JPH03128848A - ダンサロール制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はシート搬送ロール機のダンサロール制御装置に
関する。

（従来の技術） 従来の技術においてはダンサロールの補正の量及び変化
率が製品の品質上杵される速度変動量以内となるように
設定され、且つこの設定値が固定値であるため、前段の
不定期的張力変動の大きさによってはダンサロール制御
が追従できず、不具合いが生じることがある。

即ち、設定されたダンサロールの補正の量、及び変化率
より大きな張力変動が前段で発生した場合、ダンサロー
ル位置がダンサロール上限又は下限に達し、機械保護の
問題からシート搬送ロール機を停止させるという最悪の
事態となり、多大な作業損失が発生する。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記事由に基づいてなされ、前段で発生する張
力変動によって生しるダンサロールの変動位置がダンサ
ロール上限又は下限に達しないように、ダンサロール制
御を行なうことのできるダンサロール制御装置を提供す
る。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明はダンサロール上限手前位置に取付けられてダン
サロールが上限手前位置に達したことを検出して信号を
発生するダンサロール上限手前位置検出器と、ダンサロ
ール下限手前位置に取付けられてダンサロールが下限手
前位置に達したことを検出して信号を発生するダンサロ
ール下限手前位置検出器と、ダンサロール上限手前位置
検出器とダンサロール下限手前位置検出器の発生信号を
受けてダンサロール制御回路のダンサロールの補正の量
と変化率を切替えるダンサロール補正量切替回路とを具
備し、前段で発生する張力変動によって生じるダンサロ
ールの変動位置がダンサロールの上限又は下限位置に達
しないことを特徴としたダンサロール制御装置である。

（作　用） 不定期的に張力変動が生じる機構を前段に有しているダ
ンサロール制御方式のシート搬送ロール機において、ダ
ンサロールの上限手前位置及び下限手前位置を検出し、
ダンサロール上限手前位置検出器と下限手前位置検出器
の発生信号を受け、ダンサロールの補正の量及び変化率
を切替えてダンサロールを制御する。

（実施例） 次に本発明の一実施例を説明する。第１図はシート材ｌ
を搬送するロール機２と、ロール機２の前段に配置され
張力を変動させる張力変動機構３と、張力変動機構３及
びロール機２の間に設置されシート材ｌの張力に対応し
て上下に移動するダンサロール７と、ダンサロール７に
取付けられてダンサロール７の位置に対応した出力信号
を発生するダンサロール位置検出器８と、ダンサロール
位置検出器８の出力信号によってロール機２の回転速度
を制御するダンサロール制御回路９と、ダンサロール７
の上限手前位置を検出するダンサロール上限手前位置検
出器１２と、ダンサロール７の下限手前位置を検出する
ダンサロール下限手前位置検出器１３と、ダンサロール
下限手前位置検出器１３又はダンサロール上限手前位置
検出器１２の信号を切換えてダンサロール制御回路９に
補正指令を与えるダンサロール補正量切替回路１４と、
予め定めた速度設定器６の設定値とダンサロール制御回
路９の出力値とを比較しロール機駆動装置４に速度設定
信号を出力するロール機制御装置５とを具備してなるダ
ンサロール制御装置を示している。

この様に構成されたものにおいては前段の張力変動によ
って生じるダンサロール７の変動位置が通常位置の場合
、即ちダンサロール上限手前位置又は下限手前位置に達
していない状態ではダンサロール上限手前位置検出器１
２及びダンサロール下限手前位置検出器１３が信号を発
生していないため、ダンサロール７の補正の量及び変化
率は製品の品質上杵される緩やかな速度変動量となる設
定値でダンサロール制御されるものとなる。

一方、前段の張力変動が大きく発生した場合で、張力変
動によって生じるダンサロール７の変動位置がダンサロ
ール上限手前位置又は下限手前位置に達した場合には、
ダンサロール上限手前位置検出器１２又はダンサロール
下限手前位置検出器１３が信号を発生する。ダンサロー
ル上限手前位置検出器１２又はダンサロール下限手前位
置検出器１３の発生信号を受け、ダンサロール補正量切
替回路１４が動作し、ダンサロール制御回路９のダンサ
ロールの補正の量及び変化率を大きくすることにより、
ダンサロールの変動位置がダンサロールの上限位置又は
下限位置に達しないようにダンサロール制御を行なう。

又、ダンサロールの位置が、上限手前位置又は下限手前
位置以下に復帰すれば、ダンサロール上限手前位置検出
器１２及びダンサロール下限手前位置検出器１３の信号
が発生しなくなるため、再度製品の品質上杵される緩や
かな速度変動量となる設定値でダンサロール制御される
。

即ち、５はロール機駆動装置４の回転速度を制御するこ
とにより、ロール機２の回転速度を制御するロール機制
御装置であり、６はロール機２の回転速度を設定する速
度設定器、７はダンサロールで、シート材１の張力に対
応して上・下移動する機構のものである。また、８はダ
ンサロール７に取付けられダンサロール７の位置に対応
した出力信号を発生するダンサロール位置検出器で例え
ばセルシン発信器である。９はダンサロール位置検出器
８の出力信号を受け、ダンサロール７の位置に応じて速
度設定器６の指令に対してロール機２の回転数を修正す
る信号を発生するダンサロール制御回路、１０はダンサ
ロール７の補正変化率を設定、即ちダンサロール制御回
路９の応答ゲインを設定するダンサロール補正変化率設
定回路、１１はダンサロール７の補正量を設定、即ちダ
ンサロール制御回路９の出力制限値を設定するダンサロ
７− −ル補正量設定回路、１２はダンサロール７の上限手前
位置を検出し、信号を発生するダンサロール上限手前位
置検出器で例えばリミットスイッチである。１３はダン
サロール７の下限手前位置を検出し、信号を発生するダ
ンサロール下限手前位置検出器で例えばリミットスイッ
チである。１４はダンサロール上限手前位置検出器１２
及びダンサロール下限手前位置検出器１３の発生信号を
受け、ダンサロール補正変化率設定回路ｌＯ及びダンサ
ロール補正量設定回路１１の設定値を切替えるダンサロ
ール補正量切替回路である。

以上の構成により前段の張力変動が大きく発生した場合
でも、ダンサロール７の変動位置が上限位置又は下限位
置に達しない様、ダンサロール制御を行なうことが可能
となる。

以上の動作により張力変動が大きく発生した場合でも、
ダンサロール７が上限又は下限位置に達する為に生じる
シート搬送ロール機の停止を防止することができ、従来
の停止により発生する多大な作業損失を無くすことがで
きる。

８− 〔発明の効果〕 本発明によれば前段の張力変動に伴うダンサロールの変
動位置によってダンサロールの補正変化率及び補正量を
切替えることにより、ダンサロールを上限又は下限位置
にすることなく、ダンサロール制御を行なうことができ
、シート搬送ロール機を停止させることによる多大な作
業損失を無くすことができ、且つダンサロール位置が通
常位置の場合には製品の品質上杵される緩やかなダンサ
ロール制御が行なえる効果的な制御装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すダンサロール制御装置
の構成図である。 ３・・・張力変動機構、４・・・ロール機駆動装置５・
・・ロール機制御装置、６・・・速度設定器７・・ダン
サロール、 ８・・・ダンサロール位置検出器、 ９・・・ダンサロール制御回路、 １０・・・ダンサロール補正変化率設定回路、１１・・
・ダンサロール補正量設定回路、１２・・・ダンサロー
ル上限手前位置検出器、１３・・・ダンサロール下限手
前位置検出器、Ｉ４・・・ダンサロール補正量切替回路
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シート材を搬送するロール機と、このロール機の前段に
   配置され張力を変動させる張力変動機構と、この張力変
   動機構及び前記ロール機の間に設置され前記シート材の
   張力に対応して上下に移動するダンサロールと、このダ
   ンサロールに取付けられて前記ダンサロールの位置に対
   応した出力信号を発生するダンサロール位置検出器と、
   このダンサロール位置検出器の出力信号によって前記ロ
   ール機の回転速度を制御するダンサロール制御回路と、
   前記ダンサロールの上限手前位置を検出するダンサロー
   ル上限手前位置検出器と、前記ダンサロールの下限手前
   位置を検出するダンサロール下限手前位置検出器と、こ
   のダンサロール下限手前位置検出器又は前記ダンサロー
   ル上限手前位置検出器の信号を切換えて前記ダンサロー
   ル制御回路に補正指令を与えるダンサロール補正量切替
   回路と、予め定めた速度設定器の設定値と前記ダンサロ
   ール制御回路の出力値とを比較し、前記ロール機の駆動
   装置に速度設定信号を出力するロール機制御装置とを具
   備してなるダンサロール制御装置。