JP4989221B2 - AlFeSi合金製の箔あるいは薄いシート - Google Patents

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Description

本発明は、200μm未満また好ましくは50μm未満の厚みの、実体的にマンガンのない、鉄およびシリコンを用いたアルミニウム合金製のあるいは薄いシート、並びにそのようなあるいはシートの製造方法に関するものである。これらのシートは、従来の板の半連続鋳造あるいは連続鋳造、例えばベルト間での連続鋳造(「ツインベルト鋳造」)あるいはロール間での連続鋳造(「ツインロール鋳造」)によって得られる。
アルミニウム合金製のの市場の傾向は、高度な力学的特徴および優れた成形性を要求しながらも、ある特定の応用例のために利用される厚みの一定の減少をもたらす。
について、多くの場合、マンガン含有量の非常に少ない合金が利用されるが、例えばアルミニウム協会に記録される以下の組成(重量%)の8111合金のような合金である:
Si:0.30‐1.1、Fe:0.40‐1.0、Cu<0.10、Mn<0.10
マンガンがないことで、最終焼きなましで再結晶をより容易に得ることができるが、しかし破断強さRmは、100μm未満の厚みについて不十分なままである。
したがって、市場の要求に応えるために、新しい合金を開発すること、および/または加工範囲を最適化することが必要である。
機械的強度を増すために、例えば8006合金におけるように、マンガンを付加することが通常であり、該合金のアルミニウム協会に記録される組成は次のとおりである(重量%):
Si<0.40、Fe:1.2‐2.0、Cu<0.30、Mn:0.30‐1.0、Mg<0.10
マンガンの付加は、すなわち、結果として材料を強化する。本出願人の米国特許第6517646号の場合において、組成:Si=0.23%、Fe=1.26%、Cu=0.017%、Mn=0.37%、Mg=0.0032%、Ti=0.008%の合金をもちいて、有利な加工範囲と組合せて得られる力学的特徴は、6.6μmの厚みについて103MPaのRm値に導く。
鉄を含む8000系の合金へのマンガンの少量の付加によって、力学的特徴を改善することもまたできる。国際公開第02/64848号パンフレット(Alcan International社)は、Feを1.2%から1.7%およびSiを0.35%から0.8%含むAlFeSi合金製の薄いシートの連続鋳造による製造を記述している。0.07%から0.20%のマンガンを合金に付加することによって高い機械的強度が得られる。このマンガンの付加は、最終焼きなましの後に小さな大きさの結晶粒を得るために必要であると認められている。
マンガンはしたがって、8000合金の力学的特徴を増すことを可能にする元素として現れている。しかしながら、固溶体あるいは細かい析出物の形でのマンガンは、最終焼きなましの途中に再結晶を妨げるまたは遅くする可能性がある。したがって、範囲の各過程の途中でマンガンを含む相の析出を正確に検査することが必要であるが、このことは多くの場合難しいことが分かっている。加工範囲におけるあらゆる変動は、最終焼きなましの効果について無視できない影響をもつ。したがって、マンガンを含まないにもかかわらず高い力学的特徴を呈する合金を開発することが非常に興味深い。
米国特許第5503689号明細書(Reynolds Metals社)は、Siを0.30%から1.1%およびFeを0.40%から1.0%、Cuを0.25%未満およびMnを0.1%未満含む、連続鋳造と中間焼きなましのない冷間圧延とによる合金製の薄いシートの製造方法を記述している。鉄およびシリコンの推奨含有量は、0.6%と0.75%の間に位置する。
米国特許第5725695号明細書(Reynolds Metals社)は、同じ組成の領域について、400℃と440℃の間(750‐825°F)の中間焼きなましおよび288℃(550°F)での再結晶の最終焼きなましをともなう範囲を記述している。Si/Fe含有量の比率は1以上である。例において、取得される最大破断強さは90MPa(13.13ksi)であり、最大弾性限界は39.1MPa(5.68ksi)であり、また伸びは46μmの厚みについて11.37%である(0.00185’)。これらの力学的特徴は、特定の応用例について相変わらず低いままである。
連続鋳造によって得られる合金について、多くの場合、析出の堆積を取り除いて厚みのなかで構造を均質にして、偏析の有害性を減らすために高い温度での熱処理を実行する必要がある。600℃での均質化効果は、Y.Birol氏の論文「Centerline Segregation in a Twin−Roll Cast AA8011 Alloy」Aluminium、74巻、1998年、318‐321ページ、の中で、ロール間での鋳造によって得られる8011合金(組成:Fe0.71%、Si0.77%、Cu0.038%、Mn0.006%、Al98.45%)について記述されている。析出相の改良処理および不均一性の減少が得られる。中心の偏析の減少は、後に、非常に薄いの多孔質巣を制限すること、またそれらの成形性を改善することを可能にする。
経済的な理由により、熱処理の温度を制限することが興味深い。組成が:Fe0.7%、Si0.7%、Mn<0.02、Zn<0.02、Cu<0.02の8111合金について、たとえ550‐580℃での焼きなましがより完璧な加工を得るために必要であるとしても、460℃からすぐに相の変化の始まりおよび完全な再結晶が観察される(M.Slamova氏その他著「Response of AA8006 and AA8111 Strip‐Cast Rolled Alloys to High Temperature Annealing」、ICAA‐6、1998年を参照)。低い温度での均質化は、したがって、マンガンなしの合金について考えられる。
別の面では、薄い厚みまでの、均質化に継起する加工において、金属を軟化させるために、中間焼きなましの過程を導入することが通常である。マンガンを用いた合金について、中間焼きなましの制御は、一般的に、再結晶を得るために高い温度(400℃以上)での熱処理を必要とする。
マンガンなしの8000タイプの合金について、8006タイプの合金についてよりも低い温度での熱処理を実現することを検討することができる。
国際公開第99/23269号パンフレット(日本軽金属株式会社およびAlcan International社)は、0.2%から1%のSiおよび0.3%から1.2%のFeを、0.4と1.2の間に含まれるSi/Feの比率を伴って含むAlFeSi合金に適用できる方法を記述しており、該方法において中間焼きなましは二つの過程、350℃と450℃の間の第一の過程、200℃と330℃の間の第二の過程で実行される。この方法の目的は、の表面の欠陥を減らすことである。力学的特徴は記載されていない。
本発明は、優れた成形性を保ちながらも高い機械的強度を呈し、出来る限り経済的な工業生産範囲をともなう、マンガンの付加のないAlFeSi合金製のあるいは薄いシートを得ることを目的とする。
本発明は、6μmと200μmの間、また好ましくは6μmと50μmの間に含まれる厚みをもつ、以下の組成(重量%)の合金製のを対象とし:
Si:1.0‐1.5、Fe:1.0‐1.5、Cu<0.2、Mn<0.1、他の元素はそれぞれ0.05未満で合計で0.15未満、残りはAlであって、好ましくはSi/Fe≧0.95の条件をともなう。該は、焼きなまされた状態で、9μmより厚い厚みについて110MPaを超える、また6μmから9μmの厚みについて100MPaを超える破断強さRmを呈する。は、好ましくは、70MPaを超える弾性限界R0.2(せん断試験片について測定)をもつ。破断伸びは、の厚みに応じて次の値を超える。
Figure 0004989221
合金は、好ましくは、1.1%と1.3%の間に含まれるシリコン含有量および1.0%と1.2%の間に含まれる鉄含有量をもつ。
本発明はまた、200μm未満の厚みをもつ、以下の組成(重量%)の、Al‐Fe‐Si合金製の薄いシートの製造方法をも対象とし:
Si:1.0‐1.5、Fe:1.0‐1.5、Cu<0.2、Mn<0.1、他の元素はそれぞれ0.05未満で合計で0.15未満、残りはAlであって、好ましくはSi/Fe≧0.95の条件をともなう。
該製造方法は、板の垂直の半連続鋳造および熱間圧延によるか、あるいは場合によっては続いて熱間圧延がくる連続鋳造かによる第一のシート調製、250℃と350℃の間、また好ましくは280℃と340℃の間に含まれる温度での、2時間から20時間の中間焼きなましを場合によってはともなう最終厚みまでのこの第一のシートの冷間圧延、および、200℃と370℃の間に含まれる温度での最終焼きなましを含む。
本発明によるあるいは薄いシートは、ほとんどマンガンのない、典型的には0.1%未満の含有量であるAlSiFe8000合金から製造される。鉄およびシリコンの含有量は、もっとも一般に利用される、マンガンのない用のAlSiFe合金である8011合金および8111合金よりも明らかに高い。推奨される組成の領域は、シリコン1.1%から1.3%および鉄1.0%から1.2%を含む合金である。
本発明による合金は、好ましくは、シリコンと鉄のそれぞれの含有量の比率Si/Feが0.95以上であるような組成をもたなければならない。該合金は、焼きなましされた状態(質別O)で、この組成の合金について通常と異なる機械的強度を呈し、9μmより厚い厚みについて、110MPaを超える、さらに115MPaを超える破断強さRm、また6から9μmの厚みについて100MPaを超える破断強さ、および70MPaを超える0.2%の従来の弾性限界R0.2をともなう。この高い機械的強度は、成形性を犠牲にして得られるものではない、というのも、8011合金や8111合金と比べて、伸びは少なくとも同じであり、また破裂圧力は増すからである。
これらの高い力学的特性は、従来の垂直の半連続鋳造および熱間圧延によって得られる板から生産されるシートについても、ベルト間にせよ(「ベルト鋳造」)ロール間にせよ(「ロール鋳造」)、連続鋳造から出るシートについても得られる。ベルト間の連続鋳造はまた、熱間圧延も続いてくる。
ロール間の連続鋳造の場合において、熱間圧延されたあるいは未加工の鋳造のシートは、場合によっては、最終厚みでの成形性の低下の原因であり得る中心の偏析を減らすために、低温均質化(450℃と500℃の間)を受ける。この低温熱処理は、マンガンのないこれらの合金において場合によっては起こりうる中心の偏析を取り除くのに十分である。シートは、そのあとで最終厚みまで、あるいはシートが中間焼きなましを受ける0.5mmと5mmの間に含まれる中間の厚みまで冷間圧延される。マンガンを含む合金に反して、250℃と350℃の間、好ましくは280℃と340℃の間に含まれる比較的低い温度で、2時間を超える継続時間の間、この中間焼きなましを行うことが可能である。このような領域の温度は、文献、とりわけ先に記載された国際公開第02/064848号パンフレットにおいて記述されてはいるが、400℃を超える通常の領域よりも下に位置する。
本出願人は、より特徴的にはSi/Fe≧0.95のような組成のAlFeSi合金への、技術的に可能な際に中間焼きなましの除去を場合によってはともなう低温熱処理の適用が、通常の中間焼きなましと比べて少なくとも15%、明らかに改善される機械的強度に導くことを確認した。このより優れた機械的強度は、ISO規格2758にしたがって破裂圧力あるいはドームの高さによって測られる成形性を改善しながらも取得される。
最終焼きなましは、200℃と370℃の間に含まれる温度で、1時間と72時間の間に含まれる継続時間の間で行われる。焼きなましの継続時間は、の脱脂の質によって条件づけられる。最終焼きなましのあと、走査型電子顕微鏡での画像分析によって測定すると結晶粒の平均の大きさが3μm未満である、細かい結晶粒の構造が得られる。
低い温度での均質化あるいは均質化のないことと、低い温度でのあるいは完全になくされる中間焼きなましとの結合は、その経済的利点に加えて、結晶粒の細かい大きさの取得に有利であることが明らかになっている。結晶粒の大きさは、より高い温度での熱処理と比較しておよそ30%減少し、このことはしたがって、薄い厚みについて結晶粒界の数に関連する力学的特徴R0.2およびRmの増加に導く。この結晶粒は、伸びを犠牲にして作られるわけではない、というのも、厚みの中の結晶粒の数の増加は、の厚みのただ一つあるいは二つの結晶粒における局部的な損傷のおそれも制限するからである。
本発明によるは、優れた機械的強度および高い成形性を同時に必要とする応用例にとりわけ適合されるが、それはたとえば、とりわけ生の製品の包装用のふたのための多層の積層複合材、上栓用キャップ、あるいは家庭用アルミニウムの製造のようなものである。
合金の組成の影響を示す目的で、表1に示される組成(重量%)の、本発明による合金A製および8111タイプの合金B製の6.1mmの厚みの二つのシートを、ロール間で連続鋳造で製造した。
Figure 0004989221
シートは、2mmの厚みまで冷間圧延され、ついで320℃で5時間の中間焼きなましを受けた。シートはそのあとで、38μmの最終厚みまで複数の工程で冷間圧延された。シートはそのあとで、270℃で40時間の最終焼きなましを受けた。
それぞれの場合において力学的特徴を測定した。規格NF‐EN546‐2にしたがった破断強さRm(単位はMPa)、0.2%の従来の弾性限界R0.2、および伸びA(単位は%)、並びに規格ISO2758にしたがって測定される空気の破裂圧力Pe(単位はkPa)、およびドームの高さHd(単位はmm)。結果は表2に示される。
Figure 0004989221
8111タイプの合金Bに反して、合金A製シートの破断強さは、110MPaをはるかに超えていること、また弾性限界は70MPaを超えていることが確認される。さらに、破裂圧力および伸びもまたより優れており、したがって、この合金は強度があると同時に成形性がある。
ロール間の連続鋳造で、6.1mmの厚みの実施例1の合金A製のシートを鋳造した。シートはそのあとで、2mmの厚みまで冷間圧延された。シートの一部は、このタイプの合金について通常の、500℃で5時間の中間焼きなましを受けた。シートのその他の部分は、本発明による、320℃で5時間の中間焼きなましを受けた。シートの両方の部分はそのあとで、10.5μmの最終厚みまで複数の工程で冷間圧延された。シートの両方の部分はそのあとで、270℃で40時間の最終焼きなましを受けた。
実施例1におけるのと同じ特性を測定したが、その値は表3に示される。
Figure 0004989221
中間焼きなましの温度の低下が、機械的強度、伸び、破裂強度、および成形性の増加に同時に導くことが確認される。
走査型電子顕微鏡での画像分析によって測定される結晶粒の平均の大きさは、470℃での焼きなましについて3.6μm、そして320℃の焼きなましについて2.3μmである。低い温度での焼きなましについての力学的特徴の増加は、したがって、最終焼きなましの後に得られる結晶粒の大きさの減少に関係する。

Claims (16)

  1. 110MPaを超える破断強さR m を呈するように焼きなまされた、重量%で、Si:1.0‐1.5、Fe:1.0‐1.5、Cu<0.2、Mn<0.1、他の元素はそれぞれ0.05未満で合計で0.15未満、残りはAlからなる合金である、9μmより厚く、200μm以下の厚みの又はシート。
  2. 100MPaを超える破断強さR m を呈するように焼きなまされた、重量%で、Si:1.0‐1.5、Fe:1.0‐1.5、Cu<0.2、Mn<0.1、他の元素はそれぞれ0.05未満で合計で0.15未満、残りはAlからなる合金である、6μmから9μmの厚みの箔又はシート。
  3. μmと50μmの間に含まれる厚みをもつことを特徴とする、請求項1に記載の箔又はシート。
  4. 15MPaを超える破断強さRmを呈するように焼きなまされたことを特徴とする、請求項に記載の箔又はシート。
  5. 70MPaを超える弾性限界R0.2を呈することを特徴とする、請求項1からのいずれか一つに記載の箔又はシート。
  6. μmから15μmの厚みについて5%を超える破断伸びAを呈し、15μmから25μmの厚みについて10%を超える破断伸びAを呈し、25μmから50μmの厚みについて18%を超える破断伸びAを呈し、50μmから200μmの厚みについて20%を超える破断伸びAを呈することを特徴とする、請求項1、4、5のいずれか一つに記載の箔又はシート。
  7. 6μmから9μmの厚みについて3%を超える破断伸びAを呈することを特徴とする、請求項2または5に記載の箔又はシート。
  8. μmから15μmの厚みについて7%を超える破断伸びAを呈し、15μmから25μmの厚みについて15%を超える破断伸びAを呈し、25μmから200μmの厚みについて25%を超える破断伸びAを呈することを特徴とする、請求項に記載の箔又はシート。
  9. 6μmから9μmの厚みについて4%を超える破断伸びAを呈することを特徴とする、請求項7に記載の箔又はシート。
  10. 合金が、Si/Fe≧0.95の組成をもつことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の箔又はシート。
  11. 合金が、1.1%と1.3%の間に含まれるシリコン含有量および1.0%と1.2%の間に含まれる鉄含有量をもつことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の箔又はシート。
  12. 200μm未満の厚みをもつ、以下の組成(重量%)の、Al‐Fe‐Si合金製の薄いシートの製造方法であって:
    Si:1.0‐1.5、Fe:1.0‐1.5、Cu<0.2、Mn<0.1、他の元素はそれぞれ0.05未満で合計で0.15未満、残りはAlであり、
    板の垂直の半連続鋳造を行い続いて熱間圧延するか、あるいは、連続鋳造を行い続いて熱間圧延をして第一のシートの調製、250℃と350℃の間に含まれる温度での中間焼きなましをともなう最終厚みまでのこの第一のシートの冷間圧延、および、200℃と370℃の間に含まれる温度での最終焼きなましを含む製造方法。
  13. 280℃と340℃の間に含まれる温度での中間焼きなましを含むことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 合金が、Si/Fe≧0.95の組成をもつことを特徴とする、請求項12または13に記載の方法。
  15. 冷間圧延の前に、第一のシートが、450℃と500℃の間に含まれる温度での均質化を受けることを特徴とする、請求項1214のいずれか一つに記載の方法。
  16. シートが、ロール間の連続鋳造によって調製されることを特徴とする、請求項1215のいずれか一つに記載の方法。
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