と、封鎖材料を接触させるように成ることを知る(ことが分かる)。
本溶液と本固体との間の接触を煽るために、特別な実験配置(装置)は、本溶液(2)を含有している受容器(1);例えば、磁気攪拌子(3);管(6)における循環(5)に本溶液を入れるための蠕動ポンプ(4);例えば、50℃における恒温蛇紋石(7)、および、本材料の置かれていると見いだされるゲートフィルター(8)を含む。本金属溶液は、これゆえ、その平衡の獲得(obtention)を保証する(garantir)ために、例えば、18時間の間中、循環する。
実施例8A:ウラニルのおよびプルトニウムの抽出
ウラニルの抽出に関して表6において、プルトニウムの抽出に関して表7において与えられているのは、練成される(e’labore’s)異なる繊維材料に関する固体qeにより捕捉される金属の量であるが、同様に、半分産業上のパイロット[53]において利用される、シリカに基づく対照材料に関してもであり、<<シリカ(voie 1)>>と命名される。
Figure 0005002654
Figure 0005002654
この上の表6および表7は、グラフトされないプロピレンは、ウラニルのもプルトニウムのも(およびより一般的に下の全金属元素の)固定化容量を有さないことを示し、これは、これらの元素の捕捉は、これゆえ、これらマクロ環状リガンドによる錯体化により唯一、保証されていることを意味する。
本捕捉におけるポリプロピレン支持体の中立性は、標的金属の封鎖を求めての4窒素化マクロ環状分子の選択性がよく保守されているという保証(une garantie)を構成する。比較により、修飾されないシリカは、既に、ウラニルに対するシリカの強力な吸着[54]およびプルトニウムを固定する特定の容量[55]を提示し得ることが識られている。
クロロメチルスチレンスペーサーの腕から、練成される(e’labore’s)材料、つまり(i.e.)、PP−ClStと名付けられる材料は、対照材料のそれに勝る放射元素の固定化容量を提示する。修飾されるこれらの有機繊維のより良好な性能は、リガンドにおける優れた含量に、および、配位している3本の腕による本マクロ環状体の官能基化に、属されている。全体的に、第2のスペーサーの腕から、練成された(e’labore’s)材料、つまり、材料PP−MAnClStは、これらの2種の放射元素を固定化させるには、より効力がない。
最も短い複数本の腕(アセテート)を保有しているリガンドTE3Aは、球状のプルトニウムイオンの捕捉に関し、より良好な効力を提示する一方、リガンドTE3Prの複数本のプロピオネートの腕は、ウラニルの<<桿>>の錯体化に、より(davantage)適応されている。
本発明に従う材料が、実際の溶出液の大半の3種の陽イオン金属である、カルシウムイオン、カリウムイオン、およびナトリウムイオンの競合的存在下、ウラニルを選択的に捕捉する容量を保有する。
各イオンの当モル混合物において、ウラニルしか、本材料上で固定されておらず、捕捉される放射元素の量は、他の陽イオンの存在により減らされていない(表8)。
Figure 0005002654
実施例8B:カドミウム抽出
4窒素化マクロ環状リガンドにより修飾されるポリプロピレン繊維は、元素カドミウムを抽出するための実際の容量を提示する。これらが、その平衡にある材料上で固定される金属qeの量により評価されている(表9)。
Figure 0005002654
グラフトされる2種の繊維の間での比較実験は、アセテート官能基を担持するリガンドTE3Aの不動態化されている場合、非常に大きく優れたカドミウムの固定化を示す。
書誌的事項
Figure 0005002654
Figure 0005002654
Figure 0005002654
Figure 0005002654

Claims (55)

  1. ポリプロピレン繊維上でグラフトされるポリアザシクロアルカンを含む材料。
  2. 過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下での、ラジカル重合可能な基を担持するポリアザシクロアルカンの単量体の、ラジカル重合、任意に、次いで、ポリアザシクロアルカンの任意の無保護のアミン官能基の官能基化、および/または、ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の、鹸化、加水分解により調製され得る、請求項1に記載の材料。
  3. 連続工程
    )過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下で、ラジカル重合可能な1種以上の単量体のラジカル重合を行い、該単量体の少なくとも1種が、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る少なくとも1官能基を含んでおり;これにより、ポリプロピレン上でグラフトされる、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る該官能基を含む重合体を得る工程
    )ポリアザシクロアルカンと該重合体を反応させる工程
    c)任意に、ポリアザシクロアルカンの、任意に再び存在する、無保護の単数もしくは複数の該アミン官能基の官能基化を行う工程
    d)任意に、ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の、鹸化、加水分解を行う工程
    より調製され得る、請求項1に記載の材料。
  4. ポリアザシクロアルカンの前記単量体が、以の3式(I)、(II)、(III):
    Figure 0005002654
    のうちの1式に対応し、式中、n、m、p、q、r同一もしくは異なってよく、2もしくは3に等しく;R1が、ラジカル重合可能な基であり;R2が、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3が、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4 からなるから選択される基であり、R4が、H、Naのような陽イオン、または1〜10個の炭素原子のアルキル基もしくはベンジル基を表し;あるいは、R2が、−(CH2)−R5基を表し、R5が、COOR6もしくはPO36を表し、6が、1〜10個の炭素原子のアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表、請求項2に記載の材料。
  5. ラジカル重合可能な前記基が、ビニル基、スチレン基、もしくはアクリル基を含から選択される、請求項2または請求項4に記載の材料。
  6. ラジカル重合可能な前記基が、アクリロニトリル基、アクリレート基、アクリル酸基、ビニルピリジン基、ビニルアルコキシシラン基、および4−ビニルベンジル基から選択される、請求項5に記載の材料。
  7. ポリアザシクロアルカンの前記単量体が、N−(4−ビニルベンジル)シクラムおよびN,N’,N’’−トリス(2−エトキシカルボニルエチル)−N’’’−(4−ビニルベンジル)シクラムから選択される、請求項2および4〜6のいずれか1項に記載の材料。
  8. の式(IV):
    Figure 0005002654
    に対応し、式中:
    −R2が、請求項4において既に与えられた意味を有し;
    −n1が、100〜3000の整数であり;
    −p1が、10〜1000の整数である
    請求項2および4〜6のいずれか1項に記載の材料。
  9. 2が、HもしくはCH2CH2COOEtもしくはCH2CH2COOHもしくはCH2CH2COONaもしくはCH2COOEtもしくはCH2COOHもしくはCH2COONaを表す、請求項8に記載の材料。
  10. ポリアザシクロアルカンのアミン官能基と反応し得る官能基が、求電子炭素、例えば、ハロゲン化物官能基、OTs官能基、OTf官能基などを担持する炭素、または、カルボン酸誘導体、例えば、アシルハロゲン化物、無水物、エステルなどから選択される、請求項3に記載の材料。
  11. 前記単量体が、クロロメチルスチレンおよびマレイン酸無水物のような、ビニル単量体、スチレン単量体、およびアクリル単量体から選択される、請求項3もしくは請求項10に記載の材料。
  12. 第1工程の終わりに、ポリプロピレン繊維上でグラフトされるクロロメチルスチレンのホモ重合体を得る、請求項10に記載の材料。
  13. 第1工程の終わりに、クロロメチルスチレンとマレイン酸無水物との交互の共重合体:ポリ(マレイン酸無水物−交互−クロロメチルスチレン)を得る、請求項11に記載の材料。
  14. 前記ポリアザシクロアルカンが、以の3式(V)、(VI)、および(VII):
    Figure 0005002654
    のうちの1式を含んでいるポリアザシクロアルカンから選択され、式中、n、m、p、q、rは、同一もしくは異なってよく、2もしくは3に等しく;R2が、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3が、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4 からなるから選択される基であり、R4が、H、Naのような陽イオン、または1〜10個の炭素原子のアルキル基もしくはベンジル基を表し;あるいは、R2が、−(CH2)−R5基を表し、R5が、COOR6もしくはPO36を表し、6が、1〜10個の炭素原子のアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表、請求項3および10〜13のいずれか1項に記載の材料。
  15. 前記ポリアザシクロアルカンが、以の化合物:
    Figure 0005002654
    から選択される、請求項14に記載の材料。
  16. の式(VIII)もしくは式(IX):
    Figure 0005002654
    に対応し、式中:
    −R2が、請求項4において既に与えられた意味を有し;
    −m2が、10〜1000の整数であり;
    −n2が、10〜1000の整数であり;
    −p2が、10〜1000の整数である
    請求項3および10〜15のいずれか1項に記載の材料。
  17. 式(VIII)および式(IX)中:
    −R2が、(CH22COONa、−CH2COOEt、−(CH22−COOEt、−(CH22−COOH、−CH2−COOH、もしくは−CH2−COONaを表す、請求項16に記載の材料。
  18. ポリアザシクロアルカンの無保護の単数もしくは複数のアミン官能基の任意の官能基化工程が、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る少なくとも1つの官能基ならびに請求項4において定義されるようなR3基およびR5から選択される別の官能基を含化合物と、無保護の単数もしくは複数の該アミン官能基を反応させることにより行われる、請求項1〜17のいずれか1項に記載の材料。
  19. ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る少なくとも1つの官能基ならびにR3基およびR5から選択される別の官能基を含前記化合物が、ブロモ酢酸エチルおよびアクリル酸エチルから選択される、請求項18に記載の材料。
  20. 前記エステル官能基の、鹸化加水分解が、該エステル官能基の完全な加水分解を可能とするような条件下で行われる、請求項1〜19のいずれか1項に記載の材料。
  21. 前記エステル官能基の鹸化加水分解が、05規定(N)ナトリウムを用いて18時間の間中、40℃において行われる、請求項20に記載の材料。
  22. 前記ポリプロピレン繊維が、不織布の形態にある、請求項1〜21のいずれか1項に記載の材料。
  23. 過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持する前記ポリプロピレン繊維が、例えば、空気のもしくは酸素の酸化雰囲気下、ポリプロピレン繊維の電子照射により調製され、請求項1〜22のいずれか1項に記載の材料。
  24. 過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下、ラジカル重合可能な基を担持するポリアザシクロアルカンの単量体のラジカル重合、任意に、次いで、ポリアザシクロアルカンの任意の無保護のアミン官能基の官能基化、および/または、ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の鹸化、加水分解を行う、ポリプロピレン繊維上でグラフトされるポリアザシクロアルカンにより構成される材料の調製方法。
  25. ポリアザシクロアルカンの前記単量体が、以の3式(I)、(II)、(III):
    Figure 0005002654
    のうちの1式に対応し、式中、n、m、p、q、rは、同一もしくは異なってよく、2もしくは3に等しく;R1が、ラジカル重合可能な基であり;R2が、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し;R3が、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4 からなるから選択される基であり、R4が、H、Naのような陽イオン、または1〜10個の炭素原子のアルキル基もしくはベンジル基を表し、あるいは、R2が、−(CH2)−R5基を表し、R5が、COOR6もしくはPO36を表し、6が、1〜10個の炭素原子のアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表、請求項24に記載の方法。
  26. ラジカル重合可能な前記基が、ビニル基、スチレン基、アクリル基を含から選択される、請求項24もしくは請求項25に記載の方法。
  27. ラジカル重合可能な前記基が、アクリロニトリル基、アクリレート基、アクリル酸基、ビニルピリジン基、ビニルアルコキシシラン基、および4−ビニルベンジル基から選択される、請求項26に記載の方法。
  28. ポリアザシクロアルカンの前記単量体が、N−(4−ビニルベンジル)シクラムおよびN,N’,N’’−トリス(2−エトキシカルボニルエチル)−N’’’−(4−ビニルベンジル)シクラムから選択される、請求項24〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記重合が、80℃〜120℃の温度、例えば、105℃の温度において、DMF、トルエン、アセトニトリルから選択される溶媒中、2〜24時間例えば、13時間の行われる、請求項24〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. ポリプロピレン繊維上でグラフトされるポリアザシクロアルカンにより構成される材料の調製方法であって、該方法が、以連続工程
    )過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維存在下で、ラジカル重合可能な1種以上の単量体のラジカル重合を行い、該単量体の少なくとも1種が、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る少なくとも1官能基を含んでおり;これにより、ポリプロピレン上グラフトされる、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る該官能基を含む重合体を得る工程
    b)ポリアザシクロアルカンと該重合体を反応させる工程
    c)任意に、ポリアザシクロアルカンの、任意に再び存在する無保護の単数もしくは複数の該アミン官能基の官能基化を行う工程
    d)任意に、ポリアザシクロアルカンにより任意に担持されるエステル官能基の鹸化、加水分解を行う工程
    、方法。
  31. ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る官能基が、求電子炭素、例えば、ハロゲン化物官能基、OTs官能基、OTf官能基などを担持する炭素、または、カルボン酸誘導体、例えば、アシルハロゲン化物、無水物、エステルなどから選択される、請求項30に記載の方法。
  32. クロロメチルスチレンおよびマレイン酸無水物のような、ビニル単量体、スチレン単量体、およびアクリル単量体、請求項30もしくは請求項31に記載の方法。
  33. 工程a)の間に、クロロメチルスチレンだけのラジカル重合を行う、請求項32に記載の方法。
  34. 前記重合が、ジメチルホルムアミド(DMF)、トルエン、水、水/メタノール混合物から選択される溶媒中;80〜120℃の温度において;該溶媒中、30〜55質量%のクロロメチルスチレンの濃度において;2〜20時間の間行われる、請求項33に記載の方法。
  35. 工程a)の重合が、溶媒たる純粋なDMF中、80〜115℃の温度、好ましくは115℃の温度において;DMF中、40質量%のクロロメチルスチレンの濃度において;10時間の行われる、請求項34に記載の方法。
  36. 工程a)の間に、マレイン酸無水物とクロロメチルスチレンとのラジカル重合が行われる、請求項32に記載の方法。
  37. 前記重合が、トルエンおよびアセトンから選択される溶媒中;75〜95℃の温度において;該溶媒中、10%〜80質量%、例えば、30質量%の前記単量体の濃度において;4〜30時間の行われる、請求項36に記載の方法。
  38. 前記ポリアザシクロアルカンが、以の3式(V)、(VI)、(VII):
    Figure 0005002654
    のうちの1式に対応しているポリアザシクロアルカンから選択され、式中、n、m、p、q、rは、同一もしくは異なってよく、2もしくは3に等しく;R2が、水素原子もしくは(CH22−R3基を表し、R3が、CONH2、CH2OH、CN、もしくはCOOR4 からなるから選択される基であり、R4が、H、Naのような陽イオン、1〜10この炭素原子のアルキル基、もしくはベンジル基を表し;または、R2が、−(CH2)−R5基を表し、R5が、COOR6もしくはPO36を表し、6が、1〜10個の炭素原子のアルキル基、水素原子、もしくはNaのような陽イオンを表、請求項30〜37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記ポリアザシクロアルカンが、以の化合物:
    Figure 0005002654
    から選択される、請求項38に記載の方法。
  40. ポリアザシクロアルカンの無保護の単数もしくは複数のアミン官能基の任意の官能基化工程が、ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る少なくとも1つの官能基ならびに請求項4において定義されるようなR3基およびR5から選択される官能基を有する化合物と無保護の単数もしくは複数の該アミン官能基を反応させることにより行われる、請求項24〜39のいずれか1項に記載の方法。
  41. ポリアザシクロアルカンの無保護のアミン官能基と反応し得る少なくとも1つの官能基ならびにR3基およびR5から選択される別の1つの官能基を含化合物が、ブロモ酢酸エチルおよびアクリル酸エチルから選択される、請求項40に記載の方法。
  42. 記エステル官能基の鹸化、加水分解が、これらエステル官能基の完全な加水分解を可能とするような条件下で行われる、請求項24〜41のいずれか1項に記載の方法。
  43. 記エステル官能基の鹸化、加水分解が、05Nナトリウムを用い、18時間の間、40℃において行われる、請求項42に記載の方法。
  44. 前記ポリプロピレン繊維が、不織布の形態にある、請求項24〜43のいずれか1項に記載の方法。
  45. 過酸化物官能基および/または過酸化水素官能基を担持するポリプロピレン繊維が、例えば、空気のもしくは酸素の酸化雰囲気下、ポリプロピレン繊維の電子照射により調製されている、請求項24〜44のいずれか1項に記載の方法。
  46. 前記ポリプロピレン繊維が、20〜60kGy、好ましくは40kGyの線量照射されている、請求項45に記載の方法。
  47. 液体中に存在する金属陽イオンの脱離方法であって、前記液体を請求項1〜23のいずれか1項に記載の材料と接触させる、方法。
  48. 前記接触が、20〜60℃の温度、例えば、50℃において行われる、請求項47に記載の方法。
  49. 継続されて行われ、前記材料が、処理されるべき液体の流れにより横断される少なくとも1本のカラムに入れられている、請求項47に記載の方法。
  50. 固定される金属により飽和されている場合、前記材料の再生工程を更に含む、請求項47に記載の方法。
  51. 金属の前記陽イオンが、遷移金属、重金属、周期表IIIA族の金属、ランタニド、アクチニド、およびアルカリ土類金属から選択される金属の陽イオンである、請求項47に記載の方法。
  52. 前記金属陽イオンが、U陽イオン、Pu陽イオン、Am陽イオン、Ce陽イオン、Eu陽イオン、Al陽イオン、Gd陽イオン、Cr陽イオン、Mn陽イオン、Fe陽イオン、Co陽イオン、Ni陽イオン、Cu陽イオン、Zn陽イオン、Ag陽イオン、Cd陽イオン、B陽イオン、Au陽イオン、Hg陽イオン、Pb陽イオン、As陽イオン、Ca陽イオン、Sr陽イオン、Mg陽イオン、Be陽イオン、Ba陽イオン、およびRa陽イオンから選択されている、請求項51に記載の方法。
  53. 処理される液体が、含水液体である、請求項47〜52のいずれか1項に記載の方法。
  54. 処理される液体が、低活性の放射性含水溶出液である、請求項47〜53のいずれか1項に記載の方法。
  55. 前記溶出液が、核施設からの溶出液の処理施設の工業用エバポレーターから発される低活性の含水溶出液である、請求項54に記載の方法。
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