JP4989441B2 - ウエビング巻取装置及びモータアクチュエータ - Google Patents

ウエビング巻取装置及びモータアクチュエータ Download PDF

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本発明は、車両のシートベルト装置を構成するウエビング巻取装置、及び、このようなウエビング巻取装置のスプール等に回転力を付与するためのモータアクチュエータに関する。
下記特許文献1に開示されたウエビング巻取装置は、ギヤホイールを介してスプールに回転力を付与する複数の駆動モータのうちの1つは、ソレノイドが励磁された際にスライドして出力軸がギヤホイールに連結される。これにより、必要なトルクの大きさに応じてスプールに付与する回転力の大きさを選択的に切り替えることができる。
特開2007−84020の公報
しかしながら、ソレノイドを設けることで装置全体が大型化してしまううえ、スプールに対して同軸的なギヤホイールの周囲にモータを個々に配置するので、モータの配置箇所が限定され、このモータの配置箇所を確保するために装置全体が大型化してしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、スプールにウエビングベルトを巻き取らせるために必要なトルクを確保しつつも、装置全体をコンパクトにできるウエビング巻取装置及び最終的に必要なトルクを確保しつつも、全体的な薄型や小型化が可能になるモータアクチュエータを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、長尺帯状に形成されたウエビングベルトの長手方向基端部が係止されたスプールと、一端が開口したハウジングの開口側から前記ハウジングに収容されて前記スプールに直接又は間接的に連結されたアクチュエータ最終ギヤを有すると共に、各々の出力軸に設けられた各出力ギヤが前記アクチュエータ最終ギヤに直接又は間接的に連結されて、前記出力ギヤと共に前記ハウジングの開口側から前記ハウジングに収容された複数のモータを有し、更に、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力の向きが同一方向になるように前記複数のモータを制御すると共に、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力を同一速度に前記複数のモータを制御可能な制御手段を有し、前記複数のモータの駆動力によって前記ウエビングベルトを巻き取る方向へ前記スプールを回転させるモータアクチュエータと、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、モータアクチュエータを構成する複数のモータの出力軸の各々には出力ギヤが設けられる。これらのモータは一端が開口したハウジングに対し、その開口側から出力ギヤと共にハウジングに収容され、更に、スプールに直接又は間接的に連結されて各モータの出力ギヤに直接又は間接的に連結されたアクチュエータ最終ギヤがハウジングの開口側からハウジングに収容される。これらのモータが作動して各モータの出力ギヤが回転すると、各モータの回転力が各モータの出力ギヤからアクチュエータ最終ギヤに伝わる。モータアクチュエータの制御手段は、各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で、各回転力の向き(回転方向)を同じ向きにするように各モータを制御する。このため、各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤに伝わるとアクチュエータ最終ギヤが回転する。
このアクチュエータ最終ギヤの回転力がスプールに伝わるとスプールが回転し、このスプールの回転方向がウエビングベルトを巻き取る際の巻取方向であればスプールにウエビングベルトが巻き取られて収納される。
このように、本発明に係るウエビング巻取装置では、アクチュエータ最終ギヤに回転力を付与するモータが複数であるうえ、これらのモータにて生じた回転力の向きは同じである。このため、1つのモータでスプールにウエビングベルトを巻き取らせるために必要なトルクを生じさせる構成に比べて、個々のモータを小型化できる。
しかも、制御手段は各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で回転速度を同じにすることが可能であるため、アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前での各モータの回転力の回転速度が同じになるように制御することで、各モータの回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができる。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項に記載の本発明において、前記モータアクチュエータを構成する前記複数のモータを全て同一のモータとし、前記複数のモータの各出力ギヤから前記アクチュエータ最終ギヤまでの減速比を同じ値に設定している。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、モータアクチュエータを構成する複数のモータが全て同一のモータで構成され、しかも、各モータの出力軸に設けられた出力ギヤからアクチュエータ最終ギヤまでの減速比が同じ値に設定される。このため、各モータに対して同じ向きで同じ大きさの電流を流せば、各モータからは同じ向きで同じ大きさの回転力が生じ、更には、各モータが最終的にアクチュエータ最終ギヤに付与する回転力も同じ方向で且つ同じ大きさになる。
このため、各モータの回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができるうえ、複数のモータが同一であることから上記のようにアクチュエータ最終ギヤに同じ向きで同じ大きさの回転力を付与するための制御が極めて簡単である。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項2に記載の本発明において、前記制御手段が前記複数のモータの各々に対して同一の制御を行なう。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、複数のモータの各々に対して制御手段が同じ制御を行なう。請求項2に記載の本発明に従属する請求項3に記載の本発明では、各モータが同一であるため、上記のように制御手段が各モータに対して同じ制御を行なうことで、各モータは同じ動作をする。
したがって、各モータが動作した際には回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができるうえ、制御手段により各モータが同じように制御されることから制御手段での制御プログラムや制御手段の構成を簡単にできる。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項2に記載の本発明において、前記複数のモータを並列に結線している。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、複数のモータが並列に結線される。請求項2に記載の本発明に従属する請求項4に記載の本発明では、各モータは同一であるため、上記のように各モータが並列に結線されることで各モータを効率良く駆動することができる。したがって、各モータが動作した際には回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができる。
請求項5に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項4に記載の本発明において、前記制御手段は前記複数のモータの各々を個別に制御している。
請求項5に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、複数のモータが制御手段によって個別に制御される。このため、全てのモータを同時に駆動させるのみならず、例えば、複数のモータのうちの何れかだけを駆動させることも可能になる。これにより、急激に大きなトルクを要する場合には全てのモータを駆動させ、それ以外の場合には複数のモータのうちの何れかだけを駆動させるように制御することで電力消費を軽減できる。
請求項6に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の本発明において、前記複数のモータの各出力ギヤの軸方向を前記アクチュエータ最終ギヤの軸方向と同じ向きに設定している。
請求項6に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、複数のモータの出力軸の軸方向とアクチュエータ最終ギヤの軸方向とが同じになる。このため、各出力軸の回転力をアクチュエータ最終ギヤに伝えるための出力ギヤ等の回転力伝達機構を平歯車により構成できる。
ここで、例えば、複数のモータが出力軸の軸方向とアクチュエータ最終ギヤの軸方向とを交差させ、各出力軸とアクチュエータ最終ギヤとの間に互いに噛み合うウオームギヤとウオームホイールを介在させた場合、基本的にはウオームホイールの回転をウオームギヤに伝えてウオームギヤを回転させることはできない。
したがって、このような構成では、モータの駆動力以外の力でスプールが回転した際の回転がウオームギヤに伝わらないように、クラッチ機構を設けないと、モータの駆動力以外の力ではスプールが円滑に回転できない。
これに対して、本発明に係るウエビング巻取装置では、各出力軸とアクチュエータ最終ギヤとの間の回転力伝達機構を平歯車で構成できるので、モータの回転力でアクチュエータ最終ギヤを回転させることができるのは勿論のこと、アクチュエータ最終ギヤの回転をモータの出力軸に伝えてモータの出力軸を回転させることができる。したがって、モータの駆動力以外の力でスプールが回転すれば、この回転力が各モータの出力軸に伝わって各出力軸を回転するので、クラッチ機構等を介在させなくてもモータの駆動力以外の力でスプールを回転させることができる。
請求項7に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の本発明において、前記モータアクチュエータを構成する前記複数のモータを隣接配置している。
請求項7に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、モータアクチュエータを構成する複数のモータが隣接配置される。このため、各モータを簡単に一体的に繋げて1つのユニット化されたモータアクチュエータを構成できる。しかも、各モータが隣接配置されることで、制御手段と各モータとの結線(更に、本発明が請求項4に従属する構成であればモータ同士の結線も含む)も容易になる。
請求項8に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の本発明において、一体的に繋がった同一の3つ以上のモータで前記モータアクチュエータを構成すると共に、各出力軸に設けられた出力ギヤに前記アクチュエータ最終ギヤを噛合させて前記アクチュエータ最終ギヤを前記各出力ギヤが3点以上で支持するように構成している。
請求項8に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、モータアクチュエータが一体的に繋がった3つ以上のモータで構成される。しかも、これらのモータは全て同一で、各出力軸に設けられた出力ギヤにアクチュエータ最終ギヤが噛み合っている。すなわち、本発明に係るウエビング巻取装置では、各出力ギヤによりアクチュエータ最終ギヤが3点以上で安定して支持される。
請求項9に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、複数のモータと、前記複数のモータの各出力軸に設けられた各出力ギヤに直接又は他のギヤを介して間接的に繋がったアクチュエータ最終ギヤと、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力の向きが同一方向になるように前記複数のモータを制御すると共に、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力を同一速度に前記複数のモータを制御可能な制御手段と、一端が開口して前記開口側から前記複数のモータ、前記複数のモータの各出力ギヤ、及び前記アクチュエータ最終ギヤが収容されるハウジングと、を備えている。
請求項9に記載の本発明に係るモータアクチュエータによれば、複数のモータの各出力軸にはそれぞれ出力ギヤが設けられる。これらのモータは一端が開口したハウジングに対し、その開口側から出力ギヤと共にハウジングに収容され、更に、スプールに直接又は間接的に連結されて各モータの出力ギヤに直接又は間接的に連結されたアクチュエータ最終ギヤがハウジングの開口側からハウジングに収容される。これらのモータが作動して各モータの出力ギヤ軸が回転すると、これらの出力軸に設けられた出力ギヤに直接又は間接的に繋がったアクチュエータ最終ギヤに各モータの回転力が伝わる。モータアクチュエータの制御手段は、各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で、各回転力の向き(回転方向)を同じ向きにするように各モータを制御する。このため、各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤに伝わるとアクチュエータ最終ギヤが回転して、各モータの回転力に基づく力がアクチュエータ最終ギヤから出力される。
このように、本発明に係るモータアクチュエータでは、最終的に力(例えば、回転力)を出力するアクチュエータ最終ギヤに回転力を付与するモータが複数であるうえ、これらのモータにて生じた回転力の向きは同じである。このため、アクチュエータ最終ギヤに直接又は間接的に接続されて、アクチュエータ最終ギヤから出力された力で作動する各種装置等を、1つのモータの回転力で動作させる構成にくらべて個々のモータを小型化できる。
しかも、制御手段は各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で回転速度を同じにすることが可能であるため、アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前での各モータの回転力の回転速度が同じになるように制御することで、各モータの回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができる。
請求項10に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項9に記載の本発明において、前記モータを構成するヨークの外周一部を平面状としている。
請求項10に記載の本発明に係るモータアクチュエータによれば、モータのヨークの外周一部が平面状に形成されている。このため、この平面部分が対向するように複数のモータを隣接配置すれば、双方のモータが安定し簡単に固定できる。また、平面部分が略同一平面上に位置するようにモータを並べれば、これらのモータ上に他のモータやモータ以外の構成を簡単に安定して置くことができる。
請求項11に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項9又は請求項10に記載の本発明において、前記複数のモータを全て同一のモータとし、前記複数のモータの各出力ギヤから前記アクチュエータ最終ギヤまでの減速比を同じ値に設定している。
請求項11に記載の本発明に係るモータアクチュエータによれば、複数のモータが全て同一のモータで構成され、しかも、各モータの出力軸に設けられた出力ギヤからアクチュエータ最終ギヤまでの減速比が同じ値に設定される。このため、各モータに対して同じ向きで同じ大きさの電流を流せば、各モータからは同じ向きで同じ大きさの回転力が生じ、更には、各モータが最終的にアクチュエータ最終ギヤに付与する回転力も同じ方向で且つ同じ大きさになる。
このため、各モータの回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができるうえ、複数のモータが同一であることから上記のようにアクチュエータ最終ギヤに同じ向きで同じ大きさの回転力を付与するための制御が極めて簡単である。
請求項12に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項11に記載の本発明において、一体的に保持された3つ以上の前記モータを備え、更に、前記モータの各出力軸に設けられた出力ギヤに前記アクチュエータ最終ギヤを噛合させて前記アクチュエータ最終ギヤを前記各出力ギヤが3点以上で支持するように構成している。
請求項12に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、一体的に保持された3つ以上のモータで構成される。しかも、これらのモータは全て同一で、各出力軸に設けられた出力ギヤにアクチュエータ最終ギヤが噛み合っている。すなわち、本発明に係るモータアクチュエータでは、各出力ギヤによりアクチュエータ最終ギヤが3点以上で安定して支持される。
請求項13に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項11又は請求項12に記載の本発明において、前記制御手段が前記複数のモータの各々に対して同一の制御を行なう。
請求項13に記載の本発明に係るモータアクチュエータでは、複数のモータの各々に対して制御手段が同じ制御を行なう。請求項11に記載の本発明に直接又は間接的に従属する請求項13に記載の本発明では、各モータが同一であるため、上記のように制御手段が各モータに対して同じ制御を行なうことで、各モータは同じ動作をする。
したがって、各モータが動作した際には回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができるうえ、制御手段により各モータが同じように制御されることから制御手段での制御プログラムや制御手段の構成を簡単にできる。
請求項14に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項11又は請求項12に記載の本発明において、前記複数のモータを並列に結線している。
請求項14に記載の本発明に係るモータアクチュエータでは、複数のモータが並列に結線される。請求項11に記載の本発明に直接又は間接的に従属する請求項14に記載の本発明では、各モータは同一であるため、上記のように各モータが並列に結線されることで各モータを効率良く駆動することができる。したがって、各モータが動作した際には回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤの回転に寄与させることができる。
請求項15に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項14に記載の本発明において、前記制御手段は前記複数のモータの各々を個別に制御する。
請求項15に記載の本発明に係るモータアクチュエータでは、複数のモータが制御手段によって個別に制御される。このため、全てのモータを同時に駆動させるのみならず、例えば、複数のモータのうちの何れかだけを駆動させることも可能になる。これにより、急激に大きなトルクを要する場合には全てのモータを駆動させ、それ以外の場合には複数のモータのうちの何れかだけを駆動させるように制御することで電力消費を軽減できる。
請求項16に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項9から請求項15の何れか1項に記載の本発明において、前記複数のモータの各出力ギヤの軸方向を前記アクチュエータ最終ギヤの軸方向と同じ向きに設定している。
請求項16に記載の本発明に係るモータアクチュエータでは、複数のモータの出力軸の軸方向とアクチュエータ最終ギヤの軸方向とが同じになる。このため、各出力軸の回転力をアクチュエータ最終ギヤに伝えるための出力ギヤ等の回転力伝達機構を平歯車により構成できる。
ここで、例えば、複数のモータが出力軸の軸方向とアクチュエータ最終ギヤの軸方向とを交差させ、各出力軸とアクチュエータ最終ギヤとの間に互いに噛み合うウオームギヤとウオームホイールを介在させた場合、基本的にはウオームホイールの回転をウオームギヤに伝えてウオームギヤを回転させることはできない。
したがって、このような構成では、モータの駆動力以外の力でスプールが回転した際の回転がウオームギヤに伝わらないように、クラッチ機構を設けないと、モータの駆動力以外の力ではスプールが円滑に回転できない。
これに対して、本発明に係るモータアクチュエータでは、各出力軸とアクチュエータ最終ギヤとの間の回転力伝達機構を平歯車で構成できるので、モータの回転力でアクチュエータ最終ギヤを回転させることができるのは勿論のこと、アクチュエータ最終ギヤの回転をモータの出力軸に伝えてモータの出力軸を回転させることができる。このため、上記のようなクラッチ機構等を設けなくてもよく、構成を簡素化できる。
請求項17に記載の本発明に係るモータアクチュエータは、請求項9から請求項14の何れか1項に記載の本発明において、前記複数のモータを隣接配置している。
請求項17に記載の本発明に係るモータアクチュエータによれば、複数のモータが隣接配置される。このため、各モータを簡単に一体的に繋げることができ、簡単にユニット化できる。しかも、各モータが隣接配置されることで、制御手段と各モータとの結線(更に、本発明が請求項12に従属する構成であればモータ同士の結線も含む)も容易になる。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置は、スプールにウエビングベルトを巻き取らせるために必要なトルクを確保しつつも、装置全体をコンパクトにできる。
また、本発明に係るモータアクチュエータは、最終的に必要なトルクを確保しつつも、全体的な薄型や小型化が可能になる。
<本実施の形態の構成>
図2には本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置10の正面図が示されており、図3には本ウエビング巻取装置10の構成の概略が側面図により示されている。
これらの図に示されているように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。図2に示されているように、フレーム12は平板状の背板14を備えており、この背板14が車両の座席の近傍で、図示しないボルト等の締結手段により車体の所定部位に締結固定されていることでウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる。
背板14の幅方向一方の側(図2の右側)の端部からは、平板状の脚板16が背板14の厚さ方向一方へ向けて延出されている。これに対して、背板14の幅方向他方の側(図2の左側)の端部からは、平板状の脚板18が背板14の幅方向に沿って脚板16と対向するように背板14の厚さ方向一方へ向けて延出されている。また、背板14の厚さ方向一方の側にはスプール20が配置されている。スプール20は脚板16と脚板18との対向方向に沿って軸方向とされた略円柱形状とされている。スプール20には長尺帯状のウエビングベルト24の長手方向基端側が係止されており、スプール20が自らの軸周りの一方である巻取方向に回転するとスプール20はウエビングベルト24の長手方向基端側から層状に巻き取って収納する。
一方、図2及び図3に示されているように、脚板18の脚板16とは反対側には回転伝達機構30が設けられている。図2に示されているように、回転伝達機構30はハウジング32を備えている。ハウジング32の内側には図3に示されているクラッチ34が収容されている(なお、図3ではハウジング32の図示を省略している)。クラッチ34はスプール20に対して同軸的に相対回転可能にハウジング32に支持されている。また、クラッチ34はスプール20周りに上記の巻取方向に回転すると、クラッチ34の内部に設けられたパウル等の連結手段がスプール20に連結され、その巻取方向の回転力をスプール20に伝えることができるようになっている。
クラッチ34の回転半径方向側方にはギヤ36が回転自在に配置されている。ギヤ36は歯数がクラッチ34の外周部に形成された外歯の数よりも少ない外歯の歯車とされ、クラッチ34の外歯に噛み合っている。ギヤ36の回転半径方向側方にはギヤ38が回転自在に配置されている。ギヤ38は歯数がギヤ36よりも少ない外歯の歯車とされギヤ36に噛み合っている。ギヤ38の回転軸方向側方には外歯のギヤ40がギヤ38に対して同軸的且つ一体的に設けられている。
このギヤ40の回転半径方向側方にはギヤ42が回転自在に配置されている。ギヤ42は歯数がギヤ40よりも少ない外歯の歯車とされギヤ42に噛み合っている。ギヤ42の回転軸方向側方には外歯のギヤ44がギヤ42に対して同軸的且つ一体的に設けられている。このギヤ44の回転半径方向側方にはギヤ46が回転自在に配置されている。ギヤ46は歯数がギヤ44よりも少ない外歯の歯車とされギヤ44に噛み合っている。
一方、図2及び図3に示されているように、スプール20の回転半径方向側方(図2及び図3におけるスプール20の下方)にはモータアクチュエータ60が設けられている。図1に示されているように、モータアクチュエータ60はスプール20の軸方向に沿って見た形状が二等辺三角形に近い台形状のハウジング62を備えている。ハウジング62はスプール20の軸方向に沿った脚板16の側の端部が開口した有底の筒形状に形成されている。ハウジング62の底部からは複数の固定片64が延出されている。これらの固定片64は少なくとも1つが脚板18にねじ止めされており、他の少なくとも1つがハウジング32にねじ止めされている。
また、ハウジング62の内側には外歯の平歯車で構成されたアクチュエータ最終ギヤ66が収容されている。アクチュエータ最終ギヤ66はその軸部がハウジング62の底部を貫通した状態でハウジング62の底部に回転自在に支持されている。さらに、ハウジング62の底部を貫通したアクチュエータ最終ギヤ66の軸部は脚板18を貫通して上記のギヤ46に対して同軸的且つ一体的に連結されている。また、ハウジング62の内側には3つのモータ70、72、74が収容されている。
これらのモータ70、72、74は同一のモータとされている。また、これらのモータ70、72、74はヨーク76を備えており、このヨーク76の内側にアーマチャ等が収容されている。また、各ヨーク76には一対の平面部78が形成されている。各モータ70、72、74において一対の平面部78は各モータ70、72、74の出力軸80を挟むように平行に形成されている(すなわち、各モータ70、72、74はヨーク76の外周形状は円形の一部を平行に切り欠いた略小判形状の扁平モータとされている)。
モータ72は一方の平面部78がモータ70の一方の平面部78に対して同一平面上に位置して他方の平面部78がモータ70の他方の平面部78に対して同一平面上に位置するようにモータ70に対して隣接するように配置されている。一方、モータ74は、モータ70とモータ72とが並ぶ向きに沿ったモータ70とモータ72との間の略中央でモータ74の一方の平面部78がモータ70、72の一方の平面部78に接するようにモータ70、72の一方の平面部78上に載置されている。
このようにモータ70、72、74が配置されていることで、モータ70、72、74の各出力軸80の向きが同一になり、しかも、各出力軸80を結ぶ形状が略二等辺三角形状になる。これらの出力軸80には同一形状の外歯の平歯車で構成された出力ギヤ82が同軸的且つ一体的に取り付けられる。以上の構成のモータ70、72、74は、出力軸80の向きがアクチュエータ最終ギヤ66の軸方向と同一方向に向いた状態で各出力ギヤ82が上記のアクチュエータ最終ギヤ66に噛み合っている。さらに、ハウジング62の開口端側には蓋84が設けられており、ハウジング62の開口端が蓋84により閉止されている。
一方、図4に示されるように、ウエビング巻取装置10のモータアクチュエータ60は、制御手段としてのモータ制御装置92を備えている。モータ制御装置92は制御手段本体として把握できるECU94を備えている。ECU94は車両に搭載されたバッテリー96に電気的に接続されている。
また、制御手段はドライバ回路98を備えている。ドライバ回路98は電気的に並列に配置されたモータ70、72、74が電気的に接続されている。また、ドライバ回路98は上記のECU94に電気的に接続されており、ECU94を介して供給された電力をモータ70、72、74に供給できると共に、ECU94から出力された制御信号に基づきモータ70、72、74に供給する電力を制御する。さらに、上記のECU94は、車両の速度や加速度、車両のドアの開閉状態、座席に作用する荷重等、車両の状態を検出する図示しない検出手段に電気的に接続されており、この検出手段から出力される検出信号に上記の制御信号を出力する。
<本実施の形態の作用、効果>
本ウエビング巻取装置10では、図示しない検出手段から出力された検出信号がECU94に入力されると、この検出信号に基づいてECU94から制御信号が出力される。ECU94から出力された制御信号はドライバ98に入力され、ドライバ98はこの制御信号に基づきモータ70、72、74に電流を流す。各モータ70、72、74は並列に接続されているため、同じ大きさの電流が各モータ70、72、74に同時に流れて作動する。
各モータ70、72、74が作動すると各出力軸80が同一方向に同一速度で回転すると、各出力ギヤ82が同一方向に同一速度で同時に回転し、この回転力が更にアクチュエータ最終ギヤ66に伝わる。アクチュエータ最終ギヤ66を介してギヤ46に伝わった回転力は、更にギヤ44、42、40、38、36を介してクラッチ34に伝わり、クラッチ34を巻取方向に回転させる。クラッチ34が巻取方向に回転すると、クラッチ34内の連結手段がスプール20に連結されクラッチ34の回転力がスプール20に伝わってスプール20を巻き取り方向に回転させる。これにより、スプール20にウエビングベルト24が巻き取られて収納されている。
ここで、本ウエビング巻取装置10に適用されたモータアクチュエータ60は、上記のように、3つのモータ70、72、74の回転力をアクチュエータ最終ギヤ66に伝え、アクチュエータ最終ギヤ66の回転力でスプール20を回転させている。このため、ウエビングベルト24を巻き取るために必要なトルクを1つのモータでスプール20に生じさせる構成に比べてモータ70、72、74の各々に小型のモータを適用できる。これにより、各モータ70、72、74における始動トルクを小さくでき、各モータ70、72、74、ひいては、モータアクチュエータ60の応答性能を向上できる。
しかも、各モータ70、72、74は同一のモータであり、更には各モータ70、72、74が並列に接続されているので、実質的には1つのモータを制御する構成と同様に1つのドライバ回路98で制御できる。このように、簡単に各モータ70、72、74に対して同一の制御ができるので、簡単に同じ大きさの電流を同時に各モータ70、72、74に流すことができ、これにより、簡単に各モータ70、72、74の出力軸80を同時に同じ速度で回転させることができる。
また、このように同じ速度で同じ方向に回転する各出力軸80に設けられた各出力ギヤ82は、同一形状の平歯車で構成されているため、各出力ギヤ82からアクチュエータ最終ギヤ66への減速比は同じになる。このため、各モータ70、72、74から出力された回転力を効率よくアクチュエータ最終ギヤ66へ伝えてアクチュエータ最終ギヤ66を回転させることができる。
さらに、本ウエビング巻取装置10に適用されたモータアクチュエータ60では、各モータ70、72、74の出力軸80の向きとアクチュエータ最終ギヤ66の軸方向とが同じ向きになる。このため、出力軸80に設けられる出力ギヤ82及びアクチュエータ最終ギヤ66の双方を外歯の平歯車で構成できる。このため、モータ70、72、74の停止状態であっても、アクチュエータ最終ギヤ66に回転力が作用した際には各出力ギヤ82を介して各出力軸80を回転させることができる。
ここで、本実施の形態では、アクチュエータ最終ギヤ66とスプール20との間にクラッチ34が介在しているため、例えば、スプール20に巻き取られているウエビングベルト24を引き出すことでスプール20が回転しても、この回転力がアクチュエータ最終ギヤ66に伝わることはない。しかしながら、上記のように各出力ギヤ82を介してアクチュエータ最終ギヤ66の回転を各出力軸80に伝えて各出力軸80を回転させることができるため、クラッチ34を介在させない構成としてもウエビングベルト24の引き出しや、モータ70、72、74の回転力以外の力(例えば、渦巻きばね等の付勢手段の付勢力)でのウエビングベルト24の巻き取りが可能である。したがって、上記のクラッチ34を廃止して本ウエビング巻取装置10の小型化や軽量化を図り、コストを安価にすることもできる。
また、3つのモータ70、72、74の出力軸80を結んだ形状は三角形であり、これらの出力軸80に設けられた出力ギヤ82にアクチュエータ最終ギヤ66が噛み合っている。このため、アクチュエータ最終ギヤ66は各出力ギヤ82により3点で支持された状態になり、アクチュエータ最終ギヤ66の回転半径方向への変位が各出力ギヤ82により規制されている。このため、基本的にはアクチュエータ最終ギヤ66は回転自在にアクチュエータ最終ギヤ66に取り付けられていればよく、ハウジング62の底部においてアクチュエータ最終ギヤ66の回転軸が貫通する孔部の形成位置の精度を厳格に設定しなくてもよい。
さらに、各モータ70、72、74のヨーク76は平面部78を有しており、モータ70及びモータ72の平面部78にモータ74の平面部78が接するようにモータ70、72上にモータ74が載置されている。このため、各モータ70、72、74のヨーク76が不用意に回転することが規制され、各モータ70、72、74を簡単に安定させることができる。
また、上記のようにモータ70、72、74を配置することで、スプール20の軸方向に沿ってモータアクチュエータ60を見た場合の形状が二等辺三角形に近い台形状になる。このため、三角形の斜辺部分の側方にウエビング巻取装置10の他の構成を配置できる(換言すれば、このような位置のウエビング巻取装置10の他の構成にモータアクチュエータ60が干渉されない)。これにより、ウエビング巻取装置10をコンパクトにできる。
なお、本実施の形態では、同一のモータ70、72、74を並列に繋いだ構成であった。しかしながら、例えば、図5に示されるように、同一のモータ70、72、74を直列に繋いでもよく、このような構成としても、1つのドライバ回路98で全てのモータ70、72、74を同じように制御できることに変わりはなく、結果的にはこれまでに説明した効果と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、同一のモータ70、72、74を並列に繋ぐことで1つのドライバ回路98で全てのモータ70、72、74を制御する構成であった。しかしながら、モータ70、72、74を個別に制御してもよく、その一例が図6に示されている。
図6に示される構成では、モータアクチュエータ60はモータ制御装置92に代わり、制御手段としてのモータ制御装置122を備えている。このモータ制御装置122は、モータ70が接続されたドライバ回路124、モータ72が接続されたドライバ回路126、モータ74が接続されたドライバ回路128を備えている。これらの、ドライバ回路124、126、128はECU94に接続されている。ECU94は入力された検出信号に基づき各ドライバ回路124、126、128毎に個別に制御信号を出力する。
このため、図6に示される構成では、各モータ70、72、74に対して同時に同じ大きさの電流を流して同時に同じ回転速度の回転力を各モータ70、72、74から出力させることもできるが、例えば、各モータ70、72、74のうちの少なくとも何れか1つのみを作動させて、その他を停止させておくこともできる。これにより、例えば、スプール20に対して急激に大きなトルクを付与したい場合には全てのモータ70、72、74を作動させ、スプール20に対して急激に大きなトルクを付与しなくてもよい場合には全てのモータ70、72、74の何れかを作動させ、他の何れかを停止させる等、場合に応じた制御が可能になり、電力消費の軽減等が可能になる。
また、本実施の形態では、上記のように、モータ70の平面部78とモータ72の平面部78とが同一平面上に位置し、モータ70とモータ72とが並ぶ向きに沿ったモータ70とモータ72との間の略中央にモータ74を配置した構成であった。しかしながら、モータ70、72、74の配置態様は上記のような態様に限定されるものではない。例えば、モータ70の平面部78とモータ72の平面部78とを同一平面上に位置させて、モータ70、72の平面部78上にモータ74を載置する構成にするにしても、モータ70とモータ72とが並ぶ向きに沿ったモータ70とモータ72との間の略中央にモータ74を配置するのではなく、モータ70の側又はモータ72の側に偏った位置にモータ74を配置してもよい。
さらに、図7に示されるように、モータ70の平面部78とモータ72の平面部78とが向き合うようにモータ70とモータ72とを並べて配置し、モータ70とモータ72とが並ぶ向きに沿ったモータ70とモータ72との間の略中央や、モータ70の側又はモータ72の側に偏った位置にモータ74を配置してもよい。
また、本実施の形態は、モータアクチュエータ60が3つのモータ70、72、74を備えた構成であったが、図8や図9に示されるように、モータアクチュエータ60が2つのモータ70、72を備える構成としてもよい。また、このように、2つのモータ70、72でモータアクチュエータ60を構成する場合には、図8に示されるように、モータ70の平面部78とモータ72の平面部78とが同一平面上に位置する構成としてもよいし、図9に示されるように、モータ70の平面部78とモータ72の平面部78とが向き合うようにモータ70とモータ72とを並べて配置する構成としてもよい。また、特に図示は省略するが、モータアクチュエータ60が4つ以上のモータを備える構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、モータ70、72、74を全て同一のモータとしたが、例えば、大きさが異なる複数のモータを用いると共に、各モータの回転力がアクチュエータ最終ギヤ66に伝わる直前には同じ向きで同じ速度になるように、減速ギヤを各モータの出力軸とアクチュエータ最終ギヤ66との間に介在させる構成としてもよい。このように、大きさが異なる複数のモータを用いることで、ハウジング62の形状を設定する際の自由度が増す。この結果、例えば、ウエビング巻取装置10におけるデッドスペースに適した形状にハウジング62を設定でき、ひいては、ウエビング巻取装置10におけるモータアクチュエータ60のレイアウト(配置形態)の自由度が増す。これにより、ウエビング巻取装置10の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態は、本発明に係るモータアクチュエータ60をウエビング巻取装置10に適用したが、請求項9に記載の本発明の観点からすれば、モータアクチュエータ60がウエビング巻取装置10に限定されるものではなく、車両であれば、パワーウインドウや自動サンルーフ、シート位置やリクライニング角度等を調整するためのモータアクチュエータに本発明を適用してもよいし、車両以外にも広く一般的に適用できる。
本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータを適用したウエビング巻取装置)の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータを適用したウエビング巻取装置)の構成を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の制御手段の構成を概略的に示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の制御手段の変形例を概略的に示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の制御手段の他の変形例を概略的に示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の変形例を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の他の変形例を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータアクチュエータ(本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエータ)の他の変形例を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
20 スプール
24 ウエビングベルト
60 モータアクチュエータ
66 アクチュエータ最終ギヤ
70 モータ
72 モータ
74 モータ
76 ヨーク
80 出力軸
82 出力ギヤ
92 モータ制御装置(制御手段)
122 モータ制御装置(制御手段)

Claims (17)

  1. 長尺帯状に形成されたウエビングベルトの長手方向基端部が係止されたスプールと、
    一端が開口したハウジングの開口側から前記ハウジングに収容されて前記スプールに直接又は間接的に連結されたアクチュエータ最終ギヤを有すると共に、各々の出力軸に設けられた各出力ギヤが前記アクチュエータ最終ギヤに直接又は間接的に連結されて、前記出力ギヤと共に前記ハウジングの開口側から前記ハウジングに収容された複数のモータを有し、更に、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力の向きが同一方向になるように前記複数のモータを制御すると共に、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力を同一速度に前記複数のモータを制御可能な制御手段を有し、前記複数のモータの駆動力によって前記ウエビングベルトを巻き取る方向へ前記スプールを回転させるモータアクチュエータと、
    を備えるウエビング巻取装置。
  2. 前記モータアクチュエータを構成する前記複数のモータを全て同一のモータとし、前記複数のモータの各出力ギヤから前記アクチュエータ最終ギヤまでの減速比を同じ値に設定した請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記制御手段が前記複数のモータの各々に対して同一の制御を行なう請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  4. 前記複数のモータを並列に結線した請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  5. 前記制御手段は前記複数のモータの各々を個別に制御する請求項4に記載のウエビング巻取装置。
  6. 前記複数のモータの各出力ギヤの軸方向を前記アクチュエータ最終ギヤの軸方向と同じ向きに設定し請求項1から請求項5の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
  7. 前記モータアクチュエータを構成する前記複数のモータを隣接配置した請求項1から請求項6の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
  8. 一体的に繋がった同一の3つ以上のモータで前記モータアクチュエータを構成すると共に、各出力軸に設けられた出力ギヤに前記アクチュエータ最終ギヤを噛合させて前記アクチュエータ最終ギヤを前記各出力ギヤが3点以上で支持するように構成した請求項1から請求項7の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
  9. 複数のモータと、
    前記複数のモータの各出力軸に設けられた各出力ギヤに直接又は他のギヤを介して間接的に繋がったアクチュエータ最終ギヤと、
    前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力の向きが同一方向になるように前記複数のモータを制御すると共に、前記複数のモータの各回転力が前記アクチュエータ最終ギヤに伝わる直前で前記各回転力を同一速度に前記複数のモータを制御可能な制御手段と、
    一端が開口して前記開口側から前記複数のモータ、前記複数のモータの各出力ギヤ、及び前記アクチュエータ最終ギヤが収容されるハウジングと、
    を備えるモータアクチュエータ。
  10. 前記モータを構成するヨークの外周一部を平面状とした請求項9に記載のモータアクチュエータ。
  11. 前記複数のモータを全て同一のモータとし、前記複数のモータの各出力ギヤから前記アクチュエータ最終ギヤまでの減速比を同じ値に設定した請求項9又は請求項10に記載のモータアクチュエータ。
  12. 一体的に保持された3つ以上の前記モータを備え、更に、前記モータの各出力軸に設けられた出力ギヤに前記アクチュエータ最終ギヤを噛合させて前記アクチュエータ最終ギヤを前記各出力ギヤが3点以上で支持するように構成した請求項11に記載のモータアクチュエータ。
  13. 前記制御手段が前記複数のモータの各々に対して同一の制御を行なう請求項11又は請求項12に記載のモータアクチュエータ。
  14. 前記複数のモータを並列に結線した請求項11又は請求項12に記載のモータアクチュエータ。
  15. 前記制御手段は前記複数のモータの各々を個別に制御する請求項14に記載のモータアクチュエータ。
  16. 前記複数のモータの各出力ギヤの軸方向を前記アクチュエータ最終ギヤの軸方向と同じ向きに設定した請求項9から請求項15の何れか1項に記載のモータアクチュエータ。
  17. 前記複数のモータを隣接配置した請求項9から請求項16の何れか1項に記載のモータアクチュエータ。
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