JP4987763B2 - 分子量分布を重合過程中に調節する方法 - Google Patents

分子量分布を重合過程中に調節する方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、分子量分布を重合過程中に調節する方法に関し、より具体的には、分子量分布を重合過程中に上昇流熱交換器(up-flow heat exchanger)内で開始剤の存在下で調節する方法に関するものである。
スチレンの重合は幅広く多様なポリスチレン含有製品、例えばカップ、薄いフィルムおよび発泡体などを製造する時に用いられる材料を供給する非常に重要な産業工程である。ポリスチレンがそのように幅広い範囲の製品で用いられている理由は重合工程のパラメーターを微調整することができることによる。このように、重合条件を変えることにより、得られる重合体の物性を調節することができるので、これら重合条件における変化は最も重要である。ポリスチレンが特定の用途に適するか否かはそのような物性によって決定される。そのような重合体の特に重要な特性は重量平均分子量(Mw)、分子量分布(MWD)およびメルトフローインデックス(MFI)である。ポリスチレン材料が所望用途で望まれる製品の許容範囲内の特性を示すにはこれらの物性を調節して最適化する必要がある。
そのような特性を調節する1つの一般的な方法では、低分子量成分、例えば出発単量体、二量体および三量体などを所望重合体生成物から除去する工程を設ける必要がある。そのような成分を除去する1つの方法は真空蒸留である。真空蒸留では、この名前が意味するように、揮発性成分を除去する目的で生成物混合物を低い圧力に置く。瞬間揮発物除去(flash volatilization)として知られる別の方法は、残存する揮発性成分を更に除去する目的で低い圧力に加えて熱をかけることを伴い得る。そのような方法に加えて、化学的作用剤、例えば蒸気などを用いて揮発性成分を重合体生成物流れから除去することも可能である。そのようなアプローチの1つ以上を用いた方法は本技術分野で公知である。
下記文献1のToekes特許には、予熱器、熱交換器および低圧相分離装置(low-pressure phase separator)を用いてポリスチレンから低分子量成分を除去する方法が教示されている。
米国特許第3,311,676号明細書
Toekesは、前記予熱器で反応混合物を加熱しそして前記熱交換器で前記温度を減圧(前記相分離装置により発生する)下で維持している。この方法を用いると発泡体が生成し、それによって揮発物が迅速に除去され、かつ単量体およびエチルベンゼンの濃度が約1000ppm未満になる。
下記文献2のMertzinger特許には、単一段階の真空蒸留装置を用いて揮発物を重合体から除去する方法が開示されている。
米国特許第3,865,672号明細書
より重要なことには、その方法では下降流(down-flow)形態で運転される垂直な熱交換器が用いられている。下降流形態の場合、重合体混合物は垂直な熱交換器の上部に供給されそして揮発性成分は熱交換器の末端部に向かって下方に流れる混合物として取り出される。この装置では、前記混合物がさらされる温度はこれが下降流熱交換器の底部に向かって流れるにつれて高くなる。Mertzinger特許は、この方法を用いて揮発物濃度は約3000ppmに低下したと報告している。
下記文献3のHagberg特許には、下降流式ストランド揮発物除去装置(down-flow falling strand devolatilizer)が開示されている。
米国特許第3,928,300号明細書
この方法では、加熱した重合体を減圧下の槽の頂部に位置する多数の隙間を通して押出している。そのように重合体を隙間に通して押出すと混合物の表面積が増加し、揮発性成分の除去が助長される。
下記文献4のSosa他の特許(Sosa '813)(引用することによって本明細書に組み入れられる)には、熱交換器と揮発物除去装置を直列に配列した組み合わせを重合反応槽装置と協力させて用いることにより、残存する単量体含有量を減少させる方法および装置方法が開示されている。
米国特許第5,540,813号明細書
前記重合体混合物は前記反応槽装置を出た時点で上昇流型の熱交換器の中に入った後、減圧下の下降流熱交換器の中に入る。次に、この混合物はフープノズル多岐管(hoop nozzle manifold)を含有する2番目の揮発物除去装置に入る。このような方法では、種々のモジュール(modules)で温度を調節することにより、揮発性成分の実質的部分を除去することができるばかりでなくまたパラメーター、例えば分子量分布およびメルトフローインデックスなどを厳格に調節することができる。
しかしながら、生産性の向上を達成しようとして反応温度および揮発物除去温度を高くしていることにより生産温度が上限近くになる為、非常に問題を生じる。従って、本技術分野では、より高い温度を用いる必要も追加的工程段階を設ける必要もなく分子量、分子量分布およびメルトフローインデックスの厳格な制御を維持しながら揮発性成分の実質的部分の除去を可能にする方法が求められている。
本発明は従来技術の欠点を克服する重合体製造方法を提供するものである。
本方法は、好適な態様において、モノビニル芳香族重合装置(monovinyl aromatic polymerization system)から重合した単量体(polymerized monomer)と単量体を含んで成る生成物流れを取り出すことを包含する。この生成物流れは上昇流熱交換器の中に導入するが、この導入を、前記上昇流熱交換器内で起こる前記単量体の重合に影響を与える開始剤、例えば過酸化物などの存在下で行う。
1つの有利な態様では、前記開始剤が1番目の開始剤と2番目の開始剤を含み、前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:600から約50:600の範囲であり得る。より具体的な態様では、1つの部分における前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率は約0:400から約50:400の範囲であり、そして残りの部分における前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:200である。
特別な態様における1番目の開始剤は低温用開始剤であってもよくそして2番目の開始剤は高温用開始剤であってもよい。別法として、前記2番目の開始剤は中間温度用開始剤(intermediate-temperature initiator)であってもよい。
別の有利な態様では、本方法は、更に、前記上昇流熱交換器内で重合した単量体を生成させて2番目の生成物流れを生成させそしてこの2番目の生成物流れに揮発物除去を行うことにより、約2.8から約3.3の範囲の分子量分布を示す重合した単量体を生成させることを含む。
更に別の態様において、本発明は、ポリスチレンの製造方法を提供し、この方法はスチレン重合装置からポリスチレンとスチレンを含有する生成物流れを取り出し、そして前記生成物流れをスチレンの重合に影響を与える開始剤の存在下で上昇流熱交換器の中に導入することを包含する。
前記は、以下に示す本発明の詳細な説明を本分野の技術者がより良好に理解することができるように本発明の好適な特徴および代替特徴のかなり幅広い概略である。本発明の請求の範囲の主題を構成する本発明の追加的特徴を本明細書の以下に記述する。本分野の技術者は本発明の目的と同じ目的を実施するための他の構成を設計するか、或いは変更する時の基礎としてその開示した概念および具体的な態様を容易に使用することができることを理解するであろう。本分野の技術者はまたそのような均等な構成は本発明の最も幅広い形態の精神および範囲から逸脱しないことも認識するであろう。
この上に行った説明を添付図と共に参照することにより本発明の理解がより完全になるであろう。
最初に[図1]を参照して、撹拌型タンク反応槽装置110が備わっている本発明の重合装置100の図式図を示す。反応槽装置110は一組の1基以上のポリスチレン製造用反応槽を含んで成ることができる。反応槽110はフローライン(flowlines)120、121および122で貯蔵容器140、141および142につながっている。
本発明の態様では、ビニルベンゼンを貯蔵容器140からフローライン120で反応槽110に移送する。この態様では、また、1番目の開始剤を貯蔵容器141からフローライン121で反応槽110に移送することができる。2番目の開始剤をフローライン123で反応槽110に移送することができる。この態様では、反応槽装置110を約100℃から約160℃の範囲の温度で操作することができる。重合工程を反応槽110内で約4時間から約6時間の範囲の時間進行させる。この反応槽装置内の固体パーセントを監視することにより前記工程の個々の条件を決定することができる。本発明の態様では、反応槽装置110から出た時の固体パーセントが約60%から約70%の範囲になる。
特別な態様における開始剤は過酸化物系列の一員であり得る。特に有用な過酸化物にはパーエステル、パーケタールおよびパーオキシカーボネートが含まれる。そのような化合物はAkzo Nobel(300 South Riverside Rd.、シカゴ、イリノイ州)、ATOFINE Chemicals(Market Street、フィラデルフィア、ペンシルバニア州)、Aztec Peroxides,Inc.(7600 West Tidwell、ヒューストン、テキサス州)から商業的量で入手可能である。本分野の技術者に良く知られているように、そのような過酸化物は、種々の温度における分解速度を基にして選択される。そのような半減期に関する情報は供給業者から入手可能である。本方法を説明する時の低温用開始剤である過酸化物は約110℃から約120℃における半減期が約1時間の開始剤である。中間温度用開始剤の半減期は約120℃から約130℃の範囲において約1時間であってもよくそして高温用開始剤の半減期は約130℃を越える温度で約1時間であろう。
有利な態様における低温用開始剤は、1,1ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサン(Atofina Lupersol 531)[これが特に本方法で用いるに有用な低温用開始剤である]の如き低温用開始剤であってよい。この低温用開始剤の装置110の1つの反応槽における濃度は約0ppmから約600ppmの範囲であってよい。より具体的には、この低温用開始剤の濃度は約200ppmから約600ppmの範囲にしてもよい。他の態様では、この開始剤は1番目の部分と2番目の部分として反応槽装置110に導入することができる。このような態様では、1番目の部分を反応槽装置110の1つの反応槽に導入した後に2番目の部分を同じ反応槽に導入することもでき、或は1番目の部分を反応槽装置110の次の反応槽に導入した後に2番目の部分を反応槽に導入してもよい。如何なる場合にも、開始剤の1番目の部分の量を重合体生成物流れ中の濃度が約200ppmから約400ppmの範囲になるに充分な量にすべきである。開始剤の2番目の部分の量は生成物流れ中の濃度が約0ppmから約200ppmの範囲になるに充分な量であり得る。
本発明の他の態様では、本分野の技術者に公知の過酸化物である開始剤を高温用開始剤として含めることができる。特に有用な高温用開始剤には3,3ジ(t−ブチルパーオキシ)酪酸エチル(Atofina Lupersol 533)が含まれる。高温用開始剤を含める態様では、この高温用開始剤の濃度は反応混合物中約0ppmから約300ppmの範囲とすることができる。特別な態様では、高温用開始剤の濃度は約0ppmから約50ppmの範囲とすることができる。更に別の態様では中間温度用開始剤を含めることができる。特に有用な中間温度用開始剤にはOO−t−ブチル O−イソプロピル モノパーオキシカーボネート(TBIC)、2,2−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブタン(BU−50)および過安息香酸t−ブチル(TBP)が含まれ、その濃度は約0ppmから約300ppmである。
本発明の更に別の態様では、前記開始剤に開始剤の組み合わせを含めることができる。そのような態様では1番目の開始剤を低温用開始剤にし、そして2番目の開始剤を中間温度用開始剤または高温用開始剤のいずれかにすることができる。別法として、そのような開始剤の組み合わせを中間温度用開始剤と高温用開始剤にすることもできる。そのような態様では、低温用開始剤の濃度を約0ppmから約600ppmの範囲にすることができ、中間温度用開始剤の濃度を約0から約300ppmの範囲にすることができる。一方、高温用開始剤の濃度を約0ppmから約300ppmの範囲にすることができる。有利な態様では、低温用開始剤の濃度を約200ppmから約600ppmの範囲にすることができ、一方、中間温度用または高温用開始剤の濃度を約0ppmから約50ppmの範囲にすることができる。本分野の技術者は、前記濃度は限定するものでなく、以下に考察する望ましい特性を有する重合体生成物を生成する如何なる濃度も使用可能であることを理解するであろう。
好適な態様では、開始剤添加後、得られた重合体生成物の流れはフローライン125を通って熱交換器装置150に入る。熱交換器150は好適には上昇流の種類であり、この場合には、加熱された重合体生成物の流れが槽の底部から入って熱交換器150の中を上方に向かって流れて槽の頂部から出る。前記重合体生成物流れが熱交換器150の中に存在する滞留時間は好適には約15から約20分である。この滞留時間を、重合体流れ中の分子が熱交換器150の入り口から入って流れて熱交換器150の出口に至るまでに要する平均時間で測定する。この熱交換器150を約100℃から約230℃の範囲の温度でか或は重合を維持するに充分な温度で運転することができる。
他の態様では、開始剤を生成物流れとは別に熱交換器に導入することもできる。このような態様では、1種以上の開始剤をフローライン122および124から熱交換器150の中に直接導入する。開始剤を反応槽装置110に導入するのではなく熱交換器150に導入する場合には、生成物流れに存在する低温用開始剤の濃度が約0ppmから約70ppmの範囲になりそして高温用開始剤の濃度が約5ppmから約50ppmの範囲になるようにすることができる。
この上に行った説明で示したように、重合工程に導入する開始剤は反応槽装置110にか或は熱交換器150に直接導入可能である。この開始剤を反応槽装置110に導入する場合には、開始剤の濃度を生成物流れが熱交換器150に入る時に開始剤が存在するに充分な濃度にする。驚くべきことに、開始剤を熱交換器内に存在させると、得られる重合体の分子量分布およびメルトフロー特性の制御が向上する。
重合体生成物流れを熱交換器150に通した後、それをフローライン126に通して1つ以上の下流の熱交換器、例えば下降流熱交換器160などに流れ込ませることができる。下降流熱交換器160を約245℃の温度に維持し、そしてそれを瞬間揮発物除去(flash devolatilization)用タンク17−内に位置させて圧力を約20トールから約200トールの範囲に維持することができる。熱と低圧を組み合わせることにより、重合体流れが揮発物除去用タンク170を出る時に揮発性成分が揮発物除去ライン175を通って除去される。
前記重合体混合物が揮発物除去用タンク170内で少なくとも部分的に揮発物が除去された後、この混合物をまたフローライン127に通して下流に位置する2番目の揮発物除去装置180に送り込むことができる。特別な態様における下流の揮発物除去装置180にフープ下降ストランド形態を持たせることができる。この下流の2番目の揮発物除去装置180を約1トール未満から約20トールの圧力で操作する。追加的揮発性成分は蒸気ライン185に通して除去することができる。次に、重合体混合物を前記下流の2番目の揮発物除去装置180からフローライン128で仕上げ操作190、例えばペレタイザー(pelletizer)などに移送し、重合体生成物流れを冷却し、この時点で、これはさらなる処理または消費者への輸送の準備が出来ている。前記重合過程で化学的開始剤を熱重合と組み合わせて用いることにより、低温でも揮発物が除去されたモノビニル芳香族重合体、例えばポリスチレンなどが得られかつ重合体生成物のメルトフローインデックスおよび分子量分布を厳格に制御することが可能になる。
以下に示す表Iに、本発明の方法を用いたパイロットプラント操作の具体的な操作パラメーターを示し、かついろいろな特性を有する重合体生成物を得るには本方法の種々のパラメーターをどのように操作するかを示す。
初期実験を低温用開始剤と高温用開始剤の両方の存在下で実施した。これらの実験では、低温用開始剤である1,1−ジ−(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンを反応槽装置110に300ppmの濃度で加え、又高温用開始剤である3,3ジ(t−ブチルパーオキシ)酪酸エチルを50ppmの濃度で加えた。生成物を前記反応槽装置110の中に通して移動させながら温度を105℃から130℃に徐々に高くした。生成物流れが反応槽装置110から出た後、サンプルを取り出して数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)および分子量分布(MWD)を測定した。この時点におけるMnは約151,000であり、Mwは約361,000でありそしてMWDは2.4であった。重合体生成物流れは熱交換器150を通過した後および揮発物除去工程後に試験を行った。この最終重合体のMnは約124,000であり、Mwは約322,000であり、MWDは2.6でありそしてメルトフローインデックスは約1.66であった。
反応槽装置110における低温用開始剤の濃度を高くした時の効果を調査した。反応槽装置110における低温用開始剤である1,1−ジ−(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンの濃度を高くして400ppmにする一方、高温用開始剤である3,3ジ(t−ブチルパーオキシ)酪酸エチルの濃度を50ppmに維持した。生成物流れが反応槽装置110を出た後にサンプルを採取した。この段階で生成物流れが示したMnは約163,000であり、Mwは約363,000でありそしてMWDは2.2であった。この生成物流れが上流の熱交換器及び揮発物除去工程を通過した後の生成物は、驚くべきことに、約111,000のMn、約315,000のMwおよび2.8のMWDを示した。この生成物が示したメルトフローインデックスは1.79であった。
別の実験では、前記低温用開始剤の量を2等分した。1番目の分量の1,1−ジ−(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンは反応槽装置110内の濃度が200ppmになるに充分な量であり、前記反応槽装置110を113℃に維持した。同じ高温用開始剤を前記反応槽装置内の濃度が50ppmになるように添加した。次に、2番目の分量の前記低温用開始剤を107℃の温度で添加した。驚くべきことに、最終生成物が示したMwは高く、約331,000であったが、MWDは2.8で変化しなかった。このようにMWが高くなった理由は低温用開始剤の量を多くした結果、重合体が反応槽装置110を出た後に前記低温用開始剤が生成物流れの中に残存したことによると考えられる。
使用する低温用開始剤の濃度をより高くして同様な実験を行った。前記1番目の分量を2倍にして反応槽装置内の濃度を400ppmとする一方、高温用開始剤の濃度を50ppmのままにした。次に低温用開始剤の2番目の分量を生成物流れにおける低温用開始剤の濃度が200ppm高くなるに充分な量にして加えた。このような条件にすると、反応槽装置110を出た後のMWおよびMWDはそれぞれ約379,000から約393,000の範囲および2.1から1.9の範囲であった。しかしながら、最終生成物のMWは約325,000から約322,000の範囲にまで低くなる一方でMWDは3.0から3.1の範囲であった。この生成物が示したメルトフローインデックスは1.96から1.92の範囲であった。
前記低温用開始剤を高温用開始剤の存在なしに用いる別の組の実験を実施した。このケースでは、開始剤の量を反応槽装置110内に400ppmの濃度となるに充分な量にした。このような配合にすると反応槽装置110を出た後のMwが約385,000から約443,000の生成物流れが得られた。この時点のMWDは2.1から1.9の範囲であった。上流の熱交換器160及び揮発物除去過程を通過した後の最終生成物が示したMwは約324,000から約363,000であり、MWDは3.0−3.3でありそしてメルトフローインデックスは1.79から1.36であった。このような予想外な個々の結果は上昇流熱交換器150内での転化率が高くなったことによるものであると考えられる。
更に別の実験では中間温度用開始剤の効果を調べた。この実験では、低温用開始剤である1,1−ジ−(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンを反応槽装置110に400ppmの濃度で加え、OO−t−ブチル O−イソプロピル モノパーオキシカーボネート(TBIC)を50ppmの濃度で加えた。この場合、反応槽装置110を出た後の生成物流れが示したMwは432,611であった。MWDは2.3まで高くなった。このような配合を用いた時の最終重合体生成物が示したMwは約355,000であり、MWDは3.1でありそしてメルトフローインデックスは1.44であった。
上昇流熱交換器160内の開始剤濃度と数平均分子量Mnの変化の関係を調べた。この目的で、反応槽装置110を出た時点の生成物流れに残存する開始剤の定常状態濃度を推定した。その結果を表2に記録する。
生成物流れが上昇流熱交換器160内に存在する時の温度が比較的低いことはこの工程部分で反応する高温用開始剤の量は反応する低温用開始剤の量に比較して無視出来るほどであることを示していると考えられる。[図2]に、数平均分子量(Mn)の変化と上昇流熱交換器に到達した時点における未反応開始剤の推定量の間の関係を示す。この図は、驚くべきことに、反応槽装置110を出た後に低分子量種が実質的な分量で生成しことを示しており、これは熱交換器160内に開始剤が残存していることによるものである。
Figure 0004987763
Figure 0004987763
[図3]にも同様にMWDの変化と残存開始剤の間の関係を示す。反応槽装置を出た後の生成物流れが示した測定Mw値は前記実験条件の範囲に亙ってかなり一定のままであるが、反応槽装置と最終生成物の間のMWDの変化は一般にMn値の変化傾向と同じ傾向に従う。再び、MWDの変化と上昇流熱交換器内に残存する開始剤が相互に関係することが分かった。
[図2]および[図3]に示されている傾向は、重合体生成物流れが示す特性の制御を開始剤の濃度に関係させることができることを示している。一般的には、反応槽装置内で反応しないで残存して上昇流熱交換器内で反応する開始剤の量が多ければ多いほど生成物流れに含まれる低分子量種の量が多くなると考えられる。
本発明を詳細に記述してきたが、本分野の技術者は、最も幅広い形態の本発明の精神および範囲から逸脱することなくそれに関するいろいろ変化、置換および変更を成し得ることを理解するであろう。
本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
1. 重合体の製造方法であって、
モノビニル芳香族重合装置から重合した単量体と単量体を含んで成る生成物流れを取り出し、そして
前記生成物流れを前記単量体の重合に影響を与える開始剤の存在下に上昇流熱交換器の中に導入する、
ことを含んで成る方法。
2. 前記開始剤が前記生成物流れの約10ppmから約70ppmを構成する第1項記載の方法。
3. 前記生成物流れが前記開始剤を含有する第1項記載の方法。
4. 前記生成物流れを前記上昇流熱交換器に導入する前に前記開始剤の一部を1番目の反応槽に導入しそして前記開始剤の残りの部分を2番目の反応槽に導入することを更に含んで成る第3項記載の方法。
5. 前記開始剤が1番目の開始剤と2番目の開始剤を含む第4項記載の方法。
6. 前記1番目の開始剤が低温用開始剤であり、そして前記2番目の開始剤が高温用開始剤である第5項記載の方法。
7. 前記1番目の開始剤が低温用開始剤であり、そして前記2番目の開始剤が中間温度用開始剤である第5項記載の方法。
8. 前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:600から約50:600の範囲である第5項記載の方法。
9. 前記一部における前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:400から約50:400の範囲であり、そして前記残りの部分における前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:200である第5項記載の方法。
10. 前記上昇流熱交換器の操作温度が約100℃から約230℃の範囲である第1項記載の方法。
11. 前記上昇流熱交換器への前記生成物流れの導入が前記開始剤を前記生成物流れとは別に、前記上昇流熱交換器に導入することを含む第1項記載の方法。
12. 前記生成物流れが前記上昇流熱交換器内に存在する滞留時間が約15分から約20分の範囲である第1項記載の方法。
13. 前記開始剤が過酸化物である第1項記載の方法。
14. 前記過酸化物が低温用過酸化物と高温用過酸化物を含む第13項記載の方法。
15. 前記低温用過酸化物が1,1ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンであり、そして前記高温用過酸化物が3,3ジ(t−ブチルパーオキシ)酪酸エチルである第14項記載の方法。
16. 前記過酸化物が低温用過酸化物と中間温度用過酸化物を含む第13項記載の方法。
17. 前記低温用過酸化物が1,1ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンであり、そして前記中間温度用過酸化物がOO−t−ブチル O−イソプロピル モノパーオキシカーボネートである第16項記載の方法。
18. 前記上昇流熱交換器内で重合した単量体を生成させることで2番目の生成物流れを生成させ、そして前記2番目の生成物流れに揮発物除去を行い、約2.6から約3.3の範囲の分子量分布を示す重合した単量体を生成させることを更に含んで成る第1項記載の方法。
19. 揮発物除去が前記2番目の生成物流れを1番目および2番目の揮発物除去装置に逐次的に導入することを含んでなる第14項記載の方法。
20. 前記1番目および2番目の揮発物除去装置が下降流揮発物除去装置である第19項記載の方法。
21. ポリスチレンの製造方法であって、
スチレン重合装置からポリスチレンとスチレンを含んで成る生成物流れを取り出し、そして
前記生成物流れを前記スチレンの重合に影響を与える開始剤の存在下に上昇流熱交換器の中に導入する、
ことを含んで成る方法。
22. 前記開始剤が前記生成物流れの約10ppmから約70ppmを構成する第21項記載の方法。
23. 前記生成物流れが前記開始剤を含有する第21項記載の方法。
24. 前記生成物流れを前記上昇流熱交換器に導入する前に前記開始剤の一部を1番目の反応槽に導入し、そして前記開始剤の残りの部分を2番目の反応槽に導入することを更に含んで成る第23項記載の方法。
25. 前記開始剤が1番目の開始剤と2番目の開始剤を含む第24項記載の方法。
26. 前記1番目の開始剤が低温用開始剤であり、そして前記2番目の開始剤が高温用開始剤である第25項記載の方法。
27. 前記1番目の開始剤が低温用開始剤であり、そして前記2番目の開始剤が中間温度用開始剤である第25項記載の方法。
28. 前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:600から約50:600の範囲である第21項記載の方法。
29. 前記一部における前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:400から約50:400の範囲であり、そして前記残りの部分における前記2番目の開始剤と前記1番目の開始剤の比率が約0:200である第21項記載の方法。
30. 前記上昇流熱交換器の操作温度が約100℃から約230℃の範囲である第21項記載の方法。
31. 前記上昇流熱交換器への前記生成物流れの導入が前記開始剤を前記生成物流れとは別に、前記上昇流熱交換器に導入することを含む第21項記載の方法。
32. 前記生成物流れが前記上昇流熱交換器内に存在する滞留時間が約15分から約20分の範囲である第21項記載の方法。
33. 前記開始剤が過酸化物である第21項記載の方法。
34. 前記過酸化物が低温用過酸化物と高温用過酸化物を含む第33項記載の方法。
35. 前記低温用過酸化物が1,1ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンであり、そして前記高温用過酸化物が3,3ジ(t−ブチルパーオキシ)酪酸エチルである第34項記載の方法。
36. 前記過酸化物が低温用過酸化物と中間温度用過酸化物を含む第33項記載の方法。
37. 前記低温用過酸化物が1,1ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンであり、そして前記中間温度用過酸化物がOO−t−ブチル O−イソプロピル モノパーオキシカーボネートである第36項記載の方法。
38. 前記上昇流熱交換器内でポリスチレンを生成させて2番目の生成物流れを生成させ、そして前記2番目の生成物流れに揮発物除去を行って約2.8から約3.3の範囲の分子量分布を示すポリスチレンを生成させることを更に含んで成る第21項記載の方法。
39. 揮発物除去が前記2番目の生成物流れを1番目および2番目の揮発物除去装置に逐次的に導入することを含む第38項記載の方法。
40. 前記1番目および2番目の揮発物除去装置が下降流揮発物除去装置である第39項記載の方法。
本発明の重合装置を示す図式図。 平均分子量と残存開始剤濃度の間の関係を示す図。 分子量分布と残存開始剤濃度の間の関係を示す図。

Claims (4)

  1. 下記(1)〜(4)
    (1) モノビニル芳香族重合装置から、重合した単量体と単量体とを含む生成物の流れを取り出し、
    (2) 上記生成物の流れを、上記単量体の重合に影響を与える開始剤の存在下に、上昇流熱交換器中に導入して、この上昇流熱交換器中で重合した単量体を形成させて第2の生成物流を生成させ、
    (3) 上記の第2の生成物流の揮発物除去を行なって、分子量分布が2.8〜3.3の重合した単量体を生成させる
    段階を有する重合体の製造方法において、
    開始剤が過酸化物であり、この過酸化物が110〜112℃での半減期が1時間である低温用過酸化物と、130℃を越える温度での半減期が1時間である高温用過酸化物とを含む、ことを特徴とする方法。
  2. 低温用過酸化物が1,1−ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンであり、高温用過酸化物が3,3−ジ(t−ブチルパーオキシ)酪酸エチルである請求項に記載の方法。
  3. 下記(1)〜(4):
    (1) モノビニル芳香族重合装置から、重合した単量体と単量体とを含む生成物の流れを取り出し、
    (2) 上記生成物の流れを、上記単量体の重合に影響を与える開始剤の存在下に、上昇流熱交換器中に導入して、この上昇流熱交換器中で重合した単量体を形成させて第2の生成物流を生成させ、
    (3) 上記の第2の生成物流の揮発物除去を行なって、分子量分布が2.8〜3.3の重合した単量体を生成させる、
    段階を有する重合体の製造方法において、
    開始剤が過酸化物であり、この過酸化物が110℃〜112℃での半減期が1時間である低温用過酸化物と118〜130℃での半減期が1時間である中間温度用過酸化物とを含むことを特徴とする方法。
  4. 低温用過酸化物が1,1−ジ(t−アミルパーオキシ)シクロヘキサンであり、中間温度用過酸化物がOO−t−ブチル−O−イソプロピルモノパーオキシカーボネートである請求項に記載の方法。
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