JP4994489B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、相互容量方式の静電容量型のタッチパネル装置に関する。
近年、タッチパネルを用いたPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話が多く見られるようになった。なかでも防水対応のタッチパネルを搭載した携帯電話が注目されている。この種の携帯電話に用いられるタッチパネル装置として、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1に記載された静電容量型タッチスイッチ装置は、タッチスイッチに対し、指で押した状態と押さない状態でレジスタ電極の抵抗値の変化量とスイッチ電極の静電容量の変化量とを計測する演算回路と、抵抗値及び静電容量の両方の変化量を記憶する不揮発性メモリとを搭載し、水滴による誤動作を防止することが記載されている。他方、特許文献2に記載されたタッチスイッチ検出装置は、自己容量方式の静電容量型タッチスイッチを採用し、指が接触していると判定した接触電極の数に基づいて使用者の操作の有無を判定する基準である検知閾値を設定することが記載されている。
特開2006−185745号公報 特開2009−238701号公報
ところで、上述した特許文献1に記載された静電容量型タッチスイッチ装置は、水滴による誤動作を防止できるものの、抵抗値を読み取るレジスタ電極が必要となるため、構成が複雑になるという課題を有している。
特許文献2に記載されたタッチスイッチ検出装置は、自己容量方式の静電容量型タッチスイッチを採用している関係上、水滴を検出したときの検出信号の変化量分布が指・ペンを検出したときの検出信号の変化量分布と同様にプラスになるため、タッチパネルの表面に触れているのが水滴なのか変化量が微小であるペンなのかを判別することができず、誤反応してしまう。また、水滴に指・ペンを入れた場合、検出信号の変化量が増大することから、指・ペンがタッチパネルの表面に触れなくても水滴を介して触れるだけで反応してしまうという課題がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、構成を複雑化することなく、水滴による誤動作を防止することができるタッチパネル装置を提供することを目的とする。
本発明のタッチパネル装置は、複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルと、前記静電タッチパネルへの接触を検出し接触情報を出力する検出部と、前記接触情報に基づき前記複数の送信側電極及び受信側電極の各々の検出信号変化量を計算し出力する検出信号変化量計算部と、前記検出信号変化量に基づき検出信号の変化量分布を計算し出力する変化量分布計算部と、前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下のとき、前記静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定する判定部と、を備えた。
上記構成によれば、相互容量方式の静電タッチパネルを用いることで、静電タッチパネル単体で水滴と指・ペンを判別可能となり、レジスタ電極を使用する従来技術と比べて構成の簡略化が図れる。また、静電タッチパネルの表面に接触している物体を負の閾値で判定し、検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下のときに静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定するので、タッチパネルの表面に触れているのが水滴なのか指・ペンなのかを容易に判別することができる。このように、構成を複雑化することなく、水滴による誤動作を防止することが可能となる。
本発明のタッチパネル装置は、複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルと、前記静電タッチパネルへの接触を検出し接触情報を出力する検出部と、前記接触情報に基づき前記複数の送信側電極及び受信側電極の各々の検出信号変化量を計算し出力する検出信号変化量計算部と、前記検出信号変化量に基づき検出信号の変化量分布を計算し出力する変化量分布計算部と、前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下であり、かつ前記検出信号の変化量分布のピーク値が前記所定の負の閾値以下である前記静電タッチパネル上の領域の周辺領域における前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の正の閾値以上のとき、前記静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定する判定部と、を備えた。
上記構成によれば、静電タッチパネルへの接触が水滴であるか否かの判定において、検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下か否かの判定に加えて、検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下である静電タッチパネル上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値が所定の正の閾値以上か否かを判定する。静電タッチパネル上に水滴が存在する場合、検出信号の変化量の分布は‘ + → − → + 'となる。すなわち、水が存在する領域は‘−'となり、その周辺は‘+'となる。したがって、検出信号の変化量の分布のピーク値が所定の負の閾値以下であり、かつ検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下である静電タッチパネル上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値が所定の正の閾値以上になっていれば、静電タッチパネルへの接触が高い確率で水滴であると言える。このように、前記した発明よりも高精度で静電タッチパネルへの水滴の接触の有無を判定することができる。
本発明のタッチパネル装置は、複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルと、前記静電タッチパネルへの接触を検出し接触情報を出力する検出部と、前記接触情報に基づき前記複数の送信側電極及び受信側電極の各々の検出信号変化量を計算し出力する検出信号変化量計算部と、前記検出信号変化量に基づき検出信号の変化量分布を計算し出力する変化量分布計算部と、前記検出信号の変化量分布を所定のサンプリング周期で記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された過去の前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下であり、かつ過去の前記検出信号の変化量分布のピーク値が前記所定の負の閾値以下である前記静電タッチパネル上の領域の周辺領域における過去の前記検出信号の変化量分布のピーク値が第1の所定の正の閾値以上のとき、前記静電タッチパネルへの接触が水滴であったと判定し、前記検出信号の変化量分布のピーク値が第2の所定の正の閾値以上であっても最終的に出力される座標値を無効とする判定部と、を備えた。
上記構成によれば、検出信号の変化量分布を所定のサンプリング周期で記憶し、記憶した過去の検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下であり、かつ過去の検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下である静電タッチパネル上の領域の周辺領域における過去の検出信号の変化量分布のピーク値が第1の所定の正の閾値以上のとき、静電タッチパネルへの接触が水滴であったと判定し、検出信号の変化量分布のピーク値が第2の所定の正の閾値以上であっても最終的に出力される座標値を無効とすると判定するので、静電タッチパネルに接触している水滴に指・ペンを入れても、指・ペンと誤判定することを防止することができる。すなわち、水滴の中に指・ペンを入れた場合、大きな指であると判定される可能性があるので、当該箇所において過去に水があったかを調べることで、誤判定を防止することができる。そして、たとえ、検出信号の変化量の分布が‘+’の一つの大きな山となって、プラスのピーク値が第2の所定の正の閾値以上であっても、最終的に出力する座標値を無効とする。
上記構成において、前記検出信号の過去に水滴が存在した座標における変化量分布がゼロになったとき、前記記憶部のその座標における過去の変化量の記憶はリセットされる。
上記構成によれば、過去に水滴が存在していたが、現在は無くなったとして記憶部の記憶内容をリセットすることで、通常動作として動作させることができる。
上記構成において、前記判定部にて前記静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定されたとき、前記静電タッチパネル上に水滴が存在している旨を表示する。
上記構成によれば、静電タッチパネル上に水滴が存在していることをユーザに通知することができる。
本発明によれば、複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルにおいて、構成を複雑化することなく、水滴による誤動作を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の概略構成を示すブロック図 実施の形態1に係るタッチパネル装置の静電タッチパネルの概略構成を示す図 実施の形態1に係るタッチパネル装置の静電タッチパネル上に水滴が存在するときの検出信号の分布を概略的に示した図 実施の形態1に係るタッチパネル装置の静電タッチパネル上に水滴が接触したときの送信側電極と受信側電極との間の電気力線の変化を示す図 実施の形態1に係るタッチパネル装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係るタッチパネル装置の静電タッチパネル上に水滴が接触している様子を示す図 本発明の実施の形態2に係るタッチパネル装置の静電タッチパネル上に水滴が接触している様子を示す図 実施の形態2に係るタッチパネル装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置の概略構成を示すブロック図 実施の形態3に係るタッチパネル装置の動作を説明するためのフローチャート
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態のタッチパネル装置100は、静電タッチパネル1と、検出部2と、検出信号変化量計算部3と、変化量分布計算部4と、判定部5と、表示制御部6と、表示部7と、座標出力部8とを備える。図2は、静電タッチパネル1の概略構成を示す図である。図2において、静電タッチパネル1は、複数の送信側電極10及び受信側電極11を有する相互容量方式の静電タッチパネルであり、複数の送信側電極10と受信側電極11が図示せぬ基材シートの表面上に互いに交差するようにそれぞれ配列されている。
図1に戻り、検出部2は、静電タッチパネル1の複数の送信側電極10及び受信側電極11の各交点P(図2参照)における検出信号から静電タッチパネル1への接触を検出し接触情報を出力する。ここで、送信側電極10及び受信側電極11の交点Pを電極と呼ぶ。検出信号変化量計算部3は、検出部2から出力される接触情報に基づき各電極の検出信号を測定し(すなわち複数の送信側電極10及び受信側電極11の各々の検出信号を測定し)、検出信号変化量△Ciを計算して出力する。なお、検出信号の変化量は、静電タッチパネル1に接触する物質の違いにより異なる値になる。
一般的な相互容量方式の静電タッチパネルの検出信号変化量は0値を中心にプラスの値とマイナスの値が出力される。水の場合、検出信号変化量はマイナスの値をとる。そして、水の大きさが大きくなるに従い徐々にマイナス値が大きくなる。これに対し、指とペンの場合、検出信号変化量はプラスの値をとる。そして、指とペンのそれぞれの大きさが大きくなるに従い徐々にプラス値が大きくなる。特に、指はペンよりも検出信号変化量が大きくなる。
図1に戻り、変化量分布計算部4は、検出信号変化量計算部3で計算された各電極における検出信号変化量△Ciに基づき検出信号の変化量分布△C(x,y,t)を計算し出力する。相互容量方式の静電タッチパネル1では、タッチパネル上に水が存在する場合、検出信号の変化量の分布は、‘ + → − → + 'となる。図3は、静電タッチパネル1上に水滴が存在するときの検出信号の分布を概略的に示した図である。図3に示すように、水滴14に対する検出信号の分布15aはマイナス側になり、水滴14の周辺に対する検出信号の分布15bはプラス側になる。このように静電タッチパネル1上に水滴14が存在するときは検出信号の変化量の分布が‘ + → − → + 'となる。
図4は、静電タッチパネル1上に水滴14が接触したときの送信側電極10と受信側電極11との間の電気力線の変化を示す図である。図4において、静電タッチパネル1では、送信側電極10から受信側電極11に向けて電気力線13が発生するが、タッチ面12に水滴14が接触すると、この水滴14が誘電体として働いて電荷量が増加するとともに、電気力線13が内側に吸い取られるため、これらの原因で水滴14の部分がマイナス、周辺でプラスになる。すなわち、この2つの原因で水滴14の検出信号の変化量分布{“+” → “−” → “+”}が引き起こされると考えられる。但し、水滴14に指(ペン)が触れた場合、人体を介して接地されるので、1つの指として扱う。
図1に戻り、判定部5は、変化量分布計算部4で計算された検出信号の変化量分布△C(x,y,t)のピーク値が所定のマイナス(負)の閾値以下であるか否かを判定し、その結果を出力する。判定部5は、検出信号の変化量分布△C(x,y,t)のピーク値が所定のマイナスの閾値以下のとき、静電タッチパネル1への接触が水であると判定する。
表示制御部6は、判定部5における判定結果が水の場合、表示部7に静電タッチパネル1に水が接触したことをユーザに通知するための表示を行う。例えば、「タッチパネルを拭いて下さい」というメッセージを表示する。また、水が接触した座標値を取り込んで、水が接触した位置と対応する表示部7上の位置を例えば水色で表示することも可能である。このようにすることで水が接触した位置を一目で確認することができる。
上述した変化量分布計算部4は、各電極の検出信号の変化量分布を計算する以外に、静電タッチパネル1への接触の座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…を計算して出力する。座標出力部8は、変化量分布計算部4で計算された静電タッチパネル1への接触の座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…から、水を除いた最終値としての指・ペンの座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…を出力する。
次に、本実施の形態のタッチパネル装置100の動作について説明する。
図5は、本実施の形態のタッチパネル装置100の動作を説明するためのフローチャートである。図5において、検出信号変化量計算部3が、静電タッチパネル1の各電極の検出信号を測定し、変化量を算出する(ステップS101)。次いで、変化量分布計算部4が、水、指、ペンの座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…、(Xm,Ym,Zm)を算出し、その後、検出信号の変化量分布△C(x,y,t)を作成する(ステップS102)。次に、判定部5が、全ての電極それぞれの検出信号の変化量分布△C(x,y,t)についてマイナスの閾値(−a:aは正の実数)と比較するために、カウンタnを設定する(ステップS103)。この場合、始めはカウンタnの値を「1」にする。なお、カウンタnは1からmまでの各値をとる。
判定部5は、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a)以下であるか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、△C(X1−△x,Y1−△y,t)≦−aであるか否かを判定する。この判定において、△C(X1−△x,Y1−△y,t)≦−aである場合、その座標に水が存在する可能性があるとして、(X1,Y1,Z1)は座標値として無効にする(ステップS105)。これに対して、△C(X1−△x,Y1−△y,t)>−aである場合、その座標に水が存在しないものとして(X1,Y1,Z1)は座標値として有効にする(ステップS106)。
このステップS104では、静電タッチパネル1上に接触している物体をマイナスの閾値(−a)で判定する。検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であれば、当該物体は水であると判定し無視する。図6は、静電タッチパネル1上に水滴14が接触している様子を示す図である。水滴14が接触している領域はマイナスの閾値(−a)以下の領域であり、水として無視される。
図5に戻り、ステップS105又はステップS106の処理を行った後、判定部5は、カウンタnの値をn+1=2にカウントアップする(ステップS107)。次いで、カウンタn(=2)の値がmを超えるかどうか判定し(ステップS108)、カウンタnの値がm以下である場合、ステップS104に戻り、判定部5は、次に検出信号の変化量分布△C(X2−△x,Y2−△y,t)がマイナスの閾値(−a)以下であるか否かを判定する。この判定において、△C(X2−△x,Y2−△y,t)≦−aである場合、その座標に水が存在する可能性があるとして、(X2,Y2,Z2)は座標値として無効にする(ステップS105)。
これに対し、△C(X2−△x,Y2−△y,t)>−aである場合、その座標に水が存在しないものとして(X2,Y2,Z2)は座標値として有効にする(ステップS106)。判定部5は、ステップS105又はステップS106の処理を行った後、カウンタnの値をn+1=3にカウントアップする(ステップS107)。次いで、カウンタnの値がmを超えるかどうか判定し(ステップS108)、カウンタn(=3)の値がm以下である場合、ステップS104に戻り、判定部5は、次に検出信号の変化量分布△C(X3−△x,Y3−△y,t)がマイナスの閾値(−a)以下であるか否かを判定する。以後上記同様にカウンタnの値がmになるまでステップS104〜ステップS108の処理が行われる。
判定部5は、上記ステップS104〜ステップS108の処理をカウンタnの値がmになるまで行った後、判定結果を出力する(ステップS109)。判定部5から判定結果が出力されることで座標出力部8が座標出力を行う。この場合、水を除いた最終値としての指・ペンの座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…、(Xm,Ym,Zm)を出力する。このステップS109の処理が終わった後、ステップS101に戻り、上記同様の処理が行われる。
このように本実施の形態のタッチパネル装置100によれば、相互容量方式の静電タッチパネル1を用いたので、この静電タッチパネル1単体で水と指・ペンを判別可能となり、レジスタ電極を使用する従来技術と比べて構成の簡略化が図れる。また、静電タッチパネル1の表面に接触している物体をマイナスの閾値(−a)で判定し、検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下のときに静電タッチパネル1への接触が水であると判定するので、静電タッチパネル1の表面に触れているのが水なのか指・ペンなのかを容易に判別することができる。つまり、本実施の形態のタッチパネル装置100によれば、構成を複雑化することなく、水滴による誤動作を防止することができる。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1のタッチパネル装置100は、検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であれば、静電タッチパネル1への接触が水であると判定し無視するようにしたが、実施の形態2のタッチパネル装置は、さらに、マイナス領域周辺の検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b:bは正の実数)以上となれば、水であると判定し無視するようにしたものである。すなわち、実施の形態2のタッチパネル装置は、検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であり、かつ検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下である静電タッチパネル1上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)以上のとき、静電タッチパネル1への接触が水であると判定し無視するようにしたものである。
実施の形態2のタッチパネル装置の構成は、実施の形態1のタッチパネル装置100の判定部5に新規の機能を追加した判定部を備える以外は実施の形態1のタッチパネル装置100の構成(図1に示す構成)と同一の構成を有している。したがって、実施の形態2のタッチパネル装置では図1を援用する。但し、実施の形態2のタッチパネル装置には符号101を付し、また判定部には符号50を付すこととする。
図7は、静電タッチパネル1上に水滴14が接触している様子を示す図である。水滴14が接触している領域はマイナスの閾値(−a)以下の領域であり、その周辺がプラスの閾値(b)以上の領域である。実施の形態2のタッチパネル装置101では、上述したように検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下で、さらに周辺の検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)以上であれば、水であると判定し無視する。
図8は、本実施の形態のタッチパネル装置101の動作を説明するためのフローチャートである。図8において、ステップS201〜ステップS204は、図5のステップS101〜ステップS104と共通し、またステップS206は図5のステップS106と共通し、またステップS209〜ステップS211は図5のステップS107〜ステップS109と共通するので、これらの説明は省略する。したがって、ステップS204の判定で、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a)以下である場合の処理すなわちステップS205、ステップS207及びステップS208の処理についてのみ説明する。
判定部50が、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a)以下である場合、すなわち、△C(X1−△x,Y1−△y,t)≦−aである場合、マイナスの閾値(−a)以下の周辺の座標の値はプラスの閾値(b)以上か否かを判定する。すなわち、△C(X1,Y1,t)≧bとなるか否かを判定する。この判定において、△C(X1,Y1,t)≧bである場合、水滴がその座標に存在するとして、(X1,Y1,Z1)は座標値として無効にする(ステップS207)。これに対し、△C(X1,Y1,t)<bである場合、水がその座標に存在する可能性があるが、(X1,Y1,Z1)は座標値として無効にする(ステップS208)。判定部50は、ステップS207又はステップS208の処理を行った後、ステップS209に進み、カウンタnの値を「1」加算し、カウンタnの値が「m」になるまで同様の処理を繰り返す。
このように本実施の形態のタッチパネル装置101によれば、判定部50における静電タッチパネル1への接触が水であるか否かの判定において、検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下か否かの判定に加えて、マイナスの閾値(−a)以下である静電タッチパネル1上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)以上であるか否かを判定し、プラスの閾値(b)以上であれば、静電タッチパネル1への接触が水であると判定するようにしたので、静電タッチパネル1への水の接触を実施の形態1のタッチパネル装置100よりも高精度で判定することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置について説明する。
前述した実施の形態2のタッチパネル装置101は、検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であり、かつマイナス領域周辺の検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)以上となれば、水と判定し無視するようにしたが、本実施の形態のタッチパネル装置は、検出信号の変化量分布を所定のサンプリング周期で記憶し、あらかじめ決定したサンプリング周期前、または過去のある一定期間の検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であり、かつ該検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下である静電タッチパネル1上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b、第1の所定の正の閾値)以上のとき、静電タッチパネル1への接触が水であったと判定し、検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)よりも値の大きなプラスの閾値(第1の所定の正の閾値を超える値:第2の所定の正の閾値)以上であっても最終的に出力する座標値を無効とする。
このように、本実施の形態のタッチパネル装置では、過去の検出信号の変化量分布を用いて、静電タッチパネル1上の水の有無を判定するので、過去に水があったかを調べることができる。このようにする理由は、水の中に指やペンを入れた場合、水と指又は水とペンが合わさって、大きな指だと判断される可能性があるからである。過去にその場所に水があったかを調べることで、水であるにも関わらず指と判断してしまう誤判定を防止することができる。
図9は、本発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置の概略構成を示すブロック図である。図9において、本実施の形態のタッチパネル装置102は、静電タッチパネル1と、検出部2と、検出信号変化量計算部3と、変化量分布計算部20と、記憶部21と、判定部22と、表示制御部6と、表示部7と、座標出力部8とを備える。
変化量分布計算部20は、検出信号変化量計算部3で計算された各電極の検出信号変化量△Ciに基づき検出信号の変化量分布△C(x,y,t)を計算し出力する。また、変化量分布計算部20は、水・指・ペンのx,y座標値(X1,Y1)、(X2,Y2)、…、(Xm,Ym)を計算して判定部22へ出力する。また、変化量分布計算部20は、静電タッチパネル1への接触の座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…を計算して出力する。座標出力部8は、変化量分布計算部20で計算された静電タッチパネル1への接触の座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…から水滴を除いた最終値としての指・ペンの座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…を出力する。
記憶部21は、検出信号の変化量分布を所定のサンプリング周期で記憶する。記憶部21には、例えばデータの再書き込みが可能なフラッシュメモリが好適である。判定部22は、記憶部21に記憶された検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であり、かつ検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下である静電タッチパネル1上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値が第1の所定の正の閾値以上のとき、静電タッチパネル1への接触が水であったと判定し、検出信号の変化量分布のピーク値が第2の所定の正の閾値以上であっても最終的に出力される座標値を無効とする。
表示制御部6は、判定部22における判定結果が水の場合、表示部7に、静電タッチパネル1に水が接触したことをユーザに通知するための表示を行う。例えば、「タッチパネル上に水が付きました」というメッセージを表示する。また、水が接触した座標値を取り込んで、水が接触した位置と対応する表示部7上の位置を水色で表示することも可能である。このようにすることで静電タッチパネル1に水が接触した位置を一目で確認することができる。座標出力部8は、変化量分布計算部20で計算された静電タッチパネル1への接触の座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…から水を除いた最終値としての指・ペンの座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…を出力する。
図10は、本実施の形態のタッチパネル装置102の動作を説明するためのフローチャートである。図10において、ステップS401〜ステップS404は、図5のステップS101〜ステップS104と共通し、またステップS407は図5のステップS106と共通し、またステップS410〜ステップS412は図5のステップS107〜ステップS109と共通するので、これらの説明を省略する。したがって、ステップS404の判定で、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a:aは正の実数)以下である場合の処理すなわちステップS405、ステップS408及びステップS409の処理、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a)を超える場合の処理すなわちステップS406の処理、及び、ステップS412より先の処理すなわちステップS413とステップS414の処理についてのみ説明する。
判定部22は、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a)以下であると判断すると、すなわち、△C(X1−△x,Y1−△y,t)≦−aであると判断すると、マイナスの閾値(−a)以下の周辺の座標の値がプラスの閾値(b)以上か否かを判定する。すなわち、△C(X1,Y1,t)≧bとなるか否かを判定する。この判定において、△C(X1,Y1,t)≧bである場合、水がその座標に存在する、あるいは過去に水が存在していた(X1,Y1,Z1)を座標値として無効にする(ステップS408)。これに対し、△C(X1,Y1,t)<bである場合は、水がその座標に存在する可能性があるが、(X1,Y1,Z1)は座標値として無効にする(ステップS409)。
ここで、ステップS404→ステップS405→ステップS408の経路での処理とは、『検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であり、かつ該検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下である静電タッチパネル1上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b、第1の所定の正の閾値)以上のとき、静電タッチパネル1への接触が水であったと判定し、検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)よりも値の大きなプラスの閾値(第1の所定の正の閾値を超える値)以上であっても最終的に出力する座標値を無効とする』の処理に相当する。
判定部22は、ステップS408又はステップS409の処理を行った後、ステップS410に進み、カウンタnの値を「1」加算する。
一方、判定部22は、検出信号の変化量分布△C(X1−△x,Y1−△y,t)がマイナスの閾値(−a)を超えると判断すると、すなわち、△C(X1−△x,Y1−△y,t)>aであると判断すると、過去に周辺の検出信号の変化量分布が{“+” → “−” → “+”}のように変化していたことがあるか否か判定する(ステップS406)。すなわち、過去t−△tにおいて、△C(X1−△x,Y1−△y,t−△t)≦−a、さらに△C(X1,Y1,t−△t)≧bが成立するか否かを判定する。この条件が成立する場合はステップS408に進む。これに対し、同条件が成立しない場合はステップS410に進み、カウンタnの値を「1」加算する。
判定部22は、ステップS404〜ステップS411の処理をカウンタnの値がmになるまで行った後、判定結果を出力する(ステップS412)。判定部22から判定結果が出力されることで座標出力部8が座標出力を行う。この場合、水を除いた最終値としての指・ペンの座標値(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、…、(Xm,Ym,Zm)を出力する。このステップS412の処理が終わった後、ステップS413へ進む。ステップS413では、過去に周辺の検出信号の変化量分布が{“+” → “−” → “+”}のように変化していたことがあり、さらに、現在の検出信号の変化量分布が「0」である座標が存在するか否か判定する。すなわち、過去t−△tにおいて、△C(x−△x,y−△y,t−△t)≦−a、さらに△C(x,y,t−△t)≧bが成立し、さらに△C(x−△x,y−△y,t)=0、さらに△C(x,y,t)=0が成立するか否かを判定する。この条件が成立しない場合はステップS401に戻り、同条件が成立する場合は、過去に水が存在していたが、現在は無くなったとして、記憶部21の△C(x,y,t−△t)をリセットし、今後△C(x,y,t)以降の値を使用する(ステップS414)。このステップS414の処理を行った後、ステップS401に戻る。過去に水が存在していたが、現在は無くなったとして記憶部21の記憶内容をリセットすることで、通常動作として動作させることができる。
このように本実施の形態のタッチパネル装置102によれば、検出信号の変化量分布を所定のサンプリング周期で記憶し、検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下であり、かつ該検出信号の変化量分布のピーク値がマイナスの閾値(−a)以下である静電タッチパネル1上の領域の周辺領域における検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b、第1の所定の正の閾値)以上のとき、静電タッチパネル1への接触が水であったと判定し、検出信号の変化量分布のピーク値がプラスの閾値(b)よりも値の大きなプラスの閾値(第1の所定の正の閾値を超える値)以上であっても最終的に出力する座標値を無効と判定するので、静電タッチパネル1に接触している水に指・ペンを入れても、指・ペンと誤判定することを防止することができる。すなわち、水の中に指・ペンを入れた場合、大きな指であると判定される可能性があるので、当該箇所において過去に水があったかを調べることで、誤判定を防止することができる。そして、たとえ検出信号の変化量の分布が“+”の一つの大きな山となって、プラスのピーク値が第2の所定の正の閾値以上であっても、最終的に出力する座標値を無効とする。
また、過去に水滴が存在した座標における変化量分布がゼロになったとき、記憶部21のその座標における過去の変化量の記憶をリセットするので、通常動作として動作させることができる。
本発明は、構成を複雑化することなく、水滴による誤動作を防止することができるといった効果を有し、PDAや携帯電話等のタッチパネルを用いる電子機器への適用が可能である。
1 静電タッチパネル
2 検出部
3 検出信号変化量計算部
4、20 変化量分布計算部
5、22、50 判定部
6 表示制御部
7 表示部
8 座標出力部
10 送信側電極
11 受信側電極
12 タッチ面
13 電気力線
14 水滴
21 記憶部
100、101、102 タッチパネル装置

Claims (5)

  1. 複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルと、
    前記静電タッチパネルへの接触を検出し接触情報を出力する検出部と、
    前記接触情報に基づき前記複数の送信側電極及び受信側電極の各々の検出信号変化量を計算し出力する検出信号変化量計算部と、
    前記検出信号変化量に基づき検出信号の変化量分布を計算し出力する変化量分布計算部と、
    前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下のとき、前記静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定する判定部と、
    を備えたタッチパネル装置。
  2. 複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルと、
    前記静電タッチパネルへの接触を検出し接触情報を出力する検出部と、
    前記接触情報に基づき前記複数の送信側電極及び受信側電極の各々の検出信号変化量を計算し出力する検出信号変化量計算部と、
    前記検出信号変化量に基づき検出信号の変化量分布を計算し出力する変化量分布計算部と、
    前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下であり、かつ前記検出信号の変化量分布のピーク値が前記所定の負の閾値以下である前記静電タッチパネル上の領域の周辺領域における前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の正の閾値以上のとき、前記静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定する判定部と、
    を備えたタッチパネル装置。
  3. 複数の送信側電極及び受信側電極を有する相互容量方式の静電タッチパネルと、
    前記静電タッチパネルへの接触を検出し接触情報を出力する検出部と、
    前記接触情報に基づき前記複数の送信側電極及び受信側電極の各々の検出信号変化量を計算し出力する検出信号変化量計算部と、
    前記検出信号変化量に基づき検出信号の変化量分布を計算し出力する変化量分布計算部と、
    前記検出信号の変化量分布を所定のサンプリング周期で記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された過去の前記検出信号の変化量分布のピーク値が所定の負の閾値以下であり、かつ過去の前記検出信号の変化量分布のピーク値が前記所定の負の閾値以下である前記静電タッチパネル上の領域の周辺領域における過去の前記検出信号の変化量分布のピーク値が第1の所定の正の閾値以上のとき、前記静電タッチパネルへの接触が水滴であったと判定し、前記検出信号の変化量分布のピーク値が第2の所定の正の閾値以上であっても最終的に出力される座標値を無効とする判定部と、
    を備えたタッチパネル装置。
  4. 前記検出信号の過去に水滴が存在した座標における変化量分布がゼロになったとき、前記記憶部のその座標における過去の変化量の記憶はリセットされる請求項3に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記判定部にて前記静電タッチパネルへの接触が水滴であると判定されたとき、前記静電タッチパネル上に水滴が存在している旨を表示する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
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