JP2007146860A - スクロール圧縮機、蒸気圧縮式冷凍サイクル、および車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ケーシング1A内に、端板10の一面側に渦巻状突起11が形成された固定スクロール8と、端板17の一面側に渦巻状突起18が設けられ、この渦巻状突起18が固定スクロール8の渦巻状突起11と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロール9とを備え、旋回スクロール9の旋回に伴い、ケーシング1A内に導入した作動ガスを圧縮室内で圧縮した後に吐出するスクロール圧縮機1において、固定スクロール8の端板10の厚さT1が、固定スクロール8の渦巻状突起11の高さH1の0.9倍よりも大きい。
【選択図】 図1
Description
すなわち、本発明にかかるスクロール圧縮機は、ケーシング内に、端板の一面側に渦巻状突起が形成された固定スクロールと、端板の一面側に渦巻状突起が設けられ、この渦巻状突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロールとを備え、前記旋回スクロールの旋回に伴い、前記ケーシング内に導入した作動ガスを前記圧縮室内で圧縮した後に吐出するスクロール圧縮機において、前記固定スクロールの端板の厚さT1が、前記固定スクロールの渦巻状突起の高さH1の0.9倍よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明のスクロール圧縮機においては、固定スクロールの端板の厚さT1を、固定スクロールの渦巻状突起の高さH1に対し、T1<3H1とすることが小型化のために好ましい。また、作動ガスとして二酸化炭素を使用した冷凍サイクルに使用される、運転圧力が高いスクロール圧縮機に適用することが効果的である。また、固定スクロールをアルミ系材料または鋳鉄系材料によって形成することができる。
また、本発明のスクロール圧縮機においては、旋回スクロールの端板の厚さT2を、旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2に対し、T2<3H2とすることが小型化のために好ましい。また、作動ガスとして二酸化炭素を使用した冷凍サイクルに使用される、運転圧力が高いスクロール圧縮機に適用することが効果的である。また、旋回スクロールをアルミ系材料または鋳鉄系材料によって形成することができる。
また、本発明においては、閉回路に、蒸発器で蒸発された気相状態の作動ガスを一時的に蓄えるためのアキュームレータを設けることができる。
本発明のスクロール圧縮機によると、固定スクロールの端板の厚さT1が、固定スクロールの渦巻状突起の高さH1の0.9倍よりもそれぞれ大きくなっているので、特に運転圧力の高いスクロール圧縮機でも、圧縮時に発生する荷重によって固定スクロールの端板が変形しにくく、圧縮室のシール性が低下しない。結果的に、圧縮室からの作動ガスの漏れによる吐出量減少や漏れガスの再圧縮による吐出ガスの温度上昇等の不具合が起こらず、圧縮機の性能が向上する。
また、本発明の車両用空調装置によると、上記のような蒸気圧縮式冷凍サイクルが用いられるので、作動ガスとして二酸化炭素が使用される、運転圧力が高い蒸気圧縮式冷凍サイクルを適用した車両用空調装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1を用いて説明する。
先ず、本発明のスクロール圧縮機を備えたCO2サイクルについて、図4を参照して説明する。このCO2サイクルSは、例えば車両用空調装置に適用したものであり、1は、気相状態のCO2を圧縮するスクロール圧縮機である。スクロール圧縮機1は、図示しない駆動源(例えば、エンジン等)から駆動力を得て駆動される。1aは、スクロール圧縮機1で圧縮されたCO2を外気等との間で熱交換して冷却させる放熱器(ガスクーラ)であり、1cは、放熱器1a出口側でのCO2温度に応じて放熱器1a出口側圧力を制御する圧力制御弁である。CO2は、この圧力制御弁1bおよび絞り1cにより減圧されて低温低圧の気液2相状態のCO2となる。1dは、車室内の空気冷却手段をなす蒸発器(吸熱器)で、気液2相状態のCO2は蒸発器1d内で気化(蒸発)する際に、車室内空気から蒸発潜熱を奪って車室内空気を冷却する。1eは、気相状態のCO2を一時的に蓄えるアキュムレータである。そして、スクロール圧縮機1、放熱器1a、圧力制御弁1b、絞り1c、蒸発器1dおよびアキュムレータ1eは、それぞれ配管1fによって接続されて閉回路を形成している。
1 スクロール圧縮機
1A ハウジング
1a 放熱器
1b 圧力制御弁
1c 絞り
1d 蒸発器
1e アキュームレータ
8 固定スクロール
9 旋回スクロール
10,17 端板
11,18 渦巻状突起
Claims (9)
- ケーシング内に、端板の一面側に渦巻状突起が形成された固定スクロールと、端板の一面側に渦巻状突起が設けられ、この渦巻状突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロールとを備え、前記旋回スクロールの旋回に伴い、前記ケーシング内に導入した作動ガスを前記圧縮室内で圧縮した後に吐出するスクロール圧縮機において、前記固定スクロールの端板の厚さT1が、前記固定スクロールの渦巻状突起の高さH1の0.9倍よりも大きいことを特徴とするスクロール圧縮機。
- 前記固定スクロールの端板の厚さT1が、前記固定スクロールの渦巻状突起の高さH1に対し、T1<3H1とされることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
- ケーシング内に、端板の一面側に渦巻状突起が形成された固定スクロールと、端板の一面側に渦巻状突起が設けられ、この渦巻状突起が前記固定スクロールの前記渦巻状突起と組み合わされて渦巻状の圧縮室を形成する旋回スクロールとを備え、前記旋回スクロールの旋回に伴い、前記ケーシング内に導入した作動ガスを前記圧縮室内で圧縮した後に吐出するスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールの端板の厚さT2が、前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2の0.9倍よりも大きいことを特徴とするスクロール圧縮機。
- 前記旋回スクロールの端板の厚さT2が、前記旋回スクロールの渦巻状突起の高さH2に対し、T2<3H2とされることを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
- 前記作動ガスが、二酸化炭素とされることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
- 前記固定スクロールまたは前記旋回スクロールが、それぞれアルミ系材料または鋳鉄系材料により形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載されたスクロール圧縮機と、該スクロール圧縮機で圧縮された作動ガスを外気と熱交換させて冷却する放熱器と、該放熱器出口での作動ガス温度に応じて前記放熱器出口側圧力を制御する圧力制御弁および絞りと、該圧力制御弁および絞りを経て気液2相状態の作動ガスを蒸発させる蒸発器とが配管により接続されて閉回路が形成され、前記作動ガスが二酸化炭素とされることを特徴とする蒸気圧縮式冷凍サイクル。
- 前記閉回路には、蒸発器で蒸発された気相状態の作動ガスを一時的に蓄えるアキュームレータが設けられることを特徴とする請求項7に記載の蒸気圧縮式冷凍サイクル。
- 請求項7または8に記載された蒸気圧縮式冷凍サイクルが用いられることを特徴とする車両用空調装置。
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JP2007049901A JP2007146860A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | スクロール圧縮機、蒸気圧縮式冷凍サイクル、および車両用空調装置 |
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- 2007-02-28 JP JP2007049901A patent/JP2007146860A/ja active Pending
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