JP4993789B2 - 間仕切内隠蔽暖冷房システム - Google Patents
間仕切内隠蔽暖冷房システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4993789B2 JP4993789B2 JP2010098908A JP2010098908A JP4993789B2 JP 4993789 B2 JP4993789 B2 JP 4993789B2 JP 2010098908 A JP2010098908 A JP 2010098908A JP 2010098908 A JP2010098908 A JP 2010098908A JP 4993789 B2 JP4993789 B2 JP 4993789B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- radiator
- heat
- panel
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 title claims description 60
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims description 55
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims description 51
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 55
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 42
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 36
- 239000000088 plastic resin Substances 0.000 claims description 18
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 10
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 8
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 8
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 6
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 6
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 claims description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 9
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 8
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 8
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 241000238876 Acari Species 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 3
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 229920002457 flexible plastic Polymers 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 2
- 238000009736 wetting Methods 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 229920006026 co-polymeric resin Polymers 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 238000009408 flooring Methods 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000011505 plaster Substances 0.000 description 1
- 230000001846 repelling effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Description
図5は、従来例1であり、特許文献1として挙げた本出願人の提案にかかる隠蔽温水暖房システムの説明図である。
即ち、図5(従来例1)の隠蔽温水暖房システムは、軽量鉄骨間仕切壁を構成するスタッド間に、アルミ板と嵌合溝を穿設した断熱材とを積層一体とした放熱パネルを配置し、可撓性のプラスチック樹脂性の温水パイプを、アルミ板面に当接形態で嵌合溝内に屈曲延展配置して、天井配置の、往き管を温水パイプの一端に、戻り管を温水パイプの他端に接続し、間仕切壁のアルミ板面の温水加熱によって居室内を暖房するものである。
即ち、従来例2(図6)は、図6に示す如く、調湿機能を有する火山灰シラスを主成分とする壁材に温水パイプを組込み、壁材の外面に、ホットメルト糊で、タイル、石膏ボード等を張着したパネルを、パネルの壁材面を壁内面とし、パネル内の温水パイプに外部の温水器から温水を循環供給して、室内の壁面を温水暖房するものである。
即ち、図7(従来例3)に示す如く、出窓の窓下コンクリート壁面に凹所を形成して、凹所壁面の前面に、断熱材を介してスペーサーを配置し、スペーサー内には、前面側に輻射板を有し背面側にフィンを有するパネルタイプの放熱器を配置し、且つ放熱器下方には、冷風導入用の斜板を配置し、温水パイプで放熱器に熱供給するものである。
即ち、図8に示す放熱器は、プラスチック樹脂製の縦パイプ群を上下の大径緯パイプで連通した2枚の放熱パネルを重層形態で一体化して放熱部とし、該放熱部の上下、左右の四周に、上枠、側枠、下枠、上接合具及び下接合具で枠組みを付加して、熱効率及びデザイン性に優れた居室内配置タイプの放熱器である。
そして、放熱量の増大を図って放熱パネル面を左右に増加すれば、家具配置の制約が大となる。
また、温水パイプ内に冷房用の冷水を循環させれば、温水パイプの結露水は、断熱材及び壁仕上材に吸着し、放熱パネルを収納する間仕切内には、ダニ、カビの発生を来たす。
そして、放熱パネルを収納する間仕切内は、放熱パネルによって上下分断しているため、間仕切内は、ガラリによる室内空気の流入、流出効果が少なく、結露水を吸着した壁仕上材の乾燥効果が期待出来ない。
従って、従来例1(図5)の隠蔽型温水暖房システムは、結露の発生を伴なう冷房運転は実施出来ない。
また、温水パイプを封入している調湿機能を有する壁材が、温水パイプ内の高温水によってヒビ割れ等の加熱損傷を生ずる。
しかも、温水パイプを封入したパネルは重く、暖房壁面の連続形成は、施工面、コスト面で問題があり、仕上材は輻射波の放射率の大な材料に限定される。
しかも、ビルトイン配置のため、出窓床面の前部のスペースが必要であって、適用居室が制約され、放熱器を隠蔽するために、建物を構成する暖房装置以外の、躯体、外装、断熱等の面でのコストも発生する。
本発明は、これら従来例の問題点を、一挙に解決、又は改善するものであって、間仕切壁内への、最適の隠蔽の下に、結露対策をも備えた、且つ熱効率の極めて高い、暖房にも冷房にも適した暖冷房システムであって、従来の隠蔽型暖房システムを一新する新規で、実用性に富んだ暖冷房システムを提供するものである。
方の放熱パネルの上側主管2Aにはリターン管(戻り管)Rを天井配管で接続したものであり、放熱器He埋設間仕切WA内の空間Oは、上側では、放熱器Heとサプライ管S及びリターン管Rとの接続金具2Nの上方を受材6Kで閉鎖し、下側では、放熱器Heの下方を受材6Kで閉鎖すると共に、後面を、内装材8Aで閉鎖し、前面を、中央の内装材8Aと、上下のガラリ7Aとで閉鎖し、放熱器Heの上側主管2Aを上方受材6Kに固定した吊金具4で支承し、下方受材6K上にはドレンパン3Aを配置して、ドレンパン3Aから下方受材6Kを貫通するドレンパイプ3B及び排水パイプ3Cを連通配置した間仕切内隠蔽暖冷房システムである。
そして、放熱器Heは、間仕切空間O内で、吊金具4による吊下げ支持であるため、暖冷房作用時のプラスチック樹脂パイプ特有の熱伸縮にも支障なく対応出来る。
また、放熱器He自体の製作も、予め寸法の明確な、柱6A、間柱6B間、及び天井高さ、に対応して量産対応可能であるため、生産性が良い。
そして、暖冷房時には、システム内に温水又は冷水を循環させることにより、プラスチック樹脂製放熱器Heが、熱輻射、熱伝導、熱対流によって間仕切空間Oから居室内を暖冷房する。
この場合、前面の上下のガラリ7Aは、間仕切空間O内の空気を循環流出入させながら、対流熱伝達を助長し、前面の内装材8Aは輻射波の吸収、放射によって室内を暖冷房する。
そのため、本発明の暖冷房システムは、居室内での住人のスペース利用に干渉しない壁内埋設でありながら、居室内全体に輻射熱作用を主とした暖冷房作用により、居室内全体に、輻射熱作用を主とする(標準:輻射7割、対流3割)、人体に心地よい、穏やかな暖冷房を提供する。
この場合、放熱器He、前面上下ガラリ7A、及び中間の内装材8Aの関係寸法は、典型例では、放熱器Heの高さh1が2000mm、上下ガラリ7Aの高さh7が200mm、中間の内装材8Aの高さhAが1600mmである。
また、石膏ボードは、輻射波の吸収放射率が0.8〜0.9であり、紙、ビニールクロス、布は吸収放射率が0.95であるため、前面内装材8Aは、ビニールクロス等を貼着
した石膏ボードを採用すれば有効である。
尚、上記典型例では、繰返し実験の結果、暖冷房は、輻射熱で70%強、対流伝達で30%弱の数値が得られた。
この場合、吊金具4は、図1に示す如く、上側受材6Kに固定して垂下し、放熱器Heの上側主管2Aの、長手方向左右両側を、且つ主管2A下面を支承する形態に配置すれば良い。
そして、冷房時に、上下主管2A、及び縦パイプ2Cの表面に結露が生じても、ドレンパン3A→ドレンパイプ3B→排水パイプ3Cの経路で屋外に排出出来る。
しかも、ドレンパン3A、ドレンパイプ3B、排水パイプ3Cのドレン放出手段は、全てプラスチック樹脂製であるため、屋外からのドレン放出手段を介した間仕切空間O内への熱橋が抑制出来、ドレンパン3A自体は、間仕切空間O内でも結露が発生しないため、放熱器Heの下側主管2Aに近接配置が可能であり、放熱器Heの、能力増大のための、上下高さの長寸化も可能となる。
また、放熱器Heの、前面間隔Cr及び後面間隔Crは、輻射熱利用面からは、寸法に無関係であるが、間仕切空間O内と外部居室との、空気の滞留を抑えた循環空気流を発生させるためには、上下のガラリ7Aの開口比率は、間仕切空間Oの前側面積の1/4以下が好ましいことも判明した。
して、上下長さh1が2000mmの放熱器Heにあっては、典型的には、第1放熱パネル101と第2放熱パネル102との縦パイプ2C面群間隔gpは18.5mm、放熱器Heの厚さWHは58.5mm、放熱器Heの前後の間隔Crは、共に23mm、上側ガラリ7Aと下側ガラリ7Aとは、共に高さh7が200mm、前面中間内装材8Aの露出高さhAは1600mmである。
従って、本発明の隠蔽暖冷房システムは、放熱器Heが第1放熱パネル101と第2放熱パネル102の、設計値どおりの最大熱効率を発揮し、間仕切空間O内は空気滞留の抑制された空気流循環により、居室内に対して輻射熱作用を主とする、人体に優しい暖冷房を効率良く発揮する。
そして、放熱器Heの放熱パネルは、2枚重層配置であるため、制約される間仕切WA内でも背丈の長寸化によって放熱量を必要量に出来る。
また、暖冷房作用は、放熱器He前面の、上下ガラリ7Aによる空気対流と、上下ガラリ7A間の内装材8Aによる輻射放熱とによる、輻射放熱を主とし、対流放熱を従とする暖冷房作用によって、人体に優しい、穏やかな暖冷房を提供する。
図4は、放熱器Heの説明図であって、(A)は左側面図、(B)は第1放熱パネル101面から見た正面図、(C)は右側面図、(D)は第2放熱パネル102面から見た正面図である。
放熱器Heは、木製で一辺が105mmの断面正方形の柱6Aと、長辺が105mm、短辺が45mmの間柱6Bとの中心間隔L6が455mmの間仕切間隔に配置するものとして準備する。
放熱器Heの全体形状は、図4に示す如く、高さ(上下長さ)h1が2000mm、幅(左右長さ)L1が350mm、前後厚さW1が58.5mmで、上側主管2Aと下側主管2A
との間に、多数の細い縦パイプ2C群を差渡し状に連通した、使用全パイプがプラスチック樹脂パイプから成る第1放熱パネル101と、第1放熱パネルと同一構造の第2放熱パネル102とを、前後に、第1放熱パネル101の主管2Aと第2放熱パネル102の主管2Aとを対向間隔gs(4.5mm)を保って、一体化したものである。
そして、各縦パイプ2C群を、上側ヘッダー1の継手枝管2Bと下側ヘッダー1の継手枝管2Bに融着接合して、上側ヘッダー1の主管2A上端面から下側ヘッダー1の主管2Aの下端面までの寸法h1、即ち放熱器Heの高さh1が2000mmの、同一構造の第1放熱パネル101及び第2放熱パネル102を準備する。
そして、2枚の放熱パネルを、供給排出口2S(2R)を同一位置に重ねて、上下の主管2A相互の間隔gs(4.5mm)を保って、2枚の放熱パネルを、供給排出口2S,2Rの反対側の上側主管2A間のみを連通パイプ2Dで連結し、他の3隅の主管2A間はスペーサーパイプ2Eで接続すれば、2枚重ねで、第1放熱パネル101の冷温水供給口2Sと第2放熱パネル102の冷温水排出口2Sとが同一位置で前後関係を保つ放熱器Heが得られる。
ドレンパン3Aは、図2(A)の如く、放熱器Heの下側主管2Aの下側に配置して、冷房作用時に、放熱器He各パイプ2A,2C外周面に発生した結露の流下水を受けて排出するものであり、図3(A)はドレンパン3Aの斜視図、図3(B)は縦断側面図、図3(C)はドレンパイプ3Bの斜視図である。
ドレンパン3Aは、厚さ1mmのPP−R樹脂成形品であって、底辺3Dと四周の45°傾斜の斜辺3Eとを備えた長方形の皿であって、長さL3が370mm、総幅W3が60mm、底辺幅W3´が40mmであり、幅中央の長さ方向一端寄りに、直径7.6mmの排水孔H
3を備えたものである。
この場合、ソケット3Fは、切れ目3Gによってドレンパイプ3B上端と面一に容易に弾性嵌着出来、且つ、ドレンパン3Aの底辺3Dに対する融着面積の増大作用を奏する。
放熱器Heの保持は、図2(A)に示す如く、受材6Kに固定した吊金具4で上側主管2Aの下面を支承して、吊金具4による吊下げ状態とし、放熱器Heの前後揺動は、下部の振止め金具5で抑制するものであり、図2(B)は吊金具4の全体斜視図、図2(C)は振止め金具5の全体斜視図である。
吊金具4は、図3(B)に示す如く、3mm厚の鋼板製で、ねじ孔H4を備えた幅W4が70mm、長さL4が42mmの上辺4Uと、上辺4Uの基端から高さ(h4)136mmの立下り辺4Fとのアングル鋼板で、立下り辺4Fの下端の両側端から、先端に上向き傾斜片4Sを備えた厚さ6mm、幅2mm、長さ52mmの、細長の支持片4Dを前方に突出したものである。
そして、両側の、傾斜片4Sを含む支持片4Dの上面、及び立下り辺4F内面に、3mm厚の断熱シート4Aを貼着したものである。
この場合、水平棒5Pの突出長は、図2(A)に示す如く、吊下放熱器Heの、後面の第2放熱パネル102の、縦パイプ2Cの1本をフック5Rで係止した状態で、底板5Dが、ドレンパン3Aに干渉しないで、下側受材6K上に固定出来る寸法であれば良い。
図1は、間仕切内に放熱器Heを隠蔽埋設した状態の説明図であって、(A)は横断面図、(B)は一部切欠正面図、(C)は縦断側面図であり、図2(A)は図1(C)の要部拡大図である。
本発明を、図1(A)に示す如く、柱間の中心間隔L6が455mm、間仕切厚W6、即ち柱の前後幅が105mmの標準木造建物に実施する。
木造建物の構造体の構築は、慣用の手法で、基礎コンクリート6N上に、パッキン材6Gを介して土台6Cを配置し、土台6C上端面に柱6Aを立設し、柱6A上に梁6D等の横架材を配置して、梁6D上方は2階床組み又は小屋組みとするものである。
そして、土台6Cには根太受6Fを取付け、根太受6Fに根太6Eを載置し、柱6A間に、間隔(L6)455mmで、土台6C上面から梁6D下面まで、間柱6Bを立設して建物の骨組とする。
また、間仕切上部にあっては、サプライ管S及びリターン管Rの挿通孔H6´を備えた
上側受材6Kを、天井材10レベルで柱6A、間柱6B間に張設して、間仕切空間Oの上面を閉鎖する。
そして、間仕切空間Oの、両側の柱6A又は間柱6Bの内側面、及び後側内装材8Aの、間仕切空間Oを仕切る面上には、アルミ箔8Dを輻射熱反射用に貼着する。
また、下側受材6Kには、ドレンパイプ3Bを貫通してドレンパン3Aを上面に配置した状態の下で、放熱器Heを、上方の吊金具4で支承保持した後、振止め金具5を下側受材6K上にねじ5Nで固定し、フック5Rで第2放熱パネル102の中央部の縦パイプ2Cを係止し、放熱器Heの下端部の後方への揺動を抑制する。
この場合、振止め金具5による放熱器Heの後方への揺動阻止のみで実用に耐えられるが、必要に応じて、第1放熱パネル101の縦パイプ2Cと振止め金具5の係止棒5Pとをテープ止着しても良い。
また、下側受材6Kから下方に突出したドレンパイプ3Bには、慣用の手法で排水パイプ3Cを接続する。
また、ドレンパン3A、ドレンパイプ3B、排水パイプ3Cが、全てプラスチックパイプであるため、床下からの、ドレン手段を介した、間仕切空間O内への熱干渉も避けられる。
従って、間仕切WA壁内への埋設暖冷房システムにあるため、居室内への、スペース干渉も無く、暖冷房熱効率も高く、間仕切WA内にカビやダニの発生も無い、衛生的で、人体に優しい暖冷房を提供する。
放熱器Heの縦パイプ2C群は、細くて長尺物であるため、必要に応じて、図1(B),(C)に示す如く、スペーサー2Wを、第1放熱パネル101と第2放熱パネル102間に配置しても良い。
この場合、両放熱パネル101と102間の間隔gpの、空気の上下流動を許容する形態で配置すれば良く、第1放熱パネル101の縦パイプ2C群と第2放熱パネル102の縦パイプ2C群間に、スペーサー2Wとして、プラスチック板を、図1(C)の如く、弾撥挟着で介在させ、且つプラスチック板の幅中央部には空気貫流用の空気孔群を配置すれば良い。
また、上下ガラリ7Aは、第1、第2放熱パネル周面を上昇又は下降する空気流を振り込めば良く、デザイン上などの要望に応じて上下サイズ(標準:200mm)を変更させても良く、上下サイズ100mmとしても、必要循環空気量は発生する。
2A 主管
2B 枝管(継手枝管)
2C 縦パイプ
2D 連通パイプ
2E スペーサーパイプ
2F,2P 閉止板
2N 接続金具
2R 排出口(リターン接続口)
2S 供給口(サプライ接続口)
2W スペーサー
3A ドレンパン
3B ドレンパイプ
3C 排水パイプ
3D 底辺
3E 斜辺
3F ソケット
3G 切れ目
3S 傾斜辺
4 吊金具
4A,5A 断熱シート
4D 支持片
4F 立下り辺
4N,5N,7N ねじ
4S 傾斜片
4U 上辺
5 振止め金具
5D 底板
5F 立上り棒
5P 水平棒(係止棒)
5R フック
6A 柱
6B 間柱
6C 土台
6D 梁
6E 根太
6F 根太受
6K 受材
6M ガラリ受材
6N 基礎コンクリート
7A ガラリ
7B 羽根
8 放熱器
8A 内装材
8B 幅木
8D アルミ箔
9A 床材
9B 床用合板
10 天井材
101 第1放熱パネル
102 第2放熱パネル
ar1 暖気流(暖房気流)
ar2 冷気流(冷房気流)
gc,gp,gs,Cr 間隔(間隔)
He 放熱器
H3 排水孔
H4 ねじ孔
H6 貫通孔
H6´ 挿通孔
NC 保温材
O 空間
R リターン管(戻り管)
S サプライ管(往き管)
WA 間仕切
Claims (4)
- 木造又は軽量鉄骨造建物の間仕切(WA)を構成する柱(6A)、間柱(6B)間に、プラスチック樹脂製放熱器(He)を配置し、内装材(8A)で放熱器(He)を隠蔽埋設する温冷水循環暖冷房システムであって、放熱器(He)は、上下主管(2A)間に縦パイプ(2C)群を並列連通した第1放熱パネル(101)と第2放熱パネル(102)とを重層形態で一体化し、一方の放熱パネルの上側主管(2A)にはサプライ管(S)を、他方の放熱パネルの上側主管(2A)にはリターン管(R)を天井配管で接続したものであり、放熱器(He)埋設間仕切(WA)内の空間(O)は、上側では、放熱器(He)とサプライ管(S)及びリターン管(R)との接続金具(2N)の上方を受材(6K)で閉鎖し、下側では、放熱器(He)の下方を受材(6K)で閉鎖すると共に、後面を、内装材(8A)で閉鎖し、前面を、中央の内装材(8A)と、上下のガラリ(7A)とで閉鎖し、放熱器(He)の上側主管(2A)を上方受材(6K)に固定した吊金具(4)で支承し、下方受材(6K)上にはドレンパン(3A)を配置して、ドレンパン(3A)から下方受材(6K)を貫通するドレンパイプ(3B)及び排水パイプ(3C)を連通配置した間仕切内隠蔽暖冷房システム。
- 間仕切(WA)内の空間(O)は、後面及び両側内面にはアルミ箔(8D)を張設し、前面には、羽根(7B)が下方傾斜の上側ガラリ(7A)と、羽根(7B)が上方傾斜の下側ガラリ(7A)との間を、石膏ボード等の熱輻射波の吸収放射率の大な内装材(8A)で閉鎖した、請求項1の隠蔽暖冷房システム。
- ドレンパン(3A)、ドレンパイプ(3B)及び排水パイプ(3C)はプラスチック樹脂製であり、吊金具(4)の放熱器(He)との当接面には断熱シート(4A)を配置し、接続金具(2N)外周は保温材(NC)で被覆した、請求項1又は2に記載の隠蔽冷暖房システム。
- 放熱器(He)は、第1放熱パネル(101)の縦パイプ(2C)群と第2放熱パネル(102)の縦パイプ(2C)群との間隔(gp)は、暖気流(ar1)及び冷気流(ar2)のみの通過を許容する間隔であり、第1放熱パネル(101)の縦パイプ(2C)群面と前面内装材(8A)間、及び第2放熱パネル(102)の縦パイプ(2C)群面と後面内装材(8A)間は、間仕切空間(O)内での空気流出入を保証する間隔(Cr)を備えている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の隠蔽暖冷房システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010098908A JP4993789B2 (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 間仕切内隠蔽暖冷房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010098908A JP4993789B2 (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 間仕切内隠蔽暖冷房システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011226742A JP2011226742A (ja) | 2011-11-10 |
JP4993789B2 true JP4993789B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=45042286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010098908A Expired - Fee Related JP4993789B2 (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 間仕切内隠蔽暖冷房システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4993789B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5580394B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2014-08-27 | 株式会社 テスク資材販売 | 全プラスチック樹脂製柵状放熱体の支持構造及び使用する機具 |
JP5816647B2 (ja) * | 2013-03-18 | 2015-11-18 | 株式会社 テスク資材販売 | 冷暖房放熱パネルシステム |
JP6039589B2 (ja) * | 2014-01-09 | 2016-12-07 | 株式会社 テスク資材販売 | 全プラスチック樹脂製柵状放熱体の支持構造に使用する金具 |
JP6805439B2 (ja) * | 2017-03-24 | 2020-12-23 | 株式会社 テスク資材販売 | 冷暖房パネルヒータシステム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015340A (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-18 | ||
JPH0239141Y2 (ja) * | 1986-12-08 | 1990-10-22 | ||
JPH03211327A (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-17 | Okamura Corp | 空調機能を備える間仕切装置 |
JP3856324B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2006-12-13 | 株式会社日建設備 | 隠蔽温水暖房システム |
JP4514806B2 (ja) * | 2008-03-17 | 2010-07-28 | 株式会社テスク | 室内暖房用の温水循環放熱器 |
-
2010
- 2010-04-22 JP JP2010098908A patent/JP4993789B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011226742A (ja) | 2011-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5051930B2 (ja) | 間仕切壁前面配置の隠蔽暖冷房システム | |
JP2014510255A5 (ja) | ||
JP4993789B2 (ja) | 間仕切内隠蔽暖冷房システム | |
JP4963731B2 (ja) | 間仕切内隠蔽暖冷房システム | |
JP5063754B2 (ja) | 間仕切内埋設暖冷房システム | |
US9835343B2 (en) | Stadium ambient temperature control system | |
JP5164189B2 (ja) | 間仕切内埋設暖冷房システム | |
KR20160064927A (ko) | 조립식 열원 파이프 및 이를 이용한 습건식 바닥 냉난방 시스템 | |
JP3856324B2 (ja) | 隠蔽温水暖房システム | |
KR20120062318A (ko) | 온수장판 | |
KR20110114943A (ko) | 온수 온돌 패널 시스템 | |
EP2495377A1 (en) | Heat transfer element and method for constructing a heating or cooling system of a space | |
JP5164187B2 (ja) | 間仕切内埋設暖冷房システム | |
NL1026086C2 (nl) | Wand-, vloer- of plafondverwarming. | |
WO2006051609A1 (ja) | 冷暖房用建物壁構造 | |
JP6805439B2 (ja) | 冷暖房パネルヒータシステム | |
KR200271539Y1 (ko) | 온돌 난방 시공용 패널 및 그 패널을 이용한 온돌 난방구조 | |
JP4499900B2 (ja) | 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造 | |
JP2023100860A (ja) | 建築物の空調システム | |
US20240263804A1 (en) | Device and method for interior radiative heating/cooling | |
WO2018046724A1 (en) | An outer wall for a building and a building comprising an outer wall | |
JPH01137042A (ja) | 建築物の壁構造 | |
CZ2010355A3 (cs) | Stavební souvrství zateplovacího systému se vzduchovou mezerou | |
JP2005036504A (ja) | 冷暖房用建物壁構造 | |
JP3798315B2 (ja) | 床暖房装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120507 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4993789 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |