JP4987489B2 - 包材供給装置 - Google Patents

包材供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4987489B2
JP4987489B2 JP2007001243A JP2007001243A JP4987489B2 JP 4987489 B2 JP4987489 B2 JP 4987489B2 JP 2007001243 A JP2007001243 A JP 2007001243A JP 2007001243 A JP2007001243 A JP 2007001243A JP 4987489 B2 JP4987489 B2 JP 4987489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging material
dancer roller
reel
material supply
current position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007001243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008168914A (ja
Inventor
一生 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP2007001243A priority Critical patent/JP4987489B2/ja
Publication of JP2008168914A publication Critical patent/JP2008168914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4987489B2 publication Critical patent/JP4987489B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Description

本発明は、間欠的に作動する包材繰出し装置に向けて、連続した包材を供給する包材供給装置に関する。
例えば、この種の包材繰出し装置は間欠運転型の縦形製袋充填包装機に備えられており、この包材繰出し装置は、包装機にて個々に物品が充填された袋を製造させるため、包装機の充填チューブに沿って円筒状の包材を間欠的に繰出す。ここで、包材の間欠繰出し長さは製造されるべき袋の長さに相当する。
一方、上述した包材繰出し装置は包材供給装置と組み合わせて使用され、この包材供給装置は包材繰出し装置に向けて包材を供給する。より詳しくは、包材供給装置は包材が巻回された包材リールと、この包材リールを回転させ、包材リールから包材を供給させるリールモータとを備え、図11に示されるようにリールモータは包材繰出し装置の間欠作動に拘わらず連続駆動され、包装機の1包装サイクル、つまり、包材繰出し装置の1繰出しサイクルに要求される包材長さだけ、1繰出しサイクルの全域を使用して包材リールから充填チューブに向けて包材を一定速度で供給させている。ここで、1繰出しサイクルは繰出し期間と繰出し停止期間とからなる。
このため、1繰出しサイクルが繰出し停止期間にあるとき、包材リールから供給される包材を一時的に蓄えるため、包材供給装置は包材リールから充填チューブに延びる包材供給経路中にダンサローラを備え、このダンサローラは包装機側での包材の繰出しと包材リールからの包材の供給との間の差に基づいて上下動する。
より詳しくは、図11から明らかなように、包材の繰出しが開始される時点にて、ダンサローラは下限位置に位置付けられ、一方、包材の繰出し作動が停止されたとき、ダンサローラは上限位置に位置付けられ、このようなダンサローラの上下動の範囲は、包材の繰出し速度及び包材の供給速度に関して、これら速度差が大きくなればなる程、また、製造すべき袋の長さが長くなればなる程、大きくなり、包材供給装置の大形化を招く。
上述の不具合を避けるため、ダンサローラの上下動の範囲を設定した下限値と上限値との間の範囲内に収めるべく包材供給装置側での包材供給速度を制御することが考えられ、このような速度制御には例えば、特許文献1に開示された被加工素材搬送制御を適用することができる。
ここで、特許文献1の搬送制御は、後段の加工装置からのタイミング信号の出力を受けた時点(位相時点)で、被加工素材供給側のモータ(リールモータに相当)の回転速度を加速又は減速させて、被加工素材における半円状ループの底部位置(ダンサローラの位置に相当)を所定の上下動範囲内に収めるようにしている。
特開昭60-12443号公報
前述した包材供給装置に特許文献1の搬送制御を適用した場合、包材供給装置は包装機側からのタイミング信号を受けて、リールモータの回転速度を制御することになるため、その包装機に専用のものとなり、他の包装機と組み合わせることは容易ではなく、汎用性に乏しい。
また、特許文献1の搬送制御に従えば、リールモータの回転速度は一定時間だけ加速又は減速されるため、ここでの加速又は減速に基づく包材の供給制御量は包材リールの径によって変化してしまい、ダンサローラの位置を所望の上下動範囲内に収めることは実際上不可能となる。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的するところは後段の間欠作動型の包材繰出し装置とは独立して、ダンサローラの上下動を所望の範囲内に収めることができ、その汎用性に優れた小形の包材供給装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の包材供給装置は、間欠的に作動する包材繰出し装置に向けて連続した包材を供給可能な包材リールと、包材繰出し装置の間欠作動中、包材リールを回転させて包材リールから包材を供給させるリールモータと、包材リールから包材繰出し装置に延びる包材供給経路に設けられ、包材繰出し装置の間欠作動中には包材繰出し装置での包材繰出し長さと包材リールからの包材の供給長さとの差に基づいて上下動するダンサローラと、このダンサローラの上下方向の現在位置を検出する検出手段と、この検出手段により検出したダンサローラの現在位置及びこダンサローラの上下速度に基づき、ダンサローラの下限位置を目標位置とし、目標位置から上方の所定高さに規定された設定上限位置までの範囲内にダンサローラの上下動を収めるべく前記リールモータの回転速度をフィードバック制御する制御手段とを備える(請求項1)。
上述の包材供給装置によれば、包材繰出し装置側で間欠作動、つまり、その包材の繰出し長さや繰出し速度等に拘わらず、ダンサローラの上下動は前述した所定の範囲内に収められる。
具体的には、フィードバック制御は、ダンサローラの目標位置と現在位置との間の差に基づく比例動作及びダンサローラの上下動速度に基づく微分動作を含み(請求項2)、そして、好ましくは、制御手段は、ダンサローラが上昇から下降に移行したことを示すダンサローラの検出上限位置と設定上限位置と間の差に基づき、前記比例動作及び前記微分動作のゲインをそれぞれ自動的に調整し(請求項3)。この場合のゲイン調整は、包材リールの径の減少に伴う包材リール1回転あたりの包材の供給長さの変化や包材繰出し装置の速度変化にフィードバック制御を対応させる。
更に、制御手段はゲイン調整を多段階にて行い、段階を経る毎にゲインの調整量が減少されるのが好ましく(請求項4)、この場合、ダンサローラの検出上限位置は上下動範囲の設定上限位置近傍に迅速且つ正確に収束する。
一方、制御手段は、ダンサローラの上下動速度の平均値に基づいて微分動作を行うことが望ましい(請求項5)。この場合、検出手段により検出したダンサローラの現在位置の変化、即ち、上下動速度が制御手段にてデジタル処理されるとしても、ダンサローラの上下動速度の平均値はダンサローラの実際の上下動速度に近似し、リールモータの回転速度に対するフィードバック制御はきめ細かく実施される。
請求項1,2の包材供給装置は、包材繰出し装置側からのタイミング信号を受けずとも、ダンサローラの上下動を所定の範囲内に収めることができるので、包材繰出し装置側との接続のための配線や、また、他の包材繰出し装置と組み合わせるための制御プログラムの変更等が不要となり、汎用性に優れ且つその小形化を図ることができる。
請求項3,4の包材供給装置は、ダンサローラの検出上限位置を所定の上下動範囲の上限に迅速且つ高精度に収束させることができ、そして、請求項5の包材供給装置はダンサローラの実際の上下動速度に則してリールモータの回転速度制御、即ち、ダンサローラの現在位置制御をきめ細かく実施することができる。
図1は縦形製袋充填包装機を概略的に示す。
包装機は鉛直方向に延びる充填チューブ10を備え、この充填チューブ10はその上部にフォーマ12が取り付けられている。このフォーマ12には後述する包材供給装置14からヒートシール可能なフィルム等の連続した包材Wが供給され、この包材Wはフォーマ12を通過する際、充填チューブ10を囲む円筒状に成形され、その両側縁が所定の形態で互いに重ね合わされる。
また、包装機はフォーマ12の下方に包材繰出し装置として包材フィーダ16を備え、この包材フィーダ16は充填チューブ10を両側から挟み込むように配置された一対のサクションベルト18を有する(図1中、一方のサクションベルト18のみが図示)。
包材フィーダ16は間欠的に駆動され、円筒状の包材Wを各サクションベルト18に吸着しながら充填チューブ10に沿って下方に繰出す。ここでの繰出し長さは製造すべき袋Pの長さに相当する。
更に、充填チューブ10の近傍には、一対のサクションベルト18間に縦シーラ20が配置され、この縦シーラ20はヒータブロックを含む。このような縦シーラ20は円筒状の包材Wが繰り出される際に、互い重ね合われている包材Wの両側縁をヒートシールし、包材Wに縦シールを形成する。それ故、この時点で、包材Wは完全な円筒状に成形される。
一方、充填チューブ10の下方には横シーラ22が配置されており、この横シーラ22は一対のヒータブロック24を有する。これらヒータブロック24は水平面内にて互い接離、即ち、開閉される。横シーラ22が閉位置にあるとき、充填チューブ10の下端から垂下された円筒状の包材Wは一対のヒータブロック24間に挟持され、この際、包材Wに横シールが形成される。
また、横シーラ22は横シールの形成後、包材Wを横シールの中央から切断する機能をも有する。それ故、円筒状の包材Wの繰出しと、横シールの形成及び包材Wの切断が繰り返されることで、円筒状の包材Wから所定の袋長を有した個々の袋Pが形成され、この袋Pはその上下に前述した横シールの切断から得られるトップシール及びボトムシールをそれぞれ有する。
一方、ボトムシールの形成後、円筒状の包材W内には充填チューブ10の上端から充填チューブ10を通じて所定量の物品が充填され、この結果、前述した個々の袋P内に物品が収容されることになる。
前述した包材供給装置14は包材Wが巻回された包材リールRを備えており、この包材リールRからは充填チューブ10のフォーマ12を経て包材フィーダ16に至る包材供給経路26が延びている。
包材リールRにはリールモータ28が減速機(図示しない)を介して接続されており、リールモータ28が駆動されたとき、包材リールRの回転に伴い、包材Wは包材リールRから包材供給経路26に沿い、前述した包材フィーダ16に向けて供給される。
ここで、リールモータ28は連続して駆動されるのに対し、包材フィーダ16は間欠的に作動することから、包材供給経路26にはダンサローラ30が配置されており、このダンサローラ30は上下動自在に支持されている。包材フィーダ16の作動が停止しているとき、ダンサローラ30が下降することで、包材リールRから供給される包材Wの余剰分が吸収して蓄えられ、一方、包材フィーダ16の作動中、ダンサローラ30は上昇し、蓄えられた包材W包材フィーダ16に向けて供給される。
即ち、包材リールRからの包材Wの供給速度は包材フィーダ16による包材Wの繰出し速度よりも低く、ダンサローラ30は包材フィーダ16の間欠動作が繰り出される度に上下動を繰り返す。
ここで、ダンサローラ30の上下動の拡大に起因した前述の不具合を解消するため、本実施例の包材供給装置14は、ダンサローラ30の上下動を所望の範囲に収めるべく、ダンサローラ30の現在位置の変化に基づいてリールモータ28の回転速度をフィードバック制御する。
それ故、包材供給装置14はダンサローラ30の現在位置を検出する検出手段、具体的にはリニアポテンショメータ32を備えており、このリニアポテンショメータ32の検出原理は図2に示されている。
具体的には、リニアポテンショメータ32は、半固定抵抗器であって、ダンサローラ30に連動して上下動すべくダンサローラ30に接続された可動電極32bを有し、この可動電極32bの出力電圧がダンサローラ30の高さ位置、即ち、現在位置を示すように構成されている。なお、図2に示されているようにダンサローラ30は運転開始位置と上限位置との範囲内にて上下動可能となっている。
リニアポテンショメータ32は、制御手段としてのコントローラ34に電気的に接続され、ダンサローラ30の現在位置を示す電圧信号をコントローラ34に出力し、一方、コントローラ34は前述したリールモータ28に電気的に接続され、リールモータ28に向けて回転制御信号を出力する。
図3は、コントローラ34にて実施されるフィードバック制御の制御ブロックを具体的に示す。
ここでの制御ブロックでは、ダンサローラ30の下限位置をその目標位置とし、この目標位置が減算部36に供給される。一方、減算部36にはダンサローラ30の現在位置が供給され、この現在位置はリニアポテンショメータ32の出力、即ち、検出値をA/D変換器38にてデジタル信号に変換した後、入力リミッタ40を経て減算部36に供給される。
減算部36は目標位置と現在位置との間の差Xを演算し、そして、演算した差Xは乗算部42,44にそれぞれ供給される。乗算部42は差Xに比例ゲインKpを乗算し、この乗算結果である制御量Cpを加算部46に供給する。
一方、乗算部44は差Xに基づいてダンサローラ30の上下動速度を演算し、この上下動速度を乗算部48に供給する。この乗算部48では上下動速度に微分ゲインKdを乗算し、この乗算結果である制御量Cdを前記加算部46に供給する。
ここで、乗算部44にて演算される上下動速度は、コントローラ34自体の演算周期毎に演算される上下動速度(dXi/dt)を所定期間(例えば20回の演算周期の期間)にて平均した平均値である。このようにして求められた上下動速度は、図4(a),(c)を比較すれば明らかなように、ダンサローラ30の実際の上下動速度に近似する。なお、図4(b)はコントローラ34の演算周期毎に演算される上下動速度を示す。
前述した加算部46では、フィードバック制御における比例動作及び微分動作に基づく制御量Cp,Cdが加算されて制御量Cpdとなり、この制御量Cpdは出力リミッタ50を経てD/A変換器52に供給される。このD/A変換器52はデジタルの制御量Cpdをアナログの電圧制御信号に変換し、この電圧制御信号をリールモータ28側のインバータ54に供給する。インバータ54は電圧制御信号を交流電圧への変換を介してリールモータ28に指令すべき回転速度指令値とし、この回転速度指令値をリールモータ28に供給する。従って、制御量Cpdに基づいた回転速度指令値に従い、リールモータ28の回転速度、即ち、包材リールRからの包材Wの供給量が制御される。
一方、包材Wの供給量と外乱、即ち、包材フィーダ16による包材Wの繰出し量と間に差が発生していれば、この差はダンサローラ30の現在位置の変化として現れ、このダンサローラ30の変化は減算部56にて算出される。包材Wの供給経路はダンサローラ30にて折り返されていることから、減算部56とリニアポテンショメータ32との間には補正部58が設けられ、この補正部58にて、ダンサローラ30の現在位置の変化は半分にされる。
包材供給装置14の作動中、ダンサローラ30の現在位置はリニアポテンショメータ32により常時検出されていることから、この検出した現在位置が前述したようにリールモータ28の回転速度に反映され、この結果、ダンサローラ30の現在位置は目標位置に一致すべくフィードバック制御される。
一方、前述した比例ゲインKp及び微分ゲインKdは、ダンサローラ30における上下動の範囲を所定範囲に収めるべく自動的に調整され、この自動調整はコントローラ34の包材供給制御ルーチン内にて実施される。
包材供給制御ルーチン
包材供給制御ルーチンは図5〜図8に示されており、これら図5〜図8を参照しながら包材供給制御ルーチンについて、以下に説明する。
先ず、コントローラ34はメモリ、比例ゲインKp及び微分ゲインKdを含む設定値及びフラグ等の初期化処理を実施する(ステップS0)。具体的には、ステップS0では、オートチューニングモード、オートチューニング完了信号及びステージの各フラグが初期化され、ここではオートチューニングモードはオフ(OFF)、オートチューニング完了信号はオン(ON)、そして、ステージは1に設定される。
この後、ダンサローラ30の現在位置がリニアポテンショメータ32の出力に基づいて検出され(ステップS1)、そして、検出した現在位置が予め設定されている運転開始位置を越えたか否かが判別され(ステップS2)。ここでの判別結果が真(Yes)の場合、包装機の運転、つまり、包材フィーダ16の間欠作動が開始されたことを示す。これに対し、ステップS2の判別結果が偽(No)の場合、包装機の運転が停止されていることを示し、コントローラ34はステップS1,S2を繰り返して実施する。
次に、ダンサローラ30の現在位置が上昇から下降に移行したか否かが判別される(ステップS3)。具体的には、ここでの判別は、次の条件が何れも満たされたとき真となる。
条件1:現在速度×前回速度≦0
条件2:現在位置<前回位置
ここでの現在速度及び前回速度はダンサローラ30の上下動の速度を示す。
ステップS3の判別結果が真になったとき、次の条件3,4の何れかが満たされたか否かが判別される(ステップS4)。
条件3:現在位置>設定上限位置+許容範囲
条件4:現在位置<設定上限位置−許容範囲
ここで、設定上限位置は前述した目標位置から上方の所定高さに規定され、許容範囲は設定上限位置に対して許容される許容誤差を示す。
ステップS4の判別結果もまた真の場合、つまり、ダンサローラ30の検出上限位置が設定上限位置から許容範囲を越えた上方又は下方に外れている場合、オートチューニングモードにオンが設定され(ステップS5)、次に、オートチューニングモードがオフであるか否かが判別される(ステップS6)。
ここで、オートチューニングモードは一旦オンに切り換えられた後、再びにオフに切り換えられない限りオンの状態に維持される。それ故、ステップS5からステップS6が実施される場合は勿論のこと、ステップS3,S4からステップS6が実施される場合でも、オートチューニングモードが既にオンに切り換えられていれば、ステップS6の判別結果は偽となり、図6のフローが実施される。
しかしながら、ステップS6の判別結果が真になれば、比例ゲインKp及び微分ゲインKdと現在位置とに基づいて制御量Cpdが演算される(ステップS7)。
そして、演算された制御量Cpdに基づく回転速度指令値がリールモータ28に供給され(ステップS8)、このリールモータ28の回転速度が制御される。それ故、この時点からリールモータ28が回転されることで、包材リールRから包材フィーダ16に向けて包材Wが供給され、ダンサローラ30の現在位置は目標位置となるように制御される。
図6のフローでは、先ず、オートチューニング完了信号にオフがセットされ(ステップS9)、次に、ステージが1であるか否かが判別される(ステップS10)、ここでステージには初期値として1がセットされているので、ここでの判別結果は真となり、前述のステップS3での場合と同様に、ダンサローラ30の現在位置が上昇から下降に移行したか否か、即ち、ダンサローラ30が検出上限位置にあるか否かが判別される(ステップS11)。ここでの判別結果が真の場合には、次のステップS12にて条件5が判別される。
条件5:現在位置>設定上限位置+範囲α
ここで、範囲αは前述した許容範囲よりも小さな値である。
ステップS12の判別結果が真の場合、比例ゲインKpに増分値Iαpが加算される一方、微分ゲインKdに増分値Iαdが加算され、そして、カウンタが0にリセットされる(ステップS13)。
これに対し、ステップS12の判別結果が偽の場合には、次のステップS14にて条件6が判別される。
条件6:現在位置<設定上限位置−範囲α
ステップS14の判別結果が真の場合、比例ゲインKpに増分値Iαpが減算される一方、微分ゲインKdに増分値Iαdが減算され、そして、カウンタが0にリセットされる(ステップS15)。
ステップS12,S14の判別結果が共に偽の場合、カウンタに増分値1が加算され(ステップS16)、そして、カウンタの値が所定値タイマに達した否かが判別される(ステップS17)。
前述のステップS5が実施され、図6のフローが最初に実施されるときには、ステップS17の判別結果は偽となるから、この後、オートチューニング完了信号にオンがセットされているか否かが判別される(ステップS18)。ここで、オートチューニング完了信号には前述のステップS9にてオフがセットされているから、ここでのステップS18の判別結果が偽となり、図5のステップS7以降のステップが繰り返して実施される。
しかしながら、ステップS18の判別結果が真の場合には、オートチューニングモードをオフにした後(ステップS19)、ステップS7以降のステップが実施される。
図6のステップS13又はS15が実施された後、図6のフローから図5のフローに復帰すれば、ステップS13又はS15にて変更された比例ゲインKp及び微分ゲインKdに基づいて制御量Cpdが演算され(ステップS7)、そして、ここでの制御量Cpdによってリールモータ28の回転速度が制御され(ステップS8)。
上述したゲインの増減を受け、ダンサローラ30の現在位置が設定上限位置±範囲αに収められると、この時点からステップS16が実施され、カウンタはその値が増加する。この後、カウンタの値が所定値タイマを越え、即ち、ダンサローラ30の検出上限位置が設定上限位置±範囲αに安定して維持されるようになると、ステップS17の判別結果は真となり、ステージに2が設定され、そして、カウンタの値は0にリセットされる(ステップS20)。
この後、ステップS3,4を経ても、オートチューニングモードはオンに維持されているので、ステップS6から図6のステップS10(図6)に至るものの、ここでは、前述したステップS20の実施により前記ステージに2が既に設定されているので、ステップS10の判別結果は偽となり、図7のフローが実施される。
即ち、ここで、ステップS21の判別結果が真となり、このステップS21以降の図7中2点鎖線で囲まれたステップS22〜S29が実施された後、図6のステップS18が実施される。ここで、ステップS22〜S29は図6中の2点鎖線で囲んだステップS11〜S17,S20にそれぞれ対応するが、ここでは、範囲αが範囲βに変更されているとともに、増分値Iαp,IαdがIβp,Iβdに変更され、そして、ステップS20に対応するステップS29にて、ステージに3に設定される点で異なる
範囲βは範囲αよりも小さな値であり、増分値Iβp,IβdはIαp,Iαdよりもそれぞれ小さい値をとる。
図5及び図7のフローが繰り返して実施され、ダンサローラ30の現在位置が設定上限位置±範囲βに安定して維持されると、ステップS29が実施され、このステップにてステージに3が設定される。
この後にあっても、図5のステップS6の判別結果は偽に維持されているので、図6,図7のフローが実施される。ここではステージに3が設定されているので、図6のステップS10、図7のステップS21の判別結果が偽となり、図8のフローが実施される。図8のフローでは、先ず、ステージが3であるか否か(ステップS30)の判別が実施されるが、ここでの判別結果は真となる。
ここで、図8中の1点鎖線で囲まれたステップS31〜S39は図6の1点鎖線で囲まれたステップのそれぞれと同様なものであるが、ここでは範囲αが範囲γに変更されているとともに、増分値Iαp,IαdがIγp,Iγdに変更され、そして、ステップS20に対応するステップS39にて、ステージに初期値である1が設定される点で異なる。
範囲γは範囲βよりも小さい値であり、増分値Iγp,IγdはIβp,Iβdよりもそれぞれ小さい値をとる。
図8のフローが繰り返して実施され、ダンサローラ30の現在位置が設定上限位置±範囲γに安定して維持され、ステップS39が実施されると、ステージに1が設定され、オートチューニング完了信号にオンが設定される。
ここで、オートチューニング完了信号にオンが設定されると、図6のフロー中、ステップS18の判別結果が真となるので、次のステップS19にて、オートチューニングモードはオフに設定される。それ故、この後にあっては、図5のフローにおいて、比例ゲインKp及び微分ゲインKdの変更を伴うことなく、制御量演算ステップ(ステップS7)が実施され、リールモータ28の回転速度制御(ステップS8)が継続される。
上述した比例ゲインKp及び微分ゲインKdの自動調整は、包材リールRの縮径に伴う包材Wの供給量の変動に起因したダンサローラ30の検出上限位置の更なる上昇を制限することになり、図9に示されるように図6〜図8の前述したオートチューニングが開始され、そして、このオートチューニングが完了すれば、ダンサローラ30の現在位置は目標位置と設定上限位置との間の範囲にて上下動を繰り返すことになる。
そして、設定上限位置を所望の値に設定することで、図10に示されるようにダンサローラ30の上下動の範囲は、本発明を実施しない場合に比べて小さく抑えることが可能となり、包材供給装置の小形化を図ることができる。
また、本発明の包材供給装置14は、包装機の包材フィーダ16側からタイミング信号を受けることなく独立して作動することから、包材供給装置14と包装機側とを電気的に接続する配線や、包装機に応じた制御プログラム等も不要となり、汎用性に優れた包材供給装置14の提供が可能となる。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、比例ゲインKp及び微分ゲインKdの自動調整は図6〜図8に示した3段階に限らず、2段階又は4段階以上にて自動調整するようにしてよいし、比例ゲインKp及び微分ゲインKdの具体的な調整は適宜変更して実施可能である。
また、ダンサローラ30の現在位置はリニアポテンショメータに限らず、他の検出器にて検出するようにしてもよい。
一実施例の包材供給装置と組み合わされた縦形製袋充填包装機を示す概略図である。 図1のリニアポテンショメータの検出原理を説明するための図である。 図1のコントローラにより実施されるフィードバック制御の制御ブロック図である。 ダンサローラの上下動速度を示し、(a)は、ダンサローラの実際の上下動速度、(b)はリニアポテンショメータの検出信号に基づきコントローラの制御周期毎に求めたダンサローラの上下動速度、(c)は(b)の上下動速度を平均化処理した上下動速度を示す。 図1のコントローラの包材供給制御ルーチンの一部を示すフローチャートである。 図5のフローチャートに続くフローチャートの一部である。 図6のフローチャートに続くフローチャートの一部である。 図7のフローチャートに続くフローチャートの一部である。 図5〜図8の包材供給制御ルーチンによるオートチューニングの働きを示したグラフである。 図9のオートチューニング効果を示したグラフである。 従来際の包材の間欠繰出し及び包材の連続供給に起因するダンサローラの上下動を説明するための図である。
符号の説明
16 包材フィーダ(包材繰出し装置)
28 リールモータ
30 ダンサローラ
32 リニアポテンショメータ(検出手段)
34 コントローラ(制御手段)
R 包材リール

Claims (5)

  1. 間欠的に作動する包材繰出し装置に向けて連続した包材を供給可能な包材リールと、
    前記包材繰出し装置の間欠作動中、前記包材リールを回転させることで前記包材リールから前記包材を供給させるリールモータと、
    前記包材リールから前記包材繰出し装置に延びる包材供給経路に設けられ、前記包材繰出し装置の間欠作動中には前記包材繰出し装置での包材繰出し長さと前記包材リールからの前記包材の供給長さとの差に基づいて上下動するダンサローラと、
    前記ダンサローラの上下方向の現在位置を検出する検出手段であって、前記ダンサローラに接続され且つ前記ダンサローラとともに上下動する可動子を含み、この可動子の高さ位置を前記現在位置として常時出力する検出手段と、
    前記検出手段により検出した前記ダンサローラの現在位置及び前記ダンサローラの上下動速度に基づき、前記ダンサローラの下限位置を目標位置とし、前記目標位置から上方の所定高さに規定された設定上限位置までの範囲内に前記ダンサローラの上下動を収めるべく前記リールモータの回転速度をフィードバック制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする包材供給装置。
  2. 前記フィードバック制御は、前記ダンサローラの前記目標位置と現在位置との間の差に基づく比例動作及び前記上下動速度に基づく微分動作を含むことを特徴とする請求項1に記載の包材供給装置。
  3. 前記制御手段は、前記ダンサローラが上昇から下降に移行したことを示す前記ダンサローラの検出上限位置と前記設定上限位置との間の差に基づき、前記比例動作及び前記微分動作のゲインをそれぞれ自動的に調整することを特徴する請求項2に記載の包材供給装置。
  4. 前記制御手段は前記ゲイン調整を多段階に行い、段階を経る毎にゲインの調整量が減少されることを特徴とする請求項3に記載の包材供給装置。
  5. 前記制御手段は、前記上下動速度の平均値に基づき前記微分動作を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の包材供給装置。
JP2007001243A 2007-01-09 2007-01-09 包材供給装置 Active JP4987489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001243A JP4987489B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 包材供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001243A JP4987489B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 包材供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008168914A JP2008168914A (ja) 2008-07-24
JP4987489B2 true JP4987489B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=39697395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007001243A Active JP4987489B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 包材供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4987489B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967863B2 (ja) * 2011-02-26 2016-08-10 株式会社トパック 自動包装機の繰出し装置
JP2015034010A (ja) * 2011-12-06 2015-02-19 株式会社イシダ 2つ以上の製袋ラインを有する製袋包装装置
JP6286965B2 (ja) 2013-09-18 2018-03-07 株式会社豊田自動織機 産業車両の車速制御装置
JP2016175672A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社イシダ 製袋包装機
JP7553124B2 (ja) 2022-11-02 2024-09-18 株式会社川島製作所 製袋充填包装機

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53353B2 (ja) * 1972-08-19 1978-01-07
JPS5215020Y2 (ja) * 1972-12-20 1977-04-05
JPS5636831Y2 (ja) * 1977-05-13 1981-08-29
JPS59118645A (ja) * 1982-12-23 1984-07-09 Fuji Tekkosho:Kk シ−ト状物速度差整合装置
JPS59118642A (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 Hitachi Seiko Ltd フイルム用印刷機における可動ロ−ルの駆動装置
JPS60118565A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 Fuji Tekkosho:Kk シ−ト状物速度差吸収用アキユムレ−タ
JPS61923U (ja) * 1984-06-08 1986-01-07 株式会社 太洋商会 原反繰出装置を備えた製袋機
JPS61254455A (ja) * 1985-04-01 1986-11-12 Asano Kenkyusho:Kk 熱成形機・トリミングプレス機連装装置の成形樹脂シ−トたるみ調整装置
JPS61264514A (ja) * 1985-05-17 1986-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜製造装置
JPS62244858A (ja) * 1986-04-15 1987-10-26 Toshiba Corp 連続加工処理ラインのリザ−バ−制御装置
JP2565729B2 (ja) * 1987-12-29 1996-12-18 トタニ技研工業株式会社 プラスチックフイルム、紙などの連続ウエブ送り装置
JPH03128848A (ja) * 1989-10-12 1991-05-31 Toshiba Corp ダンサロール制御装置
JPH05229704A (ja) * 1992-02-15 1993-09-07 Daido Steel Sheet Corp ストリップルーパー
BR9611730A (pt) * 1995-11-17 2000-03-28 Fmc Corp Aparelho e método para o controle da velocidade de uma manta
JP3601169B2 (ja) * 1996-02-28 2004-12-15 株式会社片岡機械製作所 帯状シート供給装置
JP3697799B2 (ja) * 1996-11-20 2005-09-21 ソニー株式会社 ロールシートの巻出し装置
JPH10244339A (ja) * 1997-02-28 1998-09-14 Miyazaki Tekko Kk 撚線製造装置
JP2001296102A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Nsd Kk ダンサーロール用位置検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008168914A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4987489B2 (ja) 包材供給装置
EP2729370A1 (en) Wrapping method
US8525461B2 (en) Motor control device
US20110180649A1 (en) Built-in module for inverter and having tension control with integrated tension and velocity closed loops
JPH10277740A (ja) パルスアーク溶接装置
US10315876B2 (en) Roller-to-roller conveyance control apparatus
JP4091020B2 (ja) ロール制御装置
JP2011057320A (ja) エレベータ
US20020077237A1 (en) Bag making machine with web tension control and method
JP2832162B2 (ja) 自動包装機のシール間隔自動調整装置
US5813586A (en) Apparatus and method for controlling web speed
JP2009096491A (ja) 包材供給装置
JP2001213403A (ja) 縦形製袋充填包装機の包材繰出し制御装置
JP3726474B2 (ja) 自動張力制御装置および自動張力制御方法
JP2004277022A (ja) 糸を移すための糸振込方法および糸振込装置
JPH0428671A (ja) 伝動ベルト成形における巻付けコードの繰出し制御方法
TWI740770B (zh) 控制裝置
JPH0891306A (ja) 製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置
CA2236742C (en) Apparatus and method for controlling web speed
CN207191616U (zh) 一种滴灌带包装机
JP4402325B2 (ja) 充填包装装置及びその制御方法
JPH0532237A (ja) 横型製袋充填包装機における停止位置制御方法及び装置
JP3570498B2 (ja) 長手物体の巻き取り装置
JPH10286716A (ja) シャーラインの通板速度補正方法及びシャー制御装置
JPH0564476A (ja) 電動機の速度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120418

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4987489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250