JP4995290B2 - スクロール圧縮機の設計方法 - Google Patents

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本発明は、スクロール圧縮機の製造方法に関し、特に二酸化炭素(CO2)等の超臨界域で冷媒を使用する蒸気圧縮式冷凍サイクルに適したスクロール圧縮機の製造方法に関するものである。
従来の一般的なスクロール圧縮機は、ケーシング内に、端板の一面側に渦巻状突起が形成された固定スクロールと、端板の一面側に渦巻状突起が設けられかつこの渦巻状突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロールとを備え、前記旋回スクロールの旋回に伴い、導入した作動ガスを前記圧縮室内で圧縮した後に吐出するものである。そして、前記圧縮室の大きな体積を確保するために、通常前記固定スクロールおよび前記旋回スクロールの各渦巻状突起の高さは各端板の厚さよりも大きく設定されている。
近年、環境保護の観点から、蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、冷媒の脱フロン対策の1つとして、作動ガス(冷媒ガス)として二酸化炭素(CO2)を使用した冷凍サイクル(以下、CO2サイクル)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このCO2サイクルの作動は、フロンを使用した従来の蒸気圧縮式冷凍サイクルと同様である。すなわち、図5(CO2モリエル線図)のA−B−C−D−Aで示されるように、圧縮機で気相状態のCO2を圧縮し(A−B)、この高温圧縮の気相状態のCO2を放熱器(ガスクーラ)にて冷却する(B−C)。そして、減圧器により減圧して(C−D)、気液相状態となったCO2を蒸発させて(D−A)、蒸発潜熱を空気等の外部流体から奪って外部流体を冷却する。
CO2の臨界温度は約31°と従来の冷媒であるフロンの臨界点温度と比べて低いので、夏場等外気温の高いときには、放熱器側でのCO2の温度がCO2の臨界点温度よりも高くなってしまう。つまり、放熱器出口側においてCO2は凝縮しない(線分BCが飽和液線SLと交差しない)。また、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力と放熱器出口側でのCO2温度によって決定され、放熱器出口側でのCO2温度は放熱器の放熱能力と外気温度(制御不可)とによって決定するので、放熱器出口での温度は、実質的には制御することができない。したがって、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力(放熱器出口側圧力)を制御することによって制御可能となる。つまり、夏場等外気温の高いときには、十分な冷却能力(エンタルピ差)を確保するためには、E−F−G−H−Eで示されるように、放熱器出口側圧力を高くする必要がある。そのために、圧縮機の運転圧力を従来のフロンを用いた冷凍サイクルに比べて高くする必要がある。車両用空調装置を例にすると、前記圧縮機の運転圧力は従来のR134(フロン)では3kg/cm2程度であるのに対してCO2では40kg/cm2程度と高く、また運転停止圧力はR134(フロン)では15kg/cm2程度であるのに対してCO2では100kg/cm2程度と高くなる。
特公平7−18602号公報
ところで、上述のようにCO2を作動ガスとした運転圧力の高いスクロール圧縮機では、固定スクロールおよび旋回スクロールの各端板の厚さが各渦巻状突起の高さよりも小さいと、圧縮時に発生する荷重によって固定スクロールおよび旋回スクロールの各端板が特に撓み変形しやすいため、圧縮室のシール性が低下し、結果的に、圧縮室からの作動ガスの漏れによる吐出量減少や漏れガスの再圧縮による吐出ガスの温度上昇等が起こり、圧縮機の性能低下は避けられない。
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、旋回スクロールの端板の変形を抑えて、圧縮室からの作動ガスの漏れを防止したスクロール圧縮機の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機の設計方法は、以下の手段を採
用する。
すなわち、本発明にかかるスクロール圧縮機の設計方法は、ケーシング内に、端板の一面側に渦巻状突起が形成された固定スクロールと、端板の一面側に渦巻状突起が設けられ、この渦巻状突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロールとを備え、前記旋回スクロールの旋回に伴い、前記ケーシング内に導入した作動ガスを前記圧縮室内で圧縮した後に吐出するとともに、前記作動ガスを二酸化炭素とした蒸気圧縮式冷凍サイクルに用いられるスクロール圧縮機の製造方法において、前記旋回スクロールの端板の厚さT2を、前記旋回スクロールにかかる理論動力と作動ガス漏れによる損失動力に基づき決定されるパラメータを加味して前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2の0.9倍よりも大きい範囲で設定することを特徴とする。
本発明のスクロール圧縮機の設計方法では、旋回スクロールの端板の厚さが、旋回スクロールの渦巻状突起の高さの0.9倍よりも大きくなっているので、特に作動ガスを二酸化炭素とした蒸気圧縮式冷凍サイクルに用いられる運転圧力の高いスクロール圧縮機でも、圧縮時に発生する荷重によって旋回スクロールの端板が変形しにくく、圧縮室のシール性が低下しない。
また、本発明のスクロール圧縮機の設計方法においては、前記旋回スクロールの端板の厚さT2、前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2に対し、T2<3H2の範囲で設定することが小型化のために好ましい。また、作動ガスとして二酸化炭素を使用した冷凍サイクルに使用される、運転圧力が高いスクロール圧縮機に適用することが効果的である。また、前記固定スクロールまたは前記旋回スクロールの材質として、それぞれアルミ系材料または鋳鉄系材料の何れかを選択することができる。
本発明によると、以下に記載するような効果を奏する。
本発明のスクロール圧縮機の設計方法によると、前記旋回スクロールの端板の厚さT2が、該端板厚さに対する指示効率を加味して前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2の0.9倍よりも大きくされている。従って、ガスを二酸化炭素とした蒸気圧縮式冷凍サイクルに用いられる運転圧力の高いスクロール圧縮機でも、圧縮時に発生する荷重によって旋回スクロールの端板が変形しにくく、圧縮室のシール性が低下しない。結果的に、圧縮室からの作動ガスの漏れによる吐出量減少や漏れガスの再圧縮による吐出ガスの温度上昇等の不具合が起こらず、圧縮機の性能が向上する。
本発明に係るスクロール圧縮機の製造方法の一実施形態によって製造されたスクロール圧縮機の縦断面図である。 (a)は旋回スクロールの正面図、(b)は(a)を下方から見た図で、( c)および(d)は旋回スクロールの他の形態を示す図である。 固定スクロールおよび旋回スクロールの端板の厚さT1(T2)と指示効率 ηiとの関係を示す実験結果である。 蒸気圧縮式冷凍サイクルを示す模式図である。 CO2のモリエル線図である。
以下に、本発明にかかる実施形態によって製造されたスクロール圧縮機について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るスクロール圧縮機の製造方法によって製造されたスクロール圧縮機について、図1を用いて説明する。
先ず、本発明のスクロール圧縮機を備えたCO2サイクルについて、図4を参照して説明する。このCO2サイクルSは、例えば車両用空調装置に適用したものであり、1は、気相状態のCO2を圧縮するスクロール圧縮機である。スクロール圧縮機1は、図示しない駆動源(例えば、エンジン等)から駆動力を得て駆動される。1aは、スクロール圧縮機1で圧縮されたCO2を外気等との間で熱交換して冷却させる放熱器(ガスクーラ)であり、1cは、放熱器1a出口側でのCO2温度に応じて放熱器1a出口側圧力を制御する圧力制御弁である。CO2は、この圧力制御弁1bおよび絞り1cにより減圧されて低温低圧の気液2相状態のCO2となる。1dは、車室内の空気冷却手段をなす蒸発器(吸熱器)で、気液2相状態のCO2は蒸発器1d内で気化(蒸発)する際に、車室内空気から蒸発潜熱を奪って車室内空気を冷却する。1eは、気相状態のCO2を一時的に蓄えるアキュームレータである。そして、スクロール圧縮機1、放熱器1a、圧力制御弁1b、絞り1c、蒸発器1dおよびアキュームレータ1eは、それぞれ配管1fによって接続されて閉回路を形成している。
次に、スクロール圧縮機1の製造方法の一実施形態によって製造されたスクロール圧縮機について、図1を参照して説明する。スクロール圧縮機1のハウジング1A(ケーシング)は、カップ状のケース本体2と、これにボルト3により締結されたフロントケース4(クランクケース)とから構成されている。クランクシャフト5は、フロントケース4を貫通し、メイン軸受6およびサブ軸受7を介してフロントケース4に回転自在に支持されている。クランクシャフト5には、図示しない車両エンジンの回転が、公知の電磁クラッチ32を介して伝動されるようになっている。なお、符号32a,32bは、それぞれ電磁クラッチ32のコイルおよびプーリを示している。
ハウジング1Aの内部には、固定スクロール8および旋回スクロール9が配設されている。固定スクロール8および旋回スクロール9は例えばアルミ系材料または鋳鉄系材料で形成されている。固定スクロール8は、端板10とその内面に立設された渦巻状突起(ラップ)11とを備え、この端板10の背面には、リング状の背圧ブロック13が固定手段としての複数本のボルト12により分解可能に固定されている。背圧ブロック13の内周面および外周面には、Oリング14a,14bがそれぞれ埋設されており、これらOリング14a,14bは、ケース本体2の内周面に密接し、ケース本体2内の低圧室15(吸入室)より後述する高圧室(吐出チャンバ)16が隔離されている。この高圧室16は、背圧ブロック13の小径内空間13aと、小径内空間13aに連続して形成された大径内空間13bと、固定スクロール8の端板10の背面に大径内空間13bと連続するように形成された凹部10aとから構成されている。固定スクロール8の端板10には、吐出ポート34(トップクリアランス)が穿設されており、この吐出ポート34を開閉するための吐出弁35が前記凹部10aに取り付けられている。
旋回スクロール9は、端板17とその内面に立設された渦巻状突起(ラップ)18とを備え、この渦巻状突起18は、上記固定スクロール8の渦巻状突起11と実質的に同一の形状を有している。本実施形態の特徴としては、固定スクロール8の端板10の厚さT1は、その渦巻状突起11の高さH1の0.9倍よりも大きく、具体的にはH1の1.7倍程度となっている。これと同様に、旋回スクロール9の端板17の厚さT2(=T1)は、その渦巻状突起18の高さH2(=H1)の0.9倍よりも大きく、具体的にはH2の1.7倍程度となっている。
固定スクロール8とフロントケース4との間には、リング状の板ばね20aが配置されており、この板ばね20aは、複数のボルト21bを介して、周方向に交互に固定スクロール8およびフロントケース4に締結されている。これにより、固定スクロール8は、その軸方向においてのみ板ばね20aの最大撓み量だけ、移動を許容されている(フロート構造)。なお、リング状の板ばね20aおよびボルト20bにより、固定スクロール支持装置20が構成されている。前記背圧ブロック13の背面突出部とハウジング1Aとの間には、隙間cが設けられていることにより、この背圧ブロック13は前記軸方向に可動となっている。固定スクロール8と旋回スクロール9とは、相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180°だけ位相をずらせて図示のように噛み合わされ、渦巻状突起11の先端に埋設されたチップシール(不図示)は、端板17の内面に密接し、渦巻状突起18の先端に埋設されたチップシール(不図示)は、端板10の内面に密接し、また、渦巻状突起11,18の側面に互いに複数箇所で密接する。これにより、渦巻状の中心に対してほぼ点対称をなす複数の密閉空間21a,21bが限界される。固定スクロール8と旋回スクロール9との間には、旋回スクロール9の自転を阻止して公転を許容する自転防止リング27(オルダム接手)が設けられている。
端板17の外面中央部に形成された円筒状のボス22の内部には、ドライブブッシュ23がラジアル軸受を兼ねる旋回軸受24(ドライブ軸受)を介して回動自在に収容され、このドライブブッシュ23に穿設された貫通孔25内には、クランクシャフト5の内端に突設された偏心軸26が回動自在に嵌合されている。また、端板17の外面の外周縁とフロントケース4との間には、旋回スクロール9を支持するためのスラスト玉軸受19が配置されている。
クランクシャフト5の外周には、軸封装置としての公知のメカニカルシール28(シャフトシール)が配置されており、このメニカルシール28は、フロントケース4に固定されたシートリング28aと、クランクシャフト5と共に回転する従動リング28bとを備え、この従動リング28bは、付勢部材28cによりシートリング28aに圧接されていることにより、クランクシャフト5の回転に伴いシートリング28aに対して摺動する。
本実施形態のスクロール圧縮機の製造方法によって製造されたスクロール圧縮機1の他の特徴としては、図2(a),(b)に示すように、旋回スクロール9の端板17の背面側に、複数(例えば6つ)の補強用のリブ50が放射状に形成されている。各リブ50は、端板17の背面に、所定半径を超える外周に摺動面を残して突出して設けられている。このように、旋回スクロール9は複数のリブ50を備えていることにより、端板17の厚さが本来の厚さすなわち渦巻状突起18の高さよりも小さい場合でも、本来と同様な剛性となる。なお、リブの形態は図2(a),(b)に限らず、図2(c),(d)に示すように、リブ52を、端板17の背面に、所定半径を超える外周に摺動面を残して凹部51を複数を設けることにより放射状に形成してもよい。すなわち、このリブ52は端板17内に形成されている。旋回スクロール9と同様に、固定スクロール8にも補強用のリブが放射状に形成されている。
次に、上記スクロール圧縮機1の動作について説明する。電磁クラッチ32のコイル32aに通電して、車両エンジンの回転をクランクシャフト5に伝動させると、クランクシャフト5の回転は、偏心軸26、貫通孔25、ドライブブッシュ23、旋回軸受24、ボス22からなる旋回駆動機構を介して旋回スクロール9が駆動され、旋回スクロール9は、自転防止リング27によってその自転を阻止されながら公転旋回半径を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
旋回スクロール9が公転旋回運動すると、双方の渦巻状突起11,18の線接触部が次第に渦巻の中心方向に移動し、この結果、密閉空間21a,21b(圧縮室)が容積を減少しながら、渦巻の中心方向へ移動する。これに伴って吸入口(不図示)を通って吸入室15へ流入した作動ガス(矢印A参照)が、双方の渦巻状突起11,18との外終端開口部から密閉空間21a内に取り込まれ、圧縮されながら中心部21cに至り、ここから固定スクロール8の端板10に穿設された吐出ポート34を通り、吐出弁35を押開いて高圧室16へ吐出され、さらに吐出口38から流出される。このように、旋回スクロール9の旋回により、吸入室15より導入した流体を前記密閉空間21a,21b内で圧縮し、この圧縮ガスを吐出する。
電磁クラッチ32のコイル32aへの通電を解除して、クランクシャフト5への回転力の伝動を絶つと、スクロール圧縮機1の運転は停止される。そして、電磁クラッチ32のコイル32aへ再び通電すると、スクロール圧縮機1は再起動される。
上記構成のスクロール圧縮機1では、固定スクロール8および旋回スクロール9の各端板10,17の厚さT1(T2)が各渦巻状突起11,18の高さH1(H2)の0.9倍よりも相対的に大きくなっているので、特に運転圧力の高いスクロール圧縮機でも、圧縮時に発生する荷重によって固定スクロール8および旋回スクロール9の各端板10,17が変形しにくく、圧縮室20のシール性が低下しない。結果的に、圧縮室20からの作動ガスの漏れによる吐出量減少や漏れガスの再圧縮による吐出ガスの温度上昇等の不具合が起こらず、圧縮機の性能が向上する。
図3は、H1(H2)が一定のときの、T1(T2)と指示効率ηiとの関係を示す実験結果であり、T1が0.9H1以下であると指示効率ηiの低下が著しいため、本実施形態では、T1を0.9H1より大きく設定したものである。これと同様に、T2を0.9H2より大きく設定した。なお、指示効率ηiとは、理論動力と、理論動力および指示損失動力(作動ガスの漏れにより損失動力)の和との比をいう。
特に車両用空調装置に使用されるスクロール圧縮機は、小型化を要求されるため、固定スクロールおよび旋回スクロールの各端板の全高(厚さ寸法)には制限がある。そこで、T1(T2)<3H1(H2)とすることが好ましい。
S CO2サイクル
1 スクロール圧縮機
1A ハウジング
1a 放熱器
1b 圧力制御弁
1c 絞り
1d 蒸発器
1e アキュームレータ
8 固定スクロール
9 旋回スクロール
10,17 端板
11,18 渦巻状突起

Claims (3)

  1. ケーシング内に、端板の一面側に渦巻状突起が形成された固定スクロールと、
    端板の一面側に渦巻状突起が設けられ、この渦巻状突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロールとを備え、
    前記旋回スクロールの旋回に伴い、前記ケーシング内に導入した作動ガスを前記圧縮室内で圧縮した後に吐出するとともに、前記作動ガスを二酸化炭素とした蒸気圧縮式冷凍サイクルに用いられるスクロール圧縮機の製造方法において、
    前記旋回スクロールの端板の厚さT2を、前記旋回スクロールにかかる理論動力と作動ガス漏れによる損失動力に基づき決定されるパラメータを加味して前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2の0.9倍よりも大きい範囲で設定することを特徴とするスクロール圧縮機の設計方法
  2. 前記旋回スクロールの端板の厚さT2、前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2
    に対し、T2<3H2の範囲で設定する請求項1に記載のスクロール圧縮機の設計方法
  3. 前記固定スクロールまたは前記旋回スクロールの材質として、それぞれアルミ系材料または鋳鉄系材料の何れかを選択する請求項1または2に記載のスクロール圧縮機の設計方法
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