JP6715812B2 - 誤検出防止方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態1について図1〜図27に基づいて説明すると以下の通りである。
図1〜図25を参照して、相互容量方式による水検出について説明する。相互容量方式は、送信電極と接地電位との間に電圧(駆動電圧)を印加し、送信電極と受信電極との間の電圧波形を測定する。
本発明者らは、上述した検出原理の課題を見出し、さらなる鋭意検討を進めた結果、上述の検出原理における課題を解決するための手法を発明するに至った。まず、本発明者らが見出した課題を説明する。
(1)ノイズによる誤検出
図7を用いて説明したように、水の付着による静電容量の変化量は小さい。ノイズにより図7の(b)に示した静電容量の変化量と同レベルの変化量が生じた場合、水付着の誤検出が生じてしまう。
(2)マルチタッチによる誤検出
図10を用いて説明したように、タッチパネル1に2本の指で斜めにタッチした場合、ゴースト発生による静電容量の変化量(マイナスの値の変化量)が現れる。このため、検出感度を高くすると、ゴースト発生による静電容量の変化量が大きくなり、その結果、水付着の誤検出が生じてしまう。
(3)水付着を指によるタッチと検出する誤検出
図13を用いて説明したように、2つの水が繋がっていた場合、指によるタッチがないにも関わらず指でタッチした場合と同じ極性の静電容量の変化量が検出される。その結果、指によるタッチであると誤検出してしまう。殊に検出感度を高くすると、誤検出は顕著となる。
以下、図16〜図25を用いて、本発明者らが発明した、上述の課題を解決するための手法について説明する。ここでは、図15に示した、タッチパネル1に水W3が付着している場合を例として説明する。
(−1)+(+2)+(−1)=0
受信電極R4に沿って加算すると、静電容量の変化量の総和は、
(+1)+(−3)+(+1)=−1
となる。
次に、本実施形態に係るタッチパネル装置の構成について説明する。図26は、本実施形態に係るタッチパネル装置の構成を示すブロック図である。図26に示すように、本実施形態に係るタッチパネル装置は、タッチパネル1と、駆動部4と、測定部5と、検出部6と、制御部7と、を備えている。タッチパネル1は、複数の受信電極12及び複数の送信電極14を含む。
(A)指によって生じるゴーストによる静電容量の変化量(マイナスの値)よりも小さな値である。
(B)図7に示した水W1によって生じる静電容量の変化量(マイナスの値)よりも大きな値である。
(C)図11及び図12に示した水W1及び水W2によって生じるゴーストによる静電容量の変化量(マイナスの値)よりも大きな値である。
〔実施形態2〕
本実施形態2は、差動アンプを用いることにより、タッチパネル1の本来の機能において、指のタッチ位置の検出の精度を向上させる実施形態である。指でタッチしたときの、指の中心に位置する付近では、上述した静電容量の変化量の分布は平坦となり、指の中心の位置を算出するための数値の精度が低下する。これに比して、隣接する受信電極間の、静電容量の変化量の差分を取得する場合、差分の値を充分に増幅してデジタル化することができる。また、指の中心の位置は、差分の値の符号が反転する位置である。このため、作動アンプを用いることにより、高い計算精度でタッチ位置の検出を行うことができる。
測定値S1+測定値S2=受信電極R2の静電容量の変化量
測定値S2+測定値S3=受信電極R3の静電容量の変化量
となる。
(1)ノイズによる誤検出
ノイズによって生じる静電容量の変化量は、プラスとマイナスで均等に生じることはなく、不均衡で生じる。このため、ノイズによって生じる静電容量の変化量の、受信電極12に沿った総和は、プラスの大きな値となり、その結果、水ではない要因があることがわかるため、誤検出を防止することができる。
(2)マルチタッチによる誤検出
検出感度を高くして、2つの指によるタッチで生じるゴーストが受信電極12で検出できる程度に大きな値を示したとしても、静電容量の変化量の、受信電極12に沿った総和は、プラス側に大きな値を示す。このため、水の付着によるものではないことがわかるため、誤検出を防止することができる。
(3)水を指によるタッチとする誤検出
送信電極に沿った静電容量の変化量のパターンによらず、水の付着によって生じる静電容量の変化量の、受信電極12に沿った総和は、プラスの大きな値にはならない。このため、水の付着によるものであることがわかり、誤検出を防止することができる。
14、T1〜T3 送信電極
12、R1〜R12 受信電極
4 駆動部
5 測定部
6 検出部
7 制御部
11 フロントカバー
15 基板
Claims (6)
- 相互容量方式によるタッチ検出が可能なタッチパネルにおける誤検出を防止する誤検出防止方法であって、
受信電極に沿って、当該受信電極と各送信電極との間の静電容量の変化量の総和を算出し、
算出された総和が一定の閾値以下である場合、タッチパネル上に水が付着していると判定する
ことを特徴とする誤検出防止方法。 - 受信電極に沿って、当該受信電極と各送信電極との間の静電容量の変化量の総和を算出するとき、当該静電容量の変化量がゼロとなる範囲を除く範囲を算出範囲とすることを特徴とする請求項1に記載の誤検出防止方法。
- 受信電極に沿って、当該受信電極と各送信電極との間の静電容量の変化量の総和を算出するとき、当該静電容量の変化量のすべてが一定の符号付き閾値以上である場合、タッチパネル上に水が付着していないと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の誤検出防止方法。
- 相互容量方式によるタッチ検出が可能なタッチパネルにおける誤検出を防止する誤検出防止方法であって、
受信電極に沿って、当該受信電極と各送信電極との間の静電容量の変化量の、隣接する受信電極間の差分の総和を算出し、
算出された総和に、プラスの一定の閾値を上回るもの又はマイナスの一定の閾値を下回るものの少なくとも一方がない場合、タッチパネル上に水が付着していると判定する
ことを特徴とする誤検出防止方法。 - 受信電極に沿って、当該受信電極と各送信電極との間の静電容量の変化量の、隣接する受信電極間の差分の総和を算出するとき、当該静電容量の変化量の差分がゼロとなる範囲を除く範囲を算出範囲とすることを特徴とする請求項4に記載の誤検出防止方法。
- 受信電極に沿って、当該受信電極と各送信電極との間の静電容量の変化量の、隣接する受信電極間の差分の総和を算出するとき、当該静電容量の変化量のすべてが一定の符号付き閾値以上である場合、タッチパネル上に水が付着していないと判定することを特徴とする請求項4又は5に記載の誤検出防止方法。
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