JP4992560B2 - プラスチック気泡シートの製造方法および製造装置 - Google Patents
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キャップフィルム用のフィルム(2)を、またはキャップフィルム用のフィルム(2)とバックフィルム用のフィルム(3)とを、T−ダイ(4A;または4A,4B)から出たところで、少なくとも1本の高温ロール(7A;または7A,8A)と接触させることにより、フィルム温度を、高めるか、維持するか、または徐冷して、自然な冷却によって与えられる温度よりも高く保ったのち、少なくとも1本の低温ロール(7B;または7B,8B)により冷却して真空成形ロールに送ることを特徴とする。
キャップフィルム用のT−ダイ(4A)から真空成形ロール(5)に至る経路、またはキャップフィルム用のT−ダイから真空成形ロールに至る経路およびバックフィルム用のT−ダイ(4B)から真空成形ロール(5)に至る経路の両方に、少なくとも1本の高温ロール(7A;または7A,8A)と、少なくとも1本の低温ロール(7B;または7B,8B)とを設け、T−ダイから出たキャップフィルム用のフィルム、またはキャップフィルム用のフィルムとバックフィルム用のフィルムのフィルム温度を、自然な冷却によって至る温度よりも高く保ったのち真空成形ロールに送るように構成したことを特徴とする。
キャップフィルム:35μm
バックフィルム:20μm
キャップ:径10mm、高さ4mm、ピッチ11.5mmの千鳥配置
この気泡シートから10cm×10cmの片を切り出し、それより少し大きいポリスチレン製の板の上に、キャップを下にしてのせ、気泡シートの上から重さ500gの鋼板をのせて荷重をかけた状態で室温に放置して、キャップの跡がポリスチレン板に残る様子を調べた。比較のため、同じポリエチレンを材料として、在来のダイレクト方式によって製造した同じ仕様の気泡シートを用いて、同じ試験を行なった。3ヶ月後、比較例のポリスチレン板は明瞭にキャップの跡が残り、拭き取っても消えなかったが、本発明の気泡シートが接していたポリスチレン板には、キャップの跡が実質上残らなかった。
上の気泡シートから15cm×30cmの片を2枚切り出し、その1枚を、キャップを上向きにして固定し、もう1枚の一辺に鋼線を巻き付け、その両端に紐を結んでバネ秤に繋いだ。この気泡シートを重ね、上に500gの鋼板をのせて荷重をかけた状態でバネ秤を引き、気泡シートが滑って移動する時にバネ秤に表示される値を読んだ。比較のため、跡残り試験と同様に、従来の製法による気泡シートを用いて、同じ滑り性試験を行なった。読み取られた値は、つぎのとおりであった。実施例:467g、比較例:871g
2 キャップフィルム用のフィルム
3 バックフィルム用のフィルム
4A,4B T−ダイ
5 真空成形ロール
6 加圧ロール
7A,8A 温度調節(高温)ロール
7B,8B 温度調節(低温)ロール
Claims (3)
- T−ダイから溶融押出ししたプラスチックフィルムを、多数の凹みをそなえた真空成形ロールで成形して多数のキャップをもったキャップフィルムとし、そのキャップの底面に、別のT−ダイから溶融押出しした平坦なプラスチックフィルムをバックフィルムとして貼りつけ、多数の密閉された空気室を形成することからなるプラスチック気泡シートの製造方法において、
キャップフィルム用のフィルム(2)を、またはキャップフィルム用のフィルム(2)とバックフィルム用のフィルム(3)とを、T−ダイ(4A;または4A,4B)から出たところで、少なくとも1本の高温ロール(7A;または7A,8A)と接触させることにより、フィルム温度を、高めるか、維持するか、または徐冷して、自然な冷却によって与えられる温度よりも高く保ったのち、少なくとも1本の低温ロール(7B;または7B,8B)により冷却して真空成形ロール(5)に送ることを特徴とする、接触した相手にキャップの跡を残さず、かつ、滑り性が改善されたプラスチック気泡シート(1)を得る製造方法。 - プラスチック材料として低密度ポリエチレンを使用して実施する請求項1の製造方法。
- プラスチックを溶融押出しする押出機、キャップフィルム用フィルム(1)を押し出すT−ダイ(4A)およびバックフィルム用フィルム(3)を押し出すT−ダイ(4B)、押し出されたキャップフィルム用のフィルムを真空成形によりキャップフィルムとするための、多数の凹みと真空吸引手段とをそなえた真空成形ロール(5)、バックフィルムをキャップフィルムのキャップの底面に貼り付けるための加圧ロール(6)、および製造されたプラスチック気泡シート(1)を巻き取るための巻き取り手段を必須構成部分とするプラスチック気泡シートの製造装置において、
キャップフィルム用のT−ダイ(4A)から真空成形ロール(5)に至る経路、またはキャップフィルム用のT−ダイから真空成形ロールに至る経路およびバックフィルム用のT−ダイ(4B)から真空成形ロール(5)に至る経路の両方に、少なくとも1本の高温ロール(7A;または7A,8A)と、少なくとも1本の低温ロール(7B;または7B,8B)とを設け、T−ダイから出たキャップフィルム用のフィルム、またはキャップフィルム用のフィルムとバックフィルム用のフィルムのフィルム温度を、自然な冷却によって至る温度よりも高く保ったのち真空成形ロールに送るように構成したことを特徴とする、接触した相手にキャップの跡を残さず、かつ滑り性が改善されたプラスチック気泡シートを得る製造装置。
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