JP4996498B2 - 構造物変位推定システム及び構造物変位推定方法 - Google Patents

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本発明は構造体を構成し、支持体に支持されている被支持体の長さ方向に間隔を空けて設置されている傾斜計から得られた傾斜角と、傾斜計が設置されている間隔とから被支持体の長さ方向に沿った位置に対する構造物の変位を推定する構造物変位推定システム及び構造物変位推定方法に関するものである。
軌道や橋梁、ガス管・水道管等の地下埋設物等の構造物は地盤に支持されているため、支持されている地盤の変状によって変位することがある。地盤の変状の要因は様々考えられるが、主要なものとして当該構造物に対する近接工事が挙げられる。
例えば軌道の場合、近接工事として連続立体交差化や軌道近接箇所での構造物建設があり、この近接工事の影響で地盤が変状し、軌道を構成する道床(バラスト)が沈下、又は隆起する可能性がある。例えば軌道が敷設されている地盤の一部を掘削するような場合、掘削に伴って地盤が沈下し、地盤に支持されている道床も沈下する可能性がある。
道床が沈下すれば、まくらぎが沈下すると共に、レールが湾曲する等の変形を起こすに至るため、列車の事故につながり得る。したがって、レールやまくらぎを含む軌道全体の変状を監視することは軌道の維持管理においては不可欠になる。
軌道の近接工事を行う際には、軌道の変状を動態観察することになるが、工事中も列車の運行は継続するため、軌道や路盤の変形を観測するための計測は困難なことが多い。一般的にはレーザーを用いた光学式軌道変位計測が行われるが(特許文献1参照)、それに用いられる装置自体が高価である上、運用が難しいこともあり、大規模工事でなければ、実施に適さない。
一方、変位計を用いて軌道変位を計測するには、軌道の脇等に基準点を確保する必要があるため、そのための準備作業と設備が煩雑になる。また軌道変位を精度よく監視するには、多点での計測が不可欠であるため、信号ケーブルの本数が多くなり、工事の進行を阻害することになる。特に複々線の場合にはケーブルが軌道を跨ぐ形になり、実際の適用は困難である。
レーザーや変位計に代え、傾斜計を用いれば、設備を簡略化することができる上、計測点の他に基準点を確保する必要もない。傾斜計を用いて軌道変位を計測する方法として、レール上を走行する四輪の計測台車上に傾斜計が設置されたレール形状計測装置を利用する方法がある(特許文献2参照)。
特開2003−232611号公報(請求項1、段落0011〜0028、図1〜図5) 特開平11−257942号公報(請求項1、段落0013〜0055、図1〜図2)
しかしながら、特許文献2のようにレール上を走行する四輪の計測台車上に傾斜計を設置した場合には、軌道変位を計測するために乗客用の列車とは別に計測台車を走行させる必要があるので、営業時に使用するには制約が多く、必要な時に自由に、すなわち常時計測することができない。
そこで、例えばまくらぎに支持されたレールに沿って所定間隔をおいて傾斜計を固定状態で設置した場合、傾斜計を常時計測することが可能となる。ここで、傾斜計から得られる傾斜角データはレールの長さ方向に対して散在しているので、全長に亘ってレールの変位を算出するためには傾斜計間のレールの長さ方向に対するレールの傾斜角を推定する必要があるが、そのような推定手段は提案されていない。
本発明は上記背景より、傾斜計間の梁状構造の被支持体の長さ方向に対する被支持体の傾斜角を推定することができる構造物変位推定システム及び構造物変位推定方法を提案するものである。
請求項1に係る発明は、1本からなる、又は接合されて1本となる梁状構造の被支持体と該被支持体を支持している支持体とからなる構造物の変位を推定する構造物変位推定システムであって、前記被支持体の長さ方向に間隔を空けて前記被支持体に沿って設置されている、前記被支持体の長さ方向に対する傾斜角を測定する複数個の傾斜計と、前記傾斜計から得られる傾斜角から、前記傾斜計間毎に前記被支持体の長さ方向に沿った位置に対する前記被支持体の傾斜角を推定する関数を与える演算装置とを有することを特徴とする。
傾斜計は梁状構造の被支持体に直接設置される他、間接的に、例えば隣接するまくらぎ間に被支持体に沿うように架設される部材に設置され、少なくとも被支持体の長さ方向の軸を含む鉛直面内の水平軸(以下、単に水平軸という)に対する被支持体の軸の傾斜角、すなわち、被支持体の計測点における接線方向の角度(たわみ角)を計測することができるように配置される。
被支持体の傾斜角を推定する関数とは、水平軸上に投影した、被支持体の長さ方向に沿う任意の位置を独立変数とし、傾斜角を従属変数とする関数である。
傾斜計が直接又は間接的に被支持体に設置され、傾斜角の計測点が固定されていることにより、傾斜角が得られる時間毎に水平軸上の定点に対する傾斜角が確定される。被支持体の傾斜角を推定する関数は傾斜計間毎に与えられるので、その関数が与えられている傾斜計間の両端での計測値を通ることがその関数の条件となる。
隣接する2つの関数は、その境界(傾斜計の設置位置)で計測値を共有するため、その境界で連続する。
傾斜計間毎に与えられた関数がその両端で隣接する関数と連続して繋がっていくことで、被支持体の傾斜角を推定する関数が被支持体の全長に亘って連続して形成される。被支持体の傾斜角を推定する関数は水平軸の位置で積分されると、被支持体の変位、すなわち構造物の変位を推定する関数となる。
また、1本からなる、又は接合されて1本となる梁状構造の被支持体とは、真に1本の部材のみからなる被支持体、又は複数個の部材が溶接や継手部材を用いることによって接続されてなる1本の被支持体のことを言う。
被支持体は一般的には複数の部材が接続されて構成される場合が多いので、長さ方向に被支持体の特性が変化することがある。例えば、長さ方向の途中で、強度、又は断面の異なる部材に変更されたり、部材間で溶接や継ぎ目板による接続部分が介在したりして、被支持体の特性が長さ方向に変化する。
被支持体の特性が長さ方向の途中で変化しても、被支持体の傾斜計間の部分の特性が一定である場合、傾斜計間における被支持体は単純な構造で構成されるので、被支持体の傾斜角を推定する関数が簡素化され、また、関数の精度が高くなる。したがって、傾斜計間の被支持体の特性が一定であるように傾斜計を設置して、関数を簡素化、又は関数の精度を高くすることができる。
前記演算装置は、前記傾斜計間毎に設定された前記被支持体の曲げ剛性から、前記傾斜計間毎に前記被支持体の長さ方向に沿った位置に対する前記被支持体の傾斜角を推定する関数を与えることもある(請求項2)。
被支持体がレールからなる場合、被支持体は通常複数の同一部材が接続されて構成され、部材部分と接続部分とからなり、部材部分と接続部分とで弾性係数が相違するので、傾斜計間によって曲げ剛性が相違することがある。また、被支持体がアーチ橋等の橋桁からなる場合、被支持体の長さ方向に沿って断面形状が変化し、断面形状の変化により断面二次モーメントが変化するので、傾斜計間によって曲げ剛性が相違する。曲げ剛性はたわみ量に大きく影響し、たわみ量は被支持体の変位となるので、傾斜計間毎に曲げ剛性を設定して被支持体のたわみ量に反映させることによって構造物の変位が高い精度で推定される。
各傾斜計間で設定される曲げ剛性をそのまま絶対値で表してもよいが、相対値、つまり基準の曲げ剛性に対する比率で表してもよい。例えば、被支持体がレールからなる場合、各傾斜計間の曲げ剛性を、代表的なレールとなる(基準となる)50Nレールの曲げ剛性に対する比率で表すことができる。50Nレールとは単位メートル当たりの重さが約50kgで、在来線に使用されるレールである。
この場合、50Nレールのみで構成される傾斜計間の曲げ剛性比率は1となり、60kレールのみで構成される傾斜計間の曲げ剛性比率は1.58(60kレールの曲げ剛性/50Nレールの曲げ剛性)となり、接続部分からなる傾斜計間の曲げ剛性はその接続手段の形態に応じて適宜に設定される。
前記演算装置は、例えば隣接する前記傾斜計間が共有する測定点において、一方の傾斜計間の一次微分係数に対する他方の傾斜計間の一次微分係数の比と、前記他方の傾斜計間の前記曲げ剛性に対する前記一方の傾斜計間の前記曲げ剛性の比とを一致させる演算を行うこともある(請求項3)。また、前記演算装置は、隣接する前記傾斜計間が共有する測定点において、一方の傾斜計間の二次微分係数に対する他の傾斜計間の二次微分係数の比と、前記他方の傾斜計間の前記曲げ剛性に対する前記一方の傾斜計間の前記曲げ剛性の比とを一致させる演算を行うこともある(請求項4)。各傾斜計間における被支持体の傾斜角を推定する関数と曲げ剛性との積は一致することから、この場合、傾斜計間で推定される関数同士の連続条件が一層正確になるので、構造物の変位の精度が高くなる。
前記構造物はレールからなる前記被支持体と、まくらぎからなる前記支持体とを有する鉄道軌道であり、前記鉄道軌道の全体の変位を推定することもある(請求項5)。構造物が鉄道軌道の場合、使用されるレールの種類は限られているので、傾斜計間で設定される曲げ剛性の種類も限られる。したがって、被支持体の傾斜角の関数を推定する際に適用される曲げ剛性を予め準備することができる。
請求項6に係る発明は、1本からなる、又は接合されて1本となる梁状構造の被支持体と該被支持体を支持している支持体とからなる構造物の変位を推定する構造物変位推定方法であって、前記被支持体の長さ方向に間隔を空けて前記被支持体に沿って設置されている、前記被支持体の前記長さ方向に対する傾斜角を測定する複数個の傾斜計を用いて前記傾斜角を計測する計測工程と、予め演算装置に入力された、前記傾斜角が設置される間隔及び前記支持体の前記傾斜計間毎に設定された曲げ剛性と、前記計測工程で計測された前記傾斜角とから前記演算装置が前記被支持体の長さ方向に沿った位置に対する前記構造物の変位を算出する演算工程とを有することを特徴とする。
本発明は上記の通り、被支持体の長さ方向に間隔を空けて被支持体に沿って設置され、被支持体の傾斜角を測定する傾斜計と、傾斜計から得られる傾斜角から、傾斜計間毎に被支持体の長さ方向に沿った位置に対する被支持体の傾斜角を推定する関数を与える演算装置とを有するので、傾斜計間の梁状構造の被支持体の長さ方向に対する被支持体の傾斜角を推定することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の構造物変位推定システム1が軌道(構造物)2に使用されている例を示す。軌道2は、例えばレール(被支持体)3が道床4に支持されているまくらぎ(支持体)5に支持されて構成されている。レール3は、例えば複数本の定尺レール3Aが継ぎ目による手段で繋がれて全体で1本となるように構成されている。本実施の形態では、定尺レール3Aは代表的な定尺レールである50Nレールとする。50Nレール3A、3Aの接続部分は鉛直荷重に対して構造的な弱点部分となるので、通常まくらぎ5の上に配置される。
図1では構造物変位推定システム1は軌道2に使用されているが、多径間ラーメン構造や多径間梁構造からなる橋梁等の場合もある。橋梁の場合は、単純構造(1径間)からなるものでもよい。また、50Nレール3Aの規格は、レール3が使用される用途(例えば、在来線や新幹線等)によって適宜に選定されるので、60kレールや40kレール等のレールでもよい。さらに、50Nレール3A、3A同士の接続手段は継ぎ目による手段の他に溶接による手段でもよい。
構造物変位推定システム1は、レール3に直接、又は間接的にレール3の長さ方向に沿って複数設置され、レール3の傾斜角を計測する傾斜計6と、傾斜計6に通信的に接続され、予め設定された演算等の処理を行うコンピュータ7とを備える。傾斜計6とコンピュータ7の接続方法は有線、無線を問わないが無線の方が設備として簡素化されて維持管理し易いので、好適である。
ここで、傾斜角とはたわみ角のことで、レール3の長さ方向の軸を含む鉛直平面の水平軸とレール3の接線とでなす角度である。したがって、傾斜角は傾斜計が水平状態にあるとき「0」を示す。傾斜計は主として加速度センサ等が搭載されているものであるが、少なくとも上記水平軸とレール3の接線とでなす角度を計測できればよく、その種類は問われない。
図1ではレール3の長さ方向に並設されている2本のまくらぎ5、5間の、レール3上の略中間位置に傾斜計6が設置されている。傾斜計6はまくらぎ5の沈下に起因するレール3の曲げ変形を検出することができればよいので、例えば上記2本のまくらぎ5、5間に架設部材を架設し、この架設部材に設置されてもよい。つまり、傾斜計6の、レール3の側面等に投影される点が2本のまくらぎ5、5間の略中間に位置されればよい。
レール3の長さ方向に並設される水平軸上の任意の位置に対する傾斜角を計測するため、傾斜計6は例えばレール3の外側を向いた側面に固定状態で装着される。この場合の固定手段は問われないが、傾斜計5に磁石を一体化させておけば、接着剤や取付用の部品を使用する必要がないので、レール3への着脱作業を容易に行える利点がある。
傾斜計6とコンピュータ7が無線で接続される場合、例えば傾斜計6には傾斜計6のケーブルを介して無線LANユニット8が接続され、コンピュータ7にはケーブルを介して受信ユニット9が接続され、各傾斜計6で計測された傾斜角の値が無線LANユニット8及び受信ユニット9を介してコンピュータ7に送信される。
無線LANユニット8は、例えばまくらぎ5の上面や側面等、傾斜計3との干渉が生じない位置に設置され、そのまくらぎ5を挟んで両側に配置された2個の傾斜計6、6にケーブルを介して接続される。傾斜計6とコンピュータ7が無線で接続される場合、無線LANユニット8及び受信ユニット9を使用する形式の他、傾斜計6及びコンピュータ7のそれぞれに所定の無線通信手段を内蔵する形式でもよい。
このように、傾斜計6がレール3に固定された状態でコンピュータ7に接続されているので、傾斜計6はレール3の傾斜角を計測しながらコンピュータ7に送信することが可能となる。
図2に示すように、コンピュータ7は、計測された傾斜角の値の他、傾斜角を推定する関数を確立するためのパラメータと、後述する、レール3の傾斜角を推定するための関数や関数を確立するための条件式等を記憶する記憶装置7Aを具備する。コンピュータ7は、さらにはROM(Read Only Memory)7Dに予め記憶されたプログラムに基づいて記憶装置7Aに記憶された傾斜角の値やパラメータ、関数等を用いて演算処理する演算装置7Bと、記憶装置7Aに情報が記憶されると同時にその情報を表示するための出力装置7Cと、所定の情報を入力するための入力装置7Eとを具備する。
記憶装置7Aには、各傾斜計6が設置されている水平軸上の位置、すなわち計測点の水平軸上の位置を表す傾斜計の位置の値(傾斜計の座標)と、各傾斜計6、6間の曲げ剛性比率の値とが入力装置7Eの操作に応じて記憶される。また、コンピュータ7は各傾斜計6から連続的に送信されてくる傾斜角の値を傾斜計の位置の値に対応させて自動的に一定間隔で記憶装置7Aに記憶させるように設定されている。その際、傾斜角の値が入力された時刻が検知され、傾斜角の値と共に、その時刻も自動的に記憶装置7Aに記憶される。
また、記憶装置7Aには、後述する関数(1)〜(3)及び条件式(A)〜(F)が入力装置7Eの操作に応じて記憶される。さらには、後述する、演算装置7Bによって演算処理されて推定された軌道2変位を表す軌道変位の値が自動的に記憶される。記憶装置7Aに記憶された情報は記憶されると同時に出力装置7Cに表示される。
また、記憶装置7Aには、レール3の長さ方向に並設されている2つの傾斜計6、6間で設定される、レール3の曲げ剛性比率の値が予め入力装置7Eの操作に応じて記憶される。曲げ剛性比率の値は傾斜計6、6間毎に設定され、傾斜計の位置の値に対応して記憶装置7Aに記憶される。
曲げ剛性比率とは、基準となる曲げ剛性に対するその傾斜計6、6間で設定されたレール3の曲げ剛性の比率である。本実施の形態では50Nレール3Aの曲げ剛性を基準の曲げ剛性としている。傾斜計6が2本のまくらぎ5、5間に架設される架設部材に設置される場合、並設されている2つの傾斜計6、6間がレール3に垂直に投影される区間で曲げ剛性が設定される。
本実施の形態ではレール3は複数本の50Nレール3Aが接続されて1本化されている。傾斜計6、6間が1本の50Nレール3Aのみで構成されている場合、傾斜計6、6間のレール3の曲げ剛性は50Nレール3Aの曲げ剛性と同一となるので、その傾斜計6、6間のレール3の曲げ剛性比率は1となる。曲げ剛性は、その部材の弾性係数と断面二次モーメントの積で与えられるので、レールの規格によっても変動する。
一方、傾斜計6、6間が2本の50Nレール3A、3Aで構成され、例えば傾斜計6、6間の略中間位置で50Nレール3A、3Aが接続している場合、傾斜計6、6間のレール3の曲げ剛性は50Nレール3Aの曲げ剛性より小さくなる。例えば、2本の50Nレール3A、3Aが継ぎ目による手段によって接続されている場合、曲げ剛性比率は例えば0.1と設定される。接続部分のレール3の曲げ剛性比率は、接続手段によって変動し、例えば実験等によって適切に設定される。
曲げ剛性は断面二次モーメントによっても変動するので、例えばアーチ橋の橋桁のように断面形状が軸方向に沿って変化する場合は、傾斜計間毎に例えば断面計二次モーメントの平均値を算出することによって曲げ剛性を設定する方法もある。この場合、基準となる曲げ剛性は適宜に設定されればよい。
コンピュータ7の演算装置7Bは、記憶装置7Aに記憶された傾斜計の位置の値及び傾斜角の値並びに傾斜計6、6間の曲げ剛性比率の値から、傾斜角の値が計測された時刻毎に軌道2の変位を推定するように設計されている。
演算装置7Bは軌道2の変位を推定するために、最初に、記憶装置7Aに記憶された、傾斜計6、6間の傾斜角を推定する関数を確立する。例えば、傾斜計6、6間毎に与えられる確立されていない関数(1)〜(3)を基に、その傾斜計6、6間に対応する条件式(A)〜(F)を与えることで、傾斜計6、6間毎に傾斜角を推定する関数を確立する。関数(1)〜(3)及び条件式(A)〜(F)を以下に示す。ここでは、3次スプライン補間法に倣い、傾斜角の推定に3次多項式を使用している。

(x) =a(x−x+b(x−x+c(x−x)+d・・・関数(1)
df(x)/dx =3a(x−x+2b(x−x)+c・・・関数(2)
fi(x)/dx=6a(x−x)+2b・・・関数(3)

(x)=y・・・条件式(A)
(xi+1)=yi+1・・・条件式(B)
・fi+1'(xi+1)=f'(x)・・・条件式(C)
・fi+1’’(xi+1)=f’’(x)・・・条件式(D)
’’(x)=0・・・条件式(E)
’’(xn+1)=0・・・条件式(F)
図3に示すように、関数(1)は区間iにおける水平軸上の位置(x)に対する傾斜角(y)を表す関数、すなわちレール3の傾斜計6、6間毎に傾斜計6、6間の傾斜角を推定する関数である。関数(2)は関数(1)を1回微分した関数、関数(3)は関数(1)を2回微分した関数である。
ここで、iは傾斜計6の番号、a〜dは傾斜計6、6間毎に定められる関数の係数を表す。区間毎に関数の係数a〜dが求まることによってその区間の関数が確立される。また、基準となる傾斜計6の番号を1とし、そこからレール3の長さ方向の一方(例えば、図3において右)へ進むにしたがって傾斜計6の番号が1つずつ増加する。したがって、図3では区間iは番号iの傾斜計6と番号i+1の傾斜計6で形成される区間である。
条件式(A)、(B)は区間iの関数(1)が区間iの両端の傾斜角、つまり、計測点における計測値を通ることを意味する。この条件によって、区間毎に個別に与えられた関数(1)が計測値を反映しつつ、レール3の全長に亘って連続し、1本化される。また、条件式(E)、(F)中の「1」及び「n+1」は計測点の両端を表し、条件式(E)、(F)はレール3全体の両端が端点であることを表している。
条件式(C)のKは、基準の曲げ剛性を50Nレールの曲げ剛性EI50Nとしたときの、(区間iより1つレール3の進む向きに隣接された区間i+1の曲げ剛性EIi+1/EI50N)/(区間iの曲げ剛性EI/EI50N)、区間iの曲げ剛性比率に対する区間i+1の曲げ剛性比率の比を表す。
傾斜角(y)は関数(1):(f(x))で表され、傾斜角(y)をxで微分したもの(f'(x))はM(x)/EIと表すことができる。M(x)は任意の水平軸上の位置(x)におけるレール3にはたらく曲げモーメントを表す関数である。ここで、レール3は1本化されて構成されていることから、いずれの傾斜計6、6間の曲げモーメントを表す関数は一致する。したがって、f(x)・EI=fi+1(x)・EIi+1となり、条件(C)が導かれる。条件(D)は条件(C)の両辺をxで微分すると導かれる。
関数(1)が確立されると、演算装置7Bは区間毎に確立された関数(1)を積分処理する。レール3の傾斜角(たわみ角)が水平軸の位置(x)で積分されると、レール3の変位量(たわみ量)が求められるので、軌道2の変位を推定する関数が確立される。
レール3の曲げ変形量、すなわちレール3のたわみ量は曲げ剛性に大きく起因する。傾斜計6がレール3の長さ方向に沿って固定状態で設置され、傾斜計6、6間毎に曲げ剛性比率を設定することによって、たわみ量に大きく起因する曲げ剛性が反映される。したがって、軌道2の変位を正確に推定することができる。
さらに、演算装置7Bは、求められた軌道2の変位を推定する関数に、予め設定された水平軸の位置の値を代入して、レール3の長さ方向の全長に亘って軌道2の変位を求め、構造物変位の値を記憶装置7Aに記憶させると同時に、出力装置7Cに出力させる。このように、上記の構造物変位推定システム1を用いて、レール3の長さ方向に散在して得られる傾斜角データを補間することで、軌道2の変位を推定することができる。
図4(a)は、接続部分(点線で図示)を有するレール3がまくらぎ5に載置され、レール3の長さ方向に沿って傾斜計6が設置されている一例であり、ここではレール3が、50Nレール3A、3Aが継ぎ目板10(太枠で図示)を用いて接続されて構成され、水平に設置されている。したがって、上述したように接続部分を含む傾斜計6、6間の曲げ剛性比率は0.1、それ以外の傾斜計6、6間の曲げ剛性比率は1となる。
図4(b)はレール3の中央部が10mm沈下した場合の、レール3の長さ方向に沿った任意の位置に対するレール3の傾斜角を示したものであり、図4(c)はレール3の中央部が10mm沈下した場合の、レール3の長さ方向に沿った任意の位置に対するレール3の鉛直方向の変位、すなわち軌道2の鉛直方向の変位を示したものである。図4(b)、(c)の縦の破線はそれぞれ傾斜計6の位置を示している。
図4(b)に示す破線は所定の手法(例えば有限要素法)によって算出された、レール3の傾斜角を推定する理論関数であり、中抜きの四角形がプロットされている実線は代表的な補間手段である線形補間式を、中抜きの三角形がプロットされている実線は3次スプライン補間式を適用したレール3の傾斜角を推定する関数である。
この3次スプライン補間式には条件式(C)、(D)が与えられておらず、代わりにfi+1'(xi+1) =f'(x)と、fi+1’’(xi+1) =f’’(x)とが与えられ、レール3の傾斜計6、6毎に固有な曲げ剛性比率が反映されていない。したがって、図5(a)、(b)中のグラフから読み取れるように、代表的な3次スプライン補間式はレール3の接続部分で傾斜角が変化していない。
一方、図4(b)に示す中塗りの円がプロットされている実線は関数(1)の3次スプライン補間式に基づき、条件式(A)〜(F)が与えられて曲げ剛性比率が反映された、レール3の傾斜角を推定する関数であり、代表的な線形補間式や3次スプライン補間式に比して理論関数に近く、精度が高い。この場合、図5(a)、(b)に示すように、単純な3次スプライン補間式では隣接する区間の境界で曲線の曲率が連続するのに対し、曲げ剛性比率の比が反映されているので、接続部分でレール3の傾斜角を推定する関数が折れ曲がり、実際に生じているレール3の変形が良く表されている。図4(c)に示す各式は、図4(b)の各式を積分して求めたものである。
次に、構造物変位推定方法について説明する。最初に、上述したように、図1に示すようにレール3に沿って所定間隔を置いて傾斜計6を設置し、傾斜計6に無線LANユニット8を接続し、無線LANユニット8と通信可能な範囲に受信ユニット9が接続されたコンピュータ7を設置する。
次いで、入力装置7Eを操作して、傾斜計6の位置、傾斜計6、6間のレール3の曲げ剛性比率及び関数(1)〜(3)並びに条件式(A)〜(F)を入力する。図6に示すように、ここで、演算装置7Bは、入力装置7Eの操作があるか否かを判断している(S1)。この判断が「No」の場合には演算装置7Bは同判断を繰り返す。入力装置7Eの操作があれば、演算装置7Bは記憶装置7Aに傾斜計6の位置の値、傾斜計6、6間のレール3の曲げ剛性比率の値、関数(1)〜(3)、条件式(A)〜(F)を記憶する(S2)と同時に、出力装置7Cに表示する(S3)。ここで、演算装置7Bは待機状態となる。
続いて、傾斜角の値の自動入力を開始する。測定された傾斜角の値の自動入力を開始する手段は、例えば出力装置7C上に表示させた傾斜角の値の自動入力開始ボタンをクリックする手段や、外部に設置された傾斜角の値の自動入力開始ボタンを押下等により操作する手段等が採用される。さらには、コンピュータ7にトリガー機能を設けて、自動的に傾斜角の値の自動入力を開始させる手段でもよい。
この時、演算装置7Bは自動入力開始の操作があるか否かを判断している(S4)。この判断が「No」の場合には演算装置7Bは同判断を繰り返す。自動入力開始の操作があれば「Yes」と判断し、入力された傾斜角の値を、予め設定された所定の間隔(例えば30s)で記憶装置7Aに記憶する(S5)と同時に、出力装置7Cに表示する(S6)。予め設定された所定の間隔は入力装置7Eの操作によって記憶装置7Aに記憶させておくことも可能である。
続けて、演算装置7Bは記憶装置7Aに記憶された各値、関数(1)〜(3)、及び条件式(A)〜(F)を用いて傾斜計6、6間の傾斜角を推定する関数を確立し(S7)、確立した関数を積分して構造物の変位を推定する関数を確立する(S8)。
最後に、確立した構造物の変位を推定する関数に、予め設定された所定の間隔(例えば10mm)で水平軸の位置に対する軌道2の変位を算出して(S9)、各位置に対する軌道2の変位の値を記憶装置7Aに記憶する(S10)と同時に、出力装置7Cに出力する(S11)。ここで、軌道2の変位を出力装置7Cに出力する際に、水平軸上の位置に対する軌道2の変位をグラフ化させると構造物2の変位の状況を容易に把握することができる。また、予め設定された所定の間隔は入力装置7Eの操作によって記憶装置7Aに記憶させておくことも可能である。
(その他の実施の形態)
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明の構造物変位推定システムの概要を示した概念図である。 図1の本発明の構造物変位推定システムの構成図である。 レールの傾斜角を推定する関数の説明図である。 (a)接続部分を有するレールに傾斜計が設置されている状況を示した概念図、(b)は図4(a)のレールが10mm沈下したと仮定した場合のレールの傾斜角を推定する関数を示したグラフ、(c)は図4(a)のレールが10mm沈下したと仮定した場合の軌道の変位を推定する関数を示したグラフである。 (a)は図4(b)のグラフの左半分の拡大図、(b)は図4(b)のグラフの右半分の拡大図である。 コンピュータの処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1………構造物変位推定システム
2………軌道(構造物)
3………レール(被支持体)
3A……50Nレール(定尺レール)
4………道床
5………まくらぎ(支持体)
6………傾斜計
7………コンピュータ
7A……記憶装置
7B……演算装置
7C……出力装置
7D……ROM
7E……入力装置
8………無線LANユニット
9………受信ユニット
10……継ぎ目板

Claims (6)

  1. 1本からなる、又は接合されて1本となる梁状構造の被支持体と該被支持体を支持している支持体とからなる構造物の変位を推定する構造物変位推定システムであって、
    前記被支持体の長さ方向に間隔を空けて前記被支持体に沿って設置されている、前記被支持体の長さ方向に対する傾斜角を測定する複数個の傾斜計と、
    前記傾斜計から得られる傾斜角から、前記傾斜計間毎に前記被支持体の長さ方向に沿った位置に対する前記被支持体の傾斜角を推定する関数を与える演算装置と
    を有することを特徴とする構造物変位推定システム。
  2. 前記演算装置は、前記傾斜計間毎に設定された前記被支持体の曲げ剛性から、前記傾斜計間毎に前記被支持体の長さ方向に沿った位置に対する前記被支持体の傾斜角を推定する関数を与えることを特徴とする請求項1に記載の構造物変位推定システム。
  3. 前記演算装置は、隣接する前記傾斜計間が共有する測定点において、一方の傾斜計間の一次微分係数に対する他方の傾斜計間の一次微分係数の比と、前記他方の傾斜計間の前記曲げ剛性に対する前記一方の傾斜計間の前記曲げ剛性の比とを一致させる演算を行うことを特徴とする請求項2に記載の構造物変位推定システム。
  4. 前記演算装置は、隣接する前記傾斜計間が共有する測定点において、一方の傾斜計間の二次微分係数に対する他の傾斜計間の二次微分係数の比と、前記他方の傾斜計間の前記曲げ剛性に対する前記一方の傾斜計間の前記曲げ剛性の比とを一致させる演算を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の構造物変位推定システム。
  5. 前記構造物はレールからなる前記被支持体と、まくらぎからなる前記支持体とを有する鉄道軌道であり、
    前記鉄道軌道の全体の変位を推定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の構造物変位推定システム。
  6. 1本からなる、又は接合されて1本となる梁状構造の被支持体と該被支持体を支持している支持体とからなる構造物の変位を推定する構造物変位推定方法であって、
    前記被支持体の長さ方向に間隔を空けて前記被支持体に沿って設置されている、前記被支持体の前記長さ方向に対する傾斜角を測定する複数個の傾斜計を用いて前記傾斜角を計測する計測工程と、
    予め演算装置に入力された、前記傾斜角が設置される間隔及び前記支持体の前記傾斜計間毎に設定された曲げ剛性と、前記計測工程で計測された前記傾斜角とから前記演算装置が前記被支持体の長さ方向に沿った位置に対する前記構造物の変位を算出する演算工程と
    を有することを特徴とする構造物変位推定方法。
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