JP4999490B2 - 除湿機 - Google Patents

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本発明は除湿機に関し、特に乾燥機能を備えた除湿機に関するものである。
従来の除湿機は、ケーシングの所定の位置に空気を取り込むための吸込口と空気を吹き出すための吹出口が設けられ、そのケーシング内には蒸発器、凝縮器及び送風機等が配設されている。そして、吸込口よりケーシング内に取り込まれた空気は蒸発器によって冷風とされ、また吸込み口よりケーシング内に取り込まれた空気は凝縮器によって温風とされ、吹出口から冷風だけを吹き出させるクール運転と、吹出口から冷風と温風の双方を吹き出させるドライ運転を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−239647号公報(第5頁、図3)
従来の除湿機は、吹出口から冷風だけを吹き出させるクール運転と、吹出口から冷風と温風の双方の混合風を吹き出させるドライ運転を行うようにし、ドライ運転で除湿や洗濯物の乾燥を行っているが、乾燥に時間がかかり、また、温風のみを用いた衣類乾燥運転はできないという問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、吹出口から冷風や冷風と混合風だけでなく、温風も吹き出せることができ、洗濯物乾燥のスピードアップを図ると共に洗濯物の仕上げを良くした除湿機を得ることを目的とする。
本発明に係る除湿器は、少なくとも蒸発器及び凝縮器を有する冷凍サイクルと、前記蒸発器を通過した冷風を第1の風路に導く第1の送風機と、前記凝縮器を通過した温風を第2の風路に導く第2の送風機と、前記第1の風路及び第2の風路に対応して設けられた複数の吹出口と、前記第1の風路及び第2風路の吹出口を選択できるダンパ機構と、湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出器の検出信号の出力に基づいて運転制御方法を決定して除湿機の運転を制御する制御手段とを備えた除湿機であって、 前記複数の吹出口は、前記除湿機の前面上部に設けられた前面側吹出口と、前記除湿機の背面上部に設けられた背面吹出口とから構成され、運転モードとして複数種類の衣類乾燥モードを備え、前記制御手段は、前記運転モードとして所定の衣類乾燥モードが選択された場合、運転開始時には、前記第1の風路と第2の風路に対する吹出口として前記前面側吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、前記湿度検出手段が検出した湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、前記第2の風路に対する吹出口として前記前面吹出口を選択し、前記第1の風路の吹出口として前記背面吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御するようにしたものである。
本発明に係る除湿機によれば、運転開始時には、前記第1の風路と第2の風路に対する吹出口として前面側吹出口を選択するようにダンパ機構を制御し、湿度検出手段が検出した湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、第2の風路に対する吹出口として前面吹出口を選択し、第1の風路の吹出口として背面吹出口を選択するようにダンパ機構を制御するようにしたので、前面側吹出口から冷風や冷風と混合風だけでなく、温風も吹き出せることができ、洗濯物乾燥のスピードアップを図ると共に洗濯物の仕上げを良くすることができる。
図1は発明の実施の形態1に係る除湿機の概要を示した機能ブロック図である。この除湿機1は、制御部100及び冷凍サイクル110を備えており、冷凍サイクル110は蒸発器15及び凝縮器16を備えている(詳細は後述の図3にて説明する)。また、除湿機1は、第1風路用送風機19、第2風路用送風機20及びダンパ機構26を備えている。第1風路用送風機19は冷凍サイクル110の蒸発器15を通過した第1の空気(冷風)を吹出口に導くためのものであり、第2風路用送風機20は冷凍サイクル110の凝縮器16を通過した第2の空気(温風)を吹出口に導くためのものである。ダンパ機構26は第1の風路又は第2の風路の吹出口を選択するためのものである(これらの機構の詳細は後述する)。これらの冷凍サイクル110、第1風路用送風機19、第2風路用送風機20及びダンパ機構26は、その動作が制御部100によりそれぞれ制御される。また、除湿機1は、使用者が操作情報を入力するための操作装置31、除湿機の動作状態等を使用者に伝えるための表示装置32、室内の湿度を測定する湿度検出手段33、及び室内の温度を検出する室温検出手段34を備えている。これらの操作装置31、表示装置32、湿度検出手段33、及び室温検出手段34は制御部100にそれぞれ接続されている。なお、上記の第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20は本発明の第1の送風機及び第2の送風機に相当し、制御部100は制御手段に相当し、操作装置31は運転モード切換手段に相当する。
図2は図1の制御部100の内部ブロック図である。本実施の形態では、制御部100の動作をマイクロコンピュータ120が行うものとし、CPU(中央演算処理装置)123は不揮発性メモリ(ROM)121に記憶されたプログラムやデータを読み出し処理を行う。また、CPU123は、入力装置124を経由してセンサーの信号やスイッチの状態を情報として取り込む。ランダムアクセスメモリー(RAM)122は、CPU123が演算時に一時的にデータを記憶するメモリである。CPU123は、演算結果に基づいて、出力装置126を経由して被制御機器の制御を行う。マイクロコンピュータ120は、以上の動作により除湿機の制御部100としての機能を実現する。
図3は冷凍サイクル110の構成図である。この実施の形態1に係る除湿機1の冷凍サイクル110は、図3に示されるように、圧縮機17、凝縮器16、膨張弁35及び蒸発器15を順次接続して冷媒回路を構成するとともに、圧縮機17の吐出側と蒸発器15の入口側との間にホットガスバイパス回路36が接続されており、ホットガスバイパス回路36に電磁弁37が設けられている。この冷媒回路に、ホットガスバイパス回路36と電磁弁37が設けられているのは、ホットガスバイパス回路36の電磁弁37が開放されると、圧縮機17の吐出ガスが蒸発器15にバイパスされて蒸発器15が加熱され、蒸発器15に付着した霜を解かすようにするためである。
図4は本発明の実施の形態1に係る除湿機の制御系の詳細を示した制御ブロック図である。同図において、制御用電源生成回路50は商用電源51を直流電源に変換するとともに電圧を降下させて制御部100用の駆動電圧を生成する。電源ゼロクロス検出回路52は除湿機の商用電源51の電源位相が0になるポイントを検出する。制御部100はこの信号を基準に送風機の位相制御を行ったり、制御に必要な時間生成を行う。送風機駆動手段53,54は制御部100からの制御信号により第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20の運転を制御する。本実施の形態では位相制御により送風機19,20の運転を制御している。電源ゼロクロス時は送風機19,20への通電はオフされており、電源ゼロクロス信号から時間を測定し所定のタイミングで通電をオンする、この電源ゼロクロスからオン信号までの時間が短いと送風機の回転は速くなり(強)、長いと遅くなる(弱)。この操作は商用電源の半波毎に繰り返して行われる。また、リンク駆動用モータ29a,29bは回転方向、速度、角度が細かく制御可能なステッピングモータを使用している。この回転を利用してダンパ機構26を動作させる。これらのリンク駆動用モータ29a,29bはリンクモータ駆動手段55,56によりそれそれぞれ駆動される。圧縮機17は圧縮機駆動手段57により駆動される。ルーバ用モータ10はルーバモータ駆動手段58により駆動される。電磁弁37は電磁弁駆動手段59により駆動される。加熱装置21は、加熱装置駆動手段60により駆動される。表示装置32は表示装置駆動回路61により駆動されて各種の表示がなされる。上記のリンクモータ駆動手段55,56、圧縮機駆動手段57、ルーバモータ駆動手段58、電磁弁駆動手段59、加熱装置駆動手段60及び表示装置駆動回路61は、制御部100により適宜制御される。また、操作装置31、湿度検出手段33及び室温検出手段34が制御部100に接続されていることは図1にて説明したとおりである。このような図4の各機器を内蔵した除湿機1の機構を次に説明する。
図5は本発明の実施の形態1に係る除湿機を前面から見た斜視図、図6は図5のc-c’断面図、図7は同除湿機を背面から見た斜視図である。これらの図5及び図7においては、ルーバが開口した状態のものが示されている。除湿機1は、前面パネル2と、背面部3と、一対の側面部4と、上面部5と、底面部6とによってケーシング7が構成されている。上面部5から前面パネル2にかけて前面側吹出口8が形成されている。その前面側吹出口8には、空気を所定の方向に向かって吹き出させるルーバ9が配設されている。そのルーバ9は、湾曲したルーバ本体9aと、ルーバ本体9aに間隔を置いて複数取り付けられた縦ルーバ9bと、ルーバ本体9a及び縦ルーバ9bを支持するルーバベース9c(後述の図8参照)とからなり、ルーバベース9cが前面側吹出口8の両側に回転自在に枢支されている。そのルーバ9は、前面側吹出口8の側部に配設されたルーバ用モータ10によってルーバベース9cが回転させられて回動するよう構成されている(後述の図8参照)。従って、所定の方向にルーバ9を固定若しくはスイングすることにより、吹き出し範囲を絞ったり、広げたりすることができる。背面部3の最上部には、背面吹出口11が形成されており、また、上部に第1風路吸込口12が形成され、下部に第2風路吸込口13が形成されている。その第1風路吸込口12及び第2風路吸込口13には空気清浄用フィルタを有するフィルタ枠14が着脱自在に取り付けられている。
また、除湿機1の上面部5には、除湿機の操作を行う操作装置31としてのスイッチ31a〜31fや表示装置32としてのランプが設置されている。ケーシング7の側面部4にはセンサ室外気連通口4aが形成されている。それは図6のc−c’の断面図に示されるように、内部に湿度検出手段(湿度センサ)33及び室温検出手段(例えば温度サーミスタ)34が設置されている。外気の湿度、温度を測定させるため、センサ室4bは本体内部とは気密になっており、本体内部の温度、湿度の影響を受けないように構成されている。この湿度検出手段33及び室温検出手段34のデータに基づいて制御部100がダンパ機構26等を制御する。
図8は図5の除湿機の正面側を縦断した除湿風運転を説明する断面図、図9は図8のA−A線断面図、図10は図8のB−B線断面図、図11は同除湿機の正面側を縦断した冷風運転を説明する断面図、図12は図11のA−A線断面図、図13は図11のB−B線断面図である。ケーシング7の内部では、図8〜図13に示されるように、背面部3側の上部に冷風を発生させるための蒸発器15が配設されている。その蒸発器15の下方には、温風を発生させるための凝縮器16が配設されている。ケーシング7の下方左側に圧縮機17が設けられ、下方の中央と右側には蒸発器15において結露した水分を貯留する排水タンク18が配設されている。その排水タンク18内にはフロート18aが設けられている。また、蒸発器15と前面パネル2との間には、第1風路吸込口12から空気を吸込んで蒸発器15を通過させ、冷風を第1の風路22を経て第1の切替吹出口23(図5参照)から吹き出させる第1風路用送風機19が配設されている。第1風路用送風機19はモータ19aとファン19bとで構成されている。さらに、凝縮器16と前面パネル2との間には、第2風路吸込口13から空気を吸い込んで凝縮器16を通過させ、温風を第2の風路24を経て第2の切替吹出口25(図5参照)から吹き出させる第2風路用送風機20が配設されている。第2風路用送風機20はモータ20aとファン20bとで構成されている。凝縮器16の上方で前面側吹出口8の近傍にニクロム線、シーズヒータ、PTCヒータ等からなる加熱装置21が設けられている。40は電源コード、41は底面部6に設けられたキャスターである。
図14は除湿機1の前面から見た一部を破断した背面風運転を説明する斜視図、図18は同除湿機のダンパ機構26の構成を示す斜視図(下側から見た状態)である。ケーシング7内で前面側吹出口8と背面吹出口11の下方には、前記前面側吹出口8を第1の切替吹出口23と第2の切替吹出口25の左右に分割するよう形成し、第1の切替吹出口23から冷風を前面側吹出口8又は背面吹出口11から吹き出させると共に、第2の切替吹出口25から温風を前面側吹出口8又は背面吹出口11から吹き出させるよう選択することができるスライド式のダンパ機構26が配設されている。このスライド式のダンパ機構26は、仕切部材27aで左右に2分され、それぞれシャッタ28a,28bを前後方向で摺動自在に保持する長方形のシャッタ枠27と、仕切部材27aに設けられた2つのリンク駆動用モータ29a、29bと、各シャッタ28a、28bと各リンク駆動用モータ29a、29bとを連結するリンク部材30a,30bとで構成されている。そして、各シャッタ28a、28bの大きさは、シャッタ枠27の仕切部材27aで左右に2分された領域の半分であり、各シャッタ28a,28bが前後方向にスライドすることにより、前面側吹出口8から風が吹き出される前吹きと背面吹出口11から風が吹き出される背面吹きとに切り替えられる。シャッタ28a,28bのうち、左側のもの(28a)は第1の切替吹出口23において前吹きと、背面吹きとに切り替えるものであり、右側のもの(28b)は第2の切替吹出口25において前吹きと、背面吹きとに切り替えるものである。このように各シャッタ28a,28bが前後方向にスライドするため、シャッタ動作の軌跡が少ないため、スペースを取らず省スペースとなる。
図16は除湿機1のダンパ機構26の動作の各種態様を示す説明図であり、図17はその時の風路の説明図である。第1風路側のシャッタ28aと第2風路側のシャッタ28bは個別に開閉動作を行うことができる。シャッタが開位置側にある場合前面側吹出口8が選択され、閉位置側にある場合は前面側吹出口8は閉鎖され背面吹出口11が選択される。本除湿機には前記ダンパ機構26のシャッタ28a、28bの位置により4通りの運転モードが可能になっている。例えばシャッタ28a,28bが開位置にある除湿風モードでは冷風と温風が前面側吹出口8(23,25)より吹出す(図16(a))。このときの風路は、図17の(a)(c)の「前吹き時」に示されるようになる。シャッタ28aが開位置、シャッタ28bが閉位置にある冷風モードでは冷風のみが前面側吹出口8(23)より吹出される(図16(b))。このときの風路は、図17の(a)「前吹き時」と(d)「背面吹き時」に示されるようになる。また、シャッタ28aが閉位置、シャッタ28bが開位置にある温風モードでは温風のみが前面側吹出口8(23)より吹出される(図17(c))。このときの風路は、図17の(b)「背面吹き時」と(c)「前吹き時」に示されるようになる。シャッタ28a、28bとも閉位置にある全閉モードでは冷風、温風双方が背面吹出口11より吹出す(17(d))。この時の風路は、図17の(b)「背面吹き時」と(d)「背面吹き時」に示されるようになる。運転停止時にはこの全閉モードにすることで内部への埃の侵入を防止できる。また、この状態はルーバ9を閉じた状態でも使用できるので、内部を冷却するアフターブローのなどの運転オフ後の場合に使用できる。
次に、本発明の実施の形態に係る除湿機1の動作の概要を上記のシャッタ28a,28bの開閉に対応した運転モードに着目して説明する。
(1)第1の運転モード(除湿風モード)
この除湿風運転は、除湿運転、靴、布団、下駄箱や押入れ等の乾燥を含む衣類乾燥、結露防止を行うものである。除湿風モードは操作装置31の除湿風運転モード切替スイッチ(図示せず)を操作することにより設定される。この除湿風運転の場合には、図8〜図10、図16(a)及び図17(a)(c)に示されるように、蒸発器15によって発生した冷風と凝縮器16によって発生した温風との双方を第1と第2の切替吹出口23、25においてそれぞれ前面側吹出口8から吹き出させる。蒸発器15によって発生した冷風が、第1の切替吹出口23において前面側吹出口8から吹き出させるために、ダンパ機構26のシャッタ枠27内の左側のシャッタ28aをリンク駆動用モータ29aの回転によってリンク部材30aを駆動させ、図16(a)に示すように後方にスライドさせる。
それと同時に、凝縮器16によって発生した温風が、第2の切替吹出口25において前面側吹出口8から吹き出させるために、ダンパ機構26のシャッタ枠27内の右側のシャッタ28bをリンク駆動用モータ29bの回転によってリンク部材30bを駆動させ、図16(a)に示すように後方にスライドさせる。このようにして除湿風運転では、蒸発器15によって発生した冷風が、第1の切替吹出口23において前面側吹出口8から吹き出されると共に、凝縮器16によって発生した温風も、第2の切替吹出口25において前面側吹出口8から吹き出されて冷風と合流し、冷風と温風の双方が吹き出ることになる。
このように除湿風運転では、乾燥した冷風と温風とが合流することで、第1及び第2の切替吹出口23、25において前面側吹出口8から乾燥した空気を吹き出すことができるため、例えば雨天の日などに洗濯物を室内において乾かしたい場合に使用される場合が想定される。この場合、洗濯物は室内において比較的高い位置に干されることが多い。そこで、操作装置31におけるルーバ切替スイッチ(図示せず)を操作して乾燥空気が比較的高い位置に向けて吹き出すようにルーバー角度を狭となるようルーバ9を設定する。すなわち、図8〜図10に示されるように、閉じられていたルーバ9はルーバ用モータ10の回転により、第1及び第2の切替吹出口23、25において前面側吹出口8を開放するように回動させられ、乾燥空気を比較的高い位置に向けて吹き出させる。
(2)第2の運転モード(冷風モード)
この冷風運転は、簡易冷風(スポットクーラ)、除湿を行うものである。冷風モードは操作装置31の冷風・温風運転モード切替スイッチ(図示せず)を操作することにより設定される。この冷風運転の場合には、図11〜図13、図16(b)及び図17(a)(d)に示されるように、蒸発器15によって発生した冷風だけを第1の切替吹出口23において前面側吹出口8から吹き出させ、凝縮器16によって発生した温風を、第2の切替吹出口25において背面吹出口11から吹き出させる。そのために、蒸発器15によって発生した冷風が、第1の切替吹出口23において前面側吹出口8から吹き出されるように、ダンパ機構26のシャッタ枠27内の左側のシャッタ28aをリンク駆動用モータ29aの回転によってリンク部材30aを駆動させ、図16(b)に示すように後方にスライドさせる。それと同時に、凝縮器16によって発生した温風が、第2の切替吹出口25において背面吹出口11から吹き出されるように、ダンパ機構26のシャッタ枠27内の右側のシャッタ28bをリンク駆動用モータ29bの回転によってリンク部材30bを駆動させ、図16(b)に示すように前方にスライドさせる。このようにして冷風運転では、凝縮器16によって発生した温風は導かれて第2の切替吹出口25における背面吹出口11から吹き出て、第1の切替吹出口23からは、蒸発器15によって発生した冷風だけが吹き出ることになる。
この冷風運転では、ユーザが除湿機1の前方に位置した状態で使用される場合が想定される。そこで、操作装置31におけるルーバ切替スイッチ(図示せず)を操作して冷風が除湿機1の前方に向けて吹き出すようにルーバ角度を広となるようにルーバ9を設定する。このようにして冷風運転では、除湿機1の前方に位置する人に向けて効率よく冷風を吹き出させることができ、即ち除湿機1が簡易冷風機となる。
(3)第3の運転モード(温風モード)
この温風運転は、靴、布団、下駄箱や押入れ等の乾燥を含む衣類乾燥、結露防止、除湿運転を行うものである。温風運転モードは操作装置31の冷風・温風運転モード切替スイッチ(図示せず)を操作することにより設定される。この温風運転の場合には、図16(b)、図17(b)(c)に示されるように、凝縮器16によって発生した温風だけを第2の切替吹出口25において前面側吹出口8から吹き出させ、蒸発器15によって発生した冷風を、第1の切替吹出口23において背面吹出口11から吹き出させる。そのために、凝縮器16によって発生した温風が、第2の切替吹出口25において前面側吹出口8から吹き出されるように、ダンパ機構26のシャッタ枠27内の右側のシャッタ28bをリンク駆動用モータ29bの回転によってリンク部材30bを駆動させ、図16(c)に示すように後方にスライドさせる。
それと同時に、蒸発器15によって発生した冷風が、第1の切替吹出口23において背面吹出口11から吹き出されるように、ダンパ機構26のシャッタ枠27内の左側のシャッタ28aをリンク駆動用モータ29aの回転によってリンク部材30aを駆動させ、図16(c)に示すように前方にスライドさせる。このようにして温風運転では、凝縮器16によって発生した温風は導かれて第2の切替吹出口25における前面側吹出口8からだけ吹き出て、第1の切替吹出口23における背面吹出口11からは、蒸発器15によって発生した冷風が吹き出ることになる。
この温風運転では、洗濯物は室内において比較的高い位置に干されることが多い。そこで、操作装置におけるルーバ切替スイッチ(図示せず)を操作して乾燥空気が比較的高い位置に向けて吹き出すようにルーバ角度が狭となるようにルーバ9を設定する。このように、第1及び第2の切替吹出口23、25において前面側吹出口8から温風を比較的高い位置に向けて吹き出させ、衣類の乾燥を行う。このときには、加熱装置21が使用されることにより、温風の温度を高め、衣類乾燥時のスピードアップを図ることができる。
さらに、温風運転では、ユーザが除湿機1の前方に位置した状態で使用される場合が想定される。そこで、操作装置31におけるルーバ切替スイッチ(図示せず)を操作して温風が除湿機1の前方に向けて吹き出すようにルーバ角度を広となるようにルーバ9を設定する。このようにして温風運転では、除湿機1の前方に位置する人に向けて効率よく温風を吹き出させることができ、さらに加熱装置21を使用することにより、除湿機1が簡易暖房機として使用することも考えられる。
(4)第4の運転モード(背面風モード)
この背面風運転は、冷凍サイクルの運転停止時に内部冷却(特に加熱部)と熱交換器である蒸発器15に付いた水分を乾かすため(内部乾燥)に使用するものである。背面送風モードは、例えば除湿機1の運転終了後、即ち冷凍サイクルの運転停止時に自動的に設定される。この背面運転の場合には、図14、図16、及び図17(b)(d)に示されるように、第1風路用送風機19によって発生した風と第2風路用送風機20によって発生した風との双方を第1と第2の切替吹出口23、25において背面吹出口11から吹き出させる。そのために、第1風路用送風機19によって発生した風が、第1の切替吹出口23において背面吹出口11から吹き出されるように、ダンパ機構26のシャッタ枠27内のシャッタ28a,28bをリンク駆動用モータ29a,29bの回転によってリンク部材30a,30bを駆動させ、図16(d)に示すように前方にスライドさせる。このようにして背面風運転では、第1風路用送風機19によって発生した風が第1の切替吹出口23において背面吹出口11から吹き出されると共に、第2風路用送風機20によって発生した風も第2の切替吹出口25において背面吹出口11から吹き出されることになる。この背面風運転では、冷凍サイクルの運転停止時に、第1と第2の送風機19、20によって第1及び第2風路吸込口12、13から吸込まれた空気は、蒸発器15と凝縮器16を通過して第1及び第2の切替吹出口23、25における背面吹出口11から吹き出されるため、凝縮器16や加熱装置21の冷却と蒸発器15に付いた水分を乾かすことができる。この場合に、図3に示されるホットガスバイパス回路36の電磁弁37を開放し、圧縮機17の吐出ガスが蒸発器15にバイパスされて蒸発器15を加熱することにより、より効率的に蒸発器15に付着した水分を蒸発させることができる。
図18は上記の運転モード切換時のダンパ機構26の遷移図である。なお、同図において、1はシャッタ28a、2はシャッタ28bを示している。J1〜J4は各運転モードでのダンパ機構の状態を表す。状態J1は運転停止時のダンパ機構26の状態である。シャッタ28a、28b双方ともに閉状態である。状態J2は除湿風モード時のダンパ機構26の状態でシャッタ28a、28b双方とも開位置である。状態J3は冷風モード時のダンパ機構26の状態でシャッタ28aは開位置、シャッタ28bは閉位置である。状態J4は温風モード時のダンパ機構26の状態でシャッタ28aは開位置、シャッタ28bは開位置である。
次に、ダンパ機構26の状態を変更する場合のシャッタ28a,28bの移動順序について説明する。状態J1の停止(シャッタ28a:閉、シャッタ28b:閉)にあった場合から状態J2の除湿風モード(シャッタ28a:開、シャッタ28b:開)に切換える際には手順T1の順序で切換を行う。まずシャッタ28bを開き、その後シャッタ28aを開く。この理由は温風風量は冷風量より多く風切音が大きい。そのため、双方のシャッタを開く場合は風量の多い方のシャッタから開くことでシャッタ閉時の風切音を小さく抑えることができるという長所がある。
次に、状態J1の停止より、状態J3(シャッタ28a:開、シャッタ28b:閉)の冷風モードに切換える場合は手順T2の順序で行う。まずシャッタ28aを開く。一般的にはこれで状態J3になるのであるがシャッタ28aを開いた後にシャッタ28bに閉じる操作を行う。このようにすることで、もしシャッタ28bがシャッタ動作中に運転モードを切換えた場合や、振動、風圧等で少し開いていた場合にもシャッタが正しい状態になり、正規の効率で運転が行える。同じ理由から状態J1の停止より、状態J4(シャッタ28a:閉、シャッタ28b:開)の温風モードに切換える場合も手順T3の順序で行う。シャッタ28bを開いた後にシャッタ28aに閉じる操作を行う。
また、状態J3の冷風モードから状態J2の除湿風モードに切換える場合は手順T4aの順序で行う。まずシャッタ28bを開く。一般的にはこれで状態J2になるのであるがシャッタ28bを開いた後にシャッタ28aを開く操作を行う。このようにすることで、もしシャッタ28aがシャッタ動作中に運転モードを切換えた場合や、振動、風圧等で開ききっていない場合にもシャッタが正しい状態になり、正規の効率で運転が行える。同じ理由から状態J4の温風モードより、状態J2の除湿風モードに切換える場合も手順T5aの様にシャッタ28aを開いた後にシャッタ28bに閉じる操作を行う。
次に、状態J2の除湿風モードより状態J3の冷風モードに切換える場合には手順T4の順序で行う。一般的にはシャッタ28bを閉じることで状態J3になるが、本実施の形態ではまずシャッタ28aに開く操作を行い、その後シャッタ28bを閉じる。このようにすることでもしシャッタ28bがシャッタ動作中に運転モードを切換えた場合や、振動、風圧等で閉じていた場合にもシャッタが正しい状態になり、両シャッタが閉じることによる異常な風切音を無くすことができる。状態J2の除湿風モードより状態J4の温風モードに切換える場合も同じ理由からまずシャッタ28bに開く操作を行い、その後シャッタ28aを閉じる。
次に、状態J3の冷風モードより状態J4の温風モードに切換える場合には手順T6の順序で行う。風切音低減の理由から閉じているシャッタ28bから開き、開いているシャッタ28aはシャッタ28bが開いた後に閉じる。状態J4の温風モードよりJ3の冷風モードに切換える場合は同じ理由から手順T6aの順序で行う。閉じているシャッタ28aから開き、開いているシャッタ28bはシャッタ28aが開いた後に閉じる。上記のシャッタ28a、28bの動作順序により風切音の少なく、信頼性の高い除湿機を得ることができる。
図19はダンパ機構26の切り換え時における各部の信号のタイムチャートである。図の上より運転スイッチの信号、運転モード切換えスイッチの信号、リンク駆動用モータ29aの駆動信号、リンク駆動用モータ29bの駆動信号である。初期は運転オフでシャッタ28a,28bは閉じている状態である。また、デフォルトの運転モードは温風モードとする。運転スイッチにより運転をオンにすると手順T3の通り閉状態のシャッタ28bを開くためリンク駆動用モータ29bへ開方向の所定のパルス数の信号を与える。本例ではシャッタを開閉するリンク駆動用モータはステッピングモータであるため、与える信号のパルス数に応じて正確な角度を得ることが可能であるが、閉から開へまた、開から閉へ切換える信号のパルス数は十分にリンク機構やギアのガタを吸収できるだけの多くのパルス数を所定のパルス数に設定する。所定のパルス数出力後、シャッタ28aが開いていた場合に閉じるためリンク駆動用モータ29aへ閉方向の所定のパルス数の信号を与える。この時、通常シャッタ28aは閉じているのでこの信号の出力中はシャッタ28aの移動は無い。リンク駆動用モータ29aへの所定のパルス出力が完了した状態が温風モードである。
次に、運転モード切換スイッチを操作し運転モードを切換えると冷風モードに設定される。手順T6aに従いまず、シャッタ28aを開くためのリンク駆動用モータ29aに開方向への所定のパルス数の信号を与える。ここでは一時的に両シャッタは開き除湿風の状態になる。その後シャッタ28bを閉じるためのリンク駆動用モータ29bへ閉方向への所定のパルス数の信号を与える。この出力が終わると冷風モードである。
次に、運転スイッチを入力すると運転オフとなる。手順はT2aである。まず、開状態のシャッタ28aを閉じるため閉方向への所定のパルス数の信号をリンク駆動用モータ29aへ出力する。その後、シャッタ28bを閉じるため閉方向への所定のパルス数の信号をリンク駆動用モータ29bへ出力し全閉とする。このように複数のリンク駆動用モータ29a,29bの動作タイミングをずらすことでモータの駆動電流のピークを押さえ容量の小さな電源を利用できる。
図20は除湿機1の操作装置31による運転モードの切り換えを示した説明図である。この運転モードは連続系と衣類乾燥系に分別され、連続系には上記の除湿風モード、冷風モード、及び温風モードがあり、使用者が選択するとそのモードで固定して運転する。衣類乾燥系には標準モード、厚手モード、ヒータモード及び乾燥後冷却モードがある。これらのモードは使用者の設定に合わせ、ダンパ機構26や送風機19,20、加熱装置21などの設定を自動で行う運転である。使用者は図21の7種類のモードから操作装置31のスイッチにより一つを選択する。
衣類の乾燥特性を考慮した運転モードで、衣類乾燥モード切換スイッチ(図示せず)で標準、厚手、ヒータ、乾燥後冷却の4種類に設定することができる。
(a)標準に設定した場合
標準に設定した場合は、温湿度条件に応じて冷風と温風の割合を変えるもので、除湿風運転、温風運転、冷風運転の場合における正面側吹出口8におけるダンパ機構26のシャッタ28a、28bの開閉状態は表1に示すとおりである。
Figure 0004999490
また、その時の温度と湿度の条件は表2に示されるとおりである。
Figure 0004999490
表2を見ると、例えば、15℃以上25℃未満の中温で、設定湿度H(60%)以上の場合には除湿風A(除湿風モード)で乾燥を行い、設定湿度H(60%)未満の場合には温風B(温風モード)で乾燥を行い、15℃未満の温度の場合は、設定湿度H以上、未満のいずれの場合にも温風Bで乾燥を行う。また、25℃以上の高温では設定湿度Hが65%に切換り、設定湿度H(65%)以上の場合には除湿風Aで乾燥を行い、設定湿度H(65%)未満の場合には温風Bで乾燥を行う。
従って、表1及び表2により、衣類の乾燥運転時は、除湿風A(除湿風モード)で運転を開始し、室温や湿度が例えば表2に示す設定温度や設定湿度に下がると温風B(温風モード)の運転に移行し、乾燥終了までの運転と、例えば表2に示す設定温度や設定湿度以下の低温又は低湿の場合に温風B(温風モード)で乾燥終了までの運転という、2つの運転パターンがある。なお、上記以外の衣類乾燥としては除湿風Aで乾燥終了までの除湿風モードがある。
(b)厚手に設定した場合
衣類の乾燥特性には、図21のグラフに示すように、前半部分の恒率域と後半部分の減率域の2種類がある。前半の恒率域の乾燥スピードは、風量(風速)の影響が大きく、後半の減率域では温度又は相対湿度の影響を受けることが知られている。また、衣類の種類や厚みなどによって恒率域と減率域の比率が変わることも知られている。そこで、前半部分は一番風量が多い除湿風(冷風+温風)を吹き出し、後半は温度が高い温風のみ吹き出すことで早く乾燥できることになる。この恒率域から減率域に切り替わるポイントとして、部屋の温度、相対湿度から算出するか、もしくは運転時間によって切り替えることとなる。また、厚手の衣類は恒率域が少ないため、最初から最後まで温風運転が効果的である。表3は以上のことを洗濯物の種類に応じて運転開始からの経過時間との関係でまとめたものである。
Figure 0004999490
(c)ヒータを設定した場合
冷凍サイクルを使用した除湿機の場合低温時は除湿能力が落ちる。そこで、第2の風路24内に加熱装置21を設け、温風温度を上げることで洗濯物を早く乾燥させることができる。また、温度によって低温を検出し自動的に加熱装置21の入り切りを行わせることもできる。
(d)乾燥後冷却に設定した場合
乾燥完了後、冷風モードに切換え、所定時間運転を行う。このようにする事で、気温の高い季節に衣類の温度を下げて、快適に着用できる。
次に、図1の制御部100による制御動作を図22のフローチャートに基づいて説明する。なお、図22のフローチャートにおいては、第1風路用送風機19を送風機1、第2風路用送風機20を送風機2と記載してある。電源を投入すると制御部100を構成するマイクロコンピュータ120のプログラムがスタートする。ステップS1で湿度検出手段33からのデータを取り込んで湿度測定をし、ステップS2で室温検出手段34からのデータを取り込んで温度測定を行う。ステップS3では操作装置31の運転スイッチ(図示せず)の状態を監視し、運転スイッチの入力があった場合はステップS4へ分岐する。ステップS4では運転の入切を切換える。ステップS5では運転入切の状態によって処理を分岐させる。運転中はステップS10へ、運転切時はステップS6へ分岐させる。運転切時はステップS6でルーバ9を閉じ、ステップS7で第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20を停止し、ステップS8でシャッタ28a、28bを閉じる(又はその状態を維持する)。その後、処理はステップS1へ戻り、再度ステップS1から処理を繰り返し行う。
次に、運転入時の動作について説明する。運転切時にステップS3で運転スイッチの入力が検出されるとステップS4で運転入に切り換える。運転入時はステップS5でステップS10へ分岐する。ステップS10で操作装置31の運転モード切換スイッチ(図示せず)の入力を監視する。運転モード切換スイッチの入力が検出されるとステップS11へ分岐し運転モードを切り換える。ステップS12ではステップS11で設定された運転モードに従ってそれぞれの処理に分岐する。運転モードが上記の除湿風モードの場合にはステップS20へ分岐し、シャッタ28a及びシャッタ28bを開き冷風と温風の双方が前面側吹出口8より吹出す。また、運転モードが冷風モードに設定された場合ステップS12でステップS21へ分岐して、シャッタ28aを開きシャッタ28bを閉じ冷風のみが前面側吹出口8より吹出し、温風は背面吹出口11より吹出される。さらに、運転モードが温風モードに設定された場合にはステップS12で判定され、ステップS22へ分岐して、シャッタ28bを開きシャッタ28aを閉じ温風のみが前面側吹出口8より吹出し、冷風は背面吹出口11より吹出される。また、運転モードが衣類乾燥モードに設定されている場合にはステップS12で判定され、ステップS39へ分岐して後述の処理をする(後述の図23〜図26参照)。また、運転モードによって最適な風量がステップS23〜S25で設定され、第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20の各送風機駆動手段46,47に送られてそれぞれ制御される。ステップS13ではルーバスイッチの入力が監視され、ルーバスイッチの入力が検出されるとステップS14へ分岐しルーバ設定が切り換わる。ステップS15ではルーバ設定によってステップS30〜S33へ分岐し、各ステップで設定されたルーバ9の動作を行う制御信号が発生される。その後処理はステップS1へ戻り、再度ステップS1から処理を繰り返し行う。
図23〜図26は上記のステップS39の処理の詳細を示したフローチャートであり、図23は衣類乾燥モードで標準が設定されているとき、図24は厚手が設定されているとき、図25はヒータ(加熱装置)が設定されているとき、図26は乾燥後冷却が設定されているときの各処理を示したフローチャートであり、図27は衣類乾燥モードで標準が設定されているときの各部の動作を示すタイミングチャートである。
まず、図23に示されるように、運転モードが標準に設定されている場合には、ステップS12において標準が設定されていればステップS40に分岐する。ステップS40にて標準が選択されてからの運転時間が30分未満の場合はステップS43Aに分岐する。ステップS43Aでは室温が15℃未満かどうかの判定を行い、室温が15℃未満の場合はステップS41でシャッタ28a及びシャッタ28bを開き、室温が15℃以上の場合はステップS41Aでシャッタ28aを閉じ、シャッタ28bを開く。その後、ステップS42で第1風路用送風機19、第2風路用送風機20にランク1a、ランク1bが設定される。送風機のランクと風量の関係は表4に示されるとおりである。その後、図22のステップS13へ処理が移る。
標準が選択されてから30分が経過するとステップS44へ分岐する。
Figure 0004999490
ステップS44にて室温が25℃未満かどうかの判定を行う。25℃未満の場合はステップS46にて設定湿度Hに60%が設定される。室温が25℃以上の場合はステップS45で設定湿度Hは65%に設定される。ステップS47で設定湿度Hと現在の湿度との比較を行い、現在の湿度が設定湿度H未満の場合はステップS43にて室温が15℃未満かどうか判定を行う。15℃以上の場合はステップS48でシャッタ28a及びシャッタ28bは開き、室温が15℃未満の場合はステップS48Aにおいてシャッタ28aを閉じてシャッタ28bを開く。ステップS42で第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20の風量にランク2a、ランク2bが設定される。その後図22のステップS13へ移行する。ステップS47で現在の湿度が設定湿度H以上の場合は、ステップS50にてシャッタ28aを閉じてシャッタ28bを開く、そしてステップS51で第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20にランク3a、ランク3bが設定される。
ステップS51で第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20のランクが設定されると、ステップS52へ進む。ステップS52では乾燥時間が算出されているかどうかの確認を行う。乾燥時間が算出されていない場合にはステップS53で乾燥時間の算出を行う。この乾燥時間は次式により求められる。
y=a×T+b
t2=t1×y
但し、a、bは定数、Tは室温検出手段34による検出温度(室温)、t1は運転開始から湿度が設定湿度Hに低下するまでの時間であり、乾燥運転開始後30分は乾燥時間(t2)は算出されないので最小値は30分となる。t2は乾燥時間である。この乾燥時間(t2)の算出は標準運転が設定されてから、設定湿度H以下に下がった時に1度だけ行う。また、運転モードを切換えた場合や運転を切にした場合には乾燥時間はクリアされる。ステップS54では、設定した乾燥時間(t2)が経過したかどうかの判定を行う。経過していない場合はそのままステップS13へ進む。乾燥時間(t2)が経過した場合はステップS55で運転終了の処理を行う。このステップS55を行うことで運転を切にした場合と同じ処理が行われる。
この衣類乾燥モードで標準が選択された場合の制御状態は図27のタイムチャートに示されるようになる。同図においては、湿度検出手段33による室内湿度変化、圧縮機動作、運転モード、第1風路用送風機の動作、及び第2風路用送風機動作がそれぞれ図示されている。運転開始時は運転モードは上記のように除湿風モードで運転を行う。ダンパ機構26の状態はシャッタ28a、28b双方とも開位置である。第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20は所定のランク(1a、1b)で動作する。本例では、運転開始時は洗濯物からの湿気が部屋中に拡散していないため所定時間多目の風量で運転する。所定時間運転を行うと(本例では例えば30分)運転モードに対応したファンランクに切り換わる(ランク1a,1b→2a,2b)。除湿風により洗濯物の繊維表面から水分が蒸発すると、蒸発した水分は室内の湿度を上昇させる。さらに運転を続けると洗濯物の表面は乾いてきて水分の蒸発は少なくなると、やがて室内の湿度も減少してくる。この状態ではまだ洗濯物の繊維の内部にはまだ多くの水分が含まれている。このタイミングを室内の湿度変化でとらえることができる。室内の湿度が所定湿度(本例では例えば60%)に低下すると運転モードを温風モードに切換える(図中B)。これによりシャッタ28aは閉、28bは開に切り換わる。前面側吹出口8からは温風が吹出し、冷風は背面吹出口11より吹出す。また、第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20は温風モードに対応したファンランク(3a,3b)に切り換わる。洗濯物には温風が当たることで繊維内部の水分が蒸発を始めそのまま運転することで完全な乾燥状態に至る。このように運転することで表面の乾燥を風量の多い除湿風モードで加速して行い、繊維内部の乾燥を温風で乾燥することにより、乾燥までの時間を短縮することができる。また、本例では運転スタートから設定湿度(60%)に下降するまでの時間に所定の係数を乗じて乾燥時間を推測し、自動的に停止する。
次に、図24に示されるように運転モードが厚手に設定されている場合には、次のような処理がなされる。但し、標準と同一の動作の説明は省略し、相違する点を説明する。運転モードが厚手の場合には、厚手を設定してから30分はステップS56にてシャッタ28aを閉じてシャッタ28bを開いて運転を行う(温風モード)。また、30分経過後も温度、湿度にかかわらずステップS57、S58にてシャッタ28aを閉、シャッタ28bを開いて運転を行う。
次に、図25に示されるように運転モードがヒータ(加熱装置)に設定されている場合には、次のような処理がなされる。但し、標準と同一の動作の説明は省略し、相違する点を説明する。運転モードがヒータの場合には、ステップS49で加熱装置21をONして運転を行う。この場合加熱装置21のOFFは運転終了や運転モード切換の処理で行われる。他のステップは標準と同じ処理である。
次に、図26に示されるように運転モードが乾燥後冷却に設定されている場合には、次のような処理がなされる。但し、標準と同一の動作の説明は省略し、相違する点を説明する。ステップS40で30分を経過したと判定されると、ステップS60で冷却中かどうかのフラグの判定を行う。初期は冷却中フラグはクリアされているのでステップS44へ進む。このフローチャートのステップS44〜S54の処理は標準の場合と同じである。ステップS54で乾燥時間が終了するとステップS61へ分岐する。ステップS61で冷却運転が開始され冷却中フラグがセットされる。冷却中フラグがセットされるとステップS60でステップS62へ分岐される。ステップS62でシャッタ28aを開、シャッタ28bを閉にすることで前面吹出口からは冷風が吹出される。ステップS63で第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20にランク3a、ランク3bが設定される。ステップS64にて所定時間冷却が行われたかどうかを判定し、冷却時間が経過するとS65に分岐し運転の終了処理が行われる。このようにする事で暑い季節には、洗濯物が冷却され、着用した場合に不快感がない。
以上のように本実施形態においては、例えば衣類乾燥モード(標準)の場合には、運転開始時には、第1の風路22と第2の風路24に対する吹出口として前面側吹出口8を選択するようにダンパ機構26を制御し、湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、第2の風路24に対する吹出口としては前面吹出口8を選択し、第1の風路22の吹出口として背面吹出口11を選択するようにダンパ機構26を制御するようにしたので、前面側吹出口8から冷風や冷風と混合風だけでなく、温風も吹き出せることができ、洗濯物乾燥のスピードアップを図ると共に洗濯物の仕上げを良くすることができる。
また、本実施形態においては、洗濯物等を乾燥している部屋の湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、第1風路用送風機19及び第2風路用送風機20の風量を調整しているが、これは次のような理由による。ダンパ機構26によって背面吹出口11から吹き出す際に、風路が曲がって風路の圧損が増えるため、そのままの制御では、風量が減ってしまう。これを回避するため、背面側吹出し時に風量を増加し、前吹きと同様な風量を確保して安定した運転が可能になるようにしている。なお、風路の圧損の程度は、除湿風を吹き出す場合>冷風と温風を吹き出す場合>背面風を吹き出す場合の順に弱くなるので、それに応じて送風機のモータ19a、20aの回転数を増加させるようにしている。
実施の形態1に係る除湿機の概要を示した機能ブロック図。 図1の制御部内部ブロック図。 図1の冷凍サイクルの構成図。 実施の形態1に係る除湿機の制御系の詳細を示した制御ブロック図。 実施の形態1に係る除湿機の前面から見た斜視図。 図5のc-c’断面図。 図5の除湿機の背面から見た斜視図。 図5の除湿機の正面側を縦断した除湿風運転を説明する断面図。 図8のA−A線断面図。 図8のB−B線断面図。 図5の除湿機の正面側を縦断した冷風運転を説明する断面図。 図11のA−A線断面図。 図11のB−B線断面図。 図1の除湿機の前面から見た一部を破断した斜視図。 ダンパ機構の構成を示す斜視図(下側から見た状態)。 ダンパ機構の動作の各種態様を示す説明図。 風路の説明図。 除湿機の運転モード切換時のダンパ機構の遷移図。 除湿機の各部の信号のタイミングチャート。 運転モードの切替動作を示すフローチャート。 布乾燥時の重量変化を示す特性図。 除湿機の制御動作を示すフローチャート。 衣類乾燥モード(標準)が選択された場合の処理を示すフローチャート。 衣類乾燥モード(厚手)が選択された場合の処理を示すフローチャート。 衣類乾燥モード(ヒータ)が選択された場合の処理を示すフローチャート。 衣類乾燥モード(乾燥後冷却)が選択された場合の処理を示すフローチャート。 衣類乾燥モード(標準)が選択された場合の各部の信号を示すタイミングチャート。
符号の説明
1 除湿機、 7 ケーシング、8 前面側吹出口、 9 ルーバ、 10 ルーバ用モータ、11 背面吹出口、12 第1風路吸込口、13 第2風路吸込口、14 フィルタ枠、15 蒸発器、16 凝縮器、17 圧縮機、18 排水タンク、18a フロート、 19 第1風路用送風機、 20 第2風路用送風機、21 加熱装置、 22 第1の風路、23 第1の切替吹出口、24 第2の風路、25 第2の切替吹出口、26 ダンパ機構、 27 シャッタ枠、 28a,28b シャッタ、 29a,29b リンク駆動用モータ、 30a,30b リンク部材、 31 操作装置、32 表示装置、33 湿度検出手段、 34 室温検出手段、35 膨張弁、36 ホットガスバイパス回路、37 電磁弁、100 制御部、110 冷凍サイクル、120 マイクロコンピュータ、124 入力装置、126 出力装置。

Claims (4)

  1. 少なくとも蒸発器及び凝縮器を有する冷凍サイクルと、前記蒸発器を通過した冷風を第1の風路に導く第1の送風機と、前記凝縮器を通過した温風を第2の風路に導く第2の送風機と、前記第1の風路及び第2の風路に対応して設けられた複数の吹出口と、前記第1の風路及び第2風路の吹出口を選択できるダンパ機構と、湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出器の検出信号の出力に基づいて運転制御方法を決定して除湿機の運転を制御する制御手段とを備えた除湿機であって、
    前記複数の吹出口は、前記除湿機の前面上部に設けられた前面側吹出口と、前記除湿機の背面上部に設けられた背面吹出口とから構成され、運転モードとして複数種類の衣類乾燥モードを備え
    前記制御手段は、前記運転モードとして所定の衣類乾燥モードが選択された場合、運転開始時には、前記第1の風路と第2の風路に対する吹出口として前記前面側吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、前記湿度検出手段が検出した湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、前記第2の風路に対する吹出口として前記前面吹出口を選択し、前記第1の風路の吹出口として前記背面吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御することを特徴とする除湿機。
  2. 少なくとも蒸発器及び凝縮器を有する冷凍サイクルと、前記蒸発器を通過した冷風を第1の風路に導く第1の送風機と、前記凝縮器を通過した温風を第2の風路に導く第2の送風機と、前記第1の風路及び第2の風路に対応して設けられた複数の吹出口と、前記第1の風路及び第2風路の吹出口を選択できるダンパ機構と、湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出器の検出信号の出力に基づいて運転制御方法を決定して除湿機の運転を制御する制御手段とを備えた除湿機であって、
    複数の運転モードを備え、その内の1つを選択する運転モード切換手段を備え
    前記制御手段は、
    運転開始時には、前記第1の風路と第2の風路に対する吹出口として所定の吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、所定の運転モードが選択されているときに、前記湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、前記第2の風路に対する吹出口として前記所定の吹出口を選択し、前記第1の風路の吹出口として他の吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、
    選択された運転モードにより、前記吹出口を切り換える設定湿度を変更するようにしたことを特徴とする除湿機。
  3. 少なくとも蒸発器及び凝縮器を有する冷凍サイクルと、前記蒸発器を通過した冷風を第1の風路に導く第1の送風機と、前記凝縮器を通過した温風を第2の風路に導く第2の送風機と、前記第1の風路及び第2の風路に対応して設けられた複数の吹出口と、前記第1の風路及び第2風路の吹出口を選択できるダンパ機構と、湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出器の検出信号の出力に基づいて運転制御方法を決定して除湿機の運転を制御する制御手段とを備えた除湿機であって、
    前記第1の送風機及び前記第2の送風機を個別に制御するモータ制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    運転開始時には、前記第1の風路と第2の風路に対する吹出口として所定の吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、前記湿度検出手段が検出した湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、前記第2の風路に対する吹出口として前記所定の吹出口を選択し、前記第1の風路の吹出口として他の吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、
    湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、前記モータ制御手段を制御し、前記第1の送風機と前記第2の送風機の送風量を変更することを特徴とする除湿機。
  4. 少なくとも蒸発器及び凝縮器を有する冷凍サイクルと、前記蒸発器を通過した冷風を第1の風路に導く第1の送風機と、前記凝縮器を通過した温風を第2の風路に導く第2の送風機と、前記第1の風路及び第2の風路に対応して設けられた複数の吹出口と、前記第1の風路及び第2風路の吹出口を選択できるダンパ機構と、湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出器の検出信号の出力に基づいて運転制御方法を決定して除湿機の運転を制御する制御手段とを備えた除湿機であって、
    室内の温度を検出する室温検出手段を備え
    前記制御手段は、
    運転開始時には、前記第1の風路と第2の風路に対する吹出口として所定の吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、前記湿度検出手段が検出した湿度が予め設定した設定湿度に低下した場合には、前記第2の風路に対する吹出口として前記所定の吹出口を選択し、前記第1の風路の吹出口として他の吹出口を選択するように前記ダンパ機構を制御し、
    前記室温検出手段の出力により吹出口を切り換える設定湿度を変更するようにしたことを特徴とする除湿機。
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