JP2002235679A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JP2002235679A JP2002235679A JP2001034563A JP2001034563A JP2002235679A JP 2002235679 A JP2002235679 A JP 2002235679A JP 2001034563 A JP2001034563 A JP 2001034563A JP 2001034563 A JP2001034563 A JP 2001034563A JP 2002235679 A JP2002235679 A JP 2002235679A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/066—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/06—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
- F25B2309/061—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクロール圧縮機の外形寸法を小さくできる
ようにして小型軽量化を実現する。 【解決手段】 旋回スクロール9と固定スクロール8と
の間に設けられて旋回スクロール9および固定スクロー
ル8の相対回転を阻止するためのオルダムリンク機構
が、固定スクロール8および旋回スクロール9のそれぞ
れの渦巻突起11,18の外周壁に食い込んで設けられ
たガイド溝51a,51b,55a,55bと、これら
のガイド溝に沿ってスライドする係合突起53a,53
b,54a,54bが形成されたオルダム接手27とを
備えている。
ようにして小型軽量化を実現する。 【解決手段】 旋回スクロール9と固定スクロール8と
の間に設けられて旋回スクロール9および固定スクロー
ル8の相対回転を阻止するためのオルダムリンク機構
が、固定スクロール8および旋回スクロール9のそれぞ
れの渦巻突起11,18の外周壁に食い込んで設けられ
たガイド溝51a,51b,55a,55bと、これら
のガイド溝に沿ってスライドする係合突起53a,53
b,54a,54bが形成されたオルダム接手27とを
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に関し、特に二酸化炭素(CO2 )等の超臨界域で冷媒
を使用する蒸気圧縮冷凍サイクルに適したスクロール圧
縮機に関するものである。
に関し、特に二酸化炭素(CO2 )等の超臨界域で冷媒
を使用する蒸気圧縮冷凍サイクルに適したスクロール圧
縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の観点から、蒸気圧縮式
冷凍サイクルにおいて、冷媒の脱フロン対策の1つとし
て、作動ガス(冷媒ガス)として二酸化炭素(CO2 )
を使用した冷凍サイクル(以下、CO2 サイクル)が提
案されている(例えば、特公平7−18602号公
報)。このCO2 サイクルの作動は、フロンを使用した
従来の蒸気圧縮式冷凍サイクルと同様である。すなわ
ち、図6のCO2 モリエル線図中にA−B−C−D−A
で示されるように、圧縮機で気相状態のCO2 を圧縮し
(A−B)、この高温圧縮の気相状態のCO2 を放熱器
(ガスクーラ)にて冷却する(B−C)。そして、減圧
器により減圧して(C−D)、気液相状態となったCO
2 を蒸発させて(D−A)、蒸発潜熱を空気等の外部流
体から奪って外部流体を冷却する。
冷凍サイクルにおいて、冷媒の脱フロン対策の1つとし
て、作動ガス(冷媒ガス)として二酸化炭素(CO2 )
を使用した冷凍サイクル(以下、CO2 サイクル)が提
案されている(例えば、特公平7−18602号公
報)。このCO2 サイクルの作動は、フロンを使用した
従来の蒸気圧縮式冷凍サイクルと同様である。すなわ
ち、図6のCO2 モリエル線図中にA−B−C−D−A
で示されるように、圧縮機で気相状態のCO2 を圧縮し
(A−B)、この高温圧縮の気相状態のCO2 を放熱器
(ガスクーラ)にて冷却する(B−C)。そして、減圧
器により減圧して(C−D)、気液相状態となったCO
2 を蒸発させて(D−A)、蒸発潜熱を空気等の外部流
体から奪って外部流体を冷却する。
【0003】ところで、CO2 の臨界温度は約31°と
従来の冷媒であるフロンの臨界点温度と比べて低いの
で、夏場等外気温の高いときには、放熱器側でのCO2
の温度がCO2 の臨界点温度よりも高くなってしまう。
つまり、放熱器出口側においてCO2 は凝縮しない(線
分BCが飽和液線SLと交差しない)。また、放熱器出
口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力と放熱器出口
側でのCO2 温度によって決定され、放熱器出口側での
CO2 温度は放熱器の放熱能力と外気温度(制御不可)
とによって決定するので、放熱器出口での温度は、実質
的には制御することができない。したがって、放熱器出
口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力(放熱器出口
側圧力)を制御することによって制御可能となる。つま
り、夏場等外気温の高いときには、十分な冷却能力(エ
ンタルピ差)を確保するためには、E−F−G−H−E
で示されるように、放熱器出口側の圧力を高く設定する
必要がある。そのために、圧縮機の運転圧力を従来のフ
ロンを用いた冷凍サイクルに比べて高くする必要があ
る。車両用空調装置を例にすると、前記圧縮機の運転圧
力は従来のR134(フロン)では3kg/cm2 程度
であるのに対してCO2では40kg/cm2 程度と高
く、また運転停止圧力はR134(フロン)では15k
g/cm2 程度であるのに対してCO2 では100kg
/cm2 程度と高くなる。
従来の冷媒であるフロンの臨界点温度と比べて低いの
で、夏場等外気温の高いときには、放熱器側でのCO2
の温度がCO2 の臨界点温度よりも高くなってしまう。
つまり、放熱器出口側においてCO2 は凝縮しない(線
分BCが飽和液線SLと交差しない)。また、放熱器出
口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力と放熱器出口
側でのCO2 温度によって決定され、放熱器出口側での
CO2 温度は放熱器の放熱能力と外気温度(制御不可)
とによって決定するので、放熱器出口での温度は、実質
的には制御することができない。したがって、放熱器出
口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力(放熱器出口
側圧力)を制御することによって制御可能となる。つま
り、夏場等外気温の高いときには、十分な冷却能力(エ
ンタルピ差)を確保するためには、E−F−G−H−E
で示されるように、放熱器出口側の圧力を高く設定する
必要がある。そのために、圧縮機の運転圧力を従来のフ
ロンを用いた冷凍サイクルに比べて高くする必要があ
る。車両用空調装置を例にすると、前記圧縮機の運転圧
力は従来のR134(フロン)では3kg/cm2 程度
であるのに対してCO2では40kg/cm2 程度と高
く、また運転停止圧力はR134(フロン)では15k
g/cm2 程度であるのに対してCO2 では100kg
/cm2 程度と高くなる。
【0004】このように、CO2 を作動ガスとするスク
ロール圧縮機は運転圧力が高くなるため、旋回スクロー
ル及び固定スクロールの組立精度を向上させ、旋回スク
ロールと固定スクロールとの間の相対回転を阻止するオ
ルダムリンク機構に大きな力がかかってもその係合突起
が破損しにくい構造として信頼性を向上させる必要があ
り、例えば本出願人により特願平11−161697号
に記載されたスクロール圧縮機が提案されている。以
下、特願平11−161697号に記載されたスクロー
ル圧縮機のオルダムリンク機構を図4および図5に基づ
いて簡単に説明する。なお、図中の符号8は固定スクロ
ール、9は旋回スクロール、10は固定スクロール8の
端板、11は端板10に立設された渦巻状突起(ラッ
プ)、17は旋回スクロール9の端板、18は端板17
に立設された渦巻状突起(ラップ)、22はボス、27
はオルダム接手、34は吐出ポートを示している。
ロール圧縮機は運転圧力が高くなるため、旋回スクロー
ル及び固定スクロールの組立精度を向上させ、旋回スク
ロールと固定スクロールとの間の相対回転を阻止するオ
ルダムリンク機構に大きな力がかかってもその係合突起
が破損しにくい構造として信頼性を向上させる必要があ
り、例えば本出願人により特願平11−161697号
に記載されたスクロール圧縮機が提案されている。以
下、特願平11−161697号に記載されたスクロー
ル圧縮機のオルダムリンク機構を図4および図5に基づ
いて簡単に説明する。なお、図中の符号8は固定スクロ
ール、9は旋回スクロール、10は固定スクロール8の
端板、11は端板10に立設された渦巻状突起(ラッ
プ)、17は旋回スクロール9の端板、18は端板17
に立設された渦巻状突起(ラップ)、22はボス、27
はオルダム接手、34は吐出ポートを示している。
【0005】オルダムリンク機構は、旋回スクロール9
の自転を防止する機構(旋回スクロール9および固定ス
クロール8の相対回転を阻止するための機構)であり、
オルダム接手27と、固定スクロール8の端板10およ
び旋回スクロール9の端板17にそれぞれ設けられた後
述のガイド溝とにより構成される。固定スクロール8側
では、端板10の一面側に渦巻状突起11を囲んで収容
するような壁部50が形成されており、この壁部50の
先端面は旋回スクロール9の端板17に近接して対向し
ている。この壁部50の先端面にはその一直径線上に一
対の第1のガイド溝51a,51bが形成されている。
一方、旋回スクロール9側では、端板17の固定スクロ
ール8側の面にオルダム接手27の環状体27aを収容
するような凹部52が形成され、この凹部52の奥面に
は、その一直径線上に一対の第2のガイド溝55a,5
5bが形成されている。
の自転を防止する機構(旋回スクロール9および固定ス
クロール8の相対回転を阻止するための機構)であり、
オルダム接手27と、固定スクロール8の端板10およ
び旋回スクロール9の端板17にそれぞれ設けられた後
述のガイド溝とにより構成される。固定スクロール8側
では、端板10の一面側に渦巻状突起11を囲んで収容
するような壁部50が形成されており、この壁部50の
先端面は旋回スクロール9の端板17に近接して対向し
ている。この壁部50の先端面にはその一直径線上に一
対の第1のガイド溝51a,51bが形成されている。
一方、旋回スクロール9側では、端板17の固定スクロ
ール8側の面にオルダム接手27の環状体27aを収容
するような凹部52が形成され、この凹部52の奥面に
は、その一直径線上に一対の第2のガイド溝55a,5
5bが形成されている。
【0006】オルダム接手27は、各渦巻状突起11,
18の周りに旋回可能に配置された環状体27aを備え
ている。この環状体27aの一方の端面の一直径線上に
一対の第1の係合突起53a,53bが一体的に形成さ
れており、この一対の第1の係合突起53a,53bは
固定側の前記端板10の一対の第1のガイド溝51a,
51bに、前記環状体27aと前記固定スクロール8間
の相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺
動自在に係合する。環状体27aの他方の端面の一直径
線上に一対の第2の係合突起54a,54bが形成され
ており、この一対の第2の係合突起54a,54bは前
記旋回側の端板17の一対の第2のガイド溝55a,5
5bに、前記環状体27aと前記旋回スクロール9間の
相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺動
自在に係合する。一対の第2の係合突起54a,54b
が並ぶ一直径線は前記一対の第1の係合突起53a,5
3bが並ぶ一直径線と直交している。
18の周りに旋回可能に配置された環状体27aを備え
ている。この環状体27aの一方の端面の一直径線上に
一対の第1の係合突起53a,53bが一体的に形成さ
れており、この一対の第1の係合突起53a,53bは
固定側の前記端板10の一対の第1のガイド溝51a,
51bに、前記環状体27aと前記固定スクロール8間
の相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺
動自在に係合する。環状体27aの他方の端面の一直径
線上に一対の第2の係合突起54a,54bが形成され
ており、この一対の第2の係合突起54a,54bは前
記旋回側の端板17の一対の第2のガイド溝55a,5
5bに、前記環状体27aと前記旋回スクロール9間の
相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺動
自在に係合する。一対の第2の係合突起54a,54b
が並ぶ一直径線は前記一対の第1の係合突起53a,5
3bが並ぶ一直径線と直交している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のスクロール圧縮機は、特に車両用空調装置に用いら
れる場合において、エンジンルーム内に設置されるとい
う事情により設置スペースが限られるため、小型軽量化
が強く求められている。このようなスクロール圧縮機の
小型軽量化を達成するためには、その外径を少しでも小
さくできるように内部構造を工夫することが望まれる。
このため、固定スクロールおよび旋回スクロールの外周
側に配設されるオルダムリンク機構についても、小型軽
量化に向けた改善が求められる。
来のスクロール圧縮機は、特に車両用空調装置に用いら
れる場合において、エンジンルーム内に設置されるとい
う事情により設置スペースが限られるため、小型軽量化
が強く求められている。このようなスクロール圧縮機の
小型軽量化を達成するためには、その外径を少しでも小
さくできるように内部構造を工夫することが望まれる。
このため、固定スクロールおよび旋回スクロールの外周
側に配設されるオルダムリンク機構についても、小型軽
量化に向けた改善が求められる。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、特に外形寸法を小さくできるようにして小型軽量
化を実現したスクロール圧縮機の提供を目的とするもの
である。
ので、特に外形寸法を小さくできるようにして小型軽量
化を実現したスクロール圧縮機の提供を目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
スクロール圧縮機は、ケーシング内に、固定側端板の一
面側に渦巻状突起が設けられた固定スクロールと、旋回
側端板の一面側に渦巻状突起が設けられかつこの渦巻状
突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わ
されて渦巻状の圧縮室を形成するとともに前記固定スク
ロールに対して相対的に旋回するように駆動される旋回
スクロールと、前記旋回スクロールと前記固定スクロー
ルとの間に設けられて前記旋回スクロールおよび前記固
定スクロールの相対回転を阻止するためのオルダムリン
ク機構とを具備してなるスクロール圧縮機において、前
記オルダムリンク機構が、前記渦巻突起の外周壁に食い
込んで設けられたガイド溝と、該ガイド溝に沿ってスラ
イドする係合突起が形成されたオルダム接手とを備えて
いることを特徴とするものである。
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
スクロール圧縮機は、ケーシング内に、固定側端板の一
面側に渦巻状突起が設けられた固定スクロールと、旋回
側端板の一面側に渦巻状突起が設けられかつこの渦巻状
突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わ
されて渦巻状の圧縮室を形成するとともに前記固定スク
ロールに対して相対的に旋回するように駆動される旋回
スクロールと、前記旋回スクロールと前記固定スクロー
ルとの間に設けられて前記旋回スクロールおよび前記固
定スクロールの相対回転を阻止するためのオルダムリン
ク機構とを具備してなるスクロール圧縮機において、前
記オルダムリンク機構が、前記渦巻突起の外周壁に食い
込んで設けられたガイド溝と、該ガイド溝に沿ってスラ
イドする係合突起が形成されたオルダム接手とを備えて
いることを特徴とするものである。
【0010】このようなスクロール圧縮機とすれば、圧
縮時に作用する圧力が低いため薄くてすむ渦巻突起の外
周壁に食い込ませてガイド溝を設けたので、その分だけ
ガイド溝を内側に配置することが可能となって小径化が
可能になる。
縮時に作用する圧力が低いため薄くてすむ渦巻突起の外
周壁に食い込ませてガイド溝を設けたので、その分だけ
ガイド溝を内側に配置することが可能となって小径化が
可能になる。
【0011】上述したスクロール圧縮機において、前記
固定側端板側にはその一直径線上に一対の第1のガイド
溝が形成されているとともに、前記旋回側端板側にはそ
の一直径線上に一対の第2のガイド溝が形成されてお
り、前記オルダム接手は、各渦巻状突起の周囲に旋回可
能に配置された環状体と、この環状体の一方の端面に一
直径線上に配置され、かつ前記固定側端板側の一対の第
1のガイド溝に、前記環状体と前記固定スクロール間の
相対回転を阻止するように係合する一対の第1の係合突
起と、前記環状体の他方の端面に前記一直径線に対し直
交する直径線上に配置され、かつ前記旋回側端板側の一
対の第2のガイド溝に、前記環状体と前記旋回スクロー
ル間の相対回転を阻止するように係合する一対の第2の
係合突起とを有し、前記第1のガイド溝を前記固定側端
板の渦巻突起の外周壁に、かつ前記第2のガイド溝を前
記旋回側端板の渦巻突起の外周壁に、それぞれ食い込ま
せて設けたものが好ましく、これにより、固定スクロー
ルと旋回スクロールとの高精度な噛み合いを維持しなが
ら小径化を達成できる。
固定側端板側にはその一直径線上に一対の第1のガイド
溝が形成されているとともに、前記旋回側端板側にはそ
の一直径線上に一対の第2のガイド溝が形成されてお
り、前記オルダム接手は、各渦巻状突起の周囲に旋回可
能に配置された環状体と、この環状体の一方の端面に一
直径線上に配置され、かつ前記固定側端板側の一対の第
1のガイド溝に、前記環状体と前記固定スクロール間の
相対回転を阻止するように係合する一対の第1の係合突
起と、前記環状体の他方の端面に前記一直径線に対し直
交する直径線上に配置され、かつ前記旋回側端板側の一
対の第2のガイド溝に、前記環状体と前記旋回スクロー
ル間の相対回転を阻止するように係合する一対の第2の
係合突起とを有し、前記第1のガイド溝を前記固定側端
板の渦巻突起の外周壁に、かつ前記第2のガイド溝を前
記旋回側端板の渦巻突起の外周壁に、それぞれ食い込ま
せて設けたものが好ましく、これにより、固定スクロー
ルと旋回スクロールとの高精度な噛み合いを維持しなが
ら小径化を達成できる。
【0012】この場合、請求項3のように、前記固定側
端板あるいは前記旋回側端板に、前記環状体を埋没させ
るような凹部が形成してもよい。そして、本発明は、請
求項4のように、作動ガスとして二酸化炭素を使用した
冷凍サイクルに使用される、運転圧力の高いスクロール
圧縮機に適用することが効果的である。
端板あるいは前記旋回側端板に、前記環状体を埋没させ
るような凹部が形成してもよい。そして、本発明は、請
求項4のように、作動ガスとして二酸化炭素を使用した
冷凍サイクルに使用される、運転圧力の高いスクロール
圧縮機に適用することが効果的である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係わるスクロール
圧縮機の実施形態について図面を参照して説明する。先
ず、本発明のスクロール圧縮機を備えたCO2 サイクル
について、図3を参照して説明する。このCO2 サイク
ルSは例えば車両用空調装置に適用したものであり、1
は気相状態のCO2 を圧縮するスクロール圧縮機であ
る。スクロール圧縮機1は図示しない駆動源(例えばエ
ンジン等)から駆動力を得て駆動する。1aは、スクロ
ール圧縮機1で圧縮されたCO2 を外気等との間で熱交
換して冷却する放熱器(ガスクーラ)であり、1cは放
熱器1a出口側でのCO2 温度に応じて放熱器1a出口
側圧力を制御する圧力制御弁である。CO2 は、この圧
力制御弁1bおよび絞り1cにより減圧されて低温低圧
の気液2相状態のCO2 となる。1dは、車室内の空気
冷却手段をなす蒸発器(吸熱器)で、気液2相状態のC
O2 は蒸発器1d内で気化(蒸発)する際に、車室内空
気から蒸発潜熱を奪って車室内空気を冷却する。1e
は、気相状態のCO2 を一時的に蓄えるアキュムレータ
である。そして、スクロール圧縮機1、放熱器1a、圧
力制御弁1b、絞り1c、蒸発器1dおよびアキュムレ
ータ1eは、それぞれ配管1fによって接続されて閉回
路を形成している。
圧縮機の実施形態について図面を参照して説明する。先
ず、本発明のスクロール圧縮機を備えたCO2 サイクル
について、図3を参照して説明する。このCO2 サイク
ルSは例えば車両用空調装置に適用したものであり、1
は気相状態のCO2 を圧縮するスクロール圧縮機であ
る。スクロール圧縮機1は図示しない駆動源(例えばエ
ンジン等)から駆動力を得て駆動する。1aは、スクロ
ール圧縮機1で圧縮されたCO2 を外気等との間で熱交
換して冷却する放熱器(ガスクーラ)であり、1cは放
熱器1a出口側でのCO2 温度に応じて放熱器1a出口
側圧力を制御する圧力制御弁である。CO2 は、この圧
力制御弁1bおよび絞り1cにより減圧されて低温低圧
の気液2相状態のCO2 となる。1dは、車室内の空気
冷却手段をなす蒸発器(吸熱器)で、気液2相状態のC
O2 は蒸発器1d内で気化(蒸発)する際に、車室内空
気から蒸発潜熱を奪って車室内空気を冷却する。1e
は、気相状態のCO2 を一時的に蓄えるアキュムレータ
である。そして、スクロール圧縮機1、放熱器1a、圧
力制御弁1b、絞り1c、蒸発器1dおよびアキュムレ
ータ1eは、それぞれ配管1fによって接続されて閉回
路を形成している。
【0014】次に、スクロール圧縮機1の一実施形態に
ついて、図2を参照して説明する。スクロール圧縮機1
のハウジング1A(ケーシング)は、カップ状のケース
本体2と、これにボルト3により締結されたフロントケ
ース4(クランクケース)とから構成されている。クラ
ンクシャフト5はフロントケース4を貫通し、メイン軸
受6およびサブ軸受7を介してフロントケース4に回転
自在に支持されている。クランクシャフト5には、図示
しない車両エンジンの回転が公知の電磁クラッチ32を
介して伝動されるようになっている。なお、符号32
a,32bはそれぞれ電磁クラッチ32のコイルおよび
プーリを示している。
ついて、図2を参照して説明する。スクロール圧縮機1
のハウジング1A(ケーシング)は、カップ状のケース
本体2と、これにボルト3により締結されたフロントケ
ース4(クランクケース)とから構成されている。クラ
ンクシャフト5はフロントケース4を貫通し、メイン軸
受6およびサブ軸受7を介してフロントケース4に回転
自在に支持されている。クランクシャフト5には、図示
しない車両エンジンの回転が公知の電磁クラッチ32を
介して伝動されるようになっている。なお、符号32
a,32bはそれぞれ電磁クラッチ32のコイルおよび
プーリを示している。
【0015】ハウジング1Aの内部には固定スクロール
8および旋回スクロール9が配設されている。固定スク
ロール8は、端板10とその内面に立設された渦巻状突
起11(ラップ)とを備え、この端板10の背面には背
圧ブロック13がボルト12により分解可能に固定され
ている。背圧ブロック13の内周面および外周面にはO
リング14a,14bがぞれぞれ埋設されており、これ
らOリング14a,14bは、ケース本体2の内周面に
密接し、ケース本体2内の低圧室15(吸入室)より後
述する高圧室(吐出チャンバ)16が隔離されている。
この高圧室16は、背圧ブロック13の内空間13a
と、固定スクロール8の端板10の背面に形成された凹
部10aとから構成されている。旋回スクロール9は、
端板17とその内面に立設された渦巻状突起18(ラッ
プ)とを備え、この渦巻状突起18は上記固定スクロー
ル8の渦巻状突起11と実質的に同一の形状を有してい
る。
8および旋回スクロール9が配設されている。固定スク
ロール8は、端板10とその内面に立設された渦巻状突
起11(ラップ)とを備え、この端板10の背面には背
圧ブロック13がボルト12により分解可能に固定され
ている。背圧ブロック13の内周面および外周面にはO
リング14a,14bがぞれぞれ埋設されており、これ
らOリング14a,14bは、ケース本体2の内周面に
密接し、ケース本体2内の低圧室15(吸入室)より後
述する高圧室(吐出チャンバ)16が隔離されている。
この高圧室16は、背圧ブロック13の内空間13a
と、固定スクロール8の端板10の背面に形成された凹
部10aとから構成されている。旋回スクロール9は、
端板17とその内面に立設された渦巻状突起18(ラッ
プ)とを備え、この渦巻状突起18は上記固定スクロー
ル8の渦巻状突起11と実質的に同一の形状を有してい
る。
【0016】固定スクロール8とケース本体2との間に
はリング状の板ばね20aが配置されており、この板ば
ね20aは複数のボルト21bを介して、周方向に交互
に固定スクロール8およびケース本体2に締結されてい
る。これにより、固定スクロール8はその軸方向におい
てのみ板ばね20aの最大撓み量だけ、移動を許容され
ている(フロート構造)。なお、リング状の板ばね20
aおよびボルト20bにより固定スクロール支持装置2
0が構成されている。前記背圧ブロック13の背面突出
部とハウジング1Aとの間に隙間cが設けられているこ
とにより、この背圧ブロック13は前記軸方向に可動と
なっている。固定スクロール8と旋回スクロール9と
は、相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180°だ
け位相をずらせて図示のように噛み合わされ、渦巻状突
起11の先端に埋設されたチップシール(不図示)は端
板17の内面に密接し、渦巻状突起18の先端に埋設さ
れたチップシール(不図示)は端板10の内面に密接
し、また、各渦巻状突起11,18の側面に互いに複数
箇所で密接する。これにより、渦巻状の中心に対してほ
ぼ点対称をなす複数の密閉空間21a,21bが限界さ
れる。
はリング状の板ばね20aが配置されており、この板ば
ね20aは複数のボルト21bを介して、周方向に交互
に固定スクロール8およびケース本体2に締結されてい
る。これにより、固定スクロール8はその軸方向におい
てのみ板ばね20aの最大撓み量だけ、移動を許容され
ている(フロート構造)。なお、リング状の板ばね20
aおよびボルト20bにより固定スクロール支持装置2
0が構成されている。前記背圧ブロック13の背面突出
部とハウジング1Aとの間に隙間cが設けられているこ
とにより、この背圧ブロック13は前記軸方向に可動と
なっている。固定スクロール8と旋回スクロール9と
は、相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180°だ
け位相をずらせて図示のように噛み合わされ、渦巻状突
起11の先端に埋設されたチップシール(不図示)は端
板17の内面に密接し、渦巻状突起18の先端に埋設さ
れたチップシール(不図示)は端板10の内面に密接
し、また、各渦巻状突起11,18の側面に互いに複数
箇所で密接する。これにより、渦巻状の中心に対してほ
ぼ点対称をなす複数の密閉空間21a,21bが限界さ
れる。
【0017】固定スクロール8と旋回スクロール9との
間には、旋回スクロール9の自転を阻止して公転を許容
するオルダム接手27が設けられている。このオルダム
接手27は旋回スクロール9の自転を防止するオルダム
リンク機構(旋回スクロール9および固定スクロール8
の相対回転を阻止するための機構)を構成する部材であ
り、後で詳述する。
間には、旋回スクロール9の自転を阻止して公転を許容
するオルダム接手27が設けられている。このオルダム
接手27は旋回スクロール9の自転を防止するオルダム
リンク機構(旋回スクロール9および固定スクロール8
の相対回転を阻止するための機構)を構成する部材であ
り、後で詳述する。
【0018】端板17の外面中央部に形成された円筒状
のボス22の内部にはドライブブッシュ23が、ラジア
ル軸受を兼ねる旋回軸受24(ドライブ軸受)を介して
回動自在に収容され、このドライブブッシュ23に穿設
された貫通孔25内にはクランクシャフト5の内端に突
設された偏心軸26が回動自在に嵌合されている。ま
た、端板17の外面の外周縁とフロントケース4との間
には、旋回スクロール9を支持するためのスラスト玉軸
受19が配置されている。
のボス22の内部にはドライブブッシュ23が、ラジア
ル軸受を兼ねる旋回軸受24(ドライブ軸受)を介して
回動自在に収容され、このドライブブッシュ23に穿設
された貫通孔25内にはクランクシャフト5の内端に突
設された偏心軸26が回動自在に嵌合されている。ま
た、端板17の外面の外周縁とフロントケース4との間
には、旋回スクロール9を支持するためのスラスト玉軸
受19が配置されている。
【0019】クランクシャフト5の外周には公知のメカ
ニカルシール28(シャフトシール)が配置されてお
り、このメカニカルシール28は、フロントケース4に
固定されたシートリング28aと、クランクシャフト5
とともに回転する従動リング28bとを備え、この従動
リング28bは、付勢部材28cによりシートリング2
8aに圧接されていることにより、クランクシャフト5
の回転に伴いシートリング28aに対して摺動する。
ニカルシール28(シャフトシール)が配置されてお
り、このメカニカルシール28は、フロントケース4に
固定されたシートリング28aと、クランクシャフト5
とともに回転する従動リング28bとを備え、この従動
リング28bは、付勢部材28cによりシートリング2
8aに圧接されていることにより、クランクシャフト5
の回転に伴いシートリング28aに対して摺動する。
【0020】ここで、オルダム接手27およびオルダム
リンク機構について説明する。図1に示すように、固定
スクロール8の端板10の一面側には、その渦巻状突起
11を囲んで収容するような壁部50が形成されてお
り、この壁部50の先端面は旋回スクロール9の端板1
7に近接して対向している。この壁部50の先端面に
は、その一直径線上に一対の第1のガイド溝51a,5
1bが形成されている。この第1のガイド溝51a、5
1bは、その内周側端部が渦巻状突起11の外周壁に食
い込んで設けられている。すなわち、ガイド溝51a,
51bが食い込んで設けられた部分の渦巻状突起11
は、そのラップ厚さが他の部分より薄くなっている。
リンク機構について説明する。図1に示すように、固定
スクロール8の端板10の一面側には、その渦巻状突起
11を囲んで収容するような壁部50が形成されてお
り、この壁部50の先端面は旋回スクロール9の端板1
7に近接して対向している。この壁部50の先端面に
は、その一直径線上に一対の第1のガイド溝51a,5
1bが形成されている。この第1のガイド溝51a、5
1bは、その内周側端部が渦巻状突起11の外周壁に食
い込んで設けられている。すなわち、ガイド溝51a,
51bが食い込んで設けられた部分の渦巻状突起11
は、そのラップ厚さが他の部分より薄くなっている。
【0021】一方、旋回スクロール9の端板17の固定
スクロール8側の面には、オルダム接手27の環状体2
7aを収容するような凹部52が形成されているととも
に、この凹部52の奥面には、その一直径線上に一対の
第2のガイド溝55a,55bが形成されている。この
第2のガイド溝55a,55bについても、上述した第
1のガイド溝51a,51bと同様に、その内周側端部
が渦巻状突起18の外周壁に食い込んで設けられてい
る。すなわち、ガイド溝55a,55bが食い込んで設
けられた部分の渦巻状突起18は、そのラップ厚さが他
の部分より薄くなっている。
スクロール8側の面には、オルダム接手27の環状体2
7aを収容するような凹部52が形成されているととも
に、この凹部52の奥面には、その一直径線上に一対の
第2のガイド溝55a,55bが形成されている。この
第2のガイド溝55a,55bについても、上述した第
1のガイド溝51a,51bと同様に、その内周側端部
が渦巻状突起18の外周壁に食い込んで設けられてい
る。すなわち、ガイド溝55a,55bが食い込んで設
けられた部分の渦巻状突起18は、そのラップ厚さが他
の部分より薄くなっている。
【0022】このように第1のガイド溝51a、51b
および第2のガイド溝55a,55bが食い込んで設け
られる位置の渦巻状突起11,18の外周壁は、圧縮初
期で圧力条件が最も低い領域である。従って、一般的に
は最も圧力条件の厳しい位置に対応したラップ厚さが全
周にわたって与えられる渦巻状突起11,18において
は、外周部は十分に余裕のあるラップ厚さを有してお
り、上述したガイド溝の食い込みによる厚みの低下は耐
圧強度上全く問題がない。なお、壁部50を旋回スクロ
ール9の端板17側に形成したり、また凹部52を固定
スクロール8の壁部50側に形成してもよい。
および第2のガイド溝55a,55bが食い込んで設け
られる位置の渦巻状突起11,18の外周壁は、圧縮初
期で圧力条件が最も低い領域である。従って、一般的に
は最も圧力条件の厳しい位置に対応したラップ厚さが全
周にわたって与えられる渦巻状突起11,18において
は、外周部は十分に余裕のあるラップ厚さを有してお
り、上述したガイド溝の食い込みによる厚みの低下は耐
圧強度上全く問題がない。なお、壁部50を旋回スクロ
ール9の端板17側に形成したり、また凹部52を固定
スクロール8の壁部50側に形成してもよい。
【0023】オルダム接手27は、各渦巻状突起11,
18の周りに旋回可能に配置された環状体27aを備え
ている。この環状体27aの一方の端面の一直径線上に
一対の第1の係合突起53a,53bが一体的に形成さ
れており、この一対の第1の係合突起53a,53bは
固定側の前記端板10の一対の第1のガイド溝51a,
51bに、前記環状体27aと前記固定スクロール8間
の相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺
動自在に係合する。環状体27aの他方の端面の一直径
線上に一対の第2の係合突起54a,54bが形成され
ており、この一対の第2の係合突起54a,54bは前
記旋回側の端板17の一対の第2のガイド溝55a,5
5bに、前記環状体27aと前記旋回スクロール9間の
相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺動
自在に係合する。一対の第2の係合突起54a,54b
が並ぶ一直径線は前記一対の第1の係合突起53a,5
3bが並ぶ一直径線と直交している。
18の周りに旋回可能に配置された環状体27aを備え
ている。この環状体27aの一方の端面の一直径線上に
一対の第1の係合突起53a,53bが一体的に形成さ
れており、この一対の第1の係合突起53a,53bは
固定側の前記端板10の一対の第1のガイド溝51a,
51bに、前記環状体27aと前記固定スクロール8間
の相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺
動自在に係合する。環状体27aの他方の端面の一直径
線上に一対の第2の係合突起54a,54bが形成され
ており、この一対の第2の係合突起54a,54bは前
記旋回側の端板17の一対の第2のガイド溝55a,5
5bに、前記環状体27aと前記旋回スクロール9間の
相対回転を阻止するように偏心量ρだけ遊びを以て摺動
自在に係合する。一対の第2の係合突起54a,54b
が並ぶ一直径線は前記一対の第1の係合突起53a,5
3bが並ぶ一直径線と直交している。
【0024】このように、渦巻状突起11,18の外周
壁にそれぞれ食い込ませて設けた第1のガイド溝51
a,51bおよび第2のガイド溝55a、55bと、第
1の係合突起53a,53bおよび第2の係合突起54
a,54bを設けたオルダム接手27とにより、旋回ス
クロール9の自転を防止するオルダムリンク機構が構成
されている。
壁にそれぞれ食い込ませて設けた第1のガイド溝51
a,51bおよび第2のガイド溝55a、55bと、第
1の係合突起53a,53bおよび第2の係合突起54
a,54bを設けたオルダム接手27とにより、旋回ス
クロール9の自転を防止するオルダムリンク機構が構成
されている。
【0025】次に、スクロール圧縮機1の動作について
説明する。電磁クラッチ32のコイル32aに通電し
て、車両エンジンの回転をクランクシャフト5に伝動さ
せると、クランクシャフト5の回転は、偏心軸26、貫
通孔25、ドライブブッシュ23、旋回軸受24、ボス
22からなる旋回駆動機構を介して旋回スクロール9が
駆動され、旋回スクロール9は自転防止リング17によ
ってその自転を阻止されながら、偏心軸26の偏心量ρ
を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
説明する。電磁クラッチ32のコイル32aに通電し
て、車両エンジンの回転をクランクシャフト5に伝動さ
せると、クランクシャフト5の回転は、偏心軸26、貫
通孔25、ドライブブッシュ23、旋回軸受24、ボス
22からなる旋回駆動機構を介して旋回スクロール9が
駆動され、旋回スクロール9は自転防止リング17によ
ってその自転を阻止されながら、偏心軸26の偏心量ρ
を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
【0026】旋回スクロール9が公転旋回運動すると、
双方のうず巻状ラップ11,18の線接触部が次第にう
ず巻の中心方向に移動し、この結果、密閉空間21a,
21b(圧縮室)が容積を減少しながら、うず巻の中心
方向へ移動する。これに伴って吸入口(不図示)を通っ
て吸入室15へ流入した作動ガス(矢印A参照)が、双
方のうず巻状ラップ11,18との外終端開口部から密
閉空間21a,21a内に取り込まれ、圧縮されながら
中心部21cに至り、ここから固定スクロール8の端板
10に穿設された吐出ポート34を通り、吐出弁35を
押開いて高圧室16へ吐出され、さらに吐出口38から
流出される。このように、旋回スクロール9の旋回によ
り、吸入室15より導入した流体を前記密閉空間21
a,21b内で圧縮し、この圧縮ガスを吐出する。電磁
クラッチ32のコイル32aへの通電を解除して、クラ
ンクシャフト5への回転力の伝動を絶つと、開放型圧縮
機1の運転は停止される。
双方のうず巻状ラップ11,18の線接触部が次第にう
ず巻の中心方向に移動し、この結果、密閉空間21a,
21b(圧縮室)が容積を減少しながら、うず巻の中心
方向へ移動する。これに伴って吸入口(不図示)を通っ
て吸入室15へ流入した作動ガス(矢印A参照)が、双
方のうず巻状ラップ11,18との外終端開口部から密
閉空間21a,21a内に取り込まれ、圧縮されながら
中心部21cに至り、ここから固定スクロール8の端板
10に穿設された吐出ポート34を通り、吐出弁35を
押開いて高圧室16へ吐出され、さらに吐出口38から
流出される。このように、旋回スクロール9の旋回によ
り、吸入室15より導入した流体を前記密閉空間21
a,21b内で圧縮し、この圧縮ガスを吐出する。電磁
クラッチ32のコイル32aへの通電を解除して、クラ
ンクシャフト5への回転力の伝動を絶つと、開放型圧縮
機1の運転は停止される。
【0027】上記のスクロール圧縮機では、リング状の
オルダム接手27が固定スクロール8および旋回スクロ
ール9間に設けられているので、固定スクロール8およ
び旋回スクロール9を個別にオルダム接手27に組み付
けることにより、固定スクロール8および旋回スクロー
ル8を高い位相精度で噛み合わせることができる。ま
た、オルダム接手27の固定スクロール8および旋回ス
クロール9とそれぞれ係合する第1の係合突起53a,
53bおよび第2の係合突起54a,54bの長さを短
くほぼ均等にして、特にCO2を作動ガスとした運転圧
力の高いスクロール圧縮機のように、係合突起53a,
53b,54a,54bの根元部に大きな荷重がかかっ
た場合でも、係合突起53a,53b,54a,54b
の疲労破損等が起こりにくくなる。
オルダム接手27が固定スクロール8および旋回スクロ
ール9間に設けられているので、固定スクロール8およ
び旋回スクロール9を個別にオルダム接手27に組み付
けることにより、固定スクロール8および旋回スクロー
ル8を高い位相精度で噛み合わせることができる。ま
た、オルダム接手27の固定スクロール8および旋回ス
クロール9とそれぞれ係合する第1の係合突起53a,
53bおよび第2の係合突起54a,54bの長さを短
くほぼ均等にして、特にCO2を作動ガスとした運転圧
力の高いスクロール圧縮機のように、係合突起53a,
53b,54a,54bの根元部に大きな荷重がかかっ
た場合でも、係合突起53a,53b,54a,54b
の疲労破損等が起こりにくくなる。
【0028】そして、第1のガイド溝51a,51bお
よび第2のガイド溝55a,55bを渦巻状突起11,
18にそれぞれ食い込ませて設けたので、同じ偏心量ρ
を確保するのであれば、各ガイド溝が内側に移動した分
だけ固定スクロール8、旋回スクロール9およびオルダ
ム接手27を小径化することができる。このような小径
化は、スクロール圧縮機の小型化および軽量化を達成す
るのに有効であり、特に車両用空調装置のように設置ス
ペースに厳しい要求がある場合の小型軽量化にとって極
めて効果的である。
よび第2のガイド溝55a,55bを渦巻状突起11,
18にそれぞれ食い込ませて設けたので、同じ偏心量ρ
を確保するのであれば、各ガイド溝が内側に移動した分
だけ固定スクロール8、旋回スクロール9およびオルダ
ム接手27を小径化することができる。このような小径
化は、スクロール圧縮機の小型化および軽量化を達成す
るのに有効であり、特に車両用空調装置のように設置ス
ペースに厳しい要求がある場合の小型軽量化にとって極
めて効果的である。
【0029】なお、上記各実施形態において、スクロー
ル圧縮機1の構成については、ハウジング構造およびフ
ロート構造など上述した実施形態のものに限定されるこ
とはなく、これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない範
囲内であれば、いかなる構成を採用してもよいし、さら
に、上記実施形態では、開放型圧縮機を、CO2を作動
ガスとするCO2サイクルに適用したが、これに限ら
ず、通常のフロン等を作動ガスとする蒸気圧縮式冷凍サ
イクルに適用してもよい。
ル圧縮機1の構成については、ハウジング構造およびフ
ロート構造など上述した実施形態のものに限定されるこ
とはなく、これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない範
囲内であれば、いかなる構成を採用してもよいし、さら
に、上記実施形態では、開放型圧縮機を、CO2を作動
ガスとするCO2サイクルに適用したが、これに限ら
ず、通常のフロン等を作動ガスとする蒸気圧縮式冷凍サ
イクルに適用してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。相
対回転を防止するための機構を固定スクロールおよび旋
回スクロール間に設けることにより、固定スクロールお
よび旋回スクロールの組立精度が向上させたスクロール
圧縮機において、ガイド溝を渦巻状突起の外周壁に食い
込ませて設けたので、オルダムリンク機構、固定スクロ
ールおよび旋回スクロールを小径化できるようになり、
結果として圧縮機の小型軽量化が可能となる。そして、
リング状のオルダム接手が固定スクロールおよび旋回ス
クロール間に設けられているので、固定スクロールおよ
び旋回スクロールを個別にオルダム接手に組み付けるこ
とにより、固定スクロールおよび旋回スクロールの噛み
合いを高精度に行える。また、オルダム接手の固定スク
ロールおよび旋回スクロールとそれぞれ係合する第1の
係合突起および第1の係合突起の長さを短くかつほぼ均
等にして、特にCO2 を作動ガスとした運転圧力の高い
スクロール圧縮機のように、係合突起の根元部に大きな
応力がかかった場合でも、係合突起の疲労破損等を起こ
りにくくなるので、小型軽量化に加えて、耐久性や信頼
性の面でも優れたスクロール圧縮機となる。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。相
対回転を防止するための機構を固定スクロールおよび旋
回スクロール間に設けることにより、固定スクロールお
よび旋回スクロールの組立精度が向上させたスクロール
圧縮機において、ガイド溝を渦巻状突起の外周壁に食い
込ませて設けたので、オルダムリンク機構、固定スクロ
ールおよび旋回スクロールを小径化できるようになり、
結果として圧縮機の小型軽量化が可能となる。そして、
リング状のオルダム接手が固定スクロールおよび旋回ス
クロール間に設けられているので、固定スクロールおよ
び旋回スクロールを個別にオルダム接手に組み付けるこ
とにより、固定スクロールおよび旋回スクロールの噛み
合いを高精度に行える。また、オルダム接手の固定スク
ロールおよび旋回スクロールとそれぞれ係合する第1の
係合突起および第1の係合突起の長さを短くかつほぼ均
等にして、特にCO2 を作動ガスとした運転圧力の高い
スクロール圧縮機のように、係合突起の根元部に大きな
応力がかかった場合でも、係合突起の疲労破損等を起こ
りにくくなるので、小型軽量化に加えて、耐久性や信頼
性の面でも優れたスクロール圧縮機となる。
【0031】また、前記固定側端板あるいは前記旋回側
端板に、前記環状体を埋没させるような凹部を形成する
ことにより、固定スクロール、旋回スクロールおよび環
状体を組立た状態において、軸寸法が小さくなるので、
この点でも小型軽量化に貢献することができる。そし
て、本発明を、作動ガスとして二酸化炭素を用いた冷凍
サイクルに使用される運転圧力の高いスクロール圧縮機
に、とりわけ小型軽量化の要求が強い車両用空調装置の
スクロール圧縮機に適用することにより、上記効果は特
に有効なものとなる。
端板に、前記環状体を埋没させるような凹部を形成する
ことにより、固定スクロール、旋回スクロールおよび環
状体を組立た状態において、軸寸法が小さくなるので、
この点でも小型軽量化に貢献することができる。そし
て、本発明を、作動ガスとして二酸化炭素を用いた冷凍
サイクルに使用される運転圧力の高いスクロール圧縮機
に、とりわけ小型軽量化の要求が強い車両用空調装置の
スクロール圧縮機に適用することにより、上記効果は特
に有効なものとなる。
【図1】 本発明に係るスクロール圧縮機のオルダムリ
ンク機構を示す図で、(a)は固定スクロール、オルダ
ム接手(相対回転防止機構)および旋回スクロールの組
立前の斜視図、(b)は(a)の固定スクロールを旋回
スクロール側から見た正面図である。
ンク機構を示す図で、(a)は固定スクロール、オルダ
ム接手(相対回転防止機構)および旋回スクロールの組
立前の斜視図、(b)は(a)の固定スクロールを旋回
スクロール側から見た正面図である。
【図2】 本発明に係るスクロール圧縮機の一実施形態
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】 蒸気圧縮式冷凍サイクルを示す模式図であ
る。
る。
【図4】 従来のオルダムリンク機構を示す図で、固定
スクロール、オルダム接手(相対回転防止機構)および
旋回スクロールの組立前の斜視図である。
スクロール、オルダム接手(相対回転防止機構)および
旋回スクロールの組立前の斜視図である。
【図5】 図4に示す従来のオルダムリンク機構に関
し、固定スクロール、オルダム接手および旋回スクロー
ルの組立後の係合状態を示す、周方向に沿った要部断面
図である。
し、固定スクロール、オルダム接手および旋回スクロー
ルの組立後の係合状態を示す、周方向に沿った要部断面
図である。
【図6】 CO2 のモリエル線図である。
S CO2 サイクル 1 スクロール圧縮機 1A ハウジング 2 ケース本体 4 フロントケース(クランクケース) 5 クランクシャフト 6 メイン軸受 8 固定スクロール 9 旋回スクロール 13 背圧ブロック 15 低圧室(吸入室、機械室) 16 高圧室 28 メカニカルシール(シャフトシール) 27 オルダム接手(相対回転を阻止するための機構) 27a 環状体 50 壁部 51a,51b 第1のガイド溝 53a,53b 第1の係合突起 54a,54b 第2の係合突起 55a,55b 第2ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一柳 貴弘 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 鵜飼 徹三 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 Fターム(参考) 3H039 AA02 AA12 BB07 CC02 CC03 CC04 CC16
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング内に、固定側端板の一面側に
渦巻状突起が設けられた固定スクロールと、旋回側端板
の一面側に渦巻状突起が設けられかつこの渦巻状突起が
前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて
渦巻状の圧縮室を形成するとともに前記固定スクロール
に対して相対的に旋回するように駆動される旋回スクロ
ールと、前記旋回スクロールと前記固定スクロールとの
間に設けられて前記旋回スクロールおよび前記固定スク
ロールの相対回転を阻止するためのオルダムリンク機構
とを具備してなるスクロール圧縮機において、 前記オルダムリンク機構が、前記渦巻突起の外周壁に食
い込んで設けられたガイド溝と、該ガイド溝に沿ってス
ライドする係合突起が形成されたオルダム接手とを備え
ていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記固定側端板側にはその一直径線上に
一対の第1のガイド溝が形成されているとともに、前記
旋回側端板側にはその一直径線上に一対の第2のガイド
溝が形成されており、前記オルダム接手は、各渦巻状突
起の周囲に旋回可能に配置された環状体と、この環状体
の一方の端面に一直径線上に配置され、かつ前記固定側
端板側の一対の第1のガイド溝に、前記環状体と前記固
定スクロール間の相対回転を阻止するように係合する一
対の第1の係合突起と、前記環状体の他方の端面に前記
一直径線に対し直交する直径線上に配置され、かつ前記
旋回側端板側の一対の第2のガイド溝に、前記環状体と
前記旋回スクロール間の相対回転を阻止するように係合
する一対の第2の係合突起とを有し、前記第1のガイド
溝を前記固定側端板の渦巻突起の外周壁に、かつ前記第
2のガイド溝を前記旋回側端板の渦巻突起の外周壁に、
それぞれ食い込ませて設けたものである請求項1記載の
スクロール圧縮機。 - 【請求項3】 前記固定側端板あるいは前記旋回側端板
に、前記環状体を埋没させるような凹部が形成されてい
る請求項2記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項4】 前記作動ガスは二酸化炭素である請求項
1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスクロール圧
縮機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001034563A JP2002235679A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001034563A JP2002235679A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | スクロール圧縮機 |
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ID=18898148
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