JP4992675B2 - プラスチック中空板の製造方法および製造装置 - Google Patents
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A)回転する金属の円筒に多数の凹みを設け、凹みの底を真空吸引源に接続した成形ロールを用いて、熱可塑化状態にあるプラスチックシートを真空成形して多数のキャップ状突起を有するキャップシートを形成すること、
B)キャップシートの底面に、熱可塑化溶融状態にあるバックシートをバック加圧ロールにより押圧して貼り合わせ、二層品を形成すること、
C)二層品のキャップの頂部に対し、熱可塑化状態にあるライナーシートを貼り合わせ、三層品を形成すること、および
D)三層品を引き取って冷却し、所定の寸法に裁断すること、
からなる製造方法において、
図2に示すように、熱伝導性の低い材料(6)で表面を被覆した弱冷却ロール(5A)と、これに対向して、目標とする三層品の厚さに関しクリアランス(T)を与えて設けたバックアップロール(5B)とからなる仮融着ロールセットにより、二層品(IV)のキャップの頂部にライナーシート(III)を仮に貼り合わせたのち、直ちに、上記熱伝導性の低い材料よりも熱伝導性の高い材料からなる強冷却ロール(7A)と、これに対向して、目標とする三層品の厚さに応じて設けたバックアップロール(7B)とからなる冷却ロールセット(7)により、仮に貼り合わせた三層品のライナーシートの表面を冷却するとともに、サイジングを行なってその厚さを目標の値とすることにより、ライナー表面が平滑なプラスチック中空板(VI)を製造することを特徴とする製造方法である。
イ)キャップシート用のプラスチックシート(I)、バックシート(II)およびライナーシート(III)を熱可塑化状態で押し出すための、それぞれのT−ダイ(1A,1B,1C)、
ロ)熱可塑化状態にあるキャップシート用のプラスチックシートを真空成形によりキャップシートとするための、多数の凹みと真空吸引手段とをそなえた成形ロール(2)、
ハ)成形ロール上で成形されたキャップシートのキャップの底面にバックシートを貼り付けて二層品(IV)を得るためのバック加圧ロール(3)、
ニ)二層品のキャップの頂に熱可塑化状態にあるライナーシートを貼り合わせて三層品とするための手段、および
ホ)三層品を引き取って裁断し、プラスチック中空板(VI)とする引き取り切断手段、
を有する装置において、
上記二層品のキャップの頂に熱可塑化状態にあるライナーシートを貼り合わせて三層品とするための手段(ニ)が、
二層品のキャップの頂きに熱可塑化状態にあるライナーシートを仮に貼り合わせて、仮の三層品(V)とするための、熱伝導性の低い材料(6)で表面を被覆した弱冷却ロール(5A)と、これに対向して、目標とする三層品の厚さに関しクリアランス(T)を与えて設けたバックアップロール(5B)とからなる仮融着ロールセット(5)、および、
仮に貼り合わせた三層品のライナーシートの表面を冷却するとともに、サイジングを行なうための、上記熱伝導性の低い材料よりも熱伝導性の高い材料からなる強冷却ロール(7A)と、これに対向して目標とする三層品の厚さに応じて設けたバックアップロール(7B)とからなる冷却ロールセット(7)、
とから構成されることを特徴とする製造装置である。符号(4)は、二層品を運ぶための支持ロールである。
キャップシート:250〜1500μm、
バックシート: 125〜800μm、
ライナーシート:125〜1200μm
この厚さは、坪量にして450〜3000g/m2に相当する。
キャップシート:0.7mm
バックシート: 0.4mm
ライナーシート:0.6mm
三層製品中空板:5.2mm
キャップの大きさは、外径が5mm、ピッチが8mmであって、配置は15°傾斜配列である。
2 成形ロール
3 バック加圧ロール
4 支持ロール
5 仮融着ロールセット
5A 弱冷却ロール 5B バックアップロール
6 熱伝導性の低い材料
7 冷却ロールセット
7A 強冷却ロール 7B バックアップロール
T クリアランス
I キャップシート
II バックシート
III ライナーシート
IV 二層品
V 仮の三層品
VI 三層品(プラスチック中空板)
Claims (5)
- プラスチックを材料とする、多数のキャップ状突起をもつキャップシート、平坦なバックシートおよびもう1枚の平坦なライナーシートの三層から構成されるプラスチック中空板を製造する方法であって、
A)回転する金属の円筒に多数の凹みを設け、凹みの底を真空吸引源に接続した成形ロールを用いて、熱可塑化状態にあるプラスチックシートを真空成形して多数のキャップ状突起を有するキャップシートを形成すること、
B)キャップシートの底面に、熱可塑化溶融状態にあるバックシートをバック加圧ロールにより押圧して貼り合わせ、二層品を形成すること、
C)二層品のキャップの頂部に対し、熱可塑化状態にあるライナーシートを貼り合わせ、三層品を形成すること、および
D)三層品を引き取って冷却し、所定の寸法に裁断すること、
からなる製造方法において、
熱伝導性の低い材料で表面を被覆した弱冷却ロールと、これに対向して目標とする三層品の厚さに関しクリアランスを与えて設けたバックアップロールとからなる仮融着ロールセットにより、二層品のキャップの頂部にライナーシートを仮に貼り合わせたのち、直ちに、上記熱伝導性の低い材料よりも熱伝導性の高い材料からなる強冷却ロールと、これに対向して目標とする三層品の厚さに応じて設けたバックアップロールとからなる冷却ロールセットにより、仮に貼り合わせた三層品のライナーシートの表面を冷却するとともに、サイジングを行なってその厚さを目標の値とすることにより、ライナー表面が平滑なプラスチック中空板を製造することを特徴とする製造方法。 - 二層品のキャップの頂を、ライナーシートの貼り合わせに先だって加熱することにより、貼り合わせを容易にする工程を含む請求項1の製造方法。
- 各シートが、いずれもポリプロピレンであって、それぞれ下記の範囲の厚さをもち、
キャップシート:250〜1500μm
バックシート: 125〜800μm
ライナーシート:125〜1200μm
坪量が450〜3000g/m2であるプラスチック中空板を製造する請求項1の製造方法。 - プラスチック材料としてポリプロピレンを使用し、仮融着ロールセットの弱冷却ロールの表面温度を90〜95℃に、冷却ロールセットの強冷却ロールの表面温度を60〜70℃に保って実施する請求項3の製造方法。
- プラスチックを材料とする、多数のキャップ状突起をもつキャップシート、平坦なバックシートおよびもう1枚の平坦なライナーシートの三層から構成されるプラスチック中空板を製造する装置であって、下記の各部分:
イ)キャップシート用のプラスチックシート(I)、バックシート(II)およびライナーシート(III)を熱可塑化状態で押し出すための、それぞれのT−ダイ(1A,1B,1C)、
ロ)熱可塑化状態にあるキャップシート用のプラスチックシートを真空成形によりキャップシートとするための、多数の凹みと真空吸引手段とをそなえた成形ロール(2)、
ハ)成形ロール上で成形されたキャップシートのキャップの底面にバックシートを貼り付けて二層品(IV)を得るためのバック加圧ロール(3)、
ニ)二層品のキャップの頂に熱可塑化状態にあるライナーシートを貼り合わせて仮の三層品(V)とするための手段、および
ホ)三層品を引き取って裁断し、プラスチック中空板(VI)とする引き取り切断手段、
を有する装置において、
上記二層品のキャップの頂に熱可塑化状態にあるライナーシートを貼り合わせて仮の三層品(V)とするための手段(ニ)が、
二層品のキャップの頂きに、熱可塑化状態にあるライナーシートを仮に貼り合わせて、仮の三層品(V)とするための、熱伝導性の低い材料(6)で表面を被覆した弱冷却ロール(5A)と、これに対向して、目標とする三層品の厚さに関しクリアランスを与えて設けたバックアップロール(5B)とからなる仮融着ロールセット(5)、および、
仮に貼り合わせた三層品のライナーシートの表面を冷却するとともに、サイジングを行なうための、上記熱伝導性の低い材料よりも熱伝導性の高い材料からなる強冷却ロール(7A)と、これに対向して目標とする三層品の厚さに応じて設けたバックアップロール(7B)とからなる冷却ロールセット(7)、
とから構成されることを特徴とする製造装置。
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