JP4997728B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、素子面積の縮小化が容易なサイリスタを備えた情報記憶装置に用いる半導体装置および半導体装置の製造方法に関するものである。
2004年後半から半導体デバイスは、技術ノードで90nm世代の生産が立ち上がりつつあり、その次の65nm世代におけるSRAM(Static Random Access Memory)の開発では、リーク電流の増加、動作マージンの減少と言った問題が顕著となり、回路設計が困難を極めるというSRAM危機が提言されている。
これまで半導体デバイスの性能向上は、スケーリング則に従ったトランジスタ(Transistor)の微細化により達成されてきた。近年、その微細化の物理的限界、加工ばらつき、不純物分布のゆらぎ、さらには電流駆動能力を一定とする性能スケーリングにより、トランジスタのオフリークが世代を追うごとに増大してきた。
SRAMは混載メモリー装置として広く使われてきたが、この問題に起因したスタンバイ時のリーク電流の増加、動作マージンの減少が顕在化してきた。90nm世代のSRAM開発では、トランジスタのしきい値の制御、回路システムによるパワーマネジメントによって使用レベルにまで改善できた。しかしながら、65nm世代以降では根本原因であるメモリーセル自体のリークを下げることが要求される。このような状況を鑑みれば、SRAMとほぼ同等の性能を有する代替メモリーを今後2〜3年の短期間で開発することの必然性が理解できる。
混載SRAM代替メモリー装置の開発課題としては、(a)SRAMと同等の高速性を有すること、(b)低スタンバイ電流であること、(c)スケーリングの容易性を有すること、(d)CMOSロジックプロセスとの親和性があることなどが挙げられる。このような課題を解決する手段として、トランジスタとサイリスタ(Thyristor)で素子を構成するTRAM(Thyristor Random Access Memory)(例えば、特許文献1参照。)をはじめ、様々なメモリー装置が提案されている。
米国特許第6229161号明細書(B1)
解決しようとする問題点は、上記TRAMのサイリスタは、半導体基板に、N型拡散層、P型拡散層、N型拡散層、P型拡散層が順次積層された構造であり、チャネル方向は通常のCMOSサイリスタとは異なり垂直方向である。したがって、従来のCMOSサイリスタプロセスの工程だけでは作製が非常に困難である。また、従来のCMOSサイリスタでは、図7に示すように、半導体基板111に、N型拡散層121、P型拡散層122、N型拡散層123、P型拡散層124が基板面方向に形成されており、素子面積が非常に大きくなるという問題がある。なお、ゲート電極132は上記P型拡散層122上にゲート絶縁膜131を介して形成されている。
本発明は、従来のCMOSサイリスタプロセスを大幅に変更することなく、素子面積を縮小化することを課題とする。
本発明の半導体装置は、半導体基板の表面部に形成された第2導電型の第2領域と、前記第2領域上にゲート絶縁膜を介して積層されたゲート電極と、前記第2領域の一方の側に接して前記半導体基板の表面部に形成された第1導電型の第1領域と、前記第2領域の他方の側に接し、前記半導体基板の表面部から、当該表面部上に突出する半導体層に形成された第1導電型の第3領域と、前記半導体層の突出端部で前記第3領域上に形成された第2導電型の第4領域と、を有するサイリスタを備えている
本発明の半導体装置では、第1導電型(例えばN型)の第3領域は半導体基板面より上方に立ち上げて形成され、第2導電型(例えばP型)の第4領域は第3領域上に形成されていることから、第4領域の面積分だけ素子面積が縮小化される。さらに、第1導電型(例えばN型)の第3領域は半導体基板面より上方に立ち上げて形成されていることから、半導体基板面より上方に立ち上げて形成した分だけ、素子面積が縮小化される。これは、第2導電型(例えばP型)の第2領域と第2導電型(例えばP型)の第4領域との間の距離が最も長く形成する必要があるため、素子面積の縮小化にとって非常に有効となる。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板に第2導電型の第2領域を形成する工程と、前記半導体基板の第2領域上に絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極下方に前記第2領域の一部を残して前記第2領域の一方側に前記第2導電型とは逆の第1導電型の第1領域を形成するとともに前記第2領域の他方側に第1導電型の第3領域を形成する工程と、前記第3領域上に前記第3領域を選択的に成長させて延長形成する工程と、前記延長形成した第3領域上に第2導電型の第4領域を選択的に成長させて形成する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法では、第3領域上にこの第3領域を選択的に成長させて延長形成する工程を備えていることから、半導体基板面より上方に立ち上げて形成した分だけ、素子面積が縮小化される。これは、第2導電型(例えばP型)の第2領域と第2導電型(例えばP型)の第4領域との間の距離が最も長く形成する必要があるため、素子面積の縮小化にとって非常に有効となる。また、第3領域上に第2導電型の第4領域を選択的に成長させて形成する工程を備えていることから、第4領域の面積分だけ素子面積が縮小化される。
本発明の半導体装置は、第1導電型(例えばN型)の第3領域が半導体基板面より上方に立ち上げて形成され、その立ち上げて形成された第3領域上に第2導電型(例えばP型)の第4領域が形成されていることから、第4領域の面積分だけ素子面積を縮小化することができる。さらに、第3領域を立ち上げて形成した分だけ、第2導電型(例えばP型)の第2領域と第2導電型(例えばP型)の第4領域との間の距離を長く形成することができる。この点からも、素子面積の縮小化が図れる。本発明では、従来技術の半導体基板面に沿ってサイリスタを形成した場合と比べて素子面積を30%以上縮小できるという利点がある。
本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型(例えばN型)の第3領域を半導体基板面より上方に立ち上げて形成し、その第3領域上に第2導電型(例えばP型)の第4領域を形成することから、第4領域の面積分だけ素子面積を縮小化することができる。さらに、第3領域を立ち上げて形成した分だけ、第2導電型(例えばP型)の第2領域と第2導電型(例えばP型)の第4領域との間の距離を長く形成することができる。この点からも、素子面積の縮小化が図れる。本発明では、従来技術の半導体基板面に沿ってサイリスタを形成する製造方法により製造される半導体装置と比較して素子面積を30%以上縮小できるという利点がある。また、第3領域と第4領域とを選択的に成長させて形成する工程以外は従来のCMOSサイリスタプロセスと共通化できるので、作製が容易であるという利点がある。
本発明の半導体装置に係る一実施の形態例を、図1の概略構成断面図によって説明する。
図1に示すように、半導体基板11には素子分離領域12により素子形成領域13が区画されている。上記半導体基板11には、例えばシリコン基板が用いられている。上記素子分離領域12は、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)で形成されている。上記半導体基板11の素子形成領域13には、サイリスタ20が形成されている。このサイリスタ20は、半導体基板11に形成された第1導電型(例えばN型)の第1領域21と、この第1領域21に接合して上記半導体基板11に形成されている上記第1導電型とは逆導電型の第2導電型(例えばP型)の第2領域22と、この第2領域22に接合して上記半導体基板11に形成されている第1導電型(N型)の第3領域23と、上記第3領域23上に形成されている第2導電型(P型)の第4領域24とからなり、上記第3領域23は、半導体基板11表面より上方に立ち上げた状態に形成されている。このような形態を形成するには、選択的エピタキシャル成長がある。また、上記第2領域22は、素子形成領域13に形成した第2導電型のウエル領域14で形成することができる。
上記第2領域22上には、ゲート絶縁膜31を介してゲート電極32が形成されている。このゲート電極32の両側には、サイドウォール絶縁膜33が形成されている。またこのゲート電極32上にはシリサイド層34が形成されている。さらに、上記第1領域21上、第4領域24上にもシリサイド層25、26が形成されている。
また、図示はしていないが、上記半導体基板11には、上記サイリスタ20に接続するトランジスタが形成され、上記サイリスタ20の第1領域21と上記トランジスタのソース・ドレイン領域の一方とが接続されている。
上記半導体基板11上には、上記構成のサイリスタ20、図示はしていないトランジスタ等を被覆する層間絶縁膜41が形成されている。この層間絶縁膜41には、図示はしないが、上記トランジスタのゲート電極、ソース・ドレイン等に接続する電極、上記第1領域21、第4領域24、ゲート電極32等に接続する配線もしくは電極が形成されている。
次に、比較例として、従来のMIS型ゲートを備えたサイリスタの構成を、図2の概略構成断面図によって説明する。
図2に示すように、半導体基板111には素子分離領域112により素子形成領域113が区画されている。上記素子分離領域112は、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)で形成されている。上記半導体基板111の素子形成領域113には、サイリスタ120が形成されている。このサイリスタ120は、半導体基板111に形成されたN型拡散層(第1領域)121と、このN型拡散層121に接合して上記半導体基板111に形成されているP型拡散層(第2領域)122と、このP型拡散層122に接合して上記半導体基板111に形成されているN型拡散層(第3領域)123と、上記N型拡散層123の上部に上記N型拡散層123と間隔をおいて形成されているP型拡散層(第4領域)124とからなる。また、上記P型拡散層122は、素子形成領域113に形成したP型のウエル領域114で形成することができる。
上記第2領域122上には、ゲート絶縁膜131を介してゲート電極132が形成されている。このゲート電極132の側壁には、サイドウォール絶縁膜133および絶縁膜136が形成されている。またこのゲート電極132上にはシリサイド層134が形成されている。さらに、上記第1領域121上、第4領域124上にもシリサイド層125、126が形成されている。上記半導体基板111上には上記構成のサイリスタ120およびMIS型ゲート130を被覆する層間絶縁膜141が形成されている。このように、従来のMIS型ゲート130を有するサイリスタ120は構成されている。
本発明の上記半導体装置1は、サイリスタ20を構成する第1導電型(例えばN型)の第3領域23が半導体基板11表面より上方に立ち上げて形成され、その第3領域23上に第2導電型(例えばP型)の第4領域24が形成されていることから、第4領域24の面積分だけ素子面積を縮小化することができる。さらに、第3領域23を立ち上げて形成した分だけ、第2導電型(例えばP型)の第2領域22と第2導電型(例えばP型)の第4領域24との間の道程を長く形成することができ、第3領域23の半導体基板11に占める面積を縮小化することができる。よって、本発明の半導体装置1では、従来技術の半導体基板111面に沿ってサイリスタ120を形成した場合と比べて素子面積を30%以上縮小することができるという利点がある。
次に、本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態例を、図3〜図6の製造工程断面図によって説明する。
図3(1)に示すように、既存の技術により、半導体基板11に素子分離領域12を形成して素子形成領域13を区画する。上記半導体基板11には、例えばシリコン基板を用いる。上記素子分離領域12は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)により形成される。次いで、例えばイオン注入法により、上記半導体基板11の素子形成領域13に、第2導電型(P型)のウエル領域14を形成する。このイオン注入では、例えば注入不純物にホウ素(B)を用い、不純物濃度が1×1018/cm3〜1×1019/cm3となるようにドーズ量を設定する。また、ウエル領域14の深さが上記半導体基板11表面より250nm程度となるように注入エネルギーを設定する。ここでは、不純物濃度が5×1018/cm3、深さが250nmとなるような条件でイオン注入を行った。
次いで、既存の技術により、半導体基板11上にゲート絶縁膜31を形成し、さらにゲート絶縁膜31上にゲート電極を形成する電極形成膜を形成する。さらに電極形成膜上にオフセット絶縁膜36を形成する。次に、通常のリソグラフィー技術およびエッチング技術により上記電極形成膜をパターニングして、ゲート電極32を、例えばゲート長が0.2μm程度となるように形成する。このゲート電極32上には上記オフセット絶縁膜36が形成されている。さらに、既存のサイドウォール形成技術によって、上記ゲート電極32の両側にサイドウォール絶縁膜33を形成する。
次に、例えばイオン注入法によって、上記ゲート電極32の両側の上記半導体基板11(ウエル領域14)に上記第2導電型とは逆導電型の第1導電型(N型)の第1領域21、第3領域23を形成する。第1領域21を形成するイオン注入では、例えば注入不純物にヒ素(As)を用い、不純物濃度が1×1018/cm3〜1×1021/cm3となるようにドーズ量を設定する。また、第1領域21の深さが上記半導体基板11表面より100nm程度となるように注入エネルギーを設定する。ここでは、不純物濃度が1×1019/cm3、深さが100nmとなるような条件でイオン注入を行った。また、第3領域23を形成するイオン注入では、例えば注入不純物にヒ素(As)を用い、不純物濃度が1×1018/cm3〜1×1020/cm3となるようにドーズ量を設定する。また、第3領域23の深さが上記半導体基板11表面より100nm程度となるように注入エネルギーを設定する。ここでは、不純物濃度が1.5×1019/cm3、深さが100nmとなるような条件でイオン注入を行った。この結果、上記第1領域21と第3領域23とが形成され、その間のウエル領域14が第2導電型(P型)の第2領域22となる。
次に、半導体基板11上の全面に絶縁膜51を形成する。その後、上記絶縁膜51上にレジスト膜52を形成する。次いで、リソグラフィー技術によって上記第3領域23上が開口されるようにレジスト膜52に開口部53を形成する。
次に、図4(2)に示すように、上記開口部53を形成したレジスト膜52〔前記図3(1)参照〕をエッチングマスクに用いて、上記絶縁膜51に開口部54を形成する。その後、上記レジスト膜52を除去する。
上記開口部54内に露出されている上記第3領域23の周囲は、オフセット絶縁膜36、サイドウォール絶縁膜33、素子分離領域12によって囲まれているので、選択エピタキシャル成長技術によって、半導体基板11からなる第3領域23上のみにシリコン層を選択的にエピタキシャル成長させることができる。この結果、第3領域23上に第3領域が延長形成される。このエピタキシャル成長では、上記第2領域22と第3領域23を延長形成した上面までの最短道程Lが例えば500nm確保できるように、エピタキシャル成長を行う。この選択エピタキシャル成長では、ヒ素(As)をドーパントとして添加する。その添加量は、第3領域23の延長形成部分の不純物濃度が1×1018/cm3〜1×1020/cm3となるように設定する。ここでは一例として不純物濃度が1.5×1019/cm3となるようにした。この結果、エピタキシャル成長により延長形成した領域を含めた第1導電型(N型)の第3領域23が形成される。
なお、上記各イオン注入では、それぞれ、イオン注入マスクを形成して、イオン注入の際に用いる。このイオン注入マスクは、例えばレジスト膜を形成し、リソグラフィー技術により上記レジスト膜をパターニングして形成することができる。そして、各イオン注入後にはイオン注入マスクとして用いたレジスト膜を除去する。
次に、選択エピタキシャル成長法によって、上記第3領域23上に第2導電型(P型)の第4領域24を形成する。この選択エピタキシャル成長では、ホウ素(B)をドーパントとして添加する。その添加量は、第4領域24の不純物濃度が1×1018/cm3〜1×1021/cm3となるように設定する。ここでは一例として不純物濃度が1×1020/cm3となるようにした。この結果、上記第3領域23上に第2導電型(P型)の第4領域24が形成される。よって、第1領域21、第2領域22、第3領域23、第4領域24が直列に接合されたサイリスタ20が形成される。また、上記第2領域22と第4領域24との間の第3領域23の最短道程は、パンチスルーによって第2領域(P型)22と第4領域(P型)24との間が導通状態とならない長さにすることが好ましい。言い換えれば、パンチスルーの影響が無視できる長さとすることが好ましい。例えば、上記第3領域(N型)23の最短道程Lは500nmとしている。
次に、エッチングにより、上記絶縁膜51、オフセット絶縁膜36を除去して、第1領域21上、ゲート電極32上を露出させる。このとき、第4領域24上ははじめから露出されている。
次に、図5(3)に示すように、通常のシリサイド化技術を用いて、第1領域21上、ゲート電極32上、第4領域24上にシリサイド層25、34、26を形成する。その後、上記シリサイド化反応に用いた余剰の金属膜(図示せず)を除去する。
次に、図6(4)に示すように、半導体基板11上にMIS型ゲート30、サイリスタ20等を被覆する層間絶縁膜41を形成する。その後、図示はしないが、上記層間絶縁膜41に上記サイリスタ20、MIS型ゲート30等に接続する接続孔(図示せず)を形成し、必要な配線(図示せず)を形成する。
本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型(例えばN型)の第3領域23を半導体基板11面より上方に立ち上げて形成し、その第3領域23上に第2導電型(例えばP型)の第4領域24を形成することから、第4領域24の面積分だけ素子面積を縮小化することができる。さらに、第3領域23をエピタキシャル成長によって立ち上げて形成した分だけ、第2導電型(例えばP型)の第2領域22と第2導電型(例えばP型)の第4領域24との間の道程を長く形成することができる。この点からも、素子面積の縮小化が図れる。本発明では、従来技術の半導体基板11面に沿ってサイリスタ20を形成する製造方法により製造される半導体装置1と比較して素子面積を30%以上縮小できるという利点がある。また、第3領域23と第4領域24とを選択的にエピタキシャル成長させて形成する工程以外は従来のCMOSサイリスタプロセスと共通化できるので、作製が容易であるという利点がある。
なお、上記説明では、ゲート電極32、ゲート絶縁膜31、第2領域22によりMIS型ゲート30が構成されるサイリスタ20の製造方法を説明したが、上記半導体基板11に上記サイリスタ20の他にほぼ同一プロセスにてMOSトランジスタを形成することもできる。その場合には、例えば上記ゲート絶縁膜31、ゲート電極32を形成した際にMOSトランジスタのゲート絶縁膜、ゲート電極を同時に形成することができる。また、MOSトランジスタのゲート電極の両側に形成されるサイドウォール絶縁膜も上記サイドウォール絶縁膜33と同時形成することが可能である。さらに、上記シリサイド層25、34、26を形成する工程で、MOSトランジスタのシリサイド層を同時に形成することも可能である。このように、本発明の製造方法では、MOSトランジスタプロセスとプロセスの一部を共通化することが可能である。なお、MOSトランジスタのエクステンション領域、ソース・ドレイン領域は、サイリスタ20の第1領域21、第2領域22、第3領域23とは不純物濃度が異なるので、別工程で形成することになる。なお、MOSトランジスタのエクステンション領域、ソース・ドレイン領域が第1領域21、第2領域22もしくは第3領域23とドーパントおよび不純物濃度が同一の場合には、同時形成することも可能である。
本発明の半導体装置に係る一実施の形態例を示した概略構成断面図である。 従来のMIS型ゲートを設けたサイリスタを示した概略構成断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態例を示した製造工程断面図である。 従来のMIS型ゲートを設けたサイリスタの問題点を示した概略構成断面図である。
符号の説明
1…半導体装置、11…半導体基板、20…サイリスタ、21…第1領域、22…第2領域、23…第3領域、24第4領域、30…MIS型ゲート

Claims (4)

  1. 半導体基板の表面部に形成された第2導電型の第2領域と、
    前記第2領域上にゲート絶縁膜を介して積層されたゲート電極と、
    前記第2領域の一方の側に接して前記半導体基板の表面部に形成された第1導電型の第1領域と、
    前記第2領域の他方の側に接し、前記半導体基板の表面部から、当該表面部上に突出する半導体層に形成された第1導電型の第3領域と、
    前記半導体層の突出端部で前記第3領域上に形成された第2導電型の第4領域と、
    を有するサイリスタを備えた、
    半導体装置。
  2. 半導体基板に第2導電型の第2領域を形成する工程と、
    前記半導体基板の第2領域上に絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極下方に前記第2領域の一部を残して前記第2領域の一方側に前記第2導電型とは逆の第1導電型の第1領域を形成するとともに前記第2領域の他方側に第1導電型の第3領域を形成する工程と、
    前記第3領域上に前記第3領域を選択的に成長させて延長形成する工程と、
    前記延長形成した第3領域上に第2導電型の第4領域を選択的に成長させて形成する工程と
    を備えた、半導体装置の製造方法。
  3. 前記第3領域の延長形成部分は選択エピタキシャル成長により形成する
    請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第4領域は選択エピタキシャル成長により形成する
    請求項2記載の半導体装置の製造方法。
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