JP2000202514A - 被圧延材料を間欠送りする際の圧延機のロ―ル隙間量制御方法 - Google Patents

被圧延材料を間欠送りする際の圧延機のロ―ル隙間量制御方法

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JP2000202514A
JP2000202514A JP11003138A JP313899A JP2000202514A JP 2000202514 A JP2000202514 A JP 2000202514A JP 11003138 A JP11003138 A JP 11003138A JP 313899 A JP313899 A JP 313899A JP 2000202514 A JP2000202514 A JP 2000202514A
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JP
Japan
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roll
roll gap
rolled
feed
control device
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JP11003138A
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English (en)
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Seiji Nishi
誠治 西
Akira Aihara
章 相原
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被圧延材料を間欠送りする際のロールマーク
発生を防止し、板厚精度を確保する。 【解決手段】 被圧延材料の送り停止時にはロール隙間
量を被圧延材料の送り時のロール隙間量よりも大きくし
てロールマークの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、被圧延材
料を間欠送りする際の圧延機のロール隙間量制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来においては、圧延機の稼動中は被圧
延材料を定速で送るのが基本であり、板厚精度を確保す
るため、被圧延材料の送り速度、圧延荷重、板厚、張力
等の変化に対応してロール隙間量を設定する自動制御系
が設けられている(例えば、特開平6−226316号
公報、特開平8−238514号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被圧延
材の定速送りを基本とした従来の圧延技術では、例えば
圧延機の出側で被圧延材料を定寸で切断するために被圧
延材料の送りを止める間欠送りを行った場合、被圧延材
の送りを止めている最中に被圧延材料にロールマーク
(ロール圧痕)が発生し、板厚精度が確保されないと言
う問題があった。
【0004】この出願の発明は、上記問題を解決するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、被圧延材料を間欠送りする際、被圧延材料の送り
停止時にはロール隙間量を被圧延材料の送り時のロール
隙間量よりも大きくしてロールマーク発生を防止するこ
とを特徴とする、被圧延材料を間欠送りする際のロール
隙間量制御方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この出願の発明のロール隙
間量制御方法について、図を参照して詳細に説明する。
【0007】図1は、圧延機Aの概略構成を示すもので
ある。圧延機の上ロール1は固定の一対の軸受により回
転自在に支承され、またその下ロール2は昇降自在な一
対の軸受により昇降自在に支承される。上ロール1およ
び下ロール2には電気作動の駆動装置3および4がそれ
ぞれ連結され、駆動装置3および4はロール速度制御装
置5から付与される指令信号S1に応じてロール1およ
び2を回転させる。
【0008】ロール速度制御装置5には、上ロール速度
センサ6の出力信号S2と、下ロール速度センサ7の出
力信号S3と、図2に示すように圧延機Aの出側に位置
する切断機Bの制御装置8が出力する指令信号S4が入
力される。指令信号S4はロール回転とロール停止の何
れかを指令する。
【0009】図2に示すように、切断機Bには圧延機A
の出側における被圧延材料Cの送り長さセンサ9が備わ
っており、切断機Bの制御装置8は、センサ9の出力信
号S13に基づき被圧延材料Cの送り開始からの送り長
さを計測し、被圧延材料Cの送り開始からの送り長さが
L1になったとき、指令信号S4をロール回転からロー
ル停止に切替える。そして、切断機Bの制御装置8は、
被圧延材料Cの切断を終えかつ搬出を完了したとき、指
令信号S4をロール停止からロール回転に切替える。更
に、切断機Bの制御装置8は、出力信号S13に基づき
被圧延材料Cの送りが停止か否かを判別し、送りが停止
したときから送りが再開するまでの間送り停止信号S5
をオンにする。
【0010】ロール速度制御装置5は、図4に示すよう
に、指令信号S4がロール停止からロール回転に切換わ
ったことに応答してロール速度を所定の加速パターンで
ゼロから定常ロール速度(例えば250mm/秒)まで
加速し(図4の線a−b−c)、その後指令信号S4が
ロール回転からロール停止に切換わったことに応答して
ロール速度を所定の減速パターンで定常ロール速度から
ゼロまで減速する(図4の線c−d−e−f)。
【0011】而して、切断機Bから搬出される板の長さ
は、指令信号S4がロール回転からロール停止に切換わ
ってからロール速度がゼロとなるまでの間の被圧延材料
Cの送り長さL2を上記長さL1に加算した値となる。
【0012】下ロール2を支承する一対の軸受は一対の
油圧シリンダ装置10、11の可動部材により支持さ
れ、油圧シリンダ装置10、11に付与する油圧の調整
により下ロール2を昇降させてロール隙間(上ロール1
と下ロール2の間の隙間)を増減させる。油圧シリンダ
装置10、11に付与する油圧を調整する電気作動の油
圧制御装置12は、ロール隙間量制御装置13から付与
される指令信号S6に応じて油圧を調整する。
【0013】ロール隙間量制御装置13には、ロール隙
間量指令器14が出力する指令信号S7と、ロール位置
センサ14、15の出力信号S8、S9と、ロール速度
センサ6、7の出力信号S2、S3と、切断機Bの制御
装置8が出力する送り停止信号S5とが入力されるほ
か、図3に示すように、図示しない入側板厚センサの出
力信号S10、入側板張力センサの出力信号S11、圧
延荷重センサの出力信号S12が入力される。
【0014】図3に示すように、ロール隙間量制御装置
13には、入側板厚検出器13A、ロール速度検出器1
3B、入側板張力検出器13C、圧延荷重検出器13
D、送り停止時間検出器13Eおよびロール隙間量検出
器13Fと、検出器13A〜13Eの各出力に応じて補
正量を算出する補正量算出器13a〜13eが備わって
いる。被圧延材料の送り停止時に発生するロールマーク
の大きさは、送り停止時間が長い程大きくなるほか、圧
延荷重や板厚等が大きくなる程大きくなるので、補正量
算出器13a〜13dと補正量算出器13eとの間では
補正量情報の参照が行われており、送り停止信号S5が
オンであるときには補正量算出器13eが補正量算出器
13a〜13dで算出された補正量を加味した補正量を
算出して出力すると共に補正量算出器13a〜13dの
出力が停止するようになっている。補正量算出器13a
〜13dは、送り停止信号S5がオフのときに出力す
る。
【0015】ロール隙間量制御装置13は、送り停止信
号S5がオフのときには、指令信号S7が表すロール隙
間量指令値に補正量算出器13a〜13dが算出した補
正量を加算した値とロール隙間量検出器13Fが検出し
た値との差に対応した補正制御量を油圧制御装置12に
指令する。また、送り停止信号S5がオンのときには、
指令信号S7が表すロール隙間量指令値に補正量算出器
13eが算出した補正量を加算した値とロール隙間量検
出器13Fが検出した値との差に対応した補正制御量を
油圧制御装置12に指令する。
【0016】而して、ロール隙間量は、図4に示すよう
に、送り停止信号S5がオンのときは送り停止信号S5
がオフのときに比べて増加され、被圧延材料Cのロール
マーク発生が防止される。
【0017】尚、以上に説明した具体例では、ロール速
度、圧延荷重、板厚、送り停止時間等の板厚精度に影響
する圧延条件の変化に応じてロール隙間量を自動的の補
正するため、検出器13A〜13Eや補正量算出器13
a〜13eを設けたが、ロール速度、圧延荷重、板厚、
送り停止時間等が実質的に変化しない場合には、送り停
止時のロールマーク発生の防止に必要な一定の補正量を
予め求めておき、送り停止に応じてロール隙間量を求め
ておいた一定補正量だけ補正することとしてもよい。
【0018】また、この出願の発明の適用範囲は、被圧
延材料を一定長さに切断する場合に限定されるものでは
ない。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の発明
によれば、被圧延材料を間欠送りする際のロールマーク
発生を防止し、板厚精度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明に従う圧延機の概略構成を示す
図である。
【図2】この出願の発明に従う切断機の概略構成を示す
図である。
【図3】図1のロール隙間量制御装置に詳細を示すブロ
ック図である。
【図4】指令信号S4および送り停止信号S5の変化
と、それに伴うロール速度、ロール隙間量の関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
A・・・圧延機 B・・・切断機 5・・・ロール速度制御装置 12・・・ロール隙間量制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延材料を間欠送りする際、被圧延材
    料の送り停止時にはロール隙間量を被圧延材料の送り時
    のロール隙間量よりも大きくしてロールマーク発生を防
    止することを特徴とする、被圧延材料を間欠送りする際
    のロール隙間量制御方法。
JP11003138A 1999-01-08 1999-01-08 被圧延材料を間欠送りする際の圧延機のロ―ル隙間量制御方法 Pending JP2000202514A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111604379A (zh) * 2020-04-24 2020-09-01 太原晋西春雷铜业有限公司 四辊冷轧机辊系压靠辊印控制方法

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