JP2012099005A - 入力装置、入力方法および入力プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動や加速度が生じた環境でも正確に入力を行うことができ、かつ低コストな「入力装置、入力方法および入力プログラム」を提供する。
【解決手段】 本発明の入力装置は、タッチパネルに接触された物体の位置を検出する位置検出手段と、表示パネルに、ユーザにより選択可能なタッチボタンB1〜B3および先行タッチポイント200を表示する表示手段と、先行タッチポイント200が第1の指によって接触されたか否かを判定する手段と、先行タッチポイント200が第1の指により接触されたと判定された場合に、第1の指が先行タッチポイント200に接触された状態でかつタッチボタンB1〜B3のいずれかが第2の指によって選択されたか否かを判定する手段と、タッチボタンB1〜B3のいずれかが第2の指により選択されたと判定された場合に、第2の指により選択されたタッチボタンB3への入力を有効と判定する手段とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子機器等におけるタッチパネルを利用した入力に関し、特にマルチタッチ入力に関する。
電子機器とのユーザインターフェースを行うデバイスとして、マウス、キーボード、ジョイスティック、トラックボール、タッチパネルなどが知られている。近年では、ユーザ利便性に優れ、電子機器の小型化に適していることから、タッチパネルの利用が増加している。通常、タッチパネルは、液晶やプラズマなどの表示パネルと組み合わされ、これとともに表示ユニットを形成している。タッチパネルは、表示パネルの下方に配置され、あるいは表示パネル上に配置されその表面を透明なスクリーンで覆われている。典型的なタッチパネルは、指や専用のペンにより操作面が接触(タッチ)または押圧されると、その位置が検出され、この検出された位置情報を用いて表示パネルに表示されたアイコンや選択ボタンなどへの入力が判定される。タッチパネルにおける座標位置の検出方法には、上部電極と下部電極間の静電容量の変化を検出する静電式や、押圧による上部電極と下部電極間の接触を感知する感圧式などがある。
自動車などの移動体上においてタッチパネルを利用する場合、移動体の振動や加速度などによって、実際にタッチしようとした位置とは異なる位置にタッチしてしまうことがある。例えば、車内のナビゲーション装置において、ディスプレイ上の所望のボタンにタッチしようとするとき、指の位置がずれて意図していない隣接するボタンを選択したと判定され、異なる動作または処理が実行されてしまう。これを避けるために、加速度センサ等を搭載して車体の振動を感知した場合に、タッチ位置すなわち入力位置に補正をかけたり、タッチそのものを無効にする等の提案がなされている。
特許文献1は、ユーザの意図しない入力を避けるために、入力を拒否したり補正する入力デバイスを開示している。例えば、第1指タッチ入力が移動している間に第2指タッチ入力が検出されたとき、第1指タッチ入力が予め定められた時間期間に移動した後に第2指タッチ入力が現れたならば、第1指タッチ入力を拒否するものである。
特許文献2は、周囲からの振動を受けても誤入力が発生し難い仮想キー入力装置に関する。これによれば、入力装置自身の動きや移動量を加速度センサを用いて検出し、この検出結果に基づき入力情報を補償するものであり、例えば、衝撃がしきい値以上であるか否かを判定し、しきい値以上である場合にはユーザのキー入力を無効にするものである。
特許文献3は、タッチパネル表示装置の変位量(速度、加速度、移動方向、角度)をセンサで検出し、その変位量に基づきタッチパネル上の認識エリアを補正することで、振動や加速度による誤入力を軽減することを開示している。
特開2010−134895号公報 特開2007−133835号公報 特開2007−9261号公報
従来のタッチパネルを利用した入力装置では、振動等による誤入力を少なくするためには、特許文献2や特許文献3のように、別途、加速度センサ等の検出素子を使用しなければならず、部品点数が増加し、低コスト化を図ることができないという課題がある。また、特許文献1のようにタッチ入力を無効または拒否したとしても、これは、必ずしもユーザが意図している入力に合致するものではなく、その場合には、ユーザは、再入力をしなければならないし、振動や加速度による誤入力を軽減することまでを考慮していない。
そこで本発明では、従来の課題を解決し、振動や加速度が生じた環境でも正確に入力することができ、かつ低コストな入力装置を提供することを目的とする。
本発明の入力装置は、表示エリア内に表示された情報に関する入力をタッチパネルを利用して行うことが可能なものであって、タッチパネルに接触された物体の位置を検出する位置検出手段と、表示パネルに、ユーザにより選択可能な選択情報および前記選択情報と異なる位置に先行タッチ情報を表示する表示手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づき前記先行タッチ情報が第1の物体によって接触されたか否かを判定する第1の物体判定手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づき前記選択情報が第2の物体によって接触されたか否かを判定する第2の物体判定手段と、前記第1および第2の物体判定手段の判定結果に基づき、第1の物体が先行タッチ情報に接触された状態でかつ第2の物体が選択情報に接触された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定する入力判定手段とを有する。
好ましくは前記入力判定手段は、第1の物体判定手段により第1の物体が先行タッチ情報に接触されずに第2の物体判定手段により第2の指が選択情報に接触された場合には、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定する。好ましくは入力装置はさらに、第2の物体判定手段により第2の物体が選択情報に接触されたと判定された場合に、第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であるか否かを判定する移動量判定手段と、
第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であると判定された場合に、前記移動量に基づき前記位置検出手段により検出された第2の物体の位置を補正する補正手段とを含み、
前記入力判定手段は、第2の物体の補正された位置により選択された選択情報の入力を有効と判定する。好ましくは前記移動量判定手段は、第1の物体判定手段により第1の指の接触があったと判定された時点から第2の物体判定手段により第2の指の接触があったと判定された時点の間で移動量を判定する。好ましくは前記補正手段は、移動量判定手段により判定された移動量が打ち消されるように第2の物体の位置を補正する。好ましくは、前記入力判定手段は、第1の物体の位置の移動量がしきい値よりも大きいと判定された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を無効と判定する。
好ましくは、前記選択情報が複数表示されるとき、前記先行タッチ情報は、前記選択情報と一対一の関係で複数表示されることができる。また、前記選択情報が複数表示されるとき、前記先行タッチ情報は、予め決められた複数の選択情報に共通に表示されるようにしてもよい。さらに前記先行タッチ情報は、前記選択情報が表示される領域以外の領域であることができる。
本発明に係る、電子装置の表示エリアに表示された情報に関する入力をタッチパネルを利用して行う入力方法は、表示パネルに、ユーザにより選択可能な選択情報および前記選択情報と異なる位置に先行タッチ情報を表示するステップと、前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記先行タッチ情報が第1の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記選択情報が第2の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、第1の物体が前記先行タッチ情報に接触された状態でかつ第2の物体が選択情報に接触された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定するステップとを含む。
本発明に係る、表示エリアに表示された情報に関する入力をタッチパネルを利用して行うための電子装置が実行する入力プログラムは、表示パネルに、ユーザにより選択可能な選択情報および前記選択情報と異なる位置に先行タッチ情報を表示するステップと、前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記先行タッチ情報が第1の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記選択情報が第2の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、第1の物体が前記先行タッチ情報に接触された状態でかつ第2の物体が選択情報に接触された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定するステップとを含む。
本発明によれば、第1の物体の接触がされている状態で第2の物体が接触された場合に第2の物体による入力を有効と判定するようにしたことで、振動や加速度が生じても精度の高い入力を行うことができる。特に、第1の物体(指)を支点にすれば、振動等があっても、第2の物体(指)をより正確に安定的に目的の位置にタッチさせることができる。また、本発明の入力装置は、加速度センサなどを用いる必要がないため、入力装置を安価にすることができる。さらに、第1の指がタッチされているときのその移動量を考慮することで、入力判定をより高精度に行うことができる。
本発明の実施例に係る電子装置の機能ブロック図である。 本実施例のタッチパネルを用いた入力部を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係るマルチタッチ操作例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係るマルチタッチ操作例を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係るマルチタッチ入力の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係るマルチタッチ入力の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係るマルチタッチの入力制御を説明する図である。 本発明の実施例の入力部の好ましい具体的な例を説明する図である。 本発明の実施例の入力部の好ましい具体的な例を説明する図である。 本発明の実施例の入力部の好ましい具体的な例を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の入力装置は、座標位置を入力するためのタッチパネルを有し、電子装置の表示部に表示されたアイコンやボタンなどを選択するためのユーザ入力インターフェースとして利用される。電子装置は、ユーザ入力に応じて電子的な処理を行う処理部および表示部を含み、例えば、スマートフォン、携帯情報端末、コンピュータ装置、ナビゲーション装置、オーディオ・ビデオ装置などである。
図1は、本実施例に係る電子装置の機能ブロックの例を示す図である。電子装置10は、ユーザからの入力を受け取る入力部20と、種々の情報を表示する表示部30と、音声を出力する音声出力部40と、プログラムやデータを記憶する記憶部50と、プログラムを実行し各部を制御する制御部60と、各部を接続するバス70とを含んで構成される。
入力部20は、タッチパネルを含んで構成される。但し、タッチパネルの他に、マウスやキーボード等の入力デバイスを含むものであってもよい。タッチパネルは、ユーザの指などの物体(以下、総称して指という)が操作面または認識エリアに接触または接近したときにその座標位置を検出する。このタッチパネルは、表示部30に含まれる表示パネルと一体なって使用される。
図2は、タッチパネルを含む入力部20の構成を説明する図である。入力部20は、タッチパネル100を含み、このタッチパネル100は、表示部30を構成する表示パネル110と組み合わせられる。表示パネル110は、例えば液晶などから構成され、一定の表示エリアを有する。表示エリアに表示される情報は、制御部60によって制御される。タッチパネル100は、表示パネル110上に位置され(あるいは表示パネルの下であってもよい)、表示エリアに対応する座標検出エリアを有する。表示パネル110によって表示された情報は、タッチパネル100を透過してユーザにより視認することができ、タッチパネル100の座標検出エリアにユーザの指がタッチされると、その検出信号が位置検出部120へ出力される。位置検出部120は、受け取った検出信号に基づき指のタッチ位置を表す座標位置信号を制御部60へ提供する。
制御部60は、座標位置信号を受け取り、座標位置検出信号に基づきユーザの入力を判定する。後述するように制御部60は、タッチパネル100へのマルチタッチによる入力を判定することで、振動な加速度による誤入力を低減し入力精度を改善する。そして、制御部60は、ユーザ入力が有効であると判定した場合には、当該入力に対応する処理を実行する。
次に、本実施例の第1の実施例に係るマルチタッチ入力について説明する。ここでは、電子装置がナビゲーション装置であるとする。図3は、第1の実施例におけるマルチタッチの操作例を説明するフローチャートである。
先ず、表示部30に先行タッチポイントを表示させる(ステップS101)。図4Aは、ナビゲーション画面上にユーザによって選択可能な複数のボタンB1、B2、B3が表示され、さらにその下方に先行タッチポイント200が表示された状態を示している。図4Aの画面は、例えば、ユーザ入力モードまたはユーザ操作モードなどのときに表示される。
次に、ユーザは、先行タッチポイント200に第1の指をタッチする(ステップS102)。図4Bは、先行タッチポイント200に親指がタッチされた様子を示している。このとき、ナビゲーション装置側は、先行タッチポイント200へのタッチに応答して何の操作も実行しない。
次に、ユーザは、第1の指を先行タッチポイントにタッチした状態を維持しながら、第2の指で画面上のボタンをタッチする。図4Cは、この様子を示している。親指で先行タッチポイント200にタッチした状態で、人差し指をボタンB3にタッチさせている。ここで初めて、ナビゲーション装置側は、タッチされたボタンB3の入力が有効か否かを判定し、有効と判定した場合には、ボタンB3に対応する動作を実施する。
図5は、第1の実施例におけるマルチタッチ入力を行うときの制御部60の動作を説明するフローチャートである。制御部60は、記憶部50に格納されたプログラムに基づきマルチタッチ入力を制御する。先ず、制御部60は、ユーザ入力モードまたはユーザ操作モードを実行するとき、表示部30にボタンB1〜B3を表示することに加えて、先行タッチポイント200をナビゲーション画面に表示させる(ステップS201)。表示部30に表示するボタンや先行タッチポイントに関する情報は、記憶部50に格納することができる。
次に、制御部60は、先行タッチボタン200が表示されている状態で、先行タッチポイント200への第1の指のタッチが生じたか否かを判定する(ステップS202)。次に、制御部60は、第1の指のタッチがあったと判定した場合には、位置検出部120からの座標位置情報に基づき第1の指が先行タッチポイント200へのタッチであるか否かを判定する(ステップS203)。第1の指のタッチが先行タッチポイント200へのタッチでないと判定した場合には、制御部60は、第1の指のタッチがボタンB1〜B3のいずれかになされたものか否かを判定する(ステップS204)。ボタンB1〜B3のいずれかへのタッチであると判定した場合には、制御部60は、選択されたボタンの処理を実行する(ステップS208)。第1の指のタッチが先行タッチポイント200でもないし、ボタンB1〜B3のいずれでもない場合には、入力監視状態に戻る。もし、一定時間内に第1の指のタッチが検出されない場合には、入力する意図がないものと判定して、制御部60は、画面を切替えて入力動作を終了させても良い。
第1の指が先行タッチポイント200へのタッチであると判定された場合には、制御部60は、先行タッチポイント200への第1の指のタッチが維持された状態で(ステップS205)、位置検出部120からの検出結果に基づき第2の指がタッチされたか否かを判定する(ステップS206)。第2の指がタッチされたと判定された場合には、制御部60は、その座標位置情報に基づき、ボタンB1〜B3のいずれかへ第2の指のタッチがあったか否かを判定する(ステップ207)。ボタンB1〜B3のいずれかへの第2の指のタッチがあったと判定した場合には、制御部60は、第2の指による入力操作を有効と判定し、選択されたボタンに応じた処理を実行する(ステップS208)。なお、先行タッチポイント200への第1の指のタッチが維持されなくなったとき(ステップS205)、および第2の指によりボタンが選択されなかったとき(ステップS206、S207)、ステップS201に戻るようなフローとしたが、入力動作を終了するようにしてもよい。
このように第1の指による先行タッチポイント200へのタッチが維持された状態で第2の指によるボタンのタッチ(選択)を行うことで、振動や加速度が生じた場合であっても、第1の指を支点に第2の指がタッチされるので、第2の指を所望の位置へ正確に置き易くなり、比較的安定したタッチが可能となり入力をより正確に行うことができる。さらに、第1の指が先行タッチポイント200へのタッチを経ることなくボタンB1〜B3のいずれかへのタッチあった場合にも、当該入力操作を有効と判定することで、振動や加速度がない環境下において、迅速なダイレクトな入力を可能にすることができる。
次に、本発明の第2の実施例のマルチタッチ入力について説明する。図6は、第2の実施例におけるマルチタッチ入力のときの制御部60の動作フローであるが、ステップS201〜S208までの基本的な動作は第1の実施例と同様である。第1の実施例で述べたように、制御部60は、先行タッチポイント200に第1の指がタッチされた状態で、第2の指がタッチされたか否か(ステップS206)、および第2の指によりいずれかのボタンがタッチされたか否かを判定する(ステップS207)。図7Aは、第1の指で先行タッチポイント200がタッチされた状態で、第2の指がタッチされ、第2の指によりボタンB3にタッチされた状態を示している。
第2の実施例ではさらに、第2の指でいずれかのボタンにタッチされていないと判定された場合に(ステップS207)、制御部60は、所定期間前に車体の振動や加速度等により第1の指がタッチしている座標が移動したか否かを判定する(ステップS210)。第1の指の移動を監視する所定期間は予め設定されるようにしてもよく、例えば、所定期間は、第2の指がタッチされる前であって第1の指がタッチされた時点から一定期間であってもよいし、第1の指がタッチされた後であって第2の指がタッチされた時点から一定期間であってもよい。さらには、所定期間は、第2の指がタッチされた時点から一定期間を要するものであってもよい。図7Bは、先行タッチポイント200上で第1の指が振動により下方に移動した状態を示している。Mは、座標の移動量である。
第1の指の座標が移動していないと判定された場合には、ステップS201に戻る。第1の指の座標が移動したと判定された場合には、制御部60は、移動量がしきい値以下か否かを判定する(ステップS211)。移動距離がしきい値以下の場合は、振動による影響が比較的小さいと判定し、第2の指がタッチした座標に対して第1の指の移動分を加味した補正値を第2の指がタッチした座標として使用する(ステップS212)。補正のルールは、予め決定され、例えば、第1の指が移動した移動量を単純に第2の指の位置に加算するものであってもよい。この場合、第1の指の移動方向と反対方向に移動量が加算され、振動等による影響が補償される。図7Cは、第2の指の座標の補正例を示している。第2の指の当初に検出された座標Q1は、第1の指の移動量Mに応じて座標Q2に補正される。また、第1の指が下方向であったので、これとは180度異なる上方向に座標Q2が移動量Mだけ補正される。
次に、制御部60は、補正された第2の指の座標がボタンB1〜B3のいずれかの座標に対応しているか否かを判定し(ステップS213)、対応している場合には、その選択されたボタンの処理を実行する(ステップS214)。補正された座標がボタンB1〜B3のいずれにも対応していない場合にはステップS201に戻る。他方、第1の指の移動量がしきい値よりも大きい場合には、制御部60は、第2の指のタッチ、すなわちユーザの入力を無効と判定する(ステップS215)。
このように本実施例によれば、追加の加速度センサ等を設けることなく、実際のタッチされた座標のズレ量を検出し、その検出結果に基づき入力座標を補正するようにしたので、振動や加速度が生じても正確な入力判定を行うことができる。なお、上記実施例では、第2の指がボタンにタッチされていないと判定された場合に(ステップS207)、第1の指が移動したか否かを判定するようにしたが(ステップS210)、これとは別に、第2の指がボタンにタッチされたと判定された場合に、第1の指が移動したか否かを判定し、移動があった場合には、この移動量に基づき第2の指の座標を補正し、第2の指で選択されたボタンの正否を判定するようにしてもよい。
次に、本実施例の第1および第2の実施例の好ましい具体例について説明する。図8は、ナビゲーション画面に先行タッチポイントとユーザ選択可能なタッチボタンとが一対一の関係で表示される。なお、点線230は、従来のタッチボタンの範囲を示しており、本実施例では、その範囲を先行タッチポイント210(210A〜210E)とタッチボタン220(220A〜220E)とに2分している。
操作方法は、図に示すように、第1の指で先行タッチポイント210Aをタッチし、次に、第2の指で先行タッチポイント210Aに対応するタッチボタン220Aをタッチする。先行タッチポイントとタッチボタンとを組み合わせることで、ユーザは、比較的直観的に操作を理解しやすく、また第1の指と第2の指との間隔を小さくすることができる。なお、先行タッチポイントとタッチボタンの大きさは、必ずしも等しいものである必要はなく、先行タッチポイントをタッチボタンより小さくしてもよいし、反対に大きくしても良い。また、先行タッチポイントおよびタッチボタンの形状、数は、設計事項に応じて適宜変更し得るものである。
図9は、他の具体例を示している。この例は、複数のタッチボタンに対して共通の先行タッチポイントを割り当てるものである。図に示す例では、1つの先行タッチポイント250Aは、4つのタッチボタン260A、260B、260C、260Dが共通に割り当てられ、もう一つの先行タッチポイント250Bは、4つのタッチボタン260E、260F、260G、260Hに対して共通に割り当てられている。操作方法は、第1の指で先行タッチポイント250Aにタッチした場合には、タッチボタン260A〜260Dのいずれかを第2の指で選択する。この例では、先行タッチポイントとタッチボタンとの間隔を広くすることで、特に子供の誤操作を防止することができる。
図10は、他の具体例を示している。この例は、先行タッチポイントのエリアを特定せず、言い換えれば、タッチボタン以外の領域を先行タッチポイントに割り当てる。図に示す例では、8つの矩形状のタッチボタン260A〜260Hが表示され、これ以外の領域が先行タッチポイント270に割り当てられる。これにより、第1の指をタッチするエリアに自由度が増すため、第2の指でタッチするタッチボタンとの適切な距離を容易に得ることができ、より操作性が良くなる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10:電子装置 20:入力部
30:表示部 40:音声出力部
50:記憶部 60:制御部
100:タッチパネル 110:表示パネル
200、210、250,270:先行タッチポイント
220、260:タッチボタン
B1、B2、B3:ボタン

Claims (15)

  1. 表示エリア内に表示された情報に関する入力をタッチパネルを利用して行うことが可能な入力装置であって、
    タッチパネルに接触された物体の位置を検出する位置検出手段と、
    表示パネルに、ユーザにより選択可能な選択情報および前記選択情報と異なる位置に先行タッチ情報を表示する表示手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に基づき前記先行タッチ情報が第1の物体によって接触されたか否かを判定する第1の物体判定手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に基づき前記選択情報が第2の物体によって接触されたか否かを判定する第2の物体判定手段と、
    前記第1および第2の物体判定手段の判定結果に基づき、第1の物体が先行タッチ情報に接触された状態でかつ第2の物体が選択情報に接触された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定する入力判定手段と、
    を有する入力装置。
  2. 前記入力判定手段は、第1の物体判定手段により第1の物体が先行タッチ情報に接触されずに第2の物体判定手段により第2の指が選択情報に接触された場合には、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定する、請求項1に記載の入力装置。
  3. 入力装置はさらに、
    第2の物体判定手段により第2の物体が選択情報に接触されたと判定された場合に、第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であるか否かを判定する移動量判定手段と、
    第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であると判定された場合に、前記移動量に基づき前記位置検出手段により検出された第2の物体の位置を補正する補正手段とを含み、
    前記入力判定手段は、第2の物体の補正された位置により選択された選択情報の入力を有効と判定する、請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記移動量判定手段は、第1の物体判定手段により第1の指の接触があったと判定された時点から第2の物体判定手段により第2の指の接触があったと判定された時点の間で移動量を判定する、請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記補正手段は、移動量判定手段により判定された移動量が打ち消されるように第2の物体の位置を補正する、請求項3に記載の入力装置。
  6. 前記入力判定手段は、第1の物体の位置の移動量がしきい値よりも大きいと判定された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を無効と判定する、請求項3に記載の入力装置。
  7. 前記選択情報が複数表示されるとき、前記先行タッチ情報は、前記選択情報と一対一の関係で複数表示される、請求項1ないし6いずれか1つに記載の入力装置。
  8. 前記選択情報が複数表示されるとき、前記先行タッチ情報は、予め決められた複数の選択情報に共通に表示される、請求項1ないし6いずれか1つに記載の入力装置。
  9. 前記先行タッチ情報は、前記選択情報が表示される領域以外の領域である、請求項1ないし6いずれか1つに記載の入力装置。
  10. 電子装置の表示エリアに表示された情報に関する入力をタッチパネルを利用して行う入力方法であって、
    表示パネルに、ユーザにより選択可能な選択情報および前記選択情報と異なる位置に先行タッチ情報を表示するステップと、
    前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記先行タッチ情報が第1の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、
    前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記選択情報が第2の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、
    第1の物体が前記先行タッチ情報に接触された状態でかつ第2の物体が選択情報に接触された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定するステップと、
    を含む入力方法。
  11. 入力方法はさらに、
    第2の物体により選択情報が選択されたと判定された場合に、第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であるか否かを判定するステップと、
    第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であると判定された場合に、前記移動量に基づき第2の物体の位置を補正するステップと、
    第2の物体の補正された位置により選択された選択情報の入力を有効と判定するステップと、
    を有する請求項7に記載の入力方法。
  12. 入力方法はさらに、第1の物体の位置の移動量がしきい値よりも大きいと判定された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を無効と判定するステップを含む、請求項11に記載の入力方法。
  13. 表示エリアに表示された情報に関する入力をタッチパネルを利用して行うための電子装置が実行する入力プログラムであって、
    表示パネルに、ユーザにより選択可能な選択情報および前記選択情報と異なる位置に先行タッチ情報を表示するステップと、
    前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記先行タッチ情報が第1の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、
    前記タッチパネルから得られた位置情報に基づき前記選択情報が第2の物体によって接触されたか否かを判定するステップと、
    第1の物体が前記先行タッチ情報に接触された状態でかつ第2の物体が選択情報に接触された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を有効と判定するステップと、
    を含む入力プログラム。
  14. 入力プログラムはさらに、
    第2の物体により選択情報が選択されたと判定された場合に、第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であるか否かを判定するステップと、
    第1の物体の位置の移動量がしきい値以下であると判定された場合に、前記移動量に基づき第2の物体の位置を補正するステップと、
    第2の物体の補正された位置により選択された選択情報の入力を有効と判定するステップと、
    を有する請求項13に記載の入力プログラム。
  15. 入力プログラムはさらに、第1の物体の位置の移動量がしきい値よりも大きいと判定された場合に、第2の物体により選択された選択情報の入力を無効と判定するステップを含む、請求項14に記載の入力プログラム。
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