JP4995523B2 - 仮撚り加工糸およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は海島型複合繊維からなる仮撚り加工糸に関するものである。さらに詳しくは、島分離性が良好でありソフト感、スウェード感を兼ね備えた品質に優れた超極細繊維用からなる仮撚り加工糸が得られる仮撚り加工糸に関するものである。
従来、衣料用途ではソフト感、スウェード感のある素材を得ることを目的として、極細繊維を用いる方法が一般化されている。さらに極細繊維に嵩だか性や保温性、吸水性を付与するために仮撚り加工が幅広く使われるようになってきた。極細繊維の代表的な製造方法には特許文献1にあるような直接紡糸法や特許文献2や特許文献3にあるような複合繊維から1成分を除去して極細繊維を製造する方法が一般的に知られている。
直接紡糸法では繊維径が均一な繊維を製造することが可能であり、仮撚り加工性は良好であり品質安定性に優れているが、紡糸時のノズル径を小さくすることが必要となり、これにより押出圧力が大きくなり、結果として押出し状態が不安定になるため、糸切れや毛羽の発生という問題点が起こり、製造可能な繊維径には限界があった。
海島型複合紡糸法を用いると、溶剤処理で容易に溶解する海成分と難溶解性の島成分の組み合わせで海島型複合繊維を紡糸し、海成分を溶解除去することで簡単に極細繊維を作成することができる。海島成分ポリマーをチップ状態でブレンドした繊維から超極細繊維を得る方法が特許文献4や特許文献5に記載されているが、この方法を用いて得られた海島型複合繊維からできる極細繊維は繊維径のばらつきが大きいため、仮撚り加工時の強度低下が激しく、製品の品質安定性に問題があった。
また、特許文献6には、海成分ポリマーに5−スルホイソフタル酸金属塩が全ジカルボン酸の2.5〜5mol%、ポリエチレングリコールがポリマー重量の2〜12重量%に共重合されてなる、エチレンテレフタレートを主構成単位としており、島成分ポリマーのアルカリ溶解速度が海成分ポリマーの1/25以下のポリエステルを用いた海島複合繊維からなる仮撚加工糸について記載している。たしかに島の分離性と仮撚り加工性に問題はないが、1成分のフィラメントあたりの島の分割数が少なく、1島径が大きくなるために極細繊維特有のスウェード感が乏しくなるという問題点がある。さらに、スウェード感を得るために分割数を多くすると上記の海成分ポリマーの減量速度では島が完全には分割されないために染色斑が生じる。
このため、ソフト感、スウェード感を兼ね備えた品質安定性の良い超極細繊維の仮撚り加工糸が求められている。
特開2003−41432号公報 特開昭61−296120号公報 特許第3013505号公報 特開平3−113082号公報 特開平4−126815号公報 特許第2546802号公報
本発明は上記の問題点を克服し、島成分分離性が良好であり、品質が良好であり、ソフト感、スウェード感を兼ね備えた超極細繊維からなる仮撚り加工糸が得られる仮撚り加工糸を提供することを目的とする。また、上記仮撚り加工糸を加工性よく安定して製造する方法を提供することを目的とする。
上記の問題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明に達した。すなわち、本発明によれば、 溶解性の異なる2種類のポリマーからなり、繊維横断面において易溶解ポリマーを海成分、難溶解ポリマーを島成分として複合化した海島型複合繊維からなる仮撚り加工糸であって、海成分と島成分の重量比率が40:60〜10:90、島数が100以上であり、かつ下記(A)〜(D)を同時に満足することを特徴とする仮撚り加工糸が提供される。
(A)全捲縮率TC:10〜25%
(B)沸水収縮率FS:〜20%
(C)破断強度:2.0cN/dtex以上
(D)破断伸度:15〜100%
また、請求項1に記載の仮撚り加工糸を製造する方法であって、溶解性の異なる2種類のポリマーをからなり、繊維横断面において易溶解ポリマーを海成分、難溶解ポリマーを島成分として、海成分と島成分の重量比率を40:60〜10:90、島数を100以上として複合化し溶融紡糸した海島型複合繊維からなる糸条を、延伸後仮撚り加工するか又は延伸同時仮撚り加工し、その際、該仮撚り加工を、海成分を構成する易溶解ポリマーのガラス転移温度よりも70〜130℃高い温度で行うことを特徴とする仮撚り加工糸の製造方法が提供される。
本発明によれば、島成分分離性が良好であり、品質が良好であり、ソフト感、スウェード感を兼ね備えた超極細繊維からなる仮撚り加工糸が得られる仮撚り加工糸を提供することができる。また、上記仮撚り加工糸を加工性よく安定して製造する方法を提供することができる。
本発明の仮撚り加工糸は、溶解性の異なる2種類のポリマーからなり、繊維横断面において易溶解ポリマーを海成分、難溶解ポリマーを島成分として複合化した海島型複合繊維からなる仮撚り加工糸である。以下、海成分を構成する易溶解ポリマーを海成分ポリマー、島成分を構成する難溶解ポリマーを島成分ポリマーと称することがある。
本発明においては、海成分と島成分の重量比率(海:島)が40:60〜10:90であり、かつ後述する(A)全捲縮率TC、(B)沸水収縮率FS、(C)破断強度、(D)破断伸度を同時に満足していることが肝要であり、これにより本発明の目的とする、島成分分離性が良好であり、品質が良好であり、ソフト感、スウェード感を兼ね備えた超極細繊維からなる仮撚り加工糸とすることができる。
上記の海成分と島成分の重量比率において、海成分の割合が60%以上であると、海成分溶解に必要な溶剤の量が多くなり、安全性や環境負荷、そしてコストの面で問題がある。また、海成分溶解前の仮撚り加工糸の捲縮率を高くしても、多量の海成分を溶解するために、溶解後に得られる超極細繊維からなる仮撚り加工糸は捲縮が少なく、十分な嵩だか性が得られない。一方海成分の割合が10%未満の場合は、島同士が膠着し、ソフト感、スウェード感が乏しくなる。より好ましい海成分と島成分の重量比率(海:島)は40:60〜20:80である。
本発明においては、複合繊維横断面において外周の最も近くに配された島成分と外周まで距離(S)と繊維径(R)との比(S/R×100)が好ましくは1.0以下であり、より好ましくは0.8以下である。ここで(S/R×100)が1未満である場合には、単繊維が融着して風合いの硬い仮撚り加工糸となり、ソフト感が失われ易い。
次に島数は100以上であることが特に好ましい。島数が多いほど海成分を溶解除去して極細繊維を製造する場合の生産性が高くなり、しかも得られる極細繊維の細さも顕著となって極細繊維特有の柔らかさ、光沢感などを表現することができる。ここで、島数100未満の場合は、海成分を溶解除去しても繊維径の小さい超極細繊維が得られ難くなる。また、島数が多くなりすぎると紡糸口金の製造コストが高くなるだけではなく、加工精度自体も低下しやすくなるので1000以下とするのが好ましい。
次に、島径は50〜1500nm、好ましくは100〜1000nmである。島径が50nm未満の場合には繊維構造が不安定で物性や繊維形態が不安定で好ましくなく、一方1500nmを超える場合には極細繊維特有の柔らかさ、光沢感などが得られず好ましくない。
本発明の海島型複合繊維を構成するポリマーの組み合わせは、以下の2点を満たしていることが特に望ましい。2点とは、(1)溶融紡糸時における海成分ポリマーの溶融粘度が島成分ポリマーの溶融粘度よりも大きく、(2)島成分ポリマーの溶解速度に対する海成分ポリマーの溶解速度が200倍以上であることである。
溶融紡糸時における海成分ポリマーの溶融粘度が島成分ポリマーの溶融粘度よりも大きいことにより、海島断面形成性が良好となる。この条件を満たしていれば、海成分の複合重量比率が50%以下になっても、島同士が大部分膠着して海島繊維と異なる繊維となることはない。島同士が膠着すると、海成分を溶解除去した際に極細繊維だけではなく異形繊維まで作成されることとなり、染め斑やピリングなど品位に問題が生じやすくなる。特に好ましい溶融粘度比(海/島)は1.1〜2.0、特に1.3〜1.5の範囲である。この比が1.1未満の場合には溶融紡糸時に島成分が膠着しやすくなり、一方2.0を超える場合には粘度差が大きすぎるために紡糸調子が低下しやすい。
また、島成分ポリマーに対する海成分ポリマーの溶解速度の比が200倍以上であることにより、島分離性が良好となる。上記溶解速度の比が200倍未満の場合には、繊維断面中央部の海成分ポリマーを溶解する間に、分離した繊維断面表層部の島成分が、繊維径が小さいためにさらに溶解され、海相当分が減量されているにもかかわらず、繊維断面中央部の海成分を完全に溶解除去できず、島成分の太さ斑や溶剤侵食による強度劣化が発生して、毛羽や染め斑が起こるなどの問題が生じやすい。
海成分ポリマーは上記の2点を満たしていればいかなるものであってもよいが、特に繊維形成性の良いポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエチレンなどが好ましい。例えば、アルカリ水溶液易溶解性ポリマーとしては、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエステルが最適である。ここでアルカリ水溶液とは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム水溶液などを言う。また、ナイロン6はギ酸に溶解し、ポリスチレンはトルエンなど有機溶剤に溶解するので、これらでもよい。
ポリエステル系のポリマーのなかでは、5−ナトリウムスルホイソフタル酸6〜12モル%と分子量4000〜12000のポリエチレングリコールを3〜10重量%共重合させた固有粘度が0.4〜0.6のポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルが好ましい。ここで、5−ナトリウムスルホイソフタル酸は親水性と溶融粘度向上に寄与し、ポリエチレングリコール(PEG)は親水性を向上させる。また、5−ナトリウムスルホイソフタル酸が6モル%以下であると島成分ポリマーに対する海成分ポリマーの溶解速度の比が200倍未満となり、繊維断面中央部の海成分を溶解する間に、分離した繊維断面表層部の島成分が、繊維径が小さいためにさらに溶解され、海相当分が減量されているにもかかわらず、繊維断面中央部の海成分を完全に溶解除去できず、島成分の太さ斑や溶剤侵食による強度劣化が発生して、毛羽や染め斑が起こるなどの問題が生じる。一方12モル%以上であると、固有粘度が低下し、紡糸性が悪くなるので好ましくない。また、PEG共重合量が3重量%以下であると島成分ポリマーに対する海成分ポリマーの溶解速度の比が200倍未満となるので、よくない。10重量%以上であると、溶融粘度低下作用があるので、好ましくない。以上のことから上記の範囲が適切であると考えられる。分子量は大きいほど、その高次構造に起因すると考えられる親水性増加作用があるが、反応性が悪くなってブレンド系になるため、耐熱性や紡糸安定性の面で問題が生じる可能性があるので、上記の範囲が好ましい。
島成分ポリマーは上記の2点を満たしていれば、いかなる繊維形成性ポリマーであってもよく、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエチレンなどいずれのポリマーでも良い。なかでも、衣料用途ではポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66が好ましい。一方、産業資材や医療用途では、水や酸、アルカリに強いポリスチレンやポリエチレンなどが耐久性の点で好ましい。さらに島成分は丸断面に限らず、異形断面であってもよい。
本発明においては、仮撚り加工糸の(A)全捲縮率TCは10〜25%、好ましくは10〜20である。全捲縮率TCが10%未満では、十分なソフト感やストレッチ性が得られえない。一方、全捲縮率TCが25%を超えると品質が低下し、取扱い性が悪くなる傾向にある。
(B)沸水収縮率FSは4〜20%、好ましくは5〜15%である。沸水収縮率FSが4%未満では、風合いが硬くなりやすく、一方、20%を超えると収縮が大きくなり布帛などとしたときソフトな風合いが得られない。
さらに、(C)破断強度は2.0cN/dtex以上であり、これ以下では品質が十分でなく実用面で問題がある。また、(D)破断伸度は15〜100%であり、15%未満では風合いが硬くなり、後工程で毛羽や断糸が発生しやすくなり取扱い性が低下し、一方100%を超えると品質安定性が低下し十分な強度も得られなくなる傾向にあり好ましくない。
以上に説明した本発明の仮撚り加工糸は次の方法により製造することができる。すなわち、溶解性の異なる2種類のポリマーをからなり、繊維横断面において易溶解ポリマーを海成分、難溶解ポリマーを島成分として、海成分と島成分の重量比率を40:60〜10:90として複合化し溶融紡糸した海島型複合繊維からなる糸条を、延伸後仮撚り加工するか又は延伸同時仮撚り加工し、その際、該仮撚り加工を海成分ポリマーのガラス転移温度よりも70〜130℃高い温度で行うことによって製造することができる。
上記溶融紡糸においては、海成分ポリマーの溶融粘度が高く、島成分ポリマーの溶融粘度がこれより低いことが好ましく、海成分の溶融粘度が小さい場合には島成分同士が膠着する可能性がある。
溶融紡糸に用いられる口金としては、島成分を形成するための中空ピン群や微細孔群を有するものなど任意のものを用いることができる。例えば中空ピンや微細孔より押し出された島成分とその間を埋める形で流路を設計されている海成分流とを合流し、これを圧縮することにより海島型断面が形成されるといった紡糸口金でもよい。好ましく用いられる紡糸口金例を図1および2に示す。本発明の海島型複合繊維断面において複合繊維横断面において外周の最も近くに配された島成分と外周まで距離(S)と繊維径(R)との比(S/R×100)を1.0以下とすることが特に望ましく、これを達成できる紡糸口金を用いる。なお、図1は中空ピンを海成分樹脂貯め部分に吐出してそれを合流圧縮する方式であり、図2は微細孔方式で島を形成する方法である。ここで、最外列の島成分分配用導入孔から外周までの距離7を上記(S/R×100)が1.0以下となる距離に設計することにより、容易に達成することができる。
溶融吐出された海島型複合繊維は冷却風により固化され、巻き取られる。この巻取り速度としては、1000〜5000m/minであることが望ましい。巻取り速度が1000m/min未満では生産性が悪く、一方5000m/minを超えると紡糸安定性が悪くなる傾向にある。
得られた未延伸糸を仮撚り加工の前に延伸する場合は、未延伸糸を一旦巻取り後別途延伸を行うか、もしくは未延伸糸を引取り連続して延伸を行うなどいずれの方法を採用してもかまわない。また、未延伸糸を延伸同時仮撚り加工して仮撚り加工糸としても良い。なお、延伸温度は60〜150℃、延伸倍率は1.1〜7倍で適宜行うことができる。
仮撚り加工は海成分ポリマーのガラス転移温度よりも70〜130℃、好ましくは90〜120℃高い温度で行うが、これにより前述した、捲縮率、沸水収縮率、強度、伸度を容易に達成することができる。特に、仮撚り加工を70℃よりも低い温度で行うと捲縮率が10%以下と低い値を示し、仮撚り加工糸特有の嵩だか性が乏しくなる。また、130℃以上高い温度で行うと単繊維が融着して風合いの硬い仮撚り加工糸となる。
この際、仮撚り装置としては、クロスベルト式、ディスク式などがあるがいずれを用いても良い。仮撚り加工温度以外の加工条件は特に限定するものではないが、例えば、仮撚り加工は未延伸糸または延伸糸を送糸しながら、下記の計算式より算出した回転数Rで高速回転する仮撚りスピンドルにより加撚し、上記温度としたヒーターで熱固定し、その後解撚して、巻き取る方法を採用することができる。
R=60×30600/{仮撚り加工糸繊度(dtex)}1/2
以上の製造方法により、全捲縮率TCが10〜25%、沸水収縮率FSが4〜20%、破断強度が1.5cN/dtex以上、破断伸度が15〜100%の仮撚り加工糸を容易に製造することができる。また、この仮撚り加工糸を、例えば織物や編物などの布帛に成形し、海成分を溶解することによって、超極細繊維からなる仮撚り加工糸からを得ることができる。したところ、仮撚り加工を施していない海島型複合繊維からなるナノファイバーの筒編みと比べて嵩だか性がありソフト感やスウェード感に優れていた。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。各評価項目は下記の方法で測定した。
(1)溶融粘度
乾燥処理後のポリマーを紡糸時のルーダー溶融温度に設定したオリフィスにセットして5分間溶融保持したのち、数水準の荷重をかけて押し出し、そのときのせん断速度と溶融粘度をプロットする。そのプロットをなだらかにつないで、せん断速度−溶融粘度曲線を作成し、せん断速度が1000秒−1の時の溶融粘度を見る。
(2)海成分ポリマーのガラス転移点:Tg
規定量のポリマーチップをアルミサンプルパンに封入し、DSCにて窒素雰囲気下で室温〜300℃まで昇温速度10℃/minで昇温した昇温曲線からガラス転移点を測定した。
(3)海島断面形成性
光学顕微鏡を用いて海島状態を観察し、2段階評価した。島成分同士に膠着部分がない場合を○、島成分同士に島膠着部分がある場合を×とした。
(4)海島溶解速度比
海成分ポリマーおよび島成分ポリマーを各々0.3φ−0.6L×24Hの口金にて1000〜2000m/minの紡糸速度で糸を巻き取り、さらに残留伸度が30〜60%の範囲になるように延伸して、75de/24filのマルチフィラメントを作成する。これを各溶剤にて溶解しようとする温度で浴比100にて溶解時間と溶解量から、減量速度を算出した。これにより、溶解速度に対する海成分の溶解速度の比(海島溶解速度比=海島成分の溶解速度/島成分の溶解速度×100)を求め、海島溶解速度比が200倍以上の場合を○、200倍未満の場合を×とした。
(5)外周の最も近くに配された島成分と外周まで距離(S)、繊維径(R)
透過型電子顕微鏡TEMで、倍率30000倍で繊維断面写真を撮影し、測定した。
(6)荷重−伸長曲線
海島型複合繊維9000mの重量をn=3回測定して平均値から繊度を求めた。そして、室温で初期試料長=200mm、引っ張り速度200m/minとして荷重−伸長曲線から求めた。
(7)極細繊維径の均一性
海成分溶解除去後の複合繊維を30000倍でTEM観察により、1本の複合繊維内の極細繊維群について、断面外周部・断面中央部において、平均繊維径を測定し、その最大−最小幅が平均繊維径の50%よりも小さいものを○、大きいものを×とした。
(8)全捲縮率TC(%)
仮撚り加工糸に0.044cN/dtex(50mg/デニール)の張力を掛けて約3300dtexのカセをカセ枠に巻き取る。カセの一端に0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL0(cm)を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重をはずした状態で、100℃の沸水中にて20分間処理する。沸水処理後、0.00177cN/dtex(2mg/デニール)の荷重をはずし、24時間自由な状態で自然乾燥する。自然乾燥した試料に再び0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL1(cm)を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を取りはずし、1分間経過後の長さL2を測定し、次の算式捲縮率を算出した。この測定を10回実施し、その平均値で表した。
捲縮率TC(%)={(L1−L2)/L0}×100
(9)沸水収縮率FS(%)
仮撚り加工糸に0.044cN/dtex(50mg/デニール)の張力を掛けて約3300dtexのカセをカセ枠に巻き取る。カセの一端に0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL0(cm)を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重をはずした状態で、100℃の沸水中にて20分間処理する。沸水処理後、0.00177cN/dtex(2mg/デニール)の荷重をはずし、24時間自由な状態で自然乾燥する。自然乾燥した試料に再び0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL1(cm)を測定し、次の算式捲縮率を算出した。この測定を10回実施し、その平均値で表した。
沸水収縮率FS(%)={(L0−L1)/L0}×100
(10)スウェード感、ソフト感
モニター7人に対して官能試験を実施し、2段階評価した。スウェード感、ソフト感があると評価した人が5人以上の場合は○、スウェード感、ソフト感があると評価した人が5人未満の場合は×とした。
[実施例1]
島成分に285℃での溶融粘度が1200poiseのポリエチレンテレフタレート(PET1:帝人ファイバー株式会社製)、海成分に285℃での溶融粘度が1600poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコール(PEG)を3wt%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸(SIP)を9mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレート(改質PET1:帝人ファイバー株式会社製)を海/島の重量比率を40/60とし、島数が500である図1の紡糸口金を用いて紡糸温度を285℃として溶融紡出し、1500m/minで巻き取った。なお、海成分ポリマーのガラス転移温度Tgは65℃であり、アルカリ減量速度比は1000倍であった。複合繊維断面をTEM観察したところ、海島断面形成性は良好であった。また、図1に示す距離7が、複合繊維横断面において外周の最も近くに配された島成分と外周まで距離(S)と繊維径(R)との比(S/R×100)が1.0以下となるように設計した紡糸口金を用い、実際に得られた複合繊維で測定したところ(S/R×100)は0.8であった。この未延伸糸を、温度を90℃、延伸倍率を2.8倍として延伸し30dtex/10フィラメントの延伸糸を得、この延伸糸をさらに仮撚り加工した。なお、仮撚り加工では、延伸糸を送糸しながら、下記の計算式より算出した回転数Rで高速回転する仮撚りスピンドルにより加撚し、仮撚り加工温度Tsを160℃としたヒーターで熱固定し、その後解撚して巻取り仮撚加工糸を得た。
R=60×30600/{仮撚り加工糸繊度(dtex)}1/2
得られた仮撚り加工糸の物性は全捲縮率TCが15%、沸水収縮率が8%、破断強度が2.8cN/dtex、破断伸度が26%であった。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて40%減量した。繊維断面を観察したところ均一な島径を有する超極細島(超極細繊維)群を形成しており、ソフト感、スウェード感を兼ね備えていた。結果を表1に示す。
[比較例1]
図1の距離7の異なる紡糸口金を用いた以外は実施例1と同様にして未延伸糸を得た。未延伸糸は(S/R×100)が12であり、実施例1と同じ紡糸速度で巻き取ったにもかかわらず、複合繊維の延伸倍率は2.1倍と低い値となった。得られた延伸糸(30dtex/10フィラメント)を160℃で仮撚り加工したところ、一部融着箇所が観察された。得られた仮撚り加工糸の強伸度は低いものであった。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて40%減量した。繊維断面を観察したところ均一な島径を有する超極細島(超極細繊維)群を形成していたが、仮撚り加工糸に融着箇所があるために、ソフト感に乏しかった。結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1と同様にして得られた延伸糸を用い、これを海成分ポリマーのガラス転移温度Tgよりも145℃高い210℃で仮撚り加工したところ、融着している箇所が多く観察された。得られた仮撚り加工糸の強伸度は低いものであった。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて40%減量した。繊維断面を観察したところ均一な島径を有する極細島群を形成していたが、仮撚り加工糸に多く融着箇所があるために、ソフト感に乏しかった。結果を表1に示す。
[実施例2]
島成分に285℃での溶融粘度が1300poiseのポリエチレンテレフタレート(PET2:帝人ファイバー株式会社製)、海成分に285℃での溶融粘度が1700poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコール(PEG)を4wt%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸(SIP)を7.5mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレート(改質PET2:帝人ファイバー株式会社製)を海/島の重量比率を20/80とし、島数が100である図1の紡糸口金を用いて紡糸温度を285℃として溶融紡出し、紡糸速度1000m/minで巻き取った。未延伸糸は、延伸倍率を3.1倍として延伸して30dtex/10フィラメントの延伸糸を得た。この延伸糸を仮撚り加工温度を170℃とした以外は実施例1と同様にして仮撚り加工し、仮撚り加工温度を得た。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて20%減量した。繊維断面を観察したところ均一な島径を有する超極細島(超極細繊維)群を形成しており、ソフト感、スウェード感を兼ね備えていた。結果を表1に示す。
[実施例3]
島成分に285℃での溶融粘度が1250poiseのポリエチレンテレフタレート(PET3:帝人ファイバー株式会社製)、海成分に285℃での溶融粘度が1700poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコール(PEG)を3wt%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸(SIP)を10mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレート(改質PET3:帝人ファイバー株式会社製)を海/島の重量比率を30/70とし、島数が900である図1の紡糸口金を用いて紡糸温度を285℃として溶融紡出し、紡糸速度4000m/minで巻き取った。未延伸糸は、延伸倍率を2.0倍として延伸して30dtex/10フィラメントの延伸糸を得た。この延伸糸を仮撚り加工温度を170℃とした以外は実施例1と同様にして仮撚り加工し、仮撚り加工温度を得た。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて20%減量した。繊維断面を観察したところ均一な島径を有する超極細島(超極細繊維)群を形成しており、ソフト感、スウェード感を兼ね備えていた。結果を表1に示す。
[比較例3]
海/島の重量比率を70/30に変更した以外は実施例2と同様にして紡糸し未延伸糸を得た。これを延伸したが、海成分比率が70%と高いために延伸倍率は1.7倍と低かった。得られた延伸糸(30dtex/10フィラメント)を170℃で仮撚り加工したところ、融着箇所が一部に観察された。得られた仮撚り加工糸は、捲縮率、強伸度ともに低い値を示した。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて70%減量したところ、海部を減量するために時間がかかるため、表面付近にある島が余分に減量され、島径は不均一となり、ソフト感、スウェード感にも乏しいものであった。結果を表1に示す。
[比較例4]
島数が25島である紡糸口金を用いて、海/島の重量比率を30/70に変更した以外は実施例2と同様にして未延伸糸を得、さらに延伸糸(30dtex/10フィラメント)を得た。この延伸糸を160℃で実施例1と同様にして仮撚り加工し、仮撚り加工糸を得た。この仮撚り加工糸で筒編みを作成し4%NaOH水溶液で95℃にて30%減量したが、繊維径が2.8μmと大きいため極細特有のスウェード感に乏しかった。結果を表1に示す。
Figure 0004995523
本発明の仮撚り加工糸からは、島成分分離性が良好で、品質が良好であり、ソフト感、スウェード感を兼ね備えた超極細繊維からなる仮撚り加工糸が得られる。このため、特に高品位が必要とされるジャケット、スカート、下着、スポーツ衣料などに衣料用に好ましく用いることができるが、その他、衣料資材、カーペット、ソファー、カーテンなどのインテリア製品、カーシートなどの車両内装材、化粧品、マスク、ワイピングクロス、健康用品などの生活用品や、研磨布、フィルター、有害物質除去製品、電池用セパレータなど環境・産業資用途、縫合糸、スキャフォールド、人工血管、血液フィルターなどの医療用途などにも用いることができる。また、本発明の製造方法によれば、上記仮撚り加工糸を加工性よく安定して製造することができる。
本発明の仮撚り加工糸を構成する海島型複合繊維を紡糸するために用いる紡糸口金の概略図。 本発明の仮撚り加工糸を構成する海島型複合繊維を紡糸するために用いる他の紡糸口金の概略図。
符号の説明
1:分配前島成分ポリマー溜め部分
2:島成分分配用導入孔
3:海成分導入孔
4:分配前海成分ポリマー溜め部分
5:個別海/島=鞘/芯構造形成部
6:海島全体合流絞り部
7:最外列の島成分分配用導入孔から外周までの距離

Claims (8)

  1. 溶解性の異なる2種類のポリマーからなり、繊維横断面において易溶解ポリマーを海成分、難溶解ポリマーを島成分として複合化した海島型複合繊維からなる仮撚り加工糸であって、海成分と島成分の重量比率が40:60〜10:90、島数が100以上であり、かつ下記(A)〜(D)を同時に満足することを特徴とする仮撚り加工糸。
    (A)全捲縮率TC:10〜25%
    (B)沸水収縮率FS:〜20%
    (C)破断強度:2.0cN/dtex以上
    (D)破断伸度:15〜100%
  2. 海島型複合繊維の横断面において、外周の最も近くに配された島成分と外周まで距離(S)と繊維径(R)とが下記の関係を満足している請求項1記載の仮撚り加工糸。
    S/R×100≦1
  3. 島径が50〜1500nmである請求項1記載の仮撚り加工糸。
  4. 溶融成形時の海成分を構成する易溶解ポリマーの溶融粘度が、島成分を構成する難溶解ポリマーの溶融粘度よりも高い請求項1記載の仮撚り加工糸。
  5. 海成分を構成する易溶解ポリマーが、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、ポリエチレングリコール系化合物共重合ポリエステルおよび、ポリエチレングリコール系化合物と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエステルから選択される少なくとも1種のアルカリ水溶液易溶解性ポリマーであり、島成分を構成するポリマーに対する海成分を構成するポリマーの減量速度比が200倍以上であることを特徴とする請求項1記載の仮撚り加工糸。
  6. 海成分を構成する易溶解ポリマーが、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を6〜12モル%および分子量4000〜12000のポリエチレングリコールを3〜10重量%共重合したポリエチレンテレフタレートである請求項1記載の海島型複合仮撚り加工糸。
  7. 請求項1〜に記載の仮撚り加工糸を構成する海島型複合繊維の海成分を除去してなる超極細繊維からなる仮撚り加工糸。
  8. 請求項1に記載の仮撚り加工糸を製造する方法であって、溶解性の異なる2種類のポリマーをからなり、繊維横断面において易溶解ポリマーを海成分、難溶解ポリマーを島成分として、海成分と島成分の重量比率を40:60〜10:90、島数を100以上として複合化し溶融紡糸した海島型複合繊維からなる糸条を、延伸後仮撚り加工するか又は延伸同時仮撚り加工し、その際、該仮撚り加工を、海成分を構成する易溶解ポリマーのガラス転移温度よりも70〜130℃高い温度で行うことを特徴とする仮撚り加工糸の製造方法。
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