JP3197663B2 - 空気調和機及び空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機及び空気調和機の制御方法

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JP3197663B2
JP3197663B2 JP05233193A JP5233193A JP3197663B2 JP 3197663 B2 JP3197663 B2 JP 3197663B2 JP 05233193 A JP05233193 A JP 05233193A JP 5233193 A JP5233193 A JP 5233193A JP 3197663 B2 JP3197663 B2 JP 3197663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被調和室と隣接して設け
られた押入れ(収納庫など)を乾燥室として利用するよ
うに成した空気調和機及びこの空気調和機の制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に乾燥室を構成する際には、乾燥室
内に専用の乾燥ユニットを設置するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような乾燥室で
は専用の乾燥ユニットが必要であった。通常の一般家庭
では、この乾燥室を利用する頻度は少なく、大部分の時
間帯では乾燥室すなわち乾燥ユニットは利用されていな
いものであった。
【0004】特に、布団乾燥を行なう場合には電気ヒー
タで加熱された温風を布団乾燥に用いる専用の布団乾燥
機が用いられていた。このような布団乾燥機では、布団
の乾燥を行なう際に布団を広げて乾燥を行なうため部屋
のスペースが狭くなってしまう問題点があり、また一般
に市販されている布団乾燥機では、1回の乾燥で1組の
布団しか乾燥できないものであり、効率が悪いものであ
った。
【0005】また、空気調和機は通常季節ものとしての
傾向が強く、季節の変り目などにおいては使用頻度が減
少する傾向にあった。
【0006】このような問題点に対して本発明は被調和
室の空調と別室の乾燥とを単一のユニットで行なえる空
気調和機とその制御方法とを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱交換器で空
調された空気を被調和室に供給するように構成した空気
調和機において、前記空調された空気を前記被調和室と
異なる閉鎖空間に供給可能に構成し、少なくとも前記被
調和室の空調運転と前記閉鎖空間の除湿運転とを選択可
能に制御すると共に、前記除湿運転は前記空調運転が冷
房運転又は除湿運転又は暖房運転のいずれかに設定され
ているかに基づいて除湿作用の後の送風運転の時間を変
更することを特徴とする空気調和機の制御方法。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】また本発明は、熱交換器で空調された空気
を被調和室に供給するように構成し、この空調された空
気を前記被調和室と異なる閉鎖空間に供給可能に構成す
ると共に、少なくとも前記被調和室の空調運転と前記閉
鎖空間の除湿運転とを可能にした空気調和機において、
前記空調運転中に前記除湿運転を行なう信号が生成され
た際に前記除湿運転を行なった後、この除湿運転前の設
定条件で前記空調運転を再開するものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】本発明の空気調和機及び空気調和機の制御方法
を用いることによって、空気調和機を被調和室の空調と
閉鎖空間内の乾燥とに用いることができるものである。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は室内側ユニット1と室外側ユニット2とから
なる空気調和機の冷媒回路図である。室内側ユニット1
は室内側熱交換器3を収納し、この室内側熱交換器3は
同一のフィンに対して冷媒(フロンなど)の流れる冷媒
配管4と温水の流れる温水配管5とが接続されるよう一
体に構成されたものであり、冷媒配管4が温水配管5よ
り風路中で風上になるように配置されている。尚、この
風路は室内側熱交換器3で調和された空気を被調和室へ
供給するものであり、送風ファン(図示せず)によって
得られる。
【0019】従って、冷媒配管4を冷媒が循環している
時は、電動膨張弁6で減圧することによって冷媒が室内
側熱交換器3で蒸発し空気を冷やす(この時空気中の一
部の水分が凝縮して排水される)ので被調和室の冷房運
転が可能になる。また、温水配管5を温水が循環してい
る時は、室内側熱交換器3で空気を加熱するので被調和
室の暖房運転が可能になる。また、室内側熱交換器3に
冷媒と温水とを同時に循環させると一度冷却された空気
を再び加熱することになり、この冷却能力と加熱能力と
を調節することによって室内側熱交換器3を通過した後
の空気の温度を制御することができる。尚、この時の空
気は冷却能力に応じて冷却時に除湿(水分除去)が行な
われている。
【0020】図1中7は冷媒の圧縮機、8は室外側熱交
換器、9はアキュムレータであり、室内側熱交換器3、
電動膨張弁6と共に冷媒配管で環状に接続されて冷凍サ
イクル(冷媒が実線矢印の方向に循環)を構成してい
る。室内側熱交換器3での冷却能力は圧縮機7の回転数
を変えることによって変えることができる。この圧縮機
7の回転数は、圧縮機の駆動源に直流電動機(又は直流
ブラシレスモータ)を用いた場合は圧縮機に供給する直
流電力の電圧を変えて行ない、圧縮機の駆動源に誘導電
動機を用いた場合は、圧縮機に供給する交流電力の周波
数をインバータ装置等を用いて変えて行なう。
【0021】電動膨張弁6(ステップモータなどを用い
電気的に絞り量を変えることができる)は室内側熱交換
器3での冷媒の蒸発温度が所定の範囲内に収まるように
絞り量を調節する。例えば蒸発温度は室内側熱交換器3
から冷媒が出たところの冷媒配管の温度である。
【0022】尚、10はマフラーであり、冷凍サイクル
内を冷媒が循環する際の冷媒音を減らす。
【0023】11は加熱器(例えばバーナー)、12は
熱交換器、13はポンプ、14はプレッシャータンク、
15は流量可変弁(ステップモータなどを用い電気的に
温水の流量を変えることができる)であり、室内側熱交
換器3と共に温水配管5で環状に接続されて温水循環回
路を構成している。
【0024】加熱器11での加熱量、流量可変弁15に
よる温水循環量を変えることによって室内側熱交換器3
での放熱量を制御することができる。16はリザーブタ
ンクであり、温水循環回路中の余剰温水を蓄え、さらに
このタンクからあふれた分はドレンとして排水される。
【0025】17は加圧注水弁、18は加圧注水装置で
あり、温水循環回路に温水(水)を注水するためのもの
である。
【0026】19,20は冷媒用のユニット間配管、2
1,22は温水用のユニット間配管であり、夫々室内側
ユニット1と室外側ユニット2とをつなぐものである。
【0027】尚、加熱器11の加熱量(燃焼量)は室内
側熱交換器3に流れる温水の温度が所定値(例えば62
℃,52℃など)になるように自動制御される。
【0028】図2は室内側ユニット1の取付け状態を示
す一部断面の説明図である。この図において、23は被
調和室、24は閉鎖空間(押入れ)であり扉26で被調
和室とつながっている。25は押入れ24の上方に設け
られた室内側ユニット1の収納空間であり、開口27を
介して押入れ24とつながっている。
【0029】28は主風路であり、室内側ユニット1で
空調された空気を被調和室23へ導くために、室内側ユ
ニット1の吐出口と吹出口29とをつないでいる。この
主風路28内の吹出口29の近傍にはフラップ30(風
向変更板)が設けられている。このフラップ30はステ
ップモータで駆動され、空調された空気の吹出方向を被
調和室23内で上下に変更することができるように構成
されている。
【0030】従って、ステップモータを任意の回転数
(又は回転角)分回すことによって、風向を任意の角度
にすることができ、またステップモータを所定の範囲内
で任意の回転数交互に回すことによって空調された空気
の吐出方向を上下にスイングさせることができる。
【0031】また、室内側ユニット1は内部の送風ファ
ン(図示せず)を駆動することによって、室内側熱交換
器3で空調された空気を主風路28、吹出口29、被調
和室23、押入れ24、開口27、室内側ユニット1の
順に循環させるものである。尚、被調和室23と押入れ
24間の空気の移動は、扉26のすきまを介して行なわ
れるが、このすきまが少ない時には扉26に複数の連絡
口を設けてもよい。
【0032】31は主風路28内に設けられたダンパで
あり、このダンパが開いた時(図2に示す状態)に、室
内側ユニット1から吐出された空気を開口32を介して
ダクト33〜35(副風路)に導くものである。ダンパ
31は主風路28を閉じるように開くので、ダンパ31
が全開になった時は室内側ユニット1から吐出される空
気の全て(又はほとんど)がダクト33〜35へ導かれ
る。ダンパ31はステップモータ又は通常の電動機を用
いてその開閉又は開度が制御できるように構成されてお
り、ダンパ31の開度を中間位置に制御すれば、室内側
ユニット1から吐出された空気を被調和室23とダクト
33〜35との両方に供給することが可能である。
【0033】ダクト33〜35の夫々の先端には、空気
を拡散供給させるためアタッチメント36〜38が接続
されている。これらのアタッチメント36〜38は図2
に示すようにふとん39〜41の間に挟まれている。
【0034】従って、ダンパ31が開いている時には、
室内側ユニット1から吐出されるところの空調された空
気は、主風路28、開口32、ダクト33〜35、アタ
ッチメント36〜38、ふとん39〜41、開口27、
室内側ユニット1の順に循環する。室内側ユニット1が
ふとん39〜41の乾燥に適するように空調した空気
(湿度50%程度、押入れ24内が45℃/55℃程度
になるように空調した空気)を吐出することによって押
入れ24内のふとん39〜41の乾燥を行なうことがで
きる。
【0035】収納空間25の室内側ユニット1の反吐出
側には室外側ユニット2とつながる配管19〜22の接
続口及び室内側ユニット1から排出されるドレンのドレ
ン配管が接続されている。
【0036】図3は図2に示したアタッチメント33〜
35の実施例を示す上面、図4は同側面図である。ダク
トにつながる接続部43から供給された空気は孔42か
ら拡散供給されるものである。この孔はアタッチメント
の上下に多数設けられている。また孔42を設ける換り
に多孔性の織物、布地などを用いても良いものである。
【0037】図5は空気調和機の主な動作を示すフロー
チャートである。まずステップS1で空気調和機の運転
が行なわれると以下の動作を開始する。ステップS2で
運転モードが押入れの乾燥モード(乾燥スイッチが押さ
れた)か否かの判断を行なう。乾燥モードでない時、す
なわち被調和室の冷房モード、暖房モード、除湿モード
の時はステップS3でダンパ31を閉じた後、ステップ
S4で空調運転を行なう。
【0038】冷房モードの時には被調和室23の室温を
検出し、室温と設定温度との差に基づいて圧縮機7の運
転を制御して前記したような冷房運転を行なう。
【0039】暖房モードの時は室温と設定温度との差に
基づいて流量可変弁15の開度を制御して前記したよう
な暖房運転を行なう。
【0040】除湿モードの時は室温に加えて被調和室の
湿度(室内側ユニット1の吸込み空気の湿度)を検出
し、室温と設定温度との差、及び湿度に基づいて圧縮機
1の運転と流量可変弁15の開度を制御して前記したよ
うな除湿運転が行なわれる。
【0041】ステップS2で乾燥モードが選択された時
は、ステップS5へ進みダンパ31を開く(全開)す
る。次にステップS6で羽毛選択スイッチで羽毛(羽毛
布団)が選択されている時には、ステップS7でT=4
5℃に設定され、羽毛が選択されていない時にはT=5
5℃に設定される。
【0042】ステップS9はタイマであり、設定時間が
経過(タイムUP)したか否かの判断を行なう。この設
定時間(乾燥運転時間)はプッシュスイッチ(図示せ
ず)の押した回数に応じて30分単位で設定される。ま
たタイマは時間が設定されている限り常に減算を行な
い、タイムUPで減算を終了する。従って、途中で設定
時間を増加した場合は、その分タイムUPが遅くなる。
【0043】ステップS9でタイムUPが判断される
と、ステップS10、ステップS11へ進みこの時から
所定時間が経過するまで送風運転を行なう。この所定時
間は、ステップS9で計時された時間(乾燥運転時間)
に基づいて夏は(前記時間×15)分、冬では(前記時
間×7)分に設定される。例えば夏3時間乾燥運転を行
なった後は45分の送風運転が行なわれる。(空気調和
機が冷房、除湿に設定されている時は夏と判断し、暖房
に設定されている時は冬と判断する。)この後ステップ
S12で乾燥運転の終了処理を行ない、空気調和機の運
転を停止させる。
【0044】ステップS9でタイムUPが判断されない
間はまずステップS13でスイッチSWのON/OFF
を判断し、SW=ONの時はステップS14で圧縮機7
を運転させ、(能力可変型の圧縮機ではドレンの回収が
できる能力)、SW=OFFの時はステップS15で圧
縮機7を停止させたままとする。圧縮機7が運転してい
る時は除湿運転となり、除湿された空気が押入れに供給
され、圧縮機7が停止している時は暖房運転となり、加
熱された空気が押入れに供給される。
【0045】ステップS16では流量可変弁15の開度
が、押入れ内の温度を検出できる位置に設けられた温度
センサ(図示せず)の検出した温度に基づいて変えられ
る。図6はこの押入れ内温度と流量可変弁15との開度
との関係を示した特性図である。図中44はT=45℃
が選択されている時の特性であり押入れ24内の温度が
45℃になるように設定されたものである。同様に45
はT=55℃が選択されている時の特性であり押入れ2
4内の温度が55℃になるように設定されたものであ
る。
【0046】尚、流量可変弁15の最大開度は加熱器1
1、ポンプ13の能力によって異なり、室内側ユニット
1から供給される空気の温度が高くなり過ぎないように
適に設定している。また、押入れ24内の温度が65℃
以上となった際には、異常(温度センサの断線やショー
ト、流量可変弁の動作不良など)と判断し空気調和機の
運転を停止し、異常停止を示す警報などの表示を行な
う。
【0047】次いで、ステップS17では送風FANの
運転を強風に設定して送風を継続する。この後、再びス
テップS1に戻り、ステップS9でタイムUPが判断さ
れるまで上記したような押入れ24内の乾燥をつづける
ものである。
【0048】また、上記実施例では押入れ24内に布団
を収納して布団乾燥を行なったが、この押入れ24内を
通常の乾燥室として用い、押入れ内で洗濯物の乾燥を行
なってもよい。この時、アタッチメント36〜38を洗
濯物の乾燥に適した形(押入れの下に置いて、下から上
へ温風を拡散して供給できる形)に交換するか、又はア
タッチメント36〜38を洗濯物の間に押入れの上から
吊り下げると良い。
【0049】図7は他の実施例を示す主な動作を示すフ
ローチャートである。図5に示すフローチャートとの主
な相違点は乾燥運転時に除湿運転と暖房運転とを交互に
行なう点と除湿運転時に空調された空気の一部を被調和
室に供給できる点にある。
【0050】ステップS21〜ステップS24は夫々図
5のステップS1〜ステップS4に対応しほぼ同じ動作
であるから説明は省略する。ステップS22で乾燥モー
ド(乾燥運転スイッチがON)が判断された時は、ステ
ップS25へ進みまず羽毛が選択されているか否かの判
断(ステップS6と同じ動作)を行ないステップS26
(ステップS7と同じ動作)、ステップS27(ステッ
プS8と同じ動作)を行なう。
【0051】ステップS28で湿度RH(室内側ユニッ
ト1に戻る空気の湿度)、と温度HT(押入れ24内の
温度)を入力し、次のステップS29で湿度RH≧60
%を満たすか否かの判断を行なう。
【0052】ステップS29の条件を満たさない場合
(RH<60%)には、ステップS30でダンパ31を
全開にした後、ステップS31で室内側ユニットで暖房
運転を開始させる。この時、ステップS32で流量可変
弁15の制御を行なう。このステップS32の動作は図
5に示したステップS16の動作と同じなので説明は省
略する。同様にステップS33の動作もステップS17
の動作と同じなので説明は省略する。
【0053】従って、ステップS29の条件が満たされ
るまで、押入れ24は図6に示す特性に従って暖房され
る。すなわち、乾燥に適するように空調された空気(温
風)が押入れ24に供給される。
【0054】ステップS29の条件を満たす時には、ス
テップS34へ進み室内側ユニットで除湿運転(温度を
30℃に設定)を開始させる。尚、ステップS29でR
H≧60%が判断された後は、RH≦50%以下になる
までステップS29の条件が否に復帰しないものであ
る。すなわち、ステップS29の判断には10%のディ
ファレンシャルを設定している。
【0055】次にステップS35でスイッチSW=ON
か否かの判断を行ない、SW=ONの時にはステップS
36でダンパ31を全開に対して80%開く。従って、
除湿された空気(温度が30℃程度になるよう空調)の
一部が被調和室に供給され、被調和室を暖房ぎみの除湿
運転を行なうことができる。
【0056】ステップS35の条件を満たさない時に
は、ステップS37でダンパ31は全開される。
【0057】この時の除湿運転は、圧縮機を高能力(又
は最大能力)で運転した時に充分な除湿効果が得られる
ように流量可変弁の開度が制御される。すなわち、室内
側ユニット1から供給される空気の温度が30℃程度に
なるように流量可変弁15の開度が設定される。
【0058】従って、押入れ24内の湿度が回収され
る。図5に示したフローチャートでは、圧縮機を連続運
転したままでの乾燥運転が行なえたが、この場合、圧縮
機の能力が足りないと、室内側ユニット1へ戻る空気の
温度が高いため蒸発機での水分の凝縮が充分に行なえな
く水分の回収が不充分になる。圧縮機の能力が小さい時
は、図7に示すフローチャートを用いて制御することに
よって、室内側ユニット1へ戻る空気の温度を下げ効率
よく水分の回収が可能になるものである。
【0059】ステップS37の次には再びステップS2
1へ戻り運転が維持されるものである。また、この乾燥
運転が終了するのはステップS38でタイムUPが判断
された時に、ステップS39で終了処理が行なわれた後
停止となる。ステップS38によるタイマの計時はステ
ップS29で“NO”が選択された時から約30分であ
る。従って、30分間押入れ内の湿度が60%以上とな
らなかった場合に、布団が乾燥したものとして乾燥運転
を終了する。尚、乾燥運転のスイッチが押された時に、
被調和室の冷房/暖房/除湿が行なわれていた場合に
は、乾燥運転の終了後再び冷房/暖房/除湿運転を自動
再開する。
【0060】また、ステップS31の暖房運転を行なう
際に、ダンパ31の開度を全開の80%〜90%程度に
すると、高湿度の空気の一部が被調和室に供給されるの
で被調和室を加湿しながら暖房することができるもので
ある。
【0061】図8は空気調和機の電気回路を示す要部ブ
ロック図である。図中46は電源プラグであり、商用の
交流電力が供給される。47は第1電源回路であり、ノ
イズ吸収用のフェライトコア48を介して供給される交
流電力からモータ駆動用の直流電力(DC12〔V〕〜
DC45〔V〕)を出力する。49は第2電源回路であ
り、第1電源回路の平滑部から出力される直流電力をマ
イコン56等の制御用の直流電力(5〔V〕)に安定化
して出力する。
【0062】50はDCモータ51の駆動回路であり、
第1電源回路47から供給される直流電力を通電するコ
イルをDCモータの回転子の回転位置に合わせて切換え
るための回路である。このDCモータ51で室内側ユニ
ット1の送風ファンが駆動される。またDCモータ51
の回転数は第1電源回路47から駆動回路50へ供給さ
れる直流電圧を変えることによって行なわれる。
【0063】52は電流ヒューズ、53はノイズ吸収用
のフェライトコアである。
【0064】54は第3電源回路であり、インターフェ
ース回路55からの出力信号のアース側を電源ライン6
3に重ねるものである。インターフェース回路55へは
マイコン56から信号が与えられるものである。またこ
のインターフェース回路55は信号線64から供給され
る信号(室外側ユニットからの信号)をマイコン56へ
供給する。
【0065】57はドライブ回路であり、マイコン56
からの信号に基づいてパワーリレー58を通電して常開
接片59を閉じ、フラップ30の角度を変えるステップ
モータ60を回転させ、ダンパ31の開閉を行なうステ
ップモータ61を回転させ、除湿水やドレン水を室内側
ユニット1外に排出するためのドレンポンプ62を駆動
する。
【0066】66はスイッチ回路であり、乾燥モード時
の羽毛/通常の選択スイッチ、図7のフローチャートの
時のダンパ31の開度を全開/80%開の選択スイッ
チ、図5のフローチャートの時の圧縮機のON/OFF
の選択スイッチ、乾燥運転の開始スイッチ、乾燥運転の
実行時間を設定するためのスイッチなどである。
【0067】68は表示灯、68は被調和室内の床の温
度を検出するためのセンサ、被調和室内の照度を検出す
るための光センサ、70はワイヤレスリモコンからの赤
外線信号を受信する受光部であり、これらの構成要素は
被調和室の吹出口29の近くに設けられている。
【0068】71は被調和室の温度を検出する温度セン
サ、72は室内側熱交換器3の温度を検出する温度セン
サ、73は押入れ内の温度を検出する温度センサ、74
は押入れからの戻り空気の湿度を検出する湿度センサで
あり、これらのセンサの検出した値をマイコン56が入
力する。
【0069】マイコン56は室外側ユニットの圧縮機の
能力に応じて図5又は図7に示されたフローチャートの
動作のいずれかを選択し、前記各種センサからの入力及
びスイッチの状態に基づいて空気調和機の運転を制御す
る。
【0070】また、前記したワイヤレスリモコンは、空
気調和機の運転モードの設定、温度設定値、被調和室の
空調運転の開始/停止など空気調和機の運転に必要な情
報を送信するものである。
【0071】室内側ユニットと室外側ユニットとの間は
前記した配管の他に電力線63,65及び信号線64で
接続されている。尚、信号線64のアース側は前記した
ように電力線63と共通である。室内側ユニットと室外
側ユニットとはこの信号線64を介して制御情報の送受
が行なわれる。
【0072】75は整流回路、76は平滑回路、77は
インバータ回路であり、インバータ回路77を構成する
スイッチング素子のON/OFFを制御して圧縮機7の
駆動用電動機78にPWM(パルス幅変調)に基づく疑
似正弦波の交流電力を供給して圧縮機を運転する。
【0073】79はスイッチング素子のドライブ回路で
あり、マイコン81からの信号をスイッチング素子をド
ライブできるレベルまで電力増幅する。80はインター
フェース回路であり、信号線64を介して室内側ユニッ
トのマイコン56と室外側ユニットのマイコン81との
間で制御情報の伝達を行なう。
【0074】82は送風機用の電動機であり、ドライバ
83を介してマイコン81から運転が制御される。この
電動機82が運転することによって、室外側熱交換器8
に送風が行なわれる。
【0075】84は電動膨張弁6の開度を変えるための
ステップモータであり、ドライバ85を介してマイコン
81から回転角、すなわち電動膨張弁6の開度が制御さ
れる。
【0076】86はポンプ13の駆動用電動機であり、
ドライバ85を介してマイコン81から運転が制御され
る。
【0077】88は燃焼制御回路であり、加熱器11の
動作をマイコン81からの信号に基づいて制御する。従
って、マイコン81から与えられる温度データを目標
に、熱交換器12から供給される温水の温度がこの目標
温度に達するように燃焼量を自動制御するものである。
【0078】以上のように図5、図7のフローチャート
に基づいて動作することによって押入れ内の乾燥を効率
よく行なえるものである。
【0079】
【発明の効果】本発明の空気調和機は、ダンパの開閉で
押入れ内を乾燥室として利用することができ、中間期な
どの空気調和機の利用率が低い時にも空気調和機の利用
が行なえ、空気調和機の有効利用が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す空気調和機の冷媒回路図
である。
【図2】図1に示した室内側ユニットの取付け状態を示
す説明図である。
【図3】図2に示したアタッチメントの上面図である。
【図4】図2に示したアタッチメントの側面図である。
【図5】空気調和機の主な動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】押入れ内温度と流量可変弁の開度との関係を示
す特性図である。
【図7】空気調和機の他の実施例の主な動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】空気調和機の電気回路を示す要部ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 室内側ユニット 2 室外側ユニット 3 室内側熱交換器 7 圧縮機 28 主風路 31 ダンパ 33〜35 副風路 36〜38 アタッチメント
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−353334(JP,A) 特開 平4−297742(JP,A) 特開 平4−288431(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 D06F 58/10 D06F 58/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器で空調された空気を被調和室に供
    給するように構成した空気調和機において、前記空調さ
    れた空気を前記被調和室と異なる閉鎖空間に供給可能に
    構成し、少なくとも前記被調和室の空調運転と前記閉鎖
    空間の除湿運転とを選択可能に制御すると共に、前記除
    湿運転は前記空調運転が冷房運転又は除湿運転又は暖房
    運転のいずれかに設定されているかに基づいて除湿作用
    の後の送風運転の時間を変更することを特徴とする空気
    調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】熱交換器で空調された空気を被調和室に供
    給するように構成し、この空調された空気を前記被調和
    室と異なる閉鎖空間に供給可能に構成すると共に、少な
    くとも前記被調和室の空調運転と前記閉鎖空間の除湿運
    転とを可能にした空気調和機において、前記空調運転中
    に前記除湿運転を行う信号が生成された際に前記除湿運
    転を行った後に、この除湿運転前の設定条件で前記空調
    運転を再開することを特徴とする空気調和機の制御方
    法。
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