JPH11123814A - 印刷機のインフィードロール制御装置 - Google Patents
印刷機のインフィードロール制御装置Info
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- JPH11123814A JPH11123814A JP29116697A JP29116697A JPH11123814A JP H11123814 A JPH11123814 A JP H11123814A JP 29116697 A JP29116697 A JP 29116697A JP 29116697 A JP29116697 A JP 29116697A JP H11123814 A JPH11123814 A JP H11123814A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インフィードロールの加減速時および定常印
刷時において、ウェブの張力変動およびダンサの位置変
動を小さく抑えることができる印刷機のインフィードロ
ール制御装置を提供すること。 【解決手段】 本発明による印刷機のインフィードロー
ル制御装置20は、追従速度指令入力手段1と、駆動速
度フィードバック信号入力手段2とを備える。追従速度
指令入力手段1には、追従速度比例ゲイン演算手段7が
接続され、追従速度指令入力手段1および駆動速度フィ
ードバック信号入力手段2には差速度比例ゲイン演算手
段8が接続されている。また、追従速度比例ゲイン演算
手段7および差速度比例ゲイン演算手段8には全体ゲイ
ン演算手段14が接続され、全体ゲイン演算手段14に
はインフィードロール速度指令手段15が接続されてい
る。
刷時において、ウェブの張力変動およびダンサの位置変
動を小さく抑えることができる印刷機のインフィードロ
ール制御装置を提供すること。 【解決手段】 本発明による印刷機のインフィードロー
ル制御装置20は、追従速度指令入力手段1と、駆動速
度フィードバック信号入力手段2とを備える。追従速度
指令入力手段1には、追従速度比例ゲイン演算手段7が
接続され、追従速度指令入力手段1および駆動速度フィ
ードバック信号入力手段2には差速度比例ゲイン演算手
段8が接続されている。また、追従速度比例ゲイン演算
手段7および差速度比例ゲイン演算手段8には全体ゲイ
ン演算手段14が接続され、全体ゲイン演算手段14に
はインフィードロール速度指令手段15が接続されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブオフセット
印刷機のインフィードロール制御装置に係り、とりわけ
インフィードロールの加減速時におけるウェブの張力変
動およびダンサの位置変動を減少させるとともに、定常
印刷時におけるウェブの張力変動を抑えることができる
印刷機のインフィードロール制御装置に関する。
印刷機のインフィードロール制御装置に係り、とりわけ
インフィードロールの加減速時におけるウェブの張力変
動およびダンサの位置変動を減少させるとともに、定常
印刷時におけるウェブの張力変動を抑えることができる
印刷機のインフィードロール制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のウェブオフセット印刷機
のインフィードロール制御装置を示すブロック図であ
る。図2に示すように、従来装置50は、追従速度指令
入力手段51と、ダンサ位置入力手段53と、ダンサ位
置フィードバック信号入力手段54とを備え、追従速度
指令入力手段51には追従速度比例ゲイン演算手段57
が接続され、ダンサ位置指令入力手段53およびダンサ
位置フィードバック信号入力手段54にはダンサ位置P
I制御手段59が接続されている。さらに、追従速度比
例ゲイン演算手段57およびダンサ位置PI制御手段5
9には、全体ゲイン演算手段64が接続されており、全
体ゲイン演算手段64には、インフィードロール速度指
令手段65が接続されている。
のインフィードロール制御装置を示すブロック図であ
る。図2に示すように、従来装置50は、追従速度指令
入力手段51と、ダンサ位置入力手段53と、ダンサ位
置フィードバック信号入力手段54とを備え、追従速度
指令入力手段51には追従速度比例ゲイン演算手段57
が接続され、ダンサ位置指令入力手段53およびダンサ
位置フィードバック信号入力手段54にはダンサ位置P
I制御手段59が接続されている。さらに、追従速度比
例ゲイン演算手段57およびダンサ位置PI制御手段5
9には、全体ゲイン演算手段64が接続されており、全
体ゲイン演算手段64には、インフィードロール速度指
令手段65が接続されている。
【0003】従来装置50においては、印刷ラインの速
度がライン速度検出器等(図示しない)によって実測さ
れ、この実測値が追従速度指令として追従速度指令入力
手段51に入力される。そして追従速度比例ゲイン演算
手段57が、追従速度指令入力手段51に入力された追
従速度指令(ライン速度の測定値の入力)に基づいて追
従速度比例ゲインを演算する。
度がライン速度検出器等(図示しない)によって実測さ
れ、この実測値が追従速度指令として追従速度指令入力
手段51に入力される。そして追従速度比例ゲイン演算
手段57が、追従速度指令入力手段51に入力された追
従速度指令(ライン速度の測定値の入力)に基づいて追
従速度比例ゲインを演算する。
【0004】一方、ダンサの要求位置がダンサ位置入力
手段53に入力され、ダンサの実際位置がダンサ位置フ
ィードバック信号入力手段54に入力され、入力された
ダンサの要求位置および実際位置に基づいて、ダンサ位
置PI制御手段59がダンサの位置をPI制御するよう
ゲインを演算する。
手段53に入力され、ダンサの実際位置がダンサ位置フ
ィードバック信号入力手段54に入力され、入力された
ダンサの要求位置および実際位置に基づいて、ダンサ位
置PI制御手段59がダンサの位置をPI制御するよう
ゲインを演算する。
【0005】その後、追従速度比例ゲイン演算手段57
およびダンサ位置PI制御手段59による各演算結果に
基づいて、全体ゲイン演算手段64が全体のゲインを演
算し、インフィードロール速度指令手段65を介してイ
ンフィードロールの駆動部を制御する。
およびダンサ位置PI制御手段59による各演算結果に
基づいて、全体ゲイン演算手段64が全体のゲインを演
算し、インフィードロール速度指令手段65を介してイ
ンフィードロールの駆動部を制御する。
【0006】以上のように従来装置50においては、追
従速度(ライン速度)とダンサの実際位置の2つの要素
を、フィードバック要素として利用している。
従速度(ライン速度)とダンサの実際位置の2つの要素
を、フィードバック要素として利用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置によるインフィードロール制御では、ウェブの張力変
動およびダンサ位置変動を十分抑えることができない場
合があり、特にインフィードロールの加減速時において
は、ウェブの張力変動およびダンサ位置変動が印刷品質
上の許容範囲を越えることがある。
置によるインフィードロール制御では、ウェブの張力変
動およびダンサ位置変動を十分抑えることができない場
合があり、特にインフィードロールの加減速時において
は、ウェブの張力変動およびダンサ位置変動が印刷品質
上の許容範囲を越えることがある。
【0008】本件発明者はこの点について、前述の2つ
のフィードバック要素の信号伝達の遅れが原因であっ
て、特にダンサ位置変動については、変動誤差をダンサ
情報によって収束させているために信号伝達の遅れが生
じやすいことを知見した。
のフィードバック要素の信号伝達の遅れが原因であっ
て、特にダンサ位置変動については、変動誤差をダンサ
情報によって収束させているために信号伝達の遅れが生
じやすいことを知見した。
【0009】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、インフィードロールの加減速時および定
常印刷時において、ウェブの張力変動およびダンサの位
置変動を小さく抑えることができる印刷機のインフィー
ドロール制御装置を提供することを目的とする。
たものであり、インフィードロールの加減速時および定
常印刷時において、ウェブの張力変動およびダンサの位
置変動を小さく抑えることができる印刷機のインフィー
ドロール制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、追従速度指令
入力手段と、追従速度指令入力手段に接続された追従速
度比例ゲイン演算手段と、駆動速度フィードバック信号
入力手段と、追従速度指令入力手段および駆動速度フィ
ードバック信号入力手段に接続された差速度比例ゲイン
演算手段と、追従速度比例ゲイン演算手段および差速度
比例ゲイン演算手段に接続された全体ゲイン演算手段
と、全体ゲイン演算手段に接続されたインフィードロー
ル速度指令手段と、を備えたことを特徴とする印刷機の
インフィードロール制御装置である。
入力手段と、追従速度指令入力手段に接続された追従速
度比例ゲイン演算手段と、駆動速度フィードバック信号
入力手段と、追従速度指令入力手段および駆動速度フィ
ードバック信号入力手段に接続された差速度比例ゲイン
演算手段と、追従速度比例ゲイン演算手段および差速度
比例ゲイン演算手段に接続された全体ゲイン演算手段
と、全体ゲイン演算手段に接続されたインフィードロー
ル速度指令手段と、を備えたことを特徴とする印刷機の
インフィードロール制御装置である。
【0011】本発明によれば、追従速度に加えて駆動速
度もフィードバック要素とし、両者の差速度を制御に利
用するため、従来装置と比較して信号伝達遅れが抑えら
れ、ウェブの張力変動およびダンサの位置変動を小さく
抑えることができる。
度もフィードバック要素とし、両者の差速度を制御に利
用するため、従来装置と比較して信号伝達遅れが抑えら
れ、ウェブの張力変動およびダンサの位置変動を小さく
抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明による印刷機のインフィー
ドロール制御装置の一実施の形態を示すブロック図であ
る。図1に示すように、印刷機30は、駆動部21によ
って駆動されるインフィードロール22によってウェブ
31を移送しながら印刷するようになっている。また印
刷機30の上流側にはダンサローラ32が配置されてい
る。本発明による印刷機のインフィードロール制御装置
は、前記印刷機30の駆動部21を制御するものであ
る。この場合、図1に示すように、印刷機のインフィー
ドロール制御装置20は、追従速度指令入力手段1と、
駆動速度フィードバック信号入力手段2と、ダンサ位置
指令入力手段3と、ダンサ位置フィードバック信号入力
手段4と、追従速度加速指令入力手段5と、追従速度減
速指令入力手段6とを備えている。
ドロール制御装置の一実施の形態を示すブロック図であ
る。図1に示すように、印刷機30は、駆動部21によ
って駆動されるインフィードロール22によってウェブ
31を移送しながら印刷するようになっている。また印
刷機30の上流側にはダンサローラ32が配置されてい
る。本発明による印刷機のインフィードロール制御装置
は、前記印刷機30の駆動部21を制御するものであ
る。この場合、図1に示すように、印刷機のインフィー
ドロール制御装置20は、追従速度指令入力手段1と、
駆動速度フィードバック信号入力手段2と、ダンサ位置
指令入力手段3と、ダンサ位置フィードバック信号入力
手段4と、追従速度加速指令入力手段5と、追従速度減
速指令入力手段6とを備えている。
【0014】追従速度指令入力手段1には追従速度可変
比例ゲイン演算手段7が接続され、追従速度指令入力手
段1および駆動速度フィードバック信号入力手段2には
差速度比例ゲイン演算手段8が接続され、ダンサ位置指
令入力手段3およびダンサ位置フィードバック信号入力
手段4にはダンサ位置PI制御手段9が接続されてい
る。追従速度加速指令入力手段5には加速指令疑似微分
器10が接続され、さらに加速指令疑似微分器10には
加速用ゲイン演算手段12が接続されており、追従速度
減速指令入力手段6には減速指令疑似微分器11が接続
され、さらに減速指令疑似微分器11には減速用ゲイン
演算手段13が接続されている。
比例ゲイン演算手段7が接続され、追従速度指令入力手
段1および駆動速度フィードバック信号入力手段2には
差速度比例ゲイン演算手段8が接続され、ダンサ位置指
令入力手段3およびダンサ位置フィードバック信号入力
手段4にはダンサ位置PI制御手段9が接続されてい
る。追従速度加速指令入力手段5には加速指令疑似微分
器10が接続され、さらに加速指令疑似微分器10には
加速用ゲイン演算手段12が接続されており、追従速度
減速指令入力手段6には減速指令疑似微分器11が接続
され、さらに減速指令疑似微分器11には減速用ゲイン
演算手段13が接続されている。
【0015】さらに、追従速度可変比例ゲイン演算手段
7、差速度比例ゲイン演算手段8、ダンサ位置PI制御
手段9、加速用ゲイン演算手段12および減速用ゲイン
演算手段13には、全体ゲイン演算手段14が接続され
ており、全体ゲイン演算手段14には、インフィードロ
ール速度指令手段15が接続されている。
7、差速度比例ゲイン演算手段8、ダンサ位置PI制御
手段9、加速用ゲイン演算手段12および減速用ゲイン
演算手段13には、全体ゲイン演算手段14が接続され
ており、全体ゲイン演算手段14には、インフィードロ
ール速度指令手段15が接続されている。
【0016】追従速度指令入力手段1には、印刷ライン
の実速度が入力されるようになっている。例えば、追従
速度指令入力手段1にはライン速度検出器24が接続さ
れ、ライン速度検出器24によって実測された値が入力
される。また、駆動速度フィードバック信号入力手段2
には、その時点のライン駆動速度(インフィードロール
駆動速度)が入力されるようになっている。例えば、イ
ンフィードロール速度指令手段15に接続され、その時
点のインフィードロール速度指令値が入力される。
の実速度が入力されるようになっている。例えば、追従
速度指令入力手段1にはライン速度検出器24が接続さ
れ、ライン速度検出器24によって実測された値が入力
される。また、駆動速度フィードバック信号入力手段2
には、その時点のライン駆動速度(インフィードロール
駆動速度)が入力されるようになっている。例えば、イ
ンフィードロール速度指令手段15に接続され、その時
点のインフィードロール速度指令値が入力される。
【0017】ダンサ位置入力手段3には、ダンサの要求
位置(設計上の位置)が入力されるようになっており、
ダンサ位置フィードバック信号入力手段4には、例えば
ダンサ位置検出器23が接続されており、ダンサの実際
位置が入力されるようになっている。
位置(設計上の位置)が入力されるようになっており、
ダンサ位置フィードバック信号入力手段4には、例えば
ダンサ位置検出器23が接続されており、ダンサの実際
位置が入力されるようになっている。
【0018】追従速度加速指令入力手段5には、追従速
度を加速する場合に加速指令信号(論理信号)が入力さ
れるようになっており、追従速度減速指令入力手段6に
は、追従速度を減速する場合に減速指令信号(論理信
号)が入力されるようになっている。
度を加速する場合に加速指令信号(論理信号)が入力さ
れるようになっており、追従速度減速指令入力手段6に
は、追従速度を減速する場合に減速指令信号(論理信
号)が入力されるようになっている。
【0019】追従速度可変比例ゲイン演算手段7は、追
従速度指令入力手段1に入力された追従速度指令(ライ
ン速度の測定値の入力)に基づいて追従速度比例ゲイン
を演算するようになっている。この演算において、追従
速度ゲインはダンサの位置によって可変に調整されるよ
うになっている。また、差速度比例ゲイン演算手段8
は、追従速度指令入力手段1に入力された追従速度指令
および駆動速度フィードバック信号入力手段2に入力さ
れた駆動速度フィードバック信号に基づいて、追従速度
と駆動速度との差速度を演算し、さらにその差速度に応
じたゲインを演算するようになっている。
従速度指令入力手段1に入力された追従速度指令(ライ
ン速度の測定値の入力)に基づいて追従速度比例ゲイン
を演算するようになっている。この演算において、追従
速度ゲインはダンサの位置によって可変に調整されるよ
うになっている。また、差速度比例ゲイン演算手段8
は、追従速度指令入力手段1に入力された追従速度指令
および駆動速度フィードバック信号入力手段2に入力さ
れた駆動速度フィードバック信号に基づいて、追従速度
と駆動速度との差速度を演算し、さらにその差速度に応
じたゲインを演算するようになっている。
【0020】ダンサ位置PI制御手段9は、ダンサ位置
入力手段3に入力されたダンサの要求位置と、ダンサ位
置フィードバック信号入力手段4に入力されたダンサの
実際位置とに基づいて、ダンサの位置をPI制御するよ
うゲインを演算するようになっている。
入力手段3に入力されたダンサの要求位置と、ダンサ位
置フィードバック信号入力手段4に入力されたダンサの
実際位置とに基づいて、ダンサの位置をPI制御するよ
うゲインを演算するようになっている。
【0021】加速指令疑似微分器10は、追従速度加速
指令入力手段5に入力された加速指令信号を疑似微分す
るようになっている。同様に、減速指令疑似微分器11
は、追従速度減速指令入力手段6に入力された減速指令
信号を疑似微分するようになっている。さらに加速用ゲ
イン演算手段12は、加速指令疑似微分器10で疑似微
分された加速指令信号に基づいて加速用ゲインを演算す
るようになっており、同様に減速用ゲイン演算手段13
は、減速指令疑似微分器11で疑似微分された減速指令
信号に基づいて減速用ゲインを演算するようになってい
る。
指令入力手段5に入力された加速指令信号を疑似微分す
るようになっている。同様に、減速指令疑似微分器11
は、追従速度減速指令入力手段6に入力された減速指令
信号を疑似微分するようになっている。さらに加速用ゲ
イン演算手段12は、加速指令疑似微分器10で疑似微
分された加速指令信号に基づいて加速用ゲインを演算す
るようになっており、同様に減速用ゲイン演算手段13
は、減速指令疑似微分器11で疑似微分された減速指令
信号に基づいて減速用ゲインを演算するようになってい
る。
【0022】全体ゲイン演算手段14は、追従速度可変
比例ゲイン演算手段7、差速度比例ゲイン演算手段8、
ダンサ位置PI制御手段9、加速用ゲイン演算手段12
および減速用ゲイン演算手段13による各演算結果に基
づいて全体のゲインを演算するようになっており、イン
フィードロール速度指令手段15は、全体ゲイン演算手
段14の演算結果に基づいて、インフィードロール22
の駆動部21を制御するようになっている。
比例ゲイン演算手段7、差速度比例ゲイン演算手段8、
ダンサ位置PI制御手段9、加速用ゲイン演算手段12
および減速用ゲイン演算手段13による各演算結果に基
づいて全体のゲインを演算するようになっており、イン
フィードロール速度指令手段15は、全体ゲイン演算手
段14の演算結果に基づいて、インフィードロール22
の駆動部21を制御するようになっている。
【0023】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず印刷ラインの速度がライ
ン速度検出器24によって実測され、この実測値が追従
速度指令として追従速度指令入力手段1に入力される。
またその時点のライン駆動速度(インフィードロール駆
動速度)が、インフィードロール速度指令手段15から
駆動速度フィードバック信号入力手段に入力される。
の作用について説明する。まず印刷ラインの速度がライ
ン速度検出器24によって実測され、この実測値が追従
速度指令として追従速度指令入力手段1に入力される。
またその時点のライン駆動速度(インフィードロール駆
動速度)が、インフィードロール速度指令手段15から
駆動速度フィードバック信号入力手段に入力される。
【0024】その後、追従速度可変比例ゲイン演算手段
7は、追従速度指令入力手段1に入力された追従速度指
令に基づいて追従速度比例ゲインを演算する。この演算
において、追従速度ゲインはダンサの位置により一定の
割合で(即ち、比例して)変化するよう調整される。ま
た、差速度比例ゲイン演算手段8は、追従速度指令入力
手段1に入力された追従速度指令および駆動速度フィー
ドバック信号入力手段2に入力された駆動速度フィード
バック信号とに基づいて、追従速度と駆動速度との差速
度を演算し、さらにその差速度に応じたゲインを演算す
る。
7は、追従速度指令入力手段1に入力された追従速度指
令に基づいて追従速度比例ゲインを演算する。この演算
において、追従速度ゲインはダンサの位置により一定の
割合で(即ち、比例して)変化するよう調整される。ま
た、差速度比例ゲイン演算手段8は、追従速度指令入力
手段1に入力された追従速度指令および駆動速度フィー
ドバック信号入力手段2に入力された駆動速度フィード
バック信号とに基づいて、追従速度と駆動速度との差速
度を演算し、さらにその差速度に応じたゲインを演算す
る。
【0025】一方、ダンサの要求位置がダンサ位置入力
手段3に入力され、ダンサの実際位置がダンサ位置検出
器23で検出されてダンサ位置フィードバック信号入力
手段4に入力され、入力されたダンサの要求位置および
実際位置に基づいて、ダンサ位置PI制御手段9がダン
サの位置をPI制御するようゲインを演算する。
手段3に入力され、ダンサの実際位置がダンサ位置検出
器23で検出されてダンサ位置フィードバック信号入力
手段4に入力され、入力されたダンサの要求位置および
実際位置に基づいて、ダンサ位置PI制御手段9がダン
サの位置をPI制御するようゲインを演算する。
【0026】インフィードロールの加速時には、追従速
度加速指令入力手段5に加速指令信号が入力される。入
力された加速指令信号はその後加速指令疑似微分器10
で疑似微分され、その結果に基づいて加速用ゲイン演算
手段12が加速用ゲインを演算する。同様に、インフィ
ードロールの減速時には、追従速度減速指令入力手段5
に減速指令信号が入力される。入力された減速指令信号
はその後減速指令疑似微分器11で疑似微分され、その
結果に基づいて減速用ゲイン演算手段13が減速用ゲイ
ンを演算する。
度加速指令入力手段5に加速指令信号が入力される。入
力された加速指令信号はその後加速指令疑似微分器10
で疑似微分され、その結果に基づいて加速用ゲイン演算
手段12が加速用ゲインを演算する。同様に、インフィ
ードロールの減速時には、追従速度減速指令入力手段5
に減速指令信号が入力される。入力された減速指令信号
はその後減速指令疑似微分器11で疑似微分され、その
結果に基づいて減速用ゲイン演算手段13が減速用ゲイ
ンを演算する。
【0027】その後、追従速度可変比例ゲイン演算手段
7、差速度比例ゲイン演算手段8、ダンサ位置PI制御
手段9、加速用ゲイン演算手段12および減速用ゲイン
演算手段14による各演算結果に基づいて、全体ゲイン
演算手段14が全体のゲインを演算する。そしてインフ
ィードロール速度指令手段15が、全体ゲイン演算手段
14の演算結果に基づいて、インフィードロール22の
駆動部21を制御する。
7、差速度比例ゲイン演算手段8、ダンサ位置PI制御
手段9、加速用ゲイン演算手段12および減速用ゲイン
演算手段14による各演算結果に基づいて、全体ゲイン
演算手段14が全体のゲインを演算する。そしてインフ
ィードロール速度指令手段15が、全体ゲイン演算手段
14の演算結果に基づいて、インフィードロール22の
駆動部21を制御する。
【0028】以上のように本実施の形態によれば、追従
速度に加えて駆動速度もフィードバック要素とし両者の
差速度をゲイン演算に利用するため、従来装置と比較し
て信号伝達の遅れが抑えられ、ウェブの張力変動および
ダンサの位置変動を小さく抑えることができる。
速度に加えて駆動速度もフィードバック要素とし両者の
差速度をゲイン演算に利用するため、従来装置と比較し
て信号伝達の遅れが抑えられ、ウェブの張力変動および
ダンサの位置変動を小さく抑えることができる。
【0029】また、本実施の形態によれば、インフィー
ドロールの加減速時に加速指令信号あるいは減速指令信
号をゲイン演算に利用するため、インフィードロールの
加減速に対する制御の応答性が良く、ウェブの張力変動
およびダンサ位置変動を効果的に抑えることができる。
ドロールの加減速時に加速指令信号あるいは減速指令信
号をゲイン演算に利用するため、インフィードロールの
加減速に対する制御の応答性が良く、ウェブの張力変動
およびダンサ位置変動を効果的に抑えることができる。
【0030】さらに本実施の形態によれば、追従速度比
例ゲイン演算手段が、ダンサ位置に応じて追従速度比例
ゲインを調整することが可能であるため、ウェブの断紙
を防止することが可能である。
例ゲイン演算手段が、ダンサ位置に応じて追従速度比例
ゲインを調整することが可能であるため、ウェブの断紙
を防止することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、追従速度
に加えて駆動速度もフィードバック要素とし両者の差速
度をゲイン演算に利用するため、従来装置と比較して信
号伝達の遅れが抑えられ、ウェブの張力変動およびダン
サの位置変動を小さく抑えることができる。従って、印
刷品質の向上が図られる。
に加えて駆動速度もフィードバック要素とし両者の差速
度をゲイン演算に利用するため、従来装置と比較して信
号伝達の遅れが抑えられ、ウェブの張力変動およびダン
サの位置変動を小さく抑えることができる。従って、印
刷品質の向上が図られる。
【図1】本発明による印刷機のインフィードロール制御
装置の一実施の形態を示すブロック図。
装置の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】従来の印刷機のインフィードロール制御装置を
示すブロック図。
示すブロック図。
1 追従速度指令入力手段 2 駆動速度フィードバック信号入力手段 3 ダンサ位置指令入力手段 4 ダンサ位置フィードバック信号入力手段 5 追従速度加速指令入力手段 6 追従速度減速指令入力手段 7 追従速度可変比例ゲイン演算手段 8 差速度比例ゲイン演算手段 9 ダンサ位置PI制御手段 10 加速指令疑似微分手段 11 減速指令疑似微分手段 12 加速用ゲイン演算手段 13 減速用ゲイン演算手段 14 全体ゲイン演算手段 15 インフィードロール速度指令手段 20 印刷機のインフィードロール制御装置 21 駆動部 22 インフィードロール 23 ダンサ位置検出器 30 印刷機 31 ウェブ 32 ダンサローラ 50 印刷機のインフィードロール制御装置 51 追従速度指令入力手段 53 ダンサ位置指令入力手段 54 ダンサ位置フィードバック信号入力手段 57 追従速度比例ゲイン演算手段 59 ダンサ位置PI制御手段 64 全体ゲイン演算手段 65 インフィードロール速度指令手段
Claims (4)
- 【請求項1】追従速度指令入力手段と、 追従速度指令入力手段に接続された追従速度比例ゲイン
演算手段と、 駆動速度フィードバック信号入力手段と、 追従速度指令入力手段および駆動速度フィードバック信
号入力手段に接続された差速度比例ゲイン演算手段と、 追従速度比例ゲイン演算手段および差速度比例ゲイン演
算手段に接続された全体ゲイン演算手段と、 全体ゲイン演算手段に接続されたインフィードロール速
度指令手段と、を備えたことを特徴とする印刷機のイン
フィードロール制御装置。 - 【請求項2】追従速度加速指令入力手段と、 追従速度加速指令入力手段に接続された加速指令疑似微
分手段と、 加速指令疑似微分器に接続された加速用ゲイン演算手段
と、 追従速度減速指令入力手段と、 追従速度減速指令入力手段に接続された減速指令疑似微
分手段と、 減速指令疑似微分器に接続された減速用ゲイン演算手段
と、を備え、 全体ゲイン演算手段が、加速用ゲイン演算手段および減
速用ゲイン演算手段にも接続されていることを特徴とす
る請求項1に記載の印刷機のインフィードロール制御装
置。 - 【請求項3】追従速度比例ゲイン演算手段が、ダンサ位
置によって追従速度ゲインが可変の追従速度可変比例ゲ
イン演算手段として構成されていることを特徴とする請
求項1または2に記載の印刷機のインフィードロール制
御装置。 - 【請求項4】ダンサ位置指令入力手段と、 ダンサ位置フィードバック信号入力手段と、 ダンサ位置指令入力手段およびダンサ位置フィードバッ
ク信号入力手段に接続されたダンサ位置PI制御手段
と、を備え、 全体ゲイン演算手段が、ダンサ位置PI制御手段にも接
続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれ
かに記載の印刷機のインフィードロール制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29116697A JPH11123814A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 印刷機のインフィードロール制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29116697A JPH11123814A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 印刷機のインフィードロール制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123814A true JPH11123814A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17765309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29116697A Pending JPH11123814A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 印刷機のインフィードロール制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11123814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101005234B1 (ko) | 2008-04-30 | 2010-12-31 | 건국대학교 산학협력단 | 섹셔날 타입 롤투롤 인쇄기의 레지스터 제어 방법 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP29116697A patent/JPH11123814A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101005234B1 (ko) | 2008-04-30 | 2010-12-31 | 건국대학교 산학협력단 | 섹셔날 타입 롤투롤 인쇄기의 레지스터 제어 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041029 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050301 |