JP4995044B2 - 車両の操舵制御装置 - Google Patents

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本発明は、左右輪の操舵角を独立して制御自在な車両の操舵制御装置に関する。
近年、車両においては、効率の良い操舵を実現するために、様々な操舵装置の技術が提案され、実用化されている。
例えば、特開2005−306246号公報では、ピニオンの回転運動をラックの車幅方向の直線運動に変換することによって、車輪に操舵角を付けるラックアンドピニオン式ステアリング装置において、ラックを、車幅方向に延在し、一端がタイロッドを介して左右の車輪に接続される左右の軸棒の他端を保持する軸棒保持部材と、該軸棒保持部材を内部に回転自在に保持すると共に、ピニオンのピニオンギヤに噛合するラックギヤが形成されたハウジングとで形成し、左右の軸棒をハウジングに対して車幅方向に移動させ、左右の軸棒の他端間の距離を変化させるラック長可変機構を備えた操舵装置が開示されている。
特開2005−306246号公報
ところで、上述の特許文献1に開示されるような操舵装置の技術では、駆動時や制動時などの操舵輪に前後力が加わる場合、操舵系の構造からその力の幾何学的なベクトルにより意図しないセルフステアが生じることがあり、また、直進時においても路面の凹凸などによる不意のセルフステアが生じることがあり、このようなセルフステアを防止することが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、意図しないセルフステアを確実に防止して、安定した操舵を行うことができる車両の操舵制御装置を提供することを目的としている。
本発明は、左右輪の操舵角を独立して制御自在な車両の操舵制御装置において、左右輪のトー角の差が現在のトー角の差より一定以上大きくなることを規制する規制手段と、操舵輪に作用する前後力が予め設定する値以下となっていると推定できる場合に、上記規制手段による規制を解除させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による車両の操舵制御装置によれば、意図しないセルフステアを確実に防止して、安定した操舵を行うことが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図7は本発明の実施の形態を示し、図1は前輪操舵系の全体構成図、図2はステアリングギヤボックス内の概略構成図、図3はクラッチの構造の概略説明図、図4は前輪操舵制御プログラムのフローチャート、図5はハンドル角と車速に応じて設定されるモータ回転角の特性図、図6は操舵時の操舵輪の様子を示す説明図、図7は図6における各操舵輪に作用する力の説明図である。
図1において、符号1は車両の操舵装置を示し、ステアリングホイール2から入力される操舵力は、ステアリング軸3、ピニオン軸4を介してステアリングギヤボックス5内の操舵機構に伝達され、左右の操舵輪6L、6Rを転舵する操舵力として左右のタイロッド7L、7Rから左右のナックルアーム8L、8Rに伝達される。
また、符号10は、コラムアシスト型の電動パワーステアリングを実現する電動パワーステアリングモータを示し、この電動パワーステアリングモータ10の出力軸10aに設けたドライブギヤ11は、ステアリング軸3に設けたドリブンギヤ12と噛合され、電動パワーステアリングモータ10による操舵アシスト力が伝達されるようになっている。この操舵アシスト力は、例えば、予め設定された、ドライバによる操舵トルクと車速に応じた特性マップにより設定される。尚、電動パワーステアリングの形式は、他の周知の形式、すなわち、ラックアシスト型、ピニオンアシスト型のものを採用可能であることは云うまでもない。
ステアリングギヤボックス5内には、図2(a)の上面図、図2(b)の正面図に示すように、ステアリング軸3と接続されたピニオン軸4とラックアンドピニオン機構13を介して連接されて車幅方向に移動される第1のロッド14と、一端が左のタイロッド7Lと連接されて車幅方向に移動される第2のロッド15と、一端が右のタイロッド7Rと連接されて車幅方向に移動される第3のロッド16と、第2のロッド15と第3のロッド16に対して垂直に設けた回転軸17が第1のロッド14に回転自在に軸支され、第2のロッド15と第3のロッド16との間の車輪側とは反対側の対向部分に介装されて第2のロッド15と第3のロッド16の車幅方向の相対移動を自在にする回転部材としてのトーコントロールギヤ18と、トーコントロールギヤ18の回転軸17をモータ軸として第1のロッド14に固設されたトーコントロールモータ19と、トーコントロールギヤ18の回転を規制自在な規制手段としてのクラッチ20とが主要に設けられている。
第1のロッド14のラックアンドピニオン機構13は、第1のロッド14の左側部分に形成したラックギヤ14aにピニオン軸4端部のピニオンギヤ4aが噛合されて構成されている。
また、第2のロッド15と第3のロッド16の他端部のそれぞれのロッドに対向する部分には、第2のラックギヤ15aと第3のラックギヤ16aが対向して形成されており、ピニオンギヤであるトーコントロールギヤ18がこれら第2のラックギヤ15aと第3のラックギヤ16aとに噛合されてラックアンドピニオン機構を構成している。
クラッチ20は、図3に示すように、トーコントロールギヤ18の回転軸17の端部に固設され、歯車状に複数の凹部21aが形成されたクラッチプレート21と、このクラッチプレート21の凹部21aに先端部22aが遊挿されてクラッチプレート21を介してトーコントロールギヤ18の回転軸17の回転を規制自在なロックレバー22と、このロックレバー22を回動する図示しない電磁ソレノイド等を有して構成されている。
すなわち、電磁ソレノイドが励磁されていないクラッチ非作動の通常時においては、ロックレバー22の先端部22aは、クラッチプレート21の凹部21aから離間される一方、電磁ソレノイドが励磁されたクラッチ作動の場合においては、ロックレバー22の先端部22aは、クラッチプレート21の凹部21aに遊挿され、クラッチプレート21を介してトーコントロールギヤ18の回転軸17の回転を規制する。
また、クラッチプレート21の凹部21aとロックレバー22の先端部22aとの当接面は、図3(b)に示すように、Δtの余裕を持って形成されており、クラッチ20が作動してロックレバー22がクラッチプレート21を係止しても、クラッチプレート21は、上述のΔtの角度だけ回転が許容されるようになっている。これにより、クラッチ20が作動してロックレバー22がクラッチプレート21を係止した際、操舵初期の応答性が確保されるようになっている。
そして、上述のトーコントロールモータ19は、後述の操舵制御部25により制御信号が入力されるトーコントロールモータ駆動部26からの信号により駆動され、クラッチ20は、同じく操舵制御部25により制御信号が入力されるクラッチ駆動部27により駆動される。
操舵制御部25には、車速センサ31、ハンドル角センサ32、トーコントロールモータ19のモータ角センサ33、ブレーキ液圧センサ34、エンジン制御部35、トランスミッション制御部36が接続され、車速V、ハンドル角θH、トーコントロールモータ19のモータ回転角θM、ブレーキ液圧PBR、エンジン出力トルクTe、トランスミッションギヤ比i、トルクコンバータのトルコン比tconvが入力される。
操舵制御部25は、上述の各入力信号に基づき、後述する前輪操舵制御プログラムに従って、前輪操舵制御を実行する。具体的には、予め設定されたトーコントロールモータ19のモータ回転角の特性図のマップ(図5)を参照し、車速V及びハンドル角θHに応じてトーコントロールモータ19のモータ回転角θMを設定し、トーコントロールモータ駆動部26に信号出力してトーコントロールモータ19を制御することを基本とし、何らかの異常時(フェール時)、或いは、通常時においても直進走行状態や加減速状態の場合は、クラッチ駆動部27に信号出力してクラッチ20を作動させ、トーコントロールギヤ18の回転軸17の回転を規制する。これにより、フェール時、或いは、通常時においても直進走行状態や加減速状態の場合においては、トーコントロールギヤ18の回転が規制されるため、ドライバによりステアリングホイール2が回転されて第1のロッド14が車幅方向に移動されると、この移動に伴い第2のロッド15と第3のロッド16とが車幅方向に一体的に移動される。従って、フェール時においては、ドライバによる操舵が確実に行われ、また、通常時においても直進走行状態や加減速状態の場合においては、意図しないセルフステアが確実に防止され、安定した操舵が行われるようになっている。すなわち、操舵制御部25は制御手段としての機能を有して構成されている。
そして、上述のように構成される操舵装置1では、ステアリングホイール2により操舵が行われると、ステアリング軸3、ピニオン軸4を介してステアリングギヤボックス5内の第1のロッド14がラックアンドピニオン機構13により車幅方向に平行移動され、トーコントロールギヤ18も移動される。この時、左右輪6L、6Rに対する路面反力が等しい場合には、トーコントロールギヤ18にモーメントが働かず、左右輪6L、6Rは等しく転舵される。
逆に、左右輪6L、6Rに対する路面反力が異なる場合には、路面反力の差に比例したモーメントがトーコントロールギヤ18に働き、トーコントロールギヤ18が回転し、左右輪6L、6Rの転舵量が変化する。そして、転舵量が大きいほど路面反力が大きくなるため、いずれは左右輪6L、6Rの横力が等しく釣り合うようになる。
次に、図4のフローチャートにより、上述の前輪操舵制御プログラムを説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、必要パラメータ、すなわち、車速V、ハンドル角θH、トーコントロールモータ19のモータ回転角θM、ブレーキ液圧PBR、エンジン出力トルクTe、トランスミッションギヤ比i、トルクコンバータのトルコン比tconvを読み込む。
次いで、S102に進み、正常な制御状態(例えば、モータ回転角θMが異常な値を示していない場合等)か否か判定し、正常な制御状態であればS103に進む。
S103では、車両が直進走行状態か否か判定し、直進走行状態でない場合はS104に進む。この直進走行状態か否かの判定は、例えば、ハンドル角の絶対値|θH|が予め設定した値θHC(略0に近い値)以下(|θH|≦θHC)か否かによって行われ、|θH|≦θHCの場合は直進走行状態と判定し、|θH|>θHCの場合は直進走行状態ではないと判定する。尚、他にも、例えば、電動パワーステアリングの操舵トルクが略0の場合、前輪の左右車輪速が略等しい場合、後輪の左右車輪速が略等しい場合、ヨーレートが略0の場合、横加速度が略0の場合等を直進走行状態と判定するようにしても良い。
また、S103で直進走行状態でないと判定されてS104に進むと、車両が加速状態か否か判定し、加速状態ではない場合はS105に進む。この加速状態か否かの判定は、例えば、トランスミッション出力トルクTtmout(=Te・i・if・tconv:ifはファイナルギヤ比)が予め設定した値Ttmc1以上(Ttmout≧Ttmc1)か否かによって行われ、Ttmout≧Ttmc1の場合は加速状態と判定し、Ttmout<Ttmc1の場合は加速状態ではないと判定する。尚、他にも、例えば、アクセル開度が設定値(1%)以上の場合、スロットル開度が設定値(1%)以上の場合、エンジン出力トルクTeが設定値以上の場合、モータ駆動車においてはモータ電流値に基づいて推定されるモータトルクが設定値以上の場合等を加速状態と判定するようにしても良い。
S104で加速状態ではないと判定されてS105に進むと、車両が減速状態か否か判定し、減速状態ではない場合はS106に進む。この減速状態か否かの判定は、例えば、トランスミッション出力トルクTtmoutが予め設定した値Ttmc2以下(Ttmout≦Ttmc2)か否かによって行われ、Ttmout≦Ttmc2の場合は減速状態と判定し、Ttmout>Ttmc2の場合は減速状態ではないと判定する。尚、他にも、例えば、ブレーキ液圧PBRが予め設定した値以上の場合、アクセル開度が設定値(略0%)以下の場合、スロットル開度が設定値(略0%)以下の場合、エンジン出力トルクTeが設定値以下の場合、モータ駆動車においてはモータ電流値に基づいて推定されるモータトルクが設定値以下の場合等を減速状態と判定するようにしても良い。
S105で減速状態ではないと判定されてS106に進むと、トーコントロールモータ19のモータ回転角θMを設定し、トーコントロールモータ駆動部26に信号出力してプログラムを抜ける。このS106におけるトーコントロールモータ19のモータ回転角θMの設定は、例えば、図5に示すように、予め設定しておいた車速V−ハンドル角θHの特性マップを参照することにより実行される。この車速V−ハンドル角θHの特性マップは、左右輪の横力が等しくなるような左右輪の操舵角の特性を、予め実験、計算等により求めて設定したものである。
尚、左右の操舵輪5L、5Rの最終的な操舵角θfl、θfrは、それぞれ以下の(1)式、(2)式となる。
θfl=(θH/n)+(θM/m) …(1)
θfr=(θH/n)−(θM/m) …(2)
ここで、nはステアリングホイール2から左右輪6L、6Rへの減速比、mはトーコントロールモータ19から、左右輪6L、6Rへの減速比である。
一方、上述のS102で正常ではないと判定した場合、或いは、S103で直進走行状態と判定した場合、或いは、S104で加速状態と判定した場合、或いは、S105で減速状態と判定した場合は、S107に進み、クラッチ駆動部27に信号出力してクラッチ20を作動させ、トーコントロールギヤ18の回転を規制してプログラムを抜ける。
このように、本実施の形態によれば、ステアリングホイール2から入力される操舵力は、ラックアンドピニオン機構13を介して第1のロッド14に伝達され、第2、第3のロッド15、16に対して垂直に設けた回転軸17が第1のロッド14に回転自在に軸支されたトーコントロールギヤ18からラックアンドピニオン機構を介して第2、第3のロッド15、16を車幅方向に移動する力として伝達されて左右輪6L、6Rが操舵される。このため、左右輪6L、6Rに作用する路面反力が異なる場合においても、これにより生じるモーメントは、トーコントロールギヤ18を回転させるだけで第2のロッド15と第3のロッド16との相対位置を可変して左輪6Lと右輪6Rの操舵角が適切に調節され左右輪6L、6Rの横力が等しく釣り合うように設定されるので、最適な操舵角を不要な操舵反力が発生することなく効率良く、且つ、応答性良く得ることが可能となっている。
ここで、図6(a)に示すように、操舵輪の左右の横力が異なる場合の一例として、左輪側のみで横力を発生して旋回するような場合と、図6(b)に示すように、操舵輪の左右の横力が等しい場合を考える。
図6(a)の左輪の横力Ffl1に対し、コーナリングフォースはYfl1となりコーナリングドラッグはDfl1となる。右輪では、横力、コーナリングフォース、コーナリングドラッグは0となっている。
図6(b)では、左輪の横力Ffl2に対し、コーナリングフォースはYfl2となりコーナリングドラッグはDfl2となり、右輪の横力Ffr2に対し、コーナリングフォースはYfr2となりコーナリングドラッグはDfr2となっている。
そして、これら図6(a)の場合と図6(b)の場合とを横力が等しい(Ffl1=Ffl2+Ffr2)として、重ねて比較すると、図7に示すように、コーナリングフォースは図6(b)の方がΔY(=Yfl2+Yfr2−Yfl1)大きくなるが、コーナリングドラッグは図6(a)の方がΔD(=Dfl1−Dfl2−Dfr2)大きくなる。
すなわち、左右輪の横力を等しくして旋回する方が、コーナリングドラッグを小さくすることができ、効率の良い旋回特性が得られ、操舵ゲインを向上することが可能となるのである。そして、コーナリングドラッグを小さくすることにより、走行抵抗を減少させることができ、トラクション性能の向上、及び、燃費の向上を図ることができる。また、タイヤにかかる負荷も小さくなるため、偏摩耗も有効に防止することができる。
また、本実施の形態によれば、トーコントロールモータ19でトーコントロールギヤ18を回転制御することにより、第2のロッド15と第3のロッド16との相対位置を可変制御できるようになっているので、制動時や路面状態によりトーコントロールギヤ18の回転角を適切に維持することが困難な場合であっても適切な操舵角に制御することができ、安定した操舵機構を実現することが可能である。
更に、本実施の形態によれば、トーコントロールモータ19と、第2のロッド15と第3のロッド16との間にラックアンドピニオン機構で介装されたトーコントロールギヤ18とを設けることで左右輪間の操舵角を最適に制御できるため、採用するモータの数やギヤの数も少なく構造も簡単に小型軽量を実現することができる。そして、制御対象もトーコントロールモータ19と少ないため、簡単な制御で実現できる。
また、フェール時、或いは、通常時においても直進走行状態や加減速状態の場合においては、トーコントロールギヤ18の回転が規制されるため、ドライバによりステアリングホイール2が回転されて第1のロッド14が車幅方向に移動されると、この移動に伴い第2のロッド15と第3のロッド16とが車幅方向に一体的に移動される。従って、フェール時においては、ドライバによる操舵が確実に行われ、また、通常時においても直進走行状態や加減速状態の場合においては、意図しないセルフステアが確実に防止され、安定した操舵が行われるようになっている。
尚、本実施の形態では、フェール時、通常時における直進走行状態、加速状態、減速状態の場合に作動させるクラッチ20は、1種類のクラッチプレート21とし、クラッチプレート21の凹部21aとロックレバー22の先端部22aとの当接面の余裕はΔtで共通な例を示しているが、それぞれの場合毎に作動されるクラッチプレートを変更し当接面の余裕が異なるようにしても良い。また、本実施の形態では、左右輪の操舵角を独立して制御自在な前輪の操舵輪に対して意図しないセルフステアの発生を防止すべくクラッチを設ける例を説明したが、後輪が左右輪の操舵角を独立して制御自在なものである場合、この後輪に対しても適用可能である。更に、本実施の形態で示すような操舵機構以外のものにおいても、本実施の形態で示すような、意図しないセルフステアの発生を防止するクラッチを採用することができることは云うまでもない。
前輪操舵系の全体構成図 ステアリングギヤボックス内の概略構成図 クラッチの構造の概略説明図 前輪操舵制御プログラムのフローチャート ハンドル角と車速に応じて設定されるモータ回転角の特性図 操舵時の操舵輪の様子を示す説明図 図6における各操舵輪に作用する力の説明図
符号の説明
1 操舵装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリング軸
4 ピニオン軸
5 ステアリングギヤボックス
6L、6R 操舵輪
7L、7R タイロッド
8L、8R ナックルアーム
13 ラックアンドピニオン機構
14 第1のロッド
15 第2のロッド
16 第3のロッド
17 回転軸
18 トーコントロールギヤ
19 トーコントロールモータ
20 クラッチ(規制手段)
25 操舵制御部(制御手段)
26 トーコントロールモータ駆動部
27 クラッチ駆動部

Claims (4)

  1. 左右輪の操舵角を独立して制御自在な車両の操舵制御装置において、
    左右輪のトー角の差が現在のトー角の差より一定以上大きくなることを規制する規制手段と、
    操舵輪に作用する前後力が予め設定する値以下となっていると推定できる場合に、上記規制手段による規制を解除させる制御手段とを備えたことを特徴とする車両の操舵制御装置。
  2. 左輪側と連結されて車幅方向に移動されるタイロッドと、右輪側と連結されて車幅方向に移動されるタイロッドとの間に設けられ、これらタイロッドの相対的な位置を可変させることにより左右輪のトー角に差を生じさせるトー角可変機構を有し、
    上記規制手段は、上記トー角可変機構の作動を規制するクラッチにより構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の操舵制御装置。
  3. 上記操舵輪に作用する前後力が予め設定する値以下となっていると推定できる場合は、加減速状態以外の運転状態の場合であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の操舵制御装置。
  4. 上記制御手段は、直進走行状態の場合は、上記規制手段による規制を解除させないことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の車両の操舵制御装置。
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