JP2014159269A - 四輪操舵車両の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】4輪操舵車両において、フィードフォワード横加速度値に応じた制御により、安定性を実現する。
【解決手段】ESCコントローラは、車両の速度および速度に基づく倍率係数のマップに基づいて、速度に基づく倍率係数Kvrを決定(125)し、車両のヨーレートおよびヨーに基づく倍率係数のマップに基づいて、ヨーに基づく倍率係数Kyrを決定(130)することができる。有効後舵角値δrmは、検出後輪舵角、速度に基づく倍率係数Kvr、およびヨーに基づく倍率係数Kyrに基づいて決定(135)される。車両の速度が閾値速度値よりも大きい場合、総有効舵角値δtは、前輪舵角および有効後輪舵角値δrmに基づいて決定(140)される。フィードフォワード横加速度値Ayは、総有効舵角値δtに基づいて決定(145)される。
【選択図】図7

Description

本発明は、前輪および後輪の操舵の制御を容易にするコントローラを備える車両に関する。
従来の四輪操舵車両は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備えている。四輪操舵車両は、安定制御システムを装備することができる。車両が道路に対するトラクションを失い始め、さらには/あるいは横滑りを被り始めるとき、安定制御システムが、トラクションの喪失を軽減し、さらには/あるいは横方向の不安定さを減らすように、操舵可能な前輪および操舵可能な後輪の動作を制御する。安定制御システムは、動作時の操舵可能な車輪の制御を向上させることができる伝統的なフィードフォワード横加速度値に従って、操舵可能な前輪および操舵可能な後輪の動作を制御することができる。
しかしながら、従来のフィードフォワード横加速度値の使用は、とりわけ車両がより低い速度および/またはより高い速度で動作しているときに、安定制御システムに推定誤差を引き起こす可能性がある。推定誤差は、トラクションの喪失および/または横方向の不安定さを効果的に軽減するための安定制御システムの性能に悪影響を及ぼす制御の作動不足および/または制御の作動過剰につながる可能性がある。
一実施形態によれば、車両を制御するための方法が提供される。車両は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備えている。この方法は、1対の操舵可能な後輪のうちの少なくとも一方について、後輪舵角を検出するステップと、後輪舵角および倍率係数に基づいて、フィードフォワード横加速度値を決定するステップとを含む。この方法は、フィードフォワード横加速度値に応じて、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪の動作を制御するステップを更に含み、フィードフォワード横加速度値は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪のフィードフォワード制御を手助けする。
別の実施形態によれば、車両を制御するための方法が提供される。車両は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備えている。この方法は、1対の操舵可能な前輪のうちの少なくとも一方について、前輪舵角を検出するステップと、1対の操舵可能な後輪のうちの少なくとも一方について、後輪舵角を検出するステップと、後輪舵角および倍率係数から、有効後輪舵角値を決定するステップとを含む。この方法は、全アッカーマン角度を割り出すステップと、全アッカーマン角度およびアッカーマン倍率係数に基づいて、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角値を決定するステップとを更に含む。この方法は、前輪舵角、有効後輪舵角値、およびダブルアッカーマンジオメトリ舵角値に基づいて、フィードフォワード横加速度値を決定するステップを更に含む。フィードフォワード横加速度値は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪のフィードフォワード制御を手助けする。更に、この方法は、フィードフォワード横加速度値に応じて、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪の動作を制御するステップも含む。
更に別の実施形態によれば、車両を制御するための方法が提供される。車両は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備える。この方法は、1対の操舵可能な前輪のうちの少なくとも一方について、前輪舵角を検出するステップと、1対の操舵可能な後輪のうちの少なくとも一方について、後輪舵角を検出するステップとを含む。更に、この方法は、車両のヨーレートを検出するステップと、車両の速度を検出するステップと、車両のヨーレートに基づいて、ヨーに基づく倍率係数を決定するステップと、車両の速度に基づいて、速度に基づく倍率係数を決定するステップと、後輪舵角、ヨーに基づく倍率係数、および速度に基づく倍率係数から、有効後輪舵角値を決定するステップとを含む。更に、この方法は、全アッカーマン角度を割り出すステップと、全アッカーマン角度およびアッカーマン倍率係数に基づいて、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角値を決定するステップとを含む。この方法は、車両の速度が閾値速度を上回る場合に、前輪舵角および有効後輪舵角に基づいてフィードフォワード横加速度値を決定するステップを更に含む。代わりに、車両の速度が閾値速度以下である場合には、この方法は、前輪舵角、有効後輪舵角、およびダブルアッカーマンジオメトリ舵角値に基づいて、フィードフォワード横加速度値を決定するステップを含む。また、この方法は、フィードフォワード横加速度値に応じて、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪の動作を制御するステップを更に含み、フィードフォワード横加速度値は、1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪のフィードフォワード制御を手助けする。
種々の実施形態が、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および添付の図面に関して、よりよく理解されるであろう。
一実施形態による車両を示す右前方からの斜視図。 図1の車両の駆動系を示す概略図であり、互いに独立して操舵可能な後輪が逆相(実線)および同相(破線)で操舵されている状態を示す図。 図1の車両の電子安定制御(ESC)コントローラおよびいくつかの他の構成要素のブロック図。 速度に基づく倍率係数と車両の速度との間の関係を示すグラフを示す図。 ヨーに基づく倍率係数と車両のヨーレートとの間の関係を示すグラフを示す図。 図1の車両の前輪および後輪の全アッカーマン角度を示す概略図。 図3のESCコントローラによって実行される一実施形態による制御ルーチンを示すフロー図。
以下で、いくつかの実施形態を、図1〜7の図に関連して詳しく説明する。図において、類似の番号は、すべての図において同じまたは対応する構成要素を指している。一実施形態による車両20は、図1に示されるような自動車を含むことができ、あるいは例えばレクリエーショナルビークルまたはユーティリティビークルなどのさまざまな他の適切な車両のいずれかを含むことができる。一実施形態においては、図1に示されるように、車両20が、車枠26に対して操舵可能な前輪22および後輪24を有している四輪操舵(例えば、4WSまたは全輪操舵AWS)車両を含むことができる。
車両20は、車両20を操縦するために前後輪22、24の操舵を容易にすることができる図1に示されるとおりのハンドル28を備えることができる。一実施形態においては、前輪22を、ラックアンドピニオン形式の機構にてハンドル28に接続することができる。ハンドル28が動かされるとき、ラックアンドピニオン機構が前輪22を操舵するように動作することができる。後輪24に、ハンドル28に電気的に連絡し、ドライブバイワイヤ方式の機構にて制御される電気アクチュエータを組み合わせることができる。ハンドル28が動かされるとき、電気アクチュエータが、ハンドル28の位置に基づいて後輪24の旋回を促進することができる。前輪22および後輪24を、ハンドルによって、種々の適切な選択肢としての機械的および/または電気的な機構のいずれかにて操舵できることを、理解できるであろう。
ハンドル28が車両20を操舵すべく回転させられるとき、前輪22は、ハンドル28と同じ方向に旋回することができる。他方で、後輪24を、前輪22と同じ方向(例えば、図2に破線によって示されるように前輪22と同相)または前輪22とは反対の方向(例えば、図2に実線にて示されるように前輪22と逆相)のいずれかに旋回するように制御することができる。一実施形態においては、前輪22に対する後輪24の旋回の方向を、車両20の速度に応じて異なって制御することができる。例えば、車両20が、約60キロメートル/時(KPH)未満など、閾値速度を下回る速度で走行している場合、後輪24を、前輪22に対して逆相に旋回するように制御することができ、2つの車輪の旋回(例えば、前輪22だけの旋回)によって達成できる場合よりも小さな旋回半径を容易に達成することができる。車両20が、約60KPH超など、閾値速度を上回る速度で運転されている場合、後輪24を前輪22に対して逆相に旋回させると、車両20の安定性が損なわれる可能性があり、あるいはカーブにおける車両20の効果的な旋回が損なわれる可能性がある。したがって、いくつかの実施形態においては、閾値速度を上回る車両20の運転の際に、後輪24を、前輪22と同相に旋回するように制御することができ、さらには/あるいは他の実施形態においては、後輪24をまったく旋回させなくてもよい。
一実施形態においては、後輪24が前輪22に対して逆相に旋回するように制御される場合、後輪24が前輪22と同時に旋回することができる。しかしながら、別の実施形態においては、後輪24が前輪22と同相に旋回するように制御される場合、後輪24は、前輪22が所定の角度に達するまでは旋回を開始しなくてもよい。しかしながら、後輪24を、前輪22に対して任意のさまざまな角度および/または進行にて旋回するように構成できることを、理解できるであろう。
図2に示されるように、車両20は、前側および後側のドライブシャフト34、36に動作可能に組み合わせられたトランスミッション32を備える駆動系30を備えることができる。各々のドライブシャフト34、36を、前側および後側のそれぞれの差動装置38、40に組み合わせることができる。前側および後側の差動装置38、40と前後輪22、24とを、前側および後側のそれぞれの1対の車軸42、44によってつなぎ合わせることができる。エンジン(図1に示されている45)を、トランスミッション32に組み合わせることができ、前輪22の少なくとも一方および/または後輪24の少なくとも一方の駆動を促進するためにトランスミッション32へと動力をもたらすことができる。トランスミッション32は、種々の速度における車両20の効果的な動作を促進するために、複数のギアのうちの1つにて動作可能であってよい。
図3に示されるとおり、車両20は、前輪22および後輪24にそれぞれ組み合わせられた前輪ブレーキ46および後輪ブレーキ48を備えることができる。車両20の動作時に、前輪および後輪ブレーキ46、48を、車両20の選択的な停止を容易にするために作動させることができる。一実施形態においては、前輪ブレーキ46がディスクブレーキを備えることができ、後輪ブレーキ48がドラムブレーキを備えることができる。そのような実施形態においては、前輪22の各々がロータを備えることができ、後輪24の各々がブレーキドラムを備えることができる。前輪ブレーキ46の作動時に、キャリパがそれぞれのブレーキパッドをそれぞれのロータに押し付け、前輪22を停止させることができる。後輪ブレーキ48の作動時に、ブレーキシリンダがそれぞれのブレーキシューをそれぞれのドラムに押し付け、後輪24を停止させることができる。別の実施形態においては、後輪ブレーキ48がディスクブレーキであってよい。他の実施形態においては、前輪および後輪ブレーキ46、48を、種々の適切な選択肢としての構成のうちのいずれかにて構成することができる。
車両20は、車両20を停止させるための前輪および後輪ブレーキ46、48の選択的な手動操作を容易にする足踏み式のペダル(図示されていない)または他の同様の装置を備えることができる。一実施形態においては、前輪および後輪ブレーキ46、48がアンチロックブレーキシステム(ABS)の一部であってよい。運転者が足踏みペダルを操作するとき、ABSは、制動時に前後輪22、24が道路に対するトラクションを失うことを防止しつつ、車両20を減速および停止させるために前輪および後輪ブレーキ46、48の動作を自動的に制御することができる。
図3に示されるように、車両20は、車両20の全体としての安定性を監視および促進するように構成されたESCコントローラ50を備えることができる。車両20が道路に対するトラクションを失い始め、さらには/あるいは横滑りを始める場合、ESCコントローラ50は、トラクションの喪失および/または横方向の不安定を軽減する(例えば、車両20について効果的な操縦性および安定性の制御を促進する)ように前後輪22、24の動作を制御することができる。ESCコントローラ50は、エンジン制御ユニット(ECU)、駆動系制御モジュール(PCM)、エンジン制御モジュール(ECM)、および/または任意の種々の他の適切な車両コントローラを備えることができる。
一実施形態においては、図3に示されるように、ESCコントローラ50を、前側および後側の差動装置38、40ならびに前輪および後輪ブレーキ46、48の各々に接続することができる。トラクションの喪失または横方向に不安定な状態における前後輪22、24の動作を制御すべく前側および後側の差動装置38、40の各々ならびに/あるいは前輪および後輪ブレーキ46、48の各々を動作させるようにESCコントローラ50を構成することができる。例えば、前輪22または後輪24のいずれかが滑り始めたとき、ESCコントローラ50は、この滑っている車輪の速度を下げるように、滑っている車輪のブレーキを自動的に動作させることができる。
これに加え、あるいはこれに代えて、ESCコントローラ50は、滑っている車輪へのトルクを減らし、滑っていない車輪へと分配し直すように、前側および後側の差動装置38、40を自動的に動作させることができる。一実施形態においては、前側および後側の差動装置38、40が、差動制限式の差動装置を備えることができる。そのような実施形態においては、前側および後側の差動装置38、40の各々は、前輪および後輪の各々の車軸42、44に結合できる電磁クラッチを備えることができる。前後輪22、24間におけるトルクの分配を変化させるべく、電磁クラッチを選択的かつ別個独立に作動させることができる。種々の他の適切な選択肢としての制限式または可変式の差動装置の任意のいずれかを備えることができることを、理解できるであろう。
車両20が旋回しているとき、単に車輪の滑りを制御するだけでは、車両20が意図される経路から逸脱する(例えば、制御を失う)ことを防止するために、充分でない可能性がある。したがって、車両20の旋回時に、ESCコントローラ50は、車輪の滑りを軽減するとともに車両20が意図される経路から逸脱することに抗するように、前後輪22、24の動作の選択的な制御を容易にすることができる。例えば、車両20が旋回の最中に制御を失い始めたとき、ESCコントローラ50は、制御の喪失に抗するとともに車両20を意図される経路に戻すように実質的に「操舵」するように、ブレーキを自動的に動作させることができ、さらには/あるいは前側および後側の差動装置38、40の動作を制御することができる。
車両20の旋回時に、前輪22および/または後輪24が道路に対するトラクションを失い始める場合、車両20は、アンダーステア(例えば、車両20が意図される旋回よりも大きい半径の経路を辿る)またはオーバステア(例えば、車両20が意図される旋回よりも小さい半径の経路を辿る)となる可能性がある。一実施形態においては、旋回時の車両20へのオーバステアおよびアンダーステアの影響に抗し、車両20を意図される経路に保つべく、前後輪22、24の動作を制御するようにESCコントローラを構成することができる。例えば、車両20が右旋回の最中にオーバステアになり始める場合、ESCコントローラ50は、オーバステアを防止し、旋回を通じて車両20の効果的な制御を維持するために、左前輪の前輪ブレーキ46の動作を容易にすることができる。車両20が右旋回の最中にアンダーステアになり始める場合、ESCコントローラ50は、アンダーステアを防止し、旋回を通じて車両20の効果的な制御を維持するために、右後輪の後輪ブレーキ48を動作させることができる。
いくつかの実施形態において、ESCコントローラ50は、前側および後側の差動装置38、40の動作だけ、あるいは前輪および後輪ブレーキ46、48の動作だけを制御し、必ずしも両方の動作を制御しなくてもよいことは理解できよう。また、ESCコントローラ50は、車両20について効果的な操縦性および横方向の安定を容易にするために、例えば全輪駆動トルク制御、ESC制動制御、操舵制御、およびアクティブサスペンション制御システムなどの種々の他の適切な車両の装置および/または車台の装置の任意のいずれかによって前輪22および/または後輪24の動作を制御できることも、理解できよう。
フィードバック制御を使用して前後輪22、24の動作を制御するようにESCコントローラ50を構成することができる。一実施形態においては、ESCコントローラ50は、車両20のヨーレート、横加速度、および速度を検出することができる。車両20が車輪の滑りおよび/または制御の喪失を始める場合、ESCコントローラ50は、車両20のヨーレート、横加速度、および/または速度から車輪の滑りおよび/または制御の喪失を検出でき、車両20を制御下に保つべく、車両20のヨーレート、横加速度、および/または速度に応じて前後輪22、24の動作を調整することができる。例えば、車輪のうちの1つが滑り始める場合、ESCコントローラ50は、滑っている車輪の速度の変化を検出でき、滑っている車輪の速度を下げるように前後輪22、24の動作を制御することができる。車両が意図される経路から逸脱し始める場合(例えば、制御の喪失を始める場合)、ESCコントローラ50は、横加速度および/またはヨーレートの急変を検出でき、この急変に対抗し、トラクションの喪失および/または制御の喪失を防止するように、前後輪22、24の動作を制御することができる。ESCコントローラ50は、前後輪22、24の動作のフィードバック制御を容易にする車両についての種々の制御変数の任意のいずれかを検出および制御できることは理解できよう。
例えば、図3に示されるように、車両20の横加速度の検出を容易にする横加速度センサ52にESCコントローラ50を接続することができる。一実施形態においては、横加速度センサ52は加速度計を備えることができるが、他の実施形態においては、横加速度センサ52は、車両の横加速度の検出を容易にする種々の他の適切な構成のうちの任意のいずれかを備えることができる。図3に示されるとおり、車両20のヨーレートの検出を容易にするヨーレートセンサ54にESCコントローラ50を接続することができる。一実施形態においては、ヨーレートセンサ54は、垂直軸を中心とする角速度を測定するジャイロスコープセンサ(例えば、圧電式または微小機械式)を備えることができるが、他の実施形態においては、車両のヨーレートの検出を容易にする種々の他の適切な構成のうちの任意のいずれかを備えることができる。
図3に示されるように、左前輪速度センサ56、右前輪速度センサ58、左後輪速度センサ60、および右後輪速度センサ62にESCコントローラ50を接続することができる。一実施形態においては、車輪の速度センサ56、58、60、および62の各々は、車輪の速度のデータを直接得るように前後輪22、24のそれぞれに隣接して位置するホール効果式のセンサを備えることができる。しかしながら、他の実施形態においては、車輪の速度センサ56、58、60、および62は、例えば前輪および後輪の車軸42、44、トランスミッション、トランスファアセンブリ、ならびに/あるいはエンジンのうちの1つ以上に組み合わせられ、車輪の速度のデータを間接的に得ることができるセンサなど、種々の他の適切な速度センサの構成のうちの任意のいずれかであってよい。
これに加え、あるいはこれに代えて、ESCコントローラ50は、車両20上の種々の他のセンサおよび装置から車両20の横加速度、ヨーレート、および/または車輪の速度を検出できることを理解できよう。いくつかの実施形態においては、ESCコントローラ50は、横加速度、ヨーレート、および/または車輪の速度の検出を容易にするために、コントロールエリアネットワーク(CAN)バスと通信することができる。
前後輪22、24のフィードバック制御は、フィードバック遅延(フィードバック制御にまつわる制御応答の遅延)の影響を受けやすく、結果として車両20について効果的な操縦性および安定性の制御を容易にするESCコントローラ50の全体としての応答性を損ないかねないことを、理解できるであろう。一実施形態においては、フィードバック制御に加え、あるいはフィードバック制御に代えて、前後輪22、24のフィードフォワード制御を容易にするようにESCコントローラ50を構成することができる。そのような構成においては、ESCコントローラ50は、車両20の横加速度を予測することができるフィードフォワード横加速度値Ay(例えば、フィードフォワード入力)に従って、前後輪22、24を制御することができる。フィードフォワード横加速度値Ayは、横加速度に関して収集される(例えば、横加速度センサ52からの)リアルタイムのデータを補足することができ、フィードバック遅延を軽減し、例えば旋回による車両10の加速時や、前後輪22、24の間でのトルクの分配の際などに、ESCコントローラ50の全体としての応答性、精度、および/または安定性を向上させることができる。フィードフォワード横加速度値Ayからの情報は、専用のセンサの使用に代え、あるいは特定のセンサの故障の際に、ヨーレートなどの車両10の他の動作特性の割り出しにおいて有用となりうる。フィードフォワード横加速度値Ayからの情報を、車両の他の制御システムにおける使用のために、(例えば、CANバスを介して)分配することができる。
一実施形態においては、フィードフォワード横加速度値Ayを、ベクトルとして表わすことができる。そのような実施形態においては、横加速度ベクトルの大きさおよび方向は、前後輪22、24の動作の制御に影響を及ぼすことができる。
一実施形態においては、フィードフォワード横加速度値Ayを、以下の式によって表すことができる。
Figure 2014159269
Vxは車両の速度であり、δtは総有効舵角値であり、Lは車両20のホイールベース長であり、Kusはアンダーステア係数(understeer gradient)である。総有効舵角値δtを割り出すために、検出による前舵角(例えば、ハンドル28によって制御される前輪の舵角)を有効(すなわち、計算による)後舵角で調節することができる。
総有効舵角値δtを以下の式によって表すことができる。
Figure 2014159269
δfは検出による前舵角の値であり、δrmは有効後舵角の値である。検出による前舵角を有効後舵角で調節することによって、ESCコントローラ50は、後輪24の旋回に適応し、2つの車輪(例えば、前輪22)の旋回だけを監視することによって達成できる場合よりも、さらに効果的かつ正確な安定性の制御および/またはトラクションの制御を容易にすることができる。したがって、伝統的なESCコントローラの使用の結果として頻繁に生じる推定誤差、制御の動作不足、および/または制御の動作過剰の影響を車両10が受けにくいようにすることができる。
検出による前舵角を、図3に示されるようにESCコントローラ50に接続された車輪角度センサ64から検出することができる。一実施形態においては、車輪角度センサ64は、ハンドル28に組み合わせられたハンドル角度センサを備えることができる。そのような実施形態においては、ハンドル角度センサは、ハンドル28の位置の検出を容易にすることができ、ESCコントローラ50は、ハンドル28の位置から前舵角を外挿、推定することができる。車輪角度センサ64は、1つ以上のポテンショメータならびに/あるいはハンドル位置の検出を容易にすることができる種々の他の適切な代案の構成のうちの任意のいずれかを備えることができる。これに加え、あるいはこれに代えて、車両20は、例えば各々の前輪22に隣接して取り付けられた位置センサなど、種々の他の適切な車輪角度センサのうちの任意のいずれかを備えてよいことを、理解できよう。
一実施形態においては、有効後舵角を左右の後輪の舵角から決定することができる。一実施形態においては、有効後舵角を車輪角度センサ64からの情報から外挿、推定することができるが、他の実施形態においては、CANバスへともたらされる情報など、種々の適切な代案の出所の任意のいずれかから有効後舵角を検出することができる。
車両10の旋回時に、後輪24の各々は、車両20の効果的なコーナリングを容易にするために、異なる角度で(例えば、非対称に)旋回することができる。後輪24の間の非対称に適応し、ESCコントローラ50の全体としての応答性、精度、および/または安定性を向上させるために、速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrを有効後舵角の値δrmを達成すべく左右の後舵角に適用することができる。
速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrは、それぞれ車両20の速度およびヨーレートに依存することができる。そのような実施形態においては、速度またはヨーレートが大きいほど、速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrの各々を小さくして、有効後舵角値δrmを小さくすることができる。したがって、車両20が旋回を始めるとき、フィードフォワード横加速度値Ayへの後舵角の影響を車両20の速度およびヨーレートに依存させることができる。旋回がより激しい(例えば、速度がより大きく、さらには/あるいは車両の横加速度がより大きい)ほど、検出後舵角のフィードフォワード横加速度値Ayへの影響が小さくなる。このやり方で検出後舵角の影響を選択的に軽減することによって、前後輪22、24のフィードフォワード制御は、高い速度および/または横加速度における四輪操舵車両の動作において効果的でないフィードフォワード制御となりやすいいくつかの伝統的な制御システムと比べ、より安定かつ正確なものとなることができる。
一実施形態においては、ESCコントローラ50は、左前輪速度センサ56、右前輪速度センサ58、左後輪速度センサ60、および右後輪速度センサ62のうちの少なくともから車両の速度を検出することができる。そのような実施形態においては、ESCコントローラ50は、車輪の速度センサ56、58、60、62の各々から集められた速度データを平均することができる。他の実施形態においては、ESCコントローラ50は、速度計、GPS出力、CANバス、または種々の他の適切な車速検出の機構から車両の速度を検出することができる。
一実施形態においては、速度に基づく倍率係数Kvrは、車両の速度が第1の閾値速度値を下回る場合に第1の値に維持され、車両の速度が第2の閾値速度を上回る場合に第2の値に維持される。そのような実施形態においては、速度に基づく倍率係数Kvrは、速度が第1の閾値速度値と第2の閾値速度値との間にあるときに、第1の値と第2の値との間で変化できる。速度に基づく倍率係数Kvrを、速度に基づく倍率係数のマップに従って決定することができる。速度に基づく倍率係数のマップの一例は図4に示されている。そのような例では、車両20の速度が約0〜15KPHの間であるとき、速度に基づく倍率係数Kvrを約1.0に保つことができ、速度が約15〜45KPHの間であるとき、速度に基づく倍率係数Kvrを約1〜約0.6へと減らすことができ、速度が約45KPHを上回るとき、速度に基づく倍率係数Kvrを約0.6に保つことができる。したがって、有効後舵角δrmは、車両20の速度に依存して、検出による後舵角δrの約100%(例えば、有効後舵角δrm=検出による後舵角)〜後舵角δrの約60%の間で変化することができる。車両20の検出による後舵角の効果的な倍率適用を容易にする種々の適切な代案の速度に基づく倍率係数のマップのうちの任意のいずれかを用意できることを、理解できるであろう。
一実施形態においては、ヨーに基づく倍率係数Kyrは、ヨーレートが第1の閾値ヨーレート値を下回る場合に第1の大きさに保たれ、ヨーレートが第2の閾値ヨーレート値を上回る場合に第2の大きさに保たれる。そのような実施形態においては、ヨーに基づく倍率係数Kyrは、ヨーレートが第1の閾値ヨーレート値と第2の閾値ヨーレート値との間である場合に、第1の大きさと第2の大きさとの間で変化することができる。ヨーに基づく倍率係数Kyrを、ヨーに基づく倍率係数のマップに従って決定することができる。ヨーに基づく倍率係数のマップの一例は図5に示されている。そのような例では、車両20のヨーレートが約0〜15度/秒(DPS)の間であるとき、ヨーに基づく倍率係数Kyrが約1.0であってよく、ヨーレートが約15〜45DPSの間であるとき、ヨーに基づく倍率係数Kyrが約1〜約0.6へと変化でき、ヨーレートが約45DPSを上回るとき、ヨーに基づく倍率係数Kyrが約0.6であってよい。したがって、有効後舵角δrmは、車両20のヨーレートに依存して、検出後舵角δrの約100%(例えば、有効後舵角δrm=検出後舵角)〜検出後舵角の約60%の間で変化することができる。
前舵角値δfおよび有効後舵角値δrmの各々は、総有効舵角値δtが合成ベクトルを含むようにそれぞれのベクトルとして提供される。前舵角値δfおよび/または有効後舵角値δrmが変化するとき、総有効舵角値δtの合成ベクトルは変化して、フィードフォワード横加速度値Ayおよび結果として生じる前後輪22、24の動作の制御に影響を及ぼすことができる。
速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrを変化させることによって、左右の後舵角(例えば、検出後舵角)が総有効舵角値δtに及ぼす影響を変化させることができる。速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrの結果が1未満である場合、検出後舵角が総有効舵角値δtに及ぼす影響を小さくでき、それによって、フィードフォワード横加速度値Ayに及ぼす影響を小さくできる。反対に、速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrの結果が1よりも大きい場合、検出後舵角は、総有効舵角値δtに対してより大きな影響を有することができ、それによって、フィードフォワード横加速度値Ayに対してより大きな影響を有することができる。
総有効舵角値δtへの後舵角の影響を変化させることによって、ESCコントローラ50が前後輪22、24の動作を制御しているときの前後輪22、24の間の制御権限に影響を及ぼすことができる。例えば、速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrの結果が1未満である場合、フィードフォワード横加速度値Ayのベクトルが、検出前舵角の影響をより大きく受けてよく、すなわちESCコントローラが前後輪22、24にどのようにトルクを伝えることが適切かを判断するときに、前舵角をより重く見ることができる。
車両20の速度および/またはヨーレートが増すとき、後輪24間の非対称が安定性および/またはトラクションの制御に及ぼす悪影響が大きくなりかねないことは理解できよう。車両20の速度およびヨーレートが増すときに速度に基づく倍率係数Kvrおよびヨーに基づく倍率係数Kyrを減少させることで、より大きな制御権限を前輪22へと分配することができる。したがって、安定性および/またはトラクションの制御の際に、後輪24間の非対称の影響が小さくなり、結果として後輪24に過剰なトルクまたは不十分な制動が与えられる可能性を減らすことができる。
上記に加え、あるいは上記に代わる種々の車両の状態のうちの任意のいずれかに応答してフィードフォワード横加速度値Ayを決定できることを、理解できるであろう。また、フィードフォワード横加速度値Ayは、車両20の種々の適切な他のフィードフォワード制御システムのうちのいずれかのフィードフォワード制御に寄与できることも、理解できるであろう。
一実施形態においては、車両10がより低い速度(例えば、約15KPH未満など)で旋回するとき、総有効舵角値δtを、上述の有効後舵角値δrmの代わりに、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角δaに従って計算することができる。そのような実施形態において、フィードフォワード横加速度値Ayの式は上述と同じであってよいが、総有効舵角値δtは以下の式によって表される。
Figure 2014159269
δaがダブルアッカーマンジオメトリ舵角値である。
このやり方でのフィードフォワード横加速度値Ayの計算は、いくつかの伝統的な安定制御システムにおいて車両がより低い速度(例えば、15KPH未満)で旋回する場合に直面される不正確さを減らすために有効となりうる。ダブルアッカーマンジオメトリ舵角δaを、検出による後舵角、車両のホイールベース、および各々の後輪22のそれぞれの車輪の速度に従って決定することができる。
一実施形態においては、総有効舵角値δt(及び横加速度値Ay)の計算時にダブルアッカーマンジオメトリ舵角δaを使用するか否かの判断は車両10の速度に依存する。一実施形態においては、車両20の速度が閾値速度値(例えば、15K.P.H)を上回る場合に、総有効舵角値δtを有効後舵角値δrmだけに従って決定することができる。車両20の速度が閾値速度値を下回る場合には、総有効舵角値δtを有効後舵角値δrmおよびダブルアッカーマンジオメトリ舵角δaに従って決定することができる。
最初に車両20についての全アッカーマン角度を割り出し、次いで全アッカーマン角度にアッカーマン倍率係数を適用することによって、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角δaを割り出すことができる。車両20などの四輪操舵車両においては、全アッカーマン角度を旋回時の内輪(例えば、左旋回における左の車輪および右旋回における右の車輪)から割り出すことができる。全アッカーマン角度(AOB)の例は、左旋回時の車両20について図6に示されている。直線AおよびBを左前輪および左後輪のそれぞれの回転軸に沿って延ばすことができ、直線AおよびBは、旋回半径点Cにおいて交わることができる。全アッカーマン角度は、直線AおよびBによって形成される角度θであってよい。一実施形態においては、全アッカーマン角度を以下の式によって計算することができる。
Figure 2014159269
Lは車両のホイールベース(例えば、前輪22と後輪24との間の距離)であり、Rrは後輪旋回半径であり、δrが後舵角である。後輪旋回半径Rrは、以下の式によって計算することができる。
Figure 2014159269
Voは外側後輪(左旋回については右後輪であり、右旋回については左後輪である)の車輪の速度であり、Viは内側後輪(右旋回については右後輪であり、左旋回については左後輪である)の車輪の速度であり、Wrは後輪24間の距離である。
一実施形態においては、アッカーマン倍率係数は、車両20の速度が高くなると小さくなる速度に基づく係数である。そのような実施形態においては、車両20の速度が増すにつれ、アッカーマン倍率係数は、フィードフォワード横加速度値Ayへの全アッカーマン角度の影響を相応に減らすことができる。一実施形態においては、アッカーマン倍率係数は、第1のアッカーマン速度値から第2のアッカーマン速度値へと増加する車両20の速度に応答して、第1の大きさから第2の大きさへと減る。例えば、アッカーマン倍率係数は、約0から閾値へと増加する車両20の速度に応答して、約1から約0.5へと減る。結果として、アッカーマン補正値は、車両20の速度が閾値へと増加するときに、全アッカーマン角度の約100%から全アッカーマン角度の約50%の間で変化することができる。一実施形態においては、アッカーマン倍率係数は線形に減少するが、他の実施形態においては、アッカーマン倍率係数は、種々の適切な他のやり方のいずれかにて変化する(例えば、区分的に定められる曲線を辿る)。
一実施形態においては、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角δaを以下の式から計算することができる。
Figure 2014159269
しかしながら、車両20が閾値速度を下回る場合にフィードフォワード横加速度値Ayを全アッカーマン角度および倍率係数で補正するために、種々の適切な他の式のいずれかを利用できることは理解できるであろう。
ESCコントローラ50によって実行される制御ルーチンの一実施形態が、図7に大まかに示されている。起動(100)時に、ESCコントローラ50は、前輪の舵角(105)、後輪の舵角(110)、車両の速度(115)、および車両のヨーレート(120)を検出することができる。ESCコントローラ50は、車両の速度および速度に基づく倍率係数のマップに基づいて、速度に基づく倍率係数Kvrを決定(125)し、車両のヨーレートおよびヨーに基づく倍率係数のマップに基づいて、ヨーに基づく倍率係数Kyrを決定(130)することができる。有効後舵角値δrmは、検出後輪舵角、速度に基づく倍率係数Kvr、およびヨーに基づく倍率係数Kyrに基づいて決定(135)される。車両の速度が閾値速度値よりも大きい場合、総有効舵角値δtは、前輪舵角および有効後輪舵角値δrmに基づいて決定(140)される。フィードフォワード横加速度値Ayは、総有効舵角値δtに基づいて決定(145)され、前後輪22、24の動作は、フィードフォワード横加速度値Ayに応答して、制御(150)され、その後、プロセスが再び開始する。
車両の速度が閾値速度値以下である場合、ESCコントローラ50は、左右の後輪24の車輪の速度を検出(155)でき、後輪の舵角および左右の後輪24の車輪の速度に基づいて、全アッカーマン角度を割り出す(160)ことができる。ESCコントローラ50は、車両の速度に基づいてアッカーマン倍率係数を決定(165)することができ、全アッカーマン角度およびアッカーマン倍率係数に基づいてダブルアッカーマンジオメトリ舵角値δaを決定(170)することができる。総有効舵角値δtは、前輪の舵角、有効後輪舵角値δrm、およびダブルアッカーマンジオメトリ舵角値δaに基づいて決定(175)される。次いで、フィードフォワード横加速度値Ayを総有効舵角値δtに基づいて決定(145)することができ、前後輪22、24の動作は、フィードフォワード横加速度値Ayに応答して制御(150)され、その後、プロセスは再び開始する。ESCコントローラ50は、この制御ルーチンの特定の工程を、例えば互いに二者択一的または並列など任意の順序で実行できることは理解できるであろう。また、ESCコントローラ50は、種々のさらなるやり方または代案のやり方のいずれかにて前輪22および/または後輪24の動作を制御できることも理解できるであろう。
実施形態および実施例の以上の説明は、例示および説明を目的として提示されている。それらは、すべてを述べ尽くすものでも、上述した形態への限定を意味するものでもない。多数の変更が、以上の教示に照らして可能である。そのような変更のうちのいくつかは、説明済みであり、他の変更は、当業者であれば理解できるであろう。実施形態を、種々の実施形態の例示として選択して説明した。当然ながら、技術的範囲は、本明細書に記載した実施例または実施形態に限られず、当業者であれば、いくつかある任意の応用および均等な装置にて使用可能である。むしろ、技術的範囲は、添付の特許請求の範囲によって定められる。また、特許請求の範囲および/または明細書に記載のあらゆる方法について、その方法がフロー図に関連付けて説明されているか否かに関わらず、方法の実行において行なわれる各段階の順序(明示されていても、明示されていなくても)は、とくに指定されず、あるいは文脈から必須でない限りは、必ずしも提示のとおりの順序で実行されなくてもよく、別の順序で実行されても、あるいは並列に実行されてもよいことを意味している。

Claims (20)

  1. 1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備える車両を制御する方法であって、
    前記1対の操舵可能な後輪のうちの少なくとも一方について、後輪舵角を検出するステップと、
    前記後輪舵角および倍率係数に基づいてフィードフォワード横加速度値を決定するステップと、
    前記フィードフォワード横加速度値に応じて、前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪の動作を制御するステップと、
    を含んでおり、
    前記フィードフォワード横加速度値は、前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪のフィードフォワード制御を容易にすることを特徴とする方法。
  2. 前記1対の操舵可能な前輪のうちの少なくとも一方について、前輪舵角を検出するステップと、
    前記前輪舵角に更に基づいて、前記フィードフォワード横加速度値を決定するステップと、
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記車両のヨーレートを検出するステップと、
    前記車両の横加速度を検出するステップと、
    前記車両のヨーレートおよび前記車両の横加速度の少なくとも一方が増加するとき、前記倍率係数を減少させるステップと、
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記車両のヨーレートが第1のヨーレート値から第2のヨーレート値へと増加するときに前記倍率係数を第1の大きさから第2の大きさへと減少させるステップを更に含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記倍率係数を前記第1の大きさから前記第2の大きさへと実質的に線形に減少させるステップを更に含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記車両のヨーレートが前記第1のヨーレート値を下回る場合に前記倍率係数を前記第1の大きさに保つステップと、
    前記車両のヨーレートが前記第2のヨーレート値を上回る場合に前記倍率係数を前記第2の大きさに保つステップと、
    を更に含む請求項4に記載の方法。
  7. 前記車両の速度を検出するステップと、
    前記車両の速度が第1の車速値から第2の車速値へと増加するときに前記倍率係数を第1の大きさから第2の大きさへと減少させるステップと、
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記倍率係数を前記第1の大きさから前記第2の大きさへと実質的に線形に減少させるステップを更に含む請求項7に記載の方法。
  9. 前記車両の速度が前記第1の車速値を下回る場合に前記倍率係数を前記第1の大きさに保つステップと、
    前記車両の速度が前記第2の車速値を上回る場合に前記倍率係数を前記第2の大きさに保つステップと、
    を更に含む請求項7に記載の方法。
  10. 1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備える車両を制御する方法であって、
    前記1対の操舵可能な前輪のうちの少なくとも一方について、前輪舵角を検出するステップと、
    前記1対の操舵可能な後輪のうちの少なくとも一方について、後輪舵角を検出するステップと、
    全アッカーマン角度を割り出すステップと、
    前記後輪舵角および倍率係数から有効後輪舵角値を決定するステップと、
    前記全アッカーマン角度およびアッカーマン倍率係数に基づいて、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角値を決定するステップと、
    前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪のフィードフォワード制御を容易にするフィードフォワード横加速度値を、前記前輪舵角と前記有効後輪舵角値と前記ダブルアッカーマンジオメトリ舵角値とに基づいて決定するステップと、
    前記フィードフォワード横加速度値に応じて、前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪の動作を制御するステップと、
    を含んでいることを特徴とする方法。
  11. 前記車両の速度を検出するステップと、
    前記車両の速度が第1の速度値から第2の速度値へと増加するときに前記アッカーマン倍率係数を第1の大きさから第2の大きさへと減少させるステップと、
    を更に含む請求項10に記載の方法。
  12. 前記車両の速度を検出するステップと、
    前記車両の速度が閾値を下回る場合に、前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪の動作を前記フィードフォワード横加速度値に応じて制御するステップと、
    を更に含む請求項10に記載の方法。
  13. 前記閾値は約15KPHである請求項12に記載の方法。
  14. 前記全アッカーマン角度を割り出すステップは、前記前輪舵角および前記後輪舵角に基づいて前記全アッカーマン角度を割り出すステップを含んでいる請求項10に記載の方法。
  15. 前記全アッカーマン角度を割り出すステップは、
    前記1対の後輪の各々の速度を検出するステップと、
    前記1対の後輪の速度差に基づいて前記全アッカーマン角度を割り出すステップと、
    を含んでいる請求項10に記載の方法。
  16. 1対の操舵可能な前輪および1対の操舵可能な後輪を備える車両を運転する方法であって、
    前記1対の操舵可能な前輪のうちの少なくとも一方について、前輪舵角を検出するステップと、
    前記1対の操舵可能な後輪のうちの少なくとも一方について、後輪舵角を検出するステップと、
    前記車両のヨーレートを検出するステップと、
    前記車両の速度を検出するステップと、
    前記車両のヨーレートに基づいて、ヨーに基づく倍率係数を決定するステップと、
    前記車両の速度に基づいて、速度に基づく倍率係数を決定するステップと、
    前記後輪舵角と、前記ヨーに基づく倍率係数と、前記速度に基づく倍率係数とから、有効後輪舵角値を決定するステップと、
    全アッカーマン角度を割り出すステップと、
    前記全アッカーマン角度およびアッカーマン倍率係数に基づいて、ダブルアッカーマンジオメトリ舵角値を決定するステップと、
    前記車両の速度が閾値速度を上回る場合に、前記前輪舵角および前記有効後輪舵角に基づいてフィードフォワード横加速度値を決定するステップと、
    前記車両の速度が前記閾値速度以下である場合に、前記前輪舵角、前記有効後輪舵角、および前記ダブルアッカーマンジオメトリ舵角値に基づいて、フィードフォワード横加速度値を決定するステップと、
    前記フィードフォワード横加速度値に応じて、前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪の動作を制御するステップと、
    を含んでおり、
    前記フィードフォワード横加速度値は、前記1対の操舵可能な前輪および前記1対の操舵可能な後輪のフィードフォワード制御を容易にすることを特徴とする方法。
  17. 前記車両の速度が第1の車速値から第2の車速値へと増加するときに、前記速度に基づく倍率係数を第1の大きさから第2の大きさへと減少させるステップを更に含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記車両のヨーレートが増加するときに、前記ヨーに基づく倍率係数を減少させるステップを更に含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記車両の速度が第1の速度値から第2の速度値へと増加するときに、前記アッカーマン倍率係数を第1の大きさから第2の大きさへと減少させるステップを更に含む請求項18に記載の方法。
  20. 前記閾値は約15KPHである請求項19に記載の方法。
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