JP3597832B2 - 軌道狂い計測方法およびその方法に用いられる軌道狂い計測システム - Google Patents

軌道狂い計測方法およびその方法に用いられる軌道狂い計測システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、既設路線の軌道(レール)を横断するトンネルやガードその他の工事を行う場合等に求められる軌道狂い管理を行うための軌道狂い計測方法および、その方法に用いられる軌道狂い計測システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)の規定(軌道整備基準)によれば、既設路線の軌道を横断するような工事を行う場合、その工事期間中、対象区間の軌道狂い計測を定期的に繰り返して、経時的な狂いを所定値以内に管理する必要があり、その際の管理項目としては、通り狂い(水平方向の狂い)、高低狂い(高さ方向の狂い)、軌間狂い(レール間隔の狂い)、水準狂い(二本のレールの高さの差の狂い)、平面性狂い(二本のレールの高さの捩じれの狂い)の5項目がある。
【0003】
かかる軌道狂いの管理のための軌道狂い計測方法としては、人手で行う方法とワイヤーセンサーによる自動計測方法の二種類が一般的であり、人手で行う際の各項目の計測方法は以下の通りである。
【0004】
通り狂いおよび高低狂いについては、図12中に△印で示すように、対象区間(通常は30m程度)のレールRに5mピッチでマーキングを行って、そのマーキングに従い、10mの糸(水糸)LSをレールRに沿って張り渡し、その糸LSの両端位置および中央位置のそれぞれでのレールRとの間隔aおよびbを差し金等で計ってb−aの値を計算することで中央位置(5m位置)での曲がり(通り)を計測し、同様にして糸LSの両端位置および中央位置のそれぞれでのレールRとの高低差aおよびbを差し金等で計ってb−aの値を計算することで中央位置(5m位置)での曲がり(高低)を計測する。
【0005】
また軌間狂いについては、上記各マーキング位置において、二本の軌道Rの間隔をスチールテープ(鋼巻尺)を用いて計測する。そして水準狂いについては、上記各マーキング位置において、二本の軌道Rの高低差を、測量用のレベルを用いて計測する。さらに平面性狂いについては、各マーキング位置において、隣りのマーキング位置との水準狂いの相対差を計算する。
【0006】
一方、ワイヤーセンサーによる自動計測方法は、前述の5項目のうち、通り狂い、高低狂い、水準狂いの3項目を対象とする。計測箇所は人手で行う場合と同様で、対象区間に水糸LSのかわりにワイヤーを張り、図12中のbの計測位置においてレールRに固定した治具にレーザー距離計を設置して、そのレーザー距離計でワイヤーまでの水平および鉛直方向距離を計って通り狂いと高低狂いとを計測する。また水準狂いは、10mピッチで傾斜角計を設置して計測する。この自動計測による管理の際には、軌道狂いの初期値の計測は先の人手で行う方法で行い、その後の変化量を上記方法で自動計測することにより、軌道狂いの管理を行う。
【0007】
ところで近年、デジタルカメラの普及により、計測対象物に取り付けた標識をデジタルカメラによって撮像し、その標識を含む画像をパーソナルコンピュータに取り込んで、画像上において標識の重心位置を計測し、その値を実計測値に変換して計測を行う計測方法も知られている。この手法には、カメラ一台で一箇所で計測する方法と、カメラ二台あるいは一台で移動して二箇所で計測する方法とがあり、カメラ一台で一箇所で計測する手法は、撮像された画像中の標識の高さ方向および横方向の二次元座標値を計測し、二箇所で計測する手法は、奥行き方向も加えた、標識の三次元座標値を計測する。なお、この明細書では特に断らない限り、「画像」とは一画面分の画像をいう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、人手による計測方法では、計測する際に列車見張り監視員が必要であるため、長期間に渡る工事に際してはコストが嵩んでしまうという問題がある。そして、夜間を含めて24時間計測を行う場合の作業員の確保困難等の問題もある。
【0009】
一方、ワイヤーセンサーによる自動計測では、計測を行うために種々の機器を軌道に取り付ける必要があるため、機器の初期設置に手間とコストが嵩むという問題があり、また保線作業時にはこれらの機器を一旦撤去し、作業後に再設置する必要があるため、メンテナンスにも手間がかかるという問題がある。さらに、軌道は列車車輪と直接接し、列車運行のための制御信号が流れているため、計測機器を取り付けた場合には、列車走行に悪影響を与える可能性があるという問題がある。加えて、ワイヤーセンサーによる計測方法では、管理者にセンサー(距離計)からの情報しか伝わらないため、異常値発生時の現場状況が画像として確認できないので、管理者が現地に行く必要があり、迅速な対応がとれないという問題もある。
【0010】
また、デジタルカメラを用いて計測する方法では、計測物を真横から撮影するのが通常であり、その撮影範囲が計測範囲となる。この場合、撮影された範囲をデジタルカメラの画素数によって分割することになるため、1画素の大きさに相当する撮影範囲が計測精度の基準となる。従って、広範囲(約30m)に渡って高精度(誤差1mm以内)で計測することは困難であり、軌道や橋梁のような長い計測物を対象とする場合には計測精度が低下し精度基準に満たない場合が多いという問題がある。
【0011】
そこで、本願発明者はこれらの問題を解決する方法について研究したところ、一般にデジタルカメラでは被写界深度(ピントの合う範囲)が比較的深いため、奥行き方向についてかなり近くから遠くまで一枚の画像中に鮮明に撮影することができるということに想到し、また、軌道狂い管理を行うための軌道狂い計測においては通常、軌道の延在方向の位置ずれは管理対象とされないということに想到した。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
この発明は、上述の点に鑑みて先の課題を有利に解決した計測方法および計測システムを提供することを目的とするものであり、この発明の軌道狂い計測方法は、軌道狂い計測対象区間の軌道にあらかじめ複数個の標識をその軌道の延在方向に沿って所定間隔を空けて取り付け、前記複数個の標識が全て一画像中に入るように前記計測対象区間の軌道の延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置した電子式撮像手段によって前記複数個の標識の全てを所定時間間隔で撮像し、先ず、前記撮像した画像上での前記複数個の標識の位置と、別途計測したそれらの標識の所定計測座標系での位置との対応関係を求め、次いで、前記所定時間間隔で撮像した画像上での前記複数個の標識の位置から前記対応関係を用いてそれらの標識の前記所定計測座標系での位置をそれぞれ求め、前記求めた複数個の標識の前記所定計測座標系での位置の相対的な位置ずれ量から軌道狂いを求めることを特徴とするものである。
【0013】
この発明の計測方法によれば、軌道に標識を取り付けて、それらの標識の計測座標系での位置を測量用のトータルステーション等で別途求め、それらの標識の電子式撮像手段で撮像した画像上での位置と上記計測した所定計測座標系での位置との対応関係を求めるキャリブレーション作業を行った後は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の電子式撮像手段により自動計測を行うので、計測する際に列車見張り監視員が不要であるため、長期間に渡る工事でも低コストで計測を行うことができ、しかも夜間を含めて24時間計測を行う場合でも作業員の確保の心配がない。
【0014】
また、この発明の計測方法によれば、軌道脇に電子式撮像手段および他の計測機器を設置するとともに軌道に標識を接着剤等を用いて取り付けた後に上記キャリブレーション作業を行うだけで人手による作業が済むので、作業コストが低コストで済み、軌道には標識を取り付けるだけなので軌道に対する負荷が少なく、安全である。
【0015】
さらに、この発明の計測方法によれば、現地の計測機器と管理事務所とを通信回線で接続することにより、計測結果とともに現地撮影画像を管理事務所に伝送することができる。従って、計測値に異常値が発生した場合等に、現地状況を画像により確認し得て、管理者が現地に行かなくても迅速な対応をとることができる。
【0016】
しかも、一般にデジタルカメラを用いた計測方法では計測誤差が撮影範囲に比例して大きくなるため長い区間の軌道計測を通常の如く真横から行うと計測誤差が過大になってしまう処、この発明の計測方法によれば、複数個の標識が全て一画像中に入るように計測対象区間の軌道の延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置した電子式撮像手段によって軌道を斜め方向から撮影するので、撮影範囲を小さくしたままで長い区間の軌道計測が行えるため、計測精度の低下を防止することができる。
【0017】
なお、この発明の計測方法においては、前記撮像した画像上での前記複数個の標識の位置と、別途計測したそれらの標識の前記所定計測座標系での位置との対応関係は、前記標識の中心位置と前記電子式撮像手段のレンズの中心位置とを通る直線と、前記電子式撮像手段の前記画像が位置する仮想画面上での前記標識の中心位置とレンズの中心位置とを通る直線と、前記所定計測座標系と前記電子式撮像手段の座標系との関係を表す関係式とに基づき、共線条件方程式を用いて求めることとしても良く、このようにすれば、前記対応関係を容易に求めることができる。
【0018】
また、この発明の計測方法においては、前記標識の撮像時に光量が不足する場合に、前記複数個の標識を照明することとしても良く、このようにすれば、元々の夜間照明が充分でないような区間でも24時間自動計測を行い得るとともに、曇天時や雨天時等日光の光量が少ない場合でも標識の位置を確実に計測することができる。
【0019】
一方、この発明の軌道狂い計測システムは、軌道狂い計測対象区間の軌道にあらかじめその軌道の延在方向に沿って所定間隔を空けて取り付けられた複数個の標識が全て一画像中に入るように前記計測対象区間の軌道の延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置された電子式撮像手段と、前記電子式撮像手段を所定時間間隔で作動させてその電子式撮像手段に前記複数個の標識の全てを前記所定時間間隔で撮像させる撮像制御手段と、前記電子式撮像手段が所定時間間隔で撮像した前記複数個の標識の全てを含む画像を画像処理して前記複数個の標識を識別する標識識別手段と、前記識別した複数個の標識の画像上での位置から所定の対応関係を用いてそれらの標識の所定計測座標系上での位置を演算でそれぞれ求める標識位置演算手段と、前記所定時間間隔で撮像された画像から求められた前記複数個の標識の前記所定計測座標系上での位置の相対的な位置ずれ量から軌道狂いを求める軌道狂い演算手段と、を具えてなるものである。
【0020】
この発明の計測システムにあっては、軌道狂い計測対象区間の軌道にあらかじめその軌道の延在方向に沿って所定間隔を空けて取り付けられた複数個の標識が全て一画像中に入るように前記計測対象区間の軌道の延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置された電子式撮像手段を、撮像制御手段が所定時間間隔で作動させて、その電子式撮像手段に前記複数個の標識の全てを前記所定時間間隔で撮像させ、標識識別手段が、前記電子式撮像手段が所定時間間隔で撮像した前記複数個の標識の全てを含む画像を画像処理して前記複数個の標識を識別し、標識位置演算手段が、前記識別した複数個の標識の画像上での位置から所定の対応関係を用いてそれらの標識の所定計測座標系上での位置を演算でそれぞれ求め、そして軌道狂い演算手段が、前記所定時間間隔で撮像された画像から求められた前記複数個の標識の前記所定計測座標系上での位置の相対的な位置ずれ量から、通り狂いや高低狂い等の軌道狂いを求める。
【0021】
従って、この発明の計測システムによれば、先の発明の計測方法を実施し得てその計測方法の、軌道狂いを自動計測でき、また軌道に対する負荷が少なく設置費用が低コストで済み、さらに、計測結果を画像とともに管理事務所に伝送し得て、異常値が発生した場合等に現地の画像を遠隔地から確認でき、しかも高い計測精度を確保できるといった効果をもたらすことができる。
【0022】
なお、この発明の計測システムにおいては、前記標識識別手段が、前記画像処理として、初期登録された前記標識の形状パラメータ(面積、重心座標値、真円度、楕円パラメータ等)を用いて、計測時に前記撮像された画像中から前記標識を抽出し、前記標識を識別するようにしても良く、このようにすれば、標識の識別を確実に行うことができる。
【0023】
また、この発明の計測システムにおいては、所定時間(例えば30分)に一回の定期的な計測時に複数回(例えば5回)続けて撮像し、それらの画像から計測を行ってその計測結果から異常値を除去するようにしても良く、通常、列車通過時には電子式撮像手段の画像が振動でブレたり列車が撮影の障害になったりするため標識の自動識別が困難になる処、上記のようにすれば計測値の信頼性を向上させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の軌道狂いの計測方法の一実施例の実施に用いられる、この発明の軌道狂い計測システムの一実施例の構成を示す説明図、また図2は、その実施例の計測システムにおける電子式撮像手段の配置例を示す説明図であり、図中符号Rは軌道(レール)、1は標識、2はカメラハウジング、3はそのカメラハウジング内に外部撮影可能に収容された電子式撮像手段としてのデジタルスチルカメラ(以下単に「デジタルカメラ」という)をそれぞれ示す。
【0025】
この実施例の計測システムでは、図1に示すように、計測対象の例えば30mの区間に渡って二本の軌道Rにそれぞれ標識1を5mピッチで取り付け、それらの標識1の全てを撮像するため、図2に示すように、端の標識1から軌道Rに沿って20m離れるとともに軌道Rから例えばL=4.5m離れた軌道脇に立設したポスト4上に、外部を撮影可能にガラス窓を設けてデジタルカメラ3を収容したカメラハウジング2を、デジタルカメラ3が軌道Rから例えばH=2mの高さに位置するように設置してある。ここで、標識1は、図3(a)の取付け図と、図3(b)の上側の正面図および下側の下面図とに示すように、非導電性材料であるアクリル板をL字状に折曲して全体を黒く塗るとともに中央部に白い円形パターン1aを描いたもので、軌道Rの腹部に接着剤等により取り付ける。なお、軌道Rの腹部に取り付けると標識1を障害物が遮る場合は、図3(c)の取付け図と、図3(d)の上側の正面図および下側の下面図とに示すように、標識1を外軌の軌道Rの頭部に取り付けるようにしても良い。
【0026】
デジタルカメラ3は、そのカメラ付近に設置したパソコンハウジング5内に収容した通常のパーソナルコンピューターからなる現場パソコン6に、伝送ケーブルとしてのユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブル6aを用いて接続してあり、現場パソコン6は、夜間計測用に標識1付近を充分明るくするよう現場付近に複数台設置した照明器具8とデジタルカメラ3とに電源線7aを介して電源を供給するスイッチ回路7を制御するとともに、USBケーブル6aを介してデジタルカメラ3の作動を制御する。また現場パソコン6には、パーソナルハンディーフォンシステム(PHS)9を介して通信回線としての電話回線が引き込まれており、これにより、管理者のいる事務所に置かれたもう一台のPHS10を介して、その事務所に設置された通常のパーソナルコンピューターからなる管理パソコン11との間でデータ転送可能な状態となっている。
【0027】
この実施例の計測システムを用いた上記実施例の軌道狂い計測方法では、デジタルカメラ3が、全ての標識1を含む現場の画像を所定時間(例えば30分)毎に撮影し、現場パソコン6が、その画像を自動的に取り込んで軌道狂いの計算を行う。現場パソコン6は、計測値が管理値を越えた場合、通信回線を用いて管理パソコン11ひいては管理者に自動通報する。ちなみに、この実施例の計測方法は、軌道Rの三次元形状を正確に計測することを目的とするものではなく、先の軌道整備基準に示された各計測項目に関し、工事期間中である計測期間中の経時変化(初期値からの変動量)を正確に計測することを目的としている。
【0028】
図4は、デジタルカメラ3により撮像した計測画像の例を示す。図中符号1A〜7A,1B〜7Bが標識である。また、図5は、この実施例の計測方法での軌道狂い計測作業の手順を示す。すなわちここでは、先ずステップS1で、全ての標識1および、デジタルカメラ3を収容したカメラハウジング2や現場パソコン6を収容したパソコンハウジング5等の計測機器を設置し、次いでステップS2で、全ての標識1およびカメラ位置の初期値を計測し、次いでステップS3で、キャリブレーション計算を行い、そしてステップS4で、軌道狂いの変動値を自動計測する。
【0029】
この実施例の計測方法の原理を図6により説明する。この計測方法を成立させるためには、準備作業としてキャリブレーション作業が必要となる。ここでのキャリブレーションとは、単写真標定の理論に基づき後述のカメラ外部評定要素をあらかじめ算出することである。このキャリブレーション作業は、先ず、上記ステップS2で、水平垂直座標系である計測座標系0−XYZに基づき、標識1i(デジタルカメラ3から例えば遠い方の端からi番目の標識1;i=1〜7)の三次元座標値(X ,Y ,Z )を例えば測量用のトータルステーション(測角・測距可)その他の三次元計測装置やワイヤーセンサー等によって計測する。また、その計測の際同時に、デジタルカメラ3で標識1を撮像し、撮像した画像(仮想画面)VIに写り込んだ標識1のその画像VI上での重心位置座標値Miを、図7に示すように、デジタルカメラ3の電荷結合素子(CCD)座標系C−x でMi(xgi,ygi)として計測し、デジタルカメラ3のレンズ中心であるカメラ中心に原点Cが位置するとともにレンズ光軸にz軸が一致するカメラ座標系C−xyzでの座標値Mi(x ,y ,−b )に座標変換する。
【0030】
次いで、上記ステップS3で、標識1i(i=1〜7)の計測座標系での三次元座標とカメラ座標系での重心位置座標との上記計測値および、デジタルカメラ3のあらかじめ知られているカメラパラメータ(焦点距離、CCDの大きさ、撮像面を構成するCCDの画素数m×n)を用いて、カメラ外部評定要素(計測座標系0−XYZにおけるカメラ中心座標値Xc,Yc,Zcおよびカメラ座標系の傾きα,β,γ)を最小二乗法の計算により求める。
【0031】
上記ステップS4の自動計測においては、キャリブレーション作業で求めた外部評定要素および標識1の初期Z座標値を用いて、計測座標系での標識1の三次元座標値を求める。その手順は、先ずデジタルカメラ3で全ての標識1を含む現地画像を撮像し、その画像中から標識1の座標値Miを計算する。実際の標識1の中心位置は、図6に示すように、カメラ中心Cと仮想画面VI上の標識中心Miを結ぶ延長線上にあることから、以下のように共線条件方程式をたて、その式に標識1位置の初期Z座標値を代入することにより、計測座標系における標識1の三次元座標値を求めることができる。
【0032】
すなわち、カメラ座標系C−xyzの各座標軸が計測座標系0−XYZに対してγ→β→αの順に反時計回りに回転した状態で画像が入力され、実際の標識1iが仮想画面上の点M に撮像されたとする。この場合に、標識1iの計測座標値(X , Y , Z )は回転行列を用いると、(1)式のようなカメラ座標系の座標値(xpi, ypi, zpi)に変換することができる。
【0033】
【数1】
Figure 0003597832
【0034】
ここに、(X ,Y ,Z :カメラ座標系原点Cの計測座標
=cos β・cos γ
=−cos β・sin γ
=sin β
=cos α・sin γ+sin α・sin β・cos γ
=cos α・cos β−sin α・sin β・sin γ
=−sin α・cos β
=sin α・sin γ−cos α・sin β・cos γ
=sin α・cos γ+cos α・sin β・sin γ
=cos α・cos β
【0035】
いま、図6のカメラ座標値に着目すると、標識1i(xpi, ypi, zpi)から出た光線は、レンズ中心点C(0, 0, 0)を通る直線となるので、
【0036】
【数2】
Figure 0003597832
の直線方程式が得られる。
また、光線は仮想画面上の点M ( x , y ,−b ) と点C(0, 0, 0)とを通るので、次式のようにも書き表すことが出来る。
【0037】
【数3】
Figure 0003597832
(2)式と(3)式とは同一直線の式であり、両者を連立させ、さらに(1)式を用いると次の共線条件方程式が得られる。
【0038】
【数4】
Figure 0003597832
【0039】
【数5】
Figure 0003597832
【0040】
また、(4)式、(5)式の共線条件方程式は、次の(6)式、(7)式のように計測座標値を求める式に書き直すことができる。
【0041】
【数6】
Figure 0003597832
【0042】
【数7】
Figure 0003597832
【0043】
(6)式および(7)式を見ると、画像座標値(x , y )およびZ を与えることにより、標識1iの計測座標値(X , Y , Z )が得られることがわかる。
【0044】
このようにして、i=1〜7の全ての標識1の三次元座標値を求め、この三次元座標値を用いて、通り狂い、高低狂い、軌間狂い、水準狂い、平面性狂いを計算する。例として、レール曲がり(通り狂いおよび高低狂い)の計算方法を図8に示す。レール曲がりは、図示のように▲1▼、▲2▼、▲3▼の三点の三次元座標値が求まると、次の(8)式および(9)式によって求めることができる。
【0045】
【数8】
Figure 0003597832
【0046】
【数9】
Figure 0003597832
【0047】
この計算の際、カメラ外部評定要素(カメラ中心位置およびカメラ座標系の傾き)はキャリブレーション時に求められた値を使用しており、この値は計測期間中に微少変動する可能性がある。しかしながらカメラ外部評定要素が微少変動しても、標識1の三次元座標値としてはその影響を受けるが、図8に示すように、各計測項目は標識1間の相対変位により算出されるので、軌道狂い計測値は大きな影響を受けない。
【0048】
ところでこの実施例の計測方法では、上記原理で示したように、撮像された画像中から標識1の重心座標を算出する。標識1の重心位置の算出方法は、初期値取得ルーチンと自動計測ルーチンとに別れており、図9は、初期値取得ルーチンの手順を示す。ここでは現場パソコン6が、先ずステップS11でデジタルカメラ3を作動させて、デジタルカメラ3が撮像した図10に示す如き初期画像PIを取り込み、続くステップS12でその初期画像PI中において標識1を抽出する領域TEを手動により指定され、続くステップS13でその領域TEの画像に対し画像処理を施して標識1の候補領域を抽出する。ここでの画像処理は、標識1が黒い板に白い円形パターン1aが描かれたものであるため、周囲より輝度が高い領域を抽出する処理を行う。
【0049】
この時、標識1の候補領域TPは図10に示すように複数個抽出される場合があるが、次のステップS14でそれらの候補領域TP中から操作者により明示的に標識1の領域を指定されることにより、現場パソコン6は続くステップS15で、操作者が抽出させたい標識1の形状パラメータ(重心位置、面積、真円度、楕円パラメータ)を求める。この作業は画像中の計測すべき全ての標識1について行い、現場パソコン6は各標識1の形状パラメータを初期値として記憶しておく。ここで、例えば真円度については、真円度の低い候補を計測対象から外すというように用いることができ、また楕円度(長径/短径)が大きい程数値が大きい楕円パラメータについても、同様にして用いることができる。ステップS16で全ての標識1について処理が終了したと現場パソコン6が判断すると、この初期値取得ルーチンは終了する。
【0050】
図11は、現場パソコン6が所定時間(例えば30分)毎に実行する自動計測ルーチンの手順を示し、この自動計測時には現場パソコン6が撮像制御手段として、先ずステップS21でデジタルカメラ3を作動させて現場の画像を自動取得し、次いでステップS22で標識番号iをi=0に初期設定し、次いでステップS23で標識番号iをi=i+1にインクリメントし、続くステップS24でiが標識数n(ここではn=7)より大きい(i>n)か否かを判断して、大きくない場合にステップS25でそのi測点標識(標識1i)の形状パラメータ初期値を記憶媒体より読み込み、続くステップS26で上述した周囲より輝度が高い領域を抽出する画像処理によって標識1の候補領域を抽出する。
【0051】
続くステップS27では、上記抽出した標識1の候補領域のもつ形状パラメータと形状パラメータ初期値とを比較する画像処理を行って、標識1の領域すなわち標識1を特定する。この比較では、パラメータ初期値を基準とし、その値からある範囲内にある候補領域のみを選択する(例えば、初期値±20%以内の形状パラメータをもつ候補領域のみ抽出する)。ここで、この条件に該当する候補領域が複数個存在した場合は、その中で重心位置が前回計測した重心位置に最も近いものを標識1として特定する。ステップS28では、標識1が特定できたか否かを判断し、特定できた場合はステップS29でその標識1の重心座標値を計算して記憶媒体に保存した後ステップS23へ戻り、その一方、ステップS28で上記条件に該当する候補領域が存在しない場合は、計測不能として警告を発した後ステップS23へ戻る。従って、上記ステップS25〜S28を実行する現場パソコン6は、標識識別手段に相当する。
【0052】
そしてステップS24でiが標識数nより大きい(i>n)と判断し、全ての標識1の重心座標値算出処理が終わったと判断したら、現場パソコン6はその重心座標値を基にステップS30で全ての標識1の三次元座標値を計算し、続くステップS31で上述の如くして軌道狂い変動量を計算する。従って、上記ステップS29,S30を実行する現場パソコン6は、標識位置演算手段に相当し、また、上記ステップS31を実行する現場パソコン6は、軌道狂い演算手段に相当する。なお、上記実施例の計測システムは、上記の定期的な計測時に複数回(例えば5回)続けて撮像し、それらの画像から上記計測を行ってその計測結果から異常値を除去する。
【0053】
かくしてこの実施例の計測方法によれば、軌道Rに標識1を取り付けて、それらの標識1の、計測座標系での位置をトータルステーション等で別途求め、それらの標識1の、デジタルカメラ3で撮像した画像上での位置と上記計測した計測座標系での位置との対応関係を求めるキャリブレーション作業を行った後は、デジタルカメラ3により自動計測を行うので、計測する際に列車見張り監視員が不要であるため、長期間に渡る工事でも低コストで計測を行うことができ、しかも夜間を含めて24時間計測を行う場合でも作業員の確保の心配がない。
【0054】
また、この実施例の計測方法によれば、軌道Rの脇にデジタルカメラ3および他の計測機器を設置するとともに軌道Rに標識1を接着剤等を用いて取り付けた後に上記キャリブレーション作業を行うだけで人手による作業が済むので、作業コストが低コストで済み、軌道Rには標識1を取り付けるだけなので軌道Rに対する負荷が少なく、安全である。
【0055】
さらに、この実施例の計測方法によれば、現地の計測機器と管理事務所とを通信回線で接続していることから、計測結果とともに現地画像を管理事務所に伝送することができるので、計測値に異常値が発生した場合等に現地状況を画像により確認し得て、管理者が現地に行かなくても迅速な対応をとることができる。
【0056】
しかも、この実施例の計測方法によれば、複数個の標識1が全て一画像中に入るように計測対象区間の軌道Rの延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置したデジタルカメラ3によって軌道Rを斜め方向から撮影するので、撮影範囲を小さくしたままで長い区間の軌道計測が行えるため、計測精度の低下を防止することができる。
【0057】
さらに、この実施例の計測方法によれば、撮像した画像上での複数個の標識1の位置と、別途計測したそれらの標識1の計測座標系での位置との対応関係を示す(6)式及び(7)式を、標識1の中心位置とデジタルカメラ3のレンズ中心位置Cとを通る直線と、デジタルカメラ3の画像が位置する仮想画面VI上での標識1の中心位置Miとレンズ中心位置Cとを通る直線と、計測座標系とデジタルカメラ3のカメラ座標系との関係を表す関係式とに基づき、共線条件方程式を用いて求めるので、その対応関係を容易に求めることができる。
【0058】
そして、この実施例の計測方法によれば、標識1の撮像時に光量が不足する場合に複数個の標識1を照明器具8で照明できるので、元々の夜間照明が充分でないような区間でも24時間自動計測を行い得るとともに、曇天時や雨天時等日光の光量が少ない場合でも標識1の位置を確実に計測することができる。
【0059】
また、この実施例の軌道狂い計測システムによれば、上記実施例の計測方法を実施し得て、その計測方法の、軌道狂いを自動計測でき、また軌道Rに対する負荷が少なく設置費用が低コストで済み、さらに計測結果を画像とともに管理事務所に伝送し得て、異常値が発生した場合等に現地の画像を遠隔地から確認でき、しかも高い計測精度を確保できるといった効果をもたらすことができる。
【0060】
しかも、この実施例の計測システムによれば、現場パソコン6が画像処理として、初期登録された標識1の形状パラメータ(面積、重心座標値、真円度、楕円パラメータ等)を用いて、計測時に撮像された画像中から標識1を抽出し、標識1を識別するので、標識1の識別を確実に行うことができる。
【0061】
そして、通常、列車通過時にはデジタルカメラ3の画像が振動でブレたり列車が撮影の障害になったりするため標識1の自動識別が困難になる処、この実施例の計測システムによれば、所定時間(例えば30分)に一回の定期的な計測時に複数回(例えば5回)続けて撮像し、それらの画像から計測を行ってその計測結果から異常値を除去するので、計測値の信頼性を向上させることができる。
【0062】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、現場パソコン6と管理パソコン11とは有線の電話回線を用いてデータ転送を行うようにしても良く、また現場パソコン6はデジタルカメラ3を制御して取得した画像を管理パソコン11に伝送し、管理パソコン11が軌道狂い計算を行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の軌道狂いの計測方法の一実施例の実施に用いられる、この発明の軌道狂い計測システムの一実施例の構成を示す説明図である。
【図2】上記実施例の計測システムにおける電子式撮像手段としてのデジタルカメラの配置例を示す説明図である。
【図3】上記実施例の計測システムにおける標識の例を示す説明図である。
【図4】上記実施例の計測システムにおけるデジタルカメラでの標識の撮像例を示す説明図である。
【図5】上記実施例の計測方法での軌道狂い計測作業の手順を示すフローチャートである。
【図6】上記実施例の計測方法での計測の原理を示す説明図である。
【図7】上記実施例の計測方法での仮想画面上の標識を示す説明図である。
【図8】上記実施例の計測方法でのレール曲がりの計算方法を示す説明図である。
【図9】上記実施例の計測方法での初期値取得ルーチンの手順を示すフローチャートである。
【図10】上記実施例の計測方法での標識候補領域の状態を例示する説明図である。
【図11】上記実施例の計測方法での自動計測ルーチンの手順を示すフローチャートである。
【図12】従来の軌道狂いの計測方法を例示する平面図である。
【符号の説明】
1 標識
1a 円形パターン
2 カメラハウジング
3 デジタルカメラ
4 ポスト
5 パソコンハウジング
6 現場パソコン
6a USBケーブル
7 スイッチ回路
7a 電源線
8 照明器具
9,10 PHS
11 管理パソコン
LS 水糸
PI 初期画像
R 軌道
TE 領域
TP 候補領域
VI 画像

Claims (6)

  1. 軌道狂い計測対象区間の軌道にあらかじめ複数個の標識をその軌道の延在方向に沿って所定間隔を空けて取り付け、
    前記複数個の標識が全て一画像中に入るように前記計測対象区間の軌道の延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置した電子式撮像手段によって前記複数個の標識の全てを所定時間間隔で撮像し、
    先ず、前記撮像した画像上での前記複数個の標識の位置と、別途計測したそれらの標識の所定計測座標系での位置との対応関係を求め、
    次いで、前記所定時間間隔で撮像した画像上での前記複数個の標識の位置から前記対応関係を用いてそれらの標識の前記所定計測座標系での位置をそれぞれ求め、
    前記求めた複数個の標識の前記所定計測座標系での位置の相対的な位置ずれ量から軌道狂いを求めることを特徴とする、軌道狂い計測方法。
  2. 前記撮像した画像上での前記複数個の標識の位置と、別途計測したそれらの標識の前記所定計測座標系での位置との対応関係は、前記標識の中心位置と前記電子式撮像手段のレンズの中心位置とを通る直線と、前記電子式撮像手段の前記画像が位置する仮想画面上での前記標識の中心位置とレンズの中心位置とを通る直線と、前記所定計測座標系と前記電子式撮像手段の座標系との関係を表す関係式とに基づき、共線条件方程式を用いて求めることを特徴とする、請求項1記載の軌道狂い計測方法。
  3. 前記標識の撮像時に光量が不足する場合は、前記複数個の標識を照明することを特徴とする、請求項1または2記載の軌道狂い計測方法。
  4. 軌道狂い計測対象区間の軌道にあらかじめその軌道の延在方向に沿って所定間隔を空けて取り付けられた複数個の標識が全て一画像中に入るように前記計測対象区間の軌道の延在方向に対し斜め方向に光軸を向けて設置された電子式撮像手段と、
    前記電子式撮像手段を所定時間間隔で作動させてその電子式撮像手段に前記複数個の標識の全てを前記所定時間間隔で撮像させる撮像制御手段と、
    前記電子式撮像手段が所定時間間隔で撮像した前記複数個の標識の全てを含む画像を画像処理して前記複数個の標識を識別する標識識別手段と、
    前記識別した複数個の標識の画像上での位置から所定の対応関係を用いてそれらの標識の所定計測座標系上での位置を演算でそれぞれ求める標識位置演算手段と、
    前記所定時間間隔で撮像された画像から求められた前記複数個の標識の前記所定計測座標系上での位置の相対的な位置ずれ量から軌道狂いを求める軌道狂い演算手段と、
    を具えてなる、軌道狂い計測システム。
  5. 前記標識識別手段は、前記画像処理として、初期登録された前記標識の形状パラメータを用いて、計測時に前記撮像された画像中から前記標識を抽出し、前記標識を識別することを特徴とする、請求項4記載の軌道狂い計測システム。
  6. 所定時間に一回の定期的な計測時に複数回続けて撮像し、それらの画像から計測を行ってその計測結果から異常値を除去することを特徴とする、請求項4または5記載の軌道狂い計測システム。
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